JP4147646B2 - 送信帯域分割型弾性表面波分波器 - Google Patents

送信帯域分割型弾性表面波分波器 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話等の小型移動体通信機器に用いられる無線周波数(RF)フィルタに使用される弾性表面波共振器を有するSAWフィルタを用いた分波器の構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、このような分野の技術としては、例えば、以下に示すようなものがあった。
【0003】
近年、小型で軽量な携帯電話等の移動体通信機器端末の開発が急速に進められている。これに伴い、用いられる部品の小型、高性能化が求められており、弾性表面波(SAW)素子の開発が進められている。携帯電話等の移動体通信機器の多様化、多チャンネル化に伴い、送信帯域と受信帯域の間隔の近接化、各通過帯域の広帯域化方式の採用が進んでいる。
【0004】
これに対応して、SAW分波器の開発がなされている。
【0005】
図10は従来のSAW分波器の回路図である。
【0006】
この図において、1はアンテナ端子(ANT端)、2は送信端子(Tx端)、3は受信端子(Rx端)、4はSAW共振器を用いた送信用フィルタ、5はその送信用フィルタの整合回路、6は送信用フィルタ回路、7は受信用フィルタ、8は受信用フィルタの整合回路、9は受信用フィルタ回路である。
【0007】
このようなSAW分波器は、RF部の形状及び性能が携帯電話等の小型化、高性能化に大きく貢献できるデバイスであるため、その実用化が強く要望されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図11に示すように、周波数が割り当てられた日本−CDMA方式(Code Division Multiple Access:符号分割多重アクセス方式)においては、送信用フィルタの通過帯域が887〜925(MHz)、受信用フィルタの通過帯域が832〜870(MHz)であり、送信帯域と受信帯域の間隔が17(MHz)で、この日本−CDMA用分波器のSAWフィルタでの実現は通過帯域幅が38(MHz)、且つ送信帯域と受信帯域の間隔が17(MHz)と狭いため、図10に示す従来の分波器の構成では、主に、SAW共振器を用いた送信用フィルタ4の通過帯域幅が広い点で製作が困難である。因みに、この日本−CDMA方式の実際の送信帯域は887〜901MHzと915〜925MHzであり、受信帯域は832〜846MHzと860〜870MHzである。
【0009】
本発明は、上記問題点に鑑みなされたもので、送信用フィルタを帯域分割し、分割した2つの送信用フィルタと分割しない受信用フィルタとで構成され、小型化、高性能化された送信帯域分割型弾性表面波分波器を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、
〔1〕通過帯域の異なる送信用フィルタ、受信フィルタ、及びアンテナ端子を含む弾性表面波分波器において、前記送信用フィルタは、第1の通過帯域を有する第1の送信用フィルタ回路と、前記第1の通過帯域とは異なる第2の通過帯域を有する第2の送信用フィルタ回路と、前記アンテナ端子と前記第1の送信用フィルタとの間に接続された第1の整合回路と、前記第1の整合回路と前記第2の送信用フィルタとの間に接続された第2の整合回路とを具備し、前記アンテナ端子及び前記第1の送信用フィルタは、前記第1の整合回路によって互いに接続され、前記アンテナ端子及び前記第2の送信用フィルタは、前記第1及び第2の整合回路によって互いに接続されるようにしたものである。
【0011】
〔2〕上記〔1〕記載の送信帯域分割型弾性表面波分波器において、前記第1及び第2の整合回路は共に、λ/4線路によって構成されているようにしたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0013】
図1は本発明の参考例を示すSAW分波器の原理の説明図である。
【0014】
