JP4153824B2 - 電話交換装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばPBX(Private Branch Exchange)やボタン電話主装置といった電話交換装置に、ボイスメールサービスを提供するボイスメール装置を接続した電話交換システム及びその電話交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、PBXやボタン電話主装置といった電話交換装置は、各種のサービス機能を備えており、その一つにボイスメール機能がある。ボイスメール機能とは、例えば内線電話機の話者が電話交換装置に接続されるボイスメール装置に対し、自分のメールボックスにボイスメッセージの録音を行ったり、また自分のメールボックスに録音されたボイスメッセージを聴取したりできる機能である。また、このボイスメール機能は、内線電話機が通話中や離席等により不応答である場合に、例えば外線から内線電話機に着信する呼びをボイスメール装置に転送し、ボイスメッセージで録音させることも可能である。
【0003】
ところで、この種のシステムでは、メールボックスへのボイスメッセージの録音やメールボックスに録音されたボイスメッセージの聴取などのためにボイスメール装置を操作するとき、電話機のキー操作内容を音声ガイダンスによりユーザに知らせるようにしている。このため聞き間違えによる誤操作の恐れがある。また、操作項目が多岐に渡るとオペレーションツリーが複雑になり、音声ガイダンスの聞き取りに要する時間も長くなるので、却って不便になる場合もある。
【0004】
そこで、電話交換装置に各内線ごとにメールボックス及びボイスメール装置に対するサービス要求内容を含むアクセスコードを登録しておくことにより、内線電話機からの要求に応じて予め登録されたアクセスコードに基づくサービスを実行できる交換システムが提案されている(例えば特許文献1及び特許文献2)。
【0005】
【特許文献1】
特願2001−333190号公報
【0006】
【特許文献2】
特願2000−115371号公報。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが上記システムでは、番号計画の変更やシステム変更が行われるごとに、各内線電話機においてそれぞれアクセスコードの設定登録をやり直さなければならず、その登録作業に多くの時間と労力を要する。
【0008】
また、ユーザにおいては、ボイスメール装置に対するサービス要求の設定内容を変更したい場合に、アクセスコードの設定登録をやり直さなければならず不便である。さらに、ボイスメール装置に対するサービス要求内容が各内線ごとに増えてしまうと、その分メモリ容量を圧迫することになり、大容量メモリへの交換もしくはメモリの増設等が余儀なくされることにもなる。このため、システム全体のコストアップを招いてしまうことになる。
【0009】
そこで、この発明の目的は、ボイスメール装置に対する処理要求操作を簡単に行えるとともに、ボイスメール装置に対する処理要求内容の追加、変更があっても手操作を要することなく柔軟に対応し得る電話交換装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記目的を達成するために、以下のように構成される。
終端に内線端末を接続できる複数の内線を収容するとともに、少なくとも1つの外線を接続可能な電話交換装置と、この電話交換装置に対し内線及び外線とは異なる通信回線を介して接続され、内線端末からのボイスメッセージを該内線に対応して予め設定された複数のメールボックスに蓄積し、該内線端末からの再生指示入力に応じて該内線に対応するメールボックスに蓄積されたボイスメッセージを再生する機能を有するボイスメール装置とを備えた電話交換システムであって、電話交換装置は、メールボックスを示すボックス情報を内線に対応付けて記憶する第1の記憶手段と、ボイスメール装置に対する接続要求内容に係わる複数の要求情報をそれぞれ所定のコード情報に対応付けて記憶する第2の記憶手段と、内線端末にてボイスメール装置に対する接続要求が発生した場合に、第1の記憶手段から要求元の内線に対応するボックス情報を読み出すとともに、第2の記憶手段から接続要求内容に対応するコード情報を読み出す情報読み出し手段と、この情報読み出し手段により読み出されたボックス情報及びコード情報に基づき、ボイスメール装置へアクセスしボイスメール装置に要求内容に応じた処理を実行させるべくアクセスコードを生成するアクセスコード生成手段と、このアクセスコード生成手段により生成されたアクセスコードを、ボイスメール装置に対し発呼・接続を行うための所定のトーン信号に変換して該ボイスメール装置に送信するアクセスコード送信手段とを備え、ボイスメール装置は、電話交換装置から送られたトーン信号を受信してアクセスコードを認識し、このアクセスコードに応じて要求元のメールボックスに係わる要求内容に応じた処理を要求元の内線端末に対し実行する制御手段を備えるようにしたものである。
