JP4152768B2 - ゲーム機の施錠装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、スロットマシン等のゲーム機の前扉を筐体に対し施錠する施錠装置に好適なシリンダ錠に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、パチンコホールに設置されるスロットマシンは、一般に、前扉前面に各種の装飾板が立体的に形成されて取り付けられるため、前扉の厚さがその前扉に装着される施錠装置の通常のシリンダ錠の長さより厚く製作されている。また、この種の前扉は、ゲーム機の筐体に対し、開閉可能に取り付けられ、シリンダ錠付きの施錠装置により施錠されるが、施錠装置自体はその前扉と筐体の当接箇所の前扉側に位置し、そのシリンダ錠の先端(鍵穴の部分)は、常に前扉の装飾板の表面に露出して位置する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このため、大量生産され比較的安価である標準的な長さのシリンダ錠を使用して施錠装置を製作する場合、従来、標準的な長さのシリンダ錠に対し円筒とシャフトを継ぎ足して長尺のシリンダ錠とし、これを施錠装置の基枠体の取付板に固定して使用した施錠装置が知られている(例えば下記特許文献1を参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平10-246039号公報
【0005】
一方、この種のスロットマシンが使用されるパチンコホールでは、キーを統一した統一錠を使用する場合があり、統一錠を使用する場合は、購入時に施錠装置に装着されたシリンダ錠を別のシリンダ錠に変更する作業を行なっている。この種の従来のシリンダ錠は、通常、施錠装置の基枠体に固定された円筒に対し強固に固定されているため、シリンダ錠、円筒及びシャフトからなる長尺のシリンダ錠組付体の全体を、その末端部のフランジ部から固定ねじを外して取り外し、そのシリンダ錠組付体全体を交換していた。このため、変更する必要のない円筒及びシャフトも交換されることになるため、交換のためのコストが上昇し、低コストでのシリンダ錠の交換が望まれていた。
【0006】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、基枠体に固定された錠取付筒からシリンダ錠を容易に交換することができるゲーム機の施錠装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明のゲーム施錠装置は、取付板と支持板を有する縦長の基枠体と、基枠体の取付板に固定され、基枠体内に位置する錠軸にカム板を取り付けてなるシリンダ錠と、基枠体の上部と下部に該支持板から突出して可動的に配設されると共に、ゲーム機の本体側に固定された受け金具に係止されて前扉を施錠する鉤部材と、カム板の係合部に係合可能で基枠体内に摺動可能に配設され、シリンダ錠の操作により摺動して上下の鉤部材を解錠方向に動かす作動杆と、を備えたゲーム機の施錠装置において、基枠体の取付板の外側に突出して錠取付筒が固定され、錠取付筒内に回転軸が先端を基枠体の内側に突出して回転可能に支持され、回転軸の基枠体側の先端にカム板が固定され、錠取付筒の先端部にシリンダ錠を嵌入するための嵌入部が形成されると共に、嵌入部に差し込まれる差込部がシリンダ錠の元部に設けられ、シリンダ錠の錠軸の末端に回転軸の先端が係合可能な軸連結部が設けられ、錠取付筒の嵌入部の壁部両側に係止孔が穿設され、シリンダ錠の差込部の両側にピン孔が設けられ、ピン孔に係止ピンが挿入され、ピン孔の奥にばね部材が挿入され、ばね部材により係止ピンが突出方向に付勢され、係止ピンの外周に段差部が形成され、シリンダ錠の差込部に薄板状の係止保持部材が外嵌され、段差部に係合して係止ピンをピン孔に保持するように係止保持部材の両側に孔を設けたことを特徴とする。
