JP2003000915A - パチンコ機の施錠装置 - Google Patents

パチンコ機の施錠装置

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JP2003000915A JP2001190414A JP2001190414A JP2003000915A JP 2003000915 A JP2003000915 A JP 2003000915A JP 2001190414 A JP2001190414 A JP 2001190414A JP 2001190414 A JP2001190414 A JP 2001190414A JP 2003000915 A JP2003000915 A JP 2003000915A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な機構で不正解錠を防止することができる
パチンコ機の施錠装置を提供する。 【解決手段】基枠体1内には前面枠21内に開閉可能に
設けられたガラス枠22を施錠するガラス枠施錠杆12
が摺動可能に配設され、ガラス枠22の閉鎖時その自由
端部が基枠体1の取付板2を覆うように位置する。取付
板2にはガラス枠22を開放側に付勢する開放レバー1
3が回動可能に枢支され、連結杆4には係合凸部4cが
取付板2に設けた長孔2cから基枠体1の正面側に突出
して設けられる。ガラス枠22を閉鎖して開放レバー1
3を内側に回動させたとき、係合凸部4cが開放レバー
13に当接して連結杆4の解錠側への移動を阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機に使用
される施錠装置に関し、特に前面枠の施錠装置に加えて
ガラス枠解錠具を備えると共に、ガラス枠の解錠後にの
み前面枠の解錠を可能とするパチンコ機の施錠装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機の施錠装置として、パチンコ
機の本体枠(キャビネット)の前面にヒンジを介して開
閉可能に取り付けられた前面枠(前扉)を施錠するため
に、前面枠の内側に縦に装着され、本体枠側に取り付け
た受け金具にフック状の鉤部材を係止させて施錠する施
錠装置が、従来一般に使用されている。
【0003】この施錠装置は、通常、取付板と支持板を
横断面略L形に成形してなる縦長の基枠体を有し、その
支持板の上部と下部に、鉤部材を傾動可能に枢支し、基
枠体内に摺動可能に配設した連結杆により上下の鉤部材
を連結し、基枠体の取付板の中間部にシリンダ錠が取り
付けられ、その錠軸の先端に取り付けたカム板を連結杆
に連結させ、シリンダ錠のキー操作によりカム板を回動
させ、連結杆を介して上下の鉤部材を下側に傾動させ、
解錠する構造である。また、連結杆には鉤部材を施錠側
に付勢するコイルばねが掛止され、前面枠を本体枠に対
し閉鎖した時、鉤部材が受け金具の縁部に当って傾動し
ながら、係止状態となり、コイルばねの付勢力で、鉤部
材が係止位置に戻り、施錠状態となるように動作する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のパ
チンコ機は、近年、大当たり入賞状態になれば、多くの
球の払出が行なわれる機種が人気を呼び、大当たり入賞
の生じるパチンコ機が多く製造されている。しかし、大
当たり入賞の当選の確率は、通常、制御回路内のプログ
ラムやメモリ内のデータにより決定されることから、遊
技場の営業中や非営業中に係らず、パチンコ機の前面枠
を不正に開き、制御回路内の回路部品を不正な部品と交
換し、有利な条件で遊技を行なうことにより、不正に多
くの球の払出を得るような不正行為が発生している。
【0005】パチンコ機には、殆ど全てに上記のような
構造の施錠装置が装着されており、正常なキーを用いて
シリンダ錠を操作して、施錠装置を解錠しなければ、パ
チンコ機の前面枠は、殆ど開くことが不可能である。し
かしながら、前面枠と本体枠の隙間から針金などを差し
