JP4150123B2 - 角度計 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、角度計に関する。詳しくは、固定ブレードに対する可動ブレードの角度から被測定物の角度を測定する角度計に関する。
【0002】
【背景技術】
被測定物の角度を測定する角度計として、米国特許第5,040,298号公報が知られている。
これは、角度計の本体に一体的に固定された固定アームと、この固定アームに対して回転可能に設けられた可動アームと、前記固定アームに対する可動アームの回転角度を検出する角度センサと、この角度センサで検出された角度をデジタル表示するデジタル表示器とを備えた構造である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の角度計は、固定アームおよび可動アームがそれぞれ1枚の板から構成され、固定アームの片面に可動アームが接した状態で回転する構造であるため、つまり、固定アームの厚みだけ、可動アームが固定アームからずれているため、これらのアームを被測定物の測定部位に当接させたときに、角度計がアームの厚み方向へ傾きやすく、安定した測定が行えないという欠点がある。
【0004】
本発明の目的は、このような従来の欠点を解消し、被測定物の測定部位に安定してセットでき、被測定物の角度を高精度に測定できる角度計を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の角度計は、上記目的を達成するため、次の構成を備える。
請求項1に記載の発明は、第1の測定子部材を有する本体部と、この本体部に対して回転可能に設けられ前記第1の測定子部材とともに被測定物の測定部位に当接される第2の測定子部材を有する回転部と、前記第1の測定子部材に対する第2の測定子部材の角度を検出する角度検出部と、この角度検出部で検出された角度を表示する角度表示部とを備えた角度計において、前記第1の測定子部材は、一定の隙間を隔てて対向配置された2枚の固定ブレードから形成され、前記第2の測定子部材は、前記2枚の固定ブレードの間に位置して回転可能に設けられた1枚の可動ブレードから形成され、前記回転部は、前記可動ブレードと、前記本体部に回転可能に支持された回転板と、この回転板に対して前記可動ブレードをその長手方向に位置調整可能に保持する保持手段とを含んで構成され、前記回転板には、その回転板の回転軸線を中心とする同一円周上に複数の電極を一定角度間隔で配列したロータ基板が一体的に設けられているとともに、前記回転板の外周に沿って弾性体またはギヤーが設けられ、前記回転板の内周に嵌合筒が形成され、前記ロータ基板と、前記本体部に前記ロータ基板に対向して配置され前記回転軸線を中心とする同一円周上に複数の電極を一定角度間隔で配列したステータ基板とを含んで前記角度検出部が構成され、前記弾性体またはギヤーと、前記本体部に前記回転板の軸方向へスライド可能に支持され先端に前記弾性体に押圧接触する接触部または前記ギヤーに噛み合うギヤーを有する微動調整軸とを含んで前記可動ブレードを微動回転させるための微動手段が構成され、前記嵌合筒と、前記本体部に螺合された回転クランプつまみと、この回転クランプつまみの螺合によって前記嵌合筒に当接して前記回転板の回転をクランプするクランプピンとを含んで前記可動ブレードの回転をクランプする回転クランプ手段が構成されている、ことを特徴とする。
【0006】
この発明によれば、被測定物の測定部位に当接される測定子部材が、一定の隙間を隔てて対向配置された2枚の固定ブレードと、この2枚の固定ブレードの間に位置して回転可能に設けられた1枚の可動ブレードとから形成されているから、つまり、2枚の固定ブレードの間(中央)に可動ブレードが位置しているから、これらのブレードを被測定物の測定部位に当接させたときに、これらのブレードが厚み方向へ傾くのを極力防止できる。従って、ブレードを安定して被測定物の測定部位に当接されることができるから、被測定物の測定部位の角度を高精度に測定できる。
【0007】
また、前記回転部は、前記可動ブレードと、前記本体部に回転可能に支持された回転板と、この回転板に対して前記可動ブレードをその長手方向に位置調整可能に保持する保持手段とを含んで構成されているから、回転板に対して可動ブレードの保持位置をその長手方向に沿って調整することができる。そのため、固定ブレードに対する可動ブレードの長さを調整することによって、被測定物の各種形状にも対応できる。
