JP4151163B2 - Mosトランジスタのドライブ回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はMOSトランジスタ(絶縁型電界効果トランジスタ)のドライブ回路に関し、特に電力用のMOSトランジスタのドライブ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
今日、産業用車両として、例えばバッテリーを電源とするバッテリーフォークリフト等が実用化されている。このような産業用車両では、走行や荷役作業においてバッテリー電源を使用し、ドライブ回路を制御してモータを駆動する。また、モータには、例えば走行用モータと荷役用モータがあり、それぞれに駆動回路が設けられている。このモータ駆動回路として、バッテリーの直流電源から例えば交流モータを駆動するためのインバータ駆動回路が使用され、このインバータ駆動回路に電力用のパワーMOSトランジスタが使用されている。
【0003】
図6は、上述のパワーMOSトランジスタを含むドライブ回路の回路図である。同図においてオン用スイッチング回路1とオフ用スイッチング回路2は、不図示の制御回路から供給される制御信号に従って交互にオン、オフを繰り返し、パワーMOSトランジスタ3を駆動する。また、同様にオン用スイッチング回路4とオフ用スイッチング回路5も不図示の制御回路から供給される制御信号に従って交互にオン、オフを繰り返し、パワーMOSトランジスタ6を駆動する。また、パワーMOSトランジスタ3には並列に、例えばモータ等の負荷7が接続され、パワーMOSトランジスタ3と6の駆動に従って負荷に電力供給を行う。
【0004】
ここで、図7は上述のパワーMOSトランジスタ3と6の駆動タイミングを示すタイムチャートである。上述のように、ドライブ信号によってパワーMOSトランジスタ3と6は交互にオン、オフ駆動を行い、負荷7に電力供給を行う。この時、図7に示すように、一方のパワーMOSトランジスタがオンからオフに変わった後、直ちに他方のパワーMOSトランジスタをオンすることなく、一定のタイムラグを設けている。
【0005】
例えば、同図の例ではオフ用スイッチング回路2を駆動し、パワーMOSトランジスタ3の電圧VGSを低下させ、パワーMOSトランジスタ3をオフした後、タイムラグとして時間tを設け、パワーMOSトランジスタ6の駆動を開始している。また、パワーMOSトランジスタ6をオフする場合にも、オフ用スイッチング回路5を駆動し、パワーMOSトランジスタ6の電圧VGSを低下させ、タイムラグとして同じ時間tを設け、パワーMOSトランジスタ3の駆動を開始している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のMOSトランジスタのドライブ回路では以下の問題が発生する。すなわち、パワーMOSトランジスタ3の内部ダイオードはリカバリー特性が悪く、リカバリーサージ電圧が大きい。すなわち、MOSトランジスタ3をオフすることによって、パワーMOSトランジスタ3を流れる電流は減少し、電流の流れがなくなると、パワーMOSトランジスタ3の容量分を充電するため両端にサージ電圧が現れる。このリカバリーサージ電圧は大きなレベルであり、パワーMOSトランジスタ3を使用する場合、単独でダイオードを使用する場合に比べて制御が困難である。
【0007】
本発明は、上記課題を解決するため、MOSトランジスタをダイオードとして機能させる場合でも、サージ電圧を低減し、MOSトランジスタを損傷することなくMOSトランジスタのドライブ回路を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題は本発明の態様によれば、オン用スイッチング手段とオフ用スイッチング手段を交互にオン、オフし、MOSトランジスタのゲートへの電荷供給を交互に行うMOSトランジスタのドライブ回路において、前記オフ用スイッチング手段を介して前記MOSトランジスタのゲート電荷を引き抜く際、順方向電圧によって前記ゲートに電荷を残すため、前記オフ用スイッチング手段に対し直列にダイオードを接続し、前記オフ用スイッチング手段に対し並列に抵抗を接続するMOSトランジスタのドライブ回路を提供することによって達成できる。
【0009】
ここで、MOSトランジスタ(絶縁ゲート型FET)は特に電力用のパワーMOSトランジスタであり、バッテリー等から供給される直流電力によって駆動される。
【0010】
また、オン用スイッチング手段、及びオフ用スイッチング手段は、例えばMOSトランジスタや接合型FET等のいわゆる無接点スイッチであり、CPU等の制御回路から供給される制御信号に従って駆動する。
【0011】
また、ダイオードはオフ用スイッチング手段に対して直列に接続され、特にダイオードのアノード側が上記オフ用スイッチング回路側に接続され、カソード側が接地側に接続されている。
【0012】