込み、連結杆や鉤部材を動かして不正解錠することや、
真正キーから不正に作った不正キーを用いて不正解錠が
行なわれる問題があった。
【0006】このため、従来、パチンコ機の前面枠を施
錠する施錠装置において、前面枠を鉤部材により施錠し
た状態で、その鉤部材を連結する連結杆を不正解錠禁止
機構とクラッチ機構によってロックし、不正解錠を防止
する施錠装置が、特開2001-38026号公報等により提案さ
れている。
【0007】しかしながら、上記従来のパチンコ機の施
錠装置は、不正解錠禁止機構とクラッチ機構が複雑な構
造であるため、部品の加工工数が増大すると共に、部品
点数も多く、部品の組付作業時にも多くの工数が必要と
なる等の問題があった。
【0008】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、簡単な機構で不正解錠を防止することができるパチ
ンコ機の施錠装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の施錠装置は、取付板と支持板と
有した基枠体の支持板の上部と下部に鉤部材が枢軸を介
して傾動可能に枢支され、上下の鉤部材が支持板に沿っ
て摺動可能に配設された連結杆により連結され、基枠体
の中間部に設けたシリンダ錠の錠軸にカム板が連結杆に
係合可能に固定され、基枠体がパチンコ機の前面枠側に
固定され、鉤部材がパチンコ機の本体枠側に取り付けた
受け金具に係止されて前面枠を施錠するパチンコ機の施
錠装置において、基枠体内には前面枠内に開閉可能に設
けられたガラス枠を施錠するガラス枠施錠杆が摺動可能
に配設され、ガラス枠の閉鎖時その自由端部が基枠体の
取付板を覆うように位置し、取付板にはガラス枠を開放
側に付勢する開放レバーが回動可能に枢支され、連結杆
には係合凸部が取付板に設けた長孔から基枠体の正面側
に突出して設けられ、ガラス枠を閉鎖して開放レバーを
内側に回動させたとき、係合凸部が開放レバーに当接し
て連結杆の解錠側への移動を阻止するように構成したこ
とを特徴とする。
【0010】また、請求項2の施錠装置は、取付板と支
持板と有した基枠体の支持板の上部と下部に鉤部材が枢
軸を介して傾動可能に枢支され、上下の鉤部材が支持板
に沿って摺動可能に配設された連結杆により連結され、
基枠体の中間部に設けたシリンダ錠の錠軸にカム板が連
結杆に係合可能に固定され、基枠体がパチンコ機の前面
枠側に固定され、鉤部材がパチンコ機の本体枠側に取り
付けた受け金具に係止されて前面枠を施錠するパチンコ
機の施錠装置において、基枠体内には前面枠内に開閉可
能に設けられたガラス枠を施錠するガラス枠施錠杆が摺
動可能に配設され、ガラス枠の閉鎖時その自由端部が基
枠体の取付板を覆うように配置され、連結杆には係合凸
部が取付板に設けた長孔から基枠体の正面側に突出して
設けられ、ガラス枠内にはガラス枠の閉鎖時に係合凸部
に係合して連結杆の解錠側への移動を阻止するロック用
係止片が設けられたことを特徴とする。
【0011】
【作用】上記構成の施錠装置では、ガラス枠を前面枠内
に閉じると、ガラス枠内の係止片がガラス枠施錠杆の鉤
部に係止されてガラス枠は施錠状態となる。このとき、
ガラス枠は開放レバーを押し戻して取付板側に回動させ
るため、係合凸部が開放レバーに当接して連結杆の解錠
側への移動を阻止する。或は、ガラス枠側のロック用係
止片が基枠体側の係合凸部に係合して連結杆の解錠側へ
の移動を阻止する。従ってこの状態では、キーをシリン
ダ錠に差し込んで、前面枠を解錠しようとしても、鉤部
材の連結杆がロックされているから、解錠することがで
きない。また、前面枠と本体枠の隙間から針金等を差し
込んで不正に連結杆や鉤部材を動かして不正解錠しよう
としても、連結杆がロックされているから、解錠するこ
とができない。
【0012】ガラス枠を解錠する場合は、キーをシリン
ダ錠に差し込み、これを回してカム板を回動させ、カム
板によりガラス枠施錠杆を摺動させ、その鉤部を係止片
