JP4151653B2 - 機能液滴吐出ヘッドの初期充填方法、機能液滴吐出ヘッドの初期充填装置、機能液滴吐出ヘッド、機能液供給装置、液滴吐出装置、および電気光学装置の製造方法 - Google Patents

機能液滴吐出ヘッドの初期充填方法、機能液滴吐出ヘッドの初期充填装置、機能液滴吐出ヘッド、機能液供給装置、液滴吐出装置、および電気光学装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、ワークに機能液滴を吐出する機能液滴吐出ヘッドのヘッド内流路に充填液を初期充填する機能液滴吐出ヘッドの初期充填方法、機能液滴吐出ヘッドの初期充填装置、機能液滴吐出ヘッド、機能液供給装置、液滴吐出装置、および電気光学装置の製造方法に関するものである。
従来、記録媒体にインクを吐出するインクジェットヘッド(機能液滴吐出ヘッド)が知られている(例えば、特許文献1参照)。この機能液滴吐出ヘッドは、高解像度で機能液(インク)を吐出させるべく、狭ピッチで複数配設したノズルと、各ノズルに機能液を供給するヘッド内流路とを有している。この場合、ヘッド内流路は、狭ピッチで配置した複数のノズルに流路接続する構造上、各ノズルに対応して複数の分岐流路に分岐すると共に、各分岐流路は複数箇所で直角に折れ曲がって各ノズルに接続されている。
そして、ノズルおよびヘッド内流路には、予め酸処理またはプラズマ処理等によって酸化物層が形成され、水性の機能液(インク)に対する親水性が高められている。これにより、インクの初期充填時にヘッド内流路に気泡が残存しないようにしている。
特開平5−124198号公報
しかしながら、インクジェットヘッドの応用技術としての有機EL装置の製造工程では、機能液にEL発光材料等が用いられるが、この機能液が強酸性または強アルカリ性の溶液や溶剤系の溶媒を用いるため、酸化物層が破壊されるのみならず、剥離した酸化物層が機能液に混入してしまう問題があった。
本発明は、簡単な方法で、初期充填時に機能液滴吐出ヘッド内に気泡が残存するのを防止することができる機能液滴吐出ヘッドの初期充填方法、機能液滴吐出ヘッドの初期充填装置、機能液滴吐出ヘッド、機能液供給装置、液滴吐出装置、および電気光学装置の製造方法を提供することを課題とする。
本発明の機能液滴吐出ヘッドの初期充填方法は、ワークに対し機能液滴を吐出する機能液滴吐出ヘッドのヘッド内流路に、機能液またはその溶媒からなる充填液を初期充填する機能液滴吐出ヘッドの初期充填方法であって、ヘッド内流路に連なる機能液滴吐出ヘッドの機能液導入口を封止する封止工程と、密閉容器に貯留した充填液に機能液滴吐出ヘッドのノズル面側の端部を浸す浸漬工程と、密閉容器内の雰囲気を排気して密閉容器の内部を所定の真空度に減圧する減圧工程と、減圧工程の後、密閉容器の内部を復圧する復圧工程とを備えたことを特徴とする。
本発明の機能液滴吐出ヘッドの初期充填装置は、ワークに対し機能液滴を吐出する機能液滴吐出ヘッドのヘッド内流路に、機能液またはその溶媒からなる充填液を初期充填する機能液滴吐出ヘッドの初期充填装置であって、内部に充填液を貯留する密閉容器と、ヘッド内流路に連なる機能液導入口を予め封止した機能液滴吐出ヘッドのノズル面側の端部を充填液に浸した状態で支持するヘッド支持手段と、密閉容器に連通し、密閉容器内の雰囲気を排気して密閉容器の内部を所定の真空度に減圧する減圧手段と、真空度を所定時間維持した後、密閉容器の内部を復圧する復圧手段と、を備えたことを特徴とする。
これらの構成によれば、機能液導入口を封止した機能液滴吐出ヘッドを密閉容器の充填液に浸した後、密閉容器の内部を所定の真空度に減圧することにより、機能液滴吐出ヘッドのヘッド内流路に存在する雰囲気を含んで密閉容器内部の雰囲気が排気される。これにより、機能液滴吐出ヘッドのヘッド内流路が真空状態になると共に、充填液も併せて脱気される。さらに、復圧工程において密閉容器の内部が昇圧すると、機能液滴吐出ヘッドのノズルからヘッド内流路に充填液が侵入し、ヘッド内流路が充填液によって充填される。この場合、充填前のヘッド内流路には雰囲気が存在しないため、また充填液が脱気されているため、ヘッド内流路に気泡が残留することが一切ない。
これにより、ヘッド内流路を表面処理等することなく、簡単にヘッド内流路における気泡の残留を防止することができる。また、上記した充填液の脱気が、充填液内に発生した気泡を周囲の充填液に溶け込ませるように働くため、ヘッド内流路の角部に気泡が残留することがあっても、これを吸収することができる。なお、機能液導入口にチューブ接続する際に、エアーが混入することがあるが、すでにヘッド内流路は濡れており、このエアーは吸引により排出される。このため、エアーが気泡として残存するという問題は生じない。また、減圧工程を短時間で行うために、予め脱気した充填液を用いるようにしてもよい。
この場合、減圧工程では、所定の真空度を数時間維持することが好ましい。
この構成によれば、機能液滴吐出ヘッド内の気泡の排除と充填液の脱気とを十分に行うことができる。
この場合、所定の真空度は、1000Pa以下で、且つ100Pa以上であることが、好ましい。
この構成によれば、減圧工程において密閉容器内部を脱気することができるが、充填液まで蒸発させてしまうほどの真空度では無いため、この範囲で減圧することにより、効率よく初期充填を行うことができる。
上記の機能液滴吐出ヘッドの初期充填装置において、復圧手段は、ドライエアー供給装置に連なるバルブで構成されていることが好ましい。
本発明の機能液滴吐出ヘッドは、上記の機能液滴吐出ヘッドの初期充填方法、または上記の機能液滴吐出ヘッドの初期充填装置により、充填液が初期充填されたことを特徴とする。
この構成によれば、気泡の残留を防いで充填液が初期充填されているため、吐出不良を防止した機能液滴吐出ヘッドを構成することができる。
本発明の機能液供給装置は、上記の機能液滴吐出ヘッドに機能液を供給する機能液供給装置であって、機能液を貯留する機能液タンクと、機能液滴吐出ヘッドと機能液タンクとを接続する機能液供給チューブと、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、機能液またはその溶媒からなる充填液が初期充填された機能液滴吐出ヘッドに機能液を供給するため、機能液供給時に機能液滴吐出ヘッドに残留した充填液が混入することがあっても、機能液の変質を生ずることなく安定した機能液の供給が可能となる。
本発明の液滴吐出装置は、上記の機能液供給装置と、機能液滴吐出ヘッドをキャリッジに搭載したヘッドユニットと、ワークを搭載すると共に、ヘッドユニットに対してワークを相対的に移動させる移動機構と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、気泡の残留を防いで充填液が初期充填された機能液滴吐出ヘッドを用いて描画を行うことができるため、機能液滴吐出ヘッドの吐出不良を防止して、ワークの歩留まりを向上させることができる。
本発明の電気光学装置の製造方法は、上記の液滴吐出装置を用い、ワークに機能液滴による成膜部を形成することを特徴とする。
これらの構成によれば、機能液滴吐出ヘッドの吐出不良を防止した液滴吐出装置を用いるため、信頼性の高い電気光学装置を製造することが可能となる。なお、電気光学装置(フラットパネルディスプレイ)としては、カラーフィルタ、液晶表示装置、有機EL装置、PDP装置、電子放出装置等が考えられる。なお、電子放出装置は、いわゆるFED(Field Emission Display)やSED(Surface-conduction Electron-Emitter Display)装置を含む概念である。さらに、電気光学装置としては、金属配線形成、レンズ形成、レジスト形成および光拡散体形成等を包含する装置が考えられる。
以下、添付の図面を参照して、本発明の機能液滴吐出ヘッドを適用した液滴吐出装置、および機能液滴吐出ヘッドの初期充填方法を適用した初期充填装置について説明する。液滴吐出装置は、いわゆるフラットパネルディスプレイの製造ラインに組み込まれるものであり、インクジェットヘッドである機能液滴吐出ヘッドを用いた液滴吐出法(インクジェット法)により、液晶表示装置のカラーフィルタや有機EL装置の各画素となる発光素子等を形成するものである。一方、初期充填装置は、上記の液滴吐出装置とは独立に設けられ、機能液滴吐出ヘッドを液滴吐出装置に搭載する前に、予めヘッド内流路に充填液を充填するものである。