このように構成することにより、上記オフ用スイッチング手段を介してMOSトランジスタのゲート(G)電荷を引き抜く際、ダイオードの順方向電圧VF によってゲート(G)に電荷が残り、ゲート(G)電圧VGSを一定レベルの電圧に保ち、リカバリーサージ電圧のレベルを低減することができる。
【0013】
上記課題は本発明の他の態様によれば、オン用スイッチング手段とオフ用スイッチング手段を交互にオン、オフし、MOSトランジスタのゲートへの電荷供給を交互に行うMOSトランジスタのドライブ回路において、前記オフ用スイッチング手段を介して前記MOSトランジスタのゲート電荷を引き抜く際、ツェナー電圧によって前記ゲートに電荷を残すため、前記オフ用スイッチング手段に対し直列にツェナーダイオードを接続し、前記オフ用スイッチング手段に対し並列に抵抗を接続するMOSトランジスタのドライブ回路を提供することによって達成できる。
【0014】
ここで、MOSトランジスタ(絶縁ゲート型FET)は、上記と同様、特に電力用のパワーMOSトランジスタであり、オン用スイッチング手段、及びオフ用スイッチング手段は無接点スイッチであり、ツェナーダイオードはオフ用スイッチング手段に対して直列に接続され、特にツェナーダイオードのアノード側が上記オフ用スイッチング回路側に接続され、カソード側が接地側に接続される。
【0015】
このように構成することによっても、上記オフ用スイッチング手段を介してMOSトランジスタのゲート(G)電荷を引き抜く際、ゲート(G)電圧VGSをツェナー電圧Vt に保ち、リカバリーサージ電圧のレベルを低減することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本実施形態のMOSトランジスタのドライブ回路を説明する図である。同図において、本実施形態の回路構成はドライブ回路10、11、パワーMOSトランジスタ12、13、及び負荷14で構成されている。ドライブ回路10はパワーMOSトランジスタ12を駆動するためのドライブ回路であり、抵抗15、オン用スイッチング回路16、オフ用スイッチング回路17、抵抗18、ダイオード19等で構成され、オン用スイッチング回路16及びオフ用スイッチング回路17には不図示の制御回路から制御信号が供給される。
【0017】
また、ダイオード19はMOSトランジスタ12をオフする際、MOSトランジスタ12のゲート(G)に一定のゲート(G)電圧を保持されるための構成であり、MOSトランジスタ12のゲート(G)−ソース(S)間の電圧VGSをダイオード19の順方向電圧(VF )に保持するために使用する。
【0018】
また、ドライブ回路10とパワーMOSトランジスタ12間に配設され、オフ用スイッチング回路17、抵抗18、ダイオード19の直列回路に対して並行に接続された抵抗20は、リカバリーサージが発生していない間、パワーMOSトランジスタ12のゲート(G)を接地レベルに設定するために接続されている。
【0019】
また、パワーMOSトランジスタ12はNチャネルMOSトランジスタであり、負荷14に対して並列に接続されている。また、負荷14は例えばモータであり、パワーMOSトランジスタ12及び13のオン、オフ駆動によって必要な電力を供給する。
【0020】
一方、ドライブ回路11はパワーMOSトランジスタ13を駆動するためのドライブ回路であり、抵抗21、オン用スイッチング回路22、オフ用スイッチング回路23、抵抗24等で構成され、ドライブ回路11と同様、オン用スイッチング回路22及びオフ用スイッチング回路23には不図示の制御回路から制御信号が供給される。
【0021】
また、パワーMOSトランジスタ13はNチャネルMOSトランジスタであり、実質的にこのパワーMOSトランジスタ13をオン、オフ駆動することによって負荷14の駆動制御を行う。
【0022】
以上の構成のMOSトランジスタのドライブ回路において、以下にその回路動作を説明する。
先ず、不図示の制御回路から出力される制御信号に従ってドライブ回路10内のオン用スイッチング回路16をオフし、オフ用スイッチング回路17をオンし、パワーMOSトランジスタ12をオフ駆動する。一方、パワーMOSトランジスタ13側は、制御信号に従ってドライブ回路11内のオン用スイッチング回路22をオンし、オフ用スイッチング回路23をオフし、パワーMOSトランジスタ13をオン駆動する。この状態において、不図示のバッテリーから負荷14、パワーMOSトランジスタ13を介して電流が流れ、負荷14を駆動する。
【0023】
一方、制御回路から出力される制御信号が切り替わり、ドライブ回路10内のオン用スイッチング回路16がオンし、オフ用スイッチング回路17がオフし、ドライブ回路11内のオン用スイッチング回路22がオフし、オフ用スイッチング回路23がオンすると、逆にパワーMOSトランジスタ12はオン駆動し、パワーMOSトランジスタ13はオフ駆動する。したがって、この時パワーMOSトランジスタ12はダイオードとして機能し、更にパワーMOSトランジスタ12をオンさせることによって抵抗損失を減らす。すなわち、パワーMOSトランジスタ12がオン駆動の時、パワーMOSトランジスタ12にかかる電圧はVRON となる。