から外してガラス枠を解錠する。ガラス枠を解錠して開
放状態にすると、開放レバーが前方に回動し、或はロッ
ク用係止片が係合凸部から離れ、これによって、係合凸
部のロックが解除されるから、連結杆が解錠側へ移動可
能となる。従って、この状態で、キーをシリンダ錠に差
し込んで、上記と逆方向に回せば、カム板が同方向に回
動し、連結杆を解錠方向に移動させて、鉤部材を傾動さ
せ、前面枠を解錠することができる。
【0013】このように、前面枠を解錠するためには、
ガラス枠を解錠し開放した状態で、解錠操作を行う必要
があり、つまりガラス枠を施錠した状態では、前面枠を
解錠することができないから、ホールの営業中に素早く
不正解錠を行うような不正行為を防止することができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、パチンコ機に使用される
施錠装置の右側面図を、図2はその背面図を示し、図3
は分解側面図を示している。この施錠装置は、取付板2
と支持板3を横断面L形に成形した縦長の基枠体1を有
し、その支持板3の上部と下部に、フック状の鉤部材
5、6がその末端を枢軸7、8を介して傾動可能に枢支
され、両鉤部材5、6の中間部が、基枠体1内に摺動可
能に配設した連結杆4により、連結ピン5a,6aを介
して連結される。
【0015】連結杆4は、取付板2上に切り起して形成
した複数の切起部2aにより、摺動可能にガイドされ、
支持板3の内側に突設したガイドピン19と連結杆4に
設けた長孔との係合によってもガイドされる。基枠体1
の取付板2の中央下寄りに幅広部が設けられ、そこにシ
リンダ錠10が前面に突き出す形態で取り付けられる。
シリンダ錠10は、異形筒状に形成され、末端に大形の
フランジ部を有し、取付板2に形成された異形孔に内側
から挿入され、フランジ部を取付板2の内側にねじで固
定し、取り付けられる。シリンダ錠10の錠軸の末端は
フランジ部を通して内側に突出し、その先端にカム板9
が固定される。
【0016】カム板9には図2に示すように、第一係合
部9aと第二係合部9bが形成される。カム板9を図2
の反時計方向に回動した時、第二係合部9bが上記連結
杆4の一部に設けた係合長孔4dに係合可能であり、図
2の時計方向に回動した時、第一係合部9aが後述のガ
ラス枠施錠杆12の係合長孔12cと係合可能である。
【0017】ガラス枠を施錠するガラス枠施錠杆12
は、取付板2の幅広部近傍における支持板3と連結杆4
との間に摺動可能に配設され、ガイドピン19と長孔の
係合により上下摺動可能に支持される。ガラス枠施錠杆
12には、その上部と下部に正面を向けて鉤部12a,
12bが突設され、さらに、その中間部には手動のため
の操作部12dが背面側に突き出して設けられる。鉤部
12a,12bは、基枠体1の取付板2の上部と下部に
設けたスリット孔から前方に突出し、その状態でガラス
枠施錠杆12は上下に摺動可能に装着される。ガラス枠
施錠杆12の係合長孔12cはカム板9の第一係合部9
aと係合可能であり、シリンダ錠10の錠軸がキー操作
により左に回されたとき、カム板9の回動に伴いガラス
枠施錠杆12が下方に摺動し、ガラス枠が解錠する。
【0018】図3に示すように、連結杆4とガラス枠施
錠杆12の上部と下部には、係合矩形孔4aと12eが
形成され、それらの係合矩形孔4a,12eには、上述
の支持板3の内側に突設した切起部3aが係合し、連結
杆4とガラス枠施錠杆12はこの切起部3aと係合矩形
孔4a,12eの係合によっても、安定して上下摺動可
能にガイドされる。コイルばね17が取付板2と連結杆
4との間にかけ渡され、連結杆4はコイルばね17のば
ね力により常時下方(施錠方向)に付勢されている。
【0019】さらに、基枠体1の取付板2の正面側に突
出して開放レバー13が軸支される。この開放レバー1
3は、ガラス枠の解錠時にガラス枠を自動的に開放させ
るように、常時解放側にガラス枠を付勢するもので、軸
13aにより軸支され、コイルばね16がガラス枠施錠
杆12との間にかけられている。このコイルばね16
