JP2002106154A - 床 材 - Google Patents

床 材

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JP2002106154A
JP2002106154A JP2000295992A JP2000295992A JP2002106154A JP 2002106154 A JP2002106154 A JP 2002106154A JP 2000295992 A JP2000295992 A JP 2000295992A JP 2000295992 A JP2000295992 A JP 2000295992A JP 2002106154 A JP2002106154 A JP 2002106154A
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slits
back surface
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JP2000295992A
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Atsushi Kusaka
淳 日下
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Osaka Gas Co Ltd
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Osaka Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カッターナイフ等の切断工具でもって容易に
切断することができるとともに、仕上げ削り加工も容易
である床材を提供すること。 【解決手段】 基板2の裏面に、その長手方向である第
1の方向(及び/又は第1の方向に対して実質上垂直な
第2の方向)に間隔をおいて複数個のスリット10が設
けられ、複数個のスリット10は、基板2の第1の方向
(及び/又は第2の方向)における中心を基準に、その
裏面から表面に向けて外方に傾斜して延びている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家屋等の床張り
(フローリング)用に適した床材に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、床張り用の床材として各種のもの
が開発され実用化されている。特に、最近の傾向とし
て、床張り施工が容易となるように、床材の基板の裏面
に多数のスリットを設けたものが提案されている。この
ような床材の一例として、例えば、実開平6−1434
3号公報に開示されたものが知られている。この公知の
床材では、基板の裏面に所定間隔をおいて複数個のスリ
ットが形成され、これらスリットは基板の裏面に対して
実質上垂直に表面に向けて延びている。
【0003】また、上述した床材の他の例として、特開
平10−299231号公報、特開平8−13761号
公報に開示されたものも知られている。これらの床材で
は、基板の裏面に所定間隔をおいて複数個のスリットが
形成され、これらスリットは基板の裏面に対して実質上
垂直に表面に向けて延び、更に基板の裏面には、これら
スリットを覆うように両面テープ、クッション材が設け
られている。このような床材の施工は、一般的に、施工
すべき部屋の一つのコーナーから床材を縦及び横方向に
順次各床材の側縁を突き合わせて面状に敷きつめていく
工法がとられている。そして、最終的に敷きつめる床材
については、部屋の壁際と既に敷かれた床材の端縁との
間の実際の隙間寸法を計り、この隙間寸法より少し大き
めの大きさとなるように、対応する位置のスリットを切
断工具、例えばカッターナイフにて切断し、その後カン
ナ等にて寸法調整を兼ねた仕上げ削り加工を施し、この
ように加工した後、部屋の壁際に加工した所定サイズの
床材を填め込んでいる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
これら床材には、次の通りの解決すべき問題が存在す
る。第1に、従来の床材においては、基板の裏面に形成
されている多数のスリットは、いずれも、基板の裏面に
対して実質上垂直に設けられており、それ故に、最終工
程としての床材の仕上げ削り加工において、床材側面の
厚さ全面(スリットを除く肉厚部分の全面)にわたって
