JP2000255201A - 農用車輪 - Google Patents

農用車輪

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JP2000255201A
JP2000255201A JP11060501A JP6050199A JP2000255201A JP 2000255201 A JP2000255201 A JP 2000255201A JP 11060501 A JP11060501 A JP 11060501A JP 6050199 A JP6050199 A JP 6050199A JP 2000255201 A JP2000255201 A JP 2000255201A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 田植え機の農用機械では、水田の中でターン
走行等する場合に前輪にカジの役目をさせて、その舵取
り性を向上させている。この場合、前輪として用いる農
用車輪では、たとえそのホイル形体がディスクタイプで
あったとしても、更に円板形をしたホイルキャップを別
付けする必要があった。そのため、部品点数の多数化に
なっていた。 【解決手段】 車輪本体2とホイル本体3とを別構成と
し、このうちホイル本体3を円板形として、その外径を
車輪本体2のリング内方を全閉できるような寸法に形成
した。ホイル本体3自体がカジの役目を奏するので、ホ
イルキャップが不要になった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は、畑地や水田等での
作業に用いられる農用機械において適用可能な農用車輪
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図14及び図15に示すように、田植え
機、湛水直播機、防除機、管理機、収穫機、移植機等の
農用機械において用いられる農用車輪100には、リン
グ形体をした車輪本体101と、この車輪本体101に
対してそのリング内方に設けられるホイル本体102と
が別構成とされたものがある。車輪本体101は、リン
グ形体の骨格を形成する金属製のリム103と、このリ
ム103を被覆する弾性材(ゴム等)製の弾性輪部10
4と、リム103の内周面複数箇所(3乃至4か所)か
ら弾性輪部104を貫通して径方向内方へ突出する連結
片105とを有している。
【0003】この連結片105は、1枚もの又は2枚張
り合わせとして所定形状に形成した板素材をリム103
の所定位置へ突き当て状にして、その周縁部を隅肉溶接
する(溶接部106)ことで、リム103へ取り付けて
いる。これに対し、ホイル本体102には、スポークタ
イプのものとディスクタイプのものとがあり、いずれの
ものも、その中心部には車軸装着用のボス部108が設
けられており、また径方向外方寄りには、車輪本体10
1の各連結片105と当接可能になる板状部分109が
設けられている(特開平9−286201号公報等参
照)。
【0004】従って、車輪本体101とホイル本体10
2との結合は、これら連結片105と板状部分109と
をリベット又はボルト等の固定具110により連結して
行うものである。ところで、ホイル本体102がディス
クタイプであるときには、図13に示すように農用機械
112の前輪Fに採用した場合において、水田中でカー
ブ走行するに際してハンドルを切ったときに、スポーク
タイプのホイル本体102に比べれば前輪F(農用輪
体)の両側面間を水流や泥土(矢符W)が行き来するの
を抑える効果があるため、ホイル本体102がかじの役
目をして農用機械112の舵取り性(旋回力)を良好に
するという利点や、泥土の持ち上がりによる落下を防止
して耕盤に植え付けられた苗等を保護できるという利点
等がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ディスクタイプのホイ
ル本体102は、車輪本体101のリング内方を全て塞
いでいるものではなく、三角形状の類似型又は星型等に
形成されているのが普通である。従って、車輪本体10
1のリング内方には、その両側を通り抜ける空間115
が存在していることになる。従って、大量ではないもの
の、上記空間115を介して水流や泥土(矢符W)の行
き来が発生することになる。そのため、このホイル本体
102単独では効果的に不十分であり、そこでこのホイ
ル本体102とは別に、更に円板形をしたホイルキャッ
プ116をも装着する必要があった。
【0006】なお、このホイルキャップ116の装着例
としては、特開平9−207502号公報、特開平9−
28133号公報等がある(但し、これらの公知例は、
いずれも車輪本体101とホイル本体102とが一体化
