JP4147128B2 - トレー送り装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水平循環式駐車装置他、各種機械式駐車設備や自動倉庫設備などに利用するトレー送り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、トレー式の機械式駐車設備には自動車を載せるトレーを水平面上において横方向又は縦方向に送る種々のトレー送り装置が使用されている。
例えば、水平循環式駐車装置では、自動車の格納部に第1、第2のトレー横送りレールと、第1、第2のトレー縦送りレールとによりトレーの循環路が形成され、これらトレー横送りレール上、トレー縦送りレール上にそれぞれ第1、第2のトレー横送り装置、第1、第2のトレー縦送り装置が設置される。第1、第2のトレー横送りレール間における一方の対角線上の端部にそれぞれトレー1台分の空きスペースが形成されて、第1、第2のトレー横送りレール上に、複数のトレーが横列に、相互に隣接する各トレー間がトレーの縦方向の移動により係脱可能な図示されないカップラにより連結されて配置され、第1、第2のトレー列が形成される。第1、第2のトレー横送り装置と第1、第2のトレー縦送り装置とにより、第1、第2のトレー横送りレール間における一方の対角線上の端部に形成された空きスペースに向けて第1、第2のトレー列を横送りする工程と、この横送りにより第1、第2のトレー横送りレールにおける他方の対角線上の端部に形成された空きスペースに向けて各トレーを縦送りする工程とを繰り返すことにより、各トレーがトレー循環路上で循環移動される。
【0003】
ここで特に、トレー縦送り装置は、トレー縦送りレールの外側に近接して設置され、モータ駆動の駆動側のスプロケット、従動側のスプロケット、エンドレスチェーン、チェーンガイド、一対の係合ピンなどにより構成されている。駆動側のスプロケットは、第1のトレー横送りレールの一方のレールの端部に近接した位置に、水平方向に回転可能に軸支される。この場合、スプロケット、エンドレスチェーンにより周回される係合ピンの周回軌道の一方の最外端が第1のトレー横送りレールに沿って設置されたトレー横送りガイドの延長上に位置決めされる。このスプロケットに駆動モータ(ギヤードモータ)が作動連結される。従動側のスプロケットは、第2のトレー横送りレールの一方のレールの端部に近接した位置に、水平方向に回転可能に軸支される。この場合、係合ピンの周回軌道の他方の最外端が第2のトレー横送りレールに沿って設置されたトレー横送りガイドの延長上に位置決めされる。エンドレスチェーンは、これら駆動側、従動側の各スプロケット間に巻き掛けられている。チェーンガイドは、ガイドローラと、ガイドレールとにより構成され、ガイドローラが垂直方向に回転可能にエンドレスチェーンの両側又は片側の、複数箇所に取り付けられ、ガイドレールはガイドローラが嵌合可能な又は摺動可能な断面コ字形又は断面L字形に形成され、エンドレスチェーンの循環経路に沿って設置され、エンドレスチェーンの循環方向を案内する。一対の係合ピンはそれぞれ、水平方向に回転可能なローラを備え、各トレーの下面縁部に沿って取り付けられたガイド対の一方に係合可能に構成され、これらの係合ピンがエンドレスチェーン上に対称的な周回位置を取るように、つまり両者間に同じ間隔、距離をおいて取り付けられている。この場合、係合ピンはロッドやアームなどにより装着されている。通常、各係合ピンは第1、第2のトレー横送りレールの各トレー横送りガイドの延長上に設定された停止位置に待機されている。
このようにして第1、第2のトレー横送りレール上のトレー列の横送りによりトレーが第1、第2のトレー縦送りレール上に移動されると、トレー下面のガイド対の一方に係合ピンが係合され、この係合状態から係合ピンが駆動されると、係合ピンによりガイド対の一方が縦方向に押され、この係合ピンが一方の停止位置から他方の停止位置まで周回移動されることにより、トレーが縦送りされる。(例えば、特許文献1、2参照)。
【0004】
【特許文献1】
実公平6−35077号公報
【特許文献2】
実公平6−35078号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、既述のように、従来のトレー(縦)送り装置では、トレー係合部材(係合ピン)がロッドやアームなどにより駆動チェーンに取り付けられているため、次のような問題がある。なお、ここでは、説明の便宜上、図10を用いる。
(1)トレー係合部材aの倒れを防止する機能は駆動チェーンbに大きく依存され、トレー係合部材aは駆動チェーンbのふらつきにより安定性が悪く、トレー係合部材aとトレーのガイドが係合した状態から駆動チェーンbが駆動されると、駆動チェーンbにひねり、ねじりなど無理な力がかかり、これが制動力となって、駆動チェーンbが損傷する虞があり、さらに、トレー係合部材aを周回させるスプロケット上で速度変化が瞬時に起き、駆動チェーンbに異常な力がかかるため、この駆動チェーンbには強度の高い、太く、大きなローラチェーンを使用しなければならず、大きなローラチェーンを使用する分だけ、コストの増大を受忍しなければならない。
(2)トレー係合部材aを上下2段の一対のスプロケットと上下2本の駆動チェーンbで周回する2本チェーン方式にすると(特許文献1参照)、トレー係合部材aが上下2本の駆動チェーンb間に跨って固定されるため、各駆動チェーンb間に適宜間隔が必要となり、装置全体の高さが拡大し、また、部品点数が増大する分だけコストも上昇する。
(3)これに対し、トレー係合部材を一対のスプロケットと1本の駆動チェーンで周回する1本チェーン方式にしようとすると(特許文献2参照)、装置全体の高さを圧縮できる利点があるものの、この1本の駆動チェーンに、既述のとおり、種々の荷重に耐え得る(2本チェーン方式に比べてかなり)強度の高いものが要求され、コストの上昇は避けられない。
(4)駆動チェーンbが伸びても、トレー係合部材aとトレーが所定の係合位置で係合できるように、トレー係合部材aを支持するロッドやアームcは駆動チェーンbにスペーサdを介して取り付けられており、駆動チェーンbの伸びに応じて、スペーサdや駆動チェーン(ローラチェーン)bの(ローラ)リンクプレート数を調整したりする必要があり、煩雑な作業を必要とする。