また、前記角度検出部は、前記回転部に設けられその回転軸線を中心とする同一円周上に複数の電極を一定角度間隔で配列したロータ基板と、前記本体部に前記ロータに対向して配置され前記回転軸線を中心とする同一円周上に複数の電極を一定角度間隔で配列したステータ基板とを含んで構成されているから、小型、軽量、低コストで実現できる。
また、可動ブレードを微動回転させるための微動手段が設けられ、この微動手段は、前記回転板の外周に旋回された弾性体またはギヤーと、前記本体部に前記回転板の軸方向へスライド可能に支持され先端に前記弾性体に押圧接触する接触部または前記ギヤーに噛み合うギヤーを有する微動調整軸とを含んで構成されているから、可動ブレードを微小角度ずつ回転させることができ、可動ブレードを被測定物の測定部位に正確に当接させることができる。また、微動調整軸をスライドさせ、その先端の接触部またはギヤーを弾性体またはギヤーから離すと、回転板に対する抵抗が小さくなるから、回転板(可動ブレード)を軽く回転させることができる。
さらに、可動ブレードの回転をクランプする回転クランプ手段が設けられているから、可動ブレードおよび固定ブレードを被測定物の測定部位に当接させたのち、可動ブレードの回転をクランプすると、その後、可動ブレードが回転することがないから、角度表示部の値を読み取りやすい。
【0008】
請求項に記載の発明は、請求項に記載の角度計において、前記保持手段は、前記回転板に設けられその回転板の回転中心からの距離が一回転方向へ向かって次第に減少するカム溝を有するハンドルと、このハンドルと前記可動ブレードとの間に介在されたブレード台と、一端に前記ハンドルのカム溝に係合する係合ピンを有し、他端に前記可動ブレードの長手方向に沿って形成された長溝に係合する係合部を有する係合爪とを含んで構成されていることを特徴とする。
【0009】
この発明によれば、ハンドルを回すと、そのハンドルに設けられたカム溝も回転される。すると、このカム溝と可動ブレードの長溝との間に係合する係合爪がハンドルの回転軸線に対して接近、離反される。係合爪がハンドルの回転軸線から離間すると、可動ブレードがブレード台から離れるから、可動ブレードをその長手方向へスライドさせることができる。可動ブレードをスライドさせて長さ調整したのち、係合爪をハンドルの回転軸線に接近させると、可動ブレードがブレード台に押し付けられ、可動ブレード、ブレード台およびハンドルが一体的に固定される。つまり、可動ブレードがその長手方向の位置で保持される。従って、簡単な構成で可動ブレードの長さを調整することができる。
【0014】
請求項に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の角度計において、前記2枚の固定ブレード間に設けられ前記可動ブレードが位置決めされる基準値設定用位置決め部と、予め設定された基準角度データを記憶したメモリと、このメモリに記憶された基準角度データを基準値として設定指令するための第1の基準値設定手段と、任意の角度データを入力するためのプリセット手段と、このプリセット手段から入力された角度データを基準値として設定指令するための第2の基準値設定手段と、前記第1の基準値設定手段が操作されたときに前記メモリに記憶された基準角度データを前記角度検出部の基準値として設定するとともに、前記第2の基準値設定手段が操作されたときに前記プリセット手段によって入力された角度データを前記角度検出部の基準値として設定する制御手段とが設けられていることを特徴とする。
【0015】
この発明によれば、角度検出部の基準値の設定を次の2通りの方法で行うことができる。
第1の方法は、まず、メモリに基準角度データとして、たとえば、−90度を記憶させておく。基準値の設定にあたって、直角な基準器(スコヤ)を用意し、これに固定ブレードおよび可動ブレードを接触させたのち、第1の基準値設定手段を操作する。すると、制御手段は、メモリに記憶された基準角度データ(−90度)を角度検出部の基準値として設定する。
