JP4150150B2 - 荷電制御剤、静電荷像現像用トナー及び荷電制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真、静電記録、静電印刷等における静電潜像を現像するための静電荷像現像用トナー、そのトナー等の帯電量を制御し得る荷電制御剤、及び樹脂粉体の荷電制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
電子写真法を利用した複写機、プリンター等においては、無機又は有機光導電材料を含有する感光層を備えた感光体上に形成された静電潜像を現像するために、着色剤及び定着用の樹脂等からなる種々のトナーが用いられている。
【0003】
このようなトナーの帯電性は、静電潜像を現像するシステムにおいては特に重要な因子である。そこでトナーの帯電量を適切に制御又は安定化するために、トナー中に正電荷又は負電荷付与性の荷電制御剤が加えられることが多い。
【0004】
従来実用化されている荷電制御剤のうち、トナーに負電荷を付与するものとしては、モノアゾ化合物の金属錯塩染料やアルキルサリチル酸等の芳香族オキシカルボン酸の金属錯体若しくは金属塩を挙げることができる。
【0005】
しかしながら、荷電制御剤として提案されているアゾ染料構造の金属錯体の多くは、一般に安定性に乏しく、例えば、機械的摩擦や衝撃、電気的衝撃や光照射、温度や湿度条件の変化等により、分解又は変質して荷電制御性が失われることとなり易い。また、実用レベルの帯電付与性を有するものであっても、電荷の安定性に不十分な点があったり、有色であるためカラートナー用として使用できないものが多い。一方、アルキルサリチル酸等の金属錯体は、一般に淡色乃至無色であるためカラートナー用としても使用されている。
【0006】
最近ではこのような問題のいくつかを解決し得る荷電制御剤も提案されている。例えば、特開平10−186728号には、下記化合物の金属錯体又は金属塩が提案されている。
【0007】
【化7】
[式中、A1は、有機環状残基(例えば、フルオレン環、シクロヘキシル環、又はキサンテン環)を示す。]
【0008】
また特開平8−50372号には、荷電制御剤として、例えば下記のような化合物が開示されている。
【0009】
【化8】
更に特開平10−239910号には、下記クマリン(誘導体)、イサト酸無水物(誘導体)、イサチン(誘導体)
【0010】
【化9】
のようなベンゼン複素環化合物を荷電制御剤として含む負荷電性トナーが提案されている。
【0011】
特開平9−106094号(トナーと現像剤と画像形成装置)には、非磁性着色剤含有樹脂微粒子が抗菌部材を含んだことを特徴とするトナーが開示されており、トナー用樹脂(不飽和ポリエステル樹脂)、着色剤(カーボンブラック)、荷電制御剤(サリチル酸クロム錯体)、抗菌部材等からなるトナーが例示されている。その抗菌部材の例としては、抗菌性ゼオライト、キトサン、ヨモギ、ヒノキ(ヒノキチオール)、ヒバ、ヨードホルム、メトロニダゾール等が挙げられている。抗菌部材としてのヒノキについては、ヒノキに含まれるトロピロンが細菌、カビなどを寄せ付けない防腐剤の役割を果たし、他の抗菌部材と同様にマイクロカプセルとして用いればよいとされ、マイクロカプセルに封入する抗菌部材としてヒノキやヒバの精油またはメトロニダゾール等が挙げられている。しかしながら、ヒノキチオールの荷電制御性についての開示は皆無である。
【0012】
本発明は、従来技術に存した上記のような課題に鑑み行われたものであって、その目的とするところは、
(1)実用レベルの負帯電付与性を有し、
(2)無色乃至淡色であって、カラートナーに使用することができ、
(3)用いたトナー等の樹脂粉体の帯電による静電荷が環境変化に対し安定であり、
(4)保存安定性[荷電制御特性の経時的安定性]に優れ、
(5)耐久性(用いたトナー等が多数回繰返し使用された場合の荷電制御特性の安定性)に優れ、
(6)有害な重金属を含まず安全性が高い
荷電制御剤及びその荷電制御剤を用いる樹脂粉体の荷電制御方法を提供することにある。
【0013】
