JP4152975B2 - 農用車輪 - Google Patents

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Description

本発明は、農用車輪に関する。
管理機、田植機等の農用機械には、本体と、この本体の半径方向外側に弾性輪体とを備えた農用車輪が装着される。この本体は、車軸に連結されるボスと、このボスから半径方向外側に放射状に延びるスポークと、このスポークの端に取り付けられる環状のリムとを備える。弾性輪体は、このリムに弾性体としてのゴムが焼き付けられて、形成されている。このような本体が備えられた農用車輪は、スポークタイプの農用車輪と称される。スポークタイプの農用車輪の部品点数は、多い。このため、完成品の寸法精度がばらついたり、生産コストがあがるという問題がある。
ボスから半径方向外側に拡がるディスクを備えたディスクタイプの農用車輪がある。図6は、従来のディスクタイプの農用車輪2が示された断面図である。この図6において、横方向は軸方向を表している。この農用車輪2は、本体4と、この本体4の半径方向外側に弾性輪体6とを備える。この本体4は、車軸に連結されるボス8と、ディスク10と、傘状の補強部12とを備える。
ボス8は、車輪2の中心に配置される。このボス8は、車軸に嵌合される。
ディスク10は、金属製の板材を板金プレスすることにより、形成される。このディスク10は、ボス8の外周面14から半径方向外側に延びる支持部16と、この支持部16の端に形成されるゴム取付部18とを備える。弾性輪体6は、このゴム取付部18にゴムが焼き付けられて形成されている。
補強部12は、第一外縁部20と、この第一外縁部20から半径方向外側に末広に拡がる本体22と、この本体22の端に形成される第二外縁部24とを備える。この第一外縁部20は、ボス8の外周面14に溶接されている。この第二外縁部24は、支持部16に溶接されている。この補強部12は、この車輪2の本体4の筋交いとして機能している。
支持部16は、前述したスポークタイプの農用車輪のスポークに相当する。ゴム取付部18は、このスポークタイプの農用車輪のリムに相当する。このディスク10はスポークタイプの農用車輪のスポーク及びリムを兼ねるので、このディスクタイプの農用車輪2の部品点数はスポークタイプの農用車輪に比べて少なくなる。このため、このディスクタイプの農用車輪では、完成品の寸法精度が向上するとともに、生産コストの上昇が抑えられる。
この農用車輪2では、補強部12が取り付けられることにより、ディスク10の剛性が向上している。このため、この農用車輪2では、走行時に車輪2に作用する衝撃、農用車輪2の成形時の成形圧力等によるディスク10の変形が抑えられる。このようなディスクタイプの農用車輪2は、特開2003−306002公報に開示されている。
特開2003−306002公報
図6に示された従来の農用車輪2では、ボス8とディスク10と補強部12とで囲まれる空間26が形成されている。ショットブラスト等でこの空間26の中を洗浄することはできない。したがって、このディスク10と補強部12との溶接箇所28に隙間があると、除去されることなくこの空間26の中に残留している錆、油分等がこの隙間から流失し、塗装不良が発生する場合がある。本体4に塗布された接着剤がこの隙間を出入りするために、タレやスジ等の外観不良が発生する場合もある。
塗装不良及び外観不良が防止されるために、隙間なくディスク10と補強部12とが溶接されると、ディスク10が歪んでしまう場合がある。ディスク10が歪むと、車輪2の振れが大きくなるので農業機械の走行性能が低下してしまう。
ディスク10と補強部12との溶接箇所28は支持部16に位置しているので、車両質量が低減されるためにこの支持部16に設けられる開口部の配置箇所、サイズ等に制限が生じてしまう。また、このディスク10と補強部12との溶接箇所28には、応力が集中するので、ディスク10に変形が生じる場合もある。
ディスク10の剛性が上げられるために、この支持部16に隆起物(リブ)が形成されると、補強部12とディスク10との間に隙間ができてしまう。前述したように、隙間ができると塗装不良、外観不良等が発生してしまう。
本発明の目的は、生産コストが上げられることなく、効果的にディスクの剛性が上げられた農用車輪の提供にある。
