JP4159110B2 - グリコペプチド化合物 - Google Patents

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Description

本発明は、2つのグリコペプチド単位が結合基によりそれらの二糖類アミンを介して互いに共有結合している、あるグリコペプチド二量体に関する。本発明はまた、単量体の中間体にも関する。これらの化合物は全て、抗菌物質として、とりわけグラム陽性菌の制御に有用である;その化合物は特に、バンコマイシン耐性腸球菌(「VRE」)のような耐性菌株の制御に有用である。
本発明の化合物は、次の式IおよびII:
Figure 0004159110
で定義される。先の式において、GおよびG’は各々独立して、式:
Figure 0004159110
のデスヒドロバンコマイシン、および式:
Figure 0004159110
のデスヒドロA82846Bよりなる群から選択される。上記の式中、
1は、OHまたは
Figure 0004159110
であり;そして
2は、次のように定義される:
(1)Y2は各々独立して、
水素、
1−C10のアルキル、
5−C6のシクロアルキル、
5−C6のシクロアルケニル、
ナフチル、
ビフェニリル、
式−Y3−(Y40、1、または2の基[式中、Y3は、1〜3つの置換基(これは各々独立して、ハロ、ニトロ、シアノ、アルコキシ、ハロアルキル、およびハロアルコキシよりなる群から選択される)で場合により置換されていることのあるC1−C6の低級アルキルであり;そしてY4は、
Figure 0004159110
(式中、Y5は各々独立して、水素もしくはC1−C4の低級アルキルである)であるか、またはY4はフェニル、もしくは1〜3つの置換基(これは各々独立して、
ハロ、
ニトロ、
1−C4の低級アルキル、
5−C6のシクロアルキル、
1−C4の低級アルコキシ、
1−C4のハロ低級アルキル、もしくは
1−C4のハロ低級アルコキシ
である)で置換されているフェニルである]
を表すか、または
(2)一方のY2は、水素であり、そして他方のY2は、(2−フラノン−3−イル)であるか、または
(3)両方のY2が、窒素と一緒になって、その窒素原子に加え、さらに1個のヘテロ環原子(これは、窒素、酸素、または硫黄である)を場合により含んでいることのある5〜7員のヘテロ環式環を構築し、このヘテロ環式基は、置換されていなくてもよいし、または1もしくは2つの置換基(これは各々、C1−C2の低級アルキル、C1−C2の低級アルコキシ、フェニル、ベンジル、もしくはC1−C6−アルカノイルである)で置換されていてもよい。
Lは、式A:
Figure 0004159110
[式中、
Aは、
1−C16のアルキレン、
(C1−C4−X’のアルキレン)q−C1−C4のアルキレン(式中、qは、1−3である)、
Figure 0004159110
であり;
1は各々独立して、
Figure 0004159110
である(式中、Rは各々独立して、ハロ、C1−C6の低級アルキル、C1−C6の低級アルコキシ、フェニル、または1〜2つの置換基(これは各々独立して、ハロ、C1−C6の低級アルキル、もしくはC1−C6の低級アルコキシである)で置換されているフェニルを表し;Xは各々独立して、
Figure 0004159110
(ここで、R2は、H、もしくはC1−C4の低級アルキルである)であり;そしてX’は各々独立して、
Figure 0004159110
(ここで、R2は、先に定義した通りである)である)]
の二価結合基であるか、または
Lは、式B:
Figure 0004159110
[式中、
X″は、C1−C4のアルキレン、または式:
Figure 0004159110
(ここで、Rは先に定義した通りである)
のフェニレンを表し;そして
3は各々独立して、CH2またはOである]
の二価結合基である。
本発明にはまた、前述の化合物の塩も含まれる。
式Iの化合物において、グリコペプチド単位、GおよびG’は、同じであってもよいし、または異なっていてもよい。両方の式の化合物において、グリコペプチド単位の結合は、二糖類の糖のアミン基を介している。C2またはそれ以上の「アルキレン」はいずれも、直鎖状であってもよいし、または分枝鎖状であってもよい。
