JP2007153202A - 農用車輪 - Google Patents

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Abstract

【課題】車輪質量の増加が抑えられつつディスク38の剛性が高められた農用車輪30の提供。
【解決手段】この農用車輪30は、車軸に連結されるボス36と、ボス36から半径方向外側に拡がるディスク38と、ディスク38の端にリング状に形成される弾性輪体34と、ディスク38を補強しうる棒体40とを備えている。この棒体40は、中空である。好ましくは、この車輪30では、棒体40はボス36から半径方向外側に向かって延びている。好ましくは、この車輪30では、棒体40はボス36の外周面42及びディスク38に固定されている。好ましくは、この車輪30は、補強部をさらに備えている。好ましくは、補強部は、内縁と、外縁と、この内縁から外縁に向かって末広に拡がる本体とを備えている。好ましくは、本体は、開口部を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、農用車輪に関する。
管理機、田植機等の農用機械には、農用車輪が装着される。この農用車輪としては、スポークタイプ及びディスクタイプがある。
スポークタイプの農用車輪は、車軸に嵌合されるボスと、このボスから半径方向外側に放射状に延びるスポークと、このスポークの端に取り付けられる環状のリムと、このリムにゴムが焼き付けられることにより形成される弾性輪体とを備えている。この車輪では、旋回性能の向上及び泥土の付着防止のために、ホイールキャップが取り付けられる場合がある。
スポークタイプの農用車輪では、その部品点数は多い。この車輪では、完成品の寸法精度がばらついたり、生産コストがあがるという問題がある。
図7は、従来のディスクタイプの農用車輪2が示された断面図である。この車輪2は、本体4と、この本体4の半径方向外側に弾性輪体6とを備える。この本体4は、車軸に嵌合されるボス8と、ディスク10とを備えている。この図7において、横方向はこの車輪2の軸方向を表している。
ディスク10は、金属製の板材を板金プレスすることにより、形成される。このディスク10は、ボス8の外周面12から半径方向外側に延びる支持部14と、この支持部14の端に形成されるゴム取付部16とを備える。弾性輪体6は、このゴム取付部16にゴムが焼き付けられることにより形成される。
支持部14は、前述したスポークタイプの農用車輪のスポークに相当する。ゴム取付部16は、このスポークタイプの農用車輪のリムに相当する。このディスク10は、スポークタイプの農用車輪のスポーク及びリムを兼ねる。この車輪2の部品点数は、スポークタイプの農用車輪に比べて少ない。この車輪2では、完成品の寸法精度が向上するとともに、生産コストの上昇が抑えられる。このようなディスクタイプの農用車輪は、特開2003−306002公報に開示されている。
ディスクタイプの農用車輪2では、ボス8とディスク10との固定箇所18に応力が集中する。このディスク10は板材から構成されるので、この固定箇所18におけるディスク10に変形が生じる場合がある。
図7に示されているように、この車輪2は補強部20をさらに備えている。この補強部20は、内縁22と、外縁24と、この内縁22からこの外縁24に向かって末広に拡がる本体26とから構成される。この内縁22は、ボス8の外周面12に溶接で固定されている。この外縁24は、支持部14に溶接で固定されている。この補強部20は、この車輪2の筋交いとして機能している。この補強部20は、このボス8とディスク10との固定箇所18におけるディスク10の変形を防止する。
特開2003−306002公報
図7に示された従来のディスクタイプの農用車輪2では、ディスク10が板材からなるので、スポークタイプの農用車輪に比べて捻れが生じやすい。このような車輪2は、旋回走行性能に劣る。車輪2の捻れが抑えられるためには、ディスク10の剛性が高められなければならない。
支持部14の外端28の近傍において、補強部20の外縁24がこの支持部14と固定されることにより、ディスク10の剛性が高められた車輪がある。この補強部は、ボス8の外周面12からこの外端28の近傍までの領域を覆う。このような車輪では、補強部のサイズが大きくなるので、車輪質量が増加してしまう。
