JP4154346B2 - 固着具打込装置 - Google Patents

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Description

本発明は、固着具打込み装置に関し、連発打ちモードと単発打ちモードを作業者の操作手順によって切り替えることができる固着具打込み装置に関する。
従来、釘打ち機やねじ打込み機の如き固着具打込装置においては、固着具が打ち込まれる相手部材に打込み装置のノーズが押し当てられていない状態で打込み装置が作動してしまう事故を防止するために、ノーズ先端からトリガレバー付近にまで延びる細長いアーム形状でノーズ先端を相手部材に押付けるとトリガレバー側に移動するセイフティヨークが設けられているのが普通である。そして、このようなセイフティヨークを有する打込装置においては、そのセイフティヨークの機能を利用して2つの打込方法(モード)がある。すなわち、ノーズを相手部材の所定位置に押付けてセイフティヨークをトリガレバー側に移動させた状態でトリガレバーを引くたびに固着具を1つずつ打込む、一般に単発打ちと呼ばれるモードと、先にトリガレバーを引いた状態に維持してノーズを相手部材に押付けてセイフティヨークをトリガレバー側に移動させるたびに固着具を1つずつ打込む一般に連発打ちと呼ばれるモードとがある。
単発打ちモードは、相手部材にノーズ先端部を押し付けた後、トリガレバーを引いてドライバビットを駆動し釘等の固着具を相手部材に打込み、次にトリガレバーを釈放してノーズの押し付けも解除する方法である。この打込み方法では、トリガレバーを引くたびに1発ずつ釘等の固着具を打込むので単発打ちと呼ばれる。連発打ちモードは、トリガレバーを引いた状態で相手部材の所定の位置にノーズ先端部を押し付けるものである。この場合には、トリガレバーが予め引いてあるのでノーズ先端部を相手部材に押し付けるたびに釘等の固着具を打込むことができ、ノーズを相手部材に押し付けることで固着具を連続的に打込むことができる。
この種の単発打ちモードと連発打ちモードが行える、従来の打込装置としては、単発打ちモードと連発打ちモードとを切換える切換えピンを備え、その切換えピンの動作モードを切換えることで単発打ちと連発打ちとを切り替えて行えるようにしたものがある(例えば、特開平8−90499号公報:特許第3268136号:特許文献1参照)。
特開平8−90499号公報
前述の従来の連単切換え可能な固着具打込装置は、単発打ちモードと連発打ちモードを切換えるのに、切換えピンを設けねばならず、また、作業者には切換えピンの操作が必要であった。
そこで、本発明は、切換えピン等の切換え手段の必要なく、連発打ちモードと単発打ちモードを作業者の操作手順によって切り替えることができる固着具打込み装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明の固着具打込装置は、固着具を打込むため相手部材に押し付けられるノーズと、固着具を相手部材へ打込むため該固着具をノーズを通して打込むための駆動部と、該駆動部の駆動動作を制御するトリガレバーを包含するトリガ装置と、ノーズの先端から駆動部ハウジングに沿ってトリガ装置に向けて延び、ノーズが相手部材に押し付けられていない状態での駆動部の駆動動作の開始を阻止するようにトリガ装置に作用するセイフティヨークとを包含する固着具打込装置であって、セイフティヨークのトリガ装置側の端部とトリガ装置との間に連単駆動制御機構が配置されており、該連単駆動制御機構は、ノーズが相手部材に押付けられてセイフティヨークのトリガ装置側端部がトリガ装置側に移動した状態でトリガレバーを引くと固着具の単発打込みだけが可能な単発打ちモードになり、トリガレバーを引いた状態でノーズを相手部材に押付けてセイフティヨークのトリガ装置側端部をトリガ装置側に移動することによって固着具を連発打ちできる連発打ちモードになる構成であり、トリガ装置は、駆動部ハウジング又はハンドルに旋回自在に取付けられたトリガレバーと、押込み可能なバルブピンを有するトリガバルブと、該トリガレバーの先端部に旋回自在に取付けられセイフティヨークのトリガ装置側の端部に延びてバルブピンを押上むように作用するトリップレバーとを包含し、連単駆動制御機構は、セイフティヨークとトリップレバーとトリガレバーとに係合し、連単駆動制御機構は、セイフティヨークのトリガ装置側の端部とトリップレバーとに係合する動作レバーと、トリガレバーに係合するストッパと、動作レバーとストッパとを同軸で旋回自在に支持するピンとを包含し、該連単駆動制御機構は、単発打ちモードにおいてはトリガレバーが引かれたとき該トリガレバーがストッパに係合して該ストッパが動作レバーをトリップレバーがバルブピンを押込むのを強制する位置に維持して単発打ちだけを可能にする構成であり、連発打ちモードにおいてはストッパはトリガレバーが引かれても動作レバーの動きを制限しないでセイフティヨークの端部の移動によって動作レバーがトリップレバーをバルブピンに対して移動させて連発打ちを可能にする構成であることを特徴とする。
上記の連単駆動制御機構を備えた固着具打込装置によれば、作業者は、必要に応じて、
ノーズ先端を相手部材に押付ける操作とトリガレバーを引く操作との、2つの操作の手順を選択することで、単発打ちモードと連発打ちモードを切換えることができる。従って、切換えピン等の手段は不要になり、作業者にも、単発打ちモードと連発打ちモードの切換えピン等の切換え作業を不要にする。
上記の固着具打込装置において、連単駆動制御機構は、動作レバーとストッパとを開き方向に付勢するようにピンの回りに設けられたばねと、動作レバーとストッパとが一定の開き角度以上には開かないように係合する係合手段とを包含し、動作レバーとストッパとは、外部から負荷が加わらない通常時において最大角度に開いている。連単駆動制御機構は、1個のユニットとしてセイフティヨークの端部とトリップレバーの間の駆動部ハウジングに取付けられている。トリガレバーは、駆動部ハウジング又はハンドルに第1ピンによって旋回自在に支持されており、連単駆動制御機構のピンは第1ピンの近くに並列に配置されてストッパはトリガレバーの第1ピンに隣接する係合突起に係合する。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る固着具打込装置の1実施形態としての釘打機1の全体構造を示す、1部を破断した正面図である。釘打機1は、主として、内部にシリンダ2等の駆動手段を含む駆動部のハウジング3と、作業者が握る部分のハンドル5と、打込むべき釘を供給するためのマガジン6を包含する。駆動部としてのシリンダ2内には、圧縮空気にて作動するピストン7があり、ピストン7には、ドライバビット9が接続されている。ハウジング3の下方には、ノーズ10が設けられ、ノーズ10は、木材等の相手部材に押し付けられた状態にて、マガジン6から送られてくる釘が、ドライバビット9の下方への駆動により、相手部材に対して打ち込まれるようにする。釘打機1には、通常、ノーズ10の先端からトリガ装置13に延びる、細長いアーム形状のセイフティヨーク11が設けられている。図示の釘打機1では、セイフティヨーク11は、ノーズ10の部分では、ノーズ10の一部を形成して木材等の相手部材に押付けられるように先端に延び、その部分からノーズ10及びハウジング3に沿ってトリガ装置13に向けて細長く延び、トリガレバー14の近傍に配置された上方端部まで延びている。そして、セイフティヨーク11は、通常、図示しないばねによって、その先端がノーズ10の先端より突出するように付勢されており、ノーズ10の先端が木材等の相手部材に押し付けられると、ノーズ10及びハウジング3に沿って上方に移動して、その上方端部がトリガ装置13に作用するように上方へと押し上げられるものとされている。釘打機1のトリガ装置13は、通常のように、作業者が操作するトリガレバー14及びトリガバルブ15を包含し、シリンダ2及びピストン7の上方に設けられたメインバルブ17を制御して、圧縮空気によるピストン2の駆動を制御するものである。以上説明した釘打機1の全体構造自体は公知であるので、これ以上の説明を省略する。
図2は、図1に示す釘打機1のトリガ装置13付近の拡大断面図である。図3は、トリガ装置13に組み込まれた、本発明に係る連単駆動制御機構18を示す斜視図である。図4は、連単駆動制御機構18とセイフティヨーク11の上方端部とトリガ装置13とを示す断面図である。本発明に係る連単駆動制御機構18は、トリガレバー14の1回のトリガ操作で釘を1本だけ打込むことができる単発打ちと、トリガレバー14の1回のトリガ操作において釘を連続して打込める連発打ちとを作業者の操作手順に従って選択的に制御する。この連単駆動制御機構18は、トリガレバー14の根元周辺であって、トリガレバー14の先端部に旋回自在に支持されたトリップレバー19とセイフティヨーク11の上方端部21の間に配置される。
