JP4153373B2 - 圧接コネクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動車等に用いられるフラットケーブルからなるワイヤハーネスに圧接される圧接端子を備える圧接コネクタに関し、特に圧接端子とワイヤハーネスとの圧接部分の信頼性を向上させ電線との圧接作業を容易にすることができる圧接コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、電線の被覆を破ることにより電線との導通を図る圧接部を有する圧接端子を収容した圧接コネクタにワイヤハーネスの電線を圧接する場合、圧接専用の治具などを用いた圧接作業が行われている(例えば、特許文献1参照。)。
また、複数の電線を平面状に並設した構造からなるフラットケーブルから構成されるフラットハーネスの電線を圧接コネクタに圧接する際にも、圧接専用の治具などが用いられることがある(例えば、特許文献2参照。)。
なお、圧接コネクタに収容される圧接端子の圧接部としては、例えば端子の基板の両側凸片を起立させて形成した平行な両側板を備え、これら両側板のそれぞれの前縁及び後縁を更に内側に折り曲げて圧接刃を形成したものが知られている(例えば、特許文献3参照。)。
【0003】
【特許文献1】
実開平7−41982号公報(第6頁、第7−9図)
【特許文献2】
特開平10−134861号公報(第3−4頁、第1−7図)
【特許文献3】
特許第2929420号公報(第2−3頁、第2−3図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に記載の圧接コネクタでは、電線の圧接に圧接専用の治具が必要となると共に、特に特許文献2の圧接コネクタでは、各圧接端子の圧接部にフラットハーネスの電線を位置合わせを行ってから圧接しなければならないため、圧接作業が繁雑になるという問題がある。また、特許文献3に記載の圧接端子のような圧接部を有する圧接端子に、普通に電線を挿入して圧接する場合、圧接部の両側板が開いて電線と端子との圧接が良好に行われない場合がある。
【0005】
この発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、簡単な構造で圧接端子とワイヤハーネスとの圧接部分の信頼性を向上させ電線との圧接作業を容易にすることができる圧接コネクタを提供することを目的とする。
【0006】
[課題を解決するための手段]
この発明に係る圧接コネクタは、複数の電線を平面状に並設したフラットケーブルと圧接される金属性の複数の圧接端子と、これら複数の圧接端子を収容する複数の端子収容孔を有するコネクタハウジングとを備え、前記複数の圧接端子は、相手方接続端子と嵌合する嵌合接続部と、この嵌合接続部の基端側に形成され前記電線が挿入されるスリット部を有する圧接部と、前記嵌合接続部の基端側に前記嵌合接続部と同軸的に連結されたモールド流入防止部と、前記嵌合接続部と前記モールド流入防止部と前記圧接部との間を前記嵌合接続部と前記モールド流入防止部との配列方向上に前記圧接部が並ばないように連結する端子本体部とを備えて構成され、前記モールド流入防止部は、前記端子収容孔の内壁面に密に嵌合した状態で収容され、前記端子収容孔内に流れ込むモールドの前記嵌合接合部への流入を堰き止めるように構成され、前記コネクタハウジングは、前記相手方接続端子を収容した他のコネクタハウジングと嵌合するハウジング嵌合部と、前記端子収容孔に収容された圧接端子の圧接部を支持する圧接部支持部とを備えて構成され、前記圧接部支持部は、前記各圧接部の前記スリット部への電線挿入時の開き方向の両側にそれぞれ当接するリブを備えてなることを特徴とする。
【0007】
