JP4045177B2 - 農用車輪 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術の分野】
本発明は、田植機やトラクタ等の農業機械に用いられる農用車輪に関し、特にゴム等の弾性材を用いた車輪の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来における田植機やトラクタ等の農業機械に用いられる農用車輪を、ホイール部の形状において分類すると、スポークタイプとディスクタイプとに大別することができる。
【0003】
スポークタイプの農用車輪は、ボス部とリム部とを複数の棒状または円環状のスポークで連結したホイール部と、リム部にゴム等の弾性材を加硫し接着した弾性輪部とから構成され、農用車輪の軽量化や操舵抵抗の軽減を図る観点から開発されたものであり、乗用型田植機の前後輪として用いられることが一般的である(特許文献1参照。)。
【0004】
一方、ディスクタイプの農用車輪は、中心部にボスやボルト等の車軸取付部を設け、外周部を折曲してリム部を形成した円板状のホイールと、当該リム部を覆うようにゴム等の弾性材を加硫して接着した弾性輪部とから構成される。そして、このディスクタイプの農用車輪は、ホイール部を円板状に形成する簡単な構成であるため、製造コストの削減や農業機械の機体直進走行性能の向上を図る観点から開発されたものであり、乗用型田植機やトラクタ等に用いられる(特許文献2参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開昭63−315301号公報(明細書)
【0006】
【特許文献2】
特開平4−310402号公報(明細書1−2頁、図2)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来におけるスポークタイプおよびディスクタイプの農用車輪は、以下のような問題点を有している。
【0008】
例えば、スポークタイプの農用車輪においては、ボス部とスポークおよびリム部とスポークを溶接して連結するため、製造工程が複雑であり、製造コストも高いという問題がある。さらに、田植機による施肥、除草剤散布等の中間管理作業を行なうにあたっては、棒状のスポークが生育した稲の茎や葉を巻き込んでしまい、稲に障害を与えてしまうと共に、直進走行性が悪いという問題もある。
【0009】
一方、ディスクタイプの農用車輪においては、スポークタイプにおける製造コストや走行性等の問題点を幾分解決しうるとしても、使用段階においてホイール部を形成するディスクが田植機等の機体の旋回時に泥寄せを発生させ、圃場を荒らしてしまうという問題がある。さらに、操舵抵抗が大きいためトラクタ等の馬力ロスが大きくなってしまうという問題もある。
【0010】
そこで、本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、機体の直進走行性能を向上させつつ旋回時における操舵抵抗を軽減することができ、かつ、製造コストをも軽減させることができる農用車輪を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明に係る農用車輪は、機体に取付けるための取付部と、当該取付部を中心として半径方向に延伸する複数の板状リブ部と、ホイール先端の折曲部とを一体成形し、前記折曲部に弾性材を被覆した農用車輪であって、前記板状リブ部の辺縁部が折り返されており、前記辺縁部の折り返しは、前記農用車輪を機体の車軸に取付けた際の当該機体側方向に折り返されている返り部と、前記返り部の縁に設けられる返り裾部と、前記返り裾部の縁を折り返して形成される第2返り部とを備えることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係る農用車輪について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する農用車輪はいずれも従来におけるスポークタイプやディスクタイプの農用車輪とは異なる新たなタイプの農用車輪であるが、実施の形態1、2および3に係る農用車輪は、従来のスポークタイプを発展させたイメージを有する農用車輪であり、実施の形態4に係る農用車輪は、従来のディスクタイプを発展させたイメージを有する農用車輪である。
【0013】
(実施の形態1)
まず、本実施の形態1における農用車輪10について説明する。
図1は、農用車輪10の機体側における平面図およびA−A線における側方断面図である。