【0010】
【作用】
このような構成のゲーム機の施錠装置は、ゲーム機の前扉の内側に縦に固定され、筐体側に受け金具が固定される。筐体に対し前扉を閉じると、鉤部材が筐体側の受け金具に当り傾動または摺動して係止され、施錠状態となる。それを解錠する場合は、キーによってシリンダ錠を回し、カム板を回転させると、カム板が作動杆に係合してそれを前扉の解錠方向に摺動させる。このとき、作動杆が移動して上下の鉤部材を解錠方向に傾動または摺動させ、これにより、筐体側の受け金具と鉤部材との係合が外れ、前扉は解錠される。
【0011】
シリンダ錠を交換する場合は、前扉を開いて前扉の装飾体を外しシリンダ錠の外周面を露出させた状態で、その錠取付筒の先端付近の外周部の係止孔に係止された係止ピンを、その先端を押してシリンダ錠のピン孔内に押し込むように操作する。係止ピンを押す場合、針状の先鋭部を有した工具を使用すれば、簡単に係止ピンを押し込むことができる。
【0012】
これにより、係止ピンがピン孔内にばね部材のばね力に抗して進入し、係止ピンと錠取付筒の係止孔との係合が外れる。したがって、この状態で、シリンダ錠を前方に引けば、シリンダ錠を錠取付筒から外すことができる。錠取付筒内には回転可能に軸支された回転軸がそのまま残留する。
【0013】
そして、新たなシリンダ錠を錠取付筒に取り付ける場合は、そのシリンダ錠の差込部を錠取付筒の嵌入部に、係止ピンをピン孔に押し込みながら挿入すれば、所定位置までシリンダ錠を差し込んだ時点で、係止ピンが筒の係止孔に嵌合し、シリンダ錠は係止ピンにより固定される。シリンダ錠を差し込んだ時点で、その元部の錠軸は錠取付筒内の回転軸の先端部に連結され、解錠操作が可能となる。
【0014】
このように、基枠体に固定された錠取付筒からシリンダ錠を容易に交換することができるため、変更する必要のない錠取付筒及び回転軸は既存のものを使用することができ、シリンダ錠の交換のためのコストを低減することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1はゲーム機の施錠装置の右側面図を、図2はその背面図を示し、図3はそのシリンダ錠の正面図を、図4はその側面図を各々示している。
【0016】
この施錠装置は、取付板2と支持板3を横断面略L形に成形した縦長の基枠体1を有し、その支持板3の上部と下部に、フック状の鉤部材4、5がその中間部を枢支ピン6、7を介して傾動可能に枢支され、両鉤部材4、5の末端が、基枠体1内に摺動可能に配設した作動杆8により、連結ピン8a,8bを介して連結されている。
【0017】
作動杆8には、後述のカム板9に対応した個所に係合孔8cがカム板9の係合突部9aと係合可能に形成される。また、作動杆8にはガイド孔が穿設され、そのガイド孔に、支持板3に固定されたガイドピン8dが嵌合され、作動杆8の上下摺動をガイドしている。さらに、作動杆8には、コイルばね13が取付板2との間にかけられ、作動杆8はコイルばね13により常に下方に付勢され、上下の鉤部材4,5を施錠位置に付勢している。
【0018】
作動杆8と支持板3の間に、スイッチ作動杆10が上下に摺動可能に配設される。スイッチ作動杆10の中間部に、スイッチ作動片11が支持板3の左側に突き出すように設けられ、その支持板3の外側に、非接触スイッチ12がブラケットを介して取り付けられる。非接触スイッチ12は光電スイッチ、近接スイッチなどから構成され、スイッチ作動片11の検知部への進入により、スイッチ12はオンオフ動作する。スイッチ作動杆10と取付板2との間にコイルばね14がかけられ、スイッチ作動杆10はこのコイルばね14により、上方の非作動側に付勢されている。
【0019】
さらに、基枠体1の取付板2の中央下寄りに幅広部が設けられ、そこにシリンダ錠20の錠取付筒30が取付板2の内側から前面に突き出す形態で取り付けられる。非接触スイッチ12はその幅広部の支持板3の外側に装着される。
