JP2002283253A - 釘打機 - Google Patents

釘打機

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JP2002283253A JP2001092910A JP2001092910A JP2002283253A JP 2002283253 A JP2002283253 A JP 2002283253A JP 2001092910 A JP2001092910 A JP 2001092910A JP 2001092910 A JP2001092910 A JP 2001092910A JP 2002283253 A JP2002283253 A JP 2002283253A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンタクトアーム5を後退させることなく、
狙った溝に傷を付けずに容易に安定して釘を打込めるよ
うにする。 【解決手段】 ビットガイド12の給送路121の下方
に位置するコンタクトアーム5の先端部を略平板状とす
ると共に給送路121内の先頭の釘が打ち出される射出
路7をコンタクトアーム5に設け、コンタクトアーム5
を常時上死点側に押し上げる押圧手段6を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、釘打込後にきれいな仕
上りが要求される釘打機に関するものである。釘打機の
動力源としては、電気、圧縮空気またはガス等種々のも
のが利用可能であるが、以下駆動源を圧縮空気として説
明する。
【0002】
【従来の技術】建築内装の幅木、回り縁等の仕上建材等
の取付部材を取り付ける方法は、取付部材を接着剤によ
り接着した後に小頭径の仕上用の釘を取付部材に設けら
れた比較的狭い幅の溝内に打ち込んで取り付けるのが一
般的である。釘は、取付部材の外観色に合わせて釘の頭
部を同色に着色すると共に取付部材の溝に打込むため小
頭径のものが使用され、打込後に取付部材に傷が残らな
いように配慮してきれいな仕上りが要求される。
【0003】圧縮空気を利用してマガジンに装填された
連結釘をドライバガイドの先端から一本づつ打ち出す釘
打機においては、打込み作業時以外の釘の誤発射を防止
するためにコンタクトアームを設け、コンタクトアーム
の先端を釘打込み材に押し付け上方へ後退させないとト
リガが有効とされないよう構成されている。中でも仕上
用釘を打ち込むための仕上げ釘打機におけるコンタクト
アームとして、例えば特開平7−246575号公報に
記載されたものがあり、これによれば、釘打機をその長
手方向に沿って平板状をなす、ドライバガイドとコンタ
クトアームの両者を先端を揃えて重ね合わせて一体に固
定して釘の打込み通路を形成し、ドライバガイドとコン
タクトアームの先端は取付部材の狭い溝内に入り、隅打
ちもできるように先端に行くに従ってなるべく薄くかつ
細く形成されている。また、セットプレートは釘打機本
体に下方に向けて突出し、マガジンと共に釘打機本体に
固定され、コンタクトアームはこのセットプレートに対
して上下方向に摺動可能に支持し、常にはコンタクトア
ームがセットプレートよりも相対的に下方に突き出され
た状態となるようスプリングにより付勢された構成とな
っていた。この構成によれば、コンタクトアームの先端
部を、スプリングの付勢力に抗して取付部材に押し付
け、コンタクトアームをセットプレートに対して相対的
に上方へスライドさせることにより始めてトリガが有効
になり、次にトリガを引き込み操作すれば釘が打込み通
路を経てコンタクトアームの先端から発射されて取付部
材に打ち込まれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来技術
では、釘を打込む際は必ずコンタクトアーム先端部を最
初に取付部材の溝の表面に押し付けた後、トリガを操作
して打込みを開始することになる。しかし、釘打機本体
に対しコンタクトアームを常に押し下げているスプリン
グがあるため、次のような問題があった。上記した釘の