この発明によれば、コネクタハウジングに、端子収容孔に収容された圧接端子の圧接部を支持する圧接部支持部が備えられ、この圧接部支持部が、各圧接部のスリット部への電線挿入時の開き方向の両側にそれぞれ当接するリブを備えているため、圧接部に電線が挿入されて圧接される際に圧接部のスリット部が開くことはなく、電線と圧接端子との圧接を良好に行うことができる。このため、電線と圧接端子の圧接部分の信頼性を向上させることができる。
【0008】
なお、圧接部支持部のリブの高さは、例えば圧接部の高さの半分以下に設定されている。
【0009】
この発明の圧接コネクタは、例えばコネクタハウジングに嵌合されると共に嵌合前の状態ではフラットケーブルを嵌合方向と交差する方向に沿って直線状に保持するリテーナを更に備えていても良く、この場合コネクタハウジングは、例えば複数の端子収容孔と連通しリテーナが嵌合するリテーナ嵌合壁が形成された、圧接部支持部を内部に有するリテーナ嵌合部を更に備えて構成され、リテーナは、例えばリテーナ嵌合部への嵌合時にフラットケーブルをその嵌合方向と直交する面と平行に保持するケーブル保持部を備えて構成され、ケーブル保持部は、例えば嵌合時にリテーナ嵌合部内で圧接部支持部に配置された圧接部に電線を挿入し圧接するための端子側開口部を備えてなる。この場合、リテーナのケーブル保持部に端子側開口部を備えたため、このリテーナをコネクタハウジングに装着することでフラットケーブルの電線と圧接端子の圧接部とを簡単に圧接することが可能となる。これにより、フラットケーブルと圧接端子との圧接作業を容易に行うことができる。
【0010】
なお、例えばそれぞれ対向する一対のリテーナ嵌合壁の内壁面とケーブル保持部の側面とには、嵌合時にフラットケーブルを屈曲した状態で保持するための凹部がそれぞれ形成されている。
【0011】
また、例えばそれぞれ対向する一対のリテーナ嵌合壁の内壁面とケーブル保持部の側面とには、リテーナとリテーナ嵌合部との嵌合状態を保持するためのリテーナ係止部が形成され、この場合リテーナ係止部は、内壁面及び側面のいずれか一方に形成されたリテーナ係止突起と、いずれか他方に形成されたリテーナ係止突起と係合するリテーナ係止凹部とから構成されている。
【0012】
ここで、圧接コネクタは、例えばコネクタハウジングとリテーナとの嵌合部分に形成され両者を電線と圧接部との圧接部分と共に封止固定する樹脂モールド部を更に備えて構成されていても良く、この場合ケーブル保持部は、リテーナ嵌合部内に樹脂モールド部を形成するモールドを充填するための注入開口部を更に備えてなる。
【0013】
なお、リテーナのケーブル保持部としては、以下のようなものでも良い。即ち、ケーブル保持部は、例えばフラットケーブルを介して対向配置されフラットケーブルをその厚さ方向に挟み込んで挟持固定する分割可能な構造の複数の挟持部材から構成されており、複数の挟持部材のうちの一方の挟持部材に形成された係合凹部と、複数の挟持部材のうちの他方の挟持部材に形成された、係合凹部と係合する係合突起部を有する係合片部とからなる係合部を備えてなる。
【0014】
また、ケーブル保持部は、例えばフラットケーブルを介して対向配置されフラットケーブルをその厚さ方向に挟み込んで挟持固定する複数の挟持部材と、これら複数の挟持部材の一方の端部同士を結合するヒンジ部と、複数の挟持部材の他方の端部同士を係合して固定する係合部とを一体的に形成して構成されており、係合部は、複数の挟持部材のうちの一方の挟持部材の他方の端部に形成された係合凹部と、複数の挟持部材のうちの他方の挟持部材の他方の端部に形成された、係合凹部と係合する係合突起部を有する係合片部とから構成されている。
【0015】
この場合、複数の挟持部材は、例えばフラットケーブルとの対向面にフラットケーブルを構成する各電線の被覆外周径に合わせて形成された、各電線の芯線方向に延び各電線の配列方向に複数配列形成された固定溝部を備える。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照して、この発明の好ましい実施の形態を説明する。