本発明は、このような従来の問題を解決するもので、この種のトレー送り装置において、特にチェーンガイドを改良して、トレー係合部材を駆動チェーンの周回方向に沿って安定してかつ円滑に周回させることにより、駆動チェーンの負担を軽減し、従来に比べて駆動チェーンを細く、小さいものに代えて、コストの低減を図ること、併せて、1本チェーン方式を採用することにより、装置全体として高さ方向を圧縮することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のトレー送り装置は、トレーを移動する移送経路に並設され、略水平方向に回転される一対のスプロケットと、これらのスプロケット間に掛け渡され、略水平方向に循環される駆動チェーンと、前記一対のスプロケットの少なくとも一方を回転駆動する駆動部と、前記駆動チェーン及びその循環経路に沿って配置され、前記駆動チェーンの循環方向を案内するチェーンガイドと、前記駆動チェーンに配設され、前記トレーに設けられた被係合部材に係合可能なトレー係合部材とを備え、前記トレーを前記移送経路上で任意の送り元地点から任意の送り先地点へ又はその反対へ送るトレー送り装置において、前記チェーンガイドは、前記駆動チェーンに略水平方向に向けて設けられたベースと、前記ベースに前記駆動チェーンの循環方向に向けて配置され、かつ水平方向に回転可能に軸支されて前記ベースを移動可能に支持する複数のガイドローラその他の転動部材と、前記駆動チェーンの循環方向と平行に設置され、前記複数の転動部材に対して内側で前記各転動部材の上下縁部に対して上方から係合可能な上部係合面及び下方から係合可能な下部係合面を有する内回りレールと、前記複数の転動部材に対して外側で前記各転動部材の上下縁部に対して上方から係合可能な上部係合面及び下方から係合可能な下部係合面を有する外回りレールとにより構成され、前記駆動チェーンの駆動時の前記ベースに作用する荷重方向に応じて前記各転動部材に対して水平方向又は垂直方向又はこれらを組み合せた方向に係合切り替えし、前記各転動部材を前記駆動チェーンの循環経路に沿って案内するベースガイドとを備え、前記ベースに前記トレー係合部材が取り付けられる
この構成により、トレー係合部材を固定されたベースが、一対のスプロケットの回転駆動により循環される駆動チェーンにより水平方向に引っ張られると、ベースの複数のガイドローラその他の転動部材がベースガイドの係合案内により駆動チェーンの循環方向に沿って移動される。この場合、トレー係合部材に駆動チェーンの循環方向と反対方向に荷重を受け、この力のモーメントにより各転動部材にひねり方向に荷重がかかっても、また各転動部材に異なる方向に荷重がかかっても、各転動部材ごとに作用する荷重方向に応じて各転動部材がベースガイドに対して水平方向又は垂直方向又はこれらを組み合わせた方向に係合切り替えしすなわち各転動部材の上下縁部が内回りレール又は外回りレールのいずれか一方の上部係合面又は下部係合面に有効に係合して、各転動部材が同じ又は異なる回転方向に回転を変えながら駆動チェーンの循環方向に移動することにより、ベースは安定して円滑に移動され、ベース上に固定されたトレー係合部材が安定した状態で円滑に駆動チェーンの循環方向に沿って移動される。したがって、トレー係合部材に係合されたトレーは移送経路上を任意の送り元地点から任意の送り先地点へ又はその反対へ確実に送られる。また、ベースがスプロケット上を周回する場合も同様である。
このようにベース、複数のガイドローラその他の転動部材、ベースガイドにより、トレー係合部材を駆動チェーンの周回方向に沿って安定してかつ円滑に周回させることができるので、駆動チェーンの負担を軽減し、駆動チェーンを細く、小さいものに代えることができ、コストを著しく低減することができる。併せて、駆動チェーンに細く、小さいチェーンによる1本チェーン方式を採用することができ、装置の高さ方向を圧縮することができる。
本発明はまた、次のように具体化される。
第1に、前記各転動部材の上下縁部は所定の勾配が付けられて斜めに形成され、前記ベースガイドの上部及び下部係合面は所定の勾配が付けられて斜めに形成される。
これにより、駆動チェーンの駆動時に、トレー係合部材に駆動チェーンの循環方向と反対方向に荷重を受けて、各転動部材に異なる方向に荷重がかかっても、各転動部材ごとに作用する荷重方向に応じて各転動部材の斜めの上下縁部をベースガイドに対して水平方向又は垂直方向又はこれらを組み合わせた方向に係合切り替えして、すなわち各転動部材の上下縁部を内回りレール又は外回りレールのいずれか一方の斜めの上部係合面又は下部係合面に有効に係合させて、各転動部材を同じ又は異なる回転方向に変えながら駆動チェー ンの循環方向に転動させることができ、ベースを安定して、円滑に移動し、ベース上に固定されたトレー係合部材を安定した状態で円滑に駆動チェーンの循環方向に沿って移動することができる。
第2に、前記ベースはリンク部材を介して前記駆動チェーンの外側方向及び内側方向に向けて変位可能に取り付けられる。
これにより、駆動チェーンが伸びても、リンク部材によりその伸びを吸収してトレー係合部材とトレーとを所定の係合位置で係合させることができ、従来のように駆動チェーンの伸びに応じて、スペーサや駆動チェーン(ローラチェーン)の(ローラ)リンクプレート数を調整したりする必要がなく、煩雑な作業をなくすことができる。また、ベースにひねり方向に力が加えられても、これをリンク部材により吸収することができ、この力を駆動チェーンに伝えることがない。
第3に、前記ベースに、当該ベースを略水平に支持するベース支持部材が併設される。
これにより、ベースに垂直方向の荷重がかかっても、ベースをベース支持部材により支持して、ベースの水平を確実に維持することができ、ベースを安定して、円滑に移動することができ、もってトレー係合部材の姿勢を安定的に保持することができる。
【0007】
また、上記目的を達成するために、本発明のトレー送り装置は、トレーを移動する移送経路に並設され、略水平方向に回転される一対のスプロケットと、これらのスプロケット間に掛け渡され、略水平方向に循環される駆動チェーンと、前記一対のスプロケットの少なくとも一方を回転駆動する駆動部と、前記駆動チェーン及びその循環経路に沿って配置され、前記駆動チェーンの循環方向を案内するチェーンガイドと、前記駆動チェーンに配設され、前記トレーに設けられた被係合部材に係合可能なトレー係合部材とを備え、前記トレーを前記移送経路上で任意の送り元地点から任意の送り先地点へ又はその反対へ送るトレー送り装置において、前記チェーンガイドは、前記駆動チェーンに略水平方向に向けて設けられたベースと、前記ベースに前記駆動チェーンの循環方向に向けて配置され、前記ベースを移動可能に支持する板状の摺動部材又はスライド部材と、前記駆動チェーンの循環方向と平行に設置され、前記摺動部材又はスライド部材に対して内側で前記摺動部材又はスライド部材の上下縁部に対して上方から係合可能な上部係合面及び下方から係合可能な下部係合面を有する内回りレールと、前記摺動部材又はスライド部材に対して外側で前記摺動部材又はスライド部材の上下縁部に対して上方から係合可能な上部係合面及び下方から係合可能な下部係合面を有する外回りレールとにより構成され、前記駆動チェーンの駆動時の前記ベースに作用する荷重方向に応じて前記摺動部材又はスライド部材に対して水平方向又は垂直方向又はこれらを組み合せた方向に係合切り替えし、前記摺動部材又はスライド部材を前記駆動チェーンの循環経路に沿って案内するベースガイドとを備え、前記ベースに前記トレー係合部材が取り付けられる。