また本発明の目的は、広範な温度域における定着性及び非オフセット性を実現できると共に、耐環境性(温度や湿度の変化に対する帯電特性の安定性)、保存安定性(帯電特性の経時的安定性)及び耐久性(トナーが多数回繰返し使用された場合の帯電特性の安定性)に優れ、安定したトナー画像が得られる静電荷像現像用トナーを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
(1) 上記目的を達成する本発明の荷電制御剤は、
下記一般式(I)で表される七員環化合物を有効成分とする。
【0015】
【化10】
...(I)
【0016】
[一般式(I)中、
R1は、ヒドロキシ基(−OH)、ヒドロペルオキシ基(−OOH)、カルボキシル基(−COOH)、ホルミル基(−CHO)、又はホルミルオキシ基(−OOCH)を示し、
R2乃至R6は、互いに独立的に(すなわち、何れか2以上が同一であってもよく、全てが異なっていてもよい)、水素原子、ヒドロキシ基、ヒドロペルオキシ基、カルボキシル基、ホルミル基、ホルミルオキシ基、ハロゲン原子、アルキル基、アリサイクリック基、アルコキシ基、アシル基、アラルキル基、アルケニル基、ニトロ基、アミノ基、置換基を有する若しくは有しないアリール基、又は隣接するもの同士により飽和若しくは不飽和環であって炭素数3乃至7の置換基を有するか若しくは置換基を有しないものを形成する基を示し、
R7は、
【0017】
【化11】
...(a)
又は
【0018】
【化12】
...(b)
【0019】
を示し、
R8及びR9は、それらのうち一方が、ヒドロキシ基、ヒドロペルオキシ基、カルボキシル基、ホルミル基、又はホルミルオキシ基を示し、他方は、水素原子、ヒドロキシ基、ヒドロペルオキシ基、カルボキシル基、ホルミル基、ホルミルオキシ基、ハロゲン原子、アルキル基、アリサイクリック基、アルコキシ基、アシル基、アラルキル基、アルケニル基、ニトロ基、アミノ基、又は置換基を有する若しくは有しないアリール基を示す。]
【0020】
(2) また、本発明の別の荷電制御剤は、上記式(I)で表される七員環化合物の金属化合物を有効成分とする。
【0021】
(3) 上記(1)又は(2)の荷電制御剤は、上記式(I)で表される七員環化合物のR1および/またはR6がヒドロキシ基であることが好ましい。
【0022】
(4) 上記(1)の荷電制御剤は、その有効成分である七員環化合物が下記式[1]で表される化合物であることが望ましい。
【0023】
【化13】
...[1]
【0024】
[式[1]中、R3及びR4は、それぞれ水素原子又はアルキル基(好ましくは炭素数1乃至4のアルキル基)を示し、両者は同じであっても異なっていてもよいが両方同時に水素原子ではない。]
【0025】
(5) 上記(2)の荷電制御剤は、その有効成分である七員環化合物の金属化合物が下記式[2]又は式[3]で表される化合物であることが望ましい。
【0026】
【化14】
...[2]
【0027】
〔式[2]中、R3及びR4は、それぞれ水素原子又はアルキル基(好ましくは炭素数1乃至4のアルキル基)を示し、両者は同じであっても異なっていてもよいが両方同時に水素原子ではない。M(z)は価数zの金属化合物を示し、nは1乃至4の整数を示す。〕
【0028】
【化15】
...[3]
【0029】
〔式[3]中、R3及びR4は、それぞれ水素原子又はアルキル基(好ましくは炭素数1乃至4のアルキル基)を示し、両者は同じであっても異なっていてもよいが両方同時に水素原子ではない。M(z)は価数zの金属化合物を示し、zは2又は3であり、nは3又は4であり、z−nは負電荷数を示し、(n−z)A+は、(n−z)個のカチオンを示す。〕
【0030】
(6) 本発明の静電荷像現像用トナーは、荷電制御剤、トナー用樹脂及び着色剤を備えてなる静電荷像現像用トナーであって、
前記荷電制御剤として、上記(1)乃至(5)の何れかに記載の荷電制御剤を含有するものである。この静電荷像現像用トナーには、所謂重合トナーも含まれる。
【0031】
(7) 本発明の荷電制御方法は、樹脂粉体に荷電制御剤を含有させてその樹脂粉体の荷電制御を行う方法であって、
前記荷電制御剤として、上記(1)乃至(5)の何れかに記載の荷電制御剤を用いるものである。
【0032】
【発明の実施の形態】