図1および図2に示すように、液滴吐出装置1は、機台2と、機能液滴吐出ヘッド3を有し、機台2上に十字状に載置された描画装置4と、描画装置4に接続した機能液供給装置5と、描画装置4に添設するように機台2上に載置したメンテナンス装置6と、を備えている。また、液滴吐出装置1には、図外の制御機器が設けられており、液滴吐出装置1では、機能液供給装置5により描画装置4が機能液の供給を受けながら、制御機器による制御に基づいて、描画装置4がワークWに対する描画動作を行うと共に、機能液滴吐出ヘッド3に対して、メンテナンス装置6が適宜保守動作(メンテナンス)を行うようになっている。
一方、初期充填装置67は、詳細は後述するが、内部に充填液68を貯留する密閉容器71に機能液滴吐出ヘッド3を収容し、密閉容器71の内部を減圧することで機能液滴吐出ヘッド3内部に充填液を初期充填するようになっている(図5参照)。
描画装置4は、ワークWを主走査(X軸方向に移動)させるX軸テーブル7およびX軸テーブル7に直交するY軸テーブル8から成るX・Y移動機構11(移動機構)と、Y軸テーブル8に移動自在に取り付けられたメインキャリッジ12と、メインキャリッジ12に垂設され、機能液滴吐出ヘッド3を搭載したヘッドユニット13と、を有している。
X軸テーブル7は、X軸方向の駆動系を構成するX軸モータ(図示省略)駆動のX軸スライダ14を有し、これに吸着テーブル15およびθテーブル16等から成るセットテーブル17を移動自在に搭載して構成されている。同様に、Y軸テーブル8は、Y軸方向の駆動系を構成するY軸モータ(図示省略)駆動のY軸スライダ18を有し、これにヘッドユニット13を支持する上記のメインキャリッジ12をY軸方向に移動自在に搭載して構成されている。なお、X軸テーブル7は、X軸方向に平行に配設されており、機台2上に直接支持されている。一方、Y軸テーブル8は、機台2上に立設した左右の支柱21に支持されており、X軸テーブル7およびメンテナンス装置6を跨ぐようにY軸方向に延在している(図1および図2参照)。
液滴吐出装置1では、X軸テーブル7およびY軸テーブル8が交わるエリアがワークWの描画を行う描画エリア22、Y軸テーブル8およびメンテナンス装置6が交わるエリアが機能液滴吐出ヘッド3に対する機能回復処理を行う保守エリア23となっており、ワークWに描画を行う場合には描画エリア22に、機能回復処理を行う場合には保守エリア23に、ヘッドユニット13を臨ませるようになっている。
メインキャリッジ12は、図2に示すように、Y軸テーブル8のY軸スライダ18に下側から固定される外観「I」形の吊設部材24と、吊設部材24の下面に取り付けられ、ヘッドユニット13のθ方向に対する位置補正を行うためのθ回転機構25と、θ回転機構25の下方に吊設するよう取り付けたキャリッジ本体26(キャリッジ)と、で構成されている。キャリッジ本体26は、位置決め機構を有する枠状フレーム(図示省略)を有し、これに後述の支持フレーム27(図3参照)を介してヘッドユニット13を位置決め状態で固定している。
支持フレーム27は、略方形の枠状に形成されており、図3に示すようにヘッドユニット13、バルブユニット28、タンクユニット31の順でこれらを位置決め状態で搭載している。なお、支持フレーム27には、一対のハンドル(図示省略)が取り付けられており、この一対のハンドルを手持ち部位として、支持フレーム27をメインキャリッジ12に着脱できるようになっている。
図3に示すように、ヘッドユニット13は、機能液滴吐出ヘッド3と、ヘッド保持部材(図示省略)を介して機能液滴吐出ヘッド3を搭載するヘッドプレート32と、を備えている。ヘッドプレート32は、支持フレーム27に着脱自在に支持されており、ヘッドユニット13は、支持フレーム27を介してキャリッジ本体26に位置決めして搭載される。なお、支持フレーム27には、ヘッドユニット13に並んで、バルブユニット28およびタンクユニット31が支持されている。
図3に示すように、機能液供給装置5は、支持フレーム27に搭載されており、機能液を貯留する機能液タンク33を有するタンクユニット31と、機能液タンク33および機能液滴吐出ヘッド3を接続する機能液供給チューブ34と、機能液供給チューブ34を機能液タンク33および機能液滴吐出ヘッド3に接続するための接続具35と、複数の機能液供給チューブ34に介設した圧力調整弁36を有するバルブユニット28と、を有している。
タンクユニット31は、機能液タンク33と、これを位置決めするセット部(図示省略)と、機能液タンク33を支持するタンクプレート37と、で構成されている。図3に示すように、機能液タンク33は、カートリッジ形式のものであり、機能液を真空パックした機能液パック38と、機能液パック38を収容する樹脂製のカートリッジケース41と、を有している。なお、機能液パック38に貯留される機能液は、予め脱気されており、その溶存気体量は略ゼロとなっている。
機能液パック38は、2枚の長方形の(可撓性の)フィルムシートを重ね合わせて熱溶着した袋状のものに、機能液を供給する樹脂製の供給口42を取り付けたものである。供給口42には、パック内に連通する連通開口(図示省略)が形成されている。連通開口は、機能液耐蝕性を有する弾性材で構成した閉塞部材(図示省略)により閉栓されており、連通開口から空気(酸素)や湿気が侵入することを防止できるようになっている。
機能液供給チューブ34(機能液供給流路)は、各機能液タンク33および各圧力調整弁36を接続するタンク側チューブ43と、各圧力調整弁36および各機能液滴吐出ヘッド3を接続するヘッド側チューブ44と、を有している。
図3に示すように、接続具35は、機能液タンク33およびタンク側チューブ43を接続するためのタンク側アダプタ45と、機能液滴吐出ヘッド3およびヘッド側チューブ44を接続するためのヘッド側アダプタ46と、を有している。タンク側アダプタ45には、軸心に流路を形成した連通針47が設けられており、連通針47は、上記した機能液パック38(連通開口)の閉塞部材(図示省略)を貫いて差し込まれることにより機能液パック38と接続(連通)されている。
バルブユニット28は、圧力調整弁36と、これを支持するバルブプレート48と、を有している(図3参照)。圧力調整弁36は、図示省略したが、機能液タンク33に連なる1次室と、機能液滴吐出ヘッド3に連なり機能液が減圧される2次室と、1次室と2次室とを連通する連通流路と、連通流路に設けた弁体とを有し、いわゆる減圧弁を構成している。圧力調整弁36により、機能液は、略大気圧まで減圧され、機能液滴吐出ヘッド3における液漏れが防止されている。また、1次室側と2次室側とは、弁体により縁切りされており、機能液タンク33側で発生した脈動等が機能液滴吐出ヘッド3まで伝わるのが防止されている(ダンパー機能)。そして、機能液タンク33から供給される機能液は、タンク側チューブ43、圧力調整弁36、ヘッド側チューブ44を経由して機能液滴吐出ヘッド3まで供給される。
図4に示すように、機能液滴吐出ヘッド3は、いわゆる2連のインクジェットヘッドであり、2連の接続針51(機能液導入口)を有する機能液導入部52と、機能液導入部52に連なる2連のヘッド基板53と、ヘッド基板53の下方に連なり機能液で満たされるヘッド内流路54が内部に形成されたヘッド本体55と、を備えている。接続針51は、図外の機能液供給チューブ34に接続され、機能液滴吐出ヘッド3のヘッド本体55に機能液を供給する。ヘッド本体55は、複数の吐出ノズル56が開口したノズル面58を有するノズルプレート57と、ピエゾ圧電素子(図示省略)を設けた圧力室(図示省略)と、各圧力室と各吐出ノズル56とを流路接続する分岐流路(図示省略)と、を有している。ノズル面58には、各分岐流路に連なる多数(180個)の吐出ノズル56から成るノズル列61が形成されている。すなわち、接続針51(機能液導入口)、圧力室、分岐流路および吐出ノズル56に至る流路によりヘッド内流路54が構成されている。機能液滴吐出ヘッド3を吐出駆動すると、圧力室がポンプ様に作用し、吐出ノズル56から機能液滴を吐出させる。