この構成により、トレー係合部材を固定されたベースが、一対のスプロケットの回転駆動により循環される駆動チェーンにより水平方向に引っ張られると、ベースの摺動部材又はスライド部材がベースガイドの係合案内により駆動チェーンの循環方向に沿って移動される。この場合、トレー係合部材に駆動チェーンの循環方向と反対方向に荷重を受けて、この力のモーメントにより摺動部材又はスライド部材にひねり方向に荷重がかかっても、また摺動部材又はスライド部材の各部に異なる方向に荷重がかかっても、摺動部材又はスライド部材(の各部ごと)に作用する荷重方向に応じて摺動部材又はスライド部材がベースガイドに対して水平方向又は垂直方向又はこれらを組み合わせた方向に係合切り替えして、すなわち摺動部材又はスライド部材の上下縁部が内回りレール又は外回りレールのいずれか一方の上部係合面又は下部係合面に有効に係合して、摺動部材又はスライド部材がベースガイドに対する係合位置を変えながら駆動チェーンの循環方向に移動することにより、ベースは安定して、円滑に移動され、ベース上に固定されたトレー係合部材が安定した状態で円滑に駆動チェーンの循環方向に沿って移動される。したがって、トレー係合部材に係合されたトレーは移送経路上を任意の送り元地点から任意の送り先地点へ又はその反対へ確実に送られる。また、ベースがスプロケット上を周回する場合も同様である。
このようにベース、摺動部材又はスライド部材、ベースガイドにより、トレー係合部材を駆動チェーンの周回方向に沿って安定してかつ円滑に周回させることができるので、駆動チェーンの負担を軽減し、駆動チェーンを細く、小さいものに代えることができ、コストを著しく低減することができる。併せて、駆動チェーンに細く、小さいチェーンによる1本チェーン方式を採用することができ、装置の高さ方向を圧縮することができる。
本発明はまた、次のように具体化される。
第1に、前記摺動部材又はスライド部材の上下縁部は所定の勾配が付けられて斜めに形成され、前記ベースガイドの上部及び下部係合面は所定の勾配が付けられて斜めに形成される
これにより、駆動チェーンの駆動時に、トレー係合部材に駆動チェーンの循環方向と反対方向に荷重を受けて、摺動部材又はスライド部材の各部に異なる方向に荷重がかかっても、摺動部材又はスライド部材の各部ごとに作用する荷重方向に応じて摺動部材又はスライド部材の斜めの上下縁部をベースガイドに対して水平方向又は垂直方向又はこれらを組み合わせた方向に係合切り替えして、すなわち摺動部材又はスライド部材の上下縁部を内回りレール又は外回りレールのいずれか一方の斜めの上部係合面又は下部係合面に有効に 係合させて、摺動部材又はスライド部材をベースガイドに対する係合位置を変えながら駆動チェーンの循環方向に移動させることができ、ベースを安定して、円滑に移動し、ベース上に固定されたトレー係合部材を安定した状態で円滑に駆動チェーンの循環方向に沿って移動することができる
第2に、前記ベースはリンク部材を介して前記駆動チェーンの外側方向及び内側方向に向けて変位可能に取り付けられる
これにより、駆動チェーンが伸びても、リンク部材によりその伸びを吸収してトレー係合部材とトレーとを所定の係合位置で係合させることができ、従来のように駆動チェーンの伸びに応じて、スペーサや駆動チェーン(ローラチェーン)の(ローラ)リンクプレート数を調整したりする必要がなく、煩雑な作業をなくすことができる。また、ベースにひねり方向に力が加えられても、これをリンク部材により吸収することができ、この力を駆動チェーンに伝えることがない
第3に、前記ベースに、当該ベースを略水平に支持するベース支持部材が併設される。
これにより、ベースに垂直方向の荷重がかかっても、ベースをベース支持部材により支持して、ベースの水平を確実に維持することができ、ベースを安定して、円滑に移動することができ、もってトレー係合部材の姿勢を安定的に保持することができる
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について図を用いて説明する。
図1に、本発明の一実施の形態におけるトレー送り装置の全体構成を概略的に示している。図1において、トレー送り装置1は、車輪付きのトレーに利用するもので、トレー送りレール2、第1、第2のトレー送りガイド3、4、一対のスプロケット5、6、駆動チェーン7、スプロケットの駆動部8(図4参照)、チェーンガイド9(図2参照)、一対のトレー係合部材10などを備え、トレーを移動する2地点A、B間に設置され、トレーをトレーの送り元地点として任意に設定された第1の地点Aからトレーの送り先地点として任意に設定された第2の地点Bへ又はその反対へ送るように構成されている。
なお、ここでトレーは全体が略長方形に形成され、その下面に車輪、トレー送り小ガイド11(図2参照)、トレー送り大ガイド(図示省略)を備えている。車輪は4輪構成で、トレー下面の略四隅にトレー送りレール2上を走行可能に軸支されている。トレー送り小ガイド11はそれぞれ、トレー送り装置1のトレー係合部材10に係合可能に所定の長さ、幅を有する溝形(断面略逆U字形)に形成され、トレー下面の前側又は後側で各車輪の外側に設けられている。トレー送り大ガイドは第2のトレー送りガイド4に係合可能に所定の長さ、幅を有する溝形(断面略逆U字形)に形成され、トレー下面の中央にトレーの長手方向に向けて設けられている。なお、これらのガイドは大きさが異なり、トレー送り小ガイド11がそれぞれ小形に、トレー送り大ガイドが大形に形成されているが、その基本的な構造は同じであり、トレーの下面に一対のアングル材が平行に取り付けられて形成され、その両端は係脱端としてハの字形に拡開されている。
【0009】
トレー送りレール2はトレーを移動するトレーの移送経路に並設して、2地点A、B間に設置されている。トレー送りレール2は、チャンネル鋼などにより形成された左右一対のレール21、22からなり、これらのレール21、22間の間隔にトレーの幅方向よりも小さい所定の寸法が設定されている。また、トレー送りレール2に沿って第1のトレー送りガイド3が設置されている。第1のトレー送りガイド3はトレー下面の各車輪に係合可能なガイドレール31からなり、トレー送りレール2の前後両端側所定の位置に、各一対のレール21、22の内側に隣接して、かつ各レール21、22の走行面より上方所定の高さに突出されて取り付けられている。第2のトレー送りガイド4はトレー下面のトレー送り大ガイドに係合可能な一対のガイドローラ41、42からなり、トレー送りレール2のレール21、22間で、トレーを移動する第1、第2の地点A、Bの中間に、所定の長さのチャンネル鋼からなる2つのローラ支持フレーム43が設置され、各一対のガイドローラ41、42は水平方向に回転可能に、各ローラ支持フレーム43の前後両端に軸支されている。このようにして合計4個のガイドローラ41、42が一方向に所定の間隔で配置されている。