本発明の荷電制御剤は、上記一般式(I)で表される七員環化合物を有効成分とするもの、及び、上記一般式(I)で表される七員環化合物の金属化合物を有効成分とするものである。
【0033】
一般式(I)におけるR2乃至R6としてのハロゲン原子、アルキル基、アリサイクリック基、アルコキシ基、アシル基、アラルキル基、アルケニル基、置換基を有する若しくは有しないアリール基の例としては、次のようなものを挙げることができる。すなわち、Cl、Br、I、F等のハロゲン原子;メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、tert-ブチル基等の炭素数1乃至4のアルキル基;シクロプロペニル基、シクロブチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基等の炭素数3乃至8のシクロアルキル基等のアリサイクリック基;メトキシ基、エトキシ基、イソプロポキシ基等の炭素数1乃至4のアルコキシ基;アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、ベンゾイル基等のアシル基;ベンジル基、α,α'-ジメチルベンジル基等のアラルキル基;アリル基(−CH2CH=CH2)、−C(CH3)=CH2等のアルケニル基;置換基(例えば炭素数1乃至4のアルキル基又はCl、Br、I、F等のハロゲン原子等)を有する若しくは置換基を有しない、フェニル基、トルイル基、ナフチル基等のアリール基である。
【0034】
また、一般式(I)におけるR2乃至R6が、隣接するもの同士により飽和若しくは不飽和環であって炭素数3乃至7の置換基を有するか若しくは置換基を有しないものを形成する基を示す場合の飽和若しくは不飽和環の例としては、シクロプロペン環、シクロプロパン環、シクロブタジエン環、シクロブタン環、シクロペンタジエン環、シクロペンタン環、シクロヘキサン環、シクロヘプタトリエン環、ベンゼン環等を挙げることができ、炭素数3乃至7の置換基の例としては、アルキル基、アルコキシ基、アシル基、アラルキル基、アリサイクリック基、アルケニル基等を挙げることができる。
【0035】
一般式(I)におけるR7が上記(b)である場合、(b)におけるR8又はR9としてのハロゲン原子、アルキル基、アリサイクリック基、アルコキシ基、アシル基、アラルキル基、アルケニル基、置換基を有する若しくは有しないアリール基の例は、前記R2乃至R6についてのものと同様である。
【0036】
なお、一般式(I)で表される七員環化合物は、R1および/またはR6がヒドロキシ基であることが好ましい。
【0037】
より好ましいのは、下記式(II)で表される化合物である。
【0038】
【化16】
...(II)
【0039】
(式中、R2乃至R6は、上記と同意義である。)
【0040】
特に好ましい具体例は、下記式で表される化合物例1、すなわちヒノキチオールである。
【0041】
[化合物例1]
【化17】
【0042】
一般式(I)で表される他の好ましい七員環化合物の具体例として、下記化合物例2乃至10を挙げることができる。
【0043】
[化合物例2]
【化18】
【0044】
[化合物例3]
【化19】
【0045】
[化合物例4]
【化20】
【0046】
[化合物例5]
【化21】
【0047】
[化合物例6]
【化22】
【0048】
[化合物例7]
【化23】
【0049】
[化合物例8]
【化24】
【0050】
[化合物例9]
【化25】
【0051】
[化合物例10]
【化26】
【0052】
上記各化合物は、WO99/50215号公報記載の上記化合物例1の合成方法等の公知方法により行ない得、市販品を利用することもできる。
【0053】
更に、一般式(I)で表される他の有用な七員環化合物の具体例として、
【0054】
[トロポロン]
【化27】
【0055】
[β−ドラブリン]
【化28】
【0056】
[スチピタチン酸]
【化29】
【0057】
[4−フェニルトロポロン]
【化30】
を挙げることができる。
【0058】
本発明の荷電制御剤の有効成分として好ましいものとして、前記式[1]で表される化合物を挙げることができる。なお、式[1]におけるR3又はR4としてのアルキル基の例としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、tert-ブチル基等の炭素数1乃至4のアルキル基を挙げることができる。