この図において、101はアンテナ端子(ANT端)、102は第1の送信端子(Tx端1)、103は第2の送信端子(Tx端2)、104は受信端子(Rx)、105はSAW共振器を用いた送信用フィルタ、106はその送信用フィルタの第1の整合回路、107は送信用フィルタの第1のフィルタ回路、108はその送信用フィルタの第2の整合回路、109はその送信用フィルタの第2のフィルタ回路、110は受信用フィルタ、111はその受信用フィルタの整合回路、112はその受信用フィルタのフィルタ回路、113はアンテナ端子に並列に接続される周波数特性改善用素子、114はアンテナ端子に直列に接続される周波数特性改善用素子である。
【0015】
このような送信帯域が分割されたSAW分波器は、まず、アンテナ端子(ANT端)101において、分波器として、次の条件が成立する必要がある。
【0016】
1/Zant=1/Zin(T1)+1/Zin(T2)+Zin(R)
…(1)
Zant≒50.0 …(2)
ここで、Zin(T1)は(915〜925)MHzを通過帯域とする送信用フィルタの整合回路を含んだ入力インピーダンス、Zin(T2)は(887〜901)MHzを通過帯域とする送信用フィルタの整合回路を含んだ入力インピーダンス、Zin(R)は受信用フィルタの整合回路を含んだ入力インピーダンスである。
【0017】
一般に、梯子型SAWフィルタにおいては、通過帯域の低域側減衰域に入力インピーダンスが0に近い値になるため、日本−CDMA方式の場合、送信用フィルタのインピーダンスによる受信用フィルタの通過帯域の特性変化が最も影響を受ける。即ち、
Zin(F1)≒0,Zin(F2)≒0 …(3)
となるが、図1に示す整合回路として、各送信用フィルタに直列に接続する第1の整合回路106、第2の整合回路108に(λ/4)長線路を採用することにより、
Zin(T1)≒∞,Zin(T2)≒∞ …(4)
となり、上記式(2)の条件が満足され、高性能分波器が得られる。
【0018】
以下、本発明の第1参考例について説明する。
【0019】
図2は本発明の第1参考例を示すSAW分波器の回路図である。
【0020】
この図において、201はアンテナ端子(ANT端)、202は第1の送信端子(Tx端1)、203は第2の送信端子(Tx端2)、204は受信端子(Rx)、205はSAW共振器を用いた送信用フィルタ、206はその送信用フィルタの第1の整合回路、207はその送信用フィルタの第1のフィルタ回路、208はその送信用フィルタの第2の整合回路、209はその送信用フィルタの第2のフィルタ回路、210は受信用フィルタ、211は受信用フィルタのフィルタ回路である。
【0021】
ここでは、送信用フィルタの第1,第2のフィルタ回路(207,209)の受信用フィルタのフィルタ回路211への影響を除去するため、送信用フィルタの第1,第2のフィルタ回路(207,209)に接続する2つの整合回路、つまり、第1の整合回路206、第2の整合回路208に(λ/4)長線路を用いた場合である。
【0022】
一方、受信用フィルタのフィルタ回路211による送信用フィルタの第1,第2のフィルタ回路(207,209)の特性劣化は、受信用フィルタのフィルタ回路211の直列腕の減衰極が、送信用フィルタの第1,第2のフィルタ回路(207,209)の通過帯域内に存在するため少ない。従って、図1で示した整合回路111は不要となる。
【0023】
次に、本発明の第2参考例について説明する。
【0024】
図3は本発明の第2参考例を示すSAW分波器の回路図である。
【0025】
この図において、301はアンテナ端子(ANT端)、302は第1の送信端子(Tx端1)、303は第2の送信端子(Tx端2)、304は受信端子(Rx)、305はSAW共振器を用いた送信用フィルタ、306はその送信用フィルタの整合回路、307はその送信用フィルタの第1のフィルタ回路、308はその送信用フィルタの第2のフィルタ回路、309はアンテナ端子に接続される周波数特性改善用素子、310は受信用フィルタ、311はその受信用フィルタのフィルタ回路である。
【0026】
この第2参考例では、第1参考例で示した第1、第2の整合回路としての(λ/4)長線路を用いることによって占有面積が大きくなってしまうこと及び(λ/4)長線路による特性劣化が無視できないため、(λ/4)長線路は少ない方が良い。