連単駆動制御機構18の説明に先立って、図2を参照してトリガ装置13の構成を説明する。トリガ装置13は、ハンドル5がハウジング3に連結される、作業者が操作し易い部分に旋回自在に支持されたトリガレバー14と、トリガレバー14の先端部に一端を旋回自在に支持されたトリップレバー19と、トリップレバー19が押圧できるように延び出る位置に設けられ、押上げによってバルブ動作を可能にするバルブピン22を有するトリガバルブ15とを包含する。トリガレバー14は、ばね23によって通常時にはバルブピン22から離れる位置に付勢されており、トリップレバー19も、ばね23によって、通常時にはトリガレバー14とともにバルブピン22から離れる位置に付勢されている。トリガバルブ15のバルブピン22が図2の下死点にあるとき、トリガバルブ15は、ハンドル5の中に供給されている圧縮空気を図1のメインバルブ17の上方に送って、ピストン7への圧縮空気の供給を阻止して釘打機1を静止状態に維持する。バルブピン22が上方に押し上げられると、トリガバルブ15内の空気がバルブピン22の脇を通って大気へ排出され、メインバルブ17の上方へ供給されていた圧縮空気がトリガバルブ15を通して外部へ排出されるので、メインバルブ17が上方に移動して、ピストン7の上方に圧縮空気が供給され、ドライバビット9が釘を相手部材に打込むように駆動される。トリップレバー19は、セイフティヨーク11と連携して、トリガレバー14の引金機能を有効又は無効にするものである。基本的には、釘打機1のノーズ10が木材等の相手部材に押圧されてセイフティヨーク11が上方にスライドしていない限り、トリガレバー14を引いてもバルブピン22を有効に押上げることができないように構成されている。かかる構成のトリガバルブ15は公知のものであり、これ以上の詳細な説明は省略する。
連単駆動制御機構18は、図3に図示のように、ケーシング25によって1つのユニットとして形成されている。1つのユニットとして形成されているので、その組付けは簡単である。また、単一ユニットの連単駆動制御機構18は、取付けるスペースが確保できれば、従来の固着具打込装置へ組付けることを可能にする。図2及び図3に示すように、連単駆動制御機構18は、セイフティヨーク11の上方端部21とトリップレバー19の間に配置されて、トリガレバー14の旋回軸となる第1ピン26の近くに並列に配置された第2ピン27を旋回軸として旋回する動作レバー29と、トリガレバー14に連携可能に係合し、第2ピン27を旋回軸として旋回するレバー形状のストッパ30と、動作レバー29とストッパ30とを相互に開く方向に付勢するばね31とを包含する。トリガレバー14は、ストッパ30と連携するように係合するため、第1ピン26に隣接する位置に係合突起33を有する。ばね31は、ストッパ30に負荷が加わらない通常時において、ストッパ30を動作レバー29に対し一定の開き角度に維持する。
ストッパ30を動作レバー29に対し一定の開き角度に維持する構成について、図2及び図3に加えて図4を参照して説明する。ストッパ30は、トリガレバー14の第1ピンに隣接する係合突起33に係合する係合端部34と、その反対側の端部にあって動作レバー29が一定角度以上に開くのを制限するように動作レバー29の下端に係合する爪35とを有する。爪35とばね31とによって、ストッパ30と動作レバー29とは、ストッパ30や動作レバー29に負荷が加わらない通常時において、一定の開き角度に維持される。
なお、動作レバー29は、ばね23によって押下げられたトリップレバー19に常時押下げられるように係合している。図2及び図4の静止状態では、動作レバー29は、トリップレバー19によってセイフティヨーク11の上方端部に隣接する位置に押下げられている。また、その動作レバー29の押下げによって、ストッパ30の係合端部34は、トリガレバー14の第1ピン26に近い係合突起33に隣接する位置にある。