された例である)。このようなことから、農用車輪10
0としては、車輪本体101とホイル本体102とホイ
ルキャップ116とを要することになり、農用機械11
2に対する農用車輪100の着脱や農用車輪100とし
ての保管が面倒になり、更に設備コスト的に高コストの
ものになるということがあった。
【0007】一方、車輪本体101において、リム10
3に対する連結片105の取付構造を上記のような突き
当て状態の隅肉溶接によって行うものとすると、溶接歪
によって連結片105に反りやねじれ、傾き等が生じ易
いということがあった。そのため、溶接を自動でするか
手作業でするかに拘わらず、溶接中には、連結片105
やリム103側での熱分散が均一になるように慎重に作
業を進める必要があり、このことが車輪本体101の製
造能率を高めようとするうえで、重大なネックとなって
いた。
【0008】また、リム103に対する連結片105の
位置合わせや溶接中における連結片105の保持等が面
倒であるということもあった。本発明は、上記事情に鑑
みてなされたものであって、第1の目的とするところ
は、農用車輪としての部材点数の少数化を可能にして、
農用機械に対する着脱や保管を容易にし、また設備コス
トの低コスト化を可能にした農用車輪を提供する点にあ
る。また第2の目的とするところは、リムに対する連結
片の取り付けにおいて溶接歪の影響が出にくい構造を採
用して、車輪本体の製造能率を高められるようにし、ま
た製品として高精度のものが得られるようにした農用車
輪を提供する点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明に係る農用車輪では、リング形体をした車輪本体と、
この車輪本体に対してそのリング内方に設けられるホイ
ル本体とを有したものである。これら車輪本体とホイル
本体とは、使用状態(農用機械への装着時)において互
いに連結一体化するものであることは言うまでもない
が、その連結は、当初の段階で固定的に行うものであっ
ても、又は使用態様に応じて適宜着脱可能にするもので
あってもよい。
【0010】車輪本体は、リング形体の骨格を形成する
リムと、このリムを被覆する弾性材製の弾性輪部と、リ
ムの内周面から周方向の間隔を有して径方向内方へ突出
する連結片とを有したものとしてある。そして、弾性輪
部の径方向内方寄りの側面には、リムと同心円で幅方向
内側へ凹む段差部を形成してある。これに対してホイル
本体は、車輪本体のリング内方を閉塞する円板形に形成
されているものであり、その直径は、ホイル本体の外周
全部が車輪本体の段差部に嵌合可能になる寸法となって
いる。
【0011】そして、このホイル本体には、円板形の中
心部に対して車軸装着部が設けられ、また外周寄りに車
輪本体の各連結片と当接可能な連結対応板部が設けられ
ているものである。このような構成であるため、車輪本
体とホイル本体とを結合させたときに、車輪本体のリン
グ内方がホイル本体によって全閉され、この状態が、走
行中も確実に維持されることになる。従って、この農用
車輪を農用機械の前輪に採用し、水田中でカーブ走行す
るに際してハンドルを切ったとしても、この農用輪体の
両側面間を水流や泥土が行き来することは全く無くな
る。そのため、わざわざホイルキャップを取り付ける必
要がなくなるものである。
【0012】なお、車輪本体のリムは、車軸方向と直交
する方向で半割りされた形体を有する二部材を張り合わ
せて形成させるようにすると、張り合わせ部分で強度を
持たさせられるため、使用材料として肉厚の薄いものを
選ぶことができ、それだけ低コスト化及び軽量化が図れ
ることになる。この場合、殊にリムを形成する少なくと
も一方の半割り部材に対して、連結片を一体形成してお
けば、構造簡潔化、組み立て作業の簡易化、低コスト化
等が図れることになる。
【0013】一方、車輪本体において、連結片はリムと
別部材で形成することもできる。この場合、リムへ連結
片を取り付けるには、予め連結片に面状の広がりを有す
る取付板部を設けておく。この取付板部は、リムの内周
面に対して、車軸方向に沿った面状の広がりを有して当
接可能になったものである。従って、この取付板部を介
して連結片をリムへ当接させると、取付板部は、車軸方
向に沿った両側の2辺部(ある程度の相互間隔を介して
いる)によってリムと当接するようになる。なお、この
「当接」は、近接状態(僅かな浮き上がり)を含むもの
とする。そこで、この両辺部でリムへ固着(溶接等)す
るものとする。
【0014】固着が溶接である場合、取付板部の両辺部
では溶接熱の分散が良好となり、また各溶接部での溶接
歪が相殺されるようになるため、連結片に反りやねじ
れ、傾き等が生じるのを防止できる。連結片において取