【0011】
この発明によれば、内線ごとにボックス情報を記録媒体に登録し、またボイスメール装置に対する接続要求内容に係わる複数の要求情報をそれぞれ所定のコード情報に対応付けて記録媒体に登録しておくことで、内線端末にてボイスメール装置に対する接続要求が発生した際に、要求元の内線に対応するボックス情報及び接続要求内容に対応するコード情報が記録媒体から読み出され、これらボックス情報及びコード情報に基づきアクセスコードが生成され、このアクセスコードがトーン信号に変換されてボイスメール装置に送出されることになる。すると、ボイスメール装置では、受信したアクセスコードに応じた処理が実行されることになる。
【0012】
従って、内線ごとのボックス情報を登録しておくだけで、内線ごとにメールボックス及び処理要求を指定するアクセスコードを予め登録しておく必要はなく、これによりメモリ容量を圧迫することなく、ボイスメール装置に対する処理要求操作を簡単に行うことができる。また、番号計画や内線電話機の増設等のシステム変更が行なわれても、内線ごとのボックス情報を変更するだけで、アクセスコードについては設定登録をやり直す必要がなく、これによりシステムのメンテナンス作業を簡単化することができる。さらに、ボイスメール装置に対する処理要求の設定内容を変更したい場合や追加したい場合に、それに応じてアクセスコードの設定登録をやり直す必要がなくなり、これによりボイスメール装置の利用効率を向上させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明に係わるボタン電話システムの一実施形態を示すブロック図である。
このボタン電話システムは、同図に示すように、ボタン電話主装置1に、複数(最大i個)の内線端末2(2−1〜2−i)を任意に接続して構成されている。なお、内線端末2には、デジタルボタン電話機や標準電話機が使用される。
【0014】
ボタン電話主装置1は、さらに、タイムスイッチ11、複数(j個)の局線インタフェース回路12(12−1〜12−j)、複数(i個)の内線インタフェース回路13(13−1〜13−i)、制御部14、記憶部15、ボイスメールインタフェース回路16及びデータハイウェイインタフェース部17を備えており、タイムスイッチ11、局線インタフェース回路12、内線インタフェース回路13及びボイスメールインタフェース回路16は、PCMハイウェイ18を介して互いに接続されている。
【0015】
また、局線インタフェース回路12、内線インタフェース回路13、ボイスメールインタフェース回路16及びデータハイウェイインタフェース部17は、データハイウェイ19を介して互いに接続されている。さらに、制御部14、記憶部15及びデータハイウェイインタフェース部17は、CPUバス20を介して互いに接続されている。なお、タイムスイッチ11は、制御部14に直接接続されている。
【0016】
タイムスイッチ11は、制御部14の制御に基づいてPCMハイウェイ18上のタイムスロットの入れ替えを行なうことによって、局線インタフェース回路12、内線インタフェース回路13及びボイスメールインタフェース回路16を任意に交換接続する。
【0017】
局線インタフェース回路12には、公衆回線や専用線などの局線L(L−1〜L−j)が必要に応じて接続される。局線インタフェース回路12は、接続された局線Lに関する局線インタフェース動作を行なう。局線インタフェース動作とは、局線Lを介して与えられる音声信号(アナログ)のPCM信号への変換、タイムスイッチ11を介して与えられるPCM信号の音声信号(アナログ)への変換、局線Lの状態監視や、局線Lを介して接続された網に対する種々の信号の送出などである。また、局線インタフェース回路12は、上記局線インタフェース動作に係わる種々の制御情報の授受を、データハイウェイ19、データハイウェイインタフェース部17及びCPUバス20を介して制御部14との間で行なう。
【0018】