打込作業は、打込まれる釘の数が非常に多いため短時間
で多数の釘を打込む必要があり、作業者はコンタクトア
ーム先端部を取付部材の溝に無造作に押し付けることで
打込んでいるのが実情である。従って、コンタクトアー
ム先端部を取付部材の溝に押し付ける際、スプリングに
打ち勝ってコンタクトアームを押し上げるために、どう
してもスプリングの荷重以上に強く押し当ててしまうと
共にコンタクトアーム先端が薄くかつ細く形成されてい
るため、コンタクトアームが上死点まで押し上がった衝
撃で取付部材の表面にコンタクトアーム先端の圧痕の傷
を付けて仕上りが悪くなっていた。更にコンタクトアー
ムを押し付けてからでなければ、打込みができず作業が
煩わしいものになっていた。
【0005】コンタクトアーム先端部がスプリングによ
り付勢されてセットプレートより常に下方に突き出して
いるため、誤って釘打機本体を落下した時等にコンタク
トアーム先端が横荷重を受けやすく、変形、破損しやす
いという欠点もあった。
【0006】本発明の目的は、上記した従来技術の欠点
をなくし、釘を取付部材の溝内に確実に打込めるように
して打込後の仕上り状態が良く、かつ落下時等の衝撃に
耐え得る十分な強度を有する釘打機を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、ビットガイ
ドの給送路の下方に位置するコンタクトアームの先端部
を略平板状とすると共に給送路内の先頭の釘が打ち出さ
れる射出路をコンタクトアームに設け、コンタクトアー
ムを常時上死点側に位置させる押圧手段を設けることに
より達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施形態を図1〜
図7を参照して説明する。図1に示す釘打機本体1は、
射出部26内にある釘8を打ち出すピストン14を内蔵
したハウジング11、ハウジング11の下端から下向き
に突出して装設され、釘8が打ち出される射出部26、
ハウジング11に直交して設けられたハンドル15、ハ
ンドル15にほぼ平行に配置され、連結釘81を収納し
射出部26内に釘8を1本づつ供給するマガジン2等か
ら構成される。ハンドル15の基部付近には釘打機本体
1の打込み動作を制御する起動用スイッチ23が設けら
れ、起動用スイッチ23の近傍にはハンドル15を保持
している手の指で引き操作されるトリガ3が設けられて
いる。トリガ3の近傍には往復動可能なコンタクトアー
ム5の上端部52が位置している。コンタクトアーム5
の先端部51は、給送路121の先頭の釘8の打出し口
である射出路7の一部を形成し、射出部26を構成する
ビットガイド12にガイドされると共にビットガイド1
2に往復動可能に支持されている。コンタクトアーム5
と協動した状態でトリガ3を引き操作すると、起動用ス
イッチ23と釘打機本体1の上部に付設されたヘッドバ
ルブ20を経て、釘打機本体1内の圧縮空気がシリンダ
21内に供給されて、ピストン14及びピストン14に
装着されたドライバ18がガイド溝124に案内されつ
つ突き出され、これにより給送路121内に供給された
先頭の釘8が1本づつ射出路7の先端から打ち出され
る。なお、ハンドル15の内部には蓄圧室が形成されて
おり、蓄圧室にはハンドル15の後端に接続される図示
しないエアホースを経て圧縮空気が供給され、トリガ3
の引き操作によりシリンダ21内に圧縮空気を供給して
ピストン14を下降させる。
【0009】トリガ3は回動軸22を支点として回動操
作が可能な如くハウジング11に支持される。起動用ス
イッチ23の中央部には、下方に突出し上下摺動可能に
支持されたプランジャ4が位置している。プランジャ4
が下死点にある時釘打機本体1はOFF状態を保ち、プ
ランジャ4が下死点から上死点に移動する過程において
起動用スイッチ23がONとなり、釘打機本体1の打ち込
み動作が開始する。
【0010】トリガ3には一端がトリガ3に設けられた
枢支部24に枢支されたトリガアーム19が設けられ、
トリガアーム19の自由端部191はコンタクトアーム
上端部51と係合する位置に、またほぼ中央部192は
