JP4160568B2 - 移動無線端末 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば国際ローミングのように、移動に伴って異なるシステムを利用することが可能な移動無線端末に関する。
周知のように、従来の移動無線端末は、基地局との通信で用いられる周波数を、使用される可能性に応じて複数のリストに分類し、使用される可能性の高いリストから順に使用可能な周波数を探索するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、上述した従来の移動無線端末は、長時間にわたってサービス提供圏外に位置する状態になると、例えば4時間程度の周期で、すべての周波数を含むリストに基づいて周波数を探索(全周波数サーチ)し、通信可能な基地局を確実に検出するようにしている。
しかしながら、このような従来の手法では、ユーザが国外に移動して国際ローミングを行おうとした場合、上述したように全周波数サーチは4時間程度の周期で行われるため、例えサービス提供圏内にいたとしても、通信可能な基地局を検出するまでに最悪で4時間程度を要することになる。
また全周波数サーチを行っても、何らかの原因(例えば、一時的なシャドウイング等)により、通信可能な基地局を検出できなかった場合には、さらに4時間の間、通信可能な基地局を捕捉できないことになる。
このような不具合に対処するために、全周波数サーチの実行周期を短くするという手法も考えられるが、国際ローミングを行おうとする場合、ユーザは目的地に移動するまでに長時間の間、サービス提供圏外に位置しており、不必要に全周波数サーチが行われて、バッテリ電力を浪費してしまうことになる。
このように従来の移動無線端末では、国際ローミングを行う場合などのように、サービス提供圏外に長時間位置する場合に、長時間にわたって通信可能な基地局が検出できなかったり、あるいはバッテリ電力を浪費するという問題があった。
特開2002−354532公報
従来の移動無線端末では、通信可能な基地局を探索する周期が固定されているため、国際ローミングを行う場合などのように、サービス提供圏外に長時間位置する場合に、長時間にわたって通信可能な基地局が検出できなかったり、あるいはバッテリ電力を浪費するという問題があった。
この発明は上記の問題を解決すべくなされたもので、国際ローミングを行う場合などのように、サービス提供圏外に長時間位置する場合でも、長時間にわたって通信可能な基地局が検出できなかったり、バッテリ電力を浪費することのない移動無線端末を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、この発明は、無線基地局から送信される無線信号を受信する受信手段と、この受信手段による受信結果から、無線基地局と通信ができない状態を検出する圏外検出手段と、複数の無線基地局の識別情報を記憶する第1記憶手段と、この第1記憶手段が記憶する無線基地局の識別情報のうち、過去に通信した無線基地局の識別情報を記憶する第2記憶手段と、圏外検出手段が通信できない状態を検出した場合に、探索周期が経過するごとに受信手段を制御して、通信可能な無線基地局を探索するものであって、第1記憶手段が記憶する識別情報に基づいて、複数の無線基地局について、第1探索周期で通信可能な無線基地局を探索するとともに、第2記憶手段が記憶する識別情報に基づいて、過去に通信した無線基地局について、第1探索周期よりも短い第2探索周期で通信可能な無線基地局を探索する探索手段と、この探索手段による無線基地局の探索回数に応じて、第2探索周期を延長する第2探索周期可変手段とを具備して構成するようにした。
以上述べたように、この発明では、無線基地局と通信ができない状態を検出した場合に、受信手段を制御して通信可能な無線基地局を探索するもので、この探索回数に応じて、複数の無線基地局を探索する第1探索周期および過去に通信した無線基地局を探索する第2探索周期を区別して上記第2探索周期を延長し、過去に通信した無線基地局を探索する第2探索周期については、第1探索周期よりも短い周期で通信可能な無線基地局を探索するようにしている。
したがって、この発明によれば、通信可能な基地局を探索した回数に応じて探索頻度を可変することができるため、国際ローミングを行う場合などのように、サービス提供圏外に長時間位置する場合でも、長時間にわたって通信可能な基地局が検出できなかったり、あるいはバッテリ電力を浪費することのない移動無線端末を提供できる。
以下、図面を参照して、この発明の一実施形態について説明する。
図1は、この発明の第1の実施形態に係わる移動無線端末100の構成を示すものである。移動無線端末100は、アンテナ11と、送受信部110と、信号処理部120と、記憶部130と、制御部140とを備えている。
アンテナ11は、移動通信網NWに収容される基地局BSから送信される無線信号を空間から受信したり、あるいは空間に無線信号を放射するものである。移動通信網NWおよび基地局BSは、移動通信システムの一部である。図1では、基地局BSは都合上1つだけ図示しているが、実際には多数が移動通信網NWに収容される。
また移動通信システムは、多数の無線ゾーンを形成する。各無線ゾーンには、少なくとも1つの基地局BSが配備される。無線ゾーンは、隣接する無線ゾーンとは異なる周波数が割り当てられており、この割り当てられた周波数で基地局BSは移動無線端末100と無線通信する。
送受信部110は、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)方式のシステムと、GSM(Global System for Mobile communication)方式のシステムの両方に対応する無線通信部であり、アンテナ11を通じて基地局BSと無線通信するものである。送受信部110は、信号処理部120から入力される送信信号を、後述する制御部140から指定される周波数の無線信号にアップコンバートする。
また送受信部110は、基地局BSから受信した無線信号のうち、制御部140から指定される周波数の無線信号をダウンコンバータして、受信信号として信号処理部120に出力する。
信号処理部120は、W−CDMA方式のシステムと、GSM方式のシステムの両方に対応するものであり、図示しないマイクロホンから入力された音声信号を符号化し、この符号化結果を用いて搬送波信号を変調して上記送信信号を生成する。また信号処理部120は、送受信部110から入力される受信信号を復調し、この復調結果を復号して音声信号を得る。この音声信号は、図示しないスピーカから拡声出力される。
記憶部130は、制御部140の制御プログラムや制御データを記憶するとともに、周波数を識別する情報を記憶するエリアとして第1リスト記憶エリア130aと、第2リスト記憶エリア130bと、サーチ周期テーブル記憶エリア130cとを備える。また記憶部130は、第1探索周期T_List1、第2探索周期T_List2およびサーチカウンタCsの各値を記憶する。
第1リスト記憶エリア130aには、過去に着信待ち受けに用いたチャネルや過去に通信に用いたチャネルに対応する周波数を識別する情報が記憶され、これらの情報は運用に応じて制御部140により更新される。
また第2リスト記憶エリア130bには、当該移動無線端末100で通信可能なすべての周波数を識別する情報が記憶される。この例では、当該移動無線端末100がW−CDMA方式のシステムと、GSM方式のシステムに対応するため、合計1000個以上の周波数を識別する情報を第2リスト記憶エリア130bが記憶する。
サーチ周期テーブル記憶エリア130cは、例えば図2に示すようなサーチ周期テーブルを記憶する。このサーチ周期テーブルは、第2リスト記憶エリア130bに記憶される情報に基づく基地局BSの探索回数Csと、上記基地局BSを探索する第2探索周期T_List2とを対応づけたものである。
制御部140は、当該移動無線端末100の各部を統括して制御するものであって、W−CDMA方式のシステムやGSM方式による音声通信やデータ通信を実現する制御機能を備えるとともに、通信可能な基地局BSを探索する制御機能として、タイマ機能、第1探索手段140aおよび第2探索手段140bを備える。
第1探索手段140aは、上記第1リスト記憶エリア130aに記憶される情報に基づいて、通信可能な基地局BSを探索する制御機能であり、第2探索手段140bは、上記第リスト記憶エリア130bに記憶される情報に基づいて、通信可能な基地局BSを探索する制御機能である。