内線インタフェース回路13には、内線端末2が必要に応じて接続される。内線インタフェース回路13は、接続された内線端末2に関する内線インタフェース動作を行なう。内線インタフェース動作は、内線端末2から出力されるPCM信号のPCMハイウェイ18からの抽出、内線端末2の状態監視や、内線端末2に対する種々の信号の送出などである。また、内線インタフェース回路13は、上記内線インタフェース動作に係わる種々の制御情報の授受を、データハイウェイ19、データハイウェイインタフェース部17及びCPUバス20を介して制御部14との間で行なう。
【0019】
制御部14は、記憶部15に格納されている動作プログラムに基づいた処理を行なうことで、タイムスイッチ11、局線インタフェース回路12、内線インタフェース回路13及びボイスメールインタフェース回路16のそれぞれを総括制御し、ボタン電話主装置1としての動作を実現する。
記憶部15は、制御部14の動作プログラムや、その他の永続的に使用される各種のデータを記憶している。
【0020】
ボイスメールインタフェース回路16には、データ通信回線を介してボイスメール装置3が必要に応じて接続される。ボイスメールインタフェース回路16は、接続されたボイスメール装置3に関するインタフェース動作を行なう。また、ボイスメールインタフェース回路16は、上記インタフェース動作に係わる種々の制御情報の授受を、データハイウェイ19、データハイウェイインタフェース部17及びCPUバス20を介して制御部14との間で行なう。
【0021】
データハイウェイインタフェース部17は、データハイウェイ19とCPUバス20との間でのデータの授受を行なう。
ところで、この実施形態では、記憶部15に、ボックスID設定テーブル151と、コマンド設定テーブル152とを設けている。このうちボックスID設定テーブル151には、全内線端末2各々の内線電話番号とボイスメール装置3のメールボックスIDとの対応関係を表すデータが記憶されている。図2にその記憶内容の一例を示す。
コマンド設定テーブル152には、着信種別ごとのコード情報(コマンド)を表すデータが記憶されている。図3にその記憶内容の一例を示す。
【0022】
また、制御部14は、着信判定部141と、情報読出部142と、アクセスコード作成部143と、アクセスコード送信部144とを備えている。このうち着信判定部141は、ボイスメール装置3宛ての着信呼が到来した場合に、この着信種別がボイスメール装置3に対する直接着信か転送着信かの判定を行う。
情報読出部142は、上記着信判定部141による判定結果に基づいて、ボックスID設定テーブル151から要求元のメールボックスIDを読み出すとともに、コマンド設定テーブル152から着信種別に対応するコード情報を読み出す。
【0023】
アクセスコード作成部143は、上記情報読出部142により読み出されたメールボックスID及びコード情報を加算して、ボイスメール装置3へアクセスし該ボイスメール装置3に要求内容に応じた処理を実行させるべくアクセスコードを生成する。
アクセスコード送信部144は、上記アクセスコード作成部143により生成されたアクセスコードを、ボイスメール装置3に対し接続を行うためのDTMF(Dual Tone Multi Frequency)信号に変換してボイスメール装置3に送信する。
【0024】
ところで、ボイスメール装置3には、処理実行部31が設けられる。この処理実行部31は、ボタン電話主装置1から送られたDTMF信号を受信してアクセスコードを認識し、このアクセスコードに応じて要求元のメールボックスに係わる要求内容に応じた処理を要求元の内線端末2に対し実行する。例えば、要求内容がメールボックスへの録音である場合には、要求元の内線端末2から送られる音声を該当するメールボックスに録音し、要求内容がメールボックスに録音されたボイスメッセージの再生である場合には、該当するメールボックスからボイスメッセージを再生して要求元の内線端末2に送出する。
【0025】
次に、上記構成における動作について説明する。
(直接録音動作)
例えば図4に示すように、内線端末2−1からボイスメール装置3に対する着信信号がボタン電話主装置1に到来したとする。この着信信号には、ボイスメール装置3に対する録音要求が挿入されている。
【0026】
ボタン電話主装置1は、ボイスメール装置3に対し着信信号を送信し、ボイスメール装置3からの応答を受信すると、要求元の内線端末2−1(内線番号2000)に対応するメールボックスID[200]及び録音に対応するコード情報[94]を読み出してアクセスコード[94]+[200]を生成し、このアクセスコードをDTMF信号に変換してボイスメール装置3に送信する。
【0027】