図1〜図3は、この発明の一実施形態に係る圧接コネクタを説明するための斜視図、図4は、この圧接コネクタに備えられる圧接端子を示す斜視図、図5は、この圧接コネクタに圧接端子を収容する様子を示す一部断面図、図6は、この圧接コネクタのリテーナの展開斜視図、図7は、この圧接コネクタの他のリテーナの展開斜視図、図8は、図3のA−A´断面図、図9は、図3のB−B´断面図、図10は、図3のC−C´断面図、図11は、樹脂モールド部が形成された圧接コネクタを示す斜視図、図12は、図11のD−D´断面図である。
圧接コネクタ1Bは、主に例えば樹脂成型部材からなるコネクタハウジング90と、このコネクタハウジング90に収容される複数の圧接端子40と、コネクタハウジング90に装着(嵌合)されると共に嵌合前の状態ではフラットケーブル50を嵌合方向と交差する方向に沿って直線状に保持するコネクタハウジング90と同じく樹脂成型部材からなるリテーナ80と、このリテーナ80とコネクタハウジング90との嵌合部分を圧接端子40とフラットケーブル50との圧接部分と共に封止固定する樹脂モールド部70(図11及び図12参照)とを備えて構成されている。
【0017】
コネクタハウジング90は、主に圧接端子40を内部に収容する複数の端子収容孔91(図8及び図10参照)と、圧接端子40と接続する相手方接続端子(図示せず。以下同じ。)を内部に収容した他のコネクタハウジング(図示せず。以下同じ。)と嵌合するハウジング嵌合部92と、端子収容孔91と連通し端子収容孔91に収容された圧接端子40の圧接部43を支持する圧接部支持部95と、この圧接部支持部95を内部に有しリテーナ80が嵌合する環状のリテーナ嵌合壁93が形成されたリテーナ嵌合部94とを備えて構成されている。
【0018】
リテーナ80に保持されるフラットケーブル50は、この例では絶縁被覆51に芯線52が覆われた複数の電線53を平面状に並設し、各電線の53の間を絶縁被覆51と同じく絶縁樹脂からなるブリッジ部54で連結した構造からなり、可撓性を備えて構成されている。なお、圧接端子40の圧接部43との圧接を容易にするために、例えばフラットケーブル50の少なくともリテーナ80に保持される部分には、ブリッジ部54に該当する部分にスリット55が形成されている。また、このフラットケーブル50としては、例えば単体からなる複数の電線53をブリッジ部54で連結せずに各々独立して平面状に並設したものでも良い。
【0019】
コネクタハウジング90の端子収容孔91に収容される圧接端子40は、例えば板状の金属母材を打ち抜き/折り曲げ加工して形成されており、例えば相手方接続端子が嵌合する筒状の嵌合接続部41と、この嵌合接続部41の基端側に形成されフラットケーブル50の電線53が挿入されるスリット部42を有する圧接部43と、これら嵌合接続部41及び圧接部43の間を、例えば両者が同一直線上に並ばないように連結する板状の端子本体部44とを備えて構成されており、嵌合接続部41には、例えば相手方接続端子との接続状態を良好にするための弾性接触片49が形成されている(図8参照)。
【0020】
この端子本体部44は、嵌合接続部41の基端側に嵌合接続部41と同軸的に連結され、先端側及び基端側にモールド流入を規制するためのストッパ47a,47bが形成された箱型のモールド流入防止部47と、嵌合接続部41及びモールド流入防止部47の配列方向と圧接部43に圧接される電線53の芯線52方向とが異なる(例えば、交差したり直交したりする)ようにモールド流入防止部47の基端側と圧接部43とを連結する連結部45とを有している。
【0021】
なお、この連結部45の折曲げ部分には、例えばビード46が形成されており、連結部45の折曲げ部分の機械的強度を高めるべく補強が施されている。また、モールド流入防止部47は、コネクタハウジング90の端子収容孔91に、嵌合接続部41と共にその内壁面にぴったりと嵌る状態で収容される構造となっているため、ストッパ47a,47bが端子収容孔91内に流れ込むモールドの嵌合接続部41への流入を堰き止める。
【0022】