ディスクに起立しつつ、ボスから半径方向外側に延びる補強板が備えられた車輪がある。この車輪では、この補強板の厚みを厚くすることにより、ディスクの剛性が高められる。この場合においても、車輪質量が増加してしまう。車輪質量の増加を抑えつつディスクの剛性を高めることは難しい。
本発明の目的は、車輪質量の増加が抑えられつつディスクの剛性が高められた農用車輪の提供にある。
本発明に係る農用車輪は、車軸に嵌合されるボスと、このボスから半径方向外側に拡がるディスクと、このディスクの端にリング状に形成される弾性輪体と、このディスクを補強しうる棒体とを備えている。この棒体は、中空である。
好ましくは、この車輪では、上記棒体は、上記ボスから半径方向外側に向かって延びている。この棒体は、このボスの外周面及び上記ディスクと固定されている。
本発明に係る農用車輪は、車軸に嵌合されるボスと、このボスから半径方向外側に拡がるディスクと、このディスクの端にリング状に形成される弾性輪体と、このボスとこのディスクとを補強する傘状補強部とを備えている。このディスクの剛性は、補強手段が備えられることにより高められている。
好ましくは、この車輪では、上記補強手段は、バーリング加工により形成される穴、リブ又は凹凸状補強部である。好ましくは、この車輪では、上記傘状補強部は、開口部を備えている。
この車輪では、ディスクが中空の棒体で補強されているので、車輪質量の増加が抑えられつつディスクの剛性が高められている。この車輪では、この棒体として市販のパイプ等が用いられうるので、その生産コストの上昇が抑えられる。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、本発明の一実施形態に係る農用車輪30の裏面が示された正面図である。図2は、図1のII−II線に沿った断面図である。この車輪30は、本体32と、弾性輪体34とを備えている。この本体32は、ボス36と、ディスク38と、棒体40とを備えている。この車輪30は、ディスクタイプである。この図1において、紙面に対して垂直方向は、この車輪30の軸方向を表している。図2において、横方向はこの車輪30の軸方向を表している。この図2の右側は、この車輪30の表側である。
ボス36は、車輪30の中心に位置する。このボス36は、軸方向に延びる。このボス36は、筒状である。このボス36は、車軸に嵌合される。
ディスク38は、ボス36の外周面42から半径方向外側に拡がる。このディスク38は、金属製の板材が板金プレスされることで形成される。このディスク38は、支持部44と、ゴム取付部46と、開口部48と、リップ50とを備えている。
支持部44は、弾性輪体34とボス36との間に位置する。この支持部44は、その断面形状が湾曲するように構成されている。この支持部44の断面形状は、車輪30が装着される農業機械の仕様等に応じて適宜決められる。この支持部44は、その半径方向内側において、このボス36の外周面42と接触している。この支持部44とボス36とは、溶接で固定されている。なお、この支持部44とボス36とが、リベット止め、ボルト止め等の方法で、固定されてもよい。
ゴム取付部46は、支持部44の半径方向外側に位置する。このゴム取付部46は、その断面において鉤状に屈曲している。このゴム取付部46は、弾性輪体34で覆われる。
開口部48は、ディスク38を軸方向に貫通している。この開口部48の形状は、略三角形である。この車輪30では、その形状が同一とされた6カ所の開口部48が備えられている。この開口部48は、車輪30の中心52から等しい距離に、等しい間隔で配置されている。なお、この開口部48のサイズ、配置箇所、配置数等は、車輪30が装着される農業機械の仕様等に応じて適宜決められる。
リップ50は、支持部44と開口部48との境界に位置している。この車輪30では、このリップ50はこの支持部44の端から軸方向裏側に向かって延びている。
弾性輪体34は、ディスク38の端にリング状に形成されている。この車輪30では、この弾性輪体34は架橋ゴムからなる。この弾性輪体34は、ゴム取付部46に焼き付けられている。この弾性輪体34は、半径方向外向きに突出するラグ54を備えている。このラグ54は、直進誘導部56、推進部58及び傾斜面60を備えている。この直進誘導部56は、この車輪30の赤道62に配置されている。この推進部58は、直進誘導部56から軸方向外側に延びている。この推進部58は、この直進誘導部56の両側に、回転方向において左右交互に配置されている。傾斜面60は、回転方向に並ぶ二つの推進部58の間に位置している。この傾斜面60は、直進誘導部56の側面である。この傾斜面60の軸方向反対側には、推進部58が配置されている。
