JPH0685712A - アンテナ共用装置 - Google Patents

アンテナ共用装置

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JPH0685712A
JPH0685712A JP4263069A JP26306992A JPH0685712A JP H0685712 A JPH0685712 A JP H0685712A JP 4263069 A JP4263069 A JP 4263069A JP 26306992 A JP26306992 A JP 26306992A JP H0685712 A JPH0685712 A JP H0685712A
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JP
Japan
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band
transmission
reception
nth
antenna
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JP4263069A
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Nobutaka Takao
信孝 高尾
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アンテナ共用装置において、阻止帯域におけ
る減衰量を確保しながら、通過帯域における挿入損失及
びリップルを低減する。 【構成】 送信用帯域及び受信用帯域を、それぞれ低チ
ャンネル及び高チャンネルに分割する。それぞれ1つの
パッケージにモジュール化されたアンテナ共有器3L、
3Hを設ける。送受信に使用するチャンネルにしたがっ
て、アンテナ共有器3L、3Hを選択するスイッチ手段
8T、8R、8Aを設ける。アンテナ共有器3Lには、
送信用帯域の低チャンネルの周波数帯を通過帯域とする
送信用フィルタ3TLと、受信用帯域の低チャンネルの周
波数帯を通過帯域とする受信用フィルタ3RLとを設け
る。アンテナ共有器3Hには、送信用帯域の高チャンネ
ルの周波数帯を通過帯域とする送信用フィルタ3THと、
受信用帯域の高チャンネルの周波数帯を通過帯域とする
受信用フィルタ3RHとを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、移動電話機などに使
用されるアンテナ共用装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アナログ式の移動電話機、例えば携帯電
話機においては、双方向同時通話を実現するため、送信
と受信とを同時に行うとともに、1本のアンテナを送信
と受信とに共用する必要がある。
【0003】このため、携帯電話機の高周波信号系は、
例えば図5に示すように構成されている。すなわち、図
5において、2は送信回路、3はアンテナ共用器、5は
受信回路を示す。そして、アンテナ共用器3は、送信用
のバンドパスフィルタ3Tと、受信用のバンドパスフィ
ルタ3Rとが、1つのパッケージにモジュール化される
とともに、送信端子PTX、受信端子PRX、アンテナ端子
PANが引き出されている。また、フィルタ3T、3R
は、例えば誘電体フィルタやSAWフィルタにより構成
されるとともに、送信用フィルタ3Tは、すべての上り
チャンネルの送信信号を通過させる特性とされ、受信用
フィルタ3Rは、すべての下りチャンネルの受信信号を
通過させる特性とされている。
【0004】そして、通話時には、送話器1からの音声
信号が、送信回路2に供給されて上りチャンネルのFM
信号STXに変換され、この信号STXが、アンテナ共用器
3の端子PTX→送信用バンドパスフィルタ3T→端子P
ANの信号ラインを通じて送受信アンテナ4に供給され、
基地局(図示せず)へと送信される。
【0005】また、基地局からの下りチャンネルのFM
信号SRXが、アンテナ4により受信され、この受信され
た信号SRXが、端子PAN→受信用のバンドパスフィルタ
3R→端子PRXの信号ラインを通じて受信回路5に供給
されて相手からの音声信号が取り出され、この音声信号