【0059】
また、一般式(I)で表される七員環化合物は、下記式(III)で表される化合物であることが好ましい。
【0060】
【化31】
...(III)
(式中、R1乃至R6は、上記と同意義である。)
【0061】
式(III)におけるR1又はR6は、ヒドロキシ基又はカルボキシル基であることが好ましい。
【0062】
本発明の荷電制御剤の有効成分としての、上記一般式(I)で表される七員環化合物の金属化合物、すなわち金属塩若しくは金属錯塩における金属として好ましいものとして、Na、Ag、Cu、Be、Mg、Ca、Zn、Mn、Co、Ni、Al、Cr、Bi、Sb、Th、Ce、Ti、Sn、V、W、又はZr等を例示することができる。
【0063】
本発明の荷電制御剤の有効成分として好ましい金属化合物としては、上記式(II)又は式(III)で表される化合物を配位子とするものを挙げることができる。
【0064】
式(II)で表される化合物を配位子とする化合物としては、上記式[2]又は式[3]で表される化合物が望ましい。式[2]又は式[3]中のR3又はR4としてのアルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、tert-ブチル基等の炭素数1乃至4のアルキル基を挙げることができる。また式[3]中のA+が示すカチオンとしては、例えば、H+、Na+、K+、又はアミン等を挙げることができる。
【0065】
式(II)で表される化合物[例えば化合物例1(ヒノキチオール)]と配位結合して本発明の荷電制御剤の有効成分としての化合物を形成し得る金属原子の例としては、2価の金属である鉄(II)、銅(II)、コバルト(II)、亜鉛(II)、ニッケル(II)、マンガン(II)マグネシウム(II)、及びカルシウム(II)及び;3価の金属である鉄(III)、アルミニウム(III)、マンガン(III)、チタン(III)、及びジルコニウム(III);4価の金属であるマンガン(IV)、チタン(IV)、及びジルコニウム(IV)等である。好ましくは、鉄(II)、鉄(III)、コバルト(II)、ニッケル(II)、マンガン(II))、マンガン(III)、亜鉛(II)、及びマグネシウム(II)である。
【0066】
これらの化合物は、日本化学会誌64(5)、p.742(1943)、日本化学会誌64(6)、p.901(1943)等の文献の記載に従い合成することができる。またこれらの化合物は、式(II)で表される化合物[例えば化合物例1(ヒノキチオール)]と各金属の化合物を、水溶液又はアルコール溶媒中で混合することにより、容易に得られる。
【0067】
式(II)で表される化合物を配位子とする化合物の例としては、化合物例1(ヒノキチオール)の鉄(III)塩であるヒノキチン
【0068】
【化32】
の他、次のような金属塩又は金属錯塩を例示することができる。
【0069】
【化33】
【0070】
【化34】
【0071】
【化35】
【0072】
【化36】
【0073】
【化37】
【0074】
【化38】
【0075】
【化39】
【0076】
【化40】
【0078】
【化42】
【0079】
【化43】
【0080】
式(III)で表される化合物と配位結合して本発明の荷電制御剤の有効成分としての化合物を形成し得る金属原子の例としては、2価の金属である鉄(II)、銅(II)、コバルト(II)、亜鉛(II)、ニッケル(II)、マンガン(II)、マグネシウム(II)、及びカルシウム(II)及び;3価の金属である鉄(III)、アルミニウム(III)、マンガン(III)、チタン(III)、及びジルコニウム(III);4価の金属であるマンガン(IV)、チタン(IV)、及びジルコニウム(IV)等である。
【0081】
式(III)で表される化合物を配位子とする化合物の例としては、次のような金属塩又は金属錯塩を例示することができる。
【0082】
【化44】