は、ガラス枠施錠杆12を常時上方の施錠側に付勢する
と共に、開放レバー13を開放側に付勢する。
【0020】一方、図3に示すように、連結杆4の中間
部上寄りには係合凸部4cが内側(取付板側)設けら
れ、連結杆4が基枠体1の内側に摺動可能に配設された
状態で、係合凸部4cは基枠体1の取付板2に設けた長
孔2cから外側に突き出し、開放レバー13の真下位置
(ガラス枠22が前面枠21内に閉じられ、開放レバー
13がガラス枠22に押されて内側に回動した位置)に
突出する。この係合凸部4cは、ガラス枠22が閉じら
れ、開放レバー13が内側に回動しているとき、開放レ
バー13に当たって、連結杆4の上方への移動(解錠移
動)を阻止する。
【0021】さらに、基枠体1の支持板3の右側面に
は、図4に示すように、前パネルを施錠するための前パ
ネル施錠杆15が上下に摺動可能に装着される。この前
パネル施錠杆15は、鉤部15aが前方に向けて突設さ
れ、前面枠の下部に開閉可能にヒンジを介して取り付け
られた前パネルの係止片28を、その鉤部15aで係止
するように設けられる。この前パネル施錠杆15には係
合長孔15bが上下に設けられ、支持板3の右側面に突
設されたガイドピン15cにより上下に摺動可能に支持
される。さらに、前パネル施錠杆15と取付板2との間
にコイルばね18がかけられ、コイルばね18のばね力
により前パネル施錠杆15は常時上方の施錠側に付勢さ
れる。また、前パネル施錠杆15の上部には手動で解錠
側に押し下げるための操作部15dが突設される。
【0022】このように構成された施錠装置は、図5、
図6に示す如く、パチンコ機の本体枠20に開閉可能に
装着された前面枠21の内側における矩形開口部の縁部
に、シリンダ錠10の先端を前面に露出させ、鉤部材
5、6を本体枠20側に向けた姿勢で、取付板2を用い
て縦に取付けられる。
【0023】一方、本体枠20の内側の鉤部材5、6に
対応した上下位置には、受け金具24、25が固定され
る。さらに、ガラスを嵌め込んだガラス枠22が、前面
枠21の開口部内に取付けられた金枠内にヒンジを開閉
可能に取付けられ、そのガラス枠22の自由端部に、ガ
ラス枠施錠杆12の鉤部12a,12bが係止可能な係
止片26、27が設けられる。つまり、ガラス枠22
は、閉鎖時にその自由端部が前面枠側の施錠装置の正面
を覆い、鉤部12a,12bに係止片26、27を係止
可能に構成されている。また、ガラス枠22内には、ガ
ラス枠22を前面枠21内に閉じた際、開放レバー13
に当たってそれを内側に戻すように回動させる当板部2
9が設けられる。
【0024】パチンコ機の前面枠21を本体枠20に対
し閉じると、施錠装置の上下の鉤部材5、6が本体枠2
0側の受け金具24、25に当って下方に傾動し、その
後コイルばね17の付勢力により戻って係止され、施錠
状態となる(図5)。
【0025】一方、ガラス枠22を前面枠21の金枠内
に閉じると、ガラス枠22内の係止片26、27がガラ
ス枠施錠杆12の鉤部12a,12bに当り、これを下
方に摺動させながら閉じられ、コイルばね16の付勢力
によりガラス枠施錠杆10が上方に戻る。これにより、
鉤部12a,12bに係止片26、27が係止され、ガ
ラス枠22は施錠状態となる(図5)。
【0026】ところで、このようにガラス枠22を閉鎖
した状態では、図5に示すごとく、連結杆4の係合凸部
4cが開放レバー13(内側に回動している)の先端に
当たり、連結杆4は上方への移動を阻止されているか
ら、キー30をシリンダ錠10に差し込んで右に回した
としても、連結杆4は移動せず、鉤部材5、6は傾動し
ないから、前面枠21を解錠することはできない。
【0027】ガラス枠22を解錠する場合は、図6に示
すように、ガラス枠解錠用のキー30をシリンダ錠10
に差し込み、これを左方向に回して、カム板9を図2時
計方向へ回動させると、カム板9の第一係合部9aがガ
ラス枠施錠杆12の係合長孔12cと係合してこれを下
方へ摺動させ、上下の鉤部12a,12bを下方へ摺動