なお、第1探索手段140aおよび第2探索手段140b、送受信部110の受信周波数を可変制御し、所定のチャネルを通じて基地局BSから送信されるパイロット信号を検出することにより、基地局BSの探索を行う。
次に、上記構成の移動無線端末100の動作について説明する。なお、以下の説明では、基地局BSを通じた通常の通信動作については説明を省略し、制御部140が当該移動無線端末100がサービス提供エリアから外れてサービス圏外に位置することを検出した場合に実行される基地局サーチの動作について説明する。
図3は、制御部140が、上記基地局サーチに関わる制御動作を説明するためのフローチャートである。このフローチャートの基となる制御プログラムや制御データは、記憶部130に予め記憶されている。
まず、ステップ3Aにおいて制御部140は、サーチカウンタCsをリセットして「0」にし、ステップ3aに移行する。
ステップ3aにおいて制御部140は、第1探索手段140aを用いて、送受信部110などの必要な部位を起動し(ウエイクアップ)、通信可能な基地局BSの探索を実行する。これにより第1探索手段140aは、第1リスト記憶エリア130aに記憶される情報に基づいて、送受信部110の受信周波数を制御し、通信可能な基地局BSを探索する。
ここで、通信可能な基地局BSが検出できた場合には、当該処理を終了し、基地局BSを通じて当該移動無線端末100の位置をシステムに登録し、着信を待ち受ける。一方、通信可能な基地局BSが検出できなかった場合には、ステップ3bに移行する。
ステップ3bにおいて制御部140は、第2探索手段140bを用いて、通信可能な基地局BSの探索を実行する。これにより第2探索手段140bは、第2リスト記憶エリア130bに記憶される情報に基づいて、送受信部110の受信周波数を制御し、通信可能な基地局BSを探索する。
ここで、通信可能な基地局BSが検出できた場合には、当該処理を終了し、基地局BSを通じて当該移動無線端末100の位置をシステムに登録し、着信を待ち受ける。また検出した基地局BSの識別情報を、第1リスト記憶エリア130aに記録する。一方、通信可能な基地局BSが検出できなかった場合には、送受信部110など起動した部位を停止させ(スリープ)、ステップ3cに移行する。
ステップ3cにおいて制御部140は、第1探索周期T_List1として10[s]を設定する。また制御部140は、サーチ周期テーブル記憶エリア130cに記憶されるサーチ周期テーブルを参照し、記憶部130が記憶するサーチカウンタCsに対応する値を第2探索周期T_List2に設定する。ここでは、サーチカウンタCsが「0」であるため、第2探索周期T_List2として3[min]が設定される。
ステップ3dにおいて制御部140は、タイマT1およびT2を起動し、それぞれ計時を開始して、ステップ3eに移行する。
ステップ3eにおいて制御部140は、タイマT1の値が、第1探索周期T_List1を経過したか否かを判定する。ここで、タイマT1の値が、第1探索周期T_List1を経過した場合には、ステップ3fに移行し、一方、経過していない場合には、ステップ3hに移行する。
ステップ3fにおいて制御部140は、第1探索手段140aを用いて、送受信部110などの必要な部位を起動し(ウエイクアップ)、通信可能な基地局BSの探索を実行する。これにより第1探索手段140aは、第1リスト記憶エリア130aに記憶される情報に基づいて、送受信部110の受信周波数を制御し、通信可能な基地局BSを探索する。
ここで、通信可能な基地局BSが検出できた場合には、当該処理を終了し、基地局BSを通じて当該移動無線端末100の位置をシステムに登録し、着信を待ち受ける。一方、通信可能な基地局BSが検出できなかった場合には、送受信部110など起動した部位を停止させ(スリープ)、ステップ3gに移行する。
ステップ3gにおいて制御部140は、タイマT1をリスタートし、ステップ3hに移行する。
ステップ3hにおいて制御部140は、タイマT2の値が、第2探索周期T_List2を経過したか否かを判定する。ここで、タイマT2の値が、第2探索周期T_List2を経過した場合には、ステップ3iに移行し、一方、経過していない場合には、ステップ3eに移行する。
ステップ3iにおいて制御部140は、記憶部130が記憶するサーチカウンタCsの値を「1」を加えた値に更新したのち、第2探索手段140bを用いて、送受信部110などの必要な部位を起動(ウエイクアップ)し、通信可能な基地局BSの探索を実行する。これにより第2探索手段140bは、第2リスト記憶エリア130bに記憶される情報に基づいて、送受信部110の受信周波数を制御し、通信可能な基地局BSを探索する。
ここで、通信可能な基地局BSが検出できた場合には、当該処理を終了し、基地局BSを通じて当該移動無線端末100の位置をシステムに登録し、着信を待ち受ける。また検出した基地局BSの識別情報を、第1リスト記憶エリア130aに記録する。一方、通信可能な基地局BSが検出できなかった場合には、送受信部110など起動した部位を停止させ(スリープ)、ステップ3jに移行する。
ステップ3jにおいて制御部140は、サーチ周期テーブル記憶エリア130cに記憶されるサーチ周期テーブルを参照し、記憶部130が記憶するサーチカウンタCsに対応する値を第2探索周期T_List2に設定する。
また制御部140は、タイマT2をリスタートさせ、ステップ3eに移行する。これにより、第2探索周期T_List2は、第2リスト記憶エリア130bに記憶される情報に基づく基地局BSの探索回数Csに応じた探索周期が設定される。
次に、上記基地局サーチの制御動作により、基地局BSを探索する周期の変化する様子について説明する。図4は、その変化を示す図である。なお、基地局BSを検出した場合には、この処理は終了するため、図4に示す例では、説明を明確するために、基地局BSが検出できない状態が継続する場合を示す。
まず、当該移動無線端末100がサービス提供エリアから外れてサービス圏外に位置することを制御部140が検出すると、第1探索手段140aによる探索S1(ステップ3a)や、第2探索手段140bによる探索S2(ステップ3b)が連続して実施される。
第2探索手段140bによる探索S2が終了すると、第1探索周期T_List1(=10[s])ごとに、第1探索手段140aによる探索S3(ステップ3f)が繰り返し行われる。
やがて、第2探索手段140bによる探索S2が終了してから第2探索周期T_List2(=3[min])が経過すると、第2探索手段140bによる探索S4(ステップ3i)が実施される。
そして、第2探索手段140bによる探索S4が終了すると、第1探索周期T_List1(=10[s])ごとに、第1探索手段140aによる探索S5(ステップ3f)が繰り返し行われる。
やがて、第2探索手段140bによる探索S4が終了してから第2探索周期T_List2(=5[min])が経過すると、第2探索手段140bによる探索S6(ステップ3i)が実施される。
さらに、第2探索手段140bによる探索S6が終了すると、第1探索周期T_List1(=10[s])ごとに、第1探索手段140aによる探索S7(ステップ3f)が繰り返し行われる。
やがて、第2探索手段140bによる探索S6が終了してから第2探索周期T_List2(=10[min])が経過すると、第2探索手段140bによる探索S8(ステップ3i)が実施される。
以上のように、上記構成の移動無線端末100では、サービス圏外に位置することを検出すると、第1リスト記憶エリア130aに記憶される情報に基づく基地局BSの探索を一定の周期で行うとともに、第2リスト記憶エリア130bに記憶される情報に基づく基地局BSの探索を、その実行回数Csに応じて、徐々に延ばした周期で行うようにしている。
これは、一般に、サービス圏外に位置する時間が長くなるにつれて、移動無線端末100がサービス圏内に位置する確率が低下することに着目したものである。すなわち、上記構成の移動無線端末100は、サービス圏外に位置することを検出した初期時には、高頻度で基地局BSの探索を行い、時間が経過するにつれ、低頻度で基地局BSの探索を行うようにしている。
したがって、上記構成の移動無線端末100によれば、サービス圏外となった初期時には、通信可能な基地局BSを検出しやすく、また時間が経過するにつれ、基地局BSの探索に費やす消費電力を軽減することができるので、効率よく上記探索を行うことができる。
次に、この発明の第2の実施形態に係わる移動無線端末200について説明する。図5は、上記移動無線端末200の構成を示すものである。移動無線端末200は、アンテナ21と、送受信部210と、信号処理部220と、記憶部230と、制御部240とを備えている。