次に、図1を参照して、メンテナンス装置6について説明する。メンテナンス装置6は、液滴吐出装置1の非稼働時に、機能液滴吐出ヘッド3のノズル面を封止して吐出ノズル56の乾燥を防止すると共に、機能液滴吐出ヘッド3の吐出ノズル56から増粘した機能液を吸引除去する保管・吸引ユニット62と、機能液滴吐出ヘッド3のノズル面58に付着する汚れを払拭するワイピングユニット63とを有している。これら両ユニット62,63は、機台2上にX軸方向に延在するように載置された移動テーブル64上に搭載され、この移動テーブル64によってX軸方向に移動可能に構成されている。
保管・吸引ユニット62は、機能液滴吐出ヘッド3の捨て吐出を受けるフラッシングボックスの機能を兼ねる封止キャップ65と、封止キャップ65を昇降させるキャップ昇降機構66と、封止キャップ65に接続した状態で機能液滴吐出ヘッド3を吸引するエジェクタやポンプ等で構成される吸引機構(図示省略)と、吸引機構で吸引除去した廃液を回収する廃液タンク(図示省略)と、を有している。描画休止時には、機能液滴吐出ヘッド3が移動テーブル64上の保守エリア23に移動しており、封止キャップ65は、機能液滴吐出ヘッド3から僅かに離れた位置で、機能液滴吐出ヘッド3のフラッシング(捨て吐出)を受ける。そして、機能液滴吐出ヘッド3が稼動待機状態になると、封止キャップ65が完全に上昇して機能液滴吐出ヘッド3のノズル面58のキャッピングを行い、各機能液滴吐出ヘッド3の全吐出ノズル56を封止する。続いて、キャッピング状態の機能液滴吐出ヘッド3を再駆動する際には、機能液の増粘によるノズル詰りを防止すべく、必要に応じて吸引機構の駆動を行い、吐出ノズル56から増粘した機能液を吸引する。なお、この吸引作業は機能液を機能液滴吐出ヘッド3に充填する際にも用いられる。
同図に示すように、ワイピングユニット63には、ワイピングシート63aが繰出し自在且つ巻取り自在に設けられており、繰り出したワイピングシート63aを送りながら、且つ移動テーブル64によりワイピングユニット63をX軸方向に移動させつつ、機能液滴吐出ヘッド3のノズル面58を拭き取るようになっている。このため、上記吸引動作等により機能液滴吐出ヘッド3のノズル面に付着した機能液が取り除かれ、吐出した機能液滴の飛行曲がり等が防止される。なお、メンテナンス装置6として、上記の両ユニット62,63に加え、機能液滴吐出ヘッド3から吐出された機能液滴の飛行状態を検査する吐出検査ユニット(図示省略)等を、搭載することが好ましい。
次に、図5を参照して、上記の機能液滴吐出ヘッド3への充填液の初期充填方法およびこれに用いられる初期充填装置67について説明する。この初期充填装置67は、機能液滴吐出ヘッド3に機能液または機能液の溶媒からなる充填液68を充填するものである。また、初期充填装置67は、機能液滴吐出ヘッド3を初期充填した状態で保管するヘッド保管装置を兼ねていることが好ましい。
初期充填装置67は、内部に充填液68を貯留する密閉容器71と、機能液滴吐出ヘッド3を充填液68に浸漬するように支持するヘッド支持手段72と、密閉容器71の内部を減圧する減圧手段73と、密閉容器71の内部を復圧(昇圧)する復圧手段74と、これらを統括制御する制御手段105を有している。この場合、充填液68は、機能液の溶媒で構成されており、これが機能液に混入しても機能液に変質が生じないようになっている。
密閉容器71は、ステンレス等の耐圧・耐蝕性の材料により、外観略方形で気密且つ液密に形成されている。密閉容器71は、充填液68を貯留する容器本体80と、シール79を介在させた状態で容器本体80を閉蓋する開閉蓋81とを有しており、容器本体80には充填液68を所定の液量で貯留している。また、開閉蓋81が開放した状態で、機能液滴吐出ヘッド3を出し入れできるようになっている。
また、容器本体80の上部には、減圧手段73および復圧手段74に接続する排気・供気パイプ75が配管接続(連通)されている。排気・供気パイプ75は、減圧手段73に連なる排気分岐管76と、復圧手段74に連なる供気分岐管77とに分岐している。排気・供気パイプ75は、その周囲をシールした接続金具78によって容器本体80の上部に接続されており、密閉容器71内部の気密が保持されている。なお、容器本体80に充填液68を補給するための補給パイプを接続するようにしてもよい。
減圧手段73は、真空ポンプ86で構成されており、上記の排気分岐管76を介して密閉容器71に接続されるようになっている。排気分岐管76には、圧力センサ104が設けられており、減圧手段73は、密閉容器71内部の設定圧力(設定真空度)を1000Pa(パスカル)から100Paの間にコントロールするようになっている。一方、復圧手段74は、ドライエアー供給設備(図示省略)に連なるレギュレータ89および開閉バルブ87(電磁弁)で構成されている。すなわち、復圧手段74を連通状態に切り替えると、密閉容器71には供気分岐管77を介してほぼ大気圧と同圧のドライエアーが供給される。これにより、後述する復圧工程において充填液68に湿気等が混入してしまうことが防止されている。なお、ドライエアーに代えて、窒素ガスを導入するようにしてもよい。
ヘッド支持手段72は、密閉容器71に固定される鉛直部82と、機能液滴吐出ヘッド3が着座する着座部83とを有し、断面略「L」字形状に形成されている。着座部83には、機能液滴吐出ヘッド3のヘッド本体55が遊挿される貫通孔84が形成されており、貫通孔84からヘッド本体55の下端が下方に突出するようにセットされる。そして、ヘッド支持手段72に支持された機能液滴吐出ヘッド3は、そのヘッド本体55が充填液68に浸るようになっている。なお、密閉容器71に対し鉛直部82を上下スライド自在とし、ヘッド支持手段72を高さ調整自在とすることが、好ましい。
制御手段105は、減圧手段73の真空ポンプ86の駆動と、復圧手段74の開閉バルブ87の開閉と、を制御している。また、制御手段105は、圧力センサ104の検出結果に基づいて減圧手段73をフィードバック制御できるようになっており、密閉容器71の内部を所望の真空度に制御できるようになっている。
次に、上記の初期充填装置67を用いた機能液滴吐出ヘッド3の初期充填方法について、図6を参照して説明する。この初期充填方法は、接続針51(機能液導入口)を封止する封止工程(S1)、機能液滴吐出ヘッド3を充填液68に浸す浸漬工程(S2)、密閉容器71内部を所定の真空度まで減圧する減圧工程(S3)、および密閉容器71内部を復圧(昇圧)する復圧工程(S4)の各工程により行われる。
封止工程(S1)は、作業者の手によって直接行われる。すなわち、機能液滴吐出ヘッド3の一対の接続針51、51(機能液導入口)は、液滴吐出装置1に搭載する際に機能液供給チューブ34に接続するためのものであるが、作業者は、まずこれらの接続針51に機能液供給チューブ34と同径の一対の封止部材88、88(栓付きチューブ)を装着し、接続針51を封止する作業を行う(図5参照)。
続いて、浸漬工程(S2)では、作業者が密閉容器71の開閉蓋81を開放し、上記のように封止部材88を設けた機能液滴吐出ヘッド3をヘッド支持手段72に直接載置する。この状態において、機能液滴吐出ヘッド3のヘッド本体55は、その下端を充填液68に浸すようにする。
そして、減圧工程(S3)では、減圧手段73を起動し、密閉容器71内部の雰囲気を排気すると共に密閉容器71の内部を所定の真空度まで減圧する。減圧工程(S3)は、密閉容器71内部を所定の真空度(1000Paから100Pa)を維持したまま、数時間かけて行われる。より具体的には、例えば真空度を400Paに設定すると、制御手段105は、圧力センサ105の検出信号をフィードバックしつつ、減圧手段73の駆動を制御する。この400Paの減圧工程(S3)により、充填液68が揮発しない程度の真空度が保持され、密閉容器71内部の雰囲気および充填液68に溶け込んだ気体が徐々に排気(脱気)される。また、ヘッド内流路54に残存する雰囲気は、充填液68が脱気されるに従い周囲の充填液68に溶け込むため、減圧工程(S3)が終わるころには、ヘッド内流路54も周囲の密閉容器71内部と同等の真空度になっている。