DTMF信号を受信すると、ボイスメール装置3はアクセスコードを認識して、ボタン電話主装置1に対し応答信号を返送する。ボタン電話主装置1は、要求元の内線端末2−1に対し応答信号を返送し、内線端末2−1が応答した場合に、内線端末2−1とボイスメール装置3との間に通信リンクを確立する。すると、ボイスメール装置3は、アクセスコードに応じたメッセージを通信リンクを介して要求元の内線端末2−1に送出して、内線端末2−1のユーザに対し操作を促す。
【0028】
(直接再生動作)
例えば図5に示すように、内線端末2−1からボイスメール装置3に対する着信信号がボタン電話主装置1に到来したとする。この着信信号には、ボイスメール装置3に対する再生要求が挿入されている。
【0029】
ボタン電話主装置1は、ボイスメール装置3に対し着信信号を送信し、ボイスメール装置3からの応答を受信すると、要求元の内線端末2−1に対応するメールボックスID[200]及び再生に対応するコード情報[90]を読み出してアクセスコード[90]+[200]を生成し、このアクセスコードをDTMF信号に変換してボイスメール装置3に送信する。
【0030】
DTMF信号を受信すると、ボイスメール装置3はアクセスコードを認識して、ボタン電話主装置1に対し応答信号を返送する。ボタン電話主装置1は、要求元の内線端末2−1に対し応答信号を返送し、内線端末2−1が応答した場合に、内線端末2−1とボイスメール装置3との間に通信リンクを確立する。すると、ボイスメール装置3は、アクセスコードに応じて該当するメールボックスからボイスメッセージを再生し、通信リンクを介して要求元の内線端末2−1に送出する。
【0031】
(転送録音動作)
例えば図6に示すように、内線端末2−3から内線端末2−1宛ての着信信号がボタン電話主装置1に到来したとする。この場合、ボタン電話主装置1は、着信先となる内線端末2−1を判定する。このとき着信先の内線端末2−1にCF−ALL(全着信転送)が設定されていたとする。そうすると、ボタン電話主装置1は着信転送先が登録されているか否かを判定する。そして、着信転送先がボイスメール装置3であると判定した場合に、このボイスメール装置3に対し着信信号を送信する。
【0032】
ここで、ボイスメール装置3から応答信号が返送されると、ボタン電話主装置1は転送元となる内線端末2−1に対応するメールボックスID[200]及びCF−ALLに対応するコード情報[91]を読み出してアクセスコード[91]+[200]を生成し、このアクセスコードをDTMF信号に変換してボイスメール装置3に送信する。
【0033】
DTMF信号を受信すると、ボイスメール装置3はアクセスコードを認識して、ボタン電話主装置1に対し応答信号を返送する。ボタン電話主装置1は、発信元の内線端末2−3に対し応答信号を返送し、内線端末2−3が応答した場合に、内線端末2−3とボイスメール装置3との間に通信リンクを確立する。すると、ボイスメール装置3は、アクセスコードに応じたメッセージを通信リンクを介して発信元の内線端末2−3に送出して、内線端末2−3のユーザに対しボイスメッセージを録音させるための操作を促す。
【0034】
また、上記着信転送は、内線端末2−1にボイスメール装置3に対するCF−BUSY(話中着信転送)が設定され、着信先となる内線端末2−1が起動していないか又は話中だった場合にも行なわれる。
【0035】
さらに、上記着信転送は、内線端末2−1にボイスメール装置3に対するCF−NO ANSWER(不応答着信転送)が設定され、着信先となる内線端末2−1が一定時間内に応答しない場合にも行なわれる。
【0036】
(ボタン電話主装置内の処理動作)
ボタン電話主装置1の制御部14は、図7に示すような制御手順を実行する。
すなわち、制御部14はボイスメール装置3宛ての着信信号が到来するか否かを監視しており(ステップST7a)、ボイスメール装置3宛ての着信信号が到来すると(Yes)、ボックスID設定テーブル151中に要求元の内線端末2が登録されているか否かの判断を行う(ステップST7b)。ここで、登録されていない場合には(No)、制御部14は要求元の内線端末2に対しボイスメール装置3への要求に関するダイヤル操作を促す。
【0037】
一方、ボックスID設定テーブル151中に要求元の内線端末2が登録されている場合(Yes)、制御部14は着信種別がボイスメール装置3への直接着信か転送着信かの判断を行う(ステップST7c)。ここで、直接着信であると判定されたならば(No)、制御部14はボイスメール装置3への要求内容が録音か再生かの判断を行う(ステップST7d)。そして、録音であるならば、制御部14は要求元となる例えば内線端末2−1に対応するメールボックスID[200]をボックスID設定テーブル151から読み出すとともに、直接録音に対応するコマンド[94]をコマンド設定テーブル152から読み出し(ステップST7e)、これらコマンド[94]及びメールボックスID[200]に基づき、アクセスコードを生成し(ステップST7f)、このアクセスコードをDTMF信号に変換してボイスメール装置3に送信する(ステップST7g)。