本発明のある化合物が好ましい。式Iの化合物、とりわけ対照化合物(G=G’であり、および/またはR1が両方とも同じである)は、それらのより有効な合成に好ましい。
抗菌活性は、好ましい「L」基を使用することにより高められる。好ましいものには、個々に、またいずれかを組み合わせて、次のものが含まれる:
L=式Aの結合基;
L=−CH2−Gまたは−CH2−G’に結合している炭素が分枝鎖状である、式Bの結合基;
1=O;
A=C1−C16、とりわけ直鎖状で、とりわけC6−C12のアルキレン;
A=とりわけ、X’=Oであり、アルキレンが−(CH22−であり、そしてq=2である、(C1−C4−X’のアルキレン)q−C1−C4のアルキレン;
R=フェニル、および置換されているフェニル、とりわけクロロフェニル;とりわけ、Rが「A」の内部のフェニル環上にてこの意義を有する場合。
他の好ましいものは、本明細書中でのさらなる教示から明白であろう。
本発明の代表的な化合物を次の表1および2に示す。表1は、式Iの二量体を示し;表2は、式IIの化合物を示す。
Figure 0004159110
Figure 0004159110
Figure 0004159110
Figure 0004159110
Figure 0004159110
Figure 0004159110
Figure 0004159110
Figure 0004159110
Figure 0004159110
Figure 0004159110
Figure 0004159110
本発明の化合物は、バンコマイシンまたはA82846Bを式:
Figure 0004159110
のビスアルデヒドと反応させて、中間体であるシッフ塩基を形成し、その後、これを還元して、式IおよびIIの化合物を得ることにより製造する。
出発物質として使用すべきビスアルデヒドの多くは、既知の化合物である。それらは全て、様々な参考文献によって、当業者に知られている技術により製造することができる;
J.Org.Chem.,26,474(1961)、
J.Het.Chem.,27,1007(1990)、
J.A.C.S.,73,1872(1951)、
J.A.C.S.,109,2260(1987)、
J.Chem.Soc.Perkin I,189(1983)、
Syn.Comm.,18(12),1379(1988)、
Chem.Letters,587(1995)、
Macromolecules,6045(1992)、
J.Chem.Soc.Chem.Comm.,1463(1991)、
J.Polym.Sci.Part A,Polymer Chem.,31(12),2899(1993)、
J.Chem.Res.Synop.,(8),296(1994)、
Farmco Ed.Sci.,15,468(1960)、
Makromol.Chem.,191(4),815(1990)、
J.Polym.Sci.Part A,Polymer Chem.,29(3),361(1991)、
Makromol.Chem.,65,54(1963)。
ビスアルデヒドとバンコマイシンまたはA82846Bとの反応は、シッフ塩基を形成するためのアミンとアルデヒドとの縮合、およびその後のそれらの還元に関する先行技術に従って行う。
そのようなわけで、本縮合は、典型的には、ジメチルホルムアミドもしくはメタノールといったような極性溶媒、または極性溶媒の混合物中で行われる。その反応は、25℃〜100℃のような温度範囲で進行するが、約60℃〜70℃の温度で行うのが好ましい。その反応は、窒素またはアルゴンといったような不活性雰囲気下に行うのが好ましい。
その反応は、式:
G=CH−L−CH=G’
(ここでは、両方のアルデヒド基をグリコペプチドと反応させた)のシッフ塩基、または式:
G=CH−L−CHO
(ここでは、一方のアルデヒド基のみをグリコペプチドと反応させた)のシッフ塩基を与える。
その後、そのシッフ塩基を還元する。好ましくは、その還元は、極性溶媒中、化学還元剤を使用して、同じ反応混合物で行う。ホウ水素化ナトリウムおよびシアノホウ水素化ナトリウムといったようなホウ水素化金属が好ましい。その反応は、約25℃〜約100℃のような温度範囲で進行する;好ましくは、その反応は、約60℃〜70℃で行う。