させる。
【0028】この動作によって、ガラス枠22の係止片
26、27と鉤部12a,12bとの係合が外れ、ガラ
ス枠22は解錠される。ガラス枠の解錠時、開放レバー
13がガラス枠22の当板部29を開放側に付勢してい
るから、ガラス枠22はこの開放レバー13に押されて
自動的に開放される(図6)。そして、ガラス枠22が
解錠され、開放された状態では、開放レバー13が係合
凸部4cの上方への移動を阻止しない状態となり、前面
枠21の解錠が可能になる。
【0029】前面枠21を解錠する場合は、図7に示す
ように、ガラス枠22を開放した状態で、キー30によ
りシリンダ錠10を右に回し、カム板9を図2反時計方
向に回転させる。この動作により、カム板9の第二係合
部9bが連結杆4の係合孔4cと係合してこれを上方へ
摺動させ、上下の鉤部材5、6を下方に傾動させる。こ
の鉤部材5、6の傾動によって、本体枠20の受け金具
24、25との係合が外れ、前面枠21は開放可能な状
態となる。
【0030】このように、前面枠21を解錠する場合
は、ガラス枠22を解錠し開放した状態で、解錠操作を
行う必要があり、つまりガラス枠22を施錠した状態で
は、前面枠21を解錠することができないから、ホール
の営業中に素早く不正解錠を行うような不正行為を防止
することができる。また、ガラス枠22、前面枠21共
に施錠した状態では、施錠装置の連結杆4が係合凸部4
と開放レバー13によってロックされるから、本体枠と
前面枠の隙間などから針金を差し込んで連結杆4や鉤部
材5、6を動かす不正解錠を防止することができる。
【0031】図8〜図12は、他の実施例を示し、この
例では、上記の開放レバー13を使用せず、ガラス枠2
2内に設けたロック用係止片39により連結杆4をロッ
クするようにしている。その他の構成は、上記実施例と
略同様であり、同じ構成の部分は、上記実施例と同じ符
号を付して、その説明を省略する。
【0032】すなわち、図8、図9に示すように、連結
杆4の中間部上寄りには、上記と同様、係合凸部4cが
内側(取付板側)設けられ、連結杆4が基枠体1の内側
に摺動可能に配設された状態で、係合凸部4cは基枠体
1の取付板2に設けた長孔2cから外側に突き出してい
る。この係合凸部4cに対し、この施錠装置を覆って閉
じられるガラス枠22の内側には、図10〜図12に示
すように、ロック用係止片39が設けられている。この
ロック用係止片39は、ガラス枠22が閉じら、その自
由端部が施錠装置の前面側を覆った状態で、図10に示
すごとく、係合凸部4cの真上に位置し、係合凸部4c
つまり連結杆4の上方への移動(解錠移動)を阻止す
る。
【0033】従って、上記と同様に、ガラス枠22が閉
鎖され施錠された状態では、連結杆4の移動がロックさ
れるから、鉤部材5、6は動かず、前面枠21を解錠す
ることはできない。シリンダ錠10にキー30を差し込
み、左に回してガラス枠施錠杆12を下方に摺動させ、
鉤部12a,12bを下方に摺動させて、ガラス枠22
を解錠し、それを開く。このようなガラス枠22を開い
た状態で、図11に示すように、ロック用係止片39は
係合凸部4cの真上位置から外れ、係合凸部4cつまり
連結杆4は上方に移動可能となる。従って、その状態
で、シリンダ錠10を右に回せば、連結杆4が上方に移
動し、それに伴い鉤部材5、6が傾動して、受け金具2
4、25との係止が外れ、前面枠21を解錠することが
できる。
【0034】なお、図8〜図12には明示してないが、
解錠時にガラス枠22を自動的に開放させる開放レバー
のような付勢手段は、基枠体1の取付板側、ガラス枠
側、或はガラス枠が入る金枠側に設けておくことができ
る。
【0035】また、上記実施例では、鉤部12a、12
bを上部と下部に前方に突出して設けたガラス枠施錠杆
12を使用したが、ガラス枠側に鉤部を前面枠側に向け
て突設し、ガラス枠施錠杆にはその鉤部が係合可能な矩
形係合孔を上部と下部に設け、ガラス枠を閉じた時、そ
の鉤部がガラス枠施錠杆に設けた矩形係合孔に係止され