棒体40は、ボス36の外周面42から半径方向外側に向かって延びている。この車輪30では、この棒体40の半径方向外側における外端64の軸方向厚みは、その半径方向内側における内端66の軸方向厚みよりも薄い。この外端64の近傍は、軸方向外側から内側に向かって拉げている。この車輪30では、3の棒体40が取り付けられている。この棒体40は、この車輪30の中心52から等しい距離に等しい間隔で配置されている。
図3は、図1のIII−III線に沿った断面図である。この棒体40は、中空である。この棒体40は、実質的にはその断面が円形とされた金属製の丸パイプである。この棒体40が、その断面が矩形とされた角パイプから構成されてもよい。この棒体40が、その断面が折り曲げられることによりL状とされた板材から構成されてもよい。この場合、この棒体40の断面における両端がディスク38と溶接で固定される。この場合においても、この棒体40とディスク38とで囲まれた空間が形成される。なお、この棒体40のサイズ、断面形状、配置箇所、配置数等は、車輪30が装着される農業機械の仕様等に応じて適宜決められる。
この車輪30では、この棒体40の内端66はボス36の外周面42及びディスク38の裏面68に溶接で固定されている。この棒体40の外端64は、このディスク38の裏面68に溶接で固定されている。この棒体40は、このディスク38を補強する。この棒体40とディスク38とがリベット止め、ボルト止め等の方法で、固定されてもよい。この棒体40とボス36とがリベット止め、ボルト止め等の方法で、固定されてもよい。
この車輪30では、ディスク38が棒体40で補強されることにより、ディスク38の剛性が効果的に高められている。前述したように、この棒体40は丸パイプであるので、棒体40に負荷される荷重の方向によってこの棒体40の強度に変化が生じることはない。この車輪30では、走行中に捻れが生じることはない。この車輪30は、パワーステアリングが搭載された農業機械に装着されうる。この車輪30は、大型の農業機械に適用されうる。
この車輪30では、棒体40が中空であるので、この棒体40の単位質量当たりの断面積は同じ断面積とされた中実の丸棒材の単位質量当たりの断面積に比して大きい。車輪質量の増加が、大幅に抑えられている。この車輪30では、車輪質量の軽量化が達成されうる。
この車輪30では、棒体40に市販のパイプ等が用いられうる。この棒体40が成形されるために、特殊な設備、金型等を準備する必要はない。この車輪30では、その生産コストの上昇が抑えられる。
この車輪30の製造方法は、次の通りである。まず、ディスク38が板材の板金プレスから成形される。次に、市販の丸パイプが所定の長さに切断される。そして、この丸パイプの一方の端がプレスでかしめられることにより、棒体40が成形される。次に、ボス36、ディスク38及び棒体40が溶接により一体化されて、本体32が製作される。次に、この本体32に付着している油分、汚れ等が除去されるために、この本体32はショットブラストされる。次に、弾性輪体34で被覆されるディスク38のゴム取付部46に接着剤が塗布される。次に、弾性輪体34が形成されるゴム組成物が焼き付けられる金型内に、この本体32が設置される。ゴム射出機が用いられることにより、ゴム組成物がこの金型のキャビティーに射出注入される。この後、このゴム組成物が、加圧及び加熱される。この加圧及び加熱によって、ゴム組成物が完全に架橋され、弾性輪体34が成形されると共に、弾性輪体34が本体32に焼き付けられる。このようにして、図1に示される車輪30が得られる。
この車輪30では、ディスク38に固定される棒体40の本数は2本以上12本以下であるのが好ましい。この棒体40の本数が2本以上に設定されることにより、ディスク38の剛性が高められる。この車輪30では、走行中に捻れが生じることはない。この観点から、この棒体40の本数は3本以上がより好ましく、4本以上が特に好ましい。この棒体40の本数が12本以下に設定されることにより、車輪質量の増加が抑えられる。この観点から、この棒体40の本数は11本以下がより好ましく、10本以下が特に好ましい。