アンテナ21は、移動通信網NWに収容される基地局BSから送信される無線信号を空間から受信したり、あるいは空間に無線信号を放射するものである。移動通信網NWおよび基地局BSは、移動通信システムの一部である。図5では、基地局BSは都合上1つだけ図示しているが、実際には多数が移動通信網NWに収容される。
また移動通信システムは、多数の無線ゾーンを形成する。各無線ゾーンには、少なくとも1つの基地局BSが配備される。無線ゾーンは、隣接する無線ゾーンとは異なる周波数が割り当てられており、この割り当てられた周波数で基地局BSは移動無線端末200と無線通信する。
送受信部210は、W−CDMA方式のシステムと、GSM方式のシステムの両方に対応する無線通信部であり、アンテナ21を通じて基地局BSと無線通信するものである。送受信部210は、信号処理部220から入力される送信信号を、後述する制御部240から指定される周波数の無線信号にアップコンバートする。
また送受信部210は、基地局BSから受信した無線信号のうち、制御部240から指定される周波数の無線信号をダウンコンバータして、受信信号として信号処理部220に出力する。
信号処理部220は、W−CDMA方式のシステムと、GSM方式のシステムの両方に対応するものであり、図示しないマイクロホンから入力された音声信号を符号化し、この符号化結果を用いて搬送波信号を変調して上記送信信号を生成する。また信号処理部220は、送受信部210から入力される受信信号を復調し、この復調結果を復号して音声信号を得る。この音声信号は、図示しないスピーカから拡声出力される。
記憶部230は、制御部240の制御プログラムや制御データを記憶するとともに、周波数を識別する情報を記憶するエリアとして第1リスト記憶エリア230aと、第2リスト記憶エリア230bと、サーチ周期テーブル記憶エリア230cとを備える。また記憶部230は、第1探索周期T_List1および第2探索周期T_List2の各値を記憶する。
第1リスト記憶エリア230aには、過去に着信待ち受けに用いたチャネルや過去に通信に用いたチャネルに対応する周波数を識別する情報が記憶され、これらの情報は運用に応じて制御部240により更新される。
また第2リスト記憶エリア230bには、当該移動無線端末200で通信可能なすべての周波数を識別する情報が記憶される。この例では、当該移動無線端末200がW−CDMA方式のシステムと、GSM方式のシステムに対応するため、合計1000個以上の周波数を識別する情報を第2リスト記憶エリア230bが記憶する。
サーチ周期テーブル記憶エリア230cは、例えば図6に示すようなサーチ周期テーブルを記憶する。このサーチ周期テーブルは、当該移動無線端末200がサービス提供エリアから外れてサービス圏外に位置し始めてからの経過時間Teと、上記基地局BSを探索する第2探索周期T_List2とを対応づけたものである。
制御部240は、当該移動無線端末200の各部を統括して制御するものであって、W−CDMA方式のシステムやGSM方式による音声通信やデータ通信を実現する制御機能を備えるとともに、通信可能な基地局BSを探索する制御機能として、タイマ機能、第1探索手段240aおよび第2探索手段240bを備える。
第1探索手段240aは、上記第1リスト記憶エリア230aに記憶される情報に基づいて、通信可能な基地局BSを探索する制御機能であり、第2探索手段240bは、上記第リスト記憶エリア230bに記憶される情報に基づいて、通信可能な基地局BSを探索する制御機能である。
なお、第1探索手段240aおよび第2探索手段240b、送受信部210の受信周波数を可変制御し、所定のチャネルを通じて基地局BSから送信されるパイロット信号を検出することにより、基地局BSの探索を行う。
次に、上記構成の移動無線端末200の動作について説明する。なお、以下の説明では、基地局BSを通じた通常の通信動作については説明を省略し、制御部240が当該移動無線端末200がサービス提供エリアから外れてサービス圏外に位置することを検出した場合に実行される基地局サーチの動作について説明する。
図7は、制御部240が、上記基地局サーチに関わる制御動作を説明するためのフローチャートである。このフローチャートの基となる制御プログラムや制御データは、記憶部230に予め記憶されている。
まず、ステップ7Aにおいて制御部240は、タイマTeを起動して、計時を開始し、ステップ7aに移行する。このタイマTeは、当該移動無線端末200がサービス提供エリアから外れてサービス圏外に位置し始めてからの経過時間を示すものである。
ステップ7aにおいて制御部240は、第1探索手段240aを用いて、送受信部210などの必要な部位を起動し(ウエイクアップ)、通信可能な基地局BSの探索を実行する。これにより第1探索手段240aは、第1リスト記憶エリア230aに記憶される情報に基づいて、送受信部210の受信周波数を制御し、通信可能な基地局BSを探索する。
ここで、通信可能な基地局BSが検出できた場合には、当該処理を終了し、基地局BSを通じて当該移動無線端末200の位置をシステムに登録し、着信を待ち受ける。一方、通信可能な基地局BSが検出できなかった場合には、ステップ7bに移行する。
ステップ7bにおいて制御部240は、第2探索手段240bを用いて、通信可能な基地局BSの探索を実行する。これにより第2探索手段240bは、第2リスト記憶エリア230bに記憶される情報に基づいて、送受信部210の受信周波数を制御し、通信可能な基地局BSを探索する。
ここで、通信可能な基地局BSが検出できた場合には、当該処理を終了し、基地局BSを通じて当該移動無線端末200の位置をシステムに登録し、着信を待ち受ける。また検出した基地局BSの識別情報を、第1リスト記憶エリア230aに記録する。一方、通信可能な基地局BSが検出できなかった場合には、送受信部210など起動した部位を停止させ(スリープ)、ステップ7cに移行する。
ステップ7cにおいて制御部240は、第1探索周期T_List1として10[s]を設定するとともに、第2探索周期T_List2として3[min]を設定する。
ステップ7dにおいて制御部240は、タイマT1およびT2を起動し、それぞれ計時を開始して、ステップ7eに移行する。
ステップ7eにおいて制御部240は、タイマT1の値が、第1探索周期T_List1を経過したか否かを判定する。ここで、タイマT1の値が、第1探索周期T_List1を経過した場合には、ステップ7fに移行し、一方、経過していない場合には、ステップ7hに移行する。
ステップ7fにおいて制御部240は、第1探索手段240aを用いて、送受信部210などの必要な部位を起動し(ウエイクアップ)、通信可能な基地局BSの探索を実行する。これにより第1探索手段240aは、第1リスト記憶エリア230aに記憶される情報に基づいて、送受信部210の受信周波数を制御し、通信可能な基地局BSを探索する。
ここで、通信可能な基地局BSが検出できた場合には、当該処理を終了し、基地局BSを通じて当該移動無線端末200の位置をシステムに登録し、着信を待ち受ける。一方、通信可能な基地局BSが検出できなかった場合には、送受信部210など起動した部位を停止させ(スリープ)、ステップ7gに移行する。
ステップ7gにおいて制御部240は、タイマT1をリスタートし、ステップ7hに移行する。
ステップ7hにおいて制御部240は、タイマT2の値が、第2探索周期T_List2を経過したか否かを判定する。ここで、タイマT2の値が、第2探索周期T_List2を経過した場合には、ステップ7iに移行し、一方、経過していない場合には、ステップ7eに移行する。
ステップ7iにおいて制御部240は、第2探索手段240bを用いて、送受信部210などの必要な部位を起動(ウエイクアップ)し、通信可能な基地局BSの探索を実行する。これにより第2探索手段240bは、第2リスト記憶エリア230bに記憶される情報に基づいて、送受信部210の受信周波数を制御し、通信可能な基地局BSを探索する。
ここで、通信可能な基地局BSが検出できた場合には、当該処理を終了し、基地局BSを通じて当該移動無線端末200の位置をシステムに登録し、着信を待ち受ける。また検出した基地局BSの識別情報を、第1リスト記憶エリア230aに記録する。一方、通信可能な基地局BSが検出できなかった場合には、送受信部210など起動した部位を停止させ(スリープ)、ステップ7jに移行する。
ステップ7jにおいて制御部240は、第1サーチ周期テーブル記憶エリア230cに記憶されるサーチ周期テーブルを参照し、ステップ7Aでスタートしたタイマの経過時間Teに対応する値を第2探索周期T_List2に設定する。