試薬の濃度に幾分依存して、ビスアルデヒドとバンコマイシンまたはA82846Bとの縮合、そしてその後の還元は、式Iの二量体、式IIの一置換されている誘導体、または両方の混合物を与えるであろう。一般に、両方の生成物が製造される。しかし、使用する反応物の量により、生成物の制御を幾分達成することができる。式Iの二量体は、ビスアルデヒドの一分子割合あたりバンコマイシンまたはA82846Bを二分子の割合で必要とするが、式IIの化合物は、その反応物を等モル量必要とする。好ましくは、その反応を還元が終わるまで続けて、その時点で各々の生成物を分離する。
その生成物、または生成物の混合物は、所望により、HPLCのような従来の方法で単離して精製することができる。生成物の特性決定は、高速原子衝突質量分光法(FAB・MS)により最も良く成し遂げられる。
前述の合成経路に加え、本発明の化合物は、別の経路で製造することができる。この別の経路では、二量体を前述の合成経路により製造して、その後、そのグリコペプチドの構造へとさらに変化させる。本二量体を合成するためのこの方法を以下の製造例7および8により説明するが、ここでは、本発明の二量体をアミンと反応させて、そのグリコペプチドの酸をアミド
Figure 0004159110
に転換させる。二量体のグリコペプチド部分の他の変更も同様に行うことができる。そのような変更に関する技術は、当業者に知られている;Ramakrishnan Nagarajan(Marcel Dekker,Inc.,New York,1994)により編集されたGlycopeptide Antibiotics、およびその中で引用されている参考文献を参照。この書物に記載されている内容は、本発明の一部を構成する。
塩を使用するのが望ましい場合には、当業者に十分知られている技術にて、本発明の化合物を鉱酸もしくは有機酸または無機塩基と反応させることができる。医薬的に許容され得る塩が好ましい。
次の実施例は、本発明の例示化合物の製造を報告する。
これらの実施例で報告するHPLC法は、次の通りであった:
分析用(「条件A」):Waters μBondapak C18カラム(3.9×300mm)および280nmでのUV検出を使用して、反応を分析用HPLCでモニターした。5%CH3CN−95%緩衝液〜80%CH3CN−20%緩衝液のリニアグラジエントを用いて、溶離を30分で成し遂げた。使用した緩衝液は、H3PO4でpH3に調節した、水中の0.5%トリエチルアミンであった。
調製用(「条件B」):Waters C18Nova−Pakカラム(40×300mm)および280nmでのUV検出を使用して、粗製の反応混合物を調製用HPLCで精製した。5%CH3CN−95%緩衝液〜80%CH3CN−20%緩衝液のリニアグラジエントを用いて、溶離を30分で成し遂げた。使用した緩衝液は、H3PO4でpH3に調節した、水中の0.5%トリエチルアミンであった。その後、所望の画分をWaters C18Sep−Pak(35cc)で脱塩し、続いて、凍結乾燥させた。あるいはまた、H2O中の0.1%TFAを含む緩衝液を使用することができ、この場合には、TFA塩が凍結乾燥後に直接得られる。
化合物を次のように脱塩した。Waters Sep−Pakカートリッジをメタノール(2−3カラム体積)で予め湿らせておいた後、水(2−3カラム体積)でコンディショニングした。最少量の水に溶解した試料をSep−Pakカラムに充填した後、これを水(2−3カラム体積)で洗浄して、望ましくない塩を除去した。次いで、適当な溶媒系、典型的には、1:1 CH3CN/H2O、CH3CN、および/またはメタノールを用いて、生成物を溶出した。有機溶媒成分を減圧下に除去して、その結果得られた水溶液を凍結乾燥させて、最終生成物を得た。
製造例1:
実施例5、1,6−ヘキサンジイルビス[(オキシ−4,1−フェニレン)メチレン]ビス[バンコマイシン]の合成
Figure 0004159110
乾燥した100mlの丸底フラスコに、バンコマイシン・HCl(250mg、0.168mmol.)、および1,6−ビス(4’−ホルミルフェノキシ)−n−ヘキサン(101mg、0.310mmol.)を充填した。そのフラスコに無水DMF(6ml)を加え、その結果得られた混合物をN2下に攪拌して、70℃まで加熱した。3.5時間後、シアノホウ水素化ナトリウム(80mg、1.3mmol.)を一度に加えて、その反応混合物を70℃でさらに1時間保った。その反応混合物を冷却して、0℃で一晩保存した。