る構造の施錠装置に、本発明を適用することもできる。
【0036】更に、上記実施例では、支持板の上部と下
部に鉤部材を傾動可能に枢支し、連結杆によって両鉤部
材を連結したが、上部と下部に鉤部材を一体に形成して
なる本体施錠杆を基枠体内に摺動可能に配設した構造の
施錠装置にも適用することができ、この場合には、本体
施錠杆に、係合凸部を取付板に設けた長孔から基枠体の
正面側に突出するように設ければ良い。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の施錠装置
によれば、前面枠を解錠するためには、ガラス枠を解錠
し開放した状態で、解錠操作を行う必要があり、つまり
ガラス枠を施錠した状態では、前面枠を解錠することが
できないから、ホールの営業中に素早く不正解錠を行う
ような不正行為を防止することができる。また、ガラス
枠、前面枠共に施錠した状態では、施錠装置の連結杆が
係合凸部と開放レバー又ロック用係止片によってロック
されるから、本体枠と前面枠の隙間などから針金を差し
込んで連結杆や鉤部材を動かす不正解錠を防止すること
ができる。また、連結杆に係合凸部を設け、開放レバー
を取付板に設け、或はガラス枠にロック用係止片を設け
るだけの簡単な機構で、上記のような機能を持たせるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す施錠装置の右側面図
である。
【図2】同施錠装置の背面図である。
【図3】施錠装置の分解側面図である。
【図4】施錠装置の部分左側面図である。
【図5】前面枠の施錠状態を示す右側面図である。
【図6】ガラス枠の解錠状態を示す右側面図である。
【図7】前面枠の解錠状態を示す右側面図である。
【図8】他の実施例の施錠装置の右側面図である。
【図9】同施錠装置の分解側面図である。
【図10】同前面枠の施錠状態を示す右側面図である。
【図11】同ガラス枠の解錠状態を示す右側面図であ
る。
【図12】同前面枠の解錠状態を示す右側面図である。
【符号の説明】
1−基枠体 3−支持板 4−連結杆 4c−係合凸部 5、6−鉤部材 9−カム板 10−シリンダ錠 12−ガラス枠施錠杆 13−開放レバー 20−本体枠 21−前面枠 22−ガラス枠 29−当板部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付板と支持板と有した基枠体の該支持
    板の上部と下部に鉤部材が枢軸を介して傾動可能に枢支
    され、上下の該鉤部材が該支持板に沿って摺動可能に配
    設された連結杆により連結され、該基枠体の中間部に設
    けたシリンダ錠の錠軸にカム板が該連結杆に係合可能に
    固定され、該基枠体がパチンコ機の前面枠側に固定さ
    れ、該鉤部材がパチンコ機の本体枠側に取り付けた受け
    金具に係止されて該前面枠を施錠するパチンコ機の施錠
    装置において、 該基枠体内には該前面枠内に開閉可能に設けられたガラ
    ス枠を施錠するガラス枠施錠杆が摺動可能に配設され、
    該ガラス枠の閉鎖時その自由端部が該基枠体の取付板を
    覆うように位置し、該取付板には該ガラス枠を開放側に
    付勢する開放レバーが回動可能に枢支され、該連結杆に
    は係合凸部が該取付板に設けた長孔から基枠体の正面側
    に突出して設けられ、該ガラス枠を閉鎖して該開放レバ
    ーを内側に回動させたとき、該係合凸部が該開放レバー
    に当接して該連結杆の解錠側への移動を阻止するように
    構成したことを特徴とするパチンコ機の施錠装置。
  2. 【請求項2】 取付板と支持板と有した基枠体の該支持
    板の上部と下部に鉤部材が枢軸を介して傾動可能に枢支
    され、上下の該鉤部材が該支持板に沿って摺動可能に配
    設された連結杆により連結され、該基枠体の中間部に設
    けたシリンダ錠の錠軸にカム板が該連結杆に係合可能に
    固定され、該基枠体がパチンコ機の前面枠側に固定さ