付板部を設けさせるには、連結片を2枚の板素材の張り
合わせ構造として、これら両方の板素材を股開き状に広
げるようにするのが、構造的に簡潔であり、また車軸方
向に沿った形状が表裏対称形となることに伴ってバラン
スが良くなる点で、有益である。
【0015】連結片において、取付板部をリムの内周面
に対して面接触するようにしておけば、溶接時の熱分散
性が一層良好となる。また、溶接時において、連結片を
リムに対して位置合わせしたり保持したりすることも容
易となり、溶接後の取付強度も強くなる等の利点があ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1乃至図4は、本発明に係る農
用車輪1の一実施形態を示している。この農用車輪1
は、リング形体をした車輪本体2と、この車輪本体2に
対してそのリング内方に設けられるホイル本体3とを有
している。上記車輪本体2は、リング形体の骨格を形成
するリム5と、このリム5を被覆する弾性材(例えばゴ
ム)製の弾性輪部6と、リム5の内周面5aにおける周
方向複数箇所(図例では3か所)から弾性輪部6を貫通
して径方向内方へ突出する連結片7とを有している。
【0017】リム5は金属製の丸パイプ等により形成さ
れている。連結片7はホイル本体3との連結に用いられ
るものであって、2枚の板素材をスポット溶接等によっ
て張り合わせることによって形成されている。この連結
片7の板面形状は、リム5の内周に沿って円弧状にカー
ブした長方形状を呈している。また、この連結片7に
は、複数(図例では3個)の貫通孔8が設けられてい
る。連結片7用の板素材には、連結片7としての全体厚
が4mm程度となるようなものを用いてある。これによ
り、連結片7に反りや曲がりが生じ難いものとなる。ま
た、2枚の張り合わせ構造にしたこと等とも相まって、
溶接熱等に対して歪が生じ難いという利点もある。
【0018】この連結片7をリム5へ取り付ける構造
は、次のようになっている。すなわち、連結片7には、
リム5への取付側となる辺部に、リム5の車軸方向(図
1の左右方向)に広がる取付板部10が設けられてい
る。この取付板部10は、連結片7の素材とされている
両方の板素材を、断面Y字状となる折曲角度で股開き状
に広げると共に、更にリム5の断面形状に沿わせてアー
ル面に曲げることによって形成されたものである。従っ
て、この連結片7の取付板部10をリム5の内周面5a
に当接すれば、取付板部10が車軸方向で面状の広がり
を有しつつ面接触可能になっている。そこで、この取付
板部10における車軸方向に離れた2辺部で、リム5に
対して溶接、又はその他の固着を行う(固着部11)よ
うにしてある。
【0019】このようなことから、連結片7の取付状態
として、反りやねじれ、傾き等が生じていないものとな
る。この固着が溶接のときは、取付板部10の両辺部と
して、ある程度の相互間隔を有していることに伴い、そ
れぞれ良好な熱分散が行われ、また各固着部11での溶
接歪が相殺されるため、溶接の後の状態としても連結片
7に反りやねじれ、傾き等が発生することはない。な
お、連結片7が断面Y字状になっているため、リム5へ
の当接により取付板部10とリム5の内周面5aとの間
には逆三角形状の隙間12が形成されることになるが、
この隙間12は微小であるためにそのまま放置しても何
ら問題とはならないし、場合によっては弾性輪部6の形
成時(弾性材の焼き付け時)に弾性材が流入して消滅す
ることになる。
【0020】弾性輪部6では、その外周面側(踏面側)
から両側面にかけてラグ14が設けられており、また径
方向内方寄りの側面には幅方向内側へ凹む段差部15が
形成されている。更に、この弾性輪部6の内周部には、
幅方向中心から両側方へ向けた排泥用傾斜面16が設け
られている。ラグ14は、図3中の(a)で示す外周領
域の幅方向中央部で突出する直進案内部18と、この直
進案内部18から左方又は右方へ張り出して、図3中の
(b)で示す側面領域へ達する翼部19とを有してい
る。
【0021】これら直進案内部18及び翼部19は、突
出方向の根元部まわりが末広がり状に傾斜して設けられ
ているが、特に、翼部19の末広がり傾斜は、車輪回転
方向(矢符X参照:なお図2中の白抜き矢符Yは進行方
向を示す)に対する後部側では支え面19aを、また前
部側では蹴り面19bを、それぞれ形成させるようにな
っている。従って、この翼部19は、その全体としての
側面形状が三角形状乃至台形状を呈することになってい
る。この三角形状乃至台形状に沿った内側には同形の凹
部20が形成されているため、翼部19に適度なクッシ
ョン性(支え面19a及び蹴り面19bの適度な弾性)
が与えられることになり、走行面で好適となり、また弾
性材使用量の減量や軽量化、製造(加硫)時間の短縮化