この圧接端子40のモールド流入防止部47のストッパ47a,47bには、それぞれスリット状の隙間部48a,48bが形成されているが、例えばこれら隙間部48a,48bの隙間間隔が0.1mm以下となるように形成されていれば、仮に圧接部43側のストッパ47bに形成された隙間部48bからモールドが流れ込んだ場合でも、そのモールドは先ず隙間部48bにより流入量が規制されたうえでモールド流入防止部47の内部空間内に充満するため、嵌合接続部41にモールドが到達する可能性は少ない。
【0023】
更に、この圧接端子40には、モールド流入防止部47内に充満したモールドの嵌合接続部41への到達を防止するために、嵌合接続部41側にも隙間部48aを有するストッパ47aがいわゆる二重防止策として形成されているため、嵌合接続部41がモールドにより封止されてしまうことにより発生する不具合はほぼ皆無である。なお、樹脂モールド部70を形成するモールドの充填量や射出速度などを調節すれば、モールド流入防止部47に形成されるストッパ47a,47bは、圧接部43側のストッパ47bだけでも十分にモールドを堰き止めることが可能である。このように、この圧接端子40は、嵌合接続部41が封止されてしまう不具合を防ぐことができるので、端子の信頼性を向上させることができる。
【0024】
なお、図示は省略するが、例えば嵌合接続部41とモールド流入防止部47との間の部分の端子本体部44を湾曲形状に成形すれば、嵌合接続部31への相手方接続端子の嵌合時に圧接端子40に対して発生する応力を十分に吸収することが可能となり、端子の信頼性を向上させることができる。
【0025】
このように構成された圧接端子40では、圧接部43への電線53の圧接時に圧接端子40に加わる力が直接嵌合接続部41に影響を与えることは無く、圧接の際に起こる嵌合接続部41の変形などを防止して端子の信頼性を向上させることができる。また、連結部45にビード46などの補強を施せば連結部45の機械的強度を更に高めることができ、端子の信頼性を更に向上させることができる。
【0026】
このように構成された圧接端子40は、図5に示すように、連結部45の折曲げ部分から嵌合接続部41側が端子収容孔91内に収容され、同じく折曲げ部分から圧接部43側がリテーナ嵌合部94内に露出した状態で圧接部支持部95に支持される。この圧接部支持部95には、支持された各圧接部43のスリット部42への電線53挿入時の開き方向の両側にそれぞれ当接するリブ96が形成されている。このリブ96の高さは、例えば圧接部43の高さの半分以下に設定されている。このように構成された圧接部支持部95に支持された圧接部43は、電線53との圧接時に、開き方向の両側がリブ96とそれぞれ当接しているため、そのスリット部42が開く方向に変形することは無い。このため、この圧接コネクタ1Bでは、フラットケーブル50と圧接端子30との圧接部分の信頼性をより向上させることができる。
【0027】
一方、リテーナ80は、コネクタハウジング90のリテーナ嵌合部94への嵌合時にフラットケーブル50をその嵌合方向に対して直交する面と平行に保持する板状のケーブル保持部81を備えて構成されている。この例のケーブル保持部81は、例えばフラットケーブル50をその厚さ方向に挟み込んで挟持固定する矩形板状の第1挟持部材82及び矩形枠状の第2挟持部材83(図6参照)と、これら第1及び第2挟持部材82,83の一方の端部同士を結合するヒンジ部84と、第1及び第2挟持部材82,83の他方の端部同士を係合して固定する係合部85とを一体的に形成して構成されている。
【0028】
なお、係合部85は、例えば第1挟持部材82のヒンジ部84側と反対側の端部に形成された係合凹部86と、第2挟持部材83のヒンジ部84側と反対側の端部に形成された、係合凹部86と係合する係合突起部88を有する係合片部87とから構成されている。
【0029】
