JP2976775B2 - 移載装置 - Google Patents

移載装置

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JP2976775B2 JP5252642A JP25264293A JP2976775B2 JP 2976775 B2 JP2976775 B2 JP 2976775B2 JP 5252642 A JP5252642 A JP 5252642A JP 25264293 A JP25264293 A JP 25264293A JP 2976775 B2 JP2976775 B2 JP 2976775B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば棚に沿って走行
する入出庫用電車などに於ける移載用荷支持部の両側に
配設される一対の移載手段を備え、各移載手段が、荷移
載方向に出退移動する荷移載方向一対の荷押し出し引き
込み用アームを備えた移載装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の荷移載装置として、荷支持部両
側の各移載手段が、荷移載方向に出退移動自在な横動体
と、この横動体に荷移載方向に距離を隔てて支持された
一対の荷押し出し引き込み用アームと、両移載手段の横
動体を同一方向に連動させて出退移動させる出退駆動手
段と、各アームの起伏駆動手段とを備えたものが知られ
ている。このような移載装置に於いて、例えば当該移載
装置を搭載した搬送装置側から棚側へ荷を移載するとき
は、両移載手段の荷押し出し側のアームを起立姿勢から
倒伏姿勢に切り換えた後、横動体によりアームを進出移
動させて、当該倒伏姿勢のアームで当該荷を棚側へ押し
出す。また、棚側から搬送装置側へ荷を移載するとき
は、両移載手段の荷引き込み側のアームを起立姿勢とし
た状態で横動体によりアームを棚側へ進出移動させた
後、荷引き込み側のアームを起立姿勢から倒伏姿勢に切
り換え、この後、横動体によりアームを搬送装置側へ後
退移動させることにより、当該倒伏姿勢のアームで当該
荷を搬送装置側へ引き込む。
【0003】このような移載装置の従来のものは、荷支
持部両側の各移載手段ごとに、横動体を支持する側にア
ーム起伏駆動用回転体を軸支し、これら各回転体と横動
体側のアームとを、横動体の出退移動に関係なく伝動し
得るように掛張されたチェンで連動連結し、各移載手段
のアーム起伏駆動用回転体を伝動軸で1つのモータに連
動連結させたものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の構
成の移載装置では、各移載手段ごとにアーム起伏駆動用
チェンの張力調整手段が必要であり、しかも転向方向が
二次元方向に制約されるチェンを使用しているため、ベ
ベルギヤなどの直角伝動手段を各横動体に設ける必要が
あるなど、構造が複雑になってコスト高になるばかりで
なく、両移載手段のアームが同一量だけ連動起伏回転す
るように各移載手段のチェン張力調整手段を各別に調整
しなければならず、メンテナンス作業も容易でなかっ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような従
来の問題点を解決するために成されたものであって、そ
の特徴を後述する実施例の参照符号を括弧付きで付して
示すと、本発明の移載装置は、移載用荷支持部(7) の両
側に配設される一対の移載手段(8A,8B) と、出退駆動手
段(11)と、アーム起伏駆動手段(12)を有する移載装置で
あって、各移載手段(8A,8B) は、荷移載方向に出退移動
自在な横動体(9) と、この横動体(9) に略垂直に起立す
る起立姿勢と荷支持部(7) 側へ回倒した倒伏姿勢との間
で起伏回動自在に軸支された荷押し出し引き込み用アー
ム(10a) とを備え、出退駆動手段(11)は、各移載手段(8
A,8B) の横動体(9) を同一方向に連動させて出退移動さ
せるものであり、アーム起伏駆動手段(12)は、各横動体
(9) のアーム(10a) を起伏同一方向に回転させるもの