が受話器6に供給される。
【0006】なお、7はシステムコントロール用のマイ
クロコンピュータを示し、このマイコン7により、送信
回路2及び受信回路5の送受信チャンネルなどが制御さ
れるとともに、基地局との間でアクセスされる各種のコ
マンドやデータも処理される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のアン
テナ共用器3においては、送信用フィルタ3Tは、すべ
ての上りチャンネルの送信信号STXをそのまま通過させ
るとともに、他の周波数成分の信号は阻止し、受信用フ
ィルタ3Rは、すべての下りチャンネルの受信信号SRX
をそのまま通過させるとともに、他の周波数成分の信号
は阻止する必要がある。
【0008】例えば、ヨーロッパのE−TACS規格の
場合には、 上りチャンネル用の周波数帯BTX:872 〜905 MHz(帯
域幅33MHz) 下りチャンネル用の周波数帯BRX:917 〜950 MHz(
〃 ) 周波数帯BTXとBRXとの間隔FSP:12MHz(=917 MHz
−905 MHz) とされているので、フィルタ3T、3Rは、これら周波
数帯BTX、BRXを通過帯域とし、他の周波数帯は阻止す
る必要がある。
【0009】ところが、このように周波数帯BTX、BRX
が900 MHz付近と高く、しかも、通過帯域幅が33MHzと
広くて、周波数間隔FSPが12MHzと狭い場合、フィルタ
3T、3Rが、必要なすべての特性を十分に満足するこ
とは、困難である。
【0010】すなわち、図6において、曲線CTX、CRX
はフィルタ3T、3Rの周波数特性の一例を示すもの
で、この例においては、阻止帯域において、必要な減衰
量40〜50dBを確保している場合である。しかし、この特
性曲線CTX、CRXの場合、必要な減衰量を確保した結
果、通過帯域BTX、BRXにおける挿入損失が大きくなる
とともに、通過帯域BTX、BRXにおけるリップルが2dB
と大きくなっている。
【0011】また、上述はヨーロッパのE−TACS規
格の場合であるが、アメリカの規格の場合には、 周波数帯BTXとBRXとの間隔FSP:20MHz であり、この点については、E−TACS規格よりも楽
であるが、通過帯域BTX、BRXの挿入損失が1.2dB 以内
と規定されているので、フィルタ3T、3Rとしては、
かなり厳しいものがある。
【0012】この発明は、以上のような問題点を解決し
ようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】このため、この発明にお
いては、各部の参照符号を後述の第1の実施例に対応さ
せると、所定の帯域幅の第1の周波数帯BTXを送信用帯
域とし、この第1の送信帯域BTXから所定の間隔FSPだ
け離れた所定幅の第2の周波数帯BRXを受信用帯域とす
るアンテナ共用装置において、送信用帯域BTX及び受信
用帯域BRXを、例えば低チャンネルBTL、BRL及び高チ
ャンネルBTH、BRHに分割し、送信用帯域BTXの各チャ
ンネルの周波数帯BTL、BTHをそれぞれ通過帯域とする
送信用フィルタ3TL、3THと、受信用帯域BRXの各チャ
ンネルの周波数帯BRL、BRHをそれぞれ通過帯域とする
受信用フィルタ3RL、3RHと、送受信に使用するチャン
ネルにしたがって、送信用フィルタ3TL、3TH及び受信
用フィルタ3RL、3RHを選択するスイッチ手段8T、8
R、8Aとを設けるようにしたものである。
【0014】
【作用】送信用フィルタ3TL、3THと、受信用フィルタ
3RL、3RHとの周波数間隔が、送信用帯域BTXと、受信
用帯域BRXとの間の周波数間隔FSPよりも広くなり、送
信用フィルタ3TL、3TH及び受信用フィルタ3RL、3RH
に要求される各種の特性が良好となる。
【0015】
【実施例】図1は、この発明を、E−TACS規格に対
応するアンテナ共用器に適用した場合の一例を示すとと
もに、この例においては、周波数帯BTX、BRXを、それ
らの中央を境として低チャンネル帯と高チャンネル帯と
に2分割した場合である。すなわち、上りチャンネル用
の送信周波数帯BTXは、 低チャンネル帯BTL:872.0 〜888.5 MHz(帯域幅16.5
MHz) 高チャンネル帯BTH:888.5 〜905.0 MHz( 〃