図2において、両矢印線L1はこの車輪30の最大半径を表している。両矢印線L2は、棒体40の長さを表している。この最大半径L1に対する棒体40の長さL2の比率(L2/L1)は、0.2以上0.8以下であるのが好ましい。この比率(L2/L1)が0.2以上に設定されることにより、ディスク38の剛性が高められる。この車輪30では、走行中に捻れが生じることはない。この観点から、この比率(L2/L1)は0.3以上がより好ましく、0.4以上が特に好ましい。この比率(L2/L1)が0.8以下に設定されることにより、車輪質量の増加が抑えられる。この観点から、この比率(L2/L1)は0.7以下がより好ましく、0.6以下が特に好ましい。
図3において、両矢印線L3はこの棒体40の外径を表している。この外径L3は、10mm以上60mm以下であるのが好ましい。この外径L3が10mm以上に設定されることにより、ディスク38の剛性が高められる。この車輪30では、走行中に捻れが生じることはない。この観点から、この外径L3は15mm以上がより好ましい。この外径L3が60mm以下に設定されることにより、この車輪30の生産性が維持されうる。この観点から、この外径L3は40mm以下がより好ましい。
棒体40の好ましい材質としては、スチール及びステンレススチールが例示される。耐食性の観点から、ステンレススチールが好ましい。
この弾性輪体34が構成される架橋ゴムの好ましい材質としては、天然ゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ブタジエンゴム及びイソプレンゴムが例示される。汎用性の観点から、天然ゴムが好ましい。
この車輪30が農用機械の前輪として使用される場合、その架橋ゴムの硬度は53以上75以下であるのが好ましい。この硬度が75以下に設定されることにより、振動発生が抑えられる。この観点から、この硬度は70以下がより好ましく、65以下が特に好ましい。
この車輪30が農用機械の後輪として使用される場合、その架橋ゴムの硬度は60以上85以下であるのが好ましい。特に軽量クラスの農用機械では、振動発生が抑えられるという観点から、この硬度は60以上65以下であるのがより好ましい。重量クラスの農用機械では、機体の推進力が向上するという観点から、この硬度は75以上85以下であるのがより好ましい。
本発明において硬度は、タイプAのデュロメータによって測定される。測定のための試験片は、車輪30から切り出される。厚さが1.0mmであるシート状の試験片が3枚重ねられて、測定がなされる。
本体32と弾性輪体34との焼き付けに用いられる接着剤としては、塩化ゴム系接着剤、フェノール樹脂系接着剤及びイソシアネート系接着剤が例示される。汎用性の観点から、塩化ゴム系接着剤及びフェノール樹脂系接着剤が好ましい。
図4は、本発明の他の実施形態に係る農用車輪70の裏面が示された正面図である。図5は、図4のV−V線に沿った断面図である。この車輪70は、本体72と、弾性輪体74とを備えている。この本体72は、ボス76と、ディスク78と、補強部80と、棒体82とを備えている。この車輪70は、ディスクタイプである。この車輪70では、この弾性輪体74及びボス76は図1の農用車輪30と同じ構成とされている。この図4において、紙面に対して垂直方向が、この車輪70の軸方向を表している。図5において、横方向はこの車輪70の軸方向を表している。この図5中、右側はこの車輪70の表側である。
ディスク78は、ボス76の外周面84から半径方向外側に拡がる。このディスク78は、金属製の板材が板金プレスされることで形成される。このディスク78は、支持部86と、ゴム取付部88と、第一開口部90と、リップ92と、プレスリブ94とを備えている。このディスク78のプレスリブ94以外の構成は、図1に示された農用車輪70と同様である。
プレスリブ94は、ディスク78の盤面において、隣り合う第一開口部90の間に位置している。このプレスリブ94は、半径方向に延びている。このプレスリブ94は、軸方向表側に向かって膨らんだ形状を呈している。このプレスリブ94が備えられたディスク78の剛性は高い。この車輪70は、3のプレスリブ94を備えている。
