JP4158751B2 - サーモスタット - Google Patents

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Description

本発明は、冷蔵庫等に使用される、除霜作動用押釦等の除霜機能をそなえたサーモスタットに関するものである。
従来、この種のサーモスタットは押釦を操作することによって、冷却用コンプレッサーの回路を制御して冷蔵庫の冷却器に付着した霜を除去する機能を有している(例えば、特許文献1参照)。
図5、図6、図7は、特許文献1に記載された従来のサーモスタットを示すものである。図5、図6、図7に示すように、コ字形の箱体からなる器枠1にレバー2の一端部2aを回動できるように軸支し、他端部を開閉ばね3に係合させ、レバー2の中間部に設けたばね受け4に一端側をおさめた圧縮ばね5をベローズ6に相対させて設置し、レバー2の先端部側に接点(可動接点7、固定接点8)開閉用のアーム9を設け、圧縮ばね5の他端部を、一端部10aを回動できるように軸支し、他端部を貫通孔11aを有する偏位用カム11のカム面に接触させた調整レバー10に受けさせ、一方、一端部12aを回動できるように軸支し、他端部にレバー2に接触可能なように当て部12bを設けたデフレバー12を配置し、デフレバー12の端部にデフレバー12を反転させる線ばね13の一端を係合させ、カム11に押釦14を取り付けたデフピン15を挿入し、調整レバー10に調整板16を連結し、調整板16の先端をデフピン15と対向するようにデフレバー12に接触させるとともに、デフレバー12に円形の穴12cとそれにつらなる溝穴12dとを設け、デフピン15の下端部15aに二つのフランジ部(15b、15c)と両フランジ部にはさまれた軸部をデフレバー12の溝穴12dにはめこませるように構成したものである。
以上のように構成されたサーモスタットについて、以下その動作について説明する。
まず、感温部の温度が上昇すると、キャピラリチューブ内のガスの圧力が上昇し、ベローズ6を膨張させる。それにより圧縮ばね5の力に抗してばね受け4が押し上げられるとともに、レバー2は開閉ばね3の力の作用により矢印方向に回動し、ストッパ(図示せず)に当たって制止させられる。したがって、アーム9は接点板(図示せず)から離脱し、可動接点7が固定接点8に接着し、オン回路が形成される。感温部の温度が下がると、ベローズ6は収縮し、圧縮ばね5の力によりばね受け4が下降すると共に、開閉ばね3の加速的力の減少により、レバー2は反矢印方向に回動する。それとともにアーム9が下降し、接点板(図示せず)に当たってこれを押し下げ、図示のように可動接点7を固定接点8から開離させる。すなわち、オフ回路が形成される。この時、レバー2はストッパ(図示せず)により制止させられる。
以上がサーモスタットの一般的な、温度による作用であるが、次に押釦の操作による作用を説明する。押釦14を復帰ばね(図示せず)の力に抗して押し下げれば、デフピン15は下降し、それにともないデフレバー12が下降し、さらにデフピン15が下降することにより、デフレバー12は線ばね13の反転作用により下方に回動し、デフレバー12の当て部12bがレバー2に接触し、強制的にレバー2を下降回動させ、接点7と8を開離させオフ回路が形成される。その時押釦14は線ばね13の反転力により、押されたままの位置で静止している。
一方、押釦14の操作により、オフになっている接点7、8は次のように閉じられる。すなわち、初期温度より高い温度になった時、線ばね13の力に抗してレバー2は上方に回動し始め、開閉ばね3及び線ばね13の下方向の加速度的力の減少により、レバー2が急速反転をし、接点7,8を閉じ、オン回路を形成するとともにデフレバー12はレバー2で押し戻され、線ばね13の作用により元の位置に戻る。
実公昭57−6029号公報