第2の方法は、まず、可動ブレードを回転させて、2枚の固定ブレード間に設けられた基準値設定用位置決め部に位置決めする。続いて、プリセット手段によって指定の角度データ(可動ブレードが2枚の固定ブレードの基準値設定部に位置決めされたとき、固定ブレードに対する可動ブレードの角度データが指定角度データとして予め与えられている)を入力する。たとえば、プリセット手段によって、プリセットモードに入った状態において、回転板を回転させて角度検出部で検出される角度を指定角度に設定する。こののち、第2の基準値設定手段を操作すると、制御手段は、現在の角度検出部の角度データを角度検出部の基準値として設定する。この場合には、基準器などを用いなくても基準値の設定ができる利点がある。
このようにして、角度検出部の基準値を設定すると、以後、この基準値から可動ブレードの回転角度データがカウントアップまたはカウンドダウンされる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本実施形態の角度計を示す正面図、図2はその分解斜視図である。
これらの図に示すように、本実施形態の角度計は、第1の測定子部材13を有する本体部10と、この本体部10に対して回転可能に設けられ前記第1の測定子部材13とともに被測定物の測定部位に当接される第2の測定子部材31を有する回転部30と、前記第1の測定子部材13に対する第2の測定子部材31の角度を検出する角度検出部50と、この角度検出部50で検出された角度を表示する液晶表示器からなる角度表示部60と、前記回転部30を微動回転させるための微動手段としての微動機構70と、前記回転部30の回転をクランプする回転クランプ手段としての回転クランプ機構80とを備える。
【0017】
前記本体部10は、前記第1の測定子部材13を有する円盤状の台板11と、この台板11の軸12にナット20を介して連結固定され台板11の円盤状部を覆うカバー21とを備える。
台板11には、その中心に軸12が止め部材12Aによって突設固定されているとともに、外周縁に前記第1の測定子部材13が形成されている。第1の測定子部材13は、2本の連結ピン14,15を介して、一定の隙間を隔てて対向配置された2枚の固定ブレード16,17から形成されている。ここに、外側の連結ピン15は、角度検出部50の基準値の設定に際して、前記第2の測定子部材31の位置決めを行う基準値設定用位置決め部を構成している。また、2枚の固定ブレード16,17の両側縁が測定基準面になっている。
カバー21の表面には、その中心に回転クランプつまみ22が螺合されているとともに、その上方に前記角度表示部60が、下方に5つのスイッチ24〜28および防倒リング29がそれぞれ配列されている。なお、防倒リング29は、角度計を立てた姿勢(図1の姿勢)で使用する際、角度計の倒れを防止するためのもので、外周面が固定ブレード16,17の側面と一致するように配置されている。
【0018】
ここで、各スイッチ24〜28は、次の機能をもつ。
オン・オフスイッチ24:電源のオン・オフ。
ゼロセット・カウントアップ切替スイッチ25:角度表示部60の表示値が「ゼロ」にセットされるとともに、長めに押すと、カウントアップの方向が変わる。たとえば、可動ブレードが時計方向へ回転するときカウントアップしていたのが、スイッチ25を長めに押すと、可動ブレードが反時計方向へ回転するときカウントアップするように表示値が切り替わる。
プリセットスイッチ26:後述するメモリ92に記憶された基準角度データが角度検出部50の基準値として設定される。また、スイッチ26を押し続けると「P」が表示され、プリセットモードに入る。その後にスイッチ26を押すと、プリセットモードにおいて入力された角度データが角度検出部50の基準値として設定される。ここに、プリセットスイッチ26は、後述するメモリ92に記憶された基準角度データを角度検出部50の基準値として設定指令するための第1の基準値設定手段と、任意の角度データを入力するためのプリセット手段と、これによって入力された角度データを角度検出部50の基準値として設定指令するための第2の基準値設定手段とを構成している。
データホールドスイッチ27:1度押すと、表示値がホールドされる。再度押すと解除される。
表示切換スイッチ28:角度表示が60進で度分表示(0°0′)と、10進で小数点表示(0.00°)とに切り替えられる
【0019】
前記回転部30は、前記第2の測定子部材31と、前記本体部10の軸12にベアリング34を介して回転可能に支持された回転板35と、この回転板35に対して前記第2の測定子部材31をその長手方向に位置調整可能に保持する保持手段41とを含んで構成されている。