) 下りチャンネル用の受信周波数帯BRXは、 低チャンネル帯BRL:917.0 〜933.5 MHz(帯域幅16.5
MHz) 高チャンネル帯BRH:933.5 〜950.0 MHz( 〃
) に分割した場合である。
【0016】そして、図1において、3Lは低チャンネ
ル帯BTL、BRLのためのアンテナ共用器を示し、これ
は、図5のアンテナ共用器と同様に構成されているもの
で、送信用のバンドパスフィルタ3TLと、受信用のバン
ドパスフィルタ3RLとが、1つのパッケージにモジュー
ル化されるとともに、送信端子PTX、受信端子PRX、ア
ンテナ端子PANが引き出されている。
【0017】また、フィルタ3TL、3RLは、例えば誘電
体フィルタやSAWフィルタにより構成されるととも
に、送信用フィルタ3TLは、図2Aに曲線CTLとして示
すように、上りチャンネルの低チャンネル帯BTLを通過
帯域とする特性とされ、受信用フィルタ3RLは、図2A
に曲線CRLとして示すように、下りチャンネルの低チャ
ンネル帯BRLを通過帯域とする特性とされている。
【0018】さらに、図1において、3Hは高チャンネ
ル帯BTH、BRHのためのアンテナ共用器を示し、これ
は、アンテナ共用器3Lと同様に構成されているもの
で、送信用のバンドパスフィルタ3THと、受信用のバン
ドパスフィルタ3RHとが、1つのパッケージにモジュー
ル化されるとともに、送信端子PTX、受信端子PRX、ア
ンテナ端子PANが引き出されている。
【0019】また、フィルタ3TH、3RHは、例えば誘電
体フィルタやSAWフィルタにより構成されるととも
に、送信用フィルタ3THは、図2Bに曲線CTHとして示
すように、上りチャンネルの高チャンネル帯BTHを通過
帯域とする特性とされ、受信用フィルタ3RHは、図2B
に曲線CRHとして示すように、下りチャンネルの高チャ
ンネル帯BRHを通過帯域とする特性とされている。
【0020】さらに、8T、8R、8Aはスイッチ回路
を示し、これらスイッチ回路8T〜8Aは、マイコン7
からの制御信号SSWにより、互いに連動して切り換えら
れる。
【0021】そして、通話時(及び基地局との間のデー
タなどのアクセス時)、マイコン7は、当然、どのチャ
ンネルを使用するかを知っているが、低チャンネル帯B
TL、BRLのチャンネルを使用する場合には、SSW=
“L”とされ、スイッチ回路8T〜8Aは、図の状態に
接続される。
【0022】したがって、送信回路2からの送信信号S
TXが、スイッチ回路8T→共用器3Lの端子PTX→送信
用フィルタ3TL→端子PAN→スイッチ回路8Aの信号ラ
インを通じてアンテナ4に供給され、基地局へと送信さ
れる。また、基地局からの下りチャンネルの信号SRX
が、アンテナ4により受信され、この受信信号SRXが、
スイッチ回路8A→共用器3Lの端子PAN→受信用フィ
ルタ3RL→端子PRX→スイッチ回路8Rの信号ラインを
通じて受信回路5に供給される。
【0023】さらに、通話時、高チャンネル帯BTH、B
RHのチャンネルを使用する場合には、SSW=“H”とさ
れ、スイッチ回路8T〜8Aは、図とは逆の状態に接続
される。
【0024】したがって、送信回路2からの送信信号S
TXが、スイッチ回路8T→共用器3Hの端子PTX→送信
用フィルタ3TH→端子PAN→スイッチ回路8Aの信号ラ
インを通じてアンテナ4に供給され、基地局へと送信さ
れる。また、基地局からの下りチャンネルの信号SRX
が、アンテナ4により受信され、この受信信号SRXが、
スイッチ回路8A→共用器3Hの端子PAN→受信用フィ
ルタ3RH→端子PRX→スイッチ回路8Rの信号ラインを
通じて受信回路5に供給される。
【0025】こうして、通話(及び基地局との間のデー
タなどのアクセス)が行われるが、この場合、周波数帯
BTX、BRXを、低チャンネル帯BTL、BRLと、高チャン
ネル帯BTH、BRHとに分割するとともに、これら低チャ
ンネル帯BTL、BRLと、高チャンネル帯BTH、BRHとを
選択して使用しているので、図2にも示すように、共用
器3Lにおける送信用フィルタ3TLの通過帯域と、受信
用フィルタ3RLの通過帯域との間隔LSPを、 LSP=BTH+FSP =16.5MHz+12MHz =28.5MHz と広くすることができる。