しかしながら、上記従来の構成では、オフになっている接点7,8が、高温になってオンする際に、デフピン15の下端部15aが二つのフランジ部(15b、15c)と両フランジ部にはさまれた軸部をデフレバー12の溝穴12dにはめこませて固定されているため、デフレバー12とデフピン15の固定部は軸支された一端部12aを支点として円弧状の軌道に沿って回動する。同様にデフピン15においても鉛直上下方向に動かずに、偏位用カム11の操作軸に形成された貫通孔11aの側面部と接触しながら上下動することとなり、その摺動摩擦力がデフレバー12の反転力を妨げると同時に、レバー2の反転力を妨げる方向に働くことにより、デフピン15が元の位置に戻り、かつ接点(7、8)がオフからオンに復帰する温度が、摩擦力により影響される、すなわち復帰温度がばらつき、変化する可能性があるという課題を有していた。
さらに、デフレバー12の溝穴12dにデフピン15のフランジ部(15b、15c)を挿入する際に、がたつき、ずれ等なく確実に挿入して係合させる必要があり、充分な部品寸法精度の管理と専用治具等が必要であり、組み込み時の工数が大となるという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、押釦等を押して除霜をおこなった後の復帰オン温度を動作ばらつきの少ない安定したものとし、冷蔵庫の除霜を確実に実現することと、部品の寸法精度に影響されず、また複雑な専用治具等も必要としない組み立て工数の少ない品質の安定したサーモスタットを提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明のサーモスタットは、デフピンの下端部とデフレバーの端面の係合において、デフピンが挿通可能なようにデフレバー端面部にデフピン径より大きな孔を設けたものであり、デフレバーが円弧状の軌道を描く動作を行っても、デフピンとデフレバーの孔との間のクリアランスを有しているためデフピンはデフレバーと同様の軌道で動作するのではなく鉛直上方向にカムの貫通孔に沿って動くため、作動による摩擦力に影響されずに復帰オン温度の変化、ばらつきを抑制することができる。
また、本発明のサーモスタットは、前記デフピンを前記デフレバーの孔に挿通した後に、前記デフピン下端部に前記デフレバーの孔の径より大なるキャップを装着したものであり、これによってデフピンとデフレバーを器枠及びカムの貫通孔に、部品が外れることなく、特殊な治具等を用いることなく、容易に組込むことが可能となる。
さらに、本発明のサーモスタットは、前記デフピンを前記デフレバーの孔に挿通した後に、デフピン下端部をデフレバーの孔より大なる径に成形加工したものであり、これによってデフピンとデフレバーを器枠及びカムの貫通孔に、部品が外れることなく、特殊な治具等を用いることなく、容易に組込むことが可能となるとともに部品点数の増加もなく安価なサーモスタットの提供が可能となる。
本発明のサーモスタットは、デフピンとデフレバーの孔との間のクリアランスを有することにより、デフピンは鉛直上方向にカムの貫通孔に沿って作動するため、デフピンと係合しているデフレバーにデフピンとカムに形成した貫通孔の摩擦力が加わらないことにより、動作バラツキの少ない安定した復帰オン温度を実現することができる。
また、本発明のサーモスタットは、デフピンをデフレバーの孔に挿通した後に、デフピン下端部をデフレバーの孔より大なるキャップを装着したものであり、これによって、部品を特殊な治具等を使用せずに容易に組込むことが可能となり、組立て工数の短縮及び組込み品質の向上を実現することができる。
さらに、本発明のサーモスタットは、デフピンをデフレバーの孔に挿通した後に、デフピン下端部をデフレバーの孔より大なる径に成形加工したものであり、これによって、部品を特殊な治具等を使用せずに容易に組込むことが可能となり、また部品点数の増加もないことより、組立て工数の短縮、組込み品質の向上及び低コストのサーモスタットを実現することが可能となる。