【0027】
しかし、送信用フィルタ305の受信用フィルタの通過帯域において、低インピーダンスであるため、受信用フィルタの特性に最も影響する第1のフィルタ回路307のみに整合回路306を設けた。第2のフィルタ回路308に接続する整合用線路は必要だが、(λ/4)長線路の近似特性を示す直列腕を持つ周波数特性改善用素子309をANT端301側に設けた。
【0028】
第2のフィルタ回路308及び受信用フィルタのフィルタ回路311による送信用フィルタの第1,第2のフィルタ回路(307,308)の特性劣化は、受信用フィルタのフィルタ回路311の直列腕の減衰極が送信用フィルタの第1,第2のフィルタ回路(307,308)の通過帯域内に存在するため少ない。従って、第1参考例と同様に、図1に示した受信用フィルタの整合回路111は必要ない。この場合、図1及び図2に示した送信用フィルタの第2の整合回路と直列腕SAW共振器の特性差を補正するために、周波数特性改善用素子(Zant)309を用いた。この周波数特性改善用素子309をインダクタ(Lant)のみで構成し、L=10(nH)とした。つまり、第2参考例の場合、図1において近似的に次の関係が成立する。
【0029】
受信用フィルタの通過帯域において、Zin(T1)≒∞,Zin(T2)≒0,Zin(R)≒50の状態である。
【0030】
1/50=1/Zant+1/Zin(T1)+1/Zin(T2)+1/Zin(R) …(5)
したがって、Zant=jωL、L=10(nH)である。
【0031】
次に、本発明の第3参考例について説明する。
【0032】
図4は本発明の第3参考例を示すSAW分波器の回路図である。
【0033】
この図において、401はアンテナ端子(ANT端)、402は第1の送信端子(Tx端1)、403は第2の送信端子(Tx端2)、404は受信端子(Rx)、405はSAW共振器を用いた送信用フィルタ、406はその送信用フィルタの第1のフィルタ回路、407はその送信用フィルタの第2のフィルタ回路、408はアンテナ端子に接続される周波数特性改善用素子、410は受信用フィルタ、411はその受信用フィルタのフィルタ回路である。
【0034】
前述したように、整合回路としての(λ/4)長線路の占有面積を広く必要とすること及び(λ/4)長線路による特性劣化が存在するため、(λ/4)長線路は少ない方が良い。この第3参考例は、そのような整合回路〔(λ/4)長線路〕を全てなくすようにしたものである。
【0035】
つまり、集中定数素子(L,C)により、送信用フィルタの第1,第2のフィルタ回路(406,407)、受信用フィルタのフィルタ回路411及び周波数特性改善用素子(インピーダンス整合素子)408を構成した場合である。受信用フィルタのフィルタ回路411による送信用フィルタの第1,第2のフィルタ回路(406、407)の特性劣化は、受信用フィルタのフィルタ回路411の直列腕の減衰極が送信用フィルタの第1,第2のフィルタ回路(406、407)の通過帯域内に存在するため少ない。従って、図1に示した整合回路111は必要ではない。
【0036】
即ち、この第3参考例の場合、図1において近似的に次の関係が成立する。
【0037】
受信用フィルタの通過帯域において、Zin(T1)≒0−1/(jωC),Zin(T2)≒0,Zin(R)≒50の状態である。
【0038】
1/50=1/Zant+1/Zin(T1)+1/Zin(T2)+1/Zin(R) …(5)
従って、Zant=jωL,C=5(pF),L=5(nH)である。
【0039】
表1に第1参考例、第2参考例、及び第3参考例のシミュレーション特性の比較を示す。この参考例の場合の第1の送信用フィルタTx(1)と第2の送信用フィルタTx(2)の構成を図5に、受信用フィルタRxの回路構成を図6に示す。
【0040】
【表1】
Figure 0004147646
図5において、送信用フィルタTxは、第1の直列腕となる弾性表面波共振器ST1、第2の直列腕となる弾性表面波共振器ST2、第3の直列腕となる弾性表面波共振器ST3、第1の並列腕となる弾性表面波共振器PT1、第2の並列腕となる弾性表面波共振器PT2から構成されている。
【0041】