この農用車輪10は、田植機やトラクタ等の農業機械の車軸に取付けられ、田や畑の耕盤と接地する車輪であり、板状リブ部14を備えたホイール部11とゴム等の弾性材からなる弾性輪部12とから構成される。
【0014】
ホイール部11は、農用車輪10のホイールを構成する鉄等の金属製の円板であり、機体取付部13、板状リブ部14、ディスク貫通部15、返り部16および折曲部17とを一体的に成形して構成される。そして、このホイール部11のうち、弾性材により被覆されていない部分を内径部18という。なお、このホイール部11の円板は、例えば、1.6mm〜2.3mmの厚みを有する。
【0015】
機体取付部13は、農用車輪10を農業機械の機体の車軸に取り付け、固定するためのボスやボルト嵌入孔であり、ホイール部11の中央部を構成する。
板状リブ部14は、ホイール部11の中央部を構成する車軸取付部13と後述するホイール部11の外周部を構成する折曲部17とを連結する部材であり、従来のスポークタイプの農用車輪におけるスポークのように棒材ではなく板状体によって形成される。
【0016】
また、図1に示すように、この板状リブ部14は、田植機等の機体に農用ゴム車輪10を取付けた際の機体側を内側とすれば、機体取付部13よりも外側に張り出して形成される。以下、本明細書において適宜、田植機等の機体に農用ゴム車輪10を取付けた際の機体側を内側といい、機体側の反対側を外側ということとする。
【0017】
ディスク貫通部15は、ホイール部11に設けられた貫通孔であり、ホイール部11を形成する円板を刳り抜いて形成される。なお、本発明の目的を達成するために、ディスク貫通部15の全面積は、ゴム等の弾性材を被覆していない範囲、すなわち、図1に示す内径部18の全面積の70%以下であることが必要であり、性能および強度確保の観点から、好ましくは内径部18の全面積の30%〜70%であればよい。
【0018】
返り部16は、板状リブ部14とディスク貫通部15との境目における板状リブ部14の縁部を折り返した部分である。なお、この返り部16は、車輪を把持する際の安全性や機体装着時の外観、そして、この返り部16を外側に向けて設けると走行時に障害物と接触して破損してしまうおそれがあることを考慮すると、内側に向けて設けられるのが望ましい。
【0019】
折曲部17は、ホイール部11の外周部を構成し、弾性材が被覆される部分であり、ホイール部11の外周先端が外側に向かって折り曲げられている。
弾性輪部12は、リムとなる折曲部17を被覆するようにゴム等の弾性材を加硫し接着することによってホイール部11に取り付けられ、農用車輪10の外周部を形成する。この弾性輪部12の表面には農用車輪10の用途に応じた高さのラグが設けられる。
【0020】
ここで、板状リブ部14と返り部16について、断面図を用いてさらに詳しく説明する。
図2(a)〜(d)は、図1における板状リブ部14のB−B線における断面例を示す図である。いずれの図においても、図の上方が内側であり、図の下方が外側となる。
【0021】
図2(a)に示す断面例によれば、板状リブ部14aの端部に返り部16aを設けて、板状リブ部14aの断面をコの字形状に形成することによって、ディスク貫通孔15を開けたことによるホイール部11の円板強度の低下を防ぐことができる。
【0022】
図2(b)に示す断面例によれば、板状リブ部14bの断面を円弧形状として、その端部に返り部16bを設けることによって、板状リブ部14bの剛性を増大させ、一定の円板強度を確保することができる。
【0023】
図2(c)に示す断面例によれば、板状リブ部14cの断面を中央部が内側に突き出し、端部に向かって湾曲している逆R形状として、その端部に返り部16cを設けることによっても、板状リブ部14cの剛性が増して円板強度の低下をさらに防止することができる。
【0024】
図2(d)に示す断面例によれば、板状リブ部14dの端部に一定角度の傾斜をつけた返り部16dを設けることによって、農用車輪10の回転に対する円板の強度を高めることができる。
【0025】
以上のような構成を備えた農用車輪10を、田植機の前後輪として使用する場合について説明する。
図3は、農用車輪10の使用状態を説明するための図である。
【0026】
田植機本体の車軸(図示せず)に農用車輪10を装着させて、水田を走行する際には、図に示すように、農用車輪10の弾性輪部12は水田の耕盤2と接地しており、ホイール部11の一部が水田の泥土層1に浸かっている状態となる。
【0027】