請求項1に記載の発明は、底部及び対向する2つの側面からなる略コの字状器枠と、庫内温度変化を感知して伸縮するベローズと、前記ベローズに下端が当接し他端にてスイッチ部を動作せしめるL字型のレバーと、貫通孔を有するカムの回動により傾きが変化する調整レバーと、前記L字型のレバーと前記調整レバーを連結し前記ベローズの変化に対抗するスプリングと、一端が前記調整レバーに係止され他端には回動自在に係止されたローラー体を保持する調整プレートと、前記調整レバーと前記調整プレートの間隔を可変可能とする調節ネジと、前記カムの貫通孔に挿通し段付部を有する上下動自在なデフピンと、一端部を回動できるように軸支され、他端部には前記ローラー体と当接可能な斜面を有する爪部と前記L字型のレバーと接触可能なアームを設けたデフレバーを配置し、前記デフピンの端部を前記デフレバーの端面と対向するように係合させたサーモスタットにおいて、前記デフピンが挿通可能なように前記デフレバー端面部に前記デフピンの径より大きく、かつ前記デフピンの段付部の径より小さな孔を設けて前記孔を貫通したデフピンの周囲にクリアランスを形成し、前記クリアランスの大きさを、前記デフレバーが円弧状の軌道を描く動作を行っても、前記デフピンが前記孔との摩擦力に影響されないで動作する大きさとし、さらに前記デフピンを前記デフレバーの孔に挿通した後に、前記デフピン下端部を前記デフレバーの孔より大なる径に成形加工したことにより、デフピンとデフレバーの孔との間にクリアランスを有する構成となる。そして、デフピンは鉛直上方向にカムの貫通孔に沿って作動するとき、前記クリアランスによってデフピンと係合しているデフレバーにデフピンとカムに設けた前記貫通孔の摩擦力が加わらないことにより、動作バラツキの少ない安定した復帰オン温度を実現することができる。
また、前記デフピンは、前記デフレバーの孔に挿通した後に、前記デフピン下端部を前記デフレバーの孔より大なる径に成形加工したことにより、部品を特殊な治具等を使用せずに容易に組込むことが可能となるとともに部品点数を増加することなく、組立て工数の短縮、組込み品質の向上及び低コストのサーモスタットを実現することが可能となる。
請求項2に記載の発明は、底部及び対向する2つの側面からなる略コの字状器枠と、庫内温度変化を感知して伸縮するベローズと、前記ベローズに下端が当接し他端にてスイッチ部を動作せしめるL字型のレバーと、貫通孔を有するカムの回動により傾きが変化する調整レバーと、前記L字型のレバーと前記調整レバーを連結し前記ベローズの変化に対抗するスプリングと、一端が前記調整レバーに係止され他端には回動自在に係止されたローラー体を保持する調整プレートと、前記調整レバーと前記調整プレートの間隔を可変可能とする調節ネジと、前記カムの貫通孔に挿通し段付部を有する上下動自在なデフピンと、一端部を回動できるように軸支され、他端部には前記ローラー体と当接可能な斜面を有する爪部と前記L字型のレバーと接触可能なアームを設けたデフレバーを配置し、前記デフピンの端部を前記デフレバーの端面と対向するように係合させたサーモスタットにおいて、前記デフピンが挿通可能なように前記デフレバー端面部に前記デフピンの径より大きく、かつ前記デフピンの段付部の径より小さな孔を設けて前記孔を貫通したデフピンの周囲にクリアランスを形成し、前記クリアランスの大きさを、前記デフレバーが円弧状の軌道を描く動作を行っても、前記デフピンが前記孔との摩擦力に影響されないで動作する大きさとし、さらに前記デフピンを前記デフレバーの孔に挿通した後に、前記デフピン下端部に前記デフレバー孔径より大なるキャップを装着したことにより、請求項1と同様に、動作バラツキの少ない安定した復帰オン温度を実現することができ、また、前記デフピンを前記デフレバーの孔に挿通した後に、前記デフピン下端部を前記デフレバーの孔より大なるキャップを装着したことにより、部品を特殊な治具等を使用せずに容易に組込むことが可能となり、組立て工数の短縮及び組込み品質の向上を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明するが、従来例または、先に説明した実施の形態と同一構成については同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1によるサーモスタットの断面正面図である。
