JP4153073B2 - 吸音・緩衝材 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、主に建築用内装材等の吸音・緩衝材として壁材等に用いられる吸音・緩衝材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記のような建築用内装材、例えば吸音・緩衝材として壁材等に用いられる用いられる材料としては、合成樹脂発泡体、例えば軟質ポリウレタンフォームを必要な大きさに切断し、このウレタンフォームの一面に粘着材層(両面テープ)を貼り合わせたもの、或は、予めウレタンフォームと粘着材層とを貼り合わせたものを必要な大きさに切断したものが一般に使用される。
【0003】
しかしながら、このような従来の材料を、上記の如く例えば壁材として使用する場合に、壁のコーナー部の所は、壁の両面のコーナー部までの寸法に裁断したものを数枚準備して夫々を貼り合わせるか、或いはコーナー部を含めた大きな材料をコーナー部でそのまま折り曲げて貼っていくことになる。
【0004】
ところが、前者の部分・部分に切断したものを用いる場合には、夫々の材料の切断面が多くなってしまう。このため、材料の切断面の突き合わせ部分が見栄えが悪くなることは否めず、確実に貼り合わせるにはこの部分を貼り付ける接着剤を要し、かつ貼り付けに際して意外に手間がかかる。
【0005】
更に、後者のコーナー部をも含めた大きく裁断した材料をそのまま壁の両面及びコーナー部の所で曲げて貼っていく方法では、コ−ナ−部にてどうしても材料の歪みによって広範囲にわたって「しわ」が発生してしまい、見栄えが悪くなってしまうという問題を生じていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記のような材料をコーナー部をも含めて比較的簡単に、しかも「しわ」を発生させずに見栄えも良く貼り合わせるために、材料の形状に注目し鋭意検討を重ねた結果、本発明を得ることが出来たものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1は、吸音・緩衝性能を有する合成樹脂発泡体シ−トの一面に粘着材層を形成し、該シートに直線状に凹圧癖付けして凹圧歪みラインを形成したことを特徴とする。
【0008】
本発明の請求項2は、上記吸音・緩衝性能を有する合成樹脂発泡体シ−トが軟質ウレタンシ−トであり、該ウレタンフォームシートの一面に粘着材層を形成し、該シートに直線の凹圧歪みラインを形成したことを特徴とする。
【0009】
本発明の請求項3は、上記凹圧歪みラインが線状・点線状の凹圧歪みラインを組み合わせたものであることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の狙いは、壁等への貼り合わせが簡便で、しかも外観が奇麗に仕上がるため、材料の形状を、従来の平坦なシート形状の表面に粘着材を貼り合わせることと、最終的に貼り合わせた時に生ずる「しわ」歪みを吸収するために、直線の凹圧歪みラインを設けたことにある。即ち、シ−トに凹圧癖付けをなしたコ−ナ−部での折り曲げの際の歪み吸収ライン(溝)を設けるものである。
【0011】
本発明の吸音・緩衝材にあって、直線の凹圧歪みラインを2面の壁面によって形成されたコ−ナ−部の直線ラインに沿って壁面に貼り合わされるもので、このため、吸音・緩衝材の歪みを確実にこの凹圧歪みラインに集中させたものであり、このため、従来のような見栄えの悪い「しわ」の発生はなくなり、見栄えのよいものとなったものである。
【0012】
【実施例】
本発明の1実施例を明確にするために形成法を含めて図を用いて説明するが、この実施例に限定するものではないことは言うまでもない。
先ず、図1に示す如く、吸音・緩衝性の優れた材料の一つである軟質ウレタンフォームシ−ト1を準備し、該シート1の表面に粘着(接着)材層2及び離型紙3からなる両面テ−プ4を貼り合わせて吸音・緩衝材Aを得、壁面等へ貼り合わせるのに容易とする。
【0013】
図2はプレスカッタ−11の斜視図であり、図3はこのカッタ−11をもって上記シート1を所望の形状に切断する際の状態図である。本例ではプレスカッタ−11は両サイドの刃12でシ−ト1を裁断し、一方、裁断を目的とせずシ−ト1を直線状に凹圧させるための直線の押圧部13を任意の数(ここでは3本)設けたものを用いてシ−ト1をプレスカットする。
【0014】
このようにして得られた吸音・緩衝材Aは図4に示された通り、表面の一部に凹圧歪みライン5を有するシート1が得られ、或いは凹圧歪みライン5が目視できなくとも、シ−ト1には凹圧歪みが生じたものとなっている。
【0015】
図5は壁面21及びコーナー部22に本発明の吸音・緩衝材Aを貼り付けた際の状態図であって、直線状のコーナー部22に沿って備えられたシート1に形成した直線の凹圧歪みライン5により歪みが吸収されて「しわ」の発生もない見栄えの良い奇麗な表面を有する防音・緩衝材が貼着形成される。
【0016】
且つ、見栄えを良くするために、直線の凹圧形状のほか点線状、曲線状等或はこれらを組み合わせた凹圧部を設けることも可能である。
【0017】
本実施例では基本的な例として軟質ウレタンフォームシ−ト1の表面に両面テープを貼り合わせた例を示したが、図6の如く軟質ウレタンフォームシート1の反対の表面に他の表装材(織布、不織布、紙、ビニルシート、トリコット等)6や補強材等を貼り合わせたものでも差し支えない。
【0018】
【発明の効果】
本発明は以上の構成を有するものであって、壁面への貼り合わせの際における「しわ」等を発生させることのない吸音・緩衝材を提供したものであり、見栄えのみならず、その作業性をも改良したものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の吸音・緩衝材の側面図である。
【図2】図2はプレスカッタ−の斜視図である。
【図3】図3は吸音・緩衝材をプレスカッタ−にて切断した際の状態図である。
【図4】図4は得られた吸音・緩衝材の斜視図である。
【図5】図5は壁面及びコーナー部に本発明の吸音・緩衝材Aを貼り付けた際の状態図である。
【図6】図6は本発明の別例の吸音・緩衝材Aの側面図である。
【符号の説明】
A‥‥吸音・緩衝材、
1‥‥軟質ウレタンフォームシ−ト、
2‥‥粘着(接着)材層、
3‥‥離型紙、
4‥‥両面テ−プ、
5‥‥凹圧歪みライン、
6‥‥表装材、
11‥‥プレスカッタ−、
12‥‥刃、
13‥‥押圧部、
21‥‥壁面、
22‥‥壁面のコーナー部。
Claims (3)
- 吸音・緩衝性能を有する合成樹脂発泡体シ−トの一面に粘着材層を形成し、該シートに直線状に凹圧癖付けして凹圧歪みラインを形成したことを特徴とする吸音・緩衝材。
- 前記合成樹脂発泡体シ−トが軟質ウレタンフォ−ムシ−トであり、該ウレタンフォームシートの一面に粘着材層を形成した請求項第1項記載の吸音・緩衝材。
- 前記凹圧歪みラインが線状・点線状の凹圧歪みラインを組み合わせた請求項第1項又は第2項記載の吸音・緩衝材。
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JP02780798A JP4153073B2 (ja) | 1998-01-25 | 1998-01-25 | 吸音・緩衝材 |
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JPH11210108A JPH11210108A (ja) | 1999-08-03 |
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ID=12231259
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JP02780798A Expired - Fee Related JP4153073B2 (ja) | 1998-01-25 | 1998-01-25 | 吸音・緩衝材 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP4153073B2 (ja) |
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1998
- 1998-01-25 JP JP02780798A patent/JP4153073B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH11210108A (ja) | 1999-08-03 |
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