及び製造コストの低廉化等にとっても有益となってい
る。
【0022】段差部15は、本発明に関してはホイル本
体3を嵌合するためのものとして形成されたものであ
り、リム5と同心円とされ、その直径及び幅方向内側へ
の凹み量として、ホイル本体3の外径や肉厚分に対応
(必ずしも、全く隙間のない嵌合関係になることが要求
されるわけではない)させてある。この段差部15は、
弾性輪部6の両側面に対して対称的に形成されているた
め、車輪本体2は、そのいずれ側を外向きにして使用す
ることもできることになる。すなわち、車輪本体2とし
てその使用向きが限定されることはないものである。
【0023】排泥用傾斜面16は、耕盤中へ沈下した時
の泥土の付着を抑制すると共に、付着泥土を走行振動等
によって比較的簡単に剥離できるようにするためのもの
である。このことは、弾性輪部6の高位からの泥土落下
を防止して、耕盤に植え付けられた苗等を保護できる利
点に繋がる。なお、両側の傾斜面16が突き合わされる
位置、即ち、弾性輪部6における内周面側の幅方向中央
部において、上記した連結片7の突出部まわりには、土
手状の盛り上がり部22が設けられている。このため、
連結片7まわりに対する弾性材の付きが良好となり、ま
たこの部分で弾性材に剥離や亀裂等が生じ難いものとし
ている。
【0024】このような盛り上がり部22を形成させる
には、連結片7の板面形状として、僅かではあるが取付
板部10寄りの周方向長を短く、突出側の周方向長を長
くしておくことで、弾性材の焼き付け時のキレをよくし
てダレを防止できるので、上記盛り上がり部22の輪郭
を明確できる点において好適なものである。一方、ホイ
ル本体3は、車輪本体2のリング内方を全閉する円板形
に形成されている。そしてその直径は、ホイル本体3の
外周全部が車輪本体2の段差部15に嵌合可能になる寸
法となっている。そして、このホイル本体3には、円板
形の中心部に対して農用機械の車軸25へ装着するため
のボス孔26Aを有する筒ボスで例示する装着部26が
設けられて、車軸25をボス孔26aに挿通してボルト
で示す締結具26bによって装着している。
【0025】また、このホイル本体3の外周寄りには、
車輪本体2の各連結片7と当接可能となる連結対応板部
27が設けられている。この連結対応板部27は、連結
片7との当接を可能にするために、中心付近(ボスで示
す装着部26のまわり)や外周部に比べて幅方向内方へ
凹んだ断面形状を有している。本実施形態では、ホイル
本体3の径方向において、この連結対応板部27の位置
する部分がボスで示す装着部26を中心として全周的に
連続する凹部を呈したものとしているが、連結対応板部
27だけ(即ち、連結片7に対応する領域だけ)を部分
的に凹ませるようにしてもよい。
【0026】そして、この連結対応板部27には、連結
片7の貫通孔8と合致可能となる貫通孔28が設けられ
ている。このような車輪本体2とホイル本体3とを連結
するには、車輪本体2における各連結片7の貫通孔8
と、ホイル本体3における連結対応板部27の各貫通孔
28とを合致させて互いに重ね合わせ、各貫通孔8,2
8へリベット又はボルト等の連結具30を差し込み、固
定すればよい。この場合、前記したように車輪本体2に
おいてはリム5に対する連結片7の取付状態に反りやね
じれ、傾き等が生じておらず、またホイル本体3におい
ては連結対応板部27が連結片7に当接可能なように凹
設されたものであるため、連結具30の固定が正確、確
実で、また強固に行えるものとなる。
【0027】連結具30としてリベットを用いるかボル
トを用いるかは、車輪本体2とホイル本体3との結合状
態を固定するか、又は必要に応じて適宜着脱ができるよ
うにするかによって選択すればよい。このような円板形
を呈したホイル本体3を具備する農用車輪1では、わざ
わざ他にホイルキャップ(図13及び図14の符号11
6参照)を用いなくとも、水田中でカーブ走行するに際
してハンドルを切ったときに、弾性輪部6の内周側で水
流や泥土が行き来しすることが無くなり、ホイル本体3
自体が十分にかじの役目をして農用機械の舵取り性(旋
回力)を良好にするという利点や、泥土の持ち上がりに
よる落下を防止して耕盤に植え付けられた苗等を保護で
きるという利点等が得られるものである。
【0028】なお、車輪本体2は、ホイル本体3とは別
個独立して製造できるために弾性材の焼き付け前に行う
リム5への接着剤塗布を、ボス部26の車軸孔26aへ
の流入等を心配することなく手軽にでき、また養生も必
要なくなる。また連結片7は、ホイル本体3を色分けす
るのとは無関係に、共通仕様で塗装できるし、これに対
してホイル本体3では、その全体を塗膜強度に優れた静
電塗装等により、容易且つ高能率で所定色に塗装できる