ここで、例えば第1及び第2挟持部材82,83は、ヒンジ部84で一体的に連結された構造以外に、図7に示すように、互いに分割可能な構造からなるものでも良い。この場合、係合部85は、例えば第1及び第2挟持部材82,83のうちの一方(ここでは第1挟持部材82)の端部に対角状に形成された係合凹部86と、他方(ここでは第2挟持部材83)の端部に係合凹部86と対応する対角状に形成された係合片部87とから構成されていると良い。このように構成された係合部85では、両挟持部材82,83を確実に一体的に係合可能である。
【0030】
なお、ケーブル保持部81の第2挟持部材83には、圧接端子40の圧接部43にフラットケーブル50の電線53を挿入して圧接するための端子側開口部83aが形成されている。また、第1挟持部材82には、リテーナ80が嵌合したコネクタハウジング90のリテーナ嵌合部94内に樹脂モールド部70を形成するモールドを充填するための注入開口部82bと、圧接部43の電線53との圧接時に、圧接部43が第1挟持部材82に当接しないようにするための逃げ凹み部82aとが形成されている。ここで、第1挟持部材82に形成された注入開口部82bは、例えば保持したフラットケーブル50の各電線53のうちの少なくとも1つの電線53をケーブル保持部81において切断する切断刃99(図8参照)を挿入するための切断刃挿入開口部としての役割を兼ねるものである。
【0031】
このケーブル保持部81では、第2挟持部材83において、切断刃99が挿入される第1挟持部材82の注入開口部82bと対応する部分に切断刃挿通開口部83bが形成されており、切断刃99がケーブル保持部81を注入開口部82b及び切断刃挿通開口部83bを通して貫通する構造となっている。この圧接コネクタ1Bでは、リテーナ80のケーブル保持部81が、このように構成された第1及び第2挟持部材82,83を備えるため、例えばフラットケーブル50を挟持固定した後、第1挟持部材82の注入開口部82bに切断刃99を挿入し、フラットケーブル50の各電線53が構成する回路を、所定の電線53を切断することにより変更等することができる。そして、そのリテーナ80を図1中矢印方向に移動させてコネクタハウジング90に装着するだけで、フラットケーブル50の回路数を任意に変更した電線53を圧接端子40の圧接部43に挿入して圧接することが可能となる。
【0032】
このリテーナ80のケーブル保持部81の第1及び第2挟持部材82,83のそれぞれの対向端部には、例えばフラットケーブル50を構成する各電線53の被覆外周径に合わせて形成された各電線53の芯線52方向に延びると共に各電線53の配列方向に複数配列形成された、各電線53を安定して確実にケーブル保持部81で保持するための固定溝部81cが備えられている。
【0033】
また、このケーブル保持部81の第1挟持部材82の一対の側面には、例えばフラットケーブル50の各電線53の被覆外周径に合わせて複数形成されたリテーナ側凹部81aが備えられており、コネクタハウジング90のリテーナ嵌合部94においてリテーナ80がリテーナ嵌合部94に嵌合した際に、これらリテーナ側凹部81aと対向するリテーナ嵌合壁93の一対の内壁面には、同じくフラットケーブル50の各電線53の被覆外周径に合わせて複数形成されたハウジング側凹部93aが備えられている。
【0034】
このように、ケーブル保持部81とリテーナ嵌合壁93とにリテーナ側凹部81a及びハウジング側凹部93aが備えられていると、これらリテーナ側凹部81a及びハウジング側凹部93aで、リテーナ80のリテーナ嵌合部94への嵌合時にケーブル保持部81がその嵌合方向に対して直交する面と平行に保持していたフラットケーブル50を、図2に示すような屈曲した状態に保持することができるため、圧接コネクタ1Bのリテーナ嵌合部94内における圧接端子40の圧接部43とフラットケーブル50の電線53との圧接部分に対して、いわゆるストレインリリーフ構造を具備することが可能となる。
【0035】