【0020】
ここで使用されるシリンダ錠組付体は、図3〜図5に示すように、錠取付筒30の先端に、通常の長さのシリンダ錠20を取り付けて、長尺のシリンダ錠として形成される。錠取付筒30は、筒の末端にフランジ部35を有し、フランジ部35に固定孔35aが穿設され、筒内の元部には、回転軸36を回転自在に支持する軸支部34が設けられている。また、錠取付筒30の先端部の両側に、シリンダ錠20を係止するための係止孔32,33が穿設される。この錠取付筒30は、取付板2に穿設された孔に内側から挿入され、フランジ部35を取付板2の内側に当て、その固定孔35aと取付板2側の固定孔に固定ねじ16をねじ込み、図2のように固定される。
【0021】
回転軸36は、シリンダ錠20の錠軸をなすものであり、図5に示すように、その先端には連結受部36aが設けられ、その連結受部36aには、シリンダ錠20のロータ23の錠軸の軸連結部23bが嵌入し連結される。また、回転軸36の末端には、カム板9を固定するためのねじ孔が穿設される。さらに、回転軸36の中間部には大径部が設けられ、錠取付筒30内に挿入された際、その軸支部34に大径部が当たり、回転軸36は所定位置で回転可能に支持される。
【0022】
錠取付筒30の先端部には、シリンダ錠20の嵌入部31が形成され、その嵌入部31内にシリンダ錠20の差込部22が嵌入されて取り付けられる。シリンダ錠20は、図7、図8に示すように、外筒21内にロータ23を回動可能に挿入し、所定キーを差し込んだ解錠時にのみロータ23を回動自在とする。ロータ23の末端には錠軸の連結部として軸連結部23bが形成され、回転軸36の先端の連結受部36aに連結される。
【0023】
ロータ23内にはその軸方向にキー挿入孔23aが形成されると共に、そのキー挿入孔23aに直交してタンブラピン29用のピン孔が複数本両側に形成されている。一方、外筒21の対応個所にもピン孔が複数本両側に形成され、それらのピン孔には、コイルばねと共に、タンブラピン29となるコードピン及びドライブピンが挿入される。
【0024】
各タンブラピン29の先端はキー挿入孔23aに突出し、所定キーを差し込んだとき、そのキーの窪みに応じて各タンブラピン29が移動し、コードピンとドライブピンの境界がロータ23と外筒21の境界と一致したとき、解錠状態となって、ロータ23が回動可能となる。
【0025】
このような構造のシリンダ錠20の外筒21の下部には、少し小径の差込部22が形成され、その差込部22には、図7、図8に示すように、両側にピン孔24a,24bが外筒の半径方向つまり軸と直角方向に穿設されている。そして、各々のピン孔24a,24bには、シリンダ錠20を錠取付筒30に対し固定するために、係止ピン26、27が挿入される。係止ピン26、27は、各々のピン孔24a,24bにコイルばね25を介して挿入され、コイルばね25によって外側に突き出すように挿入されている。
【0026】
係止ピン26、27の先端部には、図7、図8に示すように、後述の係止保持部材28に係止される小径の段差部26a,27aが形成される。このような係止ピン26,27をピン孔内に保持させるために、外筒21の差込部22に、半円環状の係止保持部材28が嵌着される。係止保持部材28は、薄い金属円筒から形成され、その両側に孔28aが設けられ、係止ピン26,27の小径の段差部26a,27aがその孔28aの周縁部に係止され、係止ピン26,27のそれ以上の突き出しを阻止した状態で保持する構造である。なお、この係止保持部材28は、薄い金属板を半円筒状に曲折し、その先端に孔または二股部を設けて、係止ピン26,27を保持するようにしてもよい。
【0027】
このようなシリンダ錠20は、図5のように、そのロータ23の末端の軸連結部23bに回転軸36先端の連結受部36aを嵌め込み連結した状態で、回転軸36と共に錠取付筒30の内部に差し込み、装着される。