このとき、農用車輪10のホイール部11は、棒状または円環状のスポークによって構成されておらず、板状のリブによって構成されているので、車輪全体が軽量化されるとともに、田植機が直進する際に苗の茎や葉を巻き込むおそれが少なく、直進走行性能を向上させることができる。
【0028】
また、ホイール部11にはディスク貫通部15が設けられているため、田植機が旋回する際にこのディスク貫通部15から泥土が排出され、ホイール部11によって泥寄せを発生させて圃場を荒らす危険も軽減することができる。
【0029】
このように、本実施の形態1に係る農用車輪10は、ホイール部11が板状の板状リブ部14とディスク貫通孔15とを備えることによって、直進走行性能を従来におけるスポークタイプの農用車輪よりも向上させることができるとともに、従来におけるディスクタイプの農用車輪の機体旋回時における泥寄せ現象の発生を低減させ、操舵抵抗を小さくすることができる。
【0030】
また、この農用車輪10は、ホイール部11を形成する円板に孔を開けるという簡易な工程で製造され、製造コストを抑えることができる。
さらに、この農用車輪10は、板状リブ部14の縁部に返り部16を設けることによって、ホイール部11を形成する円板に孔を開けることによるホイール部11の強度が低下することを防ぎ、農作業走行時における車輪の変形等を防ぐことができる。また、板状リブ部14が機体取付部13よりも外側に張り出して設けられることによって農用車輪10の捻りに対する強度を向上させることもできる。
【0031】
(実施の形態2)
次に、本実施の形態2における農用車輪20について説明する。
図4は、農用車輪20の機体側における平面図およびC−C線によって切断した場合の断面図である。
図4に示すように、この農用車輪20は、ホイール部21と弾性輪部22とから構成され、ホイール部21が機体取付部23、板状リブ部24、ディスク貫通部25、返り部26および折曲部27(折曲部27は図示せず。)とから構成される点において、実施の形態1に係る農用車輪10と共通するが、返り部26の縁に返り裾部28が設けられている点において、実施の形態1と異なる。
【0032】
以下、実施の形態1と異なる点を中心に説明する。
返り裾部28は、返り部26の縁に設けられる平坦部であり、内側に向けて返り部26を形成した後に、外側へ返り部26を折り返して形成する。このように、ホイール部21を形成する円板の返り部26の縁に返り裾部28を設けることによって、円板の強度をさらに向上させることができる。
【0033】
(実施の形態3)
また、本発明の実施の形態3における農用車輪30について説明する。
図5は、農用車輪30の機体側における平面図およびD−D線によって切断した場合の断面図である。
図5に示すように、この農用車輪30は、ホイール部31と弾性輪部32とから構成され、ホイール部31が機体取付部33、板状リブ部34、ディスク貫通部35、返り部36および折曲部37(折曲部37は図示せず。)とから構成される点において、実施の形態1に係る農用車輪10および実施の形態2に係る農用車輪20と共通し、さらに返り部36の縁に返り裾部38が設けられている点において実施の形態2に係る農用車輪20と共通するが、返り裾部38の縁に第2返り部39が設けられている点において、実施の形態1および2と異なる。
【0034】
以下、実施の形態1および2と異なる点を中心に説明する。
この第2返り部39は、返り裾部38の縁にさらに設けられる折り返し加工であり、内側に向けて返り部36を形成し、外側へ折り返して返り裾部38を形成した後、さらに内側に向けて返り裾部38を折り返して形成する。
【0035】
このように、ホイール部31を形成する円板の返り裾部38の縁に第2返り部39を設けることによって、円板の強度を格段に向上させることができる。
【0036】
(実施の形態4)
さらに、本発明の実施の形態4における農用車輪40について説明する。
図6は、農用車輪40の機体側における平面図およびE−E線における側方断面図である。
図6に示すように、この農用車輪40は、板状の部材から構成されるホイール部41とゴム等の弾性材からなる弾性輪部42とから構成される。この点において、農用車輪40は、従来におけるディスクタイプの農用車輪と共通するが、ホイール部41が機体取付部43、平板状部44、ディスク貫通部45、返り部46および折曲部47とから構成される点において、従来におけるディスクタイプの農用車輪と異なる。以下、この異なる点を中心に説明する。
【0037】