ことになる。従って、車輪本体2とホイル本体3との組
み合わせによって簡単に、複数色(複数仕様)の農用車
輪1を得られるようになる。このようなことから、農用
車輪1として、その製造能率を大幅に高めることができ
るという利点もある。
【0029】ところで、車輪本体2において、リム5に
連結片7を取り付ける構造では、図5に示すように、連
結片7の素材とされている両方の板素材を、断面T字状
となる直角的な折曲角度で股開き状に広げると共に、更
にリム5の断面形状に沿わせてアール面に曲げることに
より、リム5の内周面5aに完全な面接触状態とさせる
(図4に示した場合と異なり隙間12を生じさせない)
ようにすることもできる。また図6に示すように、連結
片7を1枚ものの板素材より形成して、この板素材を一
方向的に折り曲げると共に、更にリム5の断面形状に沿
わせてアール面に曲げることにより、取付板部10を形
成させるようにすることもできる。
【0030】この場合でも、取付板部10はリム5に対
して車軸方向で面状の広がりを有して当接することにな
り、このときの車軸方向に離れた2辺部で、リム5への
固着を行えばよい(固着部11)ものである。なお、連
結片7は、1枚ものの素材によって形成する関係上、そ
の肉厚を分厚く(4mm程度又はそれ以上)するのが好
適となる。図7及び図8に示すように、リム5は、車軸
方向と直交する方向で半割りされた形体を有する二部材
(半割り部材33,34)を張り合わせて形成すること
ができる。両方の半割り部材33,34には、張り合わ
せのための溶接(溶接部35)をし易くするために、互
いの突き合わせ部分にリブ36を形成させておけばよ
い。
【0031】この場合、少なくとも一方、好ましくは両
方の半割り部材33,34において、その周方向複数箇
所のリブ36を部分的に径方向内方へ突出させて板状部
37を形成させ、この板状部37をスポット溶接(溶接
部38)等によって張り合わせることで、連結片7を形
成させるようなこともできる。このようにしてリム5を
形成させると、張り合わせ部分(上記溶接部35)での
強度を高められるため、半割り部材33,34の使用材
料として肉厚の薄いものを選ぶことができ、それだけ低
コスト化及び軽量化が図れることになる。
【0032】車輪本体2の弾性輪部6に設けるラグパタ
ーンとしては、図9に示すような平面L形のラグ14を
具備したものや、図10に示すような平面T形のラグ1
4を具備したものとすることも可能である。なお、図1
1に示すように、上記実施形態の車輪本体2に対し、ス
ポークタイプのホイル本体40を連結させることも、当
然に可能である。このスポークタイプのホイル本体40
は、ボス部41と、このボス部41まわりに放射状に設
けられる複数本のスポーク42とを有したもので、各ス
ポーク20の突端部には、車輪本体2の連結片7との連
結に用いられる連結対応板部43が設けられたものであ
る。また、この連結対応板部43には、連結片7の貫通
孔8と合致する貫通孔44が設けられている。
【0033】この場合には、スポーク42の相互間を塞
ぐようなホイルキャップ45を追加的に取り付けるよう
にすればよい。図12は、車軸25の装着部26がボス
形でなく、車軸25の端面に突出した複数本のボルト2
6cの挿通孔を有し、このボルト26cにナット26d
を螺合したものであり、その他は図1と共通するので共
通部は共通符号で示している。本発明は、上記各実施形
態に限定されるものではなく、その他、細部にわたる構
成、部材形状、材質等、適宜変更可能である。
【0034】例えば、リム5は、丸パイプとする他に
も、角パイプを用いたり、各種断面形状の中実棒等を用
いたりすることができる。また、連結片7の形状や張り
合わせ構造とするときの枚数、弾性輪部6の断面形状等
も何ら限定されるものではない。更に、車軸装着部12
は車軸端面にフランジを有するフランジ型式でもよい。
【0035】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
係る農用車輪では、車輪本体とホイル本体とを別構成と
し、車輪本体には弾性輪部の側面に同心円配置で幅方向
内側へ凹む段差部を形成し、これに対してホイル本体
は、車輪本体のリング内方を全閉する円板形に形成して
その外周全部を車輪本体の段差部に嵌合させるようにし
ている。そのため、この農用車輪を農用機械の前輪に採
用するに際してはホイルキャップの使用が不要となり、
農用車輪としての部材点数の少数化や、農用機械への着
脱及び保管の容易性、低コスト化等が得られる。
【0036】車輪本体において、連結片に車軸方向に広
がる取付板部を設けてリムとの固着を行わせるようにす
ると、連結片に反りやねじれ、傾き等が生じるのを防止