【0010】
一対のスプロケット5、6は、トレーを移動する2地点A、Bの一側部後側又は前側に近接して回転可能に設置されている。ここでは、駆動側となる一方のスプロケット5が、第1の地点Aの一側部後側に、略水平方向に回転可能に軸支され、後述する駆動部8に作動連結され、従動側となる他方のスプロケット6が、第2の地点Bの一側部後側に、略水平方向に回転可能に軸支される。
【0011】
スプロケットの駆動部8は、チェーン駆動方式が採用され、駆動側の一方のスプロケット5と同軸上で、この駆動側のスプロケット5の下部にスプロケット80(図4参照)が設置され、このスプロケット80とトレー送り装置1の設置面から離れた位置に設置された図示されないギヤードモータの回転軸との間にチェーンが巻き掛けられている。ギヤードモータがトレー送り装置1の設置面から離れた位置に設置されることで、トレー送り装置1の設置面上にギヤードモータの据付位置を確保する必要がなく、ギヤードモータの大きさに関わらず、ギヤードモータによってトレー送り装置1の高さ方向が拡大することがない。なお、このトレー送り装置1の場合、後述するチェーンガイド9により、駆動チェーン7を安定して、円滑に循環できるので、ギヤードモータに特に大きな出力は要求されない。
【0012】
駆動チェーン7は、駆動側、従動側の各スプロケット5、6間に略水平方向に循環可能に掛け渡されている。ここで駆動チェーン7は、後述するチェーンガイド9により、安定して、円滑に循環できるので、従来のローラチェーンに比べて強度が低い、細く、小さいローラチェーンが採用されている。
【0013】
チェーンガイド9は、図2に示すように、ベース91、ベース移動部材である複数のガイドローラ92、93、ベース支持部材94などにより組み立てられた一対のガイドローラユニット95と、複数のレール96、97からなるベースガイド98とを備え、一対のガイドローラユニット95が、駆動チェーン7にその周回軌道上で対称的な周回位置を取るように、つまり両者間に同じ間隔、距離をおいて取り付けられ、駆動チェーン7の循環経路に沿って設置されたベースガイド98上に配置されて、駆動チェーン7の循環方向を案内可能に構成されている。
【0014】
各ガイドローラユニット95のベース91は、図3及び図4に示すように、薄い平坦状のプレートにより、駆動チェーン7の外側方向及び内側方向に延びる任意の形状に形成され、ここでは、駆動チェーン7から外側に向けて先端幅が徐々に狭められる略台形状に延び、駆動チェーン7から内側に向けて外側の形状に比べて先端幅がさらに狭く、また外側の形状との連続部が少し幅広の略台形状に延びる一体形状に形成されている。また、外側形状の両側中間部にそれぞれ軸挿通部910が設けられている。このベース91は、図5に示すように、リンク部材911を介して、駆動チェーン7に略水平方向に向けて設けられている。リンク部材911は、図6に示すように、駆動チェーン7から外側に少し突出して取り付けられる取付プレート912と、取付プレート912の両側にピン913により駆動チェーン7の外側及び内側方向に傾動可能な2つのリンクプレート914とを備え、ベース91は両側の軸挿通部910が各リンクプレート914の上部に形成された軸挿通部915に合わせられ、これら軸挿通部910、915に軸916を挿通されてリンク結合されている。このようにしてベース91は駆動チェーン7の外側方向及び内側方向に向けて変位可能に取り付けられている。
【0015】
各ガイドローラユニット95の複数のガイドローラ92、93は、図3及び図4に示すように、2個一対のローラからなり、これらのローラ92、93がベース91下面に駆動チェーン7の循環方向と平行に直線上に配置され、水平方向に回転可能に軸支されている。これらのローラ92、93は、図7に示すように、外周面上下縁部にそれぞれ水平方向に対して約26度の勾配を付けた傾斜面921、922が形成されている。なお、ここでは、概ね26.565度の勾配に設定されている。また、この勾配は、ベース91に設けられたローラ92、93とトレー係合部材10との軸間距離による荷重条件により適宜変更してもよく、また勾配をなくしてもよい。
【0016】
各ガイドローラユニット95のベース支持部材94は、図3及び図4に示すように、ベース91を支持する支持ガイドローラ940と、支持ガイドローラ940の上下に係合可能な支持ガイドレール941とを備えている。ここで、支持ガイドローラ940はベース91の内側端に垂直方向に回転可能に取り付けられている。支持ガイドレール941は支持ガイドローラ940が嵌合可能な断面コ字形のガイド面を有し、駆動チェーン7の循環経路の内周に沿って形成され、後述する複数のベースガイド98の内側に設置されている。このようにしてベース支持部材94は、ベースガイド98に対して内側の位置に並設され、ベース91を略水平に支持するように構成されている。
【0017】
ベースガイド98は、図3及び図4に示すように、ガイドローラ92、93に対して内側から係合可能な内回りレール96と、外側から係合可能な外回りレール97とにより構成されている。これら内回りレール96及び外回りレール97はそれぞれ、片側一方の側面にガイドローラ92、93のガイド面960、970が略台形の溝状に形成され、ガイドローラ92、93の上下縁部(傾斜面921、922)に対して上方から係合可能に約26度の勾配を付けて斜めに形成された上部係合面961、971と下方から係合可能に約26度の勾配を付けて斜めに形成された下部係合面962、972と、上下係合面961,962、971,972の中間でガイドローラ92、93の外周面幅よりも小さく、ガイドローラ92、93に接触されない垂直面状の中間非係合面963、973とを備えている。なお、ここでは、図7に示すように、各係合面961,971、962,972に概ね26.565度の勾配が設定されている。これらのレール96、97は、各ガイド面960、970が対向され、各ガイド面960、970の中間非係合面963、973間が少なくともガイドローラ92、93の直径よりも少し大きい所定の寸法だけ離間された平行な配列により、駆動チェーン7の循環経路に対して略垂直方向の位置に並列に、駆動チェーン7の循環方向と平行に形成、設置されている。なお、前記各係合面961,971、962,972の勾配は、ガイドローラ92、93の外周面上下縁部の勾配の変更等に合わせて適宜変更される。
【0018】
このようにして各ガイドローラユニット95の各ガイドローラ92、93と各レール96、97は両者の係合面が水平方向に対して約26度の勾配が付けられて、駆動チェーン7の循環経路に対して略垂直方向の位置に並列に、駆動チェーン7の循環方向と平行に配置され、各ガイドローラ92、93ごとに作用する荷重方向に応じて各ガイドローラ92、93に対して内側又は外側からガイドローラ92、93の上下縁部に斜めに係合し、各ガイドローラ92、93を駆動チェーン7の循環経路に沿って案内するように構成されている。