図2は、同実施の形態のサーモスタットのキャップ装着時の要部断面図である。
図3は、同実施の形態のサーモスタットのデフピン成形加工前の要部断面図である。
図4は、同実施の形態のサーモスタットのデフピン成形加工後の要部断面図である。
図1、図2、図3、図4に示すように、21は器枠、22は庫内温度を検知して伸縮するベローズで、ベローズ22にはキャピラリチューブ23が接続される。24は支点24aにより回動自在に設けられたL字型のレバーであり、L字型のレバー24の下端部24bはベローズ22の自由端22aに当接し、他端部24cには固定接点25と可動接点26を開閉させるスイッチ27のスイッチング動作をさせるスペーサ28が係合している。さらに、一端部24dには温度設定用スプリング29の一端が係止される。温度設定用スプリング29の他端は調整ネジ30を介して調整レバー31に係止され、調整レバー31は下部の支点31aにより、器枠1に回動自在に設けられ、その上端は貫通孔32を有する温度設定用のカム33に圧接する。34は一端が調整レバー31に係止され、他端には回動自在に係止されたローラー体35を保持する調整プレートであり、調整プレート34は、調整レバー31と調整プレート34の間隔を可変可能とする調節ネジ36を保持している。また、37は支点37aにより回動自在に設けられたデフレバーであり、カム33の貫通孔32に挿通し、上下動自在に配置された段付部38aを有するデフピン38と係合し、一端にはローラー体35と当接可能な斜面体を有する爪部37bを、他端にはレバー24と接触可能なアーム37cを、設けるとともに、端面部にデフピン38の径よりも大きな円形孔(本発明の孔に相当)37dを有する。
さらに、デフピン38は、デフレバー37の円形孔37dに挿通した後に、図2に示す如く、デフピン下端部38cにデフレバー37の円形孔37dより大なるキャップ38dを装着、あるいは図3、図4に示す如く、デフピン下端部38cをデフレバー37の円形孔37dより大なる径に成形加工している。
以上のように構成されたサーモスタットについて、以下その動作を説明する。
まず、感温部の温度が上昇すると、キャピラリチューブ23内のガス圧が上昇し、ベローズ22を膨張させる。それによりL字型のレバー24は支点24aを軸として矢印A方向に回動し、調整ネジ30で設定されたスプリング29の弾性力(設定温度に対応する)と対抗し、感温部が設定温度を越えた時は、スペーサ28を介してスイッチ27が動作し、固定接点25と可動接点26がオンとなり、電源回路に通電する。
次に、感温部の温度が低下すると、ベローズ22は収縮し、レバー24はスプリング29の弾性力で、支点24aを軸として矢印B方向に回動し、同時にスペーサ28による押圧が減少しスイッチ27が動作して固定接点25と可動接点26がオフとなり、電源回路の通電が切られる。
以上がサーモスタットの一般的な、温度による作用であるが、次にデフピン38の操作による作用を説明する。スイッチ27がオン状態の時にデフピン38を押すことにより、スプリング29の力に抗してデフレバー37が支点37aを中心に反時計方向(矢印B方向)に円弧運動を行い、さらにデフレバー37のアーム37cでL字型のレバー24を押すことで、L字型のレバー24はその支点24aを中心に反時計方向(矢印B方向)へ円弧運動を行うため、スペーサ28を介してスイッチ27はオフ状態となる。この時デフレバー37の斜面を有した爪部37bは調整レバー31に取付けられた調整プレート34に保持されているローラー体35とラッチされ、押されたままの位置でオフ状態を保っている。