次いで、その反応混合物を減圧下に濃縮して、残留物を得、これを1:1 H2O:CH3CN(5ml)およびHOAc(0.5ml)に再び溶解した。その結果得られた溶液を調製用HPLC(条件B)により精製した。分析用HPLC(条件A)により測定した所望の画分を減圧下に約1.5mlまで濃縮して、脱塩した。凍結乾燥後、1,6−ヘキサンジイルビス[(オキシ−4,1−フェニレン)メチレン]ビス[バンコマイシン](24.3mg、0.008mmol.、収率10.0%)を白色の粉末として得た。
HPLC(条件A)保持時間:13.6分。
FABMSは、3195で(M+6H)のピークを示す。
製造例2:
実施例25、1,9−ノナンジイルビス[(オキシ−4,1−フェニレン)メチレン]ビス[A82846B]の合成
Figure 0004159110
乾燥した100mlの丸底フラスコに、A82846B・三酢酸塩(278mg、0.157mmol.)、および1,9−ビス(4’−ホルミルフェノキシ)−n−ノナン(103.7mg、0.282mmol.)を充填した。そのフラスコに無水DMF(15ml)および無水MeOH(15ml)を加え、その結果得られた混合物をN2下に攪拌して、70℃まで加熱した。3.5時間後、シアノホウ水素化ナトリウム(68mg、1.08mmol.)を一度に加えて、その反応混合物を70℃でさらに1時間保った。
次いで、その反応混合物を減圧下に濃縮して、残留物を得、これを1:1 H2O:CH3CN(5ml)およびHOAc(0.5ml)に再び溶解した。その結果得られた溶液を調製用HPLC(条件B)により精製した。分析用HPLC(条件A)により測定した所望の画分を減圧下に約1.5mlまで濃縮して、脱塩した。凍結乾燥後、1,9−ノナンジイルビス[(オキシ−4,1−フェニレン)メチレン]ビス[エピバンコマイシン](25.7mg、0.007mmol.、収率9.3%)を白色の粉末として得た。
HPLC(条件A)保持時間:14.9分。
FABMSは、3522で(M+5H)のピークを示す。
製造例3:
実施例47、N 4 −(4−(8−(p−ホルミルフェノキシ)−n−オクチルオキシ)ベンジル)A82846Bの合成
Figure 0004159110
乾燥した100mlの丸底フラスコに、A82846B・三酢酸塩(278mg、0.157mmol.)、および1,8−ビス(4’−ホルミルフェノキシ)−n−オクタン(100mg、0.19mmol.)を充填した。そのフラスコに無水DMF(15ml)および無水MeOH(15ml)を加え、その結果得られた混合物をN2下に攪拌して、70℃まで加熱した。3.5時間後、シアノホウ水素化ナトリウム(48mg、0.739mmol.)を一度に加えて、その反応混合物を70℃でさらに1時間保った。
次いで、その反応混合物を減圧下に濃縮して、残留物を得、これを1:1 H2O:CH3CN(5ml)およびHOAc(0.5ml)に再び溶解した。その結果得られた溶液を調製用HPLC(条件B)により精製した。分析用HPLC(条件A)により測定した所望の画分を減圧下に約1.5mlまで濃縮して、脱塩した。凍結乾燥後、N4−(4−(8−(p−ホルミルフェノキシ)−n−オクチルオキシ)ベンジル)A82846B(26.3mg、0.013mmol.、収率8.6%)を白色の粉末として得た。
HPLC(条件A)保持時間:19.9分。
FABMSは、1930で(M+2H)のピークを示す。
製造例4:
実施例13、1,8−オクタンジイルビス[(オキシ−4,1−フェニレン)メチレン][バンコマイシン][A82846B]の合成
Figure 0004159110
乾燥した丸底フラスコに、バンコマイシン・HCl(75mg、0.052mmol.)、およびN4−(4−(8−(p−ホルミルフェノキシ)−n−オクチルオキシ)ベンジル)A82846B(50mg、0.026mmol.)を充填した。そのフラスコに無水DMF(6ml)を加え、その結果得られた混合物をN2下に攪拌して、70℃まで加熱した。5時間後、シアノホウ水素化ナトリウム(59mg、0.93mmol.)を一度に加えて、その反応混合物を70℃でさらに1時間保った。その反応混合物を冷却して、0℃で一晩保存した。
次いで、その反応混合物を減圧下に濃縮して、残留物を得、これを1:1 H2O:CH3CN(5ml)およびHOAc(0.5ml)に再び溶解した。その結果得られた溶液を調製用HPLC(条件B)により精製した。分析用HPLC(条件A)により測定した所望の画分を減圧下に約1.5mlまで濃縮して、脱塩した。凍結乾燥後、1,8−オクタンジイルビス[(オキシ−4,1−フェニレン)メチレン][バンコマイシン][A82846B](5.2mg、0.002mmol.、収率7.6%)を白色の粉末として得た。