【0019】
一対のトレー係合部材10はそれぞれ、図5に示すように、トレーのトレー送り小ガイド11に係合可能な水平方向に回転可能なローラ100と、ローラ100を支持する支軸101とを備え、各ガイドローラユニット95のベース91の外側端上に立ち上げ固定され、図3及び図4に示すように、駆動チェーン7の循環経路に対して外側の位置に配置されている。
【0020】
次に、このトレー送り装置1の動作について図1乃至図3を用いて説明する。
図1において、通常、各トレー係合部材10は第1、第2の地点A、Bに近接して設置された各スプロケット5、6上の周回経路上、中間地点に設定された停止位置に待機される。トレーが第1の地点Aに、図示されないトレーを横送りする手段又は昇降する手段により移動されると、トレー下面のトレー送り小ガイド11の係脱端にトレー送り装置1の一方のトレー係合部材10が係合される。
【0021】
続いて、トレー送り装置1が作動される。図3中、2点鎖線で示すように、一対のスプロケット5、6の回転駆動により、駆動チェーン7が循環され、この駆動チェーン7に引っ張られて各ガイドローラユニット95がベース91下面の各ガイドローラ92、93とベースガイド98との係合案内により駆動チェーン7の循環方向に沿って移動される。各ガイドローラユニット95のベース91上に立ち上げられた各トレー係合部材10は各停止位置から各スプロケット5、6に沿って(この場合、右回りに)回転され、一方のトレー係合部材10とトレー下面のトレー送り小ガイド11が完全に係合され、このトレー係合部材10の周回運動とともにトレーが第2の地点Bに向けて押し出される。このとき、一方のトレー係合部材10に駆動チェーン7の循環方向と反対方向に荷重を受けるため、また、ベース91がスプロケット5上に沿って周回するため、各ガイドローラ92、93に異なる方向に荷重がかかっても、各ガイドローラ92、93ごとに作用する荷重方向に応じて各ガイドローラ92、93の上下縁部の各傾斜面921、922が、内回りレール96又は外回りレール97の斜めの係合面、すなわち上部係合面961、971又は下部係合面962、972又は上下係合面961,962、971,972に係合切り替えして同じ回転方向又は異なる回転方向に変えながら駆動チェーン7の循環方向に転動することにより、併せて、ベース91の水平がベース支持部材94により確実に支持されることにより、ベース91は安定して、円滑に移動され、ベース91上に固定されたトレー係合部材10が安定した状態で円滑に駆動チェーン7の循環方向に沿って移動される。
なお、図2に、トレー係合部材10がスプロケット5上を周回してトレーのトレー送り小ガイド11に係合し、ベースガイド98の直線経路上に入ったときの、トレー係合部材10にかかる荷重方向(矢印P1)と、このトレー係合部材10に対する荷重により、各ガイドローラ92、93ごとに作用する荷重方向(矢印P2、P3、P4、P5)を例示している。この場合、トレー係合部材10に駆動チェーン7の循環方向と反対方向に荷重P1を受けるため、ガイドローラ92に対して内側方向P2及び下方向P3に荷重がかかって、このガイドローラ92(の特に、下部係合面922)は内回りレール96(の特に、下部係合面962)に係合し、この内回りレール96上を右回転で転動する。一方、ガイドローラ93に対して外側方向P4及び上方向P5に荷重がかかって、このガイドローラ93(の特に、上部係合面921)は外回りレール97(の特に、上部係合面971)に係合し、この外回りレール97上を左回転で転動する。このように各ガイドローラ92、93ごとに作用する荷重方向に応じて各ガイドローラ92、93の上下縁部の各傾斜面921、922が、内回りレール96又は外回りレール97の上部係合面961、971又は下部係合面962、972又は上下係合面961,962、971,972に係合切り替えして同じ回転方向又は異なる回転方向に変えながら駆動チェーン7の循環方向に転動する。
【0022】
このトレー送り装置1の動作により、図1に示すように、トレーはまず後側の各車輪が第1のトレー送りガイド3に摺動案内されてトレー送りレール2上を転動され、第2の地点Bに向けて送り出される。続いて、トレー下面のトレー送り大ガイドとトレー送りレール2の各レール21、22間の第2のトレー送りガイド4、すなわち一対のガイドローラ41、42がさらに係合され、トレーの各車輪がトレー送りレール2上を確実に移動案内されていく。このようにしてトレーがトレー送りレール2の中間部まで移動されると、トレー下面のトレー送り大ガイドがトレー送りレール2の各レール21、22間の合計4個のガイドローラ41、42に係合されて一方向に移動案内されて、後側の各車輪が第1の地点A側の第1のトレー送りガイド3から離されていくとともに前側の各車輪が第2の地点B側の第1のトレー送りガイド3に係合されていく。
【0023】
このようにしてトレーが送られ、第2の地点Bに完全に移動されるとともに、トレー送り装置1の各トレー係合部材10が各スプロケット5、6に沿って90度回り込んで停止され、一方のトレー係合部材10はトレー下面のトレー送り小ガイド11の一方の係脱端に係合されたままとなる。このトレー係合部材10のスプロケット5、6の回り込みに際して、ベース91の各ガイドローラ92、93に異なる方向に荷重がかかっても、既述のとおり、各ガイドローラ92、93ごとに作用する荷重方向に応じて各ガイドローラ92、93の上下縁部の上部の傾斜面921又は下部の傾斜面922又は上下の傾斜面921、922が、内回りレール96又は外回りレール97の上部係合面961、971又は下部係合面962、972又は上下係合面961,962、971,972に係合切り替えして回転方向を変えながら駆動チェーン7の循環方向に転動することにより、併せて、ベース91の水平がベース支持部材94により確実に支持されることにより、ベース91は安定して、円滑に移動され、ベース91上に固定されたトレー係合部材10は安定した状態で円滑に駆動チェーン7の循環方向に沿って移動される。
なお、一方のトレー係合部材10の移動と対称的に他方のトレー係合部材10が移動され、他方のトレー係合部材10が、第1の地点A側の一方のスプロケット5上の停止位置に停止されるので、同様の動作によりトレーを第1の地点Aから第2の地点Bへ繰り返し送り出すことができる。また、このトレー係合部材10の反対の動作により、トレーを第2の地点Bから第1の地点Aへ送り返すこともできる。
【0024】
