JP2001227189A - 円形循環式駐車装置 - Google Patents

円形循環式駐車装置

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JP2001227189A
JP2001227189A JP2000041335A JP2000041335A JP2001227189A JP 2001227189 A JP2001227189 A JP 2001227189A JP 2000041335 A JP2000041335 A JP 2000041335A JP 2000041335 A JP2000041335 A JP 2000041335A JP 2001227189 A JP2001227189 A JP 2001227189A
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tray
guide
circular circulation
elevating
parking device
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Tomoyuki Takahashi
知之 高橋
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Nissei Ltd
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Nissei Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間部乗込方式の円形循環式駐車装置におい
て、階高を圧縮する。 【解決手段】 円形循環ガイド91のガイドプレート9
11に、トレー支持フレーム7の軸支位置に対して上方
に一対のガイドローラ912を水平方向に並列配置し
て、ガイドレール913の水平部914を各トレー支持
フレーム7の軸支位置に対して上方に配置するととも
に、その上段の水平部914にトレー昇降装置111が
通過可能な間欠部915を設ける。一方、トレー昇降装
置111にトレー支持部材151とトレー8との係合を
解除可能な解除機構153を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のトレーを上
下段に配列して、上下段の各トレーの列を相互に反対の
水平方向に送る動作と、上下段の各トレーの列の相対す
る一方の端部で各トレーを上段から下段へ、その他方の
端部で下段から上段へ旋回する動作とにより、全トレー
を円形循環する形式の円形循環式駐車装置に関し、特に
トレーの列の中間部上にトレー昇降装置を備えた中間部
乗込方式の円形循環式駐車装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の円形循環式駐車装置の基本構成
が図9に示されている。図9において、円形循環式駐車
装置1は、トレー循環装置2と、トレー昇降装置11と
を具備する。
【0003】トレー循環装置2は、その設置空間の片側
一方に一対の駆動側ホイール3がフレーム3fに支持さ
れるとともに、その片側他方に一対の従動側ホイール4
がフレーム4fに支持され、これらのホイール3、4間
にチェーンガイド5を介して一対の無端状のリンクチェ
ーン6が巻き掛けられている。これらのリンクチェーン
6にそれぞれ相互に対向して、図示されない複数の一対
のアタッチメントが取り付けられていて、これら一対の
アタッチメント間にそれぞれトレー支持フレーム7が軸
支され、その上に複数の自動車載置用のトレー8が支持
されている。また、リンクチェーン6の周回上には円形
循環ガイド9が配置され、この円形循環ガイド9により
各トレー支持フレーム7はその水平を保持されながら、
水平方向への移動と旋回方向への移動を案内される。こ
のようにして複数のトレー8が全体として上下2段に配
置され、リンクチェーン6の回転駆動により円形循環さ
れる。
【0004】トレー昇降装置11は、トレー循環装置2
の中間部に設置され、上段のトレー8の列に設定された
トレー受け渡し位置Pの四隅近傍で、トレー循環装置2
に対して外側に立ち上げられた4本の昇降ガイド12
と、ここでは特に図示していないが、各昇降ガイド12