棒体82は、ボス76の外周面84から半径方向外側に向かって延びている。この棒体82は、中空である。この棒体82は、実質的にはその断面が円形とされた丸パイプである。この車輪70では、この棒体82の半径方向外側における外端96の軸方向厚みは、その半径方向内側における内端98の軸方向厚みよりも薄い。この外端96の近傍は、軸方向外側から内側に向かって拉げている。この車輪70では、3の棒体82が取り付けられている。この棒体82は、この車輪70の中心100から等しい距離に等しい間隔で支持部86に配置されている。この棒体82とプレスリブ94とは、交互に配置されている。この車輪70では、好ましくは、ディスク78に固定される棒体82の本数は2本以上12本以下である。好ましくは、この車輪70の最大半径に対するこの棒体82の長さの比率は0.2以上0.8以下である。好ましくは、この棒体82の外径は10mm以上60mm以下である。
この車輪70では、棒体82の内端98はボス76の外周面84及びディスク78の裏面102に溶接で固定されている。この棒体82の外端96は、このディスク78の裏面102に溶接で固定されている。この棒体82は、このディスク78を補強する。
補強部80は、傘状である。この補強部80は、内縁104と、外縁106と、この内縁104から外縁106に向かって末広に拡がる本体108と、6の第二開口部110とを備えている。この内縁104は、ボス76の外周面84に溶接で固定されている。この外縁106は、ディスク78の裏面102に溶接で固定されている。この補強部80は、ディスク78を補強する。この補強部80は、ボス76とディスク78との固定箇所112におけるディスク78の変形を防止する。この補強部80の形状、大きさ等は、この車輪70が装着される農業機械の仕様等に応じて適宜決められる。
第二開口部110は、外縁106から半径方向内側に向かって拡がる凹みである。この車輪70では、この第二開口部110の内側に棒体82が位置している。この第二開口部110が、この本体108を軸方向に貫通する穴で構成されてもよい。この第二開口部110のサイズ、配置箇所、配置数等は、車輪70が装着される農業機械の仕様等に応じて適宜決められる。
この車輪70では、補強部80が第二開口部110を備えているので、第二開口部110を備えていない補強部80に比して、その質量が軽減している。この補強部80は、車輪質量の軽量化に寄与する。
この車輪70は、棒体82以外にプレスリブ94及び補強部80を備えているので、図1の農用車輪30に比べてディスク78の剛性が更に高められている。この車輪70は、旋回走行性能に優れる。この車輪70は、パワーステアリングが搭載された農業機械に装着されうる。この車輪70は、大型の農業機械に適用されうる。
図6は、本発明のさらに他の実施形態に係る農用車輪114の裏面が示された正面図である。この車輪114は、本体116と、弾性輪体118とを備えている。この本体116は、ボス120と、ディスク122と、傘状補強部124とを備えている。この車輪114は、ディスクタイプである。この車輪114では、この弾性輪体118及びボス120は図1の農用車輪30と同じ構成とされている。この図6において、紙面に対して垂直方向が、この車輪114の軸方向を表している。
ディスク122は、ボス120の外周面126から半径方向外側に拡がる。このディスク122は、金属製の板材が板金プレスされることで形成される。このディスク122は、剛性が高められるために補強手段128を備えている。この補強手段128以外の構成は、図1の農用車輪30と同様である。
補強手段128は、穴130とリブ132である。この穴130は、バーリング加工で形成される。穴130は、この車輪114の中心134から等しい距離に等しい間隔で配置されている。この車輪114は、6の穴130を備えている。この穴130の縁136は、折り曲げられて軸方向裏側に向かって延びている。この穴130が備えられたディスク122の剛性は高い。リブ132は、ディスク122の盤面において、隣り合う穴130の間に位置している。このリブ132は、半径方向に延びている。リブ132は、軸方向表側に向かって膨らんだ形状を呈している。このリブ132が備えられたディスク122の剛性は高い。この車輪114は、6のリブ132を備えている。なお、図示されていないが、この補強手段128が、凹凸状補強部とされてもよい。この凹凸状補強部は、プレス加工等によりディスク122に形成される凹凸である。この凹凸状補強部が備えられたディスク122の剛性は高い。この凹凸状補強部は、半径方向に延びる棒状に形成されてもよい。この凹凸状補強部は、環状に形成されてもよい。棒状の凹凸状補強部と環状の凹凸状補強部とが、組み合わされてもよい。この補強手段128が、穴130、リブ132及び凹凸状補強部から構成されてもよい。この補強手段128が、穴130及び凹凸状補強部から構成されてもよい。この補強手段128が、リブ132及び凹凸状補強部から構成されてもよい。この補強手段128が、穴130、リブ132及び凹凸状補強部のうちのいずれか一つで構成されてもよい。