このような、上記一般式(I)で表される七員環化合物の金属化合物は、目的物を得るための反応条件によっても異なるが、一般には上記金属に、例えば、式(II)や式(III)で表される化合物が1又は2個以上配位した複数種のものの混合物として得られる。また、混合物から単一化合物を分離することは実際的ではない上、本発明の荷電制御剤の有効成分としての一般式(I)で表される七員環化合物の金属化合物は、単一物である必要はなく、2種以上のものの混合物であってよい。尤も、それぞれの生成物はFD−MS分析によって確認又は推定できる。
【0083】
次に、本発明の静電荷像現像用トナーは、荷電制御剤、トナー用樹脂及び着色剤を備えてなる静電荷像現像用トナーであって、前記荷電制御剤として、上記本発明の荷電制御剤を含有するものである。トナー中における本発明の荷電制御剤の有効成分を構成する化合物は、単独種の化合物であってもよく数種の化合物の混合物であってもよい。本発明の静電荷像現像用トナーに用いる荷電制御剤は、上記一般式(I)で表される七員環化合物および/または一般式(I)で表される七員環化合物の金属化合物のみとしてよい。
【0084】
本発明の静電荷像現像用トナーは、上記式(I)で表される七員環化合物又はその金属化合物が、トナー用樹脂100重量部に対して0.1乃至10重量部配合されたものであることが望ましい。荷電制御剤のより好ましい配合量は、トナー用樹脂100重量部に対して0.5乃至5重量部である。
【0085】
本発明のトナーに用い得る樹脂の例としては、次のような公知のトナー用樹脂(結着樹脂)を挙げることができる。すなわち、スチレン樹脂、スチレン−アクリル樹脂、スチレン−ブタジエン樹脂、スチレン−マレイン酸樹脂、スチレン−ビニルメチルエーテル樹脂、スチレン−メタアクリル酸エステル共重合体、ポリエステル樹脂、ポリプロピレン樹脂等の熱可塑性樹脂である。これらの樹脂は、単独で或いは数種をブレンドして用いることもできる。また、本発明の荷電制御剤は、静電粉体塗料に含有させて樹脂粉体の電荷の制御(増強)のために用いることもできる。その場合の塗料用樹脂としては、例えば、アクリル系、ポリオレフィン系、ポリエステル系、又はポリアミド系等の熱可塑性樹脂;フェノール系、エポキシ系、ポリエステル系等の熱硬化性樹脂を、単独で或いは数種をブレンドして用いることができる。
【0086】
本発明のトナーにおいては、着色剤として種々の染料や顔料を、それぞれ単独で又は2種以上配合して使用することができる。用い得る着色剤の具体例は次のとおりである。すなわち、キノフタロンイエロー、イソインドリノンイエロー、ベンジジンイエロー、ペリノンオレジン、ペリノンレッド、ペリレンマルーン、ローダミン6Gレーキ、キナクリドンレッド、アンスアンスロンレッド、ローズベンガル、銅フタロシアニンブルー、銅フタロシアニングリーン、ジケトピロロピロール系顔料等の有機顔料;
カーボンブラック、チタンホワイト、チタンイエロー、群青、コバルトブルー、べんがら、アルミニウム粉、ブロンズ等の無機顔料及び金属粉;アゾ染料、キノフタロン系染料、アントラキノン系染料、フタロシアニン系染料、インドフェノール系染料、インドアニリン系染料等の各種の油溶性染料や分散染料の他、ロジン、ロジン変性フェノール、ロジン変性マレイン酸等の樹脂により変性されたトリアリールメタン系染料及びキサンテン系染料等を例示することができる。
【0087】
本発明の静電荷像現像用トナーは、例えば次のように製造される。
【0088】
上記のようなトナー用樹脂、着色剤、及び本発明の荷電制御剤、並びに必要に応じて磁性材料(例えば、鉄、コバルト、フェライト等の強磁性材料製の微粉体)、流動性改質剤(例えば、シリカ、酸化アルミニウム、酸化チタン)、オフッセト防止剤(例えば、ワックス、低分子量のオレフィンワックス)等をボールミルその他の混合機により十分混合した後、その混合物を加熱ロール、ニーダー、エクストルーダー等の熱混練機を用いて溶融混練し、その混練物を冷却固化させた後、その固化物を粉砕及び分級することにより、平均粒径5乃至20μmのトナーを得ることができる。
【0089】
また、結着樹脂溶液中に材料を分散させた後、噴霧乾燥することにより得る方法、或いは、結着樹脂を構成すべき単量体に所定材料を混合して乳化懸濁液とした後に重合させてトナー(所謂重合トナー)を得る重合法によるトナー製造法等を応用することができる。
【0090】