【0038】
また、上記ステップST7dにおいて、要求内容が再生であるならば、制御部14は要求元となる例えば内線端末2−2(内線番号2001)に対応するメールボックスID[201]をボックスID設定テーブル151から読み出すとともに、直接録音に対応するコマンド[90]をコマンド設定テーブル152から読み出し(ステップST7h)、これらコマンド[90]及びメールボックスID[201]に基づき、アクセスコードを生成し、このアクセスコードをDTMF信号に変換してボイスメール装置3に送信する。
【0039】
さらに、上記ステップST7cにおいて、着信転送であると判断したならば(Yes)、制御部14は上記ステップST7eの処理に移行し、転送元となる内線端末2−3(内線番号2002)に対応するメールボックスID[202]をボックスID設定テーブル151から読み出すとともに、CF−ALLに対応するコマンド[91]をコマンド設定テーブル152から読み出し、これらコマンド[91]及びメールボックスID[202]に基づき、アクセスコードを生成し、このアクセスコードをDTMF信号に変換してボイスメール装置3に送信する。
【0040】
以上のように上記実施形態では、内線端末2ごとにメールボックスIDをボックスID設定テーブル151に登録し、またボイスメール装置3に対する接続要求内容に係わる複数の要求情報をそれぞれコード情報に対応付けてコマンド設定テーブル152に登録しておくことで、内線端末2にてボイスメール装置3に対する接続要求が発生した際に、情報読出部142にて要求元の内線に対応するメールボックスID及び要求内容に対応するコード情報をボックスID設定テーブル151及びコマンド設定テーブル152からそれぞれ読み出し、アクセスコード作成部143にてこれらボックス情報及びコード情報に基づきアクセスコードを生成し、アクセスコード送信部144にてこのアクセスコードをDTMF信号に変換してボイスメール装置3に送出するようにしている。すると、ボイスメール装置3において、受信したアクセスコードに応じた処理を実行することになる。
【0041】
従って、内線ごとのメールボックスIDをボックスID設定テーブル151に登録しておくだけで、内線ごとにメールボックスID及び処理要求を指定するアクセスコードを予め登録しておく必要はなく、これにより記憶部15を大容量のメモリに交換したりメモリの数を増やす必要がなく、ボイスメール装置3に対する処理要求操作を簡単に行うことができる。
【0042】
また、番号計画や内線端末2の増設等のシステム変更が行なわれても、内線ごとのメールボックスIDを変更するだけで、アクセスコードについては設定登録をやり直す必要がなく、これによりシステムのメンテナンス作業を簡単化することができる。
【0043】
さらに、ボイスメール装置3に対する処理要求の設定内容を例えば「CF−ALL」から「CF−BUSY」に変更したい場合や「CF−NO ANSWER」を追加したい場合に、それに応じてアクセスコードの設定登録をやり直す必要がなくなり、これによりボイスメール装置3の利用効率を向上させることができる。
【0044】
なお、この発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、直接着信における録音や再生、着信転送における録音をボイスメール装置に行わせる例について説明した。しかし、これに限ることなく、例えば通話中の内線端末にて途中でボイスメール装置への録音に切り替えたり、また途中でボイスメール装置からのメッセージに切り替える場合にも適用できる。
【0045】
また、上記実施形態では、ボタン電話主装置1にボイスメールインタフェース回路16を設けるようにしたが、空きの内線インタフェース回路13にボイスメール装置3を接続することも可能である。この場合、空きの内線インタフェース回路13があれば簡単にボイスメール装置3を接続できるため、専用のボイスメールインタフェース回路16を用意することなく、これによりコスト削減に寄与できる。
【0046】
その他、システム構成や、主装置の種類やその構成、ボイスメール装置の種類や構成、内線端末の種類、ボイスメール装置に対する要求内容の種類、アクセスコードの内容、各制御の制御手順とその内容等についてもこの発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