削る必要があり、その削り量が多くなって施工作業が煩
雑となる。
【0005】第2に、基板の裏面に多数のスリットを形
成した床材においては、基板の材質にもよるが、スリッ
トの存在によって強度が低下し、床材自体が、スリット
が開く方向に撓みやすいという問題がある。特開平10
−299231号公報、特開平8−13761号公報に
開示されたものでは、基板の裏面に両面テープ、クッシ
ョン材が設けられているが、これら両面テープ、クッシ
ョン材は応力が作用すると容易に弾性変形し、基板の強
度を高める機能はほとんどなく、基板の強度を充分に高
めることができない。
【0006】本発明の目的は、カッターナイフ等の切断
工具でもって容易に切断することができるとともに、仕
上げ削り加工も容易である床材を提供することである。
本発明の他の目的は、基板の強度を高め、それ自体の撓
みを抑えることができる床材を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、基板の裏面
に、その長手方向である第1の方向及び/又は前記第1
の方向に対して実質上垂直な第2の方向に間隔をおいて
複数個のスリットが設けられ、前記複数個のスリット
は、前記基板の前記第1の方向及び/又は前記第2の方
向における中心を基準に、その裏面から表面に向けて外
方に傾斜して延びていることを特徴とする床材でる。本
発明に従えば、基板の第1の方向(及び/又は第2の方
向)に間隔をおいて複数個のスリットが設けられ、これ
らスリットは第1の方向(及び/又は第2の方向)にお
ける中心を基準に、その裏面から表面に向けて外方に傾
斜して延びており、それ故に、切断工具、例えばカッタ
ーナイフでもってこれらスリットの一つに沿って床材を
切断すると、切断して使用する床材は、基板の表面側が
外方に突出した形状となる。従って、仕上げ削り加工の
際に切削する部分は少なく、その切削加工が容易にな
る。また、仕上げ加工した後は基板の表面側が裏面側よ
りも外方に突出し、施工後の美観、即ち表面側から見た
美観を保つことができる。
【0008】また、本発明は、裏面に複数個のスリット
が設けられた基板を備え、この基板の裏面にカッターナ
イフで切断可能な補強材が貼り合わされていることを特
徴とする床材である。本発明に従えば、基板の裏面に補
強材が張り合わされているので、基板に充分な強度を持
たせることができ、基板の撓みを抑えることができる。
このような補強材としては、合成樹脂を含浸させたガラ
ス繊維または炭素繊維のシート、アルミ箔シート、木製
又は木質の合板等から形成される。また、補強材がカッ
ターナイフで切断可能であるので、カッターナイフでも
ってスリットに沿って床材を切断することができ、床材
の施工が容易となる。
【0009】更に、本発明では、前記補強材が透明乃至
半透明であることを特徴とする。本発明に従えば、補強
材が透明乃至半透明であるので、補強材の外側から、即
ち床材の裏面側から複数個のスリットの全体を目視する
ことができ、従ってカッターナイフを用いてスリットに
沿って床材を容易に切断することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図に基づき、本発明に従う
床材の実施形態について説明する。 〔第1の実施の形態〕まず、図1〜図3を参照して、第
1の実施形態の床材について説明する。図1は、第1の
実施形態の床材を示す平面図であり、図2は、図1にお
けるII−II線による断面図であり、図3は、図1に
おけるIII−III線による断面図である。図1〜図
3において、図示の床材1は、1枚の長方形状の基板2
を備え、その上面の全域に化粧板4がラミネートされて
いる。この基板2の周辺部には結合用の凹部6,7と凸
部8,9が設けられている。この実施形態では、基板2
の片側側面(図1において上側側面)には、その長手方
向である第1の方向(図1及び図2において左右方向、
図3において紙面に垂直な方向)に延びる結合用凹部6
が設けられ、また基板2の片側端面(図1において右側
端面)には、上記第1の方向に対して実質上垂直な第2
の方向(図1において上下方向、図2において紙面に垂
直な方向、図3において左右方向)に延びる結合用凹部
7が設けられている。更に、基板2の他側側面(図1に
おいて下側側面)には、上記第1の方向に延びる結合用
凸部8が設けられ、また基板2の他側端面(図1におい