上に沿って昇降可能に配置された4本の昇降部材と、こ
れらの昇降部材を駆動する駆動部と、各昇降部材に設け
られて、トレーに係止可能なトレー支持部材とを備え、
トレー支持部材が上段のトレー8の列に設定されたトレ
ー受け渡し位置Pとその上方の自動車の乗込部Eとの間
に形成された昇降路S上を昇降されて、トレー8を移送
する。
【0005】このような中間部乗込方式の円形循環式駐
車装置に用いられる従来のトレー循環装置の円形循環ガ
イドとトレー昇降装置の一例が図10、図11に例示さ
れている。図10、図11において、円形循環ガイド9
0は、各トレー支持フレーム7に取り付けられた複数の
ガイドプレート901と、リンクチェーン6の周回上に
設置されたガイドレール903とからなる。各ガイドプ
レート901はその下部両端にガイドローラ902が配
設され、その上部がトレー支持フレーム7に備えた支軸
71に固定されている。ガイドレール903は溝形のチ
ャンネル材からなり、リンクチェーン6の周回上、上下
に設置された直線状の水平部904と、その両端に設置
された図示されない旋回部とからなる。このようにし
て、ガイドプレート901のガイドローラ902が、ト
レー支持フレーム7の軸支位置に対して下方のガイドレ
ール903の水平部904により水平方向に移動案内さ
れ、その両端の旋回部により旋回方向に案内される。
【0006】トレー昇降装置110は、その昇降ガイド
120が円形循環ガイド90の外側に設置され、昇降ガ
イド120に昇降部材130が組み付けられている。昇
降部材130にはその上部にトレー支持部材140が昇
降路Sに向けて突設されていて、このトレー支持部材1
40がトレー8の縁部に備えたアングル材からなる被係
止面8aに係合可能になっている。なお、図10におい
て、130Dは昇降部材130の駆動部である。このよ
うにして、トレー支持部材140が上段のトレー8の列
の中間部に設定されたトレー受け渡し位置Pのトレー8
(被係止面8a)の直下と、自動車の乗込部Eとの間を
昇降可能に配置され、トレー受け渡し位置Pでトレー8
をトレー循環装置2のトレー支持フレーム7からトレー
昇降装置110のトレー支持部材140へ、又はトレー
昇降装置110のトレー支持部材140からトレー循環
装置2のトレー支持フレーム7へ受け渡し可能になって
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の円形循環式駐車装置では、円形循環ガイドがトレー
支持フレームの軸支位置に対して下方に離隔して設置さ
れているため、下段のトレー支持フレームの軸支位置と
ガイドレールの下段の水平部の設置位置との間の寸法分
だけ、駐車設備全体が階高になるという問題がある。本
発明は、このような従来の問題を解決し、この種の中間
部乗込方式の円形循環式駐車装置において、トレー循環
装置とトレー昇降装置とを干渉することなしに、駐車設
備全体の階高を圧縮することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の円形循環式駐車装置においては、円形循環
ガイドのガイドプレートに、トレー支持フレームの軸支
位置に対して上方に一対のガイドローラを水平方向に並
列配置して、ガイドレールの上下段の各水平部を上下段
の各トレー支持フレームの軸支位置に対して上方に配置
するとともに、ガイドレールの上段の水平部にトレー昇
降装置の各トレー支持部材が通過可能な間欠部を設けて
いる。一方、トレー昇降装置に各トレー支持部材とトレ
ー受け渡し位置のトレーとの係合を解除可能な解除機構
を設けている。このようにして、中間部乗込方式の円形
循環式駐車装置において、トレー循環装置とトレー昇降
装置とを干渉することなしに、駐車設備全体の階高を圧
縮する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の円形循
環式駐車装置は、トレー循環装置の円形循環ガイドは、
各トレー支持フレームに取り付けられ、トレー支持フレ
ームの軸支位置に対して上方に、水平に並列配置された
一対のガイドローラを有する複数のガイドプレートと、
エンドレスチェーンの周回上、上下に配置され、ガイド
プレートのガイドローラを水平方向に案内する水平部