第2の測定子部材31は、前記2枚の固定ブレード16,17の間に位置して回転可能に設けられた一枚の可動ブレード32によって構成されている。可動ブレード32は、両端が斜め(テーパ面状)に切り欠かれ、かつ、片側表面の長手方向にそって長溝33が形成されている。
保持手段41は、前記回転板35の嵌合筒36に一体的に嵌合されその回転板35の回転中心からの距離が一回転方向(図2中、時計回転方向)へ向かって次第に減少するカム溝42を有するハンドル43と、このハンドル43と前記可動ブレード32との間に介在されたブレード台44と、一端に前記ハンドル43のカム溝42に係合する係合ピン45を有し、他端に前記可動ブレード32の長手方向に沿って形成された長溝33に摺動可能に係合する係合部46を有する係合爪47とを含んで構成されている。なお、ハンドル43の外周縁は凹凸状43Aに形成されている。
【0020】
前記角度検出部50は、前記回転板35に一体的に固定されたロータ基板51と、前記カバー21にメイン基板52を介して固定されかつ前記ロータ基板51と一定の隙間を隔てて対向するステータ基板53とを備えた静電容量式エンコーダによって構成されている。
ロータ基板51には、回転軸線を中心とする同一円周上に複数の電極(受信電極)が一定角度間隔で配列されているとともに、前記ステータ基板53にも、前記回転軸線を中心とする同一円周上に複数の電極(送信電極)が一定角度間隔で配列されている。なお、この検出原理につては、公知であるため、詳細な説明は省略する。
【0021】
前記微動機構70は、前記回転板35の外周に旋回された断面円形の弾性体71と、前記カバー21に前記回転板35の軸方向へスライド可能かつ回転可能に支持された微動調整軸72と、この微動調整軸72の一端に固定された微動調整つまみ73と、前記微動調整軸72の他端に設けられ前記弾性体71に押圧接触する接触部74とから構成されている。
前記回転クランプ機構80は、前記回転クランプつまみ22と、前記軸12の下部120度間隔位置にその軸12の軸線に対して直交する方向へ進退可能に収納されかつ前記回転クランプつまみ22の先端コーン部に接する3つのクランプピン81とから構成されている。つまり、回転クランプつまみ22を螺合していくと、その先端コーン部に接する3つのクランプピン81が軸12の軸線を中心として3方向へ広がり、回転板35の嵌合筒36の内周面に当接して、これをクランプする構造である。
【0022】
図3は、本実施形態の角度計のブロック図である。同図において、90は制御手段を構成する演算制御装置である。
同演算制御装置90には、内部に角度検出部(静電容量式エンコーダ)50からの角度データを記憶する記憶エリア91を備えているとともに、前記各種スイッチ24〜28、角度表示部60、角度検出部50、メモリ92がそれぞれ接続されている。メモリ92には、予め設定された基準角度データ、ここでは、−90°の角度データが記憶されている。
前記演算制御装置90は、プリセットスイッチ(第1の基準値設定手段)26が操作されたときに、前記メモリ92に記憶された基準角度データを角度検出部50の基準値として記憶エリア91に設定するとともに、プリセットデータ入力モードにおいて、プリセットスイッチ26(第2の基準値設定手段)が操作されたときに、プリセットモードにおいて入力された角度データを角度検出部50の基準値として記憶エリア91に設定する。これにより、以後、この基準値から可動ブレード32の回転角度データがカウントアップまたはカウンドダウンされるようになっている。
【0023】
次に、本実施形態の角度計について、使用方法を説明する。
まず、角度検出部50の基準値の設定を行う。基準値の設定は、次の2通りの方法で行うことができる。
第1の方法は、まず、メモリ92に基準角度データとして、たとえば、−90度を記憶させておく。基準値の設定にあたって、図4に示すように、直角な基準器(スコヤ)100を用意し、これに固定ブレード16,17および可動ブレード32を接触させたのち、プリセットスイッチ26を操作する。すると、メモリ92に記憶された基準角度データ(−90度)が、角度検出部50の基準値として記憶エリア91に設定される。これにより、角度表示部60には、「−90°」が表示される。
【0024】