例えば、懸濁重合法においては、重合単量体、着色剤及び荷電制御剤、並びに必要に応じて重合開始剤、架橋剤、離型剤、及びその他の添加剤を均一に溶解又は分散させて単量体組成物とした後、この単量体組成物を、分散安定剤を含有する連続層(例えば水相)中に適当な分散機を用いて分散させると共に重合反応を行なわせることにより、所望の粒径を有するトナー粒子を得ることが可能である。
【0091】
重合トナー用の樹脂を形成するための重合性単量体の例としては、スチレン、メチルスチレン等のスチレン誘導体;アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタアクリル酸エチル、メタアクリル酸n−ブチル等の(メタ)アクリル酸エステル類;アクリルロニトリル、メタクリロニトリル、アクリルアミド等のビニル系単量体が挙げられる。
【0092】
前記分散安定剤としては、各種界面活性剤(例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム)や有機又は無機分散剤等を使用することができる。有機分散剤の例としては、ポリビニルアルコール、メチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース等を挙げることができる。無機分散剤の例としては、リン酸カルシウム、リン酸マグネシウム、リン酸アルミニウムのようなリン酸多価金属塩微粉体;炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムのような炭酸塩微粉体;メタ珪酸カルシウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、水酸化カルシウム、水酸化アルミニウムのような無機分散剤等を挙げることができる。
【0093】
前記重合開始剤としては、2,2’−アゾイソブチロニトリル、アゾビスブチロニトリルのようなアゾ系又はジアゾ系重合開始剤;ベンゾイルペルオキシドのような過酸化物系重合開始剤等を例示することができる。
【0094】
本発明のトナーを2成分現像剤として用いる場合には、本発明のトナーをキャリヤ粉と混合して用いることができ、磁気ブラシ現像法等により現像することができる。
【0095】
キャリヤとしては、特に限定されず、公知のものが全て使用可能である。例示するならば、粒径50乃至200μm程度の鉄粉、ニッケル粉、フェライト粉、ガラスビーズ等、及びこれらの表面をアクリル酸エステル共重合体、スチレン−アクリル酸エステル共重合体、スチレン−メタクリル酸エステル共重合体、シリコーン樹脂、ポリアミド樹脂、フッ化エチレン系樹脂等でコーティングしたものなどを挙げることができる。
【0096】
本発明のトナーを1成分現像剤として用いる場合には、上記のようにしてトナーを製造する際に、例えば鉄粉、ニッケル粉、フェライト粉等の強磁性材料製の微粉体を適量添加分散させて用いることができる。この場合の現像法としては、例えば接触現像法、ジャンピング現像法等を挙げることができる。
【0097】
このような本発明のトナーを用いた静電荷像の現像においては、トナー中の本発明の荷電制御剤によりそのトナーの荷電制御が行なわれる。
【0098】
【発明の効果】
本発明の荷電制御剤及び荷電制御方法は、負電荷付与性及びその安定性に優れると共に、トナー用樹脂に対する分散性が良好であり、トナーに用いられた場合に、帯電量の環境安定性に優れ、保存安定性及び耐久性に優れ、有害な重金属を含まず安全性が高い。
【0099】
本発明の静電荷像現像用トナーは、本発明の荷電制御剤を含有する点において、広範な温度域における定着性及び非オフセット性を実現できると共に、耐環境性、保存安定性及び耐久性に優れ、安定した複写画像の形成が可能である。
【0100】
【実施例】
次に実施例を挙げて本発明のトナーをより具体的に説明するが、勿論本発明はこれらのみに限定されるものではない。なお、以下の記述においては、「重量部」を「部」と略す。
【0101】
合成例1[化合物例1の鉄(III)化合物の合成]
200mlビーカーに化合物例1(ヒノキチオール)を1.00g秤量したものに、水100ml、水酸化ナトリウム0.244gを加え、攪拌しながら70℃まで加熱した。これに、38.82%の塩化鉄(III)水溶液0.848gを10分間かけて滴下した。析出した結晶を濾取、水洗し、得られた結晶をヘキサン/ベンゼンより再結晶させることにより、赤茶色結晶0.694g(収率62.7%)を得た。