また制御部240は、タイマT2をリスタートさせ、ステップ7eに移行する。これにより、第2探索周期T_List2は、当該移動無線端末200がサービス圏外に位置し始めてからの経過時間Teに応じた探索周期が設定される。
次に、上記基地局サーチの制御動作により、基地局BSを探索する周期の変化する様子について説明する。図8は、その変化を示す図である。なお、基地局BSを検出した場合には、この処理は終了するため、図8に示す例では、説明を明確するために、基地局BSが検出できない状態が継続する場合を示す。
まず、当該移動無線端末200がサービス提供エリアから外れてサービス圏外に位置することを制御部240が検出すると、タイマTeの計時が開始され(ステップ7A)、第1探索手段240aによる探索S1(ステップ7a)や、第2探索手段240bによる探索S2(ステップ7b)が連続して実施される。
第2探索手段240bによる探索S2が終了すると、第1探索周期T_List1(=10[s])ごとに、第1探索手段240aによる探索S3(ステップ7f)が繰り返し行われる。
やがて、第2探索手段240bによる探索S2が終了してから第2探索周期T_List2(=3[min])が経過すると、第2探索手段240bによる探索S40(ステップ7i)が実施される。
このような探索処理が繰り返された後、第2探索手段240bによる探索S41が終了した時点で、経過時間Teが10[min]を超えていると、第2探索周期T_List2に5[min]が設定される(ステップ7j)。
その後、第1探索周期T_List1(=10[s])ごとに、第1探索手段240aによる探索S5(ステップ7f)が繰り返し行われる。やがて、第2探索手段240bによる探索S41が終了してから第2探索周期T_List2(=5[min])が経過すると、第2探索手段240bによる探索S60(ステップ7i)が実施される。
このような探索処理が繰り返された後、第2探索手段240bによる探索S61が終了した時点で、経過時間Teが30[min]を超えていると、第2探索周期T_List2に10[min]が設定される(ステップ7j)。
その後、第1探索周期T_List1(=10[s])ごとに、第1探索手段340aによる探索S7(ステップ7f)が繰り返し行われる。やがて、第2探索手段340bによる探索S61が終了してから第2探索周期T_List2(=10[min])が経過すると、第2探索手段340bによる探索S8(ステップ7i)が実施される。
以上のように、上記構成の移動無線端末200では、サービス圏外に位置することを検出すると、第1リスト記憶エリア230aに記憶される情報に基づく基地局BSの探索を一定の周期で行うとともに、サービス圏外に位置するようになってからの経過時間Teに応じて、第2リスト記憶エリア230bに記憶される情報に基づく基地局BSの探索を、徐々に延ばした周期で行うようにしている。
これは、一般に、サービス圏外に位置する時間が長くなるにつれて、移動無線端末200がサービス圏内に位置する確率が低下することに着目したものである。すなわち、上記構成の移動無線端末200は、サービス圏外に位置することを検出した初期時には、高頻度で基地局BSの探索を行い、時間が経過するにつれ、低頻度で基地局BSの探索を行うようにしている。
したがって、上記構成の移動無線端末200によれば、サービス圏外となった初期時には、通信可能な基地局BSを検出しやすく、また時間が経過するにつれ、基地局BSの探索に費やす消費電力を軽減することができるので、効率よく上記探索を行うことができる。
次に、この発明の第3の実施形態に係わる移動無線端末300について説明する。図9は、上記移動無線端末300の構成を示すものである。移動無線端末300は、アンテナ31と、送受信部310と、信号処理部320と、記憶部330と、制御部340とを備えている。
アンテナ31は、移動通信網NWに収容される基地局BSから送信される無線信号を空間から受信したり、あるいは空間に無線信号を放射するものである。移動通信網NWおよび基地局BSは、移動通信システムの一部である。図9では、基地局BSは都合上1つだけ図示しているが、実際には多数が移動通信網NWに収容される。
また移動通信システムは、多数の無線ゾーンを形成する。各無線ゾーンには、少なくとも1つの基地局BSが配備される。無線ゾーンは、隣接する無線ゾーンとは異なる周波数が割り当てられており、この割り当てられた周波数で基地局BSは移動無線端末300と無線通信する。
送受信部310は、W−CDMA方式のシステムと、GSM方式のシステムの両方に対応する無線通信部であり、アンテナ31を通じて基地局BSと無線通信するものである。送受信部310は、信号処理部320から入力される送信信号を、後述する制御部340から指定される周波数の無線信号にアップコンバートする。
また送受信部310は、基地局BSから受信した無線信号のうち、制御部340から指定される周波数の無線信号をダウンコンバータして、受信信号として信号処理部320に出力する。
信号処理部320は、W−CDMA方式のシステムと、GSM方式のシステムの両方に対応するものであり、図示しないマイクロホンから入力された音声信号を符号化し、この符号化結果を用いて搬送波信号を変調して上記送信信号を生成する。また信号処理部320は、送受信部310から入力される受信信号を復調し、この復調結果を復号して音声信号を得る。この音声信号は、図示しないスピーカから拡声出力される。
記憶部330は、制御部340の制御プログラムや制御データを記憶するとともに、周波数を識別する情報を記憶するエリアとして第1リスト記憶エリア330aと、第2リスト記憶エリア330bと、第1サーチ周期テーブル記憶エリア330cと、第2サーチ周期テーブル記憶エリア330dとを備える。また記憶部330は、第1探索周期T_List1および第2探索周期T_List2の各値を記憶する。
第1リスト記憶エリア330aには、過去に着信待ち受けに用いたチャネルや過去に通信に用いたチャネルに対応する周波数を識別する情報が記憶され、これらの情報は運用に応じて制御部340により更新される。
また第2リスト記憶エリア330bには、当該移動無線端末300で通信可能なすべての周波数を識別する情報が記憶される。この例では、当該移動無線端末300がW−CDMA方式のシステムと、GSM方式のシステムに対応するため、合計1000個以上の周波数を識別する情報を第2リスト記憶エリア330bが記憶する。
第1サーチ周期テーブル記憶エリア330cは、例えば図10に示すようなサーチ周期テーブルを記憶する。このサーチ周期テーブルは、当該移動無線端末300がサービス提供エリアから外れてサービス圏外に位置し始めてからの経過時間Teと、上記基地局BSを探索する第1探索周期T_List1とを対応づけたものである。
第2サーチ周期テーブル記憶エリア330dは、例えば図6に示すようなサーチ周期テーブルを記憶する。このサーチ周期テーブルは、上記経過時間Teと、上記基地局BSを探索する第2探索周期T_List2とを対応づけたものである。
制御部340は、当該移動無線端末300の各部を統括して制御するものであって、W−CDMA方式のシステムやGSM方式による音声通信やデータ通信を実現する制御機能を備えるとともに、通信可能な基地局BSを探索する制御機能として、タイマ機能、第1探索手段340aおよび第2探索手段340bを備える。
第1探索手段340aは、上記第1リスト記憶エリア330aに記憶される情報に基づいて、通信可能な基地局BSを探索する制御機能であり、第2探索手段340bは、上記第リスト記憶エリア330bに記憶される情報に基づいて、通信可能な基地局BSを探索する制御機能である。
なお、第1探索手段340aおよび第2探索手段340b、送受信部310の受信周波数を可変制御し、所定のチャネルを通じて基地局BSから送信されるパイロット信号を検出することにより、基地局BSの探索を行う。
次に、上記構成の移動無線端末300の動作について説明する。なお、以下の説明では、基地局BSを通じた通常の通信動作については説明を省略し、制御部340が当該移動無線端末300がサービス提供エリアから外れてサービス圏外に位置することを検出した場合に実行される基地局サーチの動作について説明する。
図11は、制御部340が、上記基地局サーチに関わる制御動作を説明するためのフローチャートである。このフローチャートの基となる制御プログラムや制御データは、記憶部330に予め記憶されている。
まず、ステップ11Aにおいて制御部340は、タイマTeを起動して、計時を開始し、ステップ11aに移行する。このタイマTeは、当該移動無線端末300がサービス提供エリアから外れてサービス圏外に位置し始めてからの経過時間を示すものである。