と、その両端に配置され、ガイドプレートのガイドロー
ラを旋回方向に案内する旋回部とを有するガイドレール
と、ガイドレールの上段の水平部に形成され、トレー昇
降装置の各トレー支持部材が通過可能な間欠部とを備
え、トレー昇降装置に、トレー支持部材とトレーとの係
合を解除可能な解除機構を備えたものである。この構成
から、ガイドレールの水平部がトレー支持フレームの軸
支位置に対して上方に配置されるため、従来のトレー支
持フレームの軸支位置とその下方のガイドレールの水平
部との間の寸法分だけ階高を圧縮することができる。ま
た、トレー昇降装置の各トレー支持部材は、その解除機
構によりトレーとの係合を解除されることにより、トレ
ー受け渡し位置のトレーに対して係合することなしにそ
の外側を通り抜けることができ、ガイドレールの上段の
水平部に形成された間欠部を通過して、トレー受け渡し
位置とその上方の自動車の乗込部との間を昇降すること
ができる。したがって、トレー循環装置の駆動中は、ト
レー支持部材が円形循環ガイドの上方に待機されること
により、トレー支持部材がトレー循環装置に干渉するこ
とがなく、上下各段のトレーを円滑に円形循環すること
ができる。また、トレー循環装置とトレー昇降装置との
間でトレーの受け渡しを行うときに、トレー支持部材が
その待機位置からトレー受け渡し位置まで降下されて、
そこでトレー支持部材がトレー受け渡し位置上のトレー
に対して係合する位置に復帰され、上昇されることによ
り、トレー支持部材が円形循環ガイドに干渉することな
しに、トレー受け渡し位置のトレーをそのトレー支持フ
レームからトレー昇降装置のトレー支持部材へ受け渡し
して、自動車の乗込部まで円滑に移送することができ、
この反対の動作によりトレー昇降装置のトレー支持部材
上のトレーをトレー受け渡し位置のトレー支持フレーム
へ受け渡しすることができる。本発明の請求項2に記載
の円形循環式駐車装置は、請求項1の構成において、各
ガイドプレートは略V字形に形成されているものであ
る。この構成から、各ガイドプレートの構造を簡素化す
るとともに、トレー受け渡し位置で各ガイドプレートと
トレー昇降装置のトレー支持部材との干渉を防止するこ
とができる。本発明の請求項3に記載の円形循環式駐車
装置は、請求項1又は2の構成において、各間欠部はガ
イドレールの上段の水平部に斜めに切り欠き形成されて
いるものである。この構成から、各ガイドプレートのガ
イドローラが各間欠部に落ちることなしに、ガイドレー
ルの上段の水平部を円滑に移動することができる。本発
明の請求項4に記載の円形循環式駐車装置は、請求項1
乃至3のいずれかの構成において、解除機構は、各トレ
ー支持部材の先端に配置されて、トレーに係合可能な可
動係止部と、各可動係止部をトレーに対する係合位置と
その解除位置との間を変位可能に案内するガイドと、各
可動係止部を駆動する駆動装置とを備えるものである。
この構成から、各トレー支持部材の各可動係止部が、そ
の駆動装置により、トレー受け渡し位置上のトレーに対
する係合位置から解除位置へ変位されることにより、各
トレー支持部材がトレー受け渡し位置のトレーに係合す
ることなしにその外側を通り抜けることができ、ガイド
レールの間欠部を通過して、トレー受け渡し位置上の昇
降路を昇降することができる。したがって、トレー循環
装置の駆動中は、トレー支持部材が円形循環ガイドの上
方に待機され、上下各段のトレーを円滑に円形循環する
ことができる。また、トレー循環装置とトレー昇降装置
との間でトレーの受け渡しを行うときに、トレー支持部
材がその待機位置からトレー受け渡し位置まで降下され
て、そこでトレー支持部材の各可動係止部がトレー受け
渡し位置上のトレーに対する係合位置に変位され、上昇
されることにより、トレー支持部材が円形循環ガイドに
干渉することなしに、トレー受け渡し位置のトレーをそ
のトレー支持フレームからトレー昇降装置のトレー支持
部材へ受け渡しして、自動車の乗込部まで円滑に移送す
ることができる。本発明の請求項5に記載の円形循環式
駐車装置は、請求項4の構成において、各トレー支持部
材は略L字形に形成されているものである。この構成か
ら、トレー支持部材はトレー循環装置などと干渉するこ
となく、トレー昇降装置によりトレーを自動車の乗込部
の所定のレベルまで移動することができる。本発明の請