このように上記実施の形態によれば、チェーンガイド9が、ベース91、一対のガイドローラ92、93(ベース移動部材)、ベース支持部材94により組み立てられた一対のガイドローラユニット95と、各ガイドローラユニット95を係合案内する内回りレール96及び外回りレール97からなるベースガイド98とにより構成され、これらのガイドローラユニット95にトレー係合部材10が立ち上げられ、各ガイドローラ92、93ごとに作用する荷重方向に応じて各ガイドローラ92、93の上下縁部がベースガイド98の内回りレール96又は外回りレール97に係合角度が水平方向に対して約26度の勾配で係合切り替えされて、各ガイドローラ92、93が駆動チェーン7の循環経路に沿って案内され、トレーに係合されたトレー係合部材10が安定した状態で円滑に駆動チェーン7の循環方向に沿って周回移動されるので、駆動チェーン7は従来のようにひねりやねじれの方向に力が加えられることがなく、各ガイドローラユニット95を水平方向にのみ牽引すればよく、よって、駆動チェーン7の負担を大幅に軽減することができ、駆動チェーン7を従来のような強度が高い、太く、大きいローラチェーンから強度が低い、細く、小さいローラチェーンに代えることができ、コストを著しく低減することができる。併せて、駆動チェーン7に従来に比べて強度が低い、細く、小さいローラチェーンを用いても1本チェーン方式を採用することができ、装置の高さ方向を圧縮することができる。
【0025】
また、ベース91は、駆動チェーン7の外側方向及び内側方向に延びる任意の形状に形成できるので、ベース91を簡易に形成することができ、コストの低減を図ることができる。
さらに、このベース91は、リンク部材911を介して駆動チェーン7の外側方向及び内側方向に向けて変位可能に取り付けられているので、駆動チェーン7が伸びても、リンク部材911によりその伸びを吸収してトレー係合部材10とトレーとを所定の係合位置で係合させることができ、従来のように駆動チェーンの伸びに応じて、スペーサや駆動チェーン(ローラチェーン)の(ローラ)リンクプレート数を調整したりする必要がなく、煩雑な作業をなくすことができる。また、ベース91にひねり方向に力が加えられても、これをリンク部材911により吸収することができ、この力を駆動チェーン7に伝えることがない。
【0026】
また、各ガイドローラユニット95の各一対のガイドローラ92、93は上下縁部に、水平方向に対して約26度の傾斜面921、922を有し、各ガイドローラ92、93ごとに作用する荷重方向に応じてこの傾斜面921、922がベースガイド98の、水平方向に対して約26度の上部係合面961、971又は下部係合面962、972に有効に係合されるので、一対のガイドローラ92、93をそれぞれ同じ回転方向又は異なる回転方向に変えながら駆動チェーン7の循環方向に転動させることができる。
また、ベースガイド98は、ガイドローラ92、93に対して内側から係合可能な内回りレール96と、外側から係合可能な外回りレール97とにより構成され、これら内回りレール96及び外回りレール97にそれぞれ、ガイドローラ92、93の上下縁部に対して上方から係合可能な上部係合面961、971と下方から係合可能な下部係合面962、972とを有し、これらのレール96、97が少なくともガイドローラ92、93の直径よりも大きい所定の寸法だけ離間されて配列されるので、各ガイドローラ92、93ごとに作用する荷重方向に応じて各ガイドローラ92、93の上下縁部を内回りレール96又は外回りレール97のいずれか一方の上部係合面961、971又は下部係合面962、972に有効に係合させて、各ガイドローラ92、93を同じ回転方向又は異なる回転方向に変えながら駆動チェーン7の循環方向に転動させることができる。
さらに、これらガイドローラ92、93及びベースガイド98は駆動チェーン7の循環経路に対して略垂直方向の位置に並設されるので、駆動チェーン7の循環経路に対して垂直方向でベース91の各ガイドローラ92、93と各レール96、97とを係合させて、駆動チェーン7及びベース91を駆動チェーン91の循環方向に沿って円滑に移動することができる。
【0027】
また、ベース支持部材94は、ベース91に垂直方向に回転可能に取り付けられた支持ガイドローラ940と、駆動チェーン7の循環経路に沿って形成され、支持ガイドローラ940の上下に係合可能な支持ガイドレール941とを有し、ベース91に垂直方向の荷重がかかっても、ベース91を支持ガイドローラ940と支持ガイドレール941とにより支持することができるので、ベース91の水平を確実に維持することができ、ベース91を安定して、円滑に移動することができ、よってトレー係合部材10の姿勢を安定的に保持することができる。
さらに、ベース支持部材94は駆動チェーン7の循環経路に対して内側の位置に並設され、ベース91が駆動チェーン7の循環経路の内側で支持されるので、このベース支持部材94がベース91の循環方向又はトレーの移動方向に干渉することがない。
なお、ベース支持部材94はチェーンガイド9の付帯装置で、その設置は任意である。実施上はチェーンガイド9に併せて設置することが好ましい。
【0028】
また、トレー係合部材10は駆動チェーン7の循環経路に対して外側の位置に配置され、トレー係合部材10を駆動チェーン7の外側で循環させるので、他の各部材に干渉することなしに、トレー係合部材10をトレーに確実に係合させることができる。
【0029】
なお、このトレー送り装置を対にして、水平循環式駐車装置の第1、第2のトレー縦送り装置として使用することができることは勿論である。この場合の動作は、次のとおりである。
通常、各トレー係合部材10は第1、第2のトレー横送りレールに沿って設置された各ガイドレールの延長上に設定された停止位置に待機される。
第1、第2のトレー列の横送りによりトレーが第1、第2のトレー縦送りレールに移動されることにより、トレー下面のトレー送り小ガイド11にトレー係合部材10が係合される。
この係合状態から各トレー係合部材10の周回運動により、トレー送り小ガイド11が縦方向に押されて、トレーが縦方向に押し出され、各トレー係合部材10が一方の停止位置から他方の停止位置まで周回移動されて、トレーが縦送りされる。
また、水平循環式駐車装置のトレー縦送り経路上にリフトを備えた形式でも、このトレー送り装置を同様に適用することができる。この場合、トレー送り装置はリフトの昇降路とは反対側の経路に沿って設置され、トレー係合部材の通常の停止位置がリフトの昇降路から退避された位置に設定される。このようにすることにより、トレー送り装置で、リフトへトレーを送り出したりリフトからトレーを引き出したりすることができる。
また、このトレー送り装置は、トレーに車輪に代えてガイドレールを設け、トレーを案内するガイドレールに代えて複数のガイドローラを設置して、トレーを複数のガイドローラ上で移動する形式に変えることもできる。
【0030】
また、このトレー送り装置1は、チェーンガイド9のベース91に、複数のガイドローラに代えて、他の転動部材又は摺動部材又はスライド部材を取り付けて、上記他の転動部材又は摺動部材又はスライド部材のベースガイドを設置してもよい。