プランジャ4先端と係合する位置に位置するように構成
されている。
【0011】連結釘81は、側面が接着剤を介して互い
に連結されおり、連結釘81を前進させる給送部材13
を収納支持するマガジン2の前端には釘打機本体1に固
定されて下方に延びるビットガイド12が設けられてい
る。給送部材13は図示しないスプリングによってビッ
トガイド12側に押圧されている。
【0012】ビットガイド12は、図4に示す如く、略
平板状をなし、マガジン2内の連結釘81が通過する給
送路121が設けられ、給送路121の下側には釘8の
足先端を支持する足受け部122が形成されている。給
送路121の左前方には連結釘81の先頭の釘8が入る
と共に釘打機本体1内のドライブビット18が上下動す
るためのガイド溝124が下端まで設けられている。ビ
ットガイド12の前面には給送路121、ガイド溝12
4と平行に延びた案内凸部123が突出して設けられて
いる。給送路121の周囲にある複数の凹凸部は、異な
る長さの複数の釘8の頭部が通過可能にして打込めるよ
うにするものであるが、周知構成であると共に本発明と
は直接関係しないのでこれ以上の説明を省略する。
【0013】コンタクトアーム5は、ビットガイド12
の左前面の給送路121の近傍に位置する略平板状であ
る先端部51、ビットガイド12に上下摺動可能に支持
された中間部及びトリガ近傍まで延びる上端部52を有
する。前記ビットガイド12に突出して形成された案内
凸部123に嵌合してガイドされるコンタクトアーム5
の先端部51の2本の案内竿53が左右略対称に上下方
向に延び、ビットガイド12の案内凸部123をコンタ
クトアーム先端部51の案内溝54内に位置させ左右を
ガイドさせて上下動可能に支持されている。コンタクト
アーム5はビットガイド12との間に設けられたスプリ
ング6によって常時上死点側に押圧される。コンタクト
アーム5の上下動時の傾きをなくすと共に上下動をスム
ーズにするため、スプリング6は案内凸部123及び案
内溝54の中心線に対して略対称の位置に2個設けられ
ている。スプリング6の荷重は、プランジャ4のスプリ
ング61とプランジャ4に加わる圧力により下方に押圧
されている荷重よりも小さく設定さている。
【0014】ビットガイド12の前面の給送路121、
ガイド溝124等及びコンタクトアーム先端部51の案
内竿53、案内溝54等はプレート10によってカバー
される。プレート10はビットガイド12の案内凸部1
23に設けられたねじ穴にねじ嵌合する2個のねじ16
によってビットガイド12に装着固定され、コンタクト
アーム5をプレート10とビットガイド12の間に位置
して前後面がガイドされて上下摺動可能としている。
【0015】給送路121の前面にプレート10を設け
たため、連結釘81を介して給送部材13に加わるスプ
リングによる押圧力はプレート10で受けるようにな
り、この押圧力がコンタクトアーム5に作用しなくなる
ので、コンタクトアーム5を押し上げているスプリング
6の押圧力を給送部材13の押圧力とは無関係に小さく
設定できるようになる。
【0016】コンタクトアーム先端部51にはガイド溝
124と連続する射出溝55が下端まで設けられ、更に
射出溝55の反対には、少なくとも1部を覆うように平
板状のガイドプレート25が設けられ、射出溝55と合
わせて釘8の頭部と略同等の射出口7を形成するように
ねじ17等により固定されており、コンタクトアーム5
と一体で上下方向に摺動可能となっている。また、ガイ
ドプレート25と一体となったコンタクトアーム先端部
51は下方に行くに従って細くなるように先細りの形状
とされ、2つを合わせた下端部の厚さは取付部材9の溝
91内に入る大きさ例えば3.5mm程度に設定されて
いる。
【0017】次に本発明釘打機の動作について説明す
る。ガイドプレート25と一体となって射出路7を構成
するコンタクトアーム先端部51を取付部材9の溝91
の表面に軽く当てる。次に釘打機本体1を起動させるべ
くトリガ3の引き操作を行う。トリガ3の引き操作によ
りトリガ3が回動軸22を中心に起動用スイッチ23側