【0024】
この状態において、パワーMOSトランジスタ12はフリーホイールダイオードとして機能し、負荷14から出力される電流はパワーMOSトランジスタ12を介して負荷14に還流される。
【0025】
次に、制御信号が切り替わり、ドライブ回路11及び12内のオン用スイッチング回路及びオフ用スイッチング回路が切り替わり、パワーMOSトランジスタ12はオフし、パワーMOSトランジスタ13がオン駆動する。以下、上述の回路動作を繰り返すことによって負荷(モータ)14を駆動する。
【0026】
一方、この間、パワーMOSトランジスタ12、13の駆動は、前述の図6のタイムチャートに示したように駆動し、一方のパワーMOSトランジスタがオフした後、他方のパワーMOSトランジスタが駆動を開始まで、一定のタイムラグ(時間t)を有する。本例の場合、パワーMOSトランジスタ12がオフし、その際リカバリーサージ電圧が発生するが、当該サージ電圧のレベルを低減するものである。
【0027】
図2は本例の回路動作を詳しく説明する図であり、同図(a)はパワーMOSトランジスタ12をオフする際のパワーMOSトランジスタ12のゲート(G)電圧VGSの変化を示し、同図(b)はパワーMOSトランジスタ12をオフする際の電圧VDSの変化を示す図である。
【0028】
先ず、パワーMOSトランジスタ12をオフするため、オフ用スイッチング回路17をオンし、オン用スイッチング回路16をオフすると、パワーMOSトランジスタ12のゲート(G)の電荷がオフ用スイッチング回路17、抵抗18、ダイオード19を介して接地に流れ、ゲート(G)電圧VGSが低下する。しかし、本例の場合ダイオード19が接続されているため、ゲート(G)電圧VGSの低下は接地レベルまでは落ちず、ダイオード19の順方向電圧VF レベルまで低下する。
【0029】
この電圧変化の状態を示す図が図2(a)であり、同図(a)に示すようにゲート(G)電圧VGSは、ダイオード19の順方向電圧VF のレベルまで低下するが、接地レベル(0V)まで低下しない。
【0030】
次に、パワーMOSトランジスタ12のドレイン(D)−ソース(S)間にはリカバリーサージ電圧が発生する。このため、パワーMOSトランジスタ12には、ドレイン(D)−ソース(S)間に形成される容量分の電荷が蓄積され、またゲート(G)−ソース(S)間に形成される容量分の電荷も蓄積される。しかし、本例の場合、上述のようにパワーMOSトランジスタ12のゲート(G)電圧VGSは、ダイオード19の順方向電圧VF のレベルに設定される。したがって、接地レベル(0V)から電荷を充電するものではなく、従来に比べて高いレベルのゲート(G)電圧VGSの電位から充電を開始する。したがって、リカバリーサージ電圧を低く抑えることができる。
【0031】
すなわち、図3は従来例の場合を説明する図であり、同図(a)は前述の図6のパワーMOSトランジスタ3をオフする際のゲート(G)電圧VGSの変化を示し、同図(b)は電圧VDSの変化を示す。従来の場合、ダイオード19を接続していないため、ゲート(G)電圧VGSは接地レベル(0V)まで低下し、ゲート(G)−ソース(S)間の容量分の電荷の蓄積に時間を要し、サージ電圧のレベルも高くなっている。
【0032】
したがって、本例に示すようにダイオード19を使用することによって、ゲート(G)電圧VGSを電圧VF に設定し、リカバリーサージ電圧を低く抑えることができる。
【0033】
尚、本例の場合でもリカバリーサージ電圧がスレッショルド電圧(Vth)を越えることによって、パワーMOSトランジスタ12はオン駆動するように働き、電圧VGSが低下し、サージ電圧の上昇を抑え、パワーMOSトランジスタ12の電圧VGSは一定となる。
【0034】
また、リカバリー時以外の間、パワーMOSトランジスタ12のゲート(G)電圧VGSは抵抗20によって接地レベルに設定される。
さらに、パワーMOSトランジスタ12のスレッショルド電圧(Vth)は、図4(a)に示す負の温度特性を有する。すなわち、温度の上昇と共にスレッショルド電圧(Vth)は低下する。しかし、同図(b)に示すように、ダイオード19の温度特性も負であり、温度の上昇と共にダイオード19の順方向電圧VF も低下する。したがって、パワーMOSトランジスタ12がオフする際のリカバリー時を除き、パワーMOSトランジスタ12がオンすることはない。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
【0035】
本例は前述の実施形態と異なり、ダイオードに代えてツェナーダイオードを使用する構成である。尚、その他の構成は、前述の第1の実施形態と同じであり、前述の図1の回路構成と基本に同じである。したがって、全体の回路構成としては、図1の回路を使用する。
【0036】