本発明に係る農用車輪は、ボスと、このボスから半径方向外側に拡がるディスクと、このディスクの端にリング状に形成される弾性輪体と、このボスから半径方向外側に延びる補強部とを備えている。この補強部は、このボスの外周面に対して起立しつつ、このボスの外周面に溶接されている。この補強部は、このディスクの盤面に対して起立しつつ、このディスクの盤面に溶接されている。
好ましくは、この農用車輪では、上記ディスクが、支持部と、開口部と、この支持部と開口部との境界に位置するリップとを備えている。このリップは、この支持部の端から軸方向に延びている。
好ましくは、この農用車輪では、上記補強部は、上記支持部に接触している。この補強部のこの支持部との接触面は、この支持部に沿った形状とされている。
好ましくは、この農用車輪では、上記ディスクは、このディスクの盤面に沿って半径方向に延びるプレスリブをさらに備えている。
この農用車輪は、補強部を備えているので、ディスクの剛性が効果的に向上している。このため、この車輪では、走行時に車輪に作用する衝撃、農用車輪成形時の成形圧力等によるディスクの変形が抑えられる。このディスクは開口部を備えている。このため、この車輪の質量が低減される上に、この車輪を装着した農業機械が圃場内で旋回したり、切り返しをしたりする場合において、この開口部から、泥土が効率よく抜ける。したがって、この車輪では、泥寄せが低減される。この車輪は、従来の車輪のように、ショットブラスト等で洗浄することができないボスとディスクと補強部とで囲まれる空間が形成されていないので、ボス、ディスク及び補強部で構成される本体全体がショットブラスト等で洗浄されうる。したがって、錆、オイルの流出による塗装不良や、接着剤のタレによる外観不良が発生しない。この車輪では、ディスクの形状が変えられることなくディスクの剛性が上げられるので、この車輪の生産には既存の金型が用いられる。このため、車輪の生産コストが上がることもない。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、本発明の一実施形態に係る農用車輪30の裏面が示された正面図である。図2は、図1のII−II線に沿った断面図である。この車輪30は、ボス32と、ディスク34と、弾性輪体36と、補強部38とを備えている。この車輪30は、ディスクタイプの農用車輪30である。この図1において、紙面に対して垂直方向が、この車輪30の軸方向を表している。図2において、横方向がこの車輪30の軸方向を表している。この図2中、右側がこの車輪30の表側である。左側がこの車輪30の裏側である。なお、この車輪30の本体40は、このボス32、ディスク34及び補強部38で構成されている。
ボス32は、車輪30の中心に配置される。このボス32は、軸方向に延びる。このボス32は、筒状である。このボス32に、車軸が嵌合される。
ディスク34は、ボス32の外周面42から半径方向外側に拡がる。このディスク34は、金属製の板材44が板金プレスされることで形成される。このディスク34は、支持部46と、ゴム取付部48と、開口部50と、リップ52とを備えている。
支持部46は、ボス32と弾性輪体36との間に位置する。この支持部46は、その断面形状が湾曲するように構成されている。この支持部46の断面形状は、車輪30が装着される農業機械の仕様等に応じて適宜決められる。この支持部46が、その半径方向内側において、ボス32の外周面42と接触している。この支持部46とボス32とは、溶接されている。なお、この支持部46とボス32とが、リベット止め、ボルト止め等の方法で、接合されてもよい。
ゴム取付部48は、支持部46の半径方向外側に位置する。このゴム取付部48は、その断面において鉤状に屈曲している。このゴム取付部48は、弾性輪体36で覆われている。
開口部50は、ディスク34を軸方向に貫通している。この開口部50の形状は、略三角形である。この車輪30では、その形状が同一とされた6カ所の開口部50が備えられている。この6カ所の開口部50は、車輪30の軸の中心54から等しい距離に、等しい間隔で配置されている。なお、この開口部50のサイズ、配置箇所、配置数等は、車輪30が装着される農業機械の仕様等に応じて適宜決められる。
リップ52は、支持部46と開口部50との境界に位置している。このリップ52は、この支持部46の端から軸方向に延びている。