に回動する。これによりトリガアーム19の枢支部24
が上方に移動するためトリガアーム19の中央部192
が起動用スイッチ23のプランジャ4先端に当接する。
この結果、プランジャ4先端部が支点となり、また枢支
部24が力点となってトリガアーム19の自由端部19
1がコンタクトアーム上端部51を押し下げる。しかし
ながら図5のようにコンタクトアーム先端部51には取
付部材9の溝91の表面が当接しているため、コンタク
トアーム5が押し下げられずコンタクトアーム5の下降
が阻止される。この下降阻止によってコンタクトアーム
5が下方に移動しないため、トリガ3の引き操作に伴い
プランジャ4がトリガアーム19の中央部192によっ
て押し上げられ、起動用スイッチ23がONして釘打機
本体1が動作を開始して給送路121内の先頭の釘8が
射出路7から打ち出される。従って、釘8を打込む際
に、従来のようにコンタクトアーム先端部51を始めに
取付部材9の溝91に合わせながら、強く押し付ける押
し付け作業無しで打込み可能となり、コンタクトアーム
先端部51が細く、小さくても、取付部材9にコンタク
トアーム先端部51の押し付けた圧痕が付くことがな
く、かつ容易で早く釘8を打ち込むことができる。
【0018】以上は、通常の釘8の打込み作業であるコ
ンタクトアーム先端部51を取付部材9に押し当てた状
態でのトリガ3の引き操作について説明したが、次にコ
ンタクトアーム先端部51付近に被打込材がない場合の
動作について説明する。
【0019】始めにトリガ3を引き操作すると、上記し
たようにトリガアーム19の枢支部24が移動するため
トリガアーム19の中央部192がプランジャ4の先端
部に当接する。プランジャ4はスプリング61及び圧力
による荷重で常に下方に押圧されており、更にこの荷重
はコンタクトアーム5を上死点に押し上げているスプリ
ング6の荷重よりも大きく設定されている。このためプ
ランジャ4の先端部が支点となり、枢支部24が力点と
なってトリガアーム19の自由端部191がコンタクト
アーム上端部51をスプリング6の荷重に打ち勝って、
下方に押し下げ、コンタクトアーム5は上死点から下死
点位置にスプリング6に抗して移動する。結果的にプラ
ンジャ4の移動はなく下死点のままであり、起動用スイ
ッチ23はONとならず、打込み作業時以外にトリガ3
の引き操作のみで釘打機本体1が起動することはない。
ただし上記したようにコンタクトアーム5は、上死点に
押し上げているスプリング6の荷重よりも、プランジャ
4を下方に押圧しているスプリング61及び圧力による
荷重を大きく設定して押下げているため、通常使用する
場合にトリガ3を引く荷重がその分重くなってしまう。
しかし、本発明では、上記したように給送路121の前
面にプレート10を設け、給送部材13に加わるスプリ
ングによる押圧力をプレート10で受けることができる
ため、コンタクトアーム5を押し上げているスプリング
6の付勢押圧力を極力小さくすることができ、同様にス
プリング61及び圧力による荷重も最小限で済むため、
トリガ3を引く荷重も小さく実用上支障がなく通常通り
の打込み作業が可能である。
【0020】コンタクトアーム先端部51を取付部材9
に押し当てた後にトリガ3を引いて行う打込み作業を一
般的に単発打ちと呼ぶが、次に、連続打ちについて説明
する。始めにトリガ3を引いた状態からコンタクトアー
ム先端部51を取付部材9に押し付けると、上記したよ
うにコンタクトアーム先端部51が上昇し、同時にトリ
ガアーム19の枢支部24が押し上げられて移動するた
め、トリガアーム19の中央部192も上昇してプラン
ジャ4の先端部に当接し、押し上げられ、起動用スイッ
チ23がONして釘打機本体1が動作を開始する。この
動作を繰り返すことにより、連続して止具8を打込むこ
とが可能となる。
【0021】打込み途中においては、釘打機本体1が打
込み反力により取付部材9と反対の上方に移動してしま
う。この際、上記したように取付部材9から釘打機本体
1が離れるにつれて、コンタクトアーム5がプランジャ