て左側端面)には、上記第2の方向に延びる結合用凹部
9が設けられている。複数枚の床材1を上記第1の方向
に並べて敷き詰める場合、隣接する床材1の結合用凹部
7及び結合用凸部9が相互に係合され、また複数枚の床
材1を上記第2の方向に並べて敷き詰める場合、隣接す
る床材1の結合用凹部6及び結合用凸部8が相互に係合
される。
【0011】結合用凹部6,7と結合用凸部8,9との
組み合わせの配置形態については、種々の形態のものを
採用することができ、実施形態のように、床材1の両側
面に結合用凹部6及び結合用凸部8を設けるとともに、
その両端面に結合用凹部7及び結合用凸部9を設けるよ
うにしてもよく、このような形態に代えて、床材1の両
側面にのみ結合用凹部6及び結合用凸部8を設けるよう
にしてもよく、或いはその両端面にのみ結合用凹部7及
び結合用凸部9を設けるようにしてもよい。
【0012】床材1の基板2は、例えばクロス合板、繊
維板、合成樹脂板等から構成され、その化粧板4は、例
えば、表面に各種のデザインが施された化粧単板等から
構成される。この床材1は、規格サイズを含む各種サイ
ズの大きさに形成され、例えば一例として、長さ(第1
方向の長さ)1818mm、幅(第2方向の長さ)30
3mmの大きさに形成される。また、床材1の厚さは、
例えば一例として12mmに形成され、このような厚さ
の場合、例えば基板2の肉厚11.7mm、化粧板4の
肉厚0.3mmに形成される。
【0013】第1の実施形態においては、基板2の裏面
に複数個のスリット10,12が形成され、これらスリ
ット10,12が所定の方向に傾斜して設けられてい
る。主として図2及び図3を参照して更に説明すると、
この形態では、基板2の第1の方向(長手方向)に実質
上等間隔をおいて複数個のスリット10が設けられてい
る。複数個のスリット10は、基板2の第1の方向にお
ける中心を基準にして左右対称に設けられ、基板2の裏
面から表面に向けて外方に(図2において左側に位置す
るスリット10は図2において左方に、また図2におい
て右側に位置するスリット10は図2において右方に)
直線状に延びている。また、基板2の第2の方向に実質
上等間隔をおいて複数個のスリット12が設けられてい
る。複数個のスリット12は、基板2の第2の方向にお
ける中心を基準にして左右対称に設けられ、基板2の裏
面から表面に向けて外方に(図3において左側に位置す
るスリット12は図3において左方に、また図3におい
て右側に位置するスリット12は図3において右方に)
直線状に延びている。これらスリット10,12の断面
は細長い矩形状に形成され、それらの幅は、例えば1〜
1.5mm程度に形成され、それらのピッチは、例えば
5〜10mm程度に形成され、それらの深さは例えば基
板2の肉厚の60〜80%程度に形成される。
【0014】スリット10,12の傾斜角度は、裏面に
垂直な軸線を基準に10〜25度外方に傾斜させるのが
望ましい。この傾斜角度が10度未満になると、傾斜さ
せたことによる後述する効果が充分に達成されず、一方
この傾斜角度が25度を超えると、基板2の強度が低下
して撓みやすくなる。このような床材1は、図4〜図6
に示すように施工して部屋の下床表面に敷き詰められ
る。例えば、部屋14の右端一隅部から施工が行われ、
結合用凹部6,7と結合用凸部8,9とを係合させなが
ら複数枚の床材1が下床20の表面に順次平面状に敷き
詰められる。そして、部屋14の左端の壁16の壁面1
8に合わせて床材1を隙間なく敷き詰めるには、最左端
の最後に填め込む床材1を、床材1の第1の方向におけ
る中心より左側のスリット10に沿って所定の長さに切
断する。床材2の表面における長さが、この床材1が填
る壁面18までの隙間寸法Lより少し長くなる(例えば
約2乃至3mm程度長くなる)(L+α)位置に対応す
るスリット10を選び、このスリット10に床材1の裏
面から切断工具、例えばカッターナイフ(図示せず)を
差し込んで図4に示すように切断する。
【0015】この切断状態では、床材1の表面における
第1の方向の長さ寸法(L+α)は、部屋の壁面18ま
での隙間寸法Lより少し長いため、床材1の左端部をカ
ンナ等の切削工具(図示せず)を用いて削って上記隙間
に対応する所定寸法Lに調整して仕上げる。このとき、
切断した床材1の左端部は裏面から表面に向けて外方に
傾斜しているので、仕上げる際に切削する量は少なく、
容易に仕上げ加工を行うことができる。また、この切断