なお、図3に示すように、リテーナ80とコネクタハウジング90とで屈曲状態に保持したフラットケーブル50を、例えばリテーナ嵌合壁93の周縁部で再び折り曲げるようにすれば、圧接端子40の圧接部43とフラットケーブル50の電線53との圧接部分に対して更に強いストレインリリーフ構造を具備することが可能となる。
【0036】
また、リテーナ80のケーブル保持部81とリテーナ嵌合部94のリテーナ嵌合壁93におけるリテーナ側凹部81a及びハウジング側凹部93aが形成された以外の側面及び内壁面には、例えばリテーナ係止部100が形成されている。このリテーナ係止部100は、例えばケーブル保持部81の第1挟持部材82の側面に形成されたリテーナ係止突起81bと、リテーナ嵌合壁93の内壁面に形成されたリテーナ係止突起81bと係合するリテーナ係止凹部93bとから構成されている。このように構成されたリテーナ係止部89により、リテーナ80とコネクタハウジング90との嵌合状態を確実に維持することが可能となる。
【0037】
こうして、フラットケーブル50を保持したリテーナ80をコネクタハウジング90のリテーナ嵌合部94に嵌合し、リテーナ80とリテーナ嵌合部94とを電線53と圧接部43との圧接部分と共に樹脂モールド部70で封止固定すれば、リテーナ80とコネクタハウジング90とを更に確実に固定することができる。このとき、樹脂モールド部70を形成するモールドは、リテーナ80のケーブル保持部81の第1挟持部材82に形成された注入開口部82bからリテーナ嵌合部94内を満たすように充填されるが、圧接端子40の端子本体部44にはストッパ47a,47bを有するモールド流入防止部47が備えられているため、図12に示すように、注入開口部82bからリテーナ嵌合部94内に充填されたモールドが端子収容孔91内に流れ込んだとしても、圧接端子40の嵌合接続部41まで到達して嵌合接続部41を封止し塞いでしまうなどの不具合が発生することはない。また、圧接部43がコネクタハウジング90の圧接部支持部95に、スリット部42への電線53挿入時の開き方向の両側がリブ96と当接する状態で支持されるため、圧接に伴い圧接部43のスリット部42が開いてしまうことによる圧接不良を引き起こすことはない。
【0038】
従って、このように構成された圧接コネクタ1Bでは、フラットケーブル50を保持したリテーナ80を図1中矢印方向に移動させてコネクタハウジング90に装着するだけで、フラットケーブル50の電線53を圧接端子40の圧接部43に確実に挿入して圧接することが可能となる。このため、フラットケーブル50と圧接端子40との圧接作業を正確且つ容易に行うことができる。
【0039】
また、コネクタハウジング90の端子収容孔91に収容される圧接端子40が、嵌合接続部41の基端側に嵌合接続部41と同軸的に連結されたモールド流入を規制するストッパ47a,47bを備えるモールド流入防止部47と、嵌合接続部41及びモールド流入防止部47の配列方向と圧接部43に圧接される電線53の芯線52方向とが異なるようにモールド流入防止部47の基端側と圧接部43とを連結する連結部45とを有する端子本体部44を備え、この端子本体部44で嵌合接続部41と圧接部43とを両者が同一直線上に並ばないように連結すると共に、嵌合接続部41と共にモールド流入防止部47が端子収容孔91内にぴったりと嵌った状態で収容される。そして、圧接部43が圧接部支持部95にスリット部42の開き方向の両側がリブ96と当接した状態で配置されるため、電線53の圧接部43への圧接時に圧接端子40に加わる力により嵌合接続部41が変形したりすることを防ぐことができると共にモールドの圧接部43側から嵌合接続部41側への浸入を防ぐことができ、且つ圧接時に圧接部43のスリット部42が開いてしまうことによる圧接不良を防止することができる。このため、圧接端子40の信頼性を向上させることが可能となる。
【0040】