図5は本例の特徴ある部分のみを示す回路であり、パワーMOSトランジスタ12に関する回路のみを示す。同図において、ドライブ回路10’はパワーMOSトランジスタ12を駆動するためのドライブ回路であり、前述と同様抵抗15、オン用スイッチング回路16、オフ用スイッチング回路17、抵抗18で構成され、更にツェナーダイオード25が接続されている。そして、オン用スイッチング回路16及びオフ用スイッチング回路17には不図示の制御回路から制御信号が供給される。
【0037】
尚、ドライブ回路10’とパワーMOSトランジスタ12間に抵抗20が設けられ、パワーMOSトランジスタ12には並列に負荷14が接続されている構成は前述と同様である。
【0038】
ここで、ツェナーダイオード25は、定電圧ダイオードであり、ツェナー電圧Vt を有する。そして、このツェナー電圧Vt は一定の電圧であり、リカバリー時パワーMOSトランジスタ12のゲート(G)電圧VGSをこの電圧Vt に設定する。すなわち、パワーMOSトランジスタ12のドレイン(D)−ソース(S)間にリカバリーサージ電圧が発生する際、ゲート(G)電圧VGSはツェナー電圧Vt に設定されており、接地レベル(0V)から電荷を充電する場合に比べて短時間で充電でき、従来に比べてサージ電圧を低く抑えることができる。
【0039】
したがって、本例に示すようにツェナーダイオード25を使用することによっも、ゲート(G)電圧VGSを電圧Vtに設定し、リカバリーサージ電圧を低く抑えることができる。
【0040】
尚、上述の第1、第2の実施形態の説明において、使用した回路は図1や図5であるが、本発明は当該回路構成に限定されることはなく、従ってダイオードやツェナーダイオードの配設位置は、回路構成上上述の図と異なる位置に配設されていもよい。
【0041】
また、上述の実施形態の説明では、負荷14としてモータの例を示したが、他の負荷であっても同様に適用することができる。
さらに、本発明のMOSトランジスタのドライブ回路は、フォークリフト等の産業用車両の電源回路に限らず、他の分野でMOSトランジスタを使用した電源回路等、各種回路に適用できる。
【0042】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明によれば、リカバリーサージ電圧を低減することができ、MOSトランジスタの破損等を回避できる。
【0043】
また、ダイオードやツェナーダイオードという汎用的に使用される回路素子を接続するだけでよく、容易に実施可能であり、リカバリーサージ電圧のレベル低減という大きな効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のMOSトランジスタのドライブ回路の回路図である。
【図2】本実施形態のMOSトランジスタの回路動作を説明する波形図である。
【図3】従来例のMOSトランジスタの回路動作を説明する波形図である。
【図4】(a)は、パワーMOSトランジスタのスレッショルド電圧(Vth)の温度特性を示し、(b)は、ダイオードの順方向電圧(VF )の温度特性を示す。
【図5】本実施形態のMOSトランジスタのドライブ回路の変形例を示す回路図である。
【図6】従来例のMOSトランジスタのドライブ回路の回路図である。
【図7】MOSトランジスタの回路動作を説明するタイムチャートである。
【符号の説明】
10、11 ドライブ回路
12、13 パワーMOSトランジスタ
14 負荷
15 抵抗
16 オン用スイッチング回路
17 オフ用スイッチング回路
18 抵抗
19 ダイオード
20、21 抵抗
22 オン用スイッチング回路
23 オフ用スイッチング回路
24 抵抗
25 ツェナーダイオード

Claims (2)

  1. オン用スイッチング手段とオフ用スイッチング手段を交互にオン、オフし、MOSトランジスタのゲートへの電荷供給を交互に行うMOSトランジスタのドライブ回路において、
    前記オフ用スイッチング手段を介して前記MOSトランジスタのゲート電荷を引き抜く際、順方向電圧によって前記ゲートに電荷を残すため、前記オフ用スイッチング手段に対し直列にダイオードを接続し、
    前記オフ用スイッチング手段に対し並列に抵抗を接続することを特徴とするMOSトランジスタのドライブ回路。
  2. オン用スイッチング手段とオフ用スイッチング手段を交互にオン、オフし、MOSトランジスタのゲートへの電荷供給を交互に行うMOSトランジスタのドライブ回路において、
    前記オフ用スイッチング手段を介して前記MOSトランジスタのゲート電荷を引き抜く際、ツェナー電圧によって前記ゲートに電荷を残すため、前記オフ用スイッチング手段に対し直列にツェナーダイオードを接続し、
    前記オフ用スイッチング手段に対し並列に抵抗を接続することを特徴とするMOSトランジスタのドライブ回路。
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