で、各横動体(9) に設けられたアーム駆動用回転軸(15)
と、両回転軸(15)間に掛張されたワイヤーロープ(23)
と、当該ワイヤーロープ(23)の中間部に係合する移動案
内輪(22a,22b) と、当該移動案内輪(22a,22b) を往復移
動させるモータ(20)とを備え、移動案内輪(22a,22b) が
ワイヤーロープ引っ張り方向に移動したときに両横動体
(9) のアーム(10a) が起伏同一方向に回転するように構
成され、ワイヤーロープ(23)は、横動体(9) が出退移動
しても経路長さに変化がないように案内輪(24a〜24d)を
介して掛張されている点に特徴を有する。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付の例示図に基
づいて説明すると、図1に於いて、1は自走電車利用の
搬送装置であって、左右一対のガイドレール2a,2b
に支持されて棚3a,3b間の走行通路を水平に走行す
る。両棚3a,3bには、荷受け板4上を仕切り部材5
で区画した荷支持部6が形成されている。この搬送装置
1には、棚側の荷支持部6と同一レベルの荷支持部7が
設けられ、両荷支持部6,7間で荷Wを移載する2つの
移載手段8a,8bが併設されている。
【0007】両移載手段8a,8bは荷支持部7の両側
に配設されていて、夫々、荷移載方向に出退移動自在な
横動体9と、この横動体9の出退移動方向の両端に支持
された一対の荷押し出し引き込み用アーム10a,10
bとを備え、両移載手段8a,8bの横動体9を互いに
連動させて同一方向に出退移動させる出退駆動手段11
と、荷押し出し引き込み用アームの起伏駆動手段12と
を備えている。
【0008】図2及び図3に示すように両移載手段8
a,8bの横動体9は、荷移載方向に出退移動自在に固
定レール13に支持された中間可動レール14上に、荷
移載方向に出退移動自在に支持されたもので、基台部9
aとカバー部材9bとから成り、固定レール13に対す
る中間可動レール14の進出移動と、この中間可動レー
ル14に対する横動体9の進出移動とにより、搬送装置
1上の荷支持部7脇に位置するホームポジションから棚
3a,3b側の荷支持部6脇の位置まで移動することが
出来る。而して、当該横動体9内には、その移動方向と
平行に1本のアーム駆動用回転軸15が横動体両端の軸
受16a,16bを介して支承され、当該回転軸15の
両端に荷押し出し引き込み用アーム10a,10bの基
部が固着されている。
【0009】前記回転軸15には両端近傍位置にスプリ
ング係止部材17とワイヤーロープ係止部材18とが固
着され、これら両部材17,18とこれに隣接する軸受
16a,16bとの間で回転軸15に捩じりコイルスプ
リング19a,19bが遊嵌されている。これら両スプ
リング19a,19bは、その一端が軸受16a,16
bに係止されると共に他端が各部材17,18に係止さ
れて、回転軸15を、荷押し出し引き込み用アーム10
a,10bを起立させる方向に付勢している。
【0010】アーム起伏駆動手段12は、荷支持部7の
片側に配設された減速機付きモータ20の垂直な回転軸
20aに取付けられた駆動用回転体21と、荷支持部7
の中央下側に配設された移動案内輪22a,22bと、
両端23a(図2参照)が各移載手段8a,8bに於け
るワイヤーロープ係止部材18の周面上に係止されたワ
イヤーロープ23と、ワイヤーロープ転向用案内輪24
a〜24dとから構成されている。移動案内輪22a,
22bは、中央部が垂直支軸25によって水平揺動自在
に軸支された揺動部材26の両端に軸支され、この揺動
部材26の一端部と駆動用回転体21の偏心位置とがロ
ッド27により連動連結されている。
【0011】1本のワイヤーロープ23は、その長さ方
向中間部が移動歯輪22a,22bにSの字形に掛張さ
れ、当該中間部から両端23aまでの両部分は、固定レ
ール13の長さ方向中央位置の近傍に垂直支軸で支承さ
れた案内輪24aにより固定レール13と平行な方向に
転向され、そして固定レール13の側部に水平支軸で支
承された案内輪24bにより逆向きに転向された後、中
間可動レール14の一端に水平支軸で支承された案内輪