    れ、該鉤部材がパチンコ機の本体枠側に取り付けた受け
    金具に係止されて該前面枠を施錠するパチンコ機の施錠
    装置において、 該基枠体内には該前面枠内に開閉可能に設けられたガラ
    ス枠を施錠するガラス枠施錠杆が摺動可能に配設され、
    該ガラス枠の閉鎖時その自由端部が該基枠体の取付板を
    覆うように配置され、該連結杆には係合凸部が該取付板
    に設けた長孔から該基枠体の正面側に突出して設けら
    れ、該ガラス枠内には該ガラス枠の閉鎖時に該係合凸部
    に係合して該連結杆の解錠側への移動を阻止するロック
    用係止片が設けられたことを特徴とするパチンコ機の施
    錠装置。
  3. 【請求項3】 前記支持板と連結杆の間に鉤部を上下に
    有するガラス枠施錠杆が該鉤部を該取付板から前面側に
    突出させた状態で摺動可能に配設され、該ガラス枠施錠
    杆には前記カム板と係合可能な係合部が設けられ、該ガ
    ラス枠施錠杆の鉤部が該ガラス枠側に設けた係止片に係
    止されて該ガラス枠が施錠されるように構成された請求
    項1又は2記載のパチンコ機の施錠装置。
  4. 【請求項4】 取付板と支持板と有した基枠体の該支持
    板に沿って、上部と下部に鉤部材を一体に形成してなる
    本体施錠杆が摺動可能に配設され、該基枠体の中間部に
    設けたシリンダ錠の錠軸にカム板が該本体施錠杆に係合
    可能に固定され、該基枠体がパチンコ機の前面枠側に固
    定され、該鉤部材がパチンコ機の本体枠側に取り付けた
    受け金具に係止されて該前面枠を施錠するパチンコ機の
    施錠装置において、 該基枠体内には該前面枠内に開閉可能に設けられたガラ
    ス枠を施錠するガラス枠施錠杆が摺動可能に配設され、
    該ガラス枠の閉鎖時その自由端部が該基枠体の取付板を
    覆うように位置し、該取付板には該ガラス枠を開放側に
    付勢する開放レバーが回動可能に枢支され、前記本体施
    錠杆には係合凸部が該取付板に設けた長孔から基枠体の
    正面側に突出して設けられ、該ガラス枠を閉鎖して該開
    放レバーを内側に回動させたとき、該係合凸部が該開放
    レバーに当接して該本体施錠杆の解錠側への移動を阻止
    するように構成したことを特徴とするパチンコ機の施錠
    装置。
  5. 【請求項5】 取付板と支持板と有した基枠体の該支持
    板に沿って、上部と下部に鉤部材を一体に形成してなる
    本体施錠杆が摺動可能に配設され、該基枠体の中間部に
    設けたシリンダ錠の錠軸にカム板が該本体施錠杆に係合
    可能に固定され、該基枠体がパチンコ機の前面枠側に固
    定され、該鉤部材がパチンコ機の本体枠側に取り付けた
    受け金具に係止されて該前面枠を施錠するパチンコ機の
    施錠装置において、 該基枠体内には該前面枠内に開閉可能に設けられたガラ
    ス枠を施錠するガラス枠施錠杆が摺動可能に配設され、
    該ガラス枠の閉鎖時その自由端部が該基枠体の取付板を
    覆うように配置され、前記本体施錠杆には係合凸部が該
    取付板に設けた長孔から該基枠体の正面側に突出して設
    けられ、該ガラス枠内には該ガラス枠の閉鎖時に該係合
    凸部に係合して該本体施錠杆の解錠側への移動を阻止す
    るロック用係止片が設けられたことを特徴とするパチン
    コ機の施錠装置。
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JP2008168066A (ja) * 2007-01-15 2008-07-24 Chuto Sangyo Kk ゲーム機の施錠装置
JP2010057957A (ja) * 2009-12-14 2010-03-18 Sanyo Product Co Ltd 遊技機

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