ステップ11aにおいて制御部340は、第1探索手段340aを用いて、送受信部310などの必要な部位を起動し(ウエイクアップ)、通信可能な基地局BSの探索を実行する。これにより第1探索手段340aは、第1リスト記憶エリア330aに記憶される情報に基づいて、送受信部310の受信周波数を制御し、通信可能な基地局BSを探索する。
ここで、通信可能な基地局BSが検出できた場合には、当該処理を終了し、基地局BSを通じて当該移動無線端末300の位置をシステムに登録し、着信を待ち受ける。一方、通信可能な基地局BSが検出できなかった場合には、ステップ11bに移行する。
ステップ11bにおいて制御部340は、第2探索手段340bを用いて、通信可能な基地局BSの探索を実行する。これにより第2探索手段340bは、第2リスト記憶エリア330bに記憶される情報に基づいて、送受信部310の受信周波数を制御し、通信可能な基地局BSを探索する。
ここで、通信可能な基地局BSが検出できた場合には、当該処理を終了し、基地局BSを通じて当該移動無線端末300の位置をシステムに登録し、着信を待ち受ける。また検出した基地局BSの識別情報を、第1リスト記憶エリア330aに記録する。一方、通信可能な基地局BSが検出できなかった場合には、送受信部310など起動した部位を停止させ(スリープ)、ステップ11cに移行する。
ステップ11cにおいて制御部340は、第1探索周期T_List1として10[s]を設定するとともに、第2探索周期T_List2として3[min]を設定する。
ステップ11dにおいて制御部340は、タイマT1およびT2を起動し、それぞれ計時を開始して、ステップ11eに移行する。
ステップ11eにおいて制御部340は、タイマT1の値が、第1探索周期T_List1を経過したか否かを判定する。ここで、タイマT1の値が、第1探索周期T_List1を経過した場合には、ステップ11fに移行し、一方、経過していない場合には、ステップ11hに移行する。
ステップ11fにおいて制御部340は、第1探索手段340aを用いて、送受信部310などの必要な部位を起動し(ウエイクアップ)、通信可能な基地局BSの探索を実行する。これにより第1探索手段340aは、第1リスト記憶エリア330aに記憶される情報に基づいて、送受信部310の受信周波数を制御し、通信可能な基地局BSを探索する。
ここで、通信可能な基地局BSが検出できた場合には、当該処理を終了し、基地局BSを通じて当該移動無線端末300の位置をシステムに登録し、着信を待ち受ける。一方、通信可能な基地局BSが検出できなかった場合には、送受信部310など起動した部位を停止させ(スリープ)、ステップ11gに移行する。
ステップ11gにおいて制御部340は、第1サーチ周期テーブル記憶エリア330cに記憶されるサーチ周期テーブルを参照し、ステップ11Aでスタートしたタイマの経過時間Teに対応する値を第1探索周期T_List1に設定する。
また制御部340は、タイマT1をリスタートさせ、ステップ11hに移行する。これにより、第1探索周期T_List1は、当該移動無線端末300がサービス圏外に位置し始めてからの経過時間Teに応じた探索周期が設定される。
ステップ11hにおいて制御部340は、タイマT2の値が、第2探索周期T_List2を経過したか否かを判定する。ここで、タイマT2の値が、第2探索周期T_List2を経過した場合には、ステップ11iに移行し、一方、経過していない場合には、ステップ11eに移行する。
ステップ11iにおいて制御部340は、第2探索手段340bを用いて、送受信部310などの必要な部位を起動(ウエイクアップ)し、通信可能な基地局BSの探索を実行する。これにより第2探索手段340bは、第2リスト記憶エリア330bに記憶される情報に基づいて、送受信部310の受信周波数を制御し、通信可能な基地局BSを探索する。
ここで、通信可能な基地局BSが検出できた場合には、当該処理を終了し、基地局BSを通じて当該移動無線端末300の位置をシステムに登録し、着信を待ち受ける。また検出した基地局BSの識別情報を、第1リスト記憶エリア330aに記録する。一方、通信可能な基地局BSが検出できなかった場合には、送受信部310など起動した部位を停止させ(スリープ)、ステップ11jに移行する。
ステップ11jにおいて制御部340は、第2サーチ周期テーブル記憶エリア330dに記憶されるサーチ周期テーブルを参照し、ステップ11Aでスタートしたタイマの経過時間Teに対応する値を第2探索周期T_List2に設定する。
また制御部340は、タイマT2をリスタートさせ、ステップ11eに移行する。これにより、第2探索周期T_List2は、当該移動無線端末300がサービス圏外に位置し始めてからの経過時間Teに応じた探索周期が設定される。
次に、上記基地局サーチの制御動作により、基地局BSを探索する周期の変化する様子について説明する。図12は、その変化を示す図である。なお、基地局BSを検出した場合には、この処理は終了するため、図12に示す例では、説明を明確するために、基地局BSが検出できない状態が継続する場合を示す。
まず、当該移動無線端末300がサービス提供エリアから外れてサービス圏外に位置することを制御部340が検出すると、タイマTeの計時が開始され(ステップ11A)、第1探索手段340aによる探索S1(ステップ11a)や、第2探索手段340bによる探索S2(ステップ11b)が連続して実施される。
第2探索手段340bによる探索S2が終了すると、第1探索周期T_List1(=10[s])ごとに、第1探索手段340aによる探索S3(ステップ11f)が繰り返し行われる。
やがて、第2探索手段340bによる探索S2が終了してから第2探索周期T_List2(=3[min])が経過すると、第2探索手段340bによる探索S40(ステップ11i)が実施される。
このような探索処理が繰り返された後、第2探索手段340bによる探索S41が終了した時点で、経過時間Teが10[min]を超えていると、第1探索周期T_List1に20[s]が設定される(ステップ11g)とともに、第2探索周期T_List2に5[min]が設定される(ステップ11j)。
その後、第1探索周期T_List1(=20[s])ごとに、第1探索手段340aによる探索S5(ステップ11f)が繰り返し行われる。やがて、第2探索手段340bによる探索S41が終了してから第2探索周期T_List2(=5[min])が経過すると、第2探索手段340bによる探索S60(ステップ11i)が実施される。
このような探索処理が繰り返された後、経過時間Teが30[min]を超えていると、第2探索周期T_List2に10[min]が設定される(ステップ11j)。この時点において、第1探索手段340aによる探索S5(ステップ11f)は、第1探索周期T_List1(=20[s])ごとに、繰り返し行われる。
このような探索処理が繰り返された後、第2探索手段340bによる探索S61が終了した時点で、経過時間Teが60[min]を超えていると、第1探索周期T_List1に30[s]が設定される(ステップ11g)とともに、第2探索周期T_List2に15[min]が設定される(ステップ11j)。
その後、第1探索周期T_List1(=30[s])ごとに、第1探索手段340aによる探索S7(ステップ11f)が繰り返し行われる。やがて、第2探索手段340bによる探索S61が終了してから第2探索周期T_List2(=15[min])が経過すると、第2探索手段340bによる探索S8(ステップ11i)が実施される。
以上のように、上記構成の移動無線端末300では、サービス圏外に位置することを検出すると、サービス圏外に位置するようになってからの経過時間Teに応じて、第1リスト記憶エリア330aに記憶される情報に基づく基地局BSの探索と、第2リスト記憶エリア330bに記憶される情報に基づく基地局BSの探索を、徐々に延ばした周期で行うようにしている。
これは、一般に、サービス圏外に位置する時間が長くなるにつれて、移動無線端末300がサービス圏内に位置する確率が低下することに着目したものである。すなわち、上記構成の移動無線端末300は、サービス圏外に位置することを検出した初期時には、高頻度で基地局BSの探索を行い、時間が経過するにつれ、低頻度で基地局BSの探索を行うようにしている。
したがって、上記構成の移動無線端末300によれば、サービス圏外となった初期時には、通信可能な基地局BSを検出しやすく、また時間が経過するにつれ、基地局BSの探索に費やす消費電力を軽減することができるので、効率よく上記探索を行うことができる。