状態(切削仕上げ状態においても同様である)において
は、その裏面側よりも表面側の方が外方に突出してお
り、それ故に、床材1の表面側から見たときの美観が保
たれ、後述する如く施工した後においても裏面側が床面
表面側に露出することが防止できる。
【0016】そして、所定寸法に仕上げた床材1を、図
5に示すようにして壁面18との隙間に填め込む。この
填め込みは、切断した床材1の右端面の結合用凹部7を
床面20に敷かれた床材1の左端面の結合用凸部9に係
合しつつその左端部を矢印22で示すように下方に押し
込むことにより行われ、このように押し込むことによっ
て、図6に示すように、最左端の床材1を壁面18との
隙間に所要の通りに填め込むことができる。この填め込
みの際、床材1の左端が裏面から表面に向けて外方に傾
斜しているので、床材1の填め込みを大きな抵抗もなく
スムーズに行うことができる。
【0017】尚、上述した施工例では、部屋14の右端
一隅部から行っているが、これとは反対に、部屋14の
左端一隅部から行うこともでき、この左端一隅部から行
った場合、部屋14の右端の壁の壁面との間に隙間が残
存し、床材1はその第1の方向における中心より右側の
スリット10に沿って所定の長さに切断される。また、
上述した施工例では、床材1を第1の方向に間隔をおい
て設けられたスリット10に沿って切断する場合につい
て説明したが、床材1を第2の方向に間隔をおいて設け
られたスリット12に沿って切断する場合も、上述した
と同様にして施工することができる。
【0018】また、最後に填め込む隙間が床材1の第1
方向の長さの半分以下である場合には、この第1の方向
の長さが小さい種類の床材を用意し、小さい種類の床材
のスリットに沿って所定サイズに切断し、この切断した
床材を壁面との隙間に填め込むようにすればよい。上述
した第1の実施形態では、基板2の第1の方向にスリッ
ト10を、またその第2の方向にスリット12を設け、
これら両スリット10,12を所定角度傾斜させている
が、第1の方向に設けられたスリット10のみ又は第2
の方向に設けられたスリット12のみを所定角度傾斜さ
せても同様の効果が達成される。
【0019】〔第2の実施形態〕次に、図8を参照し
て、本発明に従う床材の第2の実施形態について説明す
る。図8は、第2の実施形態の床材を示す断面図であ
る。尚、第2の実施形態において、図1〜図3に示す第
1の実施形態と実質上同一の部材には同一の番号を付
し、その説明を省略する。図7において、図示の床材1
Aは、長方形状の基板2Aを備え、その上面の全域に化
粧板4がラミネートされている。この基板2Aの周辺部
には、第1の実施形態と同様に、結合用凹部7及び結合
用凸部9が設けられている。また、基板2Aの裏面に
は、その長手方向である第1の方向(図7において左右
方向)に間隔をおいて複数個のスリット10Aが設けら
れている。これらスリット10Aは基板2Aの裏面から
実質上垂直にその表面に向けて延びている。また、図示
していないが、この裏面には、上記第1の方向に対して
実質上垂直な第2の方向に間隔をおいて複数個のスリッ
トが設けられている。これらスリット10Aは、カッタ
ーナイフ等の切断工具によって切断容易なように設けら
れる。尚、この第2の実施形態においても、施工性を改
善するために、これらスリット10Aを第1の実施形態
と同様に傾斜させるようにしてもよい。
【0020】この実施形態では、基板2Aの裏面の全域
にスリット10Aを覆うように補強材22が設けられて
いる。補強材22は、例えば接着剤によって基板2Aの
裏面に貼り合わされる。この補強材22は、図7から理
解される通り、スリット10Aに沿って床材1Aを切断
するときに一緒に切断されるので、切断工具として一般
的に使用されるカッターナイフによって切断可能に構成
される。このような補強材22は、合成樹脂を含浸させ
たガラス繊維又は炭素繊維のシート、アルミ箔シート、
木製又は木質の合板等から形成され、その厚さは、例え
ば約0.1〜3mm程度に形成される。この補強材22
は、透明乃至半透明の材料、例えば合成樹脂を含浸させ
たガラス繊維シートから形成するのが好ましく、このよ
うな材料から形成した場合、床材1Aの裏面側から補強
材22を通して基板2Aの裏面に設けられたスリット1
0Aを目視することができ、床材1Aを切断する際にス
リット10Aに沿って容易に切断することができる。
【0021】この補強材22は、熱膨張係数が床材1A