HPLC(条件A)保持時間:14.5分。
FABMSは、3364で(M+6H)のピークを示す。
製造例5および6:
実施例47、N 4 −(4−(8−(p−ホルミルフェノキシ)−n−オクチルオキシ)ベンジル)A82846B、
および
実施例21、1,8−オクタンジイルビス[(オキシ−4,1−フェニレン)メチレン]ビス[A82846B]の合成
Figure 0004159110
乾燥したフラスコに、A82846B・三酢酸塩(5.0g、0.003mol.)、および1,8−ビス(4’−ホルミルフェノキシ)−n−オクタン(1.93g、0.006mol.)を充填した。そのフラスコに無水DMF(300ml)および無水MeOH(300ml)を加え、その結果得られた混合物をN2下に攪拌して、70℃まで加熱した。3.75時間後、シアノホウ水素化ナトリウム(0.76g、0.012mol.)を一度に加えて、その反応混合物を70℃でさらに1時間保った。その反応物を冷却して、0℃で一晩保存した。
次いで、その反応混合物を減圧下に濃縮して、残留物を得、これを1:1 H2O:CH3CN(200ml)およびHOAc(5ml)に再び溶解した。その結果得られた溶液を調製用HPLC(条件B)により精製した。分析用HPLC(条件A)により測定した所望の画分を減圧下に約1.5mlまで濃縮して、脱塩した。凍結乾燥後、N4−(4−(8−(p−ホルミルフェノキシ)−n−オクチルオキシ)ベンジル)A82846B(387.4mg、0.2mmol.、収率6.6%)を白色の粉末として得た。
HPLC(条件A)保持時間:19.9分。
FABMSは、1932で(M+3H)のピークを示す。
乾燥したフラスコに、N4−(4−(8−(p−ホルミルフェノキシ)−n−オクチルオキシ)ベンジル)A82846B(20.0mg、0.01mmol.)、およびA82846B(32.9mg、0.021mmol.)を充填した。そのフラスコに無水DMF(3ml)および無水MeOH(3ml)を加え、その結果得られた混合物をN2下に攪拌して、70℃まで加熱した。2時間後、シアノホウ水素化ナトリウム(5.0mg、0.079mmol.)を一度に加えて、その反応混合物をさらに0.25時間攪拌した。
次いで、その反応混合物を減圧下に濃縮して、残留物を得、これを1:1 H2O:CH3CN(5ml)に再び溶解した。その結果得られた溶液を調製用HPLC(条件D)により精製した。分析用HPLC(条件A)により測定した所望の画分を減圧下に約1.5mlまで濃縮して、脱塩した。凍結乾燥後、1,8−オクタンジイルビス[(オキシ−4,1−フェニレン)メチレン]ビス[A82846B](3.0mg、0.001mmol.、収率8.6%)を白色の粉末として得た。
HPLC(条件A)保持時間:13.6分。
FABMSは、3508で(M+5H)のピークを示す。
製造例7および8:
実施例70、1,3−フェニレンビス[(オキシ−1,3−n−プロピレンオキシ−4,1−フェニレン)メチレン]A82846B/A82846B,(3−ジメチルアミノプロピル)アミド、
および
実施例71、1,3−フェニレンビス[(オキシ−1,3−n−プロピレンオキシ−4,1−フェニレン)メチレン]ビス[A82846B,(3−ジメチルアミノプロピル)アミド]の合成
乾燥した丸底フラスコに、1,3−フェニレンビス[(オキシ−1,3−n−プロピレンオキシ−4,1−フェニレン)メチレン]ビス[A82846B](50.0mg、0.014mmol.)、およびDMSO 1mlを充填した。PyBOP(14.5mg、0.028mmol)および3−ジメチルアミノプロピルアミン(2.8mg、0.028mmol)を加えて、その反応物を窒素下に室温で1時間攪拌した。次いで、その反応混合物を減圧下に濃縮して、残留物を得、これを1:1 H2O:CH3CN(5ml)に再び溶解した。その結果得られた溶液を調製用HPLC(条件B)により精製した。分析用HPLC(条件A)により測定した所望の画分を減圧下に約1.5ml下まで濃縮して、先の実施例でのように脱塩した。凍結乾燥後、1,3−フェニレンビス[(オキシ−1,3−n−プロピレンオキシ−4,1−フェニレン)メチレン]ビス[A82846B,(3−ジメチルアミノプロピル)アミド](6.9mg、収率13.1%)、および1,3−フェニレンビス[(オキシ−1,3−n−プロピレンオキシ−4,1−フェニレン)メチレン]A82846B/A82846B,(3−ジメチルアミノプロピル)アミド(6.6mg、収率12.8%)を白色の粉末として得た。