ホイール部41は、農用車輪40のホイールを構成する鉄等の金属製の円板であり、機体取付部43、平板状部44、ディスク貫通部45、返り部46および折曲部47とを一体的に成形して構成される。そして、このホイール部41のうち、弾性材により被覆されていない部分を内径部48という。なお、このホイール部41の円板は、実施の形態1と同様に例えば、1.6mm〜2.3mmの厚みを有する。
【0038】
機体取付部43は、農用車輪40を機体の車軸に取り付け、固定するためのボスやボルト嵌入孔であり、ホイール部41の中央部を構成する。
平板状部44は、ホイール部41の中央部を構成する機体取付部43とホイール部41の外周部を構成する折曲部47とを連結する部材である。この平板状部44は、図6に示すように、機体取付部43よりも外側に張り出して形成される。
【0039】
ディスク貫通部45は、ホイール部41に設けられた円形状の貫通孔であり、ホイール部41を形成する円板を刳り抜いて形成され、例えば、図6に示すように円板の中央部から放射状に設けられる。なお、本発明の目的を達成するために、ディスク貫通部45の全面積は、ゴム等の弾性材を被覆していない範囲、すなわち、図6に示す内径部48の全面積の5%以上であることが必要であり、性能および強度確保の観点から、好ましくは内径部48の全面積の5%〜30%であればよい。
【0040】
返り部46は、平板状部44とディスク貫通部45との境目における平板状部44の縁部を折り返した部分である。
折曲部47は、ホイール部41の外周部を構成し、弾性材が被覆される部分であり、ホイール部41の外周先端が外側に向かって折り曲げられている。
【0041】
弾性輪部42は、リムとなる折曲部47を被覆するようにゴム等の弾性材を加硫し接着することによってホイール部41に取り付けられ、農用車輪40の外周部を形成する。
【0042】
このように構成された本実施の形態4に係る農用車輪40は、ホイール部41がディスク貫通孔45を備えることによって、田植機等の機体旋回時にディスク貫通部45から泥土を排出することができるので、従来におけるディスクタイプの農用車輪のように泥寄せ現象により圃場を荒らしてしまうことが少なく、また、機体の操舵抵抗も、従来におけるディスクタイプの農用車輪よりも小さくすることができる。
【0043】
また、この農用車輪40は、ホイール部41を形成する円板に孔を開け、平板状部44の縁部に返り部46を設けることによって、農作業走行時における車輪の強度を維持しつつ、製造コストの軽減および農用車輪40の軽量化等を図ることができる。
【0044】
さらに、この農用車輪40は、平板状部44を車軸取付部43よりも外側に張り出して備えることによって、捻りに対して高い強度を有している。
なお、図6に示す本実施の形態4に係る農用車輪40は5孔のディスク貫通部45を備えているが、孔の数はこれに限定されるものではない。
【0045】
図7は、本実施の形態4の変形例に係る農用車輪50の機体側における平面図およびF−F線における側方断面図である。
図7に示すように、この農用車輪50は12孔のディスク貫通部55を備えている。このように、ディスク貫通部55の数を増加したり、または、ディスク貫通部の面積を増加させたりすることによって、機体の旋回時における泥土の排出率を向上させることができ、また、車輪全体の軽量化を図ることができる。
【0046】
ただし、上記実施の形態4の場合と同様に車輪強度を一定限度確保するために、ディスク貫通部55の全面積は内径部58の全面積の5%〜30%にすることが望ましい。
【0047】
これまで本発明に係る農用車輪について、各実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記各実施の形態において参照した各図面は、ディスク貫通部の形状として略扇形または円形を用いているが、ディスク貫通部の形状はこれらに限られず、例えば三角形であってもよく、四角形やその他の多角形等であってもよい。
【0048】
また、上記実施の形態1、2および3における板状リブ部の数は、5の板状リブ部が図面において示されているが、この数に限定されるものではない。
さらに、上記実施の形態1において、ディスク貫通部15と内径部18との面積比について、農用車輪10の強度を確保するためにディスク貫通部15の全面積は内径部18の全面積の30%〜70%であるとしているが、ホイール部11を形成する円板の厚みによって、この面積比が変動することはいうまでもない。同様に、上記実施の形態4において、ディスク貫通部45と内径部48との面積比について、農用車輪40の性能および強度確保の上からディスク貫通部45の全面積は内径部48の全面積の5%〜30%であるとしているが、ホイール部41を形成する円板の厚みによって、この面積比が変動することはいうまでもない。