求項6に記載の円形循環式駐車装置は、請求項1乃至5
のいずれかの構成において、各トレーに、トレー支持部
材に係合可能な受け部材を備えるものである。この構成
から、各トレーをトレー昇降装置のトレー支持部材上に
確実に支持することができる。本発明の請求項7に記載
の円形循環式駐車装置は、請求項6の構成において、各
受け部材は弾性材により形成されているものである。こ
の構成から、トレーをトレー昇降装置のトレー支持部材
により支持するときの衝撃及びその衝撃音を緩和、吸収
することができる。
【0010】以下、本発明の一実施例について図1乃至
図8を用いて説明する。なお、この実施例においても、
その基本構成は、図9に示すとおりであり、ここでは、
同一の要素について同じ符号を付してその重複した説明
を省略し、従来例と異なる要素について新たな符号を付
して詳しく説明する。 (実施例)この円形循環式駐車装置は、図9に示すよう
に、トレー循環装置2と、トレー昇降装置111とを具
備する。トレー循環装置2は、一対の駆動側ホイール3
及び従動側ホイール4と、一対の無端状のリンクチェー
ン6と、複数のトレー支持フレーム7と、複数の自動車
載置用のトレー8と、従来と異なる円形循環ガイド91
とを備える。トレー昇降装置111は、複数の昇降ガイ
ド120と、複数の昇降部材130と、これらの昇降部
材130を駆動する駆動部130Dと、従来例と異なる
トレー支持部材151とを備える。
【0011】トレー循環装置2の円形循環ガイド91を
図1、図2に示している。図1、図2において、この円
形循環ガイド91は、各トレー支持フレーム7に取り付
けられた複数のガイドプレート911と、これらのガイ
ドプレート911を水平方向に案内する上下段の水平部
914、これらのガイドプレート911を旋回方向に案
内する両端の旋回部(不図示)からなるガイドレール9
13とを備える。
【0012】各ガイドプレート911はV字形のプレー
トからなり、図3、図4に示すように、その上部両端に
一対のガイドローラ912が設けられている。これらの
ガイドプレート911はそれぞれ、その下部中間部をト
レー支持フレーム7の軸支位置、すなわちトレー支持フ
レーム7に備えた支軸71先端に固定され、これにより
その上部両端の一対のガイドローラ912が支軸71に
対して上方に、水平に向けて並列配置されている。な
お、この実施例では、各ガイドプレート911にV字形
のプレートを用いているが、上部に一対のガイドローラ
を取り付けて、下部中間部をトレー支持フレームの支軸
に固定する構造であれば、プレートの形状は任意であ
り、例えばT字形、逆三角形、矩形のプレートに代える
ことができる。
【0013】ガイドレール913は、従来と同様に、溝
形のチャンネル材からなる。図9に例示しているよう
に、上下段の各水平部914はガイドプレート911の
一対のガイドローラ912を水平方向に移動可能に直線
状に形成され、リンクチェーン6の周回上、上下に、図
1に示すように、それぞれトレー支持フレーム7の軸支
位置に対して高い位置に設置される。また、上段の水平
部914には、図3、図4に示すように、トレー受け渡
し位置Pのトレー8のコーナー部に近接する位置にそれ
ぞれ、トレー昇降装置111の各トレー支持部材151
が昇降可能に、間欠部915が設けられている。これら
の間欠部915は、図4に示すように、上段の水平部9
14を各ガイドプレート911の各ガイドローラ912
が転動可能に、斜めに切り欠き形成されている。また、
両端の旋回部は、特に図示していないが、各ガイドプレ
ート911の一対のガイドローラ912を水平に保持し
て旋回方向に案内可能に、略半円状の外側レールと、略
円弧状の内側レールとを備え、上下段の各水平部914
の両端に合わせて配置される。
【0014】このようにすることにより、ガイドレール
913の上下段の各水平部914が上下の各トレー支持
フレーム7の軸支位置に対して上方に配置され、従来の
トレー支持フレームの軸支位置とその下方のガイドレー
ルの水平部との間の寸法相当だけ、駐車設備全体の階高
を圧縮することができる。また、ガイドレール913の
上段の水平部914に、トレー支持部材151のための
間欠部915を斜めに切り欠き形成していることによ