【0026】しかも、フィルタ3TL、3RLに必要な通過
帯域BTL、BRLの幅は、図6の場合の1/2の16.5MHz
である。
【0027】したがって、フィルタ3TL、3RLに要求さ
れる特性は、図6の場合よりもはるかに楽になり、フィ
ルタ3TL、3RLは、要求される特性を十分に満たすこと
ができ、通過帯域BTL、BRLにおける挿入損失及びリッ
プルを十分に小さくできるとともに、阻止帯域における
減衰量を十分に大きくすることができる。
【0028】また、同様の理由により、共用器3Hにお
ける送信用フィルタ3THの通過帯域と、受信用フィルタ
3RHの通過帯域との間隔HSPも、 HSP=FSP+BRL =12MHz+16.5MHz =28.5MHz と広くすることができる。さらに、フィルタ3TH、3RH
に必要な通過帯域BTH、BRHの幅も、図6の場合の1/
2の16.5MHzである。
【0029】したがって、フィルタ3TH、3RHについて
も、通過帯域BTH、BRHにおける挿入損失及びリップル
を十分に小さくできるとともに、阻止帯域における減衰
量を十分に大きくすることができる。
【0030】こうして、この発明によれば、送信用フィ
ルタ3TL、3THと、受信用フィルタ3RL、3RHとの周波
数間隔LSP、HSPを広くすることができるとともに、各
フィルタ3TL〜3RHの通過帯域を狭くすることができる
ので、それらフィルタ3TL〜3RHとして希望する特性の
ものを容易に得ることができる。したがって、アンテナ
共用装置において、すべての送信チャンネル及び受信チ
ャンネルに対して、通過帯域における挿入損失及びリッ
プルを小さくできるとともに、阻止帯域における減衰量
を十分に大きくすることができる。
【0031】また、フィルタ3TL〜3RHの特性に余裕が
できるので、送信チャンネル帯BTXと、受信チャンネル
帯BRXとの間隔FSPを狭くすることができ(理論的に
は、FSP=0まで狭くすることができる)、したがっ
て、その分、送信チャンネル帯BTX及び受信チャンネル
帯BRXを広くすることにより、より多くのチャンネルを
用意することができる。
【0032】図3は、スイッチ回路8Tの一例を示すも
ので、D11、D12は高周波特性の優れたスイッチングダ
イオード、例えばPINダイオード、Q11、Q12はスイ
ッチング制御用のトランジスタ、L10〜L12は高周波チ
ョークコイルである。
【0033】そして、SSW=“L”のときには、インバ
ータQ13の出力が“H”になり、これによりトランジス
タQ11はオンとなるので、電源端子T10→チョークコイ
ルL10→ダイオードD11→チョークコイルL11→トラン
ジスタQ11のラインに電流が流れてダイオードD11はオ
ンとなる。したがって、送信回路2からの送信信号STX
が、コンデンサC13→ダイオードD11→コンデンサC11
の信号ラインを通じて低チャンネル帯の共用器3Lに供
給される。
【0034】しかし、このとき、SSW=“L”であっ
て、トランジスタQ12はオフなので、ダイオードD12は
オフである。したがって、送信回路2からの送信信号S
TXは、ダイオードD12により阻止され、高チャンネル帯
の共用器3Hには供給されない。
【0035】一方、SSW=“H”のときには、これによ
りトランジスタQ12はオンとなるので、電源端子T10→
チョークコイルL10→ダイオードD12→チョークコイル
L12→トランジスタQ12のラインに電流が流れてダイオ
ードD12はオンとなる。したがって、送信回路2からの
送信信号STXが、コンデンサC13→ダイオードD12→コ
ンデンサC12の信号ラインを通じて高チャンネル帯の共
用器3Hに供給される。
【0036】しかし、このとき、SSW=“H”であっ
て、インバータQ13の出力は“L”であり、これにより
トランジスタQ11はオフなので、ダイオードD11はオフ
である。したがって、送信回路2からの送信信号STX
は、ダイオードD11により阻止され、低チャンネル帯の
共用器3Lには供給されない。
【0037】したがって、マイコン7からの制御信号S
SWのレベルにしたがって、スイッチ回路8Tを低チャン
ネル側と高チャンネル側とに切り換えることができる。
そして、この場合、ダイオードD11あるいはD12がオン
になったとき、挿入損失を生じるが、その挿入損失は0.