弾性輪体36は、このディスク34の端にリング状に形成される。この車輪30では、この弾性輪体36は架橋ゴムからなる。この弾性輪体36は、ゴム取付部48に焼き付けられている。この弾性輪体36は、半径方向外向きに突出するラグ56を備えている。このラグ56は、直進誘導部58、推進部60及び傾斜面62を備えている。直進誘導部58は、この車輪30の赤道に配置されている。推進部60は、直進誘導部58から軸方向外側に延びている。この推進部60は、この直進誘導部58の両側に、回転方向において左右交互に配置されている。傾斜面62は、回転方向に並ぶ二つの推進部60の間に位置している。この傾斜面62は、直進誘導部58の側面である。この傾斜面62の軸方向反対側には、推進部60が配置されている。
補強部38は、ボス32の外周面42から半径方向外側に延びている。この補強部38は一枚のプレートからなり、ディスク34の裏側の盤面64に取り付けられている。この農用車輪30には、3の補強部38が取り付けられている。この3の補強部38は、車輪30の軸の中心54から等しい距離に、等しい間隔で配置されている。なお、この補強部38のサイズ、配置箇所、配置数等は、車輪30が装着される農業機械の仕様等に応じて適宜決められる。
図3は、図1のIII−III線に沿った断面図である。この図3には、ディスク34の盤面64に起立する補強部38が示されている。図示されているように、この補強部38は、ディスク34の盤面64に対して垂直に起立しつつ、このディスク34の盤面64に溶接されている。図2に示されているように、この補強部38はボス32の外周面42に対しても垂直に起立しつつ、このボス32の外周面42に溶接されている。この補強部38とディスク34とがリベット止め、ボルト止め等の方法で、接合されてもよい。この補強部38とボス32とがリベット止め、ボルト止め等の方法で、接合されてもよい。なお、この図3において、両矢印線Hは、この補強部38の高さを表している。両矢印線Tは、この補強部38の厚みを表している。
ディスク34は、その半径方向内側において、ボス32の外周面42と溶接されている。このボス32は、車輪30が構成される各部材の中で、車輪30の接地面から最も離れた位置にある。このため、このディスク34とボス32との溶接箇所66において、回転モーメントが最大となる。この車輪30では、この補強部38の高さHは、半径方向外側から内側に向かって漸増している。そして、この補強部38は、その高さHがボス32との接触面68において最大となるように構成されている。このため、回転モーメントが最大となるこの溶接箇所66が、破損することはない。この車輪30では、そのディスク34の剛性が補強部38によって効果的に向上されている。そして、この車輪30では、この補強部38の高さHが半径方向に変えられることにより、車両質量の増加も効果的に抑えられている。
補強部38の厚みTが大きくなると、補強部38の強度が上がる。補強部38の強度が上がると、ディスク34の剛性は向上する。したがって、この車輪30では、このディスク34の剛性は、この厚みTで制御されうる。
このディスク34の剛性は、ディスク34に取り付けられる補強部38の数にも依存する。ディスク34に取り付けられる補強部38の数が増えると、このディスク34の剛性は向上する。この車輪30では、農業機械の仕様に応じて、このディスク34に取り付けられる補強部38の数が変更されうる。
この車輪30では、ディスク34の形状が変えられることなく、補強部38の高さH、厚みT及び数が制御されることにより、ディスク34の剛性が調整されうる。特に、この補強部38の数が増やされることにより、ディスク34の剛性が上げられる場合、車輪30の仕様変更による金型の新設及び改造が実施される必要はない。従来の車輪2と同様に、弾性輪体6、36が形成される既存の金型が用いられうる。このため、車輪30の生産コストが上がることはない。この場合、車輪30の急な設計変更においても、迅速に対応できる。
図2に示されているように、この補強部38のディスク34との接触面70は、このディスク34の盤面64に沿った形状とされている。ディスク34にかかる荷重は、この接触面68全体に分散される。このため、従来の農用車輪30のように、ディスク34の一部において応力が集中することはない。この農用車輪30は、応力集中によるディスク34の変形は生じない。
この補強部38の好ましい材質としては、スチール及びステンレススチールが例示される。耐食性の観点から、ステンレススチールが好ましい。
前述したように、ディスク34は開口部50を備えている。このため、この車輪30では、その質量が低減されている。そして、この車輪30が装着された農業機械が圃場内で旋回したり、切り返しをしたりする場合において、この開口部50から、泥土が効率よく抜ける。したがって、この車輪30では、泥寄せが低減される。