第2の方法は、図5に示すように、可動ブレード32を回転させて、2枚の固定ブレード16,17間に設けられた基準値設定部、つまり、連結ピン15に位置決めする。こののち、プリセットスイッチ26を押し続けると、角度表示部60には「P」が表示される。これにより、プリセットモードに入るから、この状態において、可動ブレード32を外して、ハンドル43の回転により角度表示部60の値を指定値(可動ブレード32が連結ピン15に位置決めされたとき、固定ブレード16,17に対する可動ブレード32の角度データが指定角度データとして予め与えられている)に設定する。この状態において、再度、プリセットスイッチ26を押すと、その指定値が角度検出部50の基準値として記憶エリア91に設定される。これにより、角度表示部60には、指定値が表示される。この場合には、基準器などを用いなくても角度検出部50の基準値の設定ができる利点がある。
【0025】
使用方法は、まず、被測定物の測定部位に合わせて、可動ブレード32の長さを設定する。
これには、ハンドル43を回すと、そのハンドル43に設けられたカム溝42も回転される。すると、このカム溝42と可動ブレード32の長溝33との間に係合する係合爪47が、ハンドルの回転方向に応じて、ハンドル43の回転軸線に対して接近、離反される。係合爪47がハンドル43の回転軸線に対して離反する方向へハンドル43を回すと、可動ブレード32がブレード台44に押し付けられる力が解除されるから、この状態で可動ブレード32の長さを調整する。こののち、今度は、係合爪47がハンドル43の回転軸線に接近する方向へハンドル43を回す。すると、可動ブレード32がブレード台44に押し付けられ、可動ブレード32、ブレード台44およびハンドル43が一体的に固定される。つまり、可動ブレード32がその長手方向の位置で保持される。
【0026】
次に、ゼロセット・カウントアップ切替スイッチ25によってカウントアップの方向を選択するとともに、表示切換スイッチ28によって角度表示を60進(0°0′)または10進(0.00°)に切り替える。
こののち、回転クランプつまみ22を緩めた状態において、測定を行う。
測定は、固定ブレード16,17および可動ブレード32を被測定物の測定部位に当接させ、このときの角度表示部60の値を読み取る。
【0027】
従って、本実施形態によれば、被測定物の測定部位に当接される測定子部材を、一定の隙間を隔てて対向配置された2枚の固定ブレード16,17と、この2枚の固定ブレード16,17の間に位置して回転可能に設けられた1枚の可動ブレード32とから形成したので、つまり、2枚の固定ブレード16,17の間(中央)に可動ブレード32が位置しているから、これらのブレード16,17、32を被測定物の測定部位に当接させたときに、これらのブレード16,17、32が厚み方向へ傾くのを極力防止できる。従って、ブレード16,17、32を安定して被測定物の測定部位に当接されることができるから、被測定物の測定部位の角度を高精度に測定できる。
【0028】
また、回転部30を、可動ブレード32と、本体部10の台板11に回転可能に支持された回転板35と、この回転板35に対して可動ブレード32をその長手方向に位置調整可能に保持する保持手段41とを含んで構成したので、回転板35に対して可動ブレード32の保持位置をその長手方向に沿って調整することができるから、固定ブレード16,17に対する可動ブレード32の長さを調整することによって、被測定物の各種形状にも対応できる。
【0029】
また、保持手段41を、回転板35に嵌合されその回転板35の回転中心からの距離が一回転方向へ向かって次第に減少するカム溝42を有するハンドル43と、このハンドル43と可動ブレード32との間に介在されたブレード台44と、一端にハンドル43のカム溝42に係合する係合ピン45を有し、他端に可動ブレード32の長溝33に係合する係合部46を有する係合爪47とを含んで構成したので、ハンドル43を回すと、そのハンドル43に設けられたカム溝42も回転され、このカム溝42と可動ブレード32の長溝33との間に係合する係合爪47がハンドル43の回転軸線に対して接近、離反される。係合爪47がハンドル43の回転軸線から離間すると、可動ブレード32がブレード台44から離れるから、可動ブレード32をその長手方向へスライドさせることができる。可動ブレード32の長さ調整を行ったのち、係合爪47をハンドル43の回転軸線に接近させると、可動ブレード32がブレード台44に押し付けられ、可動ブレード32、ブレード台44およびハンドル43が一体的に固定される。つまり、可動ブレード32がその長手方向の位置で保持される。従って、簡単な構成で可動ブレード32の長さを調整することができる。