1,3−フェニレンビス[(オキシ−1,3−n−プロピレンオキシ−4,1−フェニレン)メチレン]ビス[A82846B,(3−ジメチルアミノプロピル)−アミド]
HPLC(条件A)保持時間:13.2分。
FABMSは、3761で(M+9H)のピークを示す。
1,3−フェニレンビス[(オキシ−1,3−n−プロピレンオキシ−4,1−フェニレン)メチレン]A82846B/A82846B,(3−ジメチルアミノプロピル)アミド
HPLC(条件A)保持時間:13.7分。
FABMSは、3674で(M+6H)のピークを示す。
表1および2の全ての化合物の合成に関する詳細、さらにはまた、それらの化合物に関する同定特性を表3および4に示す。
Figure 0004159110
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Figure 0004159110
式IおよびIIの化合物は、細菌感染の処置に有用である。従って、別の態様において、本発明は、宿主動物、典型的には、温血動物において細菌感染を制御する方法であって、式IまたはIIの化合物の有効な抗菌量を宿主動物に投与することを含んでなる方法に関する。この態様では、本発明の化合物を使用して、様々な細菌、とりわけグラム陽性菌による感染を制御して処置することができる。好ましい態様では、その化合物を使用して、現存する抗菌物質に耐性である細菌による感染を制御して処置する。例えば、ある細菌は、メチシリンに耐性であるが、他の細菌は、バンコマイシンおよび/またはテイコプラニンに耐性である。本化合物は、そのような耐性菌種による感染を制御して処置する技術を提供する。
本発明のこの態様を行う際、その化合物は、経口経路、並びに静脈内および筋肉内といったような非経口経路を含め、いずれの従来技術によっても投与することができる。使用すべき化合物の量は重要ではなく、使用する個々の化合物、投与経路、感染の重篤度、投与間隔、および当業者に知られている他の要因によって変わるであろう。一般に、約0.5〜約100mg/kgの用量が有効であろう;また多くの状況では、約0.5〜約50mg/kgのより少ない用量が有効であろう。本発明の化合物は、単回用量で投与することができるが、抗菌療法の既知の方法では、本発明の化合物を、典型的には、数日または数週といったような、ある期間に繰り返し投与して、細菌感染の制御を確実なものとする。
そしてまた、既知の抗菌療法に従って、本発明の化合物は、典型的には、必要な用量の便利な送達のために製剤化される。従って、別の態様において、本発明は、医薬的に許容され得る担体と組み合わせて、式IまたはIIのいずれかの化合物を含んでなる医薬品製剤に関する。そのような担体は、経口経路および非経口経路の両方の送達に関して周知である。一般に、製剤は、本発明の化合物を約0.1〜約90重量%、しばしば約1.0〜約3%の濃度で含んでなるであろう。
本化合物の抗菌効能を次の表5および6により説明する。標準的なブロスマイクロ希釈アッセイを使用して、最小阻害濃度(MIC)を測定した。表6は、代表的なバンコマイシン耐性腸球菌およびバンコマイシン感受性腸球菌に対する例示化合物の活性の比較を示す(Enterococcus faeciumおよびEnterococcus faecalis、標準的なブロスマイクロ希釈アッセイにより測定した平均幾何学的MIC(mcg/ml))。
Figure 0004159110
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Figure 0004159110

Claims (12)

  1. 式:
    Figure 0004159110
    [式中、
    GおよびG’は各々独立して、式:
    Figure 0004159110
    のデスヒドロバンコマイシン、または式:
    Figure 0004159110
    のデスヒドロA82846Bであり