次に、この発明の第4の実施形態に係わる移動無線端末400について説明する。図13は、この発明の第4の実施形態に係わる移動無線端末400の構成を示すものである。移動無線端末400は、アンテナ41と、送受信部410と、信号処理部420と、記憶部430と、制御部440と、前兆検出部450とを備えている。
アンテナ41は、移動通信網NWに収容される基地局BSから送信される無線信号を空間から受信したり、あるいは空間に無線信号を放射するものである。移動通信網NWおよび基地局BSは、移動通信システムの一部である。図13では、基地局BSは都合上1つだけ図示しているが、実際には多数が移動通信網NWに収容される。
また移動通信システムは、多数の無線ゾーンを形成する。各無線ゾーンには、少なくとも1つの基地局BSが配備される。無線ゾーンは、隣接する無線ゾーンとは異なる周波数が割り当てられており、この割り当てられた周波数で基地局BSは移動無線端末400と無線通信する。
送受信部410は、W−CDMA方式のシステムと、GSM方式のシステムの両方に対応する無線通信部であり、アンテナ41を通じて基地局BSと無線通信するものである。送受信部410は、信号処理部420から入力される送信信号を、後述する制御部440から指定される周波数の無線信号にアップコンバートする。
また送受信部410は、基地局BSから受信した無線信号のうち、制御部440から指定される周波数の無線信号をダウンコンバータして、受信信号として信号処理部420に出力する。
信号処理部420は、W−CDMA方式のシステムと、GSM方式のシステムの両方に対応するものであり、図示しないマイクロホンから入力された音声信号を符号化し、この符号化結果を用いて搬送波信号を変調して上記送信信号を生成する。また信号処理部420は、送受信部410から入力される受信信号を復調し、この復調結果を復号して音声信号を得る。この音声信号は、図示しないスピーカから拡声出力される。
記憶部430は、制御部440の制御プログラムや制御データを記憶するとともに、周波数を識別する情報を記憶するエリアとして第1リスト記憶エリア430aと、第2リスト記憶エリア430bと、サーチ周期テーブル記憶エリア430cとを備える。また記憶部430は、第1探索周期T_List1、第2探索周期T_List2、サーチカウンタCsおよび前兆検出フラグFの各値を記憶する。
第1リスト記憶エリア430aには、過去に着信待ち受けに用いたチャネルや過去に通信に用いたチャネルに対応する周波数を識別する情報が記憶され、これらの情報は運用に応じて制御部440により更新される。
また第2リスト記憶エリア430bには、当該移動無線端末400で通信可能なすべての周波数を識別する情報が記憶される。この例では、当該移動無線端末400がW−CDMA方式のシステムと、GSM方式のシステムに対応するため、合計1000個以上の周波数を識別する情報を第2リスト記憶エリア430bが記憶する。
サーチ周期テーブル記憶エリア430cは、例えば図2に示すようなサーチ周期テーブルを記憶する。このサーチ周期テーブルは、第2リスト記憶エリア430bに記憶される情報に基づく基地局BSの探索回数Csと、上記基地局BSを探索する第2探索周期T_List2とを対応づけたものである。
前兆検出部450は、例えば加速度センサを用いて実現できる。この前兆検出部450は、ユーザが当該移動無線端末400を持ち上げるなどして、ユーザがこれから移動無線端末400を使用しようとする前兆を検出するものである。この検出結果は、制御部440に通知される。
なお、前兆検出部450は、加速度センサ以外のセンサを用いて実現することも可能である。圧力センサを用いる場合には、当該移動無線端末400の表面に対する加圧を検出し、これのよりユーザ操作の予兆を検出する。
あるいは、当該移動無線端末400が備えるキー入力部(図示しない)に対する操作を予兆として検出するようにしてもよい。またこの場合、音声通話やメール、インターネットアクセスなどの通信機能に関する操作がなされた場合に限って、予兆があったものとして検出するようにしてよい。
制御部440は、当該移動無線端末400の各部を統括して制御するものであって、W−CDMA方式のシステムやGSM方式による音声通信やデータ通信を実現する制御機能を備えるとともに、通信可能な基地局BSを探索する制御機能として、タイマ機能、第1探索手段440aおよび第2探索手段440bを備える。
第1探索手段440aは、上記第1リスト記憶エリア430aに記憶される情報に基づいて、通信可能な基地局BSを探索する制御機能であり、第2探索手段440bは、上記第2リスト記憶エリア430bに記憶される情報に基づいて、通信可能な基地局BSを探索する制御機能である。
なお、第1探索手段440aおよび第2探索手段440b、送受信部410の受信周波数を可変制御し、所定のチャネルを通じて基地局BSから送信されるパイロット信号を検出することにより、基地局BSの探索を行う。
次に、上記構成の移動無線端末400の動作について説明する。なお、以下の説明では、基地局BSを通じた通常の通信動作については説明を省略し、制御部440が当該移動無線端末400がサービス提供エリアから外れてサービス圏外に位置することを検出した場合に実行される基地局サーチの動作について説明する。
図14は、制御部440が、上記基地局サーチに関わる制御動作を説明するためのフローチャートである。このフローチャートの基となる制御プログラムや制御データは、記憶部430に予め記憶されている。
まず、ステップ14Aにおいて制御部440は、サーチカウンタCsおよび前兆検出フラグFをリセットして「0」にするとともに、前兆検出部450を起動し、ステップ14aに移行する。
これにより前兆検出部450は、ユーザ操作の前兆の監視を開始する。前兆検出部450が前兆を検出すると、この旨が制御部440に通知される。通知を受けた制御部440は、以下に説明するいずれのステップにあっても、直ちに前兆検出フラグFを「1」に設定する。
ステップ14aにおいて制御部440は、第1探索手段440aを用いて、送受信部410などの必要な部位を起動し(ウエイクアップ)、通信可能な基地局BSの探索を実行する。これにより第1探索手段440aは、第1リスト記憶エリア430aに記憶される情報に基づいて、送受信部410の受信周波数を制御し、通信可能な基地局BSを探索する。
ここで、通信可能な基地局BSが検出できた場合には、当該処理を終了し、基地局BSを通じて当該移動無線端末400の位置をシステムに登録し、着信を待ち受ける。一方、通信可能な基地局BSが検出できなかった場合には、ステップ14bに移行する。
ステップ14bにおいて制御部440は、第2探索手段440bを用いて、通信可能な基地局BSの探索を実行する。これにより第2探索手段440bは、第2リスト記憶エリア430bに記憶される情報に基づいて、送受信部410の受信周波数を制御し、通信可能な基地局BSを探索する。
ここで、通信可能な基地局BSが検出できた場合には、当該処理を終了し、基地局BSを通じて当該移動無線端末400の位置をシステムに登録し、着信を待ち受ける。また検出した基地局BSの識別情報を、第1リスト記憶エリア430aに記録する。一方、通信可能な基地局BSが検出できなかった場合には、送受信部410など起動した部位を停止させ(スリープ)、ステップ14cに移行する。
ステップ14cにおいて制御部440は、第1探索周期T_List1として10[s]を設定する。また制御部440は、サーチ周期テーブル記憶エリア430cに記憶されるサーチ周期テーブルを参照し、記憶部430が記憶するサーチカウンタCsに対応する値を第2探索周期T_List2に設定する。ここでは、サーチカウンタCsが「0」であるため、第2探索周期T_List2として3[min]が設定される。
ステップ14dにおいて制御部440は、タイマT1およびT2を起動し、それぞれ計時を開始して、ステップ14eに移行する。
ステップ14eにおいて制御部440は、タイマT1の値が、第1探索周期T_List1を経過したか否かを判定する。ここで、タイマT1の値が、第1探索周期T_List1を経過した場合には、ステップ14fに移行し、一方、経過していない場合には、ステップ14hに移行する。
ステップ14fにおいて制御部440は、第1探索手段440aを用いて、送受信部410などの必要な部位を起動し(ウエイクアップ)、通信可能な基地局BSの探索を実行する。これにより第1探索手段440aは、第1リスト記憶エリア430aに記憶される情報に基づいて、送受信部410の受信周波数を制御し、通信可能な基地局BSを探索する。