り、各ガイドプレート911の各ガイドローラ912が
各間欠部915に落ちることなしに、その水平部914
を円滑に移動することができる。また、各ガイドプレー
ト911はV字形に形成されているので、各ガイドプレ
ート911の構造を簡素化するとともに、トレー受け渡
し位置Pにおいて各ガイドプレート911とトレー昇降
装置111のトレー支持部151との干渉を効率的に回
避することができる。
【0015】一方、トレー昇降装置111は、図1、図
2に示すように、ガイドレール913の水平部914の
外側で、トレー受け渡し位置Pのトレー8の各コーナー
部に対応する位置に4本の昇降ガイド120が立ち上げ
られ、これらの昇降ガイド120に、昇降部材130が
組み付けられている。これらの昇降部材130にはそれ
ぞれ、図3に示すように、トレー支持部材151が取り
付けられて、トレー8が支持可能になっている。これら
のトレー支持部材151はそれぞれ、各昇降部材130
から昇降路Sに向けてL字形に突出されたアーム151
Aと、その先端(上部先端)にトレー8に係合可能に配
置され、トレー支持部材151とトレー8との係合を解
除可能な解除機構153を有する可動ピン151Pとを
備える。各アーム151Aは、ガイドレール913上段
の水平部914に形成された間欠部915に合わせて、
中間部を斜めに屈曲され、間欠部915に対して斜めに
通されるようになっている。また、前側の各アーム15
1A間、後側の各アーム151A間はそれぞれ、連結プ
レート152を固定され、4本のアーム151Aがそれ
ぞれ補強されている。これらアーム151Aの先端にそ
れぞれ、可動ピン151Pを、可動ピン151Pをトレ
ー8に対する係合位置とその解除位置との間を変位可能
に案内するピンガイド154と、可動ピン151Pを進
退駆動する駆動装置155とともに備える。ここで、各
可動ピン151Pに円柱形のピン、各ピンガイド154
に円筒状のガイドが用いられ、各ピンガイド154がそ
の軸方向を昇降路Sに向けてトレー支持部材151の先
端連結プレート152上に取り付けられるとともに、各
ピンガイド154に各可動ピン151Pが挿通配置され
ている。これにより、可動ピン151Pがピンガイド1
54に案内され、トレー受け渡し位置Pのトレー8に対
してその被係止面8aの下方に進退可能である。また、
各可動ピン151Pの駆動装置155は、駆動モータ1
56、ラックとピニオンなどを用いた動力伝達機構15
7からなり、これらが各アーム151Aの先端にピンガ
イド154に近接して連結プレート152上に装着さ
れ、可動ピン151Pに作動連結されている。
【0016】また、この実施例では、トレー支持部材1
51に可動ピン151Pを備えたことに併せて、図3に
示すように、トレー8の被係止面8aに可動ピン151
Pの受け部材80が設けられている。この受け部材80
は、可動ピン151Pの衝撃及び衝撃音を緩和、吸収可
能に、ナイロンなどの樹脂材料からなり、可動ピン15
1Pに対する衝接面に、可動ピン151Pが嵌合可能な
断面半円形の溝81が設けられている。
【0017】このトレー昇降装置111の場合、各トレ
ー支持部材151の各可動ピン151Pが、その駆動装
置155により、トレー受け渡し位置P上のトレー8に
対する係合位置、すなわちトレー8に対してその被係止
面8aの下方、各受け部材80の直下からこれに係合さ
れない解除位置まで後退変位することができ、各トレー
支持部材151がトレー受け渡し位置P上のトレー8に
係合することなしにその外側を通り抜けることができ、
ガイドレール913の間欠部915を通過して、トレー
受け渡し位置P上の昇降路Sを昇降することができる。
したがって、通常、図5に示すように、各トレー支持部
材151は円形循環ガイド91の上方に待機され、トレ
ー循環装置2の駆動中は、上下各段のトレー8を円滑に
円形循環することができる。また、トレー循環装置2と
トレー昇降装置111との間でトレー8の受け渡しを行
うときに、図6に示すように、トレー昇降装置111の
駆動部130Dにより、4本の昇降部材130が下降駆
動され、各トレー支持部材151がその待機位置からト
レー受け渡し位置Pまで降下される。図7に示すよう
に、トレー受け渡し位置Pで、各トレー支持部材151
の各可動ピン151Pがトレー受け渡し位置P上のトレ