【0047】
【発明の効果】
以上詳述したようにこの発明によれば、ボイスメール装置に対する処理要求操作を簡単に行えるとともに、ボイスメール装置に対する処理要求内容の追加、変更があっても手操作を要することなく柔軟に対応し得る電話交換システム及びその電話交換装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態に係わる交換システムを示すブロック図。
【図2】 図1に示したボックスID設定テーブルの記憶内容の一例を示す図。
【図3】 図1に示したコマンド設定テーブルの記憶内容の一例を示す図。
【図4】 図1に示したシステムにおける着信時のボイスメッセージの録音動作を説明するためのシーケンス図。
【図5】 図1に示したシステムにおける着信時のボイスメッセージの再生動作を説明するためのシーケンス図。
【図6】 図1に示したシステムにおける着信転送時のボイスメッセージの録音動作を説明するためのシーケンス図。
【図7】 図1に示したボタン電話主装置の制御部の制御手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…ボタン電話主装置、2(2−1〜2−i)…内線端末、3…ボイスメール装置、11…タイムスイッチ、12(12−1〜12−j)…局線インタフェース回路、13(13−1〜13−i)…内線インタフェース回路、14…制御部、15…記憶部、16…ボイスメールインタフェース回路、17…データハイウェイインタフェース部、18…PCMハイウェイ、19…データハイウェイ、20…CPUバス、31…処理実行部、141…着信判定部、142…情報読出部、143…アクセスコード作成部、144…アクセスコード送信部、151…ボックスID設定テーブル、152…コマンド設定テーブル、L(L−1〜L−j)…局線。
Claims (2)
- 終端に内線端末を接続できる複数の内線を収容するとともに、少なくとも1つの外線を接続可能とし、かつ前記内線端末からのボイスメッセージを該内線に対応して予め設定された複数のメールボックスに蓄積し、該内線端末からの再生指示入力に応じて該内線に対応するメールボックスに蓄積されたボイスメッセージを再生する機能を有するボイスメール装置を前記内線及び外線とは異なる通信回線を介して接続可能な電話交換装置であって、
前記メールボックスを示すボックス情報を前記内線に対応付けて記憶する第1の記憶手段と、
前記ボイスメール装置に対する接続要求内容に係わる複数の要求情報をそれぞれ所定のコード情報に対応付けて記憶する第2の記憶手段と、
前記内線端末にて前記ボイスメール装置に対する接続要求が発生した場合に、前記第1の記憶手段から要求元の内線に対応するボックス情報を読み出すとともに、前記第2の記憶手段から前記接続要求内容に対応するコード情報を読み出す情報読み出し手段と、
この情報読み出し手段により読み出されたボックス情報及びコード情報に基づき、前記ボイスメール装置へアクセスし前記ボイスメール装置に要求内容に応じた処理を実行させるべくアクセスコードを生成するアクセスコード生成手段と、
このアクセスコード生成手段により生成されたアクセスコードを、前記ボイスメール装置に対し接続を行うための所定のトーン信号に変換して該ボイスメール装置に送信するアクセスコード送信手段とを具備し、
前記第2の記憶手段は、前記複数の要求情報の少なくとも一つに、要求元にて着信呼を前記ボイスメール装置に転送し要求元のメールボックスにボイスメールを録音すべく転送要求情報をコード情報に対応付けて記憶し、
前記情報読み出し手段は、前記内線端末にて前記ボイスメール装置に対する転送要求が発生した場合に、前記第1の記憶手段から要求元の内線に対応するボックス情報を読み出すとともに、前記第2の記憶手段から前記転送要求情報に対応するコード情報を読み出すことを特徴とする電話交換装置。 - 前記第2の記憶手段に記憶される転送要求情報は、要求元の内線端末に前記着信呼が到来した時点で該着信呼を前記ボイスメール装置に転送し要求元のメールボックスにボイスメールを録音すべく第1転送情報、着信先となる要求元の内線端末が通話中であった場合に該着信呼を前記ボイスメール装置に転送し要求元のメールボックスにボイスメールを録音すべく第2転送情報、及び着信先となる要求元の内線端末が所定時間内に応答しない場合に該着信呼を前記ボイスメール装置に転送し要求元のメールボックスにボイスメールを録音すべく第3転送情報のうちいずれか1つであることを特徴とする請求項1記載の電話交換装置。
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