リップ52は、支持部46と開口部50との境界において、ディスク34を構成する板材44が軸方向裏側に向かって折り曲げられることにより形成されている。このリップ52は、開口部50が備えられることによるディスク34の剛性低下を抑える。このため、このリップ52が備えられていない車輪30に比べて、このディスク34の剛性は高い。
この車輪30は、従来の車輪2のように、ショットブラスト等で洗浄することができないボス32とディスク34と補強部38とで囲まれる空間26が形成されていない。このため、ショットブラスト等で本体40の全体の洗浄が実施されうる。このような本体40が備えられた農用車輪30は、錆、オイルの流出による塗装不良や、接着剤のタレによる外観不良が発生しない。
この車輪30はボス32を備えているので、スポークタイプの車輪からディスクタイプの車輪30への変更に際し、機体側の仕様変更等が実施される必要もない。この車輪30は既にディスク34を備えているので、スポークタイプの車輪のようにホイールキャップが付けられる必要もない。
この車輪30の製造方法は、次の通りである。まず、ディスク34が板材44の板金プレスから成形される。ボス32、ディスク34及び補強部38が溶接により一体化されて、本体40が製作される。次いで、この本体40に付着している油分、汚れ等が除去されるために、この本体40はショットブラストされる。そして、弾性輪体36で被覆されるディスク34のゴム取付部48に接着剤が塗布される。次に、弾性輪体36が形成されるゴム組成物が焼き付けられる金型内に、この本体40が設置される。ゴム射出機が用いられることにより、ゴム組成物がこの金型のキャビティーに射出注入される。この後、このゴム組成物が、加圧及び加熱される。この加圧及び加熱によって、ゴム組成物が完全に架橋され、弾性輪体36が成形されると共に、弾性輪体36が本体40に焼き付けられる。このようにして、図1に示される車輪30が得られる。
この弾性輪体36が構成される架橋ゴムの材質としては、天然ゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ブタジエンゴム及びイソプレンゴムが例示される。汎用性の観点から、天然ゴムが好ましい。
この車輪30が農用機械の前輪として使用される場合、その架橋ゴムの硬度は53以上75以下であるのが好ましい。この硬度が75以下に設定されることにより、振動発生が抑えられる。この観点から、この硬度は70以下がより好ましく、65以下が特に好ましい。
この車輪30が農用機械の後輪として使用される場合、その架橋ゴムの硬度は60以上85以下であるのが好ましい。特に軽量クラスの農用機械では、振動発生が抑えられるという観点から、この硬度は60以上65以下であるのがより好ましい。重量クラスの農用機械では、機体の推進力が向上するという観点から、この硬度は75以上85以下であるのがより好ましい。
本発明において硬度は、タイプAのデュロメータによって測定される。測定のための試験片は、車輪30から切り出される。厚さが1.0mmであるシート状の試験片が3枚重ねられて、測定がなされる。
弾性輪体36と本体40との焼き付けに用いられる接着剤としては、塩化ゴム系接着剤、フェノール樹脂系接着剤及びイソシアネート系接着剤が例示される。汎用性の観点から、塩化ゴム系接着剤及びフェノール樹脂系接着剤が好ましい。
図4は、他の実施形態に係る農用車輪72の裏面が示された正面図である。図5は、図4のV−V線に沿った断面図である。この車輪72は、ボス74と、ディスク76と、弾性輪体78と、補強部80とを備えている。この車輪72は、ディスクタイプの農用車輪72である。この図4において、紙面に対して垂直方向が、この車輪72の軸方向を表している。図5において、横方向がこの車輪72の軸方向を表している。なお、この図2中、右側がこの車輪72の表側である。左側がこの車輪72の裏側である。この車輪72のディスク76及び補強部80以外の構成は、図1に示された農用車輪30と同様である。この車輪72の本体82は、このボス74、ディスク76及び補強部80で構成されている。
このディスク76は、ボス74の外周面84から半径方向外側に拡がる。このディスク76は、金属製の板材44が板金プレスされることで形成される。このディスク76は、支持部86と、ゴム取付部88と、開口部90と、リップ92と、プレスリブ94とを備えている。このディスク76のプレスリブ94以外の構成は、図1に示された農用車輪30と同様である。