ー8に対する係合位置へ前進変位されて、各トレー支持
部材151が上昇される。これら可動ピン151Pの4
点支持によりトレー8が掬い上げられ、トレー受け渡し
位置Pのトレー8をそのトレー支持フレーム7からトレ
ー昇降装置111のトレー支持部材151へ受け渡しす
ることができ、図8に示すように、各トレー支持部材1
51が円形循環ガイド91に干渉することなしに、トレ
ー8を自動車の乗込部Eまで円滑に移送することができ
る。また、この反対の動作により、トレー昇降装置11
1のトレー支持部材151上のトレー8をトレー受け渡
し位置Pのトレー支持フレーム7へ受け渡しすることが
できる。
【0018】このトレー昇降装置111においては、各
トレー支持部材151のアーム151Aを昇降路Sに向
けて略L字形に突出し、その先端に可動ピン151Pを
備えているので、各可動ピン151Pをトレー昇降装置
111の上昇端よりも上方へ移動することができ、トレ
ー8を自動車の乗込部Eの所定のレベルまで移動するこ
とができる。また、各トレー8に、トレー支持部材15
1の可動ピン151Pに係合可能な受け部材80を備
え、可動ピン151Pを受け部材80の溝81に嵌合さ
せるようにしているので、各トレー8をトレー昇降装置
111のトレー支持部151上に安定して、確実に支持
することができる。さらに、受け部材80が弾性材によ
り形成されているので、トレー8をトレー昇降装置11
1のトレー支持部材151により支持するときに、その
衝撃及び衝撃音を緩和、吸収することができ、騒音を低
減することができる。
【0019】なお、本実施例においては、トレー支持部
材とトレーとの係合を解除する解除機構を、トレー支持
部材の先端にトレーを係止するための可動ピンを設け、
これをトレーの長手方向に後退駆動するように構成して
いるが、この可動ピンをトレーの幅方向に向けてスライ
ドさせる構造に代えることができる。また、可動ピンに
代えて固定ピンを用い、固定ピンを上記実施例と同様に
各トレー支持部材先端の連結プレート上に取り付けて、
この連結プレートをトレーの長手方向又は幅方向に移動
する構造に、あるいはトレー支持フレームのアームをト
レーの長手方向に移動する構造に変更することができ
る。
【0020】
【発明の効果】本発明は上記実施例から明らかなよう
に、円形循環ガイドのガイドプレートに、トレー支持フ
レームの軸支位置に対して上方に一対のガイドローラを
水平方向に並列配置して、ガイドレールの上下段の各水
平部を上下段の各トレー支持フレームの軸支位置に対し
て上方に配置するとともに、ガイドレールの上段の水平
部にトレー昇降装置の各トレー支持部材が通過可能な間
欠部を設け、併せてトレー昇降装置に各トレー支持部材
とトレー受け渡し位置のトレーとの係合を解除可能な解
除機構を設けているので、中間部乗込方式の円形循環式
駐車装置において、トレー循環装置とトレー昇降装置と
を干渉することなしに、駐車設備全体の階高を圧縮する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における円形循環式駐車装置
の側面図
【図2】同円形循環式駐車装置の部分平面図
【図3】同円形循環式駐車装置の部分拡大側面図
【図4】同円形循環式駐車装置の部分拡大平面図
【図5】同円形循環式駐車装置の動作を示し、トレー昇
降装置のトレー支持部材が円形循環ガイドの上方に待機
され、トレー循環装置の駆動によりトレーが円形循環さ
れている態様の部分拡大側面図
【図6】同円形循環式駐車装置の動作を示し、トレー昇
降装置のトレー支持部材がトレー受け渡し位置に下降さ
れた態様の部分拡大側面図
【図7】同円形循環式駐車装置の動作を示し、トレー昇
降装置のトレー支持部材がトレー受け渡し位置に下降さ
れ、その先端の可動ピンがトレー受け渡し位置のトレー
に対してその被係止面の下方へ前進駆動されている態様
の部分拡大側面図
【図8】同円形循環式駐車装置の動作を示し、トレー昇
降装置のトレー支持部材の上昇により、トレー受け渡し
位置でトレーがそのトレー支持フレームからトレー支持
部材へ受け渡しされて、自動車の乗込部へ移送されてい
る態様の部分拡大側面図
【図9】本発明及び従来の円形循環式駐車装置の基本構
成を示す正面図