【0030】
また、角度検出部50を、回転部30の回転板35に設けられその回転軸線を中心とする同一円周上に複数の電極を一定角度間隔で配列したロータ基板51と、本体部10のカバー21にロータ基板51に対向して配置され前記回転軸線を中心とする同一円周上に複数の電極を一定角度間隔で配列したステータ基板53とを備えた静電容量式エンコーダによって構成したので、小型、軽量、低コストで実現できる。
【0031】
また、可動ブレード32を微動回転させるための微動機構70を備えているから、可動ブレード32を微小角度ずつ回転させることができ、可動ブレード32を被測定物の測定部位に正確に当接させることができる。
しかも、微動機構70は、回転板35の外周に旋回された弾性体71と、本体部10のカバー21に回転板35の軸方向へスライド可能に支持され先端に弾性体71に押圧接触する接触部74を有する微動調整軸72とを含む構成であるから、微動調整軸72をスライドさせ、その先端の接触部74を回転板35の外周に設けられた弾性体71に押圧、接触させたのち、微動調整軸72を回転させると、接触部74と摩擦接触する弾性体71を介して、回転板35が回転されるから、ギヤーなどを介して回転させる構造(ギヤーの場合にはバックラッシュによってガタが生じる虞がある)に比べ、回転板35をスムースに回転させることができる。また、微動調整軸72をスライドさせ、その先端の接触部74を弾性体71から離すと、回転板35に対する抵抗が小さくなるから、回転板35(可動ブレード32)を軽く回転させることができる。
【0032】
また、可動ブレード32の回転をクランプする回転クランプ機構80を備えているから、可動ブレード32および固定ブレード16,17を被測定物の測定部位に当接させたのち、可動ブレード32の回転をクランプすると、その後、可動ブレード32が回転することがないから、角度表示部60の値を読み取りやすい。
【0033】
また、本実施形態では、角度検出部50の基準値の設定を次の2通りの方法で行うことができる。
第1の方法は、まず、メモリ92に基準角度データとして、たとえば、−90度を記憶させておく。基準値の設定にあたって、直角な基準器(スコヤ)100を用意し、これに固定ブレード16,17および可動ブレード32を接触させたのち、プリセットスイッチ26を操作する。すると、メモリ92に記憶された基準角度データ(90度)が角度検出部50の基準値として記憶エリア91に設定される。これにより、角度表示部60には、「−90°」が表示される。
第2の方法は、可動ブレード32を回転させて、基準値設定用位置決め部(連結ピン15)に位置決めする。こののち、プリセットスイッチ26を押し続けてプリセットモードに入ったのち、角度表示部60の表示値が指定角度になるようにハンドル43を回転させたのち、再度、プリセットスイッチ26を押すと、その指定値が角度検出部50の基準値として記憶エリア91に設定される。この場合には、基準器などを用いなくても基準値の設定ができる利点がある。
【0034】
なお、上記実施形態では、可動ブレード32を長手方向へ位置調整可能に保持する保持手段41を、カム溝42を有するハンドル43と、ブレード台44と、係合爪47とから構成したが、これに限らず、他の構成でもよい。たとえば、可動ブレード32を回転板35に長手方向へスライド可能に支持し、この可動ブレード32を適宜な固定手段(たとえば、止めねじなど)で任意の位置で固定するようにしてもよい。
【0035】
また、演算制御装置90に送信部を接続し、この送信部を通じて測定データを外部へ送信するようにすることも可能である。
【0036】
【発明の効果】
本発明の角度計によれば、固定ブレードおよび可動ブレードを被測定物の測定部位に安定してセットできるから、被測定物の角度を高精度に測定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の角度計を示す正面図である。
【図2】同上実施形態の分解斜視図である。
【図3】同上実施形態のブロック図である。