また、例えばフラットケーブル50を保持したリテーナ80の第1挟持部材82の注入開口部82bに切断刃100を挿入し、フラットケーブル50の各電線53が構成する回路を所定の電線53を切断することにより容易に変更等することができ、更にリテーナ80とコネクタハウジング90とでフラットケーブル50をケーブル保持部81で保持した部分に対して屈曲した状態で保持することができるため、圧接端子40と電線53との圧接部分に対してストレインリリーフ構造を具備することが可能となる。
【0041】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明によれば、この発明によれば、コネクタハウジングに、端子収容孔に収容された圧接端子の圧接部を支持する圧接部支持部が備えられ、この圧接部支持部が、各圧接部のスリット部への電線挿入時の開き方向の両側にそれぞれ当接するリブを備えているため、圧接部に電線が挿入されて圧接される際に圧接部のスリット部が開くことはなく、電線と圧接端子との圧接を良好に行うことができる。このため、電線と圧接端子の圧接部分の信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態に係る圧接コネクタを説明するための斜視図である。
【図2】 同圧接コネクタを説明するための斜視図である。
【図3】 同圧接コネクタを説明するための斜視図である。
【図4】 同圧接コネクタに備えられる圧接端子を示す斜視図である。
【図5】 同圧接コネクタに圧接端子を収容する様子を示す一部断面図である。
【図6】 同圧接コネクタのリテーナの展開斜視図である。
【図7】 同圧接コネクタの他のリテーナの展開斜視図である。
【図8】 図3のA−A´断面図である。
【図9】 図3のB−B´断面図である。
【図10】 図3のC−C´断面図である。
【図11】 樹脂モールド部が形成された同圧接コネクタを示す斜視図である。
【図12】 図11のD−D´断面図である。
【符号の説明】
1B…圧接コネクタ、40…圧接端子、41…嵌合接続部、42…スリット部、43…圧接部、44…端子本体部、45…連結部、46…ビード、47…モールド流入防止部、48…隙間部、50…フラットケーブル、51…絶縁被覆、52…芯線、53…電線、54…ブリッジ部、55…スリット、70…樹脂モールド部、80…リテーナ、81…ケーブル保持部、82…第1挟持部材、83…第2挟持部材、84…ヒンジ部、85…係合部、86…係合凹部、87…係合片部、88…係合突起部、90…コネクタハウジング、91…端子収容孔、93…リテーナ嵌合壁、94…リテーナ嵌合部、95…圧接部支持部、96…リブ、99…切断刃、100…リテーナ係止部。

Claims (9)

  1. 複数の電線を平面状に並設したフラットケーブルと圧接される金属性の複数の圧接端子と、
    これら複数の圧接端子を収容する複数の端子収容孔を有するコネクタハウジングと
    を備え、
    前記複数の圧接端子は、
    相手方接続端子と嵌合する嵌合接続部と、この嵌合接続部の基端側に形成され前記電線が挿入されるスリット部を有する圧接部と、前記嵌合接続部の基端側に前記嵌合接続部と同軸的に連結されたモールド流入防止部と、前記嵌合接続部と前記モールド流入防止部と前記圧接部との間を前記嵌合接続部と前記モールド流入防止部との配列方向上に前記圧接部が並ばないように連結する端子本体部とを備えて構成され、
    前記モールド流入防止部は、前記端子収容孔の内壁面に密に嵌合した状態で収容され、前記端子収容孔内に流れ込むモールドの前記嵌合接合部への流入を堰き止めるように構成され、
    前記コネクタハウジングは、
    前記相手方接続端子を収容した他のコネクタハウジングと嵌合するハウジング嵌合部と、前記端子収容孔に収容された圧接端子の圧接部を支持する圧接部支持部とを備えて構成され、
    前記圧接部支持部は、
    前記各圧接部の前記スリット部への電線挿入時の開き方向の両側にそれぞれ当接するリブを備えてなる
    ことを特徴とする圧接コネクタ。