    {式中、
    1は、OHまたは
    Figure 0004159110
    であり;そして
    2は、次のように定義される:
    (1)Y2は各々独立して、
    水素、
    1−C10のアルキル、
    5−C6のシクロアルキル、
    5−C6のシクロアルケニル、
    ナフチル、
    ビフェニリル、
    式−Y3−(Y40、1、または2の基(式中、Y3は、1〜3つの置換基(これは各々独立して、ハロ、ニトロ、シアノ、アルコキシ、ハロアルキル、およびハロアルコキシよりなる群から選択される)で置換されているかまたは非置換の1−C6の低級アルキルであり;そしてY4は、
    Figure 0004159110
    (式中、Y5は各々独立して、水素もしくはC1−C4の低級アルキルである)であるか、またはY4はフェニル、もしくは1〜3つの置換基(これは各々独立して、
    ハロ、
    ニトロ、
    1−C4の低級アルキル、
    5−C6のシクロアルキル、
    1−C4の低級アルコキシ、
    1−C4のハロ低級アルキル、もしくは
    1−C4のハロ低級アルコキシ
    である)で置換されているフェニルである)
    を表すか、または
    (2)一方のY2は、水素であり、そして他方のY2は、(2−フラノン−3−イル)であるか、または
    (3)両方のY 2 が、窒素と一緒になって、5〜7員のヘテロ環式環を構築するか、または両方のY 2 が、窒素と一緒になって、その窒素原子に加え、さらに1個のヘテロ環原子(これは、窒素、酸素、または硫黄である)を含んでいる5〜7員のヘテロ環式環を構築し、このヘテロ環式基は、1もしくは2つの置換基(これは各々、C1−C2の低級アルキル、C1−C2の低級アルコキシ、フェニル、ベンジル、もしくはC1−C6−アルカノイルである)で置換されているか、または非置換である};そして
    Lは、式A:
    Figure 0004159110
    {式中、
    Aは、
    1−C16のアルキレン、
    (C1−C4−X’のアルキレン)q−C1−C4のアルキレン(式中、qは、1−3である)、
    Figure 0004159110
    であり;
    1は各々独立して、
    Figure 0004159110
    である(式中、Rは各々独立して、ハロ、C1−C6の低級アルキル、C1−C6の低級アルコキシ、フェニル、または1〜2つの置換基(これは各々独立して、ハロ、C1−C6の低級アルキル、もしくはC1−C6の低級アルコキシである)で置換されているフェニルを表し;Xは各々独立して、
    Figure 0004159110
    (ここで、R2は、H、もしくはC1−C4の低級アルキルである)であり;そしてX’は各々独立して、
    Figure 0004159110
    (ここで、R2は、先に定義した通りである)である)}
    の二価結合基であるか;または
    Lは、式B:
    −C1−C8のアルキレン−R3−X″−R3−C1−C8のアルキレン−
    <B>
    {式中、
    X″は、C1−C4のアルキレン、または式:
    Figure 0004159110
    (ここで、Rは先に定義した通りである)
    のフェニレンを表し;そして
    3は各々独立して、CH2またはOである}
    の二価結合基である]
    の化合物、またはその塩。
  2. GおよびG’が両方ともデスヒドロA82846Bである、請求項1に記載の化合物。
  3. Lが式Aの結合基であり、AがC1−C16のアルキレンであり、そしてR1が両方ともOである、請求項1または2に記載の化合物。
  4. AがC6−C12の直鎖状のアルキレンである、請求項3に記載の化合物。
  5. Lが式Aの結合基であり、Aが(C1−C4−X’のアルキレン)q−C1−C4のアルキレンであり、q=2であり、そしてR1が両方ともOである、請求項1または2に記載の化合物。
  6. 式:
    G−CH2−L−CHO
    [式中、
    Gは、式:
    Figure 0004159110
    のデスヒドロバンコマイシン、および式:
    Figure 0004159110
    のデスヒドロA82846Bよりなる群から選択され