つづく復圧工程(S4)では、減圧手段73を稼動停止すると共に、復圧手段74の開閉バルブ87を開放状態に切り替えて密閉容器71内部にドライエアーを供給し、密閉容器71内部の真空を解除する。この真空の解除によって、密閉容器71の内部の圧力が上昇し、機能液滴吐出ヘッド3のヘッド内流路54に充填液68が侵入し、ヘッド内流路54は充填液68で完全に満たされる。これにより、ヘッド内流路54に充填液68が初期充填され、ヘッド内流路54を完全に濡らすことができる。
このようにして初期充填を行った機能液滴吐出ヘッド3は、そのまま保管され、あるいは直後に使用される。そして、機能液滴吐出ヘッド3の使用に当たっては、作業者の手により密閉容器71から回収した機能液滴吐出ヘッド3を液滴吐出装置1に装着し、この機能液滴吐出ヘッド3を上記の保管・吸引ユニット62により吸引する。この吸引動作により充填液68は除去され、充填液68と入れ替わるように機能液タンク33から機能液が供給される。また、上記装着作業時に機能液滴吐出ヘッド3の接続針51にエアーが混入することがあるが、上記のようにヘッド内流路54が充填液68によって完全に濡らされているため、ヘッド内流路54に気泡を噛ませることなく機能液を充填することができる。
なお、本実施形態では、浸漬工程(S2)の後に減圧工程(S3)を行うようにしているが、減圧工程の後に浸漬工程を行うようにしてもよい。この初期充填方法によれば、予め機能液滴吐出ヘッド3のヘッド内流路54を脱気したのち浸漬工程が行われるため、より短時間でヘッド内流路54の脱気を行うことができる。また、復圧工程において密閉容器71にドライエアーを導入するようにしているが、充填液によっては、大気を導入するようにしてもよい。
本実施形態によれば、真空状態で機能液滴吐出ヘッド3に機能液(充填液68)を充填するようにしているので、ヘッド内流路54の角部に気泡が残留することなく、機能液滴吐出ヘッド3の初期充填を適切に行うことができる。
次に、初期充填装置の第2実施形態について、第1実施形態の初期充填装置67と異なる部分を中心に説明する。図7に示すように、第2実施形態の初期充填装置67は、内部に充填液68を貯留した密閉容器71と、密閉容器71内部を減圧する減圧手段73と、機能液滴吐出ヘッド3を充填液68にドブ漬けする昇降手段92と、密閉容器71内部を昇圧する復圧手段74と、これらを統括制御する制御手段105とで構成されている。
昇降手段92は、プレート形状のヘッド支持具93と、ヘッド支持具93を昇降させる昇降ねじ機構94と、を有している。ヘッド支持具93は、機能液滴吐出ヘッド3のヘッド本体55が遊挿される貫通孔84を有しており、機能液滴吐出ヘッド3を載置した際に、貫通孔84からヘッド本体55の下端が下方に突出するようになっている。
昇降ねじ機構94は、密閉容器71の上面に立設されたフレーム部材95と、フレーム部材95に回転自在に支持されるリードねじ96と、リードねじ96を回転させるモータ97と、リードねじ96に螺合し昇降する雌ねじ付きの昇降片98と、昇降片98に支持され下端にヘッド支持具93を吊設した吊設ロッド101と、を有している。そして、モータ97の駆動によりリードねじ96を回転し吊設ロッド101(昇降片98)を上下させると、ヘッド支持具93が充填液68にドブ漬けされるドブ漬け位置と、充填液68から引き上げられた引上げ位置との間で昇降するようになっている。また、吊設ロッド101と密閉容器71の接触部分には、シール部材102が配設されており、密閉容器71内部の気密が保たれている。
密閉容器71は、第1実施形態のものと同様にステンレス等の耐圧・耐蝕性の材料により、外観略方形で気密且つ液密に形成されている。また、減圧手段73は、圧力センサ104を介設した真空ポンプ86で構成されており、復圧手段74は、ドライエアー供給設備(図示省略)に連なるレギュレータ89および開閉バルブ87(電磁弁)で構成されている。減圧手段73および復圧手段74は、第1実施形態のものと同様に構成されている。制御手段105は、真空ポンプ86の駆動および開閉バルブ87の開閉の制御、圧力センサ104による真空度のセンシングの他、更に昇降手段92のモータ97の駆動を制御している。
次に、第2実施形態の初期充填装置を用いた初期充填方法について説明する。第2実施形態の初期充填方法は、図8に示すように、減圧工程(S11)、ドブ漬け工程(S12)、復圧工程(S13)の各工程で構成されている。
減圧工程(S11)では、密閉容器71内部の減圧が行われる。これに先立ち、作業者は、機能液滴吐出ヘッド3を昇降手段92(ヘッド支持具93)に載置しておく。この場合、ヘッド支持具93は、充填液68から離間した引き上げ位置で昇降ねじ機構94に保持されており、作業者が開閉蓋81を閉蓋し制御手段105に初期充填の開始を指示すると、制御手段105は減圧手段73を駆動し、密閉容器71内部の排気・減圧を開始する。
減圧工程(S11)においては、密閉容器71内部は所定の真空度(1000Paから100Pa)になるまで減圧され、機能液滴吐出ヘッド3のヘッド内流路54の雰囲気を含む密閉容器71内部の雰囲気および充填液68に溶け込んだエアーが脱気される。
減圧工程(S11)において密閉容器71内部が所望の真空度に到達すると、圧力センサ104から検出信号を検出した制御手段105は、昇降手段92(モータ97)を駆動しドブ漬け工程(S12)を開始する。昇降手段92は、昇降ねじ機構94により機能液滴吐出ヘッド3を搭載したヘッド支持具93をドブ漬け位置まで下降させ、機能液滴吐出ヘッド3を充填液68にドブ漬け(機能液滴吐出ヘッド3全体を充填液68に漬ける)する。ドブ漬け工程(S12)は、このまま数時間機能液滴吐出ヘッド3を充填液に漬け込んだ状態で行われる。この場合、機能液滴吐出ヘッド3のヘッド内流路54はドブ漬け前に真空状態になっているため、ドブ漬け後にヘッド内流路54に気泡が生ずることがほとんどない。また、たとえ気泡が生ずることがあっても、周囲の充填液68の脱気が、気泡を充填液68に吸収させるように作用するため、このような気泡がドブ漬け工程の終了時まで残留することがないようになっている。
そして、ドブ漬け工程(S12)が終了すると、制御手段105は、減圧手段73を停止すると共に復圧手段74を駆動して、復圧工程(S13)を開始する。復圧手段74は、密閉容器71内部にドライエアー(N )を供給し、密閉容器71の内部を昇圧させる。密閉容器71内部が略大気圧まで昇圧したら、制御手段105は昇降手段92を駆動してヘッド支持具93を引上げ位置まで上昇させる。この状態で、作業者は、開閉蓋81を開放して機能液滴吐出ヘッド3を回収し、液滴吐出装置1に装着する。
第2実施形態の機能液滴吐出ヘッド3の初期充填方法によれば、ドブ漬け工程により機能液滴吐出ヘッド3を完全に充填液68中に水没させるため、機能液滴吐出ヘッド3内にエアーが残留することがない。また、第1実施形態のように封止部材88の装着等、事前の準備を必要としない。なお、昇降手段92としてリンク機構やラック・ピニオン等を用いることも可能である。
次に、本実施形態の液滴吐出装置1を用いて製造される電気光学装置(フラットパネルディスプレイ)として、カラーフィルタ、液晶表示装置、有機EL装置、プラズマディスプレイ(PDP装置)、電子放出装置(FED装置、SED装置)、更にこれら表示装置に形成されてなるアクティブマトリクス基板等を例に、これらの構造およびその製造方法について説明する。なお、アクティブマトリクス基板とは、薄膜トランジスタ、及び薄膜トランジスタに電気的に接続するソース線、データ線が形成された基板を言う。
先ず、液晶表示装置や有機EL装置等に組み込まれるカラーフィルタの製造方法について説明する。図9は、カラーフィルタの製造工程を示すフローチャート、図10は、製造工程順に示した本実施形態のカラーフィルタ500(フィルタ基体500A)の模式断面図である。
まず、ブラックマトリクス形成工程(S101)では、図10(a)に示すように、基板(W)501上にブラックマトリクス502を形成する。ブラックマトリクス502は、金属クロム、金属クロムと酸化クロムの積層体、または樹脂ブラック等により形成される。金属薄膜からなるブラックマトリクス502を形成するには、スパッタ法や蒸着法等を用いることができる。また、樹脂薄膜からなるブラックマトリクス502を形成する場合には、グラビア印刷法、フォトレジスト法、熱転写法等を用いることができる。