  2. 前記リブの高さは、前記圧接部の高さの半分以下であることを特徴とする請求項1記載の圧接コネクタ。
  3. 前記コネクタハウジングに嵌合されると共に嵌合前の状態では前記フラットケーブルを嵌合方向と交差する方向に沿って直線状に保持するリテーナを更に備え、
    前記コネクタハウジングは、
    前記複数の端子収容孔と連通し前記リテーナが嵌合するリテーナ嵌合壁が形成された、前記圧接部支持部を内部に有するリテーナ嵌合部を更に備えて構成され、
    前記リテーナは、
    前記リテーナ嵌合部への嵌合時に前記フラットケーブルをその嵌合方向と直交する面と平行に保持するケーブル保持部を備えて構成され、
    前記ケーブル保持部は、前記嵌合時に前記リテーナ嵌合部内で前記圧接部支持部に配置された前記圧接部に前記電線を挿入し圧接するための端子側開口部を備えてなる
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の圧接コネクタ。
  4. それぞれ対向する一対の前記リテーナ嵌合壁の内壁面と前記ケーブル保持部の側面とには、前記嵌合時に前記フラットケーブルを屈曲した状態で保持するための凹部がそれぞれ形成されている
    ことを特徴とする請求項3記載の圧接コネクタ。
  5. それぞれ対向する一対の前記リテーナ嵌合壁の内壁面と前記ケーブル保持部の側面とには、前記リテーナと前記リテーナ嵌合部との嵌合状態を保持するためのリテーナ係止部が形成され、
    前記リテーナ係止部は、前記内壁面及び前記側面のいずれか一方に形成されたリテーナ係止突起と、いずれか他方に形成された前記リテーナ係止突起と係合するリテーナ係止凹部とから構成されている
    ことを特徴とする請求項3記載の圧接コネクタ。
  6. 前記コネクタハウジングと前記リテーナとの嵌合部分に形成され両者を前記電線と前記圧接部との圧接部分と共に封止固定する樹脂モールド部を更に備え、
    前記ケーブル保持部は、前記リテーナ嵌合部内に前記樹脂モールド部を形成するモールドを充填するための注入開口部を更に備えてなる
    ことを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項記載の圧接コネクタ。
  7. 前記ケーブル保持部は、前記フラットケーブルを介して対向配置され前記フラットケーブルをその厚さ方向に挟み込んで挟持固定する分割可能な構造の複数の挟持部材から構成され、
    前記複数の挟持部材のうちの一方の挟持部材に形成された係合凹部と、前記複数の挟持部材のうちの他方の挟持部材に形成された、前記係合凹部と係合する係合突起部を有する係合片部とからなる係合部を備えてなる
    ことを特徴とする請求項3〜6のいずれか1項記載の圧接コネクタ。
  8. 前記ケーブル保持部は、前記フラットケーブルを介して対向配置され前記フラットケーブルをその厚さ方向に挟み込んで挟持固定する複数の挟持部材と、
    これら複数の挟持部材の一方の端部同士を結合するヒンジ部と、
    前記複数の挟持部材の他方の端部同士を係合して固定する係合部とを一体的に形成して構成され、
    前記係合部は、
    前記複数の挟持部材のうちの一方の挟持部材の前記他方の端部に形成された係合凹部と、
    前記複数の挟持部材のうちの他方の挟持部材の前記他方の端部に形成された、前記係合凹部と係合する係合突起部を有する係合片部とから構成されている
    ことを特徴とする請求項3〜6のいずれか1項記載の圧接コネクタ。
  9. 前記複数の挟持部材は、
    前記フラットケーブルとの対向面に前記フラットケーブルを構成する各電線の被覆外周径に合わせて形成された、前記各電線の芯線方向に延び前記各電線の配列方向に複数配列形成された固定溝部を備える
    ことを特徴とする請求項7又は8記載の圧接コネクタ。
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