の基板2Aにおける熱膨張係数とほぼ等しいものが好ま
しい。基板2Aと補強材22との熱膨張係数が大きく異
なると、熱応力が発生して床材1Aに反りや歪が発生す
るようになる。この第2の実施形態においても、床材1
Aの基板2A及び化粧板4は第1の実施形態と同様の材
料から形成され、またサイズも適宜の大きさに形成され
る。また、床材1Aの厚さについても、例えば一例とし
て12mmに形成され、このような厚さの場合、例えば
基板2Aの肉厚9mm、化粧板4の肉厚0.3mm、補
強材22の肉厚2.7mmに形成される。
【0022】この床材1Aでは、基板2Aの裏面に補強
材22が設けられているので、床材1Aの強度を高める
ことができ、床材1Aの撓みの発生を抑えることができ
る。尚、このような床材1Aは、第1の実施形態の床材
1と同様にして床張り施工することができる。以上、本
発明に従う床材の実施形態について説明したが、本発明
はこれら実施形態に限定されるものではなく、本発明の
範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能であ
る。
【0023】例えば、図示の実施形態では、基板2(2
A)の裏面に格子状にスリット10,12(10A)を
設けたものに適用して説明したが、これに限定されず、
基板2(2A)の裏面に第1の方向(又は第2の方向)
にのみ間隔をおいてスリットが設けられているものにも
同様に適用することができる。また、例えば、第1の実
施形態では基板2に斜めに傾斜するスリット10,12
を設け、第2の実施形態では基板2Aの裏面に補強材2
2を設けているが、第1の実施形態と第2の実施形態と
を組み合わせる、即ち基板に斜め傾斜スリットを設ける
とともに、この基板の裏面に補強材を設けるようにして
もよい。
【0024】
【発明の効果】本発明の請求項1の床材によれば、基板
に設けられた複数個のスリットは所要の通りに傾斜して
延びているので、切断工具、例えばカッターナイフでも
ってこれらスリットの一つに沿って床材を切断すると、
切断して使用する床材は、基板の表面側が外方に突出し
た形状となる。従って、仕上げ削り加工の際に切削する
部分は少なく、その切削加工が容易になるとともに、施
工後に表面側から見た美観を保つことができる。
【0025】また、本発明の請求項2の床材によれば、
基板の裏面に補強材が張り合わされているので、基板に
充分な強度を持たせることができ、基板の撓みを抑える
ことができる。更に、本発明の請求項3の床材によれ
ば、補強材が透明乃至半透明であるので、補強材の外側
から複数個のスリットを目視することができ、従ってカ
ッターナイフを用いてスリットに沿って床材を容易に切
断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の床材を示す平面図である。
【図2】図1におけるII−II線による断面図であ
る。
【図3】図1におけるIII−III線による断面図で
ある。
【図4】図1の床材の一つのスリットに沿って切断した
状態を示す拡大断面図である。
【図5】所定寸法に仕上げ削りした床材を壁際に填め込
む状態を示す部分拡大断面図である。
【図6】所定寸法に仕上げ削りした床材を壁際に填め込
んだ状態を示す部分拡大断面図である。
【図7】第2の実施形態の床材を示す断面図である。
【符号の説明】
1,1A 床材 2,2A 基板 4 化粧板 6,7 結合用凹部 8,9 結合用凸部 10,10A,12 スリット 22 補強材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の裏面に、その長手方向である第1
    の方向及び/又は前記第1の方向に対して実質上垂直な
    第2の方向に間隔をおいて複数個のスリットが設けら
    れ、前記複数個のスリットは、前記基板の前記第1の方
    向及び/又は前記第2の方向における中心を基準に、そ
    の裏面から表面に向けて外方に傾斜して延びていること
    を特徴とする床材。
  2. 【請求項2】 裏面に複数個のスリットが設けられた基
    板を備え、この基板の裏面にカッターナイフで切断可能
    な補強材が貼り合わされていることを特徴とする床材。
  3. 【請求項3】 前記補強材が透明乃至半透明であること
    を特徴とする請求項2記載の床材。
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