ここで、通信可能な基地局BSが検出できた場合には、当該処理を終了し、基地局BSを通じて当該移動無線端末400の位置をシステムに登録し、着信を待ち受ける。一方、通信可能な基地局BSが検出できなかった場合には、送受信部410など起動した部位を停止させ(スリープ)、ステップ14gに移行する。
ステップ14gにおいて制御部440は、タイマT1をリスタートし、ステップ14hに移行する。
ステップ14hにおいて制御部440は、タイマT2の値が、第2探索周期T_List2を経過したか、あるいは前兆検出フラグFが「1」か否かを判定する。ここで、タイマT2の値が、第2探索周期T_List2を経過した場合や、前兆検出フラグFが「1」の場合には、ステップ14iに移行する。一方、タイマT2の値が、第2探索周期T_List2を経過しておらず、かつ、前兆検出フラグFが「0」の場合には、ステップ14eに移行する。
ステップ14iにおいて制御部440は、第2探索手段440bを用いて、送受信部410などの必要な部位を起動(ウエイクアップ)し、通信可能な基地局BSの探索を実行する。これにより第2探索手段440bは、第2リスト記憶エリア430bに記憶される情報に基づいて、送受信部410の受信周波数を制御し、通信可能な基地局BSを探索する。
ここで、通信可能な基地局BSが検出できた場合には、当該処理を終了し、基地局BSを通じて当該移動無線端末400の位置をシステムに登録し、着信を待ち受ける。また検出した基地局BSの識別情報を、第1リスト記憶エリア430aに記録する。一方、通信可能な基地局BSが検出できなかった場合には、送受信部410など起動した部位を停止させ(スリープ)、ステップ14jに移行する。
ステップ14jにおいて制御部440は、前兆検出フラグFが「1」か否かを判定する。ここで、前兆検出フラグFが「1」の場合には、ステップ14kに移行し、一方、前兆検出フラグFが「0」の場合には、ステップ14lに移行する。
ステップ14kにおいて制御部440は、サーチカウンタCsおよび前兆検出フラグFをリセットして「0」にし、ステップ14mに移行する。
一方、ステップ14lにおいて制御部440は、記憶部430が記憶するサーチカウンタCsの値を「1」を加えた値に更新し、ステップ14mに移行する。
ステップ14mにおいて制御部440は、サーチ周期テーブル記憶エリア430cに記憶されるサーチ周期テーブルを参照し、記憶部430が記憶するサーチカウンタCsに対応する値を第2探索周期T_List2に設定する。
また制御部440は、タイマT2をリスタートさせ、ステップ14eに移行する。これにより、第2探索周期T_List2は、第2リスト記憶エリア430bに記憶される情報に基づく基地局BSの探索回数Csに応じた探索周期が設定される。
次に、上記基地局サーチの制御動作により、基地局BSを探索する周期の変化する様子について説明する。図15は、その変化を示す図である。なお、基地局BSを検出した場合には、この処理は終了するため、図15に示す例では、説明を明確するために、基地局BSが検出できない状態が継続する場合を示す。
また図15に示す例では、基地局BSが検出できない状態が継続して、第1探索手段440aによる探索S1や、第2探索手段440bによる探索S2が繰り返され、第2探索周期T_List2に30[min]が設定された状態以降の動作について説明する。
第2探索手段440bによる探索S2が終了すると、第1探索周期T_List1(=10[s])ごとに、第1探索手段440aによる探索S3(ステップ14f)が繰り返し行われる。
やがて、第2探索手段440bによる探索S2が終了してから第2探索周期T_List2(=30[min])が経過すると、第2探索手段440bによる探索S4(ステップ14i)が実施される。
そして、第2探索手段440bによる探索S4が終了すると、第1探索周期T_List1(=10[s])ごとに、第1探索手段440aによる探索S5(ステップ14f)が繰り返し行われる。
この間に、前兆検出部450がユーザ操作の前兆を検出すると、この旨が制御部440に通知され、前兆検出フラグFが「1」に設定される。
やがて、ステップ14hに至ると、前兆検出フラグFが「1」に設定されることより、第2探索手段440bによる探索S6(ステップ14i)が実施される。
そして、第2探索手段440bによる探索S6が終了すると、サーチカウンタCsが「0」にリセットされ(ステップ14k)、このサーチカウンタCs(=「0」)に基づいて、第2探索周期T_List2が3[min]に設定され(ステップ14m)、第1探索周期T_List1(=10[s])ごとに、第1探索手段440aによる探索S7(ステップ14f)が繰り返し行われる。
やがて、第2探索手段440bによる探索S6が終了してから第2探索周期T_List2(=3[min])が経過すると、第2探索手段440bによる探索S8(ステップ14i)が実施される。
そして、第2探索手段440bによる探索S8が終了すると、サーチカウンタCsに「1」が加算されて(ステップ14l)、このサーチカウンタCs(=「1」)に基づいて、第2探索周期T_List2が5[min]に設定される(ステップ14m)。
その後は、第1探索周期T_List1(=10[s])ごとに、第1探索手段440aによる探索S9(ステップ14f)が繰り返し行われる。そして、第2探索手段440bによる探索S8が終了してから第2探索周期T_List2(=5[min])が経過すると、第2探索手段440bによる探索S10(ステップ14i)が実施される。
以上のように、上記構成の移動無線端末400では、サービス圏外に位置することを検出すると、第1リスト記憶エリア430aに記憶される情報に基づく基地局BSの探索を一定の周期で行うとともに、第2リスト記憶エリア430bに記憶される情報に基づく基地局BSの探索を、その実行回数Csに応じて、徐々に延ばした周期で行うようにしている。
これは、一般に、サービス圏外に位置する時間が長くなるにつれて、移動無線端末400がサービス圏内に位置する確率が低下することに着目したものである。すなわち、上記構成の移動無線端末400は、サービス圏外に位置することを検出した初期時には、高頻度で基地局BSの探索を行い、時間が経過するにつれ、低頻度で基地局BSの探索を行うようにしている。
したがって、上記構成の移動無線端末400によれば、サービス圏外となった初期時には、通信可能な基地局BSを検出しやすく、また時間が経過するにつれ、基地局BSの探索に費やす消費電力を軽減することができるので、効率よく上記探索を行うことができる。
また上記構成の移動無線端末400では、サービス圏外に位置することを検出した後に、前兆検出部450がユーザ操作の前兆を検出すると、第2リスト記憶エリア430bに記憶される情報に基づく基地局BSの探索を行うようにしている。
したがって、上記構成の移動無線端末400によれば、サービス圏外に位置する状態が長期化して、第2リスト記憶エリア430bに記憶される情報に基づく基地局BSの探索の周期T_List2が長時間化した場合でも、ユーザ操作の前兆に応じて、直ちに第2リスト記憶エリア430bに記憶される情報に基づく基地局BSの探索が行われる。
このため、ユーザは、移動無線端末400に対して前兆検出部450が前兆を検出するような行為を行うだけ、通信可能な基地局BSが探索されるので、ユーザは迅速に通信を行うことができる。
さらには、上記構成の移動無線端末400では、サービス圏外に位置することを検出した後に、前兆検出部450がユーザ操作の前兆を検出すると、第2リスト記憶エリア430bに記憶される情報に基づく基地局BSの探索周期T_List2を短く設定するようにしている。
したがって、上記構成の移動無線端末400によれば、ユーザは、移動無線端末400に対して前兆検出部450が前兆を検出するような行為を行うだけ、探索周期T_List2が短く設定されるので、システム補足がなされやすくなり、ユーザは迅速に通信を行うことができる。
なお、上記第4の実施形態は、第1の実施形態に前兆検出部450を適用した場合について説明したが、第2の実施形態や第3の実施形態に適用することも可能である。第2の実施形態や第3の実施形態に適用する場合には、サーチカウンタCsの値をリセットする代わりに、サービス圏外に位置し始めてからの経過時間Teをリセットすることにより実現できる。
また、上記第1乃至第4の実施形態では、W−CDMA方式のシステムと、GSM方式のシステムを区別することなく、第1探索手段140a、240a,340aあるいは440aおよび第2探索手段140b、240b、340bあるいは440bにより、通信可能な基地局BSを探索するものとして説明した。