【図10】従来の円形循環式駐車装置の部分拡大側面図
【図11】同円形循環式駐車装置の部分拡大平面図
【符号の説明】
2 トレー循環装置 3 駆動側ホイール 3f フレーム 4 従動側ホイール 4f フレーム 5 チェーンガイド 6 リンクチェーン(エンドレスチェーン) 7 トレー支持フレーム 71 支軸 8 自動車載置用のトレー 8a 被係止面 80 受け部材 81 溝 91 円形循環ガイド 911 ガイドプレート 912 ガイドローラ 913 ガイドレール 914 水平部 915 間欠部 111 トレー昇降装置 120 昇降ガイド 130 昇降部材 130D 駆動部 151 トレー支持部材 151A アーム 151P 可動ピン(可動係止部) 152 連結プレート 153 解除機構 154 ピンガイド 155 駆動装置 156 駆動モータ 157 動力伝達機構 P トレー受け渡し位置 E 自動車の乗込部 S 昇降路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の駆動側及び従動側のホイール間に
    巻き掛けられて回転駆動される一対のエンドレスチェー
    ンと、これらのエンドレスチェーン間にアタッチメント
    を介して軸支された複数のトレー支持フレームと、これ
    らトレー支持フレーム上に支持された複数の自動車載置
    用のトレーと、エンドレスチェーンの周回上に配置さ
    れ、各トレー支持フレームをその水平を保持しながら水
    平方向及び旋回方向へ案内する円形循環ガイドとを備
    え、上下段に配置されたトレーの列を円形循環するトレ
    ー循環装置と、トレー循環装置の中間部に設置され、ト
    レー循環装置に対して外側に立ち上げられた複数の昇降
    ガイドと、各昇降ガイド上に沿って昇降可能に配置され
    た複数の昇降部材と、これらの昇降部材を駆動する駆動
    部と、各昇降部材に突設されてトレーを支持するトレー
    支持部材とを備え、トレー支持部材を上段のトレーの列
    の中間部に設定されたトレー受け渡し位置とその上方の
    自動車の乗込部との間に形成された昇降路で昇降し、ト
    レーを移送するトレー昇降装置とを具備した円形循環式
    駐車装置において、 トレー循環装置の円形循環ガイドは、 各トレー支持フレームに取り付けられ、トレー支持フレ
    ームの軸支位置に対して上方に、水平に並列配置された
    一対のガイドローラを有する複数のガイドプレートと、 エンドレスチェーンの周回上、上下に配置され、ガイド
    プレートのガイドローラを水平方向に案内する水平部
    と、その両端に配置され、ガイドプレートのガイドロー
    ラを旋回方向に案内する旋回部とを有するガイドレール
    と、 ガイドレールの上段の水平部に形成され、トレー昇降装
    置の各トレー支持部材が通過可能な間欠部とを備え、 トレー昇降装置に、 トレー支持部材とトレーとの係合を解除可能な解除機構
    を備えたことを特徴とする円形循環式駐車装置。
  2. 【請求項2】 各ガイドプレートは略V字形に形成され
    ている請求項1に記載の円形循環式駐車装置。
  3. 【請求項3】 各間欠部はガイドレールの上段の水平部
    に斜めに切り欠き形成されている請求項1又は2に記載
    の円形循環式駐車装置。
  4. 【請求項4】 解除機構は、各トレー支持部材の先端に
    配置されて、トレーに係合可能な可動係止部と、各可動
    係止部をトレーに対する係合位置とその解除位置との間
    を変位可能に案内するガイドと、各可動係止部を駆動す
    る駆動装置とを備える請求項1乃至3のいずれかに記載
    の円形循環式駐車装置。
  5. 【請求項5】 各トレー支持部材は略L字形に形成され
    ている請求項4に記載の円形循環式駐車装置。
  6. 【請求項6】 各トレーに、トレー支持部材に係合可能
    な受け部材を備える請求項1乃至5のいずれかに記載の
    円形循環式駐車装置。
  7. 【請求項7】 各受け部材は弾性材により形成されてい
    る請求項6に記載の円形循環式駐車装置。
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