24cにより再び逆向きに転向されて当該中間可動レー
ル14に沿って延び、そして横動体9(基台部9a)の
前記案内輪24cに対し遠い側の端部側面に水平支軸で
支承された案内輪24dにより上向きに転向せしめられ
後、ワイヤーロープ係止部材18の周面に沿って延び、
そして端部23aが当該ワイヤーロープ係止部材18の
周面に係止されている。このワイヤーロープ係止部材1
8に対するワイヤーロープ23の巻回方向は、ワイヤー
ロープ23を引っ張ったときに回転軸15がスプリング
19a,19bの付勢力に抗して回転して、荷押し出し
引き込みアーム10a,10bが倒伏姿勢に回倒する方
向である。
【0012】各案内輪24a〜24dは、横動体9が中
間可動レール14の横動を伴って左右何れ側に進出移動
した場合でも、図3に示すように案内輪24b,24c
の周囲をSの字形に巻回するように、軸支位置が定めら
れている。駆動用回転体21は、ストッパー28a,2
8bによって規制される一定角度範囲内で正逆回転駆動
されるものであるが、図3に示す矢印方向に正転して揺
動部材26(移動案内輪22a,22b)を支軸25の
周りにワイヤーロープ緊張方向に揺動させたときに当接
するストッパー28bを位置調整可能に構成して、荷押
し出し引き込み用アーム10a,10bの倒伏姿勢での
角度調整を可能ならしめることが出来る。勿論、荷押し
出し引き込み用アーム10a,10bの起伏揺動角度範
囲を規制するストッパーを、例えばスプリング係止部材
17やワイヤーロープ係止部材18、或いはこれらとは
別に回転軸15に取付けたアームに当接するように、横
動体9内に配設しても良い。
【0013】横動体9の出退駆動手段11の一例を図4
及び図5に基づいて説明すると、各移載手段8A,8B
に於ける中間可動レール14の両端に夫々上下一対の案
内歯輪29a,29b及び30a,30bが軸支され、
固定レール13と横動体9とに両端が係止された2本の
チェン31a,31bの中間部が、図4に示すように前
記案内歯輪29a,29b及び30a,30bに掛け渡
されている。一方、中間可動レール14の側面にはラッ
クギヤ部32が長さ方向に沿って設けられ、このラック
ギヤ部32に咬合可能な一対の同一径のピニオンギヤ3
3a,34a及び33b,34bと、ピニオンギヤ33
a,34aに同時に咬合するアイドルギヤ35a及びピ
ニオンギヤ33a,34aに同時に咬合するアイドルギ
ヤ35bと、一方のアイドルギヤ35aに咬合する駆動
ギヤ36を回転軸37aに備えた減速機付きモータ37
とが設けられ、更に両アイドルギヤ35a,35bの回
転軸38a,38bをベベルギヤユニット39a,39
bを介して互いに連動連結させる伝動軸40が設けられ
ている。この伝動軸40は、先のアーム起伏駆動手段1
2に於ける揺動部材26と同様に、荷支持部7の下側に
配設されている。
【0014】減速機付きモータ37を稼動させて駆動ギ
ヤ36を回転駆動すれば、一方のピニオンギヤ33a,
34aが同一方向に回転すると同時に伝動軸40を介し
て他方のピニオンギヤ33b,34bも同一方向に回転
し、夫々ラックギヤ部32を介して両移載手段8A,8
Bの中間可動レール14を左右何れかの方向に進出移動
させる。この中間可動レール14の進出移動により、移
動方向側の案内歯輪、図4及び図5では案内歯輪29
a,29bに掛張されているチェン31aの中間部が押
し出されて、当該チェン31aにより横動体9が引っ張
られて、中間可動レール14に対して横動体9が同一方
向に進出移動することになる。中間可動レール14が逆
方向に進出移動するときは、チェン31bが横動体9を
引っ張って、中間可動レール14に対し同一方向に横動
体9が進出移動することになる。
【0015】上記の横動体9の出退駆動手段11は、従
来の荷移載用ランニングフォークの出退駆動手段として
知られているものと基本的に同一のものであるから、詳
細な説明は省略する。なお、ピニオンギヤ33a,34
a及び33b,34bは、図示のように中間可動レール
14が進出限位置まで移動したとき、その移動方向側の
ピニオンギヤのみが中間可動レール14のラックギヤ部