4に加わっている荷重で、トリガアーム19の自由端部
191に常に押されて取付部材9の表面と常に当接する
ように下に移動する。従って、射出路7の出口が常に取
付部材9の表面に接触することが可能であり、釘8を打
込み最後までガイドし、釘打機本体1が釘8の打込みポ
イントよりも移動することはなく、ドライブビット18
が最後まで釘8を打込むことができる。これにより、釘
8が完全に打ち込まれるようになると共に、スベリ打ち
で取付部材9の表面が打撃されて打撃痕を残すこともな
くなる。
【0022】従来コンタクトアーム先端部51はビット
ガイド12に対し相対的に常に下に突出していたが、本
発明ではビットガイド12に対し常時上死点に位置して
いるので、落下時等にコンタクトアーム先端部51に対
する横荷重をビットガイド12が受けるので、より先端
部51の変形、破損を防止することが可能となる。
【0023】コンタクトアーム先端部51とガイドプレ
ート25の間で釘8が詰まったとしても、従来通りにプ
レート10及びガイドプレート25のねじ16及びねじ
17を外すだけの簡単な操作で詰まった釘8を簡単に取
り出せるようになり、保守・修理は容易である。
【0024】前記射出路7を形成する射出溝55は、コ
ンタクトアーム先端部51またはプレート10及びビッ
トガイド12のどちらか、または両方により形成されて
いても良く、上記実施形態と同様の効果を奏する。
【0025】上記実施形態のコンタクトアーム5を上死
点側へ押上げる手段を、ビットガイド12近傍に設けら
れたスプリング6としたが、図8に示す構成としてもよ
い。すなわち、トリガ3内で、トリガ3を常に釘打機本
体1下方に押圧し回転させるねじりばね27を設け、コ
ンタクトアーム上端部52にはトリガアーム19と協動
して回転可能な枢支部29を設け、ねじりばね27によ
りトリガ3とコンタクトアーム上端部52の枢支部29
が互いに離れるよう構成すると共にトリガアーム19の
反対端にはトリガ3と協動して回転可能な枢支部24を
設け、更にトリガ3には枢支部24を受けるための長穴
28を開口させてトリガ3の回転とリンクして枢支部2
4が摺動可能とし、また、トリガアーム19の中央部1
92が起動用スイッチ23のプランジャ4先端に当接す
るよう構成してもよい。このため、トリガ3とトリガア
ーム19の枢支部24がねじりばね27により釘打機本
体1下方に押圧されて、トリガアーム19の中央部19
2が起動用スイッチ23のプランジャ4先端に当接して
支点となり、コンタクトアーム上端部52とトリガアー
ム19の枢支部29が押し上られて、コンタクトアーム
5が常に上死点側に位置するように押圧される構造とし
ている。このように、コンタクトアーム5の上死点へ押
上げる手段は各種の構造が考えられるが、どのような構
造においても本発明の効果が左右されるものではなく、
各押上げ手段において上記実施形態と同様の効果を奏す
ることができる。
【0026】コンタクトアーム先端部51とガイドプレ
ート25により先端を揃えて重ね合わして固定すること
で射出路7を形成していない、例えば図9に記載された
特許第2842215号公報に開示された例のように、
略平板状のコンタクトアーム先端部51に、同様に射出
溝55を形成すると共に、射出溝55の下端近傍両側に
プレート10側に突出した一対の凸部56をロストワッ
クス等の方法によって一体成形して設けて取付部材9へ
の当接面を確保し、固定されたプレート10と移動可能
なコンタクトアーム先端部51の間に開口した射出路7
より釘8を打ち出す構成としたものであっても上記実施
形態と同様の効果を奏する。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、コンタク
トアーム先端部を被打込材の溝の表面に軽く当てるだけ
で釘を溝内に確実に打込めるようになり、先端が薄くて
も被打込材の表面にコンタクトアーム先端部を強く押し
付けた時の圧痕等の傷をつけることなく打込め、仕上り
を良くすることができる。コンタクトアーム先端部を押
し付けなくて良いので作業性が良く、かつ従来通りの安