続いて、バンク形成工程(S102)において、ブラックマトリクス502上に重畳する状態でバンク503を形成する。即ち、まず図10(b)に示すように、基板501及びブラックマトリクス502を覆うようにネガ型の透明な感光性樹脂からなるレジスト層504を形成する。そして、その上面をマトリクスパターン形状に形成されたマスクフィルム505で被覆した状態で露光処理を行う。
さらに、図10(c)に示すように、レジスト層504の未露光部分をエッチング処理することによりレジスト層504をパターニングして、バンク503を形成する。なお、樹脂ブラックによりブラックマトリクスを形成する場合は、ブラックマトリクスとバンクとを兼用することが可能となる。
このバンク503とその下のブラックマトリクス502は、各画素領域507aを区画する区画壁部507bとなり、後の着色層形成工程において機能液滴吐出ヘッド3により着色層(成膜部)508R、508G、508Bを形成する際に機能液滴の着弾領域を規定する。
以上のブラックマトリクス形成工程及びバンク形成工程を経ることにより、上記フィルタ基体500Aが得られる。
なお、本実施形態においては、バンク503の材料として、塗膜表面が疎液(疎水)性となる樹脂材料を用いている。そして、基板(ガラス基板)501の表面が親液(親水)性であるので、後述する着色層形成工程においてバンク503(区画壁部507b)に囲まれた各画素領域507a内への液滴の着弾位置精度が向上する。
次に、着色層形成工程(S103)では、図10(d)に示すように、機能液滴吐出ヘッド3によって機能液滴を吐出して区画壁部507bで囲まれた各画素領域507a内に着弾させる。この場合、機能液滴吐出ヘッド3を用いて、R・G・Bの3色の機能液(フィルタ材料)を導入して、機能液滴の吐出を行う。なお、R・G・Bの3色の配列パターンとしては、ストライプ配列、モザイク配列およびデルタ配列等がある。
その後、乾燥処理(加熱等の処理)を経て機能液を定着させ、3色の着色層508R、508G、508Bを形成する。着色層508R、508G、508Bを形成したならば、保護膜形成工程(S104)に移り、図10(e)に示すように、基板501、区画壁部507b、および着色層508R、508G、508Bの上面を覆うように保護膜509を形成する。
即ち、基板501の着色層508R、508G、508Bが形成されている面全体に保護膜用塗布液が吐出された後、乾燥処理を経て保護膜509が形成される。
そして、保護膜509を形成した後、カラーフィルタ500は、次工程の透明電極となるITO(Indium Tin Oxide)などの膜付け工程に移行する。
図11は、上記のカラーフィルタ500を用いた液晶表示装置の一例としてのパッシブマトリックス型液晶装置(液晶装置)の概略構成を示す要部断面図である。この液晶装置520に、液晶駆動用IC、バックライト、支持体などの付帯要素を装着することによって、最終製品としての透過型液晶表示装置が得られる。なお、カラーフィルタ500は図10に示したものと同一であるので、対応する部位には同一の符号を付し、その説明は省略する。
この液晶装置520は、カラーフィルタ500、ガラス基板等からなる対向基板521、及び、これらの間に挟持されたSTN(Super Twisted Nematic)液晶組成物からなる液晶層522により概略構成されており、カラーフィルタ500を図中上側(観測者側)に配置している。
なお、図示していないが、対向基板521およびカラーフィルタ500の外面(液晶層522側とは反対側の面)には偏光板がそれぞれ配設され、また対向基板521側に位置する偏光板の外側には、バックライトが配設されている。
カラーフィルタ500の保護膜509上(液晶層側)には、図11において左右方向に長尺な短冊状の第1電極523が所定の間隔で複数形成されており、この第1電極523のカラーフィルタ500側とは反対側の面を覆うように第1配向膜524が形成されている。
一方、対向基板521におけるカラーフィルタ500と対向する面には、カラーフィルタ500の第1電極523と直交する方向に長尺な短冊状の第2電極526が所定の間隔で複数形成され、この第2電極526の液晶層522側の面を覆うように第2配向膜527が形成されている。これらの第1電極523および第2電極526は、ITOなどの透明導電材料により形成されている。
液晶層522内に設けられたスペーサ528は、液晶層522の厚さ(セルギャップ)を一定に保持するための部材である。また、シール材529は液晶層522内の液晶組成物が外部へ漏出するのを防止するための部材である。なお、第1電極523の一端部は引き回し配線523aとしてシール材529の外側まで延在している。
そして、第1電極523と第2電極526とが交差する部分が画素であり、この画素となる部分に、カラーフィルタ500の着色層508R、508G、508Bが位置するように構成されている。
通常の製造工程では、カラーフィルタ500に、第1電極523のパターニングおよび第1配向膜524の塗布を行ってカラーフィルタ500側の部分を作成すると共に、これとは別に対向基板521に、第2電極526のパターニングおよび第2配向膜527の塗布を行って対向基板521側の部分を作成する。その後、対向基板521側の部分にスペーサ528およびシール材529を作り込み、この状態でカラーフィルタ500側の部分を貼り合わせる。次いで、シール材529の注入口から液晶層522を構成する液晶を注入し、注入口を閉止する。その後、両偏光板およびバックライトを積層する。
実施形態の液滴吐出装置1は、例えば上記のセルギャップを構成するスペーサ材料(機能液)を塗布すると共に、対向基板521側の部分にカラーフィルタ500側の部分を貼り合わせる前に、シール材529で囲んだ領域に液晶(機能液)を均一に塗布することが可能である。また、上記のシール材529の印刷を、機能液滴吐出ヘッド3で行うことも可能である。さらに、第1・第2両配向膜524,527の塗布を機能液滴吐出ヘッド3で行うことも可能である。
図12は、本実施形態において製造したカラーフィルタ500を用いた液晶装置の第2の例の概略構成を示す要部断面図である。
この液晶装置530が上記液晶装置520と大きく異なる点は、カラーフィルタ500を図中下側(観測者側とは反対側)に配置した点である。
この液晶装置530は、カラーフィルタ500とガラス基板等からなる対向基板531との間にSTN液晶からなる液晶層532が挟持されて概略構成されている。なお、図示していないが、対向基板531およびカラーフィルタ500の外面には偏光板等がそれぞれ配設されている。
カラーフィルタ500の保護膜509上(液晶層532側)には、図中奥行き方向に長尺な短冊状の第1電極533が所定の間隔で複数形成されており、この第1電極533の液晶層532側の面を覆うように第1配向膜534が形成されている。
対向基板531のカラーフィルタ500と対向する面上には、カラーフィルタ500側の第1電極533と直交する方向に延在する複数の短冊状の第2電極536が所定の間隔で形成され、この第2電極536の液晶層532側の面を覆うように第2配向膜537が形成されている。
液晶層532には、この液晶層532の厚さを一定に保持するためのスペーサ538と、液晶層532内の液晶組成物が外部へ漏出するのを防止するためのシール材539が設けられている。
そして、上記した液晶装置520と同様に、第1電極533と第2電極536との交差する部分が画素であり、この画素となる部位に、カラーフィルタ500の着色層508R、508G、508Bが位置するように構成されている。
図13は、本発明を適用したカラーフィルタ500を用いて液晶装置を構成した第3の例を示したもので、透過型のTFT(Thin Film Transistor)型液晶装置の概略構成を示す分解斜視図である。
この液晶装置550は、カラーフィルタ500を図中上側(観測者側)に配置したものである。
この液晶装置550は、カラーフィルタ500と、これに対向するように配置された対向基板551と、これらの間に挟持された図示しない液晶層と、カラーフィルタ500の上面側(観測者側)に配置された偏光板555と、対向基板551の下面側に配設された偏光板(図示せず)とにより概略構成されている。
カラーフィルタ500の保護膜509の表面(対向基板551側の面)には液晶駆動用の電極556が形成されている。この電極556は、ITO等の透明導電材料からなり、後述の画素電極560が形成される領域全体を覆う全面電極となっている。また、この電極556の画素電極560とは反対側の面を覆った状態で配向膜557が設けられている。