5dB 程度であり、これは、図6の通過帯域における挿入
損失に比べてかなり小さく、アメリカの規格をもクリア
するので、問題はない。むしろ、上述のように、アンテ
ナ共用装置としての特性を改善することができる。
【0038】なお、スイッチ回路8R、8Aもスイッチ
回路8Tと同様に構成することができる。
【0039】図4は、E−TACS規格に対応するアン
テナ共用装置において、周波数帯BTX、BRXを、それら
を低チャンネル帯と、中チャンネル帯と、高チャンネル
帯とに3分割した場合である。すなわち、上りチャンネ
ル用の送信周波数帯BTXは、 低チャンネル帯BTL:872.0 〜883.0 MHz(帯域幅11.0
MHz) 中チャンネル帯BTM:883.0 〜894.0 MHz( 〃
) 高チャンネル帯BTH:894.0 〜905.0 MHz( 〃
) 下りチャンネル用の受信周波数帯BRXは、 低チャンネル帯BRL:917.0 〜928.0 MHz(帯域幅11.0
MHz) 中チャンネル帯BRM:928.0 〜939.0 MHz( 〃
) 高チャンネル帯BRH:939.0 〜950.0 MHz( 〃
) に分割した場合である。
【0040】そして、チャンネル帯BTL、BTM、BTHを
通過帯域とする送信用フィルタ3TL、3TM、3THが設け
られるとともに、チャンネル帯BRL、BRM、BRHを通過
帯域とする受信用フィルタ3RL、3RM、3RHが設けら
れ、これらが送受信に使用されるチャンネルに対応し
て、スイッチ回路8T〜8Aにより選択される。
【0041】したがって、この場合には、フィルタ3TL
と3RL、フィルタ3TMと3RM、フィルタ3THと3RHの各
周波数間隔は、本来の間隔12MHzに、チャンネル帯の幅
11MHzの2倍が加算されるので、34MHzとなり、フィル
タ3TL〜3RHの特性をより良好にすることができ、この
結果、より優れた特性のアンテナ共用装置を得ることが
できる。
【0042】あるいは、やはり送信チャンネル帯BTX
と、受信チャンネル帯BRXとの間隔FSPを狭くして、よ
り多くのチャンネルを用意することができる。
【0043】なお、上述において、スイッチ回路8T〜
8Aとして、GaAsダイオードや高周波リレーなどを
使用することもできる。
【0044】
【発明の効果】この発明によれば、送信用フィルタ3T
L、3THと、受信用フィルタ3RL、3RHとの周波数間隔
LSP、HSPを広くすることができるとともに、各フィル
タ3TL〜3RHの通過帯域を狭くすることができるので、
それらフィルタ3TL〜3RHとして希望する特性のものを
容易に得ることができる。したがって、アンテナ共用装
置において、すべての送信チャンネル及び受信チャンネ
ルに対して、通過帯域における挿入損失及びリップルを
小さくできるとともに、阻止帯域における減衰量を十分
に大きくすることができる。
【0045】また、フィルタ3TL〜3RHの特性に余裕が
できるので、送信チャンネル帯BTXと、受信チャンネル
帯BRXとの間隔FSPを狭くすることができ、したがっ
て、その分、送信チャンネル帯BTX及び受信チャンネル
帯BRXを広くすることにより、より多くのチャンネルを
用意することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一例を示す系統図である。
【図2】図1の装置の周波数特性の一例の図である。
【図3】図1の装置の一部の一例を示す接続図である。
【図4】この発明の他の例を示す系統図である。
【図5】アンテナ共用装置の一例を示す系統図である。
【図6】図5の装置の周波数特性の一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
2 送信回路 3L 低チャンネル用アンテナ共用器 3H 高チャンネル用アンテナ共用器 3TL 送信用バンドパスフィルタ 3RL 受信用バンドパスフィルタ 3TH 送信用バンドパスフィルタ 3RH 受信用バンドパスフィルタ 4 送受信アンテナ 5 受信回路 7 マイクロコンピュータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の帯域幅の第1の周波数帯を送信用
    帯域とし、この第1の送信帯域から所定の間隔だけ離れ
    た所定幅の第2の周波数帯を受信用帯域とするアンテナ
    共用装置において、 上記送信用帯域及び上記受信用帯域を、それぞれ第1〜