全を確保しながら、打込効率及び操作性が大幅に向上す
ることができる。コンタクトアームは常時上死点に止ま
っているため、先端を薄くまたは細くしても、釘打機本
体が落下した時に過大な荷重がかからず、コンタクトア
ーム先端を破損することを防止できる等種々の効果を奏
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明釘打機の一実施形態を示す一部断面側面
図。
【図2】図1の背面図。
【図3】図1の先端部の一部断面拡大側面図。
【図4】図1の先端部のプレートを外した状態を示す正
面図。
【図5】打込状態を示す一部断面側面図。
【図6】コンタクトアームが下降した例を示す図3相当
の一部断面側面図。
【図7】図6の先端部のプレートを外した状態を示す正
面図。
【図8】本発明釘打機の第2実施形態を示す先端部の一
部断面拡大側面図。
【図9】本発明釘打機の第3実施形態を示す要部斜視
図。
【符号の説明】
1は釘打機本体、2はマガジン、3はトリガ、4はプラ
ンジャ、5はコンタクトアーム、51は先端部、52は
上端部、6はスプリング、7は射出路、8は釘、81は
連結釘、9は取付部材、91は溝、10はプレート、1
2はビットガイド、121は給送路、13は給送部材、
19はトリガアーム、191は自由端部、192は中央
部、23は起動用スイッチ、24は枢支部、26は射出
部である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドライブビット等の打撃駆動手段を内蔵
    した釘打機本体の下方に位置し、多数の連結釘及びスプ
    リングによって押圧され、連結釘を前進させる給送部材
    を収納支持するマガジンと、マガジン前端であって先頭
    釘が打ち出される射出部に設けられ、ドライブビット及
    び先頭釘を案内する給送路を有するビットガイドと、ト
    リガ近傍で釘打機の起動を制御するように常時下方に押
    圧されるプランジャを有する起動用スイッチと、プラン
    ジャとトリガの間に位置し、枢支部を介してトリガ内に
    回転可能に収納支持されたトリガアームと、上端部及び
    先端部がそれぞれトリガ近傍及びビットガイド近傍に位
    置し、ドライブビットの移動方向と平行な方向に移動可
    能な如くビットガイドに支持されたコンタクトアームと
    を有し、コンタクトアームとトリガの協働により起動用
    スイッチをオンさせる釘打機であって、 前記ビットガイドの給送路の下方に位置するコンタクト
    アームの先端部を略平板状とすると共に給送路内の先頭
    の釘が打ち出される射出路をコンタクトアームに設け、
    コンタクトアームを常時上死点側に位置させる押圧手段
    を設けたことを特徴とする釘打機。
  2. 【請求項2】 前記トリガアームは、自由端部及び中央
    部がコンタクトアーム上端部及びプランジャ先端と当接
    係合する位置に設けられ、トリガの回動操作時にプラン
    ジャ先端に接触する中央部を支点、枢支部を力点として
    トリガアームが回動され、トリガアームによりコンタク
    トアームを押し下げ、コンタクトアームの下方の移動が
    阻止された時、コンタクトアーム上端部を支点としてト
    リガアームを回動させてプランジャを押し上げ起動用ス
    イッチをオンさせるようにしたことを特徴とする請求項
    1記載の釘打機。
  3. 【請求項3】 前記ビットガイドの前面には釘打機本体
    に対し固定されたプレートを設けると共に、ビットガイ
    ドの給送路とプレートとの間にはコンタクトアームの略
    平板状の先端部が位置しないことで、コンタクトアーム
    が連結釘を介して給送部材を押圧するスプリングによる
    荷重を受けない構成としたことを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の釘打機。
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