【0102】
このものの元素分析値(%)は、C:66.25、H:5.98、Fe:10.09[計算値 C:66.06、H:6.10、Fe:10.24]であった。
【0103】
合成例2[化合物例1の亜鉛(II)化合物の合成]
97%塩化亜鉛(II)0.856gと化合物例1(ヒノキチオール)2.00gと水酸化ナトリウム0.487gを秤量し、これに水100mlを加えて攪拌混合した。得られた結晶をアルコールを用いて再結晶させることにより、微黄色結晶2.00g(収率83.8%)を得た。
【0104】
合成例3[化合物例1のコバルト(II)化合物の合成]
塩化コバルト(II)0.527gを20mlの温メタノールに溶解させ、これを、ヒノキチオール2.00gと水酸化カリウム0.885gを溶解させた温メタノール溶液中に徐々に加えた。析出した結晶を濾取、水洗して、橙色結晶2.08g(収率87.2%)を得た。
【0105】
合成例4[化合物例1の亜鉛(II)化合物ナトリウム塩の合成]
97%塩化亜鉛(II)0.570gを20mlの温メタノールに溶解させ、これを、ヒノキチオール2.00gと水酸化ナトリウム0.568gを溶解させた温メタノール溶液中に徐々に加えた。得られた結晶を濾取、水洗して、微黄色結晶1.96g(収率83.5%)を得た。
【0106】
なお、上記の合成例において原料に用いたヒノキチオールは、市販品(和光純薬社製 商品名:Hinokitiol)、又は合成品を使用した。
【0107】
実施例1
スチレン−アクリル共重合樹脂[三洋化成社製 商品名:ハイマーSMB600]...100部
低重合ポリプロピレン[三洋化成社製 商品名:ビスコール550P]...2部
油溶性マゼンタ色染料[オリエント化学工業社製 商品名:オイルピンク#312]...7部
荷電制御剤[化合物例1]...1部
【0108】
上記配合物を高速ミルで均一に予備混合してプレミックスを調製した。このプレミックスを加熱ロールで溶融混練し、この混練物を冷却した後、超遠心粉砕機で粗粉砕した。得られた粗砕物を分級機付のエアージェットミルを用いて微粉砕することにより、粒径10乃至20μmのマゼンタトナーを得た。
【0109】
得られたトナー5部に対して鉄粉キャリヤ(パウダーテック社製 商品名:TEFV200/300)95部を混合して現像剤を調製した。
【0110】
本現像剤をポリ瓶中に計量し、回転数100rpmのボールミルにより攪拌して現像剤を帯電させ、標準条件(20℃、相対湿度60%)で経時帯電量を測定した。攪拌時間(分)毎の摩擦帯電量の測定結果を表1に示す。また、低温低湿(5℃、相対湿度30%)及び高温高湿(35℃、相対湿度90%)の各条件下で同様にして初期ブローオフ帯電量を測定した結果、すなわち帯電量環境安定性の測定結果を、表2に示す。
【0111】
【表1】
【0112】
【表2】
【0113】
なお、帯電量の測定は、東芝ケミカル社製のブローオフ帯電量測定機[商品名:TB−200]により行なった。
【0114】
本現像剤を用いて市販の複写機にてトナーの画像を形成したところ、カブリがなく、細線再現性が良好で、而も分光特性に優れ、重ね合わせによる混色に適した透明性のある、鮮明なマゼンタ色の画像が得られた。また、オフセット現象も全く観察されなかった。
【0115】
実施例2
ポリエステル樹脂[日本合成化学社製 商品名:HP−301]...100部
低重合ポリプロピレン[三洋化成社製 商品名:ビスコール550P]...2部
カーボンブラック[三菱化学社製 商品名:MA−100]...6部
荷電制御剤[化合物例2]...1部
【0116】
上記配合物を実施例1と同様に処理して黒色トナー及び現像剤を調製し、実施例1と同様に測定した経時帯電量及び帯電量環境安定性をそれぞれ表3及び表4に示す。
【0117】
【表3】
【0118】
【表4】
【0119】
本現像剤を用いて市販の複写機にてトナーの画像を形成したところ、カブリがなく、細線再現性、帯電安定性及び持続性が良好で、画像の濃度低下のない良質な画像が得られた。また、オフセット現象も全く観察されなかった。