また、図6において、受信用フィルタRxは、第1の直列腕となる弾性表面波共振器SR1、第2の直列腕となる弾性表面波共振器SR2、第3の直列腕となる弾性表面波共振器SR3、第4の直列腕となる弾性表面波共振器SR4、第1の並列腕となる弾性表面波共振器PR1、第2の並列腕となる弾性表面波共振器PR2、第3の並列腕となる弾性表面波共振器PR3、第4の並列腕となる弾性表面波共振器PR4から構成されている。
【0042】
図7は本発明の第2参考例の送信帯域分割型表面弾性波分波器の特性を示す図であり、その縦軸は減衰量(dB)、横軸は周波数(Hz)である。
【0043】
この図において、aは第1の送信用フィルタTx(1)の減衰特性、bは第2の送信用フィルタTx(2)の減衰特性、cは受信用フィルタRxの減衰特性をそれぞれ示している。
【0044】
表2は表1に示した各参考例の各整合回路及び周波数特性改善用インピーダンス値の比較を示している。
【0045】
【表2】
Figure 0004147646
第1乃至第3参考例の送信帯域分割型弾性表面波分波器の特性を比較すると、減衰域の減衰量は略同じで、通過域の特性は整合回路として(λ/4)長線路を用いた場合の挿入損失が少ないことが分かる。第3参考例は、整合回路の構成及びその値の検討により高性能化が可能である。
【0046】
上記したように、本発明によれば、従来のように、1個の送信用フィルタにおいて帯域幅BW(T)をそのまま実現せず、(915〜925)MHzと(887〜901)MHzを通過帯域とする2個の送信用フィルタで構成することにより、高性能分波器が得られる。
【0047】
このように、帯域を分割することにより、各フィルタの帯域幅が狭くなるため、構成段数が少なくなる。従って、挿入損失は減少する。
【0048】
一方、分波器が3個のフィルタによる構成となるため、整合回路が少々複雑になり、挿入損失が若干増加するが、分波器としては、高性能化された特性を得ることができる。
【0049】
本発明のSAW分波器は、更に以下のように構成することができる。
【0050】
図8は本発明実施例を示すSAW分波器の回路図である。
【0051】
この図において、501はアンテナ端子(ANT端)、502は第1の送信端子(Tx端1)、503は第2の送信端子(Tx端2)、504は受信端子(Rx)、505はSAW共振器を用いた送信用フィルタ、506はアンテナ端子に接続される送信用フィルタの第1の整合回路〔(λ/4)長線路〕、507はその送信用フィルタの第1のフィルタ回路、508は第2の整合回路〔(λ/4)長線路〕、509はその送信用フィルタの第2のフィルタ回路、510は受信用フィルタ、511はその受信用フィルタのフィルタ回路である。
【0052】
この実施例は、整合用回路としての(λ/4)長線路使用全長を短くしたものである。即ち、図8に示すように、2つの送信フィルタが接続される(λ/4)長線路の共通部分を共用とした構成としたものである。換言すれば、前記送信用フィルタ側の整合回路として(λ/4)長線路を用い、2つの送信用フィルタに接続される(λ/4)長線路の線路長を異ならせるようにしたものである。
【0053】
図9は本発明の第4参考例を示すSAW分波器の回路図である。
【0054】
この図において、601はアンテナ端子(ANT端)、602は第1の送信端子(Tx端1)、603は第2の送信端子(Tx端2)、604は受信端子(Rx)、605はSAW共振器を用いた送信用フィルタ、606はアンテナ端子に接続される直列接続の送信用フィルタの整合回路〔(λ/4)長線路〕、607はアンテナ端子に接続される並列接続の送信用フィルタのインダクタ素子(Zant)、608はその送信用フィルタの第1のフィルタ回路、609はその送信用フィルタの第2のフィルタ回路、610は受信用フィルタ、611はその受信用フィルタのフィルタ回路である。
【0055】
この第4参考例は、整合用回路としての(λ/4)長線路使用全長を短くしたものである。即ち、実施例における(λ/4)長線路使用全長を、更に短くするようにしている。図9に示すように、2つの送信フィルタの接続する整合回路としての(λ/4)長線路の共通部分を共用し、更に、送信フィルタに接続する(λ/4)長線路の代わりにインダクタ素子607を設けるようにしたものである。