上記構成で成る連単駆動制御機構18及びトリガ装置13について、単発打ちモード及び連発打ちモードでの打込動作を、図4〜図12を参照して説明する。先ず、単発打ちモードについて、図4〜図8を参照して説明する。単発打ちモードでは、作業者は、先ず、図1、図2及び図4の静止状態にある釘打機1のノーズ10(図1)を木材等の相手部材に押付ける。ノーズ10を相手部材に押付けると、セイフティヨーク11が釘打機1のノーズ10及びハウジング3に沿って上方に移動して、図5に図示のように、セイフティヨーク11の上方端部21が連単駆動制御機構18の動作レバー29に係合し、更に動作レバー29を第2ピン27の回りに反時計方向に旋回させてその端部を押上げる。この押上げによって、動作レバー29に常時係合しているトリップレバー19の端部が上方に押上げられる。この押上げによって、トリップレバー19の中間位置はバルブピン22に隣接する位置にくる。
次に、図6に図示のように、作業者によってトリガレバー14が引かれると、トリガレバー14が第1ピン26を中心に上方に旋回する。他方、トリップレバー19は、上方に押上げられた動作レバー29への係合点を中心にしてトリガレバー14の上方への旋回とともに上方に旋回し、隣接していたバルブピン22に係合して、バルブピン22を押上げる。バルブピン22の押上げによって、トリガバルブ15内部の圧縮空気が排出されて、メインバルブ17(図1参照)が開放し、ピストン7がドライバビット9とともに下方に駆動されて、ノーズ10にある釘を相手部材に打込む。
打込み後、トリガレバー14を放さない限り、ノーズ10を相手部材から離しても釘打ち動作は行われない。図7を参照して説明する。トリガレバー14を引いた状態にある図7において、ノーズ10を相手部材から離すと、セイフティヨークの上方端部21は下方に移動する。この移動によって、連単駆動制御機構18の動作レバー29には押上げ力が無くなる。しかし、ストッパ30の係合端部34は、トリガレバー14の係合突起33に係合しており、ストッパ30の係合爪35が動作レバーの下降を阻止しているので、動作レバー29は、そのままの姿勢に維持される。従って、動作レバー29が押上げているトリップレバー19の姿勢もそのまま維持され、トリガバルブ15のバルブピン22は押上げられたままに維持され、釘打機は発射状態のままに維持される。すなわち、トリガレバー14を放さない限り、ノーズ10を相手部材から離しても(次の)釘打ち動作は行われない。なお、ストッパ30の係合端部34がトリガレバー14の係合突起33に係合するのは、図6のトリガレバー14を引く動作のときに行われ、トリガレバー14をひいている限りこの係合は維持される。
図8において、トリガレバー14を放すと、トリガレバー14の係合突起33がストッパ30の係合端部34から離れるので、ばね23によって下方に付勢されているトリップレバー19が下方に移動し、トリップレバー19に係合している動作レバー29も下方に移動させられて初期位置にあるセイフティヨーク11の上方端部21に隣接する位置まで下がり、次の釘打ちに備える。また、トリップレバー19の下方への移動によってバルブピン22が下がり、トリガバルブ15には圧縮空気が供給されて、メインバルブ17(図1)を静止位置(図1の位置)に戻し、ピストン7及びドライバビット9を図1の静止位置に戻す。図4及び図8を参照して説明したように、先に、トリガレバー14を1回引いてしまうと、トリガレバー14を放さない限り、次の固着具(釘)を打込むことができない。従って、単発打ちモードが確保される。
連発打ちモードでの打込み動作を、連単駆動制御機構18及びトリガ装置13について図9〜図12を参照して説明する。連発打ちモードでは、作業者は、図9の静止状態において、先ず、トリガレバー14を引く(図10参照)。トリガレバー14を引いても、トリップレバー19はバルブピン22を押上げることはない。これは、ノーズ10が相手部材に押付けられていないので、セイフティヨーク11は初期状態のまま上方には移動しないため、連単駆動制御機構18の動作レバー29も初期状態のままの姿勢にあり、動作レバー29に常時係合するトリップレバー19の先端もその位置に留まっているので、トリガレバー14に連結された部分が上方に移動しても、バルブピン22を押上げる姿勢にはならないからである。