【0028】
このとき、シリンダ錠20の差込部22は錠取付筒30の嵌入部31内に嵌入され、差込部22外周の2本の係止ピン26,27は、少し奥に引っ込んだ状態で、嵌入部31から係止孔32,33の位置に移動して、その先端部が係止孔32,33に嵌入し、シリンダ錠20は錠取付筒30に対し固定される。この状態で、回転軸36の末端は錠軸として錠取付筒30のフランジ部35側の内側に突出する。
【0029】
そして、突出した回転軸36の先端にカム板9が固定ねじなどにより固定される。カム板9には係合突部9aと係合突部9bが設けられ、カム板9が図2の反時計方向に回動した時、係合突部9aは、上記作動杆8に設けた係合孔8cに係合可能であり、カム板9が図2の時計方向に下移動した時、係合突部9bは、スイッチ作動杆10と係合可能である。一方、支持板3の下端部には、閉じる際に前扉を支持するための支持ローラ15が回転自在に軸支され、閉鎖時に受け金具側のローラ受けに乗り前面枠を支持する。
【0030】
上記構成の施錠装置は、スロットマシンなどのゲーム機の筐体の前面にヒンジを介して開閉自在に取り付けられた前扉の内側に、その取付板2を用いて縦に固定される。一方、筐体内の側壁部には、施錠装置の鉤部材4,5と対向する位置に、受け金具が固定される。受け金具は、例えば縦長の帯状金属板からなる帯本体の上部と下部に、係止片をL形に曲げて形成され、さらに、その下端部には前縁部を下方に曲げた板状のローラ受けが帯状金属の端部を略水平に曲げた形態で設けられる。閉鎖・施錠時、上下の鉤部材4,5は受け金具の係止片に下側から係合する形態で、施錠装置は装着される。
受け金具を取り付けたゲーム機の筐体に対し、施錠装置を取り付けた前扉を閉じると、施錠装置の上下の鉤部材4、5の先端部が、受け金具の係止片に当接しながら下方に回動し、鉤部材4、5のフック凹部の先端が係止片を越えたところで、コイルばね13の付勢力により水平位置に戻るように動作して、鉤部材4、5が係止片に係止され施錠状態となる。
【0031】
一方、前扉を解錠する場合には、所定キーをシリンダ錠に差し込むと、解錠状態となり、それを右に回すと、ロータ23、回転軸36と共にカム板9が同方向に回動し、作動杆8の係合孔8cに係合して、作動杆8がコイルばね13の付勢力に抗して上方に摺動する。これにより、上下の鉤部材4、5が下側に傾動し、受け金具の上下の係止片に対する係止が外れ、解錠状態となる。さらに、この施錠装置では、キーを左に回すと、カム板9が同方向に回動してスイッチ作動杆10に係合してそれを下方に摺動させる。このスイッチ作動杆10の下方移動により、スイッチ作動片11が下方に移動し、非接触スイッチ12がオンオフ作動する。
【0032】
パチンコホールなどで、キーを統一錠とする場合、或いはシリンダ錠の故障などによりシリンダ錠20を交換する場合は、前扉を開いて前扉の装飾体を外しシリンダ錠20の外周面を露出させた状態で、その錠取付筒30の先端付近の外周部の係止孔32,33に係止された係止ピン26,27を、その先端を押してシリンダ錠20のピン孔24内に押し込むように操作する。係止ピン26,27を押す場合、針状の先鋭部を有したハサミ型の工具を使用し、両側の係止ピン26,27を両側から挟むように押せば、簡単に係止ピン26,27を押し込むことができる。
【0033】
これにより、係止ピン26,27がピン孔24内にコイルばね25のばね力に抗して進入し、係止ピン26,27と錠取付筒30の係止孔32,33との係合が外れる。したがって、この状態で、シリンダ錠20を前方に引けば、シリンダ錠20が錠取付筒30から外れ、錠取付筒30内には回転可能に軸支された回転軸36がそのまま残留する。
【0034】