図8及び図9にその一例を示している。この場合、
ベース91は上記実施の形態と略同様の外形状を有し、上記実施の形態と同様に、その平面を略水平方向に向けて駆動チェーン7に、リンク部材911により駆動チェーン7の外側方向及び内側方向に向けて変位可能に取り付けられる。
ベース移動部材は摺動部材又はスライド部材から適宜選択され、ベース91の下面に固定される。この場合、摺動部材又はスライド部材99は板状の部材で、ベースガイド98の旋回部で旋回できる範囲でできる限り長い方がよい。また、その上下縁部は、上記実施の形態で示したように、所定の勾配が付けられて斜めに形成されていてもよい。なお、ここで摺動部材又はスライド部材99は外側縁部がベースガイド98の旋回部に合わせて円弧状に形成され、内側縁部が直線的に形成された平面形状を有している。
ベースガイド98は、摺動部材又はスライド部材99に対して内側から係合可能な内回りレール96と、外側から係合可能な外回りレール97とにより構成され、これら内回りレール96及び外回りレール97にそれぞれ、摺動部材又はスライド部材99の上下縁部に対して上方から係合可能な上部係合面と下方から係合可能な下部係合面とを有し、これらのレール96、97が少なくとも摺動部材又はスライド部材99の幅方向よりも大きい所定の寸法だけ離間されて配列される。また、ベースガイド98の上部及び下部係合面は、上記実施の形態で示したように、所定の勾配が付けられて斜めに形成されていてもよい。このベースガイド98は、上記実施の形態と同様に、駆動チェーンの循環方向と平行に設置される。なお、このベースガイド98の各レール96、97は、上記実施の形態の各レールと同じ構成(特に、断面が台形形状)でもよく、また断面がコ字形状であってもよい。
また、このチェーンガイド9には、上記実施の形態と同様のベース支持部材94が併設されることが好ましい。
なお、その他上記実施の形態と同様の部材には、同じ符号を付してある。
このようにしてベース91にトレー係合部材10が取り付けられる。
このようにしてもベースガイド98により、駆動チェーン7の駆動時のベース91に作用する荷重方向に応じて摺動部材又はスライド部材99に対して水平方向又は垂直方向又はこれらを組み合せた方向に係合切り替えし、摺動部材又はスライド部材99を駆動チェーンの循環経路に沿って案内する。この場合、摺動部材又はスライド部材99の片側一方(外側)の円弧状の頂点が外回りレール97に当接し、片側他方(内側)の直線部後部端角部が内回りレール96に当接することにより、摺動部材又はスライド部材99の振れが防止される。また反対に摺動部材又はスライド部材99の制動時には、摺動部材又はスライド部材99の外側の円弧状の頂点が外回りレール97に当接し、内側の直線部前部端角部が内回りレール96に当接することにより、摺動部材又はスライド部材99が安定する。この摺動部材又はスライド部材99の長さが長いほど、外側縁部の円弧状の頂点と内側縁部の前端又は後端角部との距離が長くなって、摺動部材又はスライド部材99の振れを防止し、安定させることができる。
このようにベース移動部材及びベースガイドを変更しても、上記実施の形態と略同様の作用効果を奏することができる。
【0031】
なお、上記各トレー送り装置は、水平循環式駐車装置に限定されることなく、各種機械式駐車装置で、トレーをトレーの移送経路上で直線的に移動させる場合に利用することができる。この場合、トレーの移送経路上にトレーの送り元地点から複数の送り先地点を任意に設定することができる。
これらのトレー送り装置はまた、機械式駐車装置の他、自動倉庫設備に利用することもできる。この場合、トレーは平面状のものの他、箱型のものが適宜使用される。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のトレー送り装置によれば、トレー係合部材をベース、複数のガイドローラその他の転動部材、ベースガイドで移動する形式では、駆動チェーンの駆動時に、トレー係合部材に駆動チェーンの循環方向と反対方向に荷重を受けて、この力のモーメントにより複数の転動部材にひねり方向に荷重がかかっても、また各転動部材に異なる方向に荷重がかかっても、各転動部材に作用する荷重方向に応じて各転動部材をベースガイドに対して水平方向又は垂直方向又はこれらを組み合わせた方向に係合切り替えさせて、すなわち各転動部材の上下縁部を内回りレール又は外回りレールのいずれか一方の上部係合面又は下部係合面に有効に係合させて、各転動部材の回転方向を変えながら駆動チェーンの循環方向に移動することにより、ベースを安定して円滑に移動し、ベース上に固定されたトレー係合部材を安定した状態で円滑に駆動チェーンの循環方向に沿って移動するので、駆動チェーンの負担を軽減し、駆動チェーンを従来に比べて強度が低い、細く、小さいものに代えることができ、コストを著しく低減することができる。また、駆動チェーンに従来に比べて強度が低い、細く、小さいチェーンを用いて1本チェーン方式を採用することができるので、コストを低く抑えて、装置の高さ方向を圧縮することができる。
また、本発明のトレー送り装置によれば、トレー係合部材をベース、摺動部材又はスライド部材、ベースガイドで移動する形式では、駆動チェーンの駆動時に、トレー係合部材に駆動チェーンの循環方向と反対方向に荷重を受けて、この力のモーメントにより摺動部材又はスライド部材にひねり方向に荷重がかかっても、また摺動部材又はスライド部材の各部に異なる方向に荷重がかかっても、摺動部材又はスライド部材(の各部ごと)に作用する荷重方向に応じて摺動部材又はスライド部材をベースガイドに対して水平方向又は垂直方向又はこれらを組み合わせた方向に係合切り替えさせて、すなわち摺動部材又はスライド部材の上下縁部を内回りレール又は外回りレールのいずれか一方の上部係合面又は下部係合面に有効に係合させて、摺動部材又はスライド部材をベースガイドに対する係合位置を変えながら駆動チェーンの循環方向に移動することにより、ベースを安定して円滑に移動し、ベース上に固定されたトレー係合部材を安定した状態で円滑に駆動チェーンの循環方向に沿って移動するので、駆動チェーンの負担を軽減し、駆動チェーンを従来に比べて強度が低い、細く、小さいものに代えることができ、コストを著しく低減することができる。また、駆動チェーンに従来に比べて強度が低い、細く、小さいチェーンを用いて1本チェーン方式を採用することができるので、コストを低く抑えて、装置の高さ方向を圧縮することができる。
そして、いずれの形式においても、ベースリンク部材を介して駆動チェーンの外側方向及び内側方向に向けて変位可能に取り付けることにより、駆動チェーンが伸びても、リンク部材によりその伸びを吸収してトレー係合部材とトレーとを所定の係合位置で係合させることができ、従来のように駆動チェーンの伸びに応じて、スペーサや駆動チェーン(ローラチェーン)の(ローラ)リンクプレート数を調整したりする必要がなく、煩雑な作業をなくすことができる。また、ベースにひねり方向に力が加えられても、これをリンク部材により吸収することができ、この力を駆動チェーンに伝えることがない。