【図4】同上実施形態において、角度検出部の基準値を設置するための第1の設定方法を説明するための図である。
【図5】同上実施形態において、角度検出部の基準値を設置するための第2の設定方法を説明するための図である。
【符号の説明】
10 本体部
13 第1の測定子部材
15 連結ピン(基準値設定用位置決め部)
16,17 固定ブレード
26 プリセットスイッチ(第1,第2の基準値設定手段、プリセット手段)
30 回転部
31 第2の測定子部材
32 可動ブレード
35 回転板
41 保持手段
42 カム溝
43 ハンドル
44 ブレード台
45 係合ピン
46 係合部
47 係合爪
50 角度検出部
51 ロータ基板
53 ステータ基板
60 角度表示部
70 微動機構(微動手段)
71 弾性体
72 微動調整軸
73 微動調整つまみ
74 接触部
80 回転クランプ機構(回転クランプ手段)
90 演算制御装置(制御手段)
91 記憶エリア
92 メモリ

Claims (3)

  1. 第1の測定子部材を有する本体部と、この本体部に対して回転可能に設けられ前記第1の測定子部材とともに被測定物の測定部位に当接される第2の測定子部材を有する回転部と、前記第1の測定子部材に対する第2の測定子部材の角度を検出する角度検出部と、この角度検出部で検出された角度を表示する角度表示部とを備えた角度計において、
    前記第1の測定子部材は、一定の隙間を隔てて対向配置された2枚の固定ブレードから形成され、前記第2の測定子部材は、前記2枚の固定ブレードの間に位置して回転可能に設けられた1枚の可動ブレードから形成され
    前記回転部は、前記可動ブレードと、前記本体部に回転可能に支持された回転板と、この回転板に対して前記可動ブレードをその長手方向に位置調整可能に保持する保持手段とを含んで構成され、
    前記回転板には、その回転板の回転軸線を中心とする同一円周上に複数の電極を一定角度間隔で配列したロータ基板が一体的に設けられているとともに、前記回転板の外周に沿って弾性体またはギヤーが設けられ、前記回転板の内周に嵌合筒が形成され、
    前記ロータ基板と、前記本体部に前記ロータ基板に対向して配置され前記回転軸線を中心とする同一円周上に複数の電極を一定角度間隔で配列したステータ基板とを含んで前記角度検出部が構成され、
    前記弾性体またはギヤーと、前記本体部に前記回転板の軸方向へスライド可能に支持され先端に前記弾性体に押圧接触する接触部または前記ギヤーに噛み合うギヤーを有する微動調整軸とを含んで前記可動ブレードを微動回転させるための微動手段が構成され、
    前記嵌合筒と、前記本体部に螺合された回転クランプつまみと、この回転クランプつまみの螺合によって前記嵌合筒に当接して前記回転板の回転をクランプするクランプピンとを含んで前記可動ブレードの回転をクランプする回転クランプ手段が構成されている、
    ことを特徴とする角度計。
  2. 請求項に記載の角度計において、
    前記保持手段は、前記回転板に設けられその回転板の回転中心からの距離が一回転方向へ向かって次第に減少するカム溝を有するハンドルと、このハンドルと前記可動ブレードとの間に介在されたブレード台と、一端に前記ハンドルのカム溝に係合する係合ピンを有し、他端に前記可動ブレードの長手方向に沿って形成された長溝に係合する係合部を有する係合爪とを含んで構成されていることを特徴とする角度計。
  3. 請求項1または請求項2に記載の角度計において、
    前記2枚の固定ブレード間に設けられ前記可動ブレードが位置決めされる基準値設定用位置決め部と、予め設定された基準角度データを記憶したメモリと、このメモリに記憶された基準角度データを基準値として設定指令するための第1の基準値設定手段と、任意の角度データを入力するためのプリセット手段と、このプリセット手段から入力された角度データを基準値として設定指令するための第2の基準値設定手段と、前記第1の基準値設定手段が操作されたときに前記メモリに記憶された基準角度データを前記角度検出部の基準値として設定するとともに、前記第2の基準値設定手段が操作されたときに前記プリセット手段によって入力された角度データを前記角度検出部の基準値として設定する制御手段とが設けられていることを特徴とする角度計。
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