次に、新たなシリンダ錠20の差込部22を錠取付筒30の嵌入部31に嵌め込む。このとき、シリンダ錠20の差込部22の係止ピン26,27を、ピン孔24に押し込みながら嵌入部31に挿入すれば、所定位置までシリンダ錠20を差し込んだ時点で、係止ピン26,27が筒の係止孔32,33に嵌合し、シリンダ錠20は係止ピン26,27により固定される。シリンダ錠20を差し込んだ時点で、そのロータ23の末端の軸連結部23bは、錠取付筒30内の回転軸36の先端に嵌合して連結され、解錠操作が可能となる。
【0035】
このように、基枠体1に固定された錠取付筒30からシリンダ錠20を容易に交換することができるため、変更する必要のない錠取付筒及び回転軸は既存のものを使用することができ、シリンダ錠の交換のためのコストを低減することができる。
【0036】
なお、上記実施形態の施錠装置の鉤部材4,5は、支持板3に傾動可能に枢支され、作動杆8により相互に連結されていたが、上下の鉤部材を作動杆と一体に形成し、作動杆と共に上下に摺動させて施錠、解除を行なう構造としてもよい。また、鉤部材4,5には作動杆8を連結せずに、上下の鉤部材4,5が独立して傾動可能な構造とし、作動杆8の一部に突設され係合部を、作動杆8の上方への移動時に鉤部材4,5の元部に係合させて、鉤部材4,5を解除方向に傾動させるように構成してもよい。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のゲーム機の施錠装置によれば、係止ピンを押し込んで係止孔との係合を外すことにより、基枠体に固定された錠取付筒からシリンダ錠を容易に交換することができるため、変更する必要のない錠取付筒及び回転軸は既存のものを使用することができ、シリンダ錠の交換のためのコストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すゲーム機の施錠装置の右側面図である。
【図2】その背面図である。
【図3】シリンダ錠の正面図である。
【図4】シリンダ錠と錠取付筒の側面図である。
【図5】シリンダ錠と錠取付筒の分解斜視図である。
【図6】シリンダ錠の拡大斜視図である。
【図7】図4のVII-VII断面図である。
【図8】図7のVIII-VIII断面図である。
【符号の説明】
1−基枠体
2−取付板
3−支持板
4、5−鉤部材
6、7−枢支ピン
8-作動杆
9−カム板
20−シリンダ錠
21−外筒
22−差込部
26,27−係止ピン
28−係止保持部材
30−錠取付筒
31−嵌入部
32,33−係止孔
Claims (1)
- 取付板と支持板を有する縦長の基枠体と、該基枠体の取付板に固定され、該基枠体内に位置する錠軸にカム板を取り付けてなるシリンダ錠と、該基枠体の上部と下部に該支持板から突出して可動的に配設されると共に、ゲーム機の本体側に固定された受け金具に係止されて前扉を施錠する鉤部材と、該カム板の係合部に係合可能で該基枠体内に摺動可能に配設され、該シリンダ錠の操作により摺動して上下の該鉤部材を解錠方向に動かす作動杆と、を備えたゲーム機の施錠装置において、
該基枠体の取付板の外側に突出して錠取付筒が固定され、該錠取付筒内に回転軸が先端を該基枠体の内側に突出して回転可能に支持され、該回転軸の基枠体側の先端に前記カム板が固定され、該錠取付筒の先端部にシリンダ錠を嵌入するための嵌入部が形成されると共に、該嵌入部に差し込まれる差込部が該シリンダ錠の元部に設けられ、該シリンダ錠の錠軸の末端に該回転軸の先端が係合可能な軸連結部が設けられ、該錠取付筒の嵌入部の壁部両側に係止孔が穿設され、前記シリンダ錠の差込部の両側にピン孔が設けられ、該ピン孔に前記係止ピンが挿入され、該ピン孔の奥にばね部材が挿入され、該ばね部材により該係止ピンが突出方向に付勢され、該係止ピンの外周に段差部が形成され、該シリンダ錠の差込部に薄板状の係止保持部材が外嵌され、該段差部に係合して該係止ピンを前記ピン孔に保持するように該係止保持部材の両側に孔を設けたことを特徴とするゲーム機の施錠装置。
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