    {式中、
    1は、OHまたは
    Figure 0004159110
    であり;そして
    2は、次のように定義される:
    (1)Y2は各々独立して、
    水素、
    1−C10のアルキル、
    5−C6のシクロアルキル、
    5−C6のシクロアルケニル、
    ナフチル、
    ビフェニリル、
    式−Y3−(Y40、1、または2の基(式中、Y3は、1〜3つの置換基(これは各々独立して、ハロ、ニトロ、シアノ、アルコキシ、ハロアルキル、およびハロアルコキシよりなる群から選択される)で置換されているか、非置換の1−C6の低級アルキルであり;そしてY4は、
    Figure 0004159110
    (式中、Y5は各々独立して、水素もしくはC1−C4の低級アルキルである)であるか、またはY4はフェニル、もしくは1〜3つの置換基(これは各々独立して、
    ハロ、
    ニトロ、
    1−C4の低級アルキル、
    5−C6のシクロアルキル、
    1−C4の低級アルコキシ、
    1−C4のハロ低級アルキル、もしくは
    1−C4のハロ低級アルコキシ
    である)で置換されているフェニルである)
    を表すか、または
    (2)一方のY2は、水素であり、そして他方のY2は、(2−フラノン−3−イル)であるか、または
    (3)両方のY 2 が、窒素と一緒になって、5〜7員のヘテロ環式環を構築するか、両方のY 2 が、窒素と一緒になって、その窒素原子に加え、さらに1個のヘテロ環原子(これは、窒素、酸素、または硫黄である)を含んでいる5〜7員のヘテロ環式環を構築し、このヘテロ環式基は、1もしくは2つの置換基(これは各々、C1−C2の低級アルキル、C1−C2の低級アルコキシ、フェニル、ベンジル、もしくはC1−C6−アルカノイルである)で置換されているか、または非置換である};そして
    Lは、式A:
    Figure 0004159110
    {式中、
    Aは、
    1−C16のアルキレン、
    (C1−C4−X’のアルキレン)q−C1−C4のアルキレン(式中、qは、1−3である)、
    Figure 0004159110
    であり;
    1は各々独立して、
    Figure 0004159110
    である(式中、Rは各々独立して、ハロ、C1−C6の低級アルキル、C1−C6の低級アルコキシ、フェニル、または1〜2つの置換基(これは各々独立して、ハロ、C1−C6の低級アルキル、もしくはC1−C6の低級アルコキシである)で置換されているフェニルを表し;Xは各々独立して、
    Figure 0004159110
    (ここで、R2は、H、もしくはC1−C4の低級アルキルである)であり;そしてX’は各々独立して、
    Figure 0004159110
    (ここで、R2は、先に定義した通りである)である)}
    の二価結合基であるか;または
    Lは、式B:
    −C1−C8のアルキレン−R3−X″−R3−C1−C8のアルキレン−
    <B>
    {式中、
    X″は、C1−C4のアルキレン、または式:
    Figure 0004159110
    (ここで、Rは先に定義した通りである)
    のフェニレンを表し;そして
    3は各々独立して、CH2またはOである}
    の二価結合基である]
    の化合物、またはその塩。
  7. 医薬的に許容され得る希釈剤または担体と組み合わせて、請求項1または6に記載の化合物を含んでなる医薬品製剤。
  8. 細菌感染を処置するための請求項7に記載の医薬品製剤。
  9. 細菌感染がバンコマイシン耐性腸球菌に起因する、請求項8に記載の医薬品製剤。
  10. 抗菌療法で使用するための、請求項1または6に記載の化合物。
  11. バンコマイシン耐性腸球菌に対する抗菌療法で使用するための、請求項1または6に記載の化合物。
  12. 請求項1−6のいずれかに記載の化合物の製造方法であって、請求項1−6に記載の所望の化合物に対応するシッフ塩基を還元して、所望により、その後、医薬的に許容され得る塩を形成することを含んでなる方法。
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