    第Nチャンネル(N≧2)に分割し、 上記送信用帯域の各チャンネルの周波数帯をそれぞれ通
    過帯域とする第1〜第Nの送信用フィルタと、 上記受信用帯域の各チャンネルの周波数帯をそれぞれ通
    過帯域とする第1〜第Nの受信用フィルタと、 送受信に使用するチャンネルにしたがって、上記第1〜
    第Nの送信用フィルタ及び上記第1〜第Nの受信用フィ
    ルタを選択するスイッチ手段とを有するアンテナ共用装
    置。
  2. 【請求項2】 所定の帯域幅の第1の周波数帯を送信用
    帯域とし、この第1の送信帯域から所定の間隔だけ離れ
    た所定幅の第2の周波数帯を受信用帯域とするアンテナ
    共用装置において、 上記送信用帯域及び上記受信用帯域を、それぞれ第1〜
    第Nチャンネル(N≧2)に分割し、 それぞれ1つのパッケージにモジュール化された第1〜
    第Nのアンテナ共有器と、 送受信に使用するチャンネルにしたがって、上記第1〜
    第Nのアンテナ共有器を選択するスイッチ手段とを有
    し、 上記第1〜第Nのアンテナ共有器は、上記送信用帯域の
    上記第1〜第Nチャンネルの周波数帯をそれぞれ通過帯
    域とする第1〜第Nの送信用フィルタと、 上記受信用帯域の上記第1〜第Nチャンネルの周波数帯
    をそれぞれ通過帯域とする第1〜第Nの受信用フィルタ
    とを有するアンテナ共用装置。
  3. 【請求項3】 所定の帯域幅の第1の周波数帯を送信用
    帯域とし、この第1の送信帯域から所定の間隔だけ離れ
    た所定幅の第2の周波数帯を受信用帯域とするアンテナ
    共用装置において、 上記送信用帯域及び上記受信用帯域を、それぞれ第1〜
    第Nチャンネル(N≧2)に分割し、 上記送信用帯域の各チャンネルの周波数帯をそれぞれ通
    過帯域とする第1〜第Nの送信用フィルタと、 上記受信用帯域の各チャンネルの周波数帯をそれぞれ通
    過帯域とする第1〜第Nの受信用フィルタと、 送受信に使用するチャンネルにしたがって、上記第1〜
    第Nの送信用フィルタ及び上記第1〜第Nの受信用フィ
    ルタを選択するスイッチ手段とを有し、 上記第1〜第Nの送信用フィルタと、上記第1〜第Nの
    受信用フィルタとは、各チャンネルごとに、1つのパッ
    ケージにモジュール化されたアンテナ共用装置。
  4. 【請求項4】 所定の帯域幅の第1の周波数帯を送信用
    帯域とし、この第1の送信帯域から所定の間隔だけ離れ
    た所定幅の第2の周波数帯を受信用帯域とするアンテナ
    共用装置において、 上記送信用帯域及び上記受信用帯域を、それぞれ第1〜
    第Nチャンネル(N≧2)に分割し、 それぞれ1つのパッケージにモジュール化された第1〜
    第Nのアンテナ共有器と、 連動して切り換えられる第〜第3のスイッチ手段とを有
    し、 上記第1〜第Nのアンテナ共有器は、上記送信用帯域の
    上記第1〜第Nチャンネルの周波数帯をそれぞれ通過帯
    域とする第1〜第Nの送信用フィルタと、 上記受信用帯域の上記第1〜第Nチャンネルの周波数帯
    をそれぞれ通過帯域とする第1〜第Nの受信用フィルタ
    と、 送信端子、受信端子及びアンテナ端子とを有し、 送信回路が、上記第1のスイッチ手段を通じて、上記第
    1〜第Nのアンテナ共用器のうち、送受信に使用するチ
    ャンネルに対応するアンテナ共用器の上記送信端子に選
    択的に接続され、 受信回路が、上記第2のスイッチ手段を通じて、上記第
    1〜第Nのアンテナ共用器のうち、上記第1のスイッチ
    手段により選択されているアンテナ共用器の上記受信端
    子に接続され、 送受信アンテナが、上記第3のスイッチ手段を通じて、
    上記第1〜第Nのアンテナ共用器のうち、上記第1のス
    イッチ手段により選択されているアンテナ共用器の上記
    アンテナ端子に接続されるようにしたアンテナ共用装
    置。
JP4263069A 1992-09-04 1992-09-04 アンテナ共用装置 Pending JPH0685712A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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