一方、スイッチ27がオフ状態からオン状態に変化する時には、スイッチ27はオフ状態であるから感温部の温度上昇によりベローズ22が膨張し、これによりレバー24は支点24aを中心として時計方向回り(矢印A方向)に円弧運動を行う。この時、デフレバー37のアーム37cがレバー24によって上方向に押されることになりデフレバー37は時計回り(矢印A方向)に円弧運動し、スプリング29の抗力以上の力がラッチ部に加わるとラッチが外れてデフピン38は元の位置に戻るとともに、レバー24の回動によりスペーサ28を介してスイッチ27はオン状態となる。
以上のように、本実施の形態においては、底部及び対向する2つの側面からなる略コの字状器枠21と、庫内温度変化を感知して伸縮するベローズ22と、前記ベローズ22に下端部24aが当接し他端部24cにスイッチ27を動作せしめるスペーサ28を設けたL字型のレバー24と、貫通孔32を有するカム33の回動により傾きが変化する調整レバー31と、前記L字型のレバー24と前記調整レバー31を連結し前記ベローズ22の変化に対抗するスプリング29と、一端が前記調整レバー31に係止され他端には回動自在に係止されたローラー体35を保持する調整プレート34と、前記調整レバー31と前記調整プレート34の間隔を可変可能とする調節ネジ36と、前記カム33の貫通孔32に挿通し段付部38aを有する上下動自在なデフピン38と、一端部を回動できるように軸支され、他端部には前記ローラー体35と当接可能な斜面を有する爪部37bと前記L字型のレバー24と接触可能なアーム37cを設けたデフレバー37を配置し、前記デフピン38の端部を前記デフレバー37の端面と対向するように係合させたサーモスタットにおいて、前記デフピン38が挿通可能なように前記デフレバー37の端面部に前記デフピン38の径より大きく、かつ前記デフピン38の段付部38aの径より小さな円形孔37d設けて前記円形孔37dを貫通したデフピン38の周囲にクリアランスを形成したものであり、そして、前記デフピン38とデフレバー37の円形孔37dとの間のクリアランスを、前記デフレバー37が円弧状の軌道を描く動作を行っても、前記デフピン38が前記円形孔37dとの摩擦力に影響されないで動作する大きさとすることにより、デフピン38は鉛直上方向にカム33の貫通孔32に沿って作動するため、デフピン38と係合しているデフレバー37にデフピン38とカム33に設けた前記貫通孔32の摩擦力が加わらないことにより、動作温度変動の少ない安定した除霜復帰温度を実現する品質的に優れたサーモスタットを提供することができる。
また、本実施の形態では、前記デフピン38を前記デフレバー37の円形孔37dに挿通した後に、前記デフピン下端部38cに前記デフレバー37の円形孔37dより大なるキャップ38dを装着したことより、部品を特殊な治具等を使用せずに容易に組込むことが可能となり、組立て工数の少ない、安価なサーモスタットを提供することができる。
さらに、本実施の形態では、前記デフピン38を前記デフレバー37の円形孔37dに挿通した後に、前記デフピン下端部38cを前記デフレバー37の円形孔37dより大なる径に成形加工したことより、部品を特殊な治具等を使用せずに容易に組込むことが可能となるとともに、部品点数が増加することなく組立て工数の少なくかつ部品点数の少ない安価なサーモスタットを提供することができる。
以上のように、本発明にかかるサーモスタットは、デフレバー端面部にデフピンより大きく、かつ、デフピン段付部より小さい径の孔を設けることにより、デフピンとデフレバーの間のクリアランスを有することで、デフピンと係合するデフレバーに、デフピンとカムに設けた貫通孔の摩擦力が加わりにくくなるため、温度変動の少ない安定した除霜復帰温度が可能となるので、冷蔵庫、保冷庫等の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1におけるサーモスタットの断面正面図 同実施の形態のサーモスタットのキャップ装着時の要部断面図 同実施の形態のサーモスタットのデフピン成形加工前の要部断面図 同実施の形態のサーモスタットのデフピン成形加工後の要部断面図 従来のサーモスタットの断面正面図 従来のサーモスタットのデフレバーの拡大平面図 従来のサーモスタットのデフピンとデフレバーの連結部の拡大断面正面図