対向基板551のカラーフィルタ500と対向する面には絶縁層558が形成されており、この絶縁層558上には、走査線561及び信号線562が互いに直交する状態で形成されている。そして、これらの走査線561と信号線562とに囲まれた領域内には画素電極560が形成されている。なお、実際の液晶装置では、画素電極560上に配向膜が設けられるが、図示を省略している。
また、画素電極560の切欠部と走査線561と信号線562とに囲まれた部分には、ソース電極、ドレイン電極、半導体、およびゲート電極とを具備する薄膜トランジスタ563が組み込まれて構成されている。そして、走査線561と信号線562に対する信号の印加によって薄膜トランジスタ563をオン・オフして画素電極560への通電制御を行うことができるように構成されている。
なお、上記の各例の液晶装置520,530,550は、透過型の構成としたが、反射層あるいは半透過反射層を設けて、反射型の液晶装置あるいは半透過反射型の液晶装置とすることもできる。
次に、図14は、有機EL装置の表示領域(以下、単に表示装置600と称する)の要部断面図である。
この表示装置600は、基板(W)601上に、回路素子部602、発光素子部603及び陰極604が積層された状態で概略構成されている。
この表示装置600においては、発光素子部603から基板601側に発した光が、回路素子部602及び基板601を透過して観測者側に出射されるとともに、発光素子部603から基板601の反対側に発した光が陰極604により反射された後、回路素子部602及び基板601を透過して観測者側に出射されるようになっている。
回路素子部602と基板601との間にはシリコン酸化膜からなる下地保護膜606が形成され、この下地保護膜606上(発光素子部603側)に多結晶シリコンからなる島状の半導体膜607が形成されている。この半導体膜607の左右の領域には、ソース領域607a及びドレイン領域607bが高濃度陽イオン打ち込みによりそれぞれ形成されている。そして陽イオンが打ち込まれない中央部がチャネル領域607cとなっている。
また、回路素子部602には、下地保護膜606及び半導体膜607を覆う透明なゲート絶縁膜608が形成され、このゲート絶縁膜608上の半導体膜607のチャネル領域607cに対応する位置には、例えばAl、Mo、Ta、Ti、W等から構成されるゲート電極609が形成されている。このゲート電極609及びゲート絶縁膜608上には、透明な第1層間絶縁膜611aと第2層間絶縁膜611bが形成されている。また、第1、第2層間絶縁膜611a、611bを貫通して、半導体膜607のソース領域607a、ドレイン領域607bにそれぞれ連通するコンタクトホール612a,612bが形成されている。
そして、第2層間絶縁膜611b上には、ITO等からなる透明な画素電極613が所定の形状にパターニングされて形成され、この画素電極613は、コンタクトホール612aを通じてソース領域607aに接続されている。
また、第1層間絶縁膜611a上には電源線614が配設されており、この電源線614は、コンタクトホール612bを通じてドレイン領域607bに接続されている。
このように、回路素子部602には、各画素電極613に接続された駆動用の薄膜トランジスタ615がそれぞれ形成されている。
上記発光素子部603は、複数の画素電極613上の各々に積層された機能層617と、各画素電極613及び機能層617の間に備えられて各機能層617を区画するバンク部618とにより概略構成されている。
これら画素電極613、機能層617、及び、機能層617上に配設された陰極604によって発光素子が構成されている。なお、画素電極613は、平面視略矩形状にパターニングされて形成されており、各画素電極613の間にバンク部618が形成されている。
バンク部618は、例えばSiO、SiO2、TiO2等の無機材料により形成される無機物バンク層618a(第1バンク層)と、この無機物バンク層618a上に積層され、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂等の耐熱性、耐溶媒性に優れたレジストにより形成される断面台形状の有機物バンク層618b(第2バンク層)とにより構成されている。このバンク部618の一部は、画素電極613の周縁部上に乗上げた状態で形成されている。
そして、各バンク部618の間には、画素電極613に対して上方に向けて次第に拡開した開口部619が形成されている。
上記機能層617は、開口部619内において画素電極613上に積層状態で形成された正孔注入/輸送層617aと、この正孔注入/輸送層617a上に形成された発光層617bとにより構成されている。なお、この発光層617bに隣接してその他の機能を有する他の機能層を更に形成しても良い。例えば、電子輸送層を形成する事も可能である。
正孔注入/輸送層617aは、画素電極613側から正孔を輸送して発光層617bに注入する機能を有する。この正孔注入/輸送層617aは、正孔注入/輸送層形成材料を含む第1組成物(機能液)を吐出することで形成される。正孔注入/輸送層形成材料としては、公知の材料を用いる。
発光層617bは、赤色(R)、緑色(G)、又は青色(B)の何れかに発光するもので、発光層形成材料(発光材料)を含む第2組成物(機能液)を吐出することで形成される。第2組成物の溶媒(非極性溶媒)としては、正孔注入/輸送層617aに対して不溶な公知の材料を用いることが好ましく、このような非極性溶媒を発光層617bの第2組成物に用いることにより、正孔注入/輸送層617aを再溶解させることなく発光層617bを形成することができる。
そして、発光層617bでは、正孔注入/輸送層617aから注入された正孔と、陰極604から注入される電子が発光層で再結合して発光するように構成されている。
陰極604は、発光素子部603の全面を覆う状態で形成されており、画素電極613と対になって機能層617に電流を流す役割を果たす。なお、この陰極604の上部には図示しない封止部材が配置される。
次に、上記の表示装置600の製造工程を図15〜図23を参照して説明する。
この表示装置600は、図15に示すように、バンク部形成工程(S111)、表面処理工程(S112)、正孔注入/輸送層形成工程(S113)、発光層形成工程(S114)、及び対向電極形成工程(S115)を経て製造される。なお、製造工程は例示するものに限られるものではなく必要に応じてその他の工程が除かれる場合、また追加される場合もある。
まず、バンク部形成工程(S111)では、図16に示すように、第2層間絶縁膜611b上に無機物バンク層618aを形成する。この無機物バンク層618aは、形成位置に無機物膜を形成した後、この無機物膜をフォトリソグラフィ技術等によりパターニングすることにより形成される。このとき、無機物バンク層618aの一部は画素電極613の周縁部と重なるように形成される。
無機物バンク層618aを形成したならば、図17に示すように、無機物バンク層618a上に有機物バンク層618bを形成する。この有機物バンク層618bも無機物バンク層618aと同様にフォトリソグラフィ技術等によりパターニングして形成される。
このようにしてバンク部618が形成される。また、これに伴い、各バンク部618間には、画素電極613に対して上方に開口した開口部619が形成される。この開口部619は、画素領域を規定する。
表面処理工程(S112)では、親液化処理及び撥液化処理が行われる。親液化処理を施す領域は、無機物バンク層618aの第1積層部618aa及び画素電極613の電極面613aであり、これらの領域は、例えば酸素を処理ガスとするプラズマ処理によって親液性に表面処理される。このプラズマ処理は、画素電極613であるITOの洗浄等も兼ねている。
また、撥液化処理は、有機物バンク層618bの壁面618s及び有機物バンク層618bの上面618tに施され、例えば4フッ化メタンを処理ガスとするプラズマ処理によって表面がフッ化処理(撥液性に処理)される。