29に咬合するように、並設されている。また図2に於
いて41は、固定レール13に対して中間可動レール1
4を出退移動自在に支持する溝付きローラであって、中
間可動レール14の下側の長さ方向適当間隔おきの位置
に垂直支軸で軸支され、固定レール13の内側に形成さ
れた左右一対の案内用突条に各別に嵌合している。また
42は、中間可動レール14に対して横動体9を出退移
動自在に支持する溝付きローラであって、中間可動レー
ル14の上側の長さ方向適当間隔おきの位置に垂直支軸
で軸支され、横動体9(基台部9a)の内側に形成され
た左右一対の案内用突条に各別に嵌合している。
【0016】棚3a,3b側の荷支持部6上から搬送装
置1の荷支持部7上へ荷Wを出庫移載するときは、搬送
装置1が所定位置に停止し、そして両移載手段8A,8
Bの一対の荷押し出し引き込み用アーム10a,10b
が垂直に起立している状態に於いて、出退駆動手段11
により両移載手段8A,8Bの横動体9を進出限位置ま
で進出移動させる。このとき横動体9及び垂直に起立す
るアーム10a,10bは、棚3aまたは3bの仕切り
部材5の真上を移動することになり、当該仕切り部材5
の両側の荷支持部6上に荷Wが載置されていても、これ
ら荷Wに衝突することはない。
【0017】両移載手段8A,8Bの横動体9が進出限
位置で停止したならば、両移載手段8A,8Bのアーム
10a,10bを起伏駆動手段12により起立姿勢から
倒伏姿勢に回倒させる。即ち、図3に示す減速機付きモ
ータ20を稼動させて駆動用回転体21を、ストッパー
28aに当接する状態からストッパー28bに当接する
状態まで所定角度だけ正転駆動し、ロッド27を介して
揺動部材26を支軸25の周りに一定角度だけ揺動させ
る。この結果、一対の移動案内輪22a,22bによっ
てワイヤーロープ23の両端側が中央部側に所定長さだ
け引っ張られ、各横動体9内のワイヤーロープ係止部材
18を介して回転軸15が一対のスプリング19a,1
9bの付勢力に抗して回転する。即ち、両移載手段8
A,8Bに於ける横動体9の両端の起立姿勢にある両荷
押し出し引き込み用アーム10a,10bが所定角度だ
け荷支持部6側へ回倒することになる。なお、中間可動
レール14が進出移動すると共に当該中間可動レール1
4に対して横動体9が同一方向に進出移動しても、ワイ
ヤーロープ23の掛張経路長さに変化はないので、当該
ワイヤーロープ23は常時一定の張力で緊張した状態を
維持し、駆動用回転体21を回転駆動させない限り、ワ
イヤーロープ23が回転軸15を回転駆動することはな
い。
【0018】両移載手段8A,8Bの一対のアーム10
a,10bが、棚3aまたは3bの荷支持部6上の荷W
の前後両側で倒伏姿勢になったならば、横動体9の出退
駆動手段11により両移載手段8A,8Bの横動体9を
搬送装置1の荷支持部7脇のホームポジションまで後退
移動させることにより、荷Wは、当該荷Wの後ろ側で倒
伏姿勢にある左右一対のアーム10aまたは10bによ
り後押しされて、棚3aまたは3bの荷支持部6上から
同一レベルの搬送装置1の荷支持部7上へ移載される。
【0019】搬送装置1の荷支持部7上にある荷Wを棚
3aまたは3bの荷支持部6上へ入庫移載するときは、
搬送装置1が所定位置に停止し、そして両移載手段8
A,8Bに於ける一対の荷押し出し引き込み用アーム1
0a,10bが、前記の出庫移載完了時のように荷支持
部7上の荷Wの前後両側で倒伏姿勢にある状態に於い
て、出退駆動手段11により各横動体9を進出限位置ま
で進出移動させる。この結果、荷Wは後ろ側の左右一対
のアーム10aまたは10bにより後押しされて、搬送
装置1の荷支持部7上から同一レベルの棚3aまたは3
bの荷支持部6上へ移載される。この後、図3に示す減
速機付きモータ20を稼動させて駆動用回転体21を、
ストッパー28bに当接する状態からストッパー28a
に当接する元の状態まで逆転駆動させる。この結果、揺
動部材26が支軸25の周りに逆転揺動して、一対の移
動案内輪22a,22bに中間部が掛張されているワイ
ヤーロープ23が弛められることになるので、各横動体