次に、ノーズ10が相手部材の所定位置に作業者によって押付けられると、図11に図示のように、セイフティヨーク11の上方端部21が上方に移動して、動作レバー29が第2ピン27の回りに反時計方向に旋回させられ、動作レバー29の端部を上方に移動させる。この移動によって、動作レバー29に係合しているトリップレバー19の端部は上方に押上げられ、トリップレバー19の中間部分がバルブピン22を押上げる。バルブピン22の押上げによって、トリガバルブ15内部の圧縮空気が排出されて、メインバルブ17(図1参照)が静止位置(図1の位置)から発射位置に移動し、ピストン7がドライバビット9とともに下方に駆動されて、ノーズ10にある釘を相手部材に打込む。なお、動作レバー29が上方に移動するにつれて、ストッパ30もばね31(図2及び3参照)の付勢によって第2ピン27の回りを反時計方向に旋回させられて係合端部34も上方に移動するが、それ以前に、トリガレバー14が引かれた状態にあるため、係合突起33が係合端部34に係合し、ストッパ30のそれ以上の移動を阻止する(図10も参照されたい)。従って、ストッパ30の旋回は、係合突起33によって停止し、単発打ちモードでの図7の係合状態は得られない。そのため、動作レバー29の旋回は阻止されない。
釘の打込みの後、作業者は、ノーズ10を相手部材から離す。ノーズ10が相手部材から離れると、図12に図示のように、セイフティヨーク11の上方端部21が下方に下がり、動作レバー29の端部には押上げる力が無くなりトリップレバー19へのばね23の付勢力が加わっているので、動作レバー29は、第2ピン27の回りを時計方向に旋回して、動作レバー29の先端が初期位置に下がる。動作レバー29の先端に係合しているトリップレバー19もばね23の付勢によって下がるので、バルブピン22の押上げを解除する。これによって、バルブピン22が下がり、トリガバルブ15には圧縮空気が供給されて、メインバルブ17(図1)を静止位置(図1の位置)に戻し、ピストン7及びドライバビット9を図1の静止位置に戻す。
次に、図12に図示のように、トリガレバー14を引いたまま維持して、ノーズ10を相手部材の所定位置に押付けると、図11に図示のように、セイフティヨーク11の上方端部21が動作レバー29の端部を押上げる。この押上げによって、トリップレバー19の端部が押上げられて、バルブピン22が押上げられて、トリガバルブ15が動作して、ピストン7及びドライバビット9(図1)を駆動してノーズ10にある釘を相手部材に打込む。図10(又は図12)の動作から図11への動作を繰り返すことで、固着具(釘)を連続的に打込むことができる。すなわち、トリガレバー14を引いた状態で、ノーズを相手部材に押付けるたびに相手部材に固着具を連続して打込むことができ、連発打ちモードが確保される。
本発明の1実施形態に係る固着具打込装置としての釘打機の1部を破断した正面図である。 本発明に係る連単駆動制御機構を含む、図1の釘打機のトリガ装置部分の断面図である。 図2に示す連単駆動制御機構を示す斜視図である。 単発打ちモードの動作を説明するための、釘打機のトリガ装置及び連単駆動制御機構の静止位置の断面図である。 単発打ちモードにおけるトリガ装置及び連単駆動制御機構においてセイフティヨークが上方移動した状態の断面図である。 単発打ちモードにおけるトリガ装置及び連単駆動制御機構においてセイフティヨークが上方移動しトリガレバーが引かれた状態の断面図である。 単発打ちモードにおけるトリガ装置及び連単駆動制御機構においてセイフティヨークが下方に復帰しトリガレバーが引かれたままにある状態の断面図である。 単発打ちモードにおけるトリガ装置及び連単駆動制御機構においてセイフティヨークが下方に戻っていてトリガレバーが放された状態の断面図である。 連発打ちモードの動作を説明するための、釘打機のトリガ装置及び連単駆動制御機構の静止位置の断面図である。 連発打ちモードにおける、トリガ装置及び連単駆動制御機構においてトリガレバーが引かれた状態の断面図である。 連発打ちモードにおける、トリガ装置及び連単駆動制御機構においてトリガレバーが引かれてセイフティヨークが上方移動した状態の断面図である。 連発打ちモードにおける、トリガ装置及び連単駆動制御機構においてトリガレバーが引かれているがセイフティヨークが下方に復帰した状態の断面図である。
符号の説明