この表面処理工程を行うことにより、機能液滴吐出ヘッド3を用いて機能層617を形成する際に、機能液滴を画素領域に、より確実に着弾させることができ、また、画素領域に着弾した機能液滴が開口部619から溢れ出るのを防止することが可能となる。
そして、以上の工程を経ることにより、表示装置基体600Aが得られる。この表示装置基体600Aは、図1に示した液滴吐出装置1のセットテーブル17に載置され、以下の正孔注入/輸送層形成工程(S113)及び発光層形成工程(S114)が行われる。
図18に示すように、正孔注入/輸送層形成工程(S113)では、機能液滴吐出ヘッド3から正孔注入/輸送層形成材料を含む第1組成物を画素領域である各開口部619内に吐出する。その後、図19に示すように、乾燥処理及び熱処理を行い、第1組成物に含まれる極性溶媒を蒸発させ、画素電極(電極面613a)613上に正孔注入/輸送層617aを形成する。
次に発光層形成工程(S114)について説明する。この発光層形成工程では、上述したように、正孔注入/輸送層617aの再溶解を防止するために、発光層形成の際に用いる第2組成物の溶媒として、正孔注入/輸送層617aに対して不溶な非極性溶媒を用いる。
しかしその一方で、正孔注入/輸送層617aは、非極性溶媒に対する親和性が低いため、非極性溶媒を含む第2組成物を正孔注入/輸送層617a上に吐出しても、正孔注入/輸送層617aと発光層617bとを密着させることができなくなるか、あるいは発光層617bを均一に塗布できない虞がある。
そこで、非極性溶媒ならびに発光層形成材料に対する正孔注入/輸送層617aの表面の親和性を高めるために、発光層形成の前に表面処理(表面改質処理)を行うことが好ましい。この表面処理は、発光層形成の際に用いる第2組成物の非極性溶媒と同一溶媒またはこれに類する溶媒である表面改質材を、正孔注入/輸送層617a上に塗布し、これを乾燥させることにより行う。
このような処理を施すことで、正孔注入/輸送層617aの表面が非極性溶媒になじみやすくなり、この後の工程で、発光層形成材料を含む第2組成物を正孔注入/輸送層617aに均一に塗布することができる。
そして次に、図20に示すように、各色のうちの何れか(図20の例では青色(B))に対応する発光層形成材料を含有する第2組成物を機能液滴として画素領域(開口部619)内に所定量打ち込む。画素領域内に打ち込まれた第2組成物は、正孔注入/輸送層617a上に広がって開口部619内に満たされる。なお、万一、第2組成物が画素領域から外れてバンク部618の上面618t上に着弾した場合でも、この上面618tは、上述したように撥液処理が施されているので、第2組成物が開口部619内に転がり込み易くなっている。
その後、乾燥工程等を行う事により、吐出後の第2組成物を乾燥処理し、第2組成物に含まれる非極性溶媒を蒸発させ、図21に示すように、正孔注入/輸送層617a上に発光層617bが形成される。この図の場合、青色(B)に対応する発光層617bが形成されている。
同様に、機能液滴吐出ヘッド3を用い、図22に示すように、上記した青色(B)に対応する発光層617bの場合と同様の工程を順次行い、他の色(赤色(R)及び緑色(G))に対応する発光層617bを形成する。なお、発光層617bの形成順序は、例示した順序に限られるものではなく、どのような順番で形成しても良い。例えば、発光層形成材料に応じて形成する順番を決める事も可能である。また、R・G・Bの3色の配列パターンとしては、ストライプ配列、モザイク配列およびデルタ配列等がある。
以上のようにして、画素電極613上に機能層617、即ち、正孔注入/輸送層617a及び発光層617bが形成される。そして、対向電極形成工程(S115)に移行する。
対向電極形成工程(S115)では、図23に示すように、発光層617b及び有機物バンク層618bの全面に陰極604(対向電極)を、例えば蒸着法、スパッタ法、CVD法等によって形成する。この陰極604は、本実施形態においては、例えば、カルシウム層とアルミニウム層とが積層されて構成されている。
この陰極604の上部には、電極としてのAl膜、Ag膜や、その酸化防止のためのSiO2、SiN等の保護層が適宜設けられる。
このようにして陰極604を形成した後、この陰極604の上部を封止部材により封止する封止処理や配線処理等のその他処理等を施すことにより、表示装置600が得られる。
次に、図24は、プラズマ型表示装置(PDP装置:以下、単に表示装置700と称する)の要部分解斜視図である。なお、同図では表示装置700を、その一部を切り欠いた状態で示してある。
この表示装置700は、互いに対向して配置された第1基板701、第2基板702、及びこれらの間に形成される放電表示部703を含んで概略構成される。放電表示部703は、複数の放電室705により構成されている。これらの複数の放電室705のうち、赤色放電室705R、緑色放電室705G、青色放電室705Bの3つの放電室705が組になって1つの画素を構成するように配置されている。
第1基板701の上面には所定の間隔で縞状にアドレス電極706が形成され、このアドレス電極706と第1基板701の上面とを覆うように誘電体層707が形成されている。誘電体層707上には、各アドレス電極706の間に位置し、且つ各アドレス電極706に沿うように隔壁708が立設されている。この隔壁708は、図示するようにアドレス電極706の幅方向両側に延在するものと、アドレス電極706と直交する方向に延設された図示しないものを含む。
そして、この隔壁708によって仕切られた領域が放電室705となっている。
放電室705内には蛍光体709が配置されている。蛍光体709は、赤(R)、緑(G)、青(B)の何れかの色の蛍光を発光するもので、赤色放電室705Rの底部には赤色蛍光体709Rが、緑色放電室705Gの底部には緑色蛍光体709Gが、青色放電室705Bの底部には青色蛍光体709Bが各々配置されている。
第2基板702の図中下側の面には、上記アドレス電極706と直交する方向に複数の表示電極711が所定の間隔で縞状に形成されている。そして、これらを覆うように誘電体層712、及びMgOなどからなる保護膜713が形成されている。
第1基板701と第2基板702とは、アドレス電極706と表示電極711が互いに直交する状態で対向させて貼り合わされている。なお、上記アドレス電極706と表示電極711は図示しない交流電源に接続されている。
そして、各電極706,711に通電することにより、放電表示部703において蛍光体709が励起発光し、カラー表示が可能となる。
本実施形態においては、上記アドレス電極706、表示電極711、及び蛍光体709を、図1に示した液滴吐出装置1を用いて形成することができる。以下、第1基板701におけるアドレス電極706の形成工程を例示する。
この場合、第1基板701を液滴吐出装置1のセットテーブル17に載置された状態で以下の工程が行われる。
まず、機能液滴吐出ヘッド3により、導電膜配線形成用材料を含有する液体材料(機能液)を機能液滴としてアドレス電極形成領域に着弾させる。この液体材料は、導電膜配線形成用材料として、金属等の導電性微粒子を分散媒に分散したものである。この導電性微粒子としては、金、銀、銅、パラジウム、又はニッケル等を含有する金属微粒子や、導電性ポリマー等が用いられる。
補充対象となる全てのアドレス電極形成領域について液体材料の補充が終了したならば、吐出後の液体材料を乾燥処理し、液体材料に含まれる分散媒を蒸発させることによりアドレス電極706が形成される。
ところで、上記においてはアドレス電極706の形成を例示したが、上記表示電極711及び蛍光体709についても上記各工程を経ることにより形成することができる。
表示電極711の形成の場合、アドレス電極706の場合と同様に、導電膜配線形成用材料を含有する液体材料(機能液)を機能液滴として表示電極形成領域に着弾させる。
また、蛍光体709の形成の場合には、各色(R,G,B)に対応する蛍光材料を含んだ液体材料(機能液)を液滴吐出ヘッド3から液滴として吐出し、対応する色の放電室705内に着弾させる。
次に、図25は、電子放出装置(FED装置あるいはSED装置ともいう:以下、単に表示装置800と称する)の要部断面図である。なお、同図では表示装置800を、その一部を断面として示してある。