できるため、リムに対する連結片の取り付けが容易とな
り、また製品として高精度のものが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のA−A線拡大断面図である。
【図2】本発明に係る農用車輪の一実施形態を一部破砕
して示す側面図である。
【図3】(a)は車輪本体における外周面(踏面側)を
示した平面図であり、(b)はこの外周面に隣接する側
面の一部を展開的に示した図である。
【図4】リムに対する連結片の取付構造を拡大して示し
た正面断面図である。
【図5】リムに対する連結片の取付構造として図4とは
別構造を拡大して示した正面断面図である。
【図6】リムに対する連結片の取付構造として図4及び
図5とは別構造を拡大して示した正面断面図である。
【図7】半割り部材の張り合わせによって形成した別例
のリムをその連結片に相当する位置で示した正面断面図
である。
【図8】図7のリムにおいて連結片とは異なる位置で示
した正面断面図である。
【図9】車輪本体に設けられるラグパターンとして図3
とは別例を示したもので、(a)は車輪本体における外
周面(踏面側)を示した平面図であり、(b)はこの外
周面に隣接する側面の一部を展開的に示した図である。
【図10】車輪本体に設けられるラグパターンとして図
3及び図9とは更に別例を示した平面図である。
【図11】図2に示した車輪本体にスポークタイプのホ
イル本体及びホイルキャップを連結させた状態を示す側
面図である。
【図12】図1とは別例を示した断面図である。
【図13】農用機械による旋回時の様子を示した概略平
面図である。
【図14】従来の農用車輪を一部破砕して示す側面図で
ある。
【図15】図13のB−B線拡大断面図である。
【符号の説明】
1 農用車輪 2 車輪本体 3 ホイル本体 5 リム 5a 内周面 6 弾性輪部 7 連結片 10 取付板部 11 固着部 15 段差部 26 ボス部 27 連結対応板部 33 半割り部材 34 半割り部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リング形体をした車輪本体(2)と、該
    車輪本体(2)に対してそのリング内方に設けられるホ
    イル本体(3)とを有しており、 上記車輪本体(2)は、リング形体の骨格を形成するリ
    ム(5)と、該リム(5)を被覆する弾性材製の弾性輪
    部(6)と、リム(5)の内周面から周方向の間隔を有
    して径方向内方へ突出する連結片(7)とを有し、弾性
    輪部(6)の径方向内方寄りの側面にはリム(5)と同
    心円で幅方向内側へ凹む段差部(15)が形成されてお
    り、 上記ホイル本体(3)は、車輪本体(2)のリング内方
    を閉塞する円板形に形成されていると共にその外周全部
    が車輪本体(2)の段差部(15)に嵌合可能になって
    おり、円板形の中心部には車軸装着部(26)が設けら
    れ、外周寄りに車輪本体(2)の各連結片(7)と当接
    可能な連結対応板部(27)が設けられていることを特
    徴とする農用車輪。
  2. 【請求項2】 前記車輪本体(2)のリム(5)は、半
    割りされた形体を有する二つの半割り部材(33,3
    4)を張り合わせて形成されていることを特徴とする請
    求項1記載の農用車輪。
  3. 【請求項3】 前記リム(5)を形成する少なくとも一
    方の半割り部材(33)(34)に対して、連結片
    (7)が一体形成されていることを特徴とする請求項2
    記載の農用車輪。
  4. 【請求項4】 前記車輪本体(2)において、連結片
    (7)はリム(5)と別部材より成り、該連結片(7)
    には、リム(5)の内周面(5a)に対して車軸方向に
    沿った面状の広がりを有して当接可能になる取付板部
    (10)が設けられており、該取付板部(10)におけ
    る車軸方向の両辺部でリム(5)に固着されていること
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の農用車輪。
  5. 【請求項5】 前記連結片(7)は、板素材を張り合わ
    せて形成されており、これら両方の板素材を股開き状に
    広げることによって前記取付板部(10)が形成されて
    いることを特徴とする請求項4記載の農用車輪。
  6. 【請求項6】 前記連結片(7)の取付板部(10)
    は、リム(5)の内周面(5a)に対して面接触状態で
    設けられていることを特徴とする請求項4又は請求項5
    記載の農用車輪。
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