【0049】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明に係る農用車輪は、機体に取付けるための取付部と、当該取付部を中心として半径方向に延伸する複数の板状リブ部と、ホイール先端の折曲部とを一体成形し、前記折曲部に弾性材を被覆した農用車輪であって、前記板状リブ部の辺縁部が折り返されており、前記辺縁部の折り返しは、前記農用車輪を機体の車軸に取付けた際の当該機体側方向に折り返されている返り部と、前記返り部の縁に設けられる返り裾部と、前記返り裾部の縁を折り返して形成される第2返り部とを備えることを特徴とする。
【0050】
これによって、機体の直進走行性能を向上させることができるとともに、機体の旋回時における操舵抵抗を低減することができる。また、製造コストを抑えることができ、車輪の軽量化を図ることもできる。さらに、車輪強度の低下分を補い、走行に耐えうる車輪強度を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係る農用車輪の機体側における平面図およびA−A線における側方断面図である。
【図2】(a)〜(d)は、各々図1のB−B線における断面の一例を示す図である。
【図3】実施の形態1に係る農用車輪の使用状態を説明するための図である。
【図4】実施の形態2に係る農用車輪の機体側における平面図およびC−C線における断面を示す図である。
【図5】実施の形態3に係る農用車輪の機体側における平面図およびD−D線における断面を示す図である。
【図6】実施の形態4に係る農用車輪の機体側における平面図およびE−E線における側方断面図である。
【図7】実施の形態4の変形例に係る農用車輪の機体側における平面図およびF−F線における側方断面図である。
【符号の説明】
1 泥土層
2 耕盤
10、20、30、40、50 農用車輪
11、21、31、41、51 ホイール部
12、22、32、42、52 弾性輪部
13、23、33、43、53 機体取付部
14、14a、14b、14c、14d、24、34 板状リブ部
15、25、35、45、55 ディスク貫通部
16、16a、16b、16c、16d、26、36、46、56 返り部
17、47、57 折曲部
18、48、58 内径部
28、38 返り裾部
39 第2返り部
44、54 平板状部

Claims (4)

  1. 機体に取付けるための取付部と、
    当該取付部を中心として半径方向に延伸する複数の板状リブ部と、
    ホイール先端の折曲部とを一体成形し、前記折曲部に弾性材を被覆した農用車輪であって、
    前記板状リブ部の辺縁部が折り返されており、
    前記辺縁部の折り返しは、前記農用車輪を機体の車軸に取付けた際の当該機体側方向に折り返されている返り部と、前記返り部の縁に設けられる返り裾部と、前記返り裾部の縁を折り返して形成される第2返り部とを備える
    ことを特徴とする農用車輪。
  2. 前記板状リブ部は、
    前記農用車輪を前記機体の車軸に取付けた際に前記取付部よりも前記機体側方向の反対側方向に膨出している
    ことを特徴とする請求項1記載の農用車輪。
  3. 機体に取付けるための取付部と、
    当該取付部を中心として半径方向に延伸する円形ディスク部と、
    当該円形ディスク部の先端を折曲して形成された折曲部とを一体成形し、前記折曲部に弾性材を被覆し、
    前記円形ディスク部に貫通孔が設けられ、かつ、前記円形ディスク部における当該貫通孔の辺縁部が前記農用車輪を機体の車軸に取付けた際の当該機体側方向に折り返されている農用車輪であって、
    前記辺縁部の折り返しは、前記農用車輪を機体の車軸に取付けた際の当該機体側方向に折り返されている返り部と、前記返り部の縁に設けられる返り裾部と、前記返り裾部の縁を折り返して形成される第2返り部とを備える
    ことを特徴とする農用車輪。
  4. 前記円形ディスク部は、
    前記農用車輪を前記機体の車軸に取付けた際に前記取付部よりも前記機体側方向の反対側方向に膨出している
    ことを特徴とする請求項3記載の農用車輪。
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