傘状補強部124は、内縁138と、外縁140と、この内縁138から外縁140に向かって末広に拡がる本体142と、6の開口部144とを備えている。この内縁138は、ボス120の外周面126に溶接で固定されている。この外縁140は、ディスク122の裏面に溶接で固定されている。この傘状補強部124は、ディスク122を補強する。この傘状補強部124は、ボス120とディスク122との固定箇所におけるディスク122の変形を防止する。この傘状補強部124の形状、大きさ等は、この車輪114が装着される農業機械の仕様等に応じて適宜決められる。
開口部144は、外縁140から半径方向内側に向かって拡がる凹みである。この開口部144が、この本体142を軸方向に貫通する穴で構成されてもよい。この開口部144のサイズ、配置箇所、配置数等は、車輪114が装着される農業機械の仕様等に応じて適宜決められる。
この車輪114では、傘状補強部124が開口部144を備えているので、開口部144を備えていない傘状補強部124に比して、その質量が軽減している。この傘状補強部124は、車輪質量の軽量化に寄与する。
この車輪114は、傘状補強部124、穴130及びリブ132を備えているので、ディスク122の剛性が高められている。この車輪114は、旋回走行性能に優れる。この車輪114は、パワーステアリングが搭載された農業機械に装着されうる。この車輪114は、大型の農業機械に適用されうる。
本発明に係る農用車輪は、種々の農業機械に装着されうる。
図1は、本発明の一実施形態に係る農用車輪の裏面が示された正面図である。 図2は、図1のII−II線に沿った断面図である。 図3は、図1のIII−III線に沿った断面図である。 図4は、本発明の他の実施形態に係る農用車輪の裏面が示された正面図である。 図5は、図4のV−V線に沿った断面図である。 図6は、本発明のさらに他の実施形態に係る農用車輪の裏面が示された正面図である。 図7は、従来のディスクタイプの農用車輪が示された断面図である。
符号の説明
2、30、70、114・・・車輪
4、32、72、116・・・本体
6、34、74、118・・・弾性輪体
8、36、76、120・・・ボス
10、38、78、122・・・ディスク
12、42、84、126・・・外周面
14、44、86・・・支持部
16、46、88・・・ゴム取付部
18、112・・・固定箇所
20、80・・・補強部
22、104、138・・・内縁
24、106、140・・・外縁
26、108、142・・・本体
28・・・外端
40、82・・・棒体
48・・・開口部
50、92・・・リップ
52、100、134・・・中心
54・・・ラグ
56・・・直進誘導部
58・・・推進部
60・・・傾斜面
62・・・赤道
64、96・・・外端
66、98・・・内端
68、102・・・裏面
90・・・第一開口部
94・・・プレスリブ
110・・・第二開口部
124・・・傘状補強部
128・・・補強手段
130・・・穴
132・・・リブ
136・・・縁
144・・・開口部

Claims (5)

  1. 車軸に嵌合されるボスと、
    このボスから半径方向外側に拡がるディスクと、
    このディスクの端にリング状に形成される弾性輪体と、
    このディスクを補強しうる棒体とを備えており、
    この棒体が、中空である農用車輪。
  2. 上記棒体が、上記ボスから半径方向外側に向かって延びており、
    この棒体が、このボスの外周面及び上記ディスクに固定されている請求項1に記載の農用車輪。
  3. 車軸に嵌合されるボスと、
    このボスから半径方向外側に拡がるディスクと、
    このディスクの端にリング状に形成される弾性輪体と、
    このボスとこのディスクとを補強する傘状補強部とを備えており、
    このディスクの剛性が、補強手段が備えられることにより高められている農用車輪。
  4. 上記補強手段が、バーリング加工により形成される穴、リブ又は凹凸状補強部である請求項3に記載の車輪。
  5. 上記傘状補強部が、開口部を備えている請求項3又は4に記載の車輪。
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