さらに、ベースに、当該ベースを略水平に支持するベース支持部材を併設することにより、ベースに垂直方向の荷重がかかっても、ベースをベース支持部材により支持して、ベースの水平を確実に維持することができ、ベースを安定して、円滑に移動することができ、もってトレー係合部材の姿勢を安定的に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるトレー送り装置全体の概略平面図
【図2】同トレー送り装置の部分拡大斜視図
【図3】同トレー送り装置の部分拡大平面図
【図4】同トレー送り装置の部分拡大断面図
【図5】同トレー送り装置に備えたガイドローラユニットの組立斜視図
【図6】同トレー送り装置に備えたガイドローラユニットの分解斜視図
【図7】同トレー送り装置に備えたトレー移動部材(ガイドローラ)及びベースガイド(内回りレール及び外回りレール)の断面図
【図8】同トレー送り装置のトレー移動部材及びベースガイドの変更例を示す部分拡大平面図
【図9】図8の断面図
【図10】従来のトレー送り装置の部分拡大断面図
【符号の説明】
1 トレー送り装置
2 トレー送りレール
21、22 レール
3 第1のトレー送りガイド
31 ガイドレール
4 第2のトレー送りガイド
41、42 ガイドローラ
43 ローラ支持フレーム
5 (駆動側の)スプロケット
6 (従動側の)スプロケット
7 駆動チェーン
8 スプロケットの駆動部
80 スプロケット
9 チェーンガイド
91 ベース
910 軸挿通部
911 リンク部材
912 取付プレート
913 ピン
914 リンクプレート
915 軸挿通部
916 軸
92、93 ガイドローラ(ベース移動部材)
921、922 傾斜面
94 ベース支持部材
940 支持ガイドローラ
941 支持ガイドレール
95 ガイドローラユニット
96 内回りレール
960 ガイド面
961 上部係合面
962 下部係合面
963 中間非係合面
97 外回りレール
970 ガイド面
971 上部係合面
972 下部係合面
973 中間非係合面
98 ベースガイド
99 摺動部材又はスライド部材(ベース移動部材)
10 トレー係合部材
100 ローラ
101 支軸
11 トレー送り小ガイド
A 第1の地点
B 第2の地点

Claims (6)

  1. トレーを移動する移送経路に並設され、略水平方向に回転される一対のスプロケットと、これらのスプロケット間に掛け渡され、略水平方向に循環される駆動チェーンと、前記一対のスプロケットの少なくとも一方を回転駆動する駆動部と、前記駆動チェーン及びその循環経路に沿って配置され、前記駆動チェーンの循環方向を案内するチェーンガイドと、前記駆動チェーンに配設され、前記トレーに設けられた被係合部材に係合可能なトレー係合部材とを備え、前記トレーを前記移送経路上で任意の送り元地点から任意の送り先地点へ又はその反対へ送るトレー送り装置において、
    前記チェーンガイドは、
    前記駆動チェーンに略水平方向に向けて設けられたベースと、
    前記ベースに前記駆動チェーンの循環方向に向けて配置され、かつ水平方向に回転可能に軸支されて前記ベースを移動可能に支持する複数のガイドローラその他の転動部材と、
    前記駆動チェーンの循環方向と平行に設置され、前記複数の転動部材に対して内側で前記各転動部材の上下縁部に対して上方から係合可能な上部係合面及び下方から係合可能な下部係合面を有する内回りレールと、前記複数の転動部材に対して外側で前記各転動部材の上下縁部に対して上方から係合可能な上部係合面及び下方から係合可能な下部係合面を有する外回りレールとにより構成され、前記駆動チェーンの駆動時の前記ベースに作用する荷重方向に応じて前記各転動部材に対して水平方向又は垂直方向又はこれらを組み合せた方向に係合切り替えし、前記各転動部材を前記駆動チェーンの循環経路に沿って案内するベースガイドとを備え、
    前記ベースに前記トレー係合部材が取り付けられたことを特徴とするトレー送り装置。
  2. トレーを移動する移送経路に並設され、略水平方向に回転される一対のスプロケットと、これらのスプロケット間に掛け渡され、略水平方向に循環される駆動チェーンと、前記一対のスプロケットの少なくとも一方を回転駆動する駆動部と、前記駆動チェーン及びその循環経路に沿って配置され、前記駆動チェーンの循環方向を案内するチェーンガイドと、前記駆動チェーンに配設され、前記トレーに設けられた被係合部材に係合可能なトレー係合部材とを備え、前記トレーを前記移送経路上で任意の送り元地点から任意の送り先地点へ又はその反対へ送るトレー送り装置において、
    前記チェーンガイドは、
    前記駆動チェーンに略水平方向に向けて設けられたベースと、
    前記ベースに前記駆動チェーンの循環方向に向けて配置され、前記ベースを移動可能に支持する板状の摺動部材又はスライド部材と、
    前記駆動チェーンの循環方向と平行に設置され、前記摺動部材又はスライド部材に対して内側で前記摺動部材又はスライド部材の上下縁部に対して上方から係合可能な上部係合面及び下方から係合可能な下部係合面を有する内回りレールと、前記摺動部材又はスライド部材に対して外側で前記摺動部材又はスライド部材の上下縁部に対して上方から係合可能な上部係合面及び下方から係合可能な下部係合面を有する外回りレールとにより構成され、前記駆動チェーンの駆動時の前記ベースに作用する荷重方向に応じて前記摺動部材又はスライド部材に対して水平方向又は垂直方向又はこれらを組み合せた方向に係合切り替えし、前記摺動部材又はスライド部材を前記駆動チェーンの循環経路に沿って案内するベースガイドとを備え、
    前記ベースに前記トレー係合部材が取り付けられたことを特徴とするトレー送り装置。
  3. 前記各転動部材の上下縁部は所定の勾配が付けられて斜めに形成され、前記ベースガイドの上部及び下部係合面は所定の勾配が付けられて斜めに形成される請求項1に記載のトレー送り装置。
  4. 前記摺動部材又はスライド部材の上下縁部は所定の勾配が付けられて斜めに形成され、前記ベースガイドの上部及び下部係合面は所定の勾配が付けられて斜めに形成される請求項2に記載のトレー送り装置。
  5. 前記ベースはリンク部材を介して前記駆動チェーンの外側方向及び内側方向に向けて変位可能に取り付けられる請求項1乃至4のいずれかに記載のトレー送り装置。
  6. 前記ベースに、当該ベースを略水平に支持するベース支持部材が併設される請求項1乃至5のいずれかに記載のトレー送り装置。
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