1 釘打機(固着具打込装置)
2 シリンダ
3 駆動部ハウジング
5 ハンドル
6 マガジン
7 ピストン
9 ドライバビット
10 ノーズ
11 セイフティヨーク
13 トリガ装置
14 トリガレバー
15 トリガバルブ
17 メインバルブ
18 連単駆動制御機構
19 トリップレバー
21 セイフティヨーク上方端部
22 バルブピン
23 ばね
25 ケーシング
26 第1ピン
27 第2ピン
29 動作レバー
30 ストッパ
31 ばね
33 トリガレバーの係合突起
34 ストッパの係合端部
35 ストッパの係合爪

Claims (4)

  1. 固着具を打込むため相手部材に押し付けられるノーズと、固着具を前記相手部材へ打込むため該固着具を前記ノーズを通して打込むための駆動部と、該駆動部の駆動動作を制御するトリガレバーを包含するトリガ装置と、前記ノーズの先端から前記駆動部ハウジングに沿って前記トリガ装置に向けて延び、前記ノーズが前記相手部材に押し付けられていない状態での前記駆動部の駆動動作の開始を阻止するように前記トリガ装置に作用するセイフティヨークとを包含する固着具打込装置において、
    前記セイフティヨークのトリガ装置側の端部と前記トリガ装置との間に連単駆動制御機構が配置されており、該連単駆動制御機構は、前記ノーズが前記相手部材に押付けられて前記セイフティヨークの前記トリガ装置側端部が前記トリガ装置側に移動した状態で前記トリガレバーを引くと固着具の単発打込みだけが可能な単発打ちモードになり、前記トリガレバーを引いた状態で前記ノーズを前記相手部材に押付けて前記セイフティヨークの前記トリガ装置側端部を前記トリガ装置側に移動することによって固着具を連発打ちできる連発打ちモードになる構成であり、
    前記トリガ装置は、前記駆動部ハウジング又はハンドルに旋回自在に取付けられたトリガレバーと、押込み可能なバルブピンを有するトリガバルブと、該トリガレバーの先端部に旋回自在に取付けられ前記セイフティヨークのトリガ装置側の端部に延びて前記バルブピンを押上むように作用するトリップレバーとを包含し、前記連単駆動制御機構は、前記セイフティヨークと前記トリップレバーと前記トリガレバーとに係合し、
    前記連単駆動制御機構は、前記セイフティヨークのトリガ装置側の端部と前記トリップレバーとに係合する動作レバーと、前記トリガレバーに係合するストッパと、前記動作レバーと前記ストッパとを同軸で旋回自在に支持するピンとを包含し、該連単駆動制御機構は、前記単発打ちモードにおいては前記トリガレバーが引かれたとき該トリガレバーが前記ストッパに係合して該ストッパが前記動作レバーを前記トリップレバーが前記バルブピンを押込むのを強制する位置に維持して単発打ちだけを可能にする構成であり、前記連発打ちモードにおいては前記ストッパは前記トリガレバーが引かれても前記動作レバーの動きを制限しないで前記セイフティヨークの端部の移動によって動作レバーが前記トリップレバーを前記バルブピンに対して移動させて前記連発打ちを可能にする構成である、
    ことを特徴とする固着具打込装置。
  2. 請求項に記載の固着具打込装置において、前記連単駆動制御機構は、前記動作レバーと前記ストッパとを開き方向に付勢するように前記ピンの回りに設けられたばねと、前記動作レバーと前記ストッパとが一定の開き角度以上には開かないように係合する係合手段とを包含し、前記動作レバーと前記ストッパとは、外部から負荷が加わらない通常時において最大角度に開いている、
    ことを特徴とする固着具打込装置。
  3. 請求項に記載の固着具打込装置において、前記連単駆動制御機構は、1個のユニットとして前記セイフティヨークの端部と前記トリップレバーの間の駆動部ハウジングに取付けられている、
    ことを特徴とする固着具打込装置。
  4. 請求項又はに記載の固着具打込装置において、前記トリガレバーは、前記駆動部ハウジング又はハンドルに第1ピンによって旋回自在に支持されており、前記連単駆動制御機構のピンは前記第1ピンの近くに並列に配置されて前記ストッパは前記トリガレバーの第1ピンに隣接する係合突起に係合する、
    ことを特徴とする固着具打込装置。
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