プレスリブ94は、ディスク76の盤面96において、隣り合う開口部90の間に位置している。このプレスリブ94は、半径方向に延びている。このプレスリブ94は、軸方向表側に向かって膨らんだ形状を呈している。
補強部80は、一枚のプレートからなる。この補強部80は、ボス74の外周面84から半径方向外側に延びている。この補強部80は、ディスク76の盤面96からの高さがボス74との接触面98で最大となるように構成されている。この補強部80は、プレスリブ94の上面100に取り付けられる。この補強部80のディスク76との接触面102は、このディスク76の盤面96に沿った形状とされている。したがって、この接触面102には、プレスリブ94の形状が考慮されている。なお、このプレスリブ94の形状、サイズ、配置箇所、配置数等は、車輪72が装着される農業機械の仕様等に応じて適宜決められる。
この農用車輪72は、補強部80に加えてプレスリブ94も備えているので、ディスク76の剛性が効果的に向上している。このため、この車輪72では、走行時に車輪72に作用する衝撃、農用車輪72の成形時の成形圧力等によるディスク76の変形が抑えられる。このディスク76は開口部90を備えているので、この車輪72の質量が低減される上に、この車輪72が装着された農業機械が圃場内で旋回したり、切り返しをしたりする場合において、この開口部90から、泥土が効率よく抜ける。したがって、この車輪72では、泥寄せが低減される。この車輪72は、従来の車輪2のように、ショットブラスト等で洗浄することができないディスク76と補強部80とボス74とで囲まれる空間が形成されていないので、ショットブラスト等で本体82の全体が洗浄されうる。したがって、錆、オイルの流出による塗装不良や、接着剤のタレによる外観不良が発生しない。この車輪72では、ディスク76の形状が変えられることなくディスク76の剛性が上げられるので、この車輪72の生産には既存の金型が用いられる。このため、車輪72の生産コストが上がることもない。
本発明に係る農用車輪は、種々の農用機械に装着されうる。
図1は、本発明の一実施形態に係る農用車輪の裏面が示された正面図である。 図2は、図1のII−II線に沿った断面図である。 図3は、図1のIII−III線に沿った断面図である。 図4は、他の実施形態に係る農用車輪の裏面が示された正面図である。 図5は、図4のV−V線に沿った断面図である。 図6は、従来のディスクタイプの農用車輪が示された断面図である。
符号の説明
2、30、72・・・車輪
4、22、40、82・・・本体
6、36、78・・・弾性輪体
8、32、74・・・ボス
10、34、76・・・ディスク
12、38、80・・・補強部
14、42、84・・・外周面
16、46、86・・・支持部
18、48、88・・・ゴム取付部
20・・・第一外縁部
24・・・第二外縁部
26・・・空間
28、66・・・溶接箇所
44・・・板材
50、90・・・開口部
52、92・・・リップ
54・・・中心
56・・・ラグ
58・・・直進誘導部
60・・・推進部
62・・・傾斜面
64、96・・・盤面
68、70、98、102・・・接触面
94・・・プレスリブ
100・・・上面
104・・・溶接痕

Claims (4)

  1. ボスと、このボスから半径方向外側に拡がるディスクと、このディスクの端にリング状に形成される弾性輪体と、このボスから半径方向外側に延びる補強部とを備えており、
    このディスクが、金属製の板材が板金プレスされることで形成されており、
    このディスクが、この弾性輪体が焼き付けられるゴム取付部を備えており、
    このゴム取付部が、鉤状に屈曲しており、
    この補強部が、このボスの外周面に対して垂直に起立しつつ、このボスの外周面に溶接されており、
    この補強部が、このディスクの盤面に対して起立しつつ、このディスクの盤面に溶接されている農用車輪。
  2. 上記ディスクが、支持部と、開口部と、この支持部と開口部との境界に位置するリップとを備えており、
    このリップが、この支持部の端から軸方向に延びている請求項1に記載の農用車輪。
  3. 上記補強部が、上記支持部に接触しており、
    この補強部のこの支持部との接触面が、この支持部に沿った形状とされている請求項1又は2に記載の農用車輪。
  4. 上記ディスクが、このディスクの盤面に沿って半径方向に延びるプレスリブをさらに備えている請求項1から3のいずれかに記載の農用車輪。
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