9側の回転軸15が一対のスプリング19a,19bの
付勢力によって逆転しながら、ワイヤーロープ係止部材
18を介してワイヤーロープ23の両端部23aを引っ
張り、このときの回転軸15の回転により、倒伏姿勢に
あった両荷押し出し引き込み用アーム10a,10bが
垂直な起立姿勢まで回動することになる。即ち、各移載
手段8A,8Bに於ける一対のアーム10a,10bを
倒伏姿勢から起立姿勢に切り換える動力は、一対の捩じ
りコイルスプリング19a,19bの付勢力である。
【0020】上記実施例では、両移載手段8A,8Bの
4つの荷押し出し引き込み用アーム10a,10bが全
て起立姿勢から倒伏姿勢に、またはこの逆に連動して回
転するように構成したが、例えば各回転軸15を、アー
ム10aを回転させる軸とアーム10bを回転させる軸
とに分け、両軸を横動体9内で互いに逆転連動するよう
に連動連結させるなどして、荷移載方向一方にある左右
一対のアーム10aまたは10bが倒伏回転するときは
荷移載方向他方にある左右一対のアーム10bまたは1
0aが起立回転するように構成しても良い。また、アー
ム10a,10bをスプリング19a,19bで一方向
に付勢し、1本のワイヤーロープ23でアーム10a,
10bをスプリング19a,19bの付勢力に抗して逆
方向に強制回転させるように構成したが、アーム倒伏用
ワイヤーロープとアーム起立用ワイヤーロープとを上記
実施例の要領で配設して、スプリング19a,19bを
省き、アーム10a,10bを起立方向にも倒伏方向に
もワイヤーロープで強制回転させるように構成すること
も出来る。
【0021】なお、上記の入出庫用移載装置8は、搬送
装置1の荷支持部7と棚3aまたは3bの荷支持部6と
の間の荷Wの移載だけでなく、搬送装置1の荷支持部7
と入出庫用リフターやコンベヤとの間の荷の移載にも利
用される。また、昇降運動により棚側の上下複数段の荷
支持部に択一的に接続し得る昇降キャレッジを備えたス
タッカークレーンタイプの搬送装置に於いて、前記昇降
キャレッジ上に搭載する移載装置としても利用すること
が出来る。勿論、本発明の移載装置は、走行する搬送装
置上だけではなく、昇降する搬送装置上や、移動しない
設備上に設置して使用することも出来る。また、横動体
9の出退駆動手段11は上記実施例のものに限定されな
い。
【0022】
【発明の作用及び効果】本発明の移載装置は以上のよう
に実施し得るものであって、係る本発明装置に於いて
は、移載手段に於ける荷押し出し引き込み用アームを、
案内輪で三次元方向に任意の向きに転向することの出来
るワイヤーロープによって起伏駆動させるものであるか
ら、先に説明したようにチェンを使用する従来構成の移
載装置と比較して、部品点数を少なくして装置全体の構
造をシンプルにすることが出来ると共に、アームを軸支
する横動体を軽量且つコンパクトに構成し、特に横巾を
狭めることが出来る。このため、横動体の出退駆動手段
に掛かる負荷も少なくすることが出来、全体として大幅
なコストダウンを図り得るばかりでなく、棚側の荷支持
部間に確保しなければならない横動体の出退移動空間の
巾も狭めることが出来るので、棚側の収納効率を高める
のにも役立つ。
【0023】しかも本発明の構成によれば、荷支持部の
左右両側の各移載手段に各別にアーム起伏駆動用ワイヤ
ーロープを掛張させるのではなく、両移載手段間にわた
って掛張された共通のワイヤーロープで起伏駆動させる
のであるから、ワイヤーロープの張力調整手段を設ける
場合でも、各移載手段ごとに当該張力調整手段を配設す
る必要はなく、例えば上記実施例であれば、一方の移載
手段8A(または8B)に所属する案内輪24aをワイ
ヤーロープ張力調整方向に移動固定自在に構成するだけ
で良い。この点でも装置全体の構造が簡単になり、コス
トダウンを図ることが出来ると共に、保守作業も容易に
なる。
【0024】特に実施例に示したように、荷押し出し引
き込み用アームをスプリングで起立回転方向に付勢し、
この付勢力に抗してワイヤーロープで当該アームを倒伏
回転させるように構成するときは、アーム起伏駆動手段
が働いていない状況では、荷押し出し引き込み用アーム