この表示装置800は、互いに対向して配置された第1基板801、第2基板802、及びこれらの間に形成される電界放出表示部803を含んで概略構成される。電界放出表示部803は、マトリクス状に配置した複数の電子放出部805により構成されている。
第1基板801の上面には、カソード電極806を構成する第1素子電極806aおよび第2素子電極806bが相互に直交するように形成されている。また、第1素子電極806aおよび第2素子電極806bで仕切られた部分には、ギャップ808を形成した導電性膜807が形成されている。すなわち、第1素子電極806a、第2素子電極806bおよび導電性膜807により複数の電子放出部805が構成されている。導電性膜807は、例えば酸化パラジウム(PdO)等で構成され、またギャップ808は、導電性膜807を成膜した後、フォーミング等で形成される。
第2基板802の下面には、カソード電極806に対峙するアノード電極809が形成されている。アノード電極809の下面には、格子状のバンク部811が形成され、このバンク部811で囲まれた下向きの各開口部812に、電子放出部805に対応するように蛍光体813が配置されている。蛍光体813は、赤(R)、緑(G)、青(B)の何れかの色の蛍光を発光するもので、各開口部812には、赤色蛍光体813R、緑色蛍光体813Gおよび青色蛍光体813Bが、上記した所定のパターンで配置されている。
そして、このように構成した第1基板801と第2基板802とは、微小な間隙を存して貼り合わされている。この表示装置800では、導電性膜(ギャップ808)807を介して、陰極である第1素子電極806aまたは第2素子電極806bから飛び出す電子を、陽極であるアノード電極809に形成した蛍光体813に当てて励起発光し、カラー表示が可能となる。
この場合も、他の実施形態と同様に、第1素子電極806a、第2素子電極806b、導電性膜807およびアノード電極809を、液滴吐出装置1を用いて形成することができると共に、各色の蛍光体813R,813G,813Bを、液滴吐出装置1を用いて形成することができる。
第1素子電極806a、第2素子電極806bおよび導電性膜807は、図26(a)に示す平面形状を有しており、これらを成膜する場合には、図26(b)に示すように、予め第1素子電極806a、第2素子電極806bおよび導電性膜807を作り込む部分を残して、バンク部BBを形成(フォトリソグラフィ法)する。次に、バンク部BBにより構成された溝部分に、第1素子電極806aおよび第2素子電極806bを形成(液滴吐出装置1によるインクジェット法)し、その溶剤を乾燥させて成膜を行った後、導電性膜807を形成(液滴吐出装置1によるインクジェット法)する。そして、導電性膜807を成膜後、バンク部BBを取り除き(アッシング剥離処理)、上記のフォーミング処理に移行する。なお、上記の有機EL装置の場合と同様に、第1基板801および第2基板802に対する親液化処理や、バンク部811,BBに対する撥液化処理を行うことが、好ましい。
また、他の電気光学装置としては、金属配線形成、レンズ形成、レジスト形成および光拡散体形成等の装置が考えられる。上記した液滴吐出装置1を各種の電気光学装置(デバイス)の製造に用いることにより、各種の電気光学装置を効率的に製造することが可能である。
液滴吐出装置の平面模式図である。 液滴吐出装置の側面模式図である。 機能液供給装置の側面模式図である。 機能液滴吐出ヘッドの外観斜視図である。 第1実施形態にかかる初期充填装置である。 第1実施形態の初期充填方法のフローチャートである。 第2実施形態にかかる初期充填装置である。 第2実施形態の初期充填方法のフローチャートである。 カラーフィルタ製造工程を説明するフローチャートである。 (a)〜(e)は、製造工程順に示したカラーフィルタの模式断面図である。 本発明を適用したカラーフィルタを用いた液晶装置の概略構成を示す要部断面図である。 本発明を適用したカラーフィルタを用いた第2の例の液晶装置の概略構成を示す要部断面図である。 本発明を適用したカラーフィルタを用いた第3の例の液晶装置の概略構成を示す要部断面図である。 有機EL装置である表示装置の要部断面図である。 有機EL装置である表示装置の製造工程を説明するフローチャートである。 無機物バンク層の形成を説明する工程図である。 有機物バンク層の形成を説明する工程図である。 正孔注入/輸送層を形成する過程を説明する工程図である。 正孔注入/輸送層が形成された状態を説明する工程図である。 青色の発光層を形成する過程を説明する工程図である。 青色の発光層が形成された状態を説明する工程図である。 各色の発光層が形成された状態を説明する工程図である。 陰極の形成を説明する工程図である。 プラズマ型表示装置(PDP装置)である表示装置の要部分解斜視図である。 電子放出装置(FED装置)である表示装置の要部断面図である。 表示装置の電子放出部廻りの平面図(a)およびその形成方法を示す平面図(b)である。
符号の説明
W ワーク 1 液滴吐出装置
3 機能液滴吐出ヘッド 5 機能液供給装置
11 X・Y移動機構 13 ヘッドユニット
26 キャリッジ本体 33 機能液タンク
34 機能液供給チューブ 51 接続針
67 初期充填装置 68 充填液
71 密閉容器 72 ヘッド支持手段
73 減圧手段 74 復圧手段
92 昇降手段 105 制御手段

Claims (9)

  1. ワークに対し機能液滴を吐出する機能液滴吐出ヘッドのヘッド内流路に、機能液または前記機能液の溶媒からなる充填液を初期充填する機能液滴吐出ヘッドの初期充填方法であって、
    前記ヘッド内流路に連なる前記機能液滴吐出ヘッドの機能液導入口を封止する封止工程と、
    密閉容器に貯留した前記充填液に前記機能液滴吐出ヘッドのノズル面側の端部を浸す浸漬工程と、
    前記密閉容器内の雰囲気を排気して前記密閉容器の内部を所定の真空度に減圧する減圧工程と、
    前記減圧工程の後、前記密閉容器の内部を復圧する復圧工程とを備えたことを特徴とする機能液滴吐出ヘッドの初期充填方法。
  2. 前記減圧工程では、前記所定の真空度を数時間維持することを特徴とする請求項1に記載の機能液滴吐出ヘッドの初期充填方法。
  3. 前記所定の真空度は、1000Pa以下で且つ100Pa以上であることを特徴とする請求項1または2に記載の機能液滴吐出ヘッドの初期充填方法。
  4. ワークに対し機能液滴を吐出する機能液滴吐出ヘッドのヘッド内流路に、機能液または前記機能液の溶媒からなる充填液を初期充填する機能液滴吐出ヘッドの初期充填装置であって、
    内部に前記充填液を貯留する密閉容器と、
    前記ヘッド内流路に連なる機能液導入口を予め封止した前記機能液滴吐出ヘッドのノズル面側の端部を前記充填液に浸した状態で支持するヘッド支持手段と、
    前記密閉容器に連通し、前記密閉容器内の雰囲気を排気して前記密閉容器の内部を所定の真空度に減圧する減圧手段と、
    前記真空度を所定時間維持した後、前記密閉容器の内部を復圧する復圧手段と、を備えたことを特徴とする機能液滴吐出ヘッドの初期充填装置。
  5. 前記復圧手段は、ドライエアー供給装置に連なるバルブで構成されていることを特徴とする請求項に記載の機能液滴吐出ヘッドの初期充填装置。
  6. 請求項1ないしのいずれかに記載の機能液滴吐出ヘッドの初期充填方法、または請求項4または5に記載の機能液滴吐出ヘッドの初期充填装置により、前記充填液が初期充填されたことを特徴とする機能液滴吐出ヘッド。
  7. 請求項に記載の機能液滴吐出ヘッドに機能液を供給する機能液供給装置であって、
    前記機能液を貯留する機能液タンクと、
    前記機能液滴吐出ヘッドと前記機能液タンクとを接続する機能液供給チューブと、を備えたことを特徴とする機能液供給装置。
  8. 請求項に記載の機能液供給装置と、
    前記機能液滴吐出ヘッドをキャリッジに搭載したヘッドユニットと、
    前記ワークを搭載すると共に、前記ヘッドユニットに対して前記ワークを相対的に移動させる移動機構と、を備えたことを特徴とする液滴吐出装置。
  9. 請求項に記載の液滴吐出装置を用い、前記ワークに前記機能液滴による成膜部を形成することを特徴とする電気光学装置の製造方法
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