【0056】
換言すれば、前記送信用フィルタ側の整合回路に(λ/4)長線路を用い、2つの送信用フィルタに接続される(λ/4)長線路の線路長を異なら、この2つの線路長において、短い線路長を共通として、2つの送信用フィルタに接続し、この線路と2つの送信用フィルタの接続点と対地間にインダクタを設けるようにした。
【0057】
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0058】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば送信用フィルタの通過帯域を分割し、2つの送信用フィルタ及び受信用フィルタにより分波器を構成することにより、構成が簡単な送信用フィルタを用いることができ、小型化された高性能化SAW分波器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の参考例を示すSAW分波器の原理の説明図である。
【図2】 本発明の第1参考例を示すSAW分波器の回路図である。
【図3】 本発明の第2参考例を示すSAW分波器の回路図である。
【図4】 本発明の第3参考例を示すSAW分波器の回路図である。
【図5】 本発明の参考例のSAW分波器の第1の送信用フィルタTx(1)と第2の送信用フィルタTx(2)の構成図である。
【図6】 本発明の参考例のSAW分波器の受信用フィルタRxの回路構成図である。
【図7】 本発明の第2参考例の送信帯域分割型表面弾性波分波器の特性を示す。
【図8】 本発明の実施例を示すSAW分波器の回路図である。
【図9】 本発明の第4参考例を示すSAW分波器の回路図である。
【図10】 従来のSAW分波器の回路図である。
【図11】 日本−CDMA方式の周波数割り当ての説明図である。
【符号の説明】
101,201,301,401,501,601 アンテナ端子(ANT端)
102,202,302,402,502,602 第1の送信端子(Tx端1)
103,203,303,403,503,603 第2の送信端子(Tx端2)
104,204,304,404,504,604 受信端子(Rx)
105,205,305,405,505,605 SAW共振器を用いた送信用フィルタ
106,206,506 送信用フィルタの第1の整合回路
107,207,307,406,507,608 送信用フィルタの第1のフィルタ回路
108,208,508 送信用フィルタの第2の整合回路
109,209,308,407,509,609 送信用フィルタの第2のフィルタ回路
110,210,310,410,510,610 受信用フィルタ
111 受信用フィルタの整合回路
112,211,311,411,511,611 受信用フィルタのフィルタ回路
113,114,309,408 アンテナ端子に接続される周波数特性改善用素子
306,606 送信用フィルタの整合回路
607 送信用フィルタのインダクタ素子

Claims (2)

  1. 通過帯域の異なる送信用フィルタ、受信フィルタ、及びアンテナ端子を含む弾性表面波分波器において、
    前記送信用フィルタは、第1の通過帯域を有する第1の送信用フィルタ回路と、
    前記第1の通過帯域とは異なる第2の通過帯域を有する第2の送信用フィルタ回路と、
    前記アンテナ端子と前記第1の送信用フィルタとの間に接続された第1の整合回路と、
    前記第1の整合回路と前記第2の送信用フィルタとの間に接続された第2の整合回路とを具備し、
    前記アンテナ端子及び前記第1の送信用フィルタは、前記第1の整合回路によって互いに接続され、
    前記アンテナ端子及び前記第2の送信用フィルタは、前記第1及び第2の整合回路によって互いに接続されていることを特徴とする送信帯域分割型弾性表面波分波器。
  2. 請求項1記載の送信帯域分割型弾性表面波分波器において、
    前記第1及び第2の整合回路は共に、λ/4線路によって構成されていることを特徴とする送信帯域分割型弾性表面波分波器。
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