はスプリングの付勢力で起立姿勢に確実に保持され、起
伏駆動手段が故障して荷押し出し引き込み用アームを倒
伏姿勢に保持出来なくなった場合には、荷押し出し引き
込み用アームはスプリングの付勢力で自動的に起立姿勢
に回動復帰することになる。また、起伏駆動手段が故障
して、荷押し出し引き込み用アームが重力で起立姿勢か
ら倒伏姿勢に回倒してしまうこともない。即ち、ワイヤ
ーロープで荷押し出し引き込み用アームを強制的に倒伏
姿勢に切り換えている場合を除き、前記アームが予期せ
ずに倒伏姿勢になることは全くなくなる。従って、荷押
し出し引き込み用アームを起立姿勢にした状態で出退移
動させなければならない時期にアーム起伏駆動手段の故
障などで当該アームが倒伏してしまって、倒伏姿勢のア
ームが荷を押し潰したり、例えば棚側へ移載し終わった
荷を再び搬送装置側へ引き出してしまうような事故を無
くすことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 移載装置を備えた搬送装置と棚の一部とを示
す平面図である。
【図2】 移載装置の要部の縦断正面図である。
【図3】 左右各移載装置を各々左右外側に倒して示す
縦断側面図と、両移載手段間のワイヤーロープ駆動機構
を示す平面図との組み合わせである。
【図4】 横動体の出退駆動手段のチェン掛け渡し構造
を示す概略側面図である。
【図5】 同手段の中間可動レールの駆動系を示す概略
平面図である。
【符号の説明】
1 搬送装置(自走電車) 6 棚側の荷支持部 7 搬送装置上の荷支持部 8A 移載手段 8B 移載手段 9 横動体 10a 荷押し出し引き込み用アーム 10b 荷押し出し引き込み用アーム 11 横動体の出退駆動手段 12 アームの起伏駆動手段 13 固定レール 14 中間可動レール 15 アーム駆動用回転軸 17 スプリング係止部材 18 ワイヤーロープ係止部材 19a 捩じりコイルスプリング 19b 捩じりコイルスプリング 20 減速機付きモータ 21 駆動用回転体 22a 移動案内輪 22b 移動案内輪 23 ワイヤーロープ 24a ワイヤーロープ案内輪 24b ワイヤーロープ案内輪 24c ワイヤーロープ案内輪 24d ワイヤーロープ案内輪 25 垂直支軸 26 揺動部材 27 ロッド 28a ストッパー 28b ストッパー
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65G 1/00 - 1/20

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移載用荷支持部(7) の両側に配設される一
    対の移載手段(8A,8B) と、出退駆動手段(11)と、アーム
    起伏駆動手段(12)を有する移載装置であって、各移載手
    段(8A,8B) は、荷移載方向に出退移動自在な横動体(9)
    と、この横動体(9) に略垂直に起立する起立姿勢と荷支
    持部(7) 側へ回倒した倒伏姿勢との間で起伏回動自在に
    軸支された荷押し出し引き込み用アーム(10a) とを備
    え、 出退駆動手段(11)は、各移載手段(8A,8B) の横動体(9)
    を同一方向に連動させて出退移動させるものであり、 アーム起伏駆動手段(12)は、各横動体(9) のアーム(10
    a) を起伏同一方向に回転させるもので、各横動体(9)
    に設けられたアーム駆動用回転軸(15)と、両回転軸(15)
    間に掛張されたワイヤーロープ(23)と、当該ワイヤーロ
    ープ(23)の中間部に係合する移動案内輪(22a,22b) と、
    当該移動案内輪(22a,22b) を往復移動させるモータ(20)
    とを備え、移動案内輪(22a,22b) がワイヤーロープ引っ
    張り方向に移動したときに両横動体(9) のアーム(10a)
    が起伏同一方向に回転するように構成され、ワイヤーロ
    ープ(23)は、横動体(9) が出退移動しても経路長さに変
    化がないように案内輪(24a〜24d)を介して掛張されてい