符号の説明
21 器枠
22 ベローズ
24 L字型のレバー
27 スイッチ
29 スプリング
31 調整レバー
32 カムの貫通孔
33 カム
34 調整プレート
35 ローラー体
36 調節ネジ
37 デフレバー
37a デフレバーの支点
37b デフレバーの爪部
37c デフレバーのアーム
37d デフレバーの円形孔
38 デフピン
38a デフピン段付部
38c デフピン下端部
38d キャップ

Claims (2)

  1. 底部及び対向する2つの側面からなる略コの字状器枠と、庫内温度変化を感知して伸縮するベローズと、前記ベローズに下端が当接し他端にてスイッチ部を動作せしめるL字型のレバーと、貫通孔を有するカムの回動により傾きが変化する調整レバーと、前記L字型のレバーと前記調整レバーを連結し前記ベローズの変化に対抗するスプリングと、一端が前記調整レバーに係止され他端には回動自在に係止されたローラー体を保持する調整プレートと、前記調整レバーと前記調整プレートの間隔を可変可能とする調節ネジと、前記カムの貫通孔に挿通し段付部を有する上下動自在なデフピンと、一端部を回動できるように軸支され、他端部には前記ローラー体と当接可能な斜面を有する爪部と前記L字型のレバーと接触可能なアームを設けたデフレバーを配置し、前記デフピンの端部を前記デフレバーの端面と対向するように係合させたサーモスタットにおいて、前記デフピンが挿通可能なように前記デフレバー端面部に前記デフピンの径より大きく、かつ前記デフピンの段付部の径より小さな孔を設けて前記孔を貫通したデフピンの周囲にクリアランスを形成し、前記クリアランスの大きさを、前記デフレバーが円弧状の軌道を描く動作を行っても、前記デフピンが前記孔との摩擦力に影響されないで動作する大きさとし、さらに前記デフピンを前記デフレバー孔に挿通した後に、前記デフピン下端部を前記デフレバー孔より大なる径に成形加工したことを特徴とするサーモスタット。
  2. 底部及び対向する2つの側面からなる略コの字状器枠と、庫内温度変化を感知して伸縮するベローズと、前記ベローズに下端が当接し他端にてスイッチ部を動作せしめるL字型のレバーと、貫通孔を有するカムの回動により傾きが変化する調整レバーと、前記L字型のレバーと前記調整レバーを連結し前記ベローズの変化に対抗するスプリングと、一端が前記調整レバーに係止され他端には回動自在に係止されたローラー体を保持する調整プレートと、前記調整レバーと前記調整プレートの間隔を可変可能とする調節ネジと、前記カムの貫通孔に挿通し段付部を有する上下動自在なデフピンと、一端部を回動できるように軸支され、他端部には前記ローラー体と当接可能な斜面を有する爪部と前記L字型のレバーと接触可能なアームを設けたデフレバーを配置し、前記デフピンの端部を前記デフレバーの端面と対向するように係合させたサーモスタットにおいて、前記デフピンが挿通可能なように前記デフレバー端面部に前記デフピンの径より大きく、かつ前記デフピンの段付部の径より小さな孔を設けて前記孔を貫通したデフピンの周囲にクリアランスを形成し、前記クリアランスの大きさを、前記デフレバーが円弧状の軌道を描く動作を行っても、前記デフピンが前記孔との摩擦力に影響されないで動作する大きさとし、さらに前記デフピンを前記デフレバー孔に挿通した後に、前記デフピン下端部に前記デフレバー孔径より大なるキャップを装着したことを特徴とするサーモスタット。
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