【0120】
実施例3
スチレン...60部
n−ブチルメタクリレート...60部
ベンジジンイエロー(C.I.ピグメントイエロー12)...5部
2,2’−アゾイソブチロニトリル...1.8部
荷電制御剤(化合物例1)...1部
【0121】
上記配合物を高速ミキサーで均一にプレミキシングして重合性単量体組成物を得た。
【0122】
一方、濃度0.1モル%の第三リン酸ナトリウム水溶液100mlを蒸留水600mlにより希釈し、この液を攪拌しながら、この液に対し、濃度1.0モル/リットルの塩化カルシウム水溶液18.7mlを徐々に加えた。更に、この混合液を攪拌しながら、この混合液に対し、濃度20重量%のドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム水溶液0.15gを加えて分散液を調整した。
【0123】
この分散液を前記重合性単量体組成物に加えてTK式ホモミキサー(特殊機化工社製)により高速攪拌しながら温度65℃に昇温させ、昇温後30分間攪拌した後、通常の攪拌機により回転数100rpmで攪拌し、温度65℃のまま6時間重合させた。
【0124】
重合終了後、反応混合物を冷却して固形物を濾別し、その濾取物を濃度5重量%の塩酸水溶液中に浸漬させることにより、分散剤として利用したリン酸カルシウムを分解した。得られた固形物を、洗浄液が中性となるまで水洗し、脱水、乾燥させることにより、平均粒径13μmのイエロートナーを得た。
【0125】
得られた重合トナー5部に対して、鉄粉キャリア(パウダーテック社製、商品名:TEFV200/300)95部を混合して現像剤を調製し、実施例1と同様に測定した経時帯電量及び帯電量環境安定性をそれぞれ表5及び表6に示す。
【0126】
【表5】
【0127】
【表6】
【0128】
本現像剤を用いて市販の複写機にてトナーの画像を形成したところ、カブリがなく、細線再現性が良好で、而も分光特性に優れ、重ね合わせによる混色に適した透明性のある、鮮明な黄色の画像が得られた。また、オフセット現象も全く観察されなかった。
【0129】
実施例4
スチレン...60部
n−ブチルメタクリレート...60部
カーボンブラック[三菱化学社製 商品名:MA−100]...5部
2,2’−アゾイソブチロニトリル...1.8部
荷電制御剤(化合物例2)...1部
【0130】
上記配合物を実施例3と同様に処理して黒色重合トナー及び現像剤を調製し、実施例1と同様に測定した経時帯電量及び帯電量環境安定性をそれぞれ表7及び表8に示す。
【0131】
【表7】
【0132】
【表8】
【0133】
本現像剤を用いて市販の複写機にてトナーの画像を形成したところ、カブリがなく、細線再現性が良好な黒色の画像が得られた。また、連続複写しても画像濃度は低下しなかった。オフセット現象も全く観察されなかった。
【0134】
実施例5
スチレン−アクリル樹脂(三井化学社製、商品名:CPR600B)...100部
カーボンブラック(三菱化学社製、商品名:#44)...7部
荷電制御剤(化合物例1又は合成例1の鉄化合物)...1部
【0135】
荷電制御剤としてヒノキチオール(化合物例1)を用いた上記配合物と荷電制御剤として鉄化合物(合成例1)を用いた上記配合物の両者をそれぞれ実施例1と同様に処理して2種の黒色トナー及び2種の現像剤を調製した。各現像剤について実施例1と同様にして経時帯電量を測定した結果を図1に示す。横軸は攪拌時間(分)、縦軸は摩擦帯電量を示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】 荷電制御剤としてヒノキチオール(化合物例1)を用いたトナーと鉄化合物(合成例1)を用いたトナーの帯電特性の比較図である。
Claims (9)
- 上記式(I)で表される七員環化合物のR 6 がヒドロキシ基である請求項1乃至4の何れか1項に記載の荷電制御剤。
- 樹脂粉体に荷電制御剤を含有させてその樹脂粉体の荷電制御を行う方法であって、
前記荷電制御剤として請求項1乃至7の何れかに記載の荷電制御剤を用いる荷電制御方法。
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