これに代わって例えば、図示しないキー入力部などを通じて予めユーザから通信方式を選択する設定を受け付け、この設定に基づいて、選択的に、W−CDMA方式のシステムのみ、GSM方式のシステムのみ、あるいはW−CDMA方式のシステムとGSM方式のシステムの両方を探索するようにしてもよい。
図16(a)は、第1探索手段140a、240a,340aあるいは440aおよび第2探索手段140b、240b、340bあるいは440bにより、W−CDMA方式のシステムのみを探索する場合を示す。図16(b)は、第1探索手段140a、240a,340aあるいは440aおよび第2探索手段140b、240b、340bあるいは440bにより、GSM方式のシステムのみを探索する場合を示す。そして、図16(c)は、第1探索手段140a、240a,340aあるいは440aおよび第2探索手段140b、240b、340bあるいは440bにより、W−CDMA方式のシステムとGSM方式のシステムの両方を探索する場合(C)を示す。
この場合、第1リスト記憶エリア130a、230a、330aおよび430aには、過去に着信待ち受けに用いたチャネルや過去に通信に用いたチャネルに対応する周波数を識別する情報が、W−CDMA方式のシステムと、GSM方式のシステムとで区別して記憶される。これらの情報は運用に応じて制御部140、240、340および440により更新される。
また、第2リスト記憶エリア130b、230b、330bおよび430bには、当該無線端末で通信可能なすべての周波数を識別する情報がW−CDMA方式のシステムと、GSM方式のシステムとで区別して記憶される。
さらに、上記第1乃至第4の実施形態では、送受信部110、210,310および410の受信周波数を可変制御し、所定のチャネルを通じて基地局BSから送信されるパイロット信号を検出することにより、基地局BSの探索を行うものとした。
これに加えて例えば、制御部140、240、340および440が、それぞれ送受信部110、210,310および410の受信周波数を可変制御し、図17に示すように、RSSI(Received Signal Strength Indicator)レベルが閾値thを超える周波数を検出して、探索対象となる周波数を絞り込む。
そして、この絞り込まれた周波数についてのみ、第1探索手段140a、240a,340aおよび440a、第2探索手段140b、240b,340bおよび440bが、パイロット信号を検出することにより、基地局BSの探索を行うようにしてもよい。
このような周波数を絞り込む処理をパイロット信号検出に先立って行うことで、通信可能な基地局BSを効率よく検出でき、またパイロット信号検出に伴う信号処理量を減らすことができるので、消費電力を低減することができる。
なお、この発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また上記実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって種々の発明を形成できる。また例えば、実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除した構成も考えられる。さらに、異なる実施形態に記載した構成要素を適宜組み合わせてもよい。
この発明に係わる移動無線端末の第1の実施の形態の構成を示す回路ブロック図。 図1に示した移動無線端末のサーチ周期テーブル記憶エリアに記憶されるテーブルの一例を示す図。 図1に示した移動無線端末が通信可能な基地局を探索する動作を説明するフローチャート。 図1に示した移動無線端末が通信可能な基地局を探索する動作を説明する図。 この発明に係わる移動無線端末の第2の実施の形態の構成を示す回路ブロック図。 図5に示した移動無線端末のサーチ周期テーブル記憶エリアに記憶されるテーブルの一例を示す図。 図5に示した移動無線端末が通信可能な基地局を探索する動作を説明するフローチャート。 図5に示した移動無線端末が通信可能な基地局を探索する動作を説明する図。 この発明に係わる移動無線端末の第3の実施の形態の構成を示す回路ブロック図。 図9に示した移動無線端末のサーチ周期テーブル記憶エリアに記憶されるテーブルの一例を示す図。 図9に示した移動無線端末が通信可能な基地局を探索する動作を説明するフローチャート。 図9に示した移動無線端末が通信可能な基地局を探索する動作を説明する図。 この発明に係わる移動無線端末の第4の実施の形態の構成を示す回路ブロック図。 図13に示した移動無線端末が通信可能な基地局を探索する動作を説明するフローチャート。 図13に示した移動無線端末が通信可能な基地局を探索する動作を説明する図。 CDMA方式の基地局とGSM方式の基地局を区別して探索する場合の動作を説明するための図。 RSSIに基づいて、探索対象となる周波数を絞り込む処理を説明するための図。
符号の説明
11,21,31,41…アンテナ、100,200,300,400…移動無線端末、110,210,310,410…送受信部、120,220,320,420…信号処理部、130,230,330,430…記憶部、130a,230a,330a,430a…第1リスト記憶エリア、130b,230b,330b,430b…第2リスト記憶エリア、130c,230c,330c,330d,430c…サーチ周期テーブル記憶エリア、140,240,340,440…制御部、140a,240a,340a,440a…第1探索手段、140b,240b,340b,440b…第2探索手段、450…前兆検出部、BS…基地局、NW…移動通信網。

Claims (3)

  1. 無線基地局から送信される無線信号を受信する受信手段と、
    この受信手段による受信結果から、無線基地局と通信ができない状態を検出する圏外検出手段と、
    複数の無線基地局の識別情報を記憶する第1記憶手段と、
    この第1記憶手段が記憶する無線基地局の識別情報のうち、過去に通信した無線基地局の識別情報を記憶する第2記憶手段と、
    前記圏外検出手段が通信できない状態を検出した場合に、探索周期が経過するごとに前記受信手段を制御して、通信可能な無線基地局を探索するものであって、前記第1記憶手段が記憶する識別情報に基づいて、複数の無線基地局について、第1探索周期で通信可能な無線基地局を探索するとともに、前記第2記憶手段が記憶する識別情報に基づいて、過去に通信した無線基地局について、前記第1探索周期よりも短い第2探索周期で通信可能な無線基地局を探索する探索手段と、
    この探索手段による無線基地局の探索回数に応じて、前記第2探索周期を延長する第2探索周期可変手段とを具備したことを特徴とする移動無線端末。
  2. 無線基地局から送信される無線信号を受信する受信手段と、
    この受信手段による受信結果から、無線基地局と通信ができない状態を検出する圏外検出手段と、
    複数の無線基地局の識別情報を記憶する第1記憶手段と、
    この第1記憶手段が記憶する無線基地局の識別情報のうち、過去に通信した無線基地局の識別情報を記憶する第2記憶手段と、
    前記圏外検出手段が通信できない状態を検出した場合に、探索周期が経過するごとに前記受信手段を制御して、通信可能な無線基地局を探索するものであって、前記第1記憶手段が記憶する識別情報に基づいて、複数の無線基地局について、第1探索周期で通信可能な無線基地局を探索するとともに、前記第2記憶手段が記憶する識別情報に基づいて、過去に通信した無線基地局について、前記第1探索周期よりも短い第2探索周期で通信可能な無線基地局を探索する探索手段と、
    前記圏外検出手段が通信できない状態を検出してからの経過時間に応じて、前記第1探索周期を延長する第1探索周期可変手段と、
    前記圏外検出手段が通信できない状態を検出してからの経過時間に応じて、前記第2探索周期を延長する第2探索周期可変手段とを具備したことを特徴とする移動無線端末。
  3. さらに、前記受信手段による受信結果から、受信電力レベルの高い周波数を検出するレベル検出手段を備え、
    前記探索手段は、記憶手段が記憶する無線基地局の識別情報のうち、前記レベル検出手段が検出した周波数に対応する無線基地局について、前記探索周期が経過するごとに前記受信手段を制御して、通信可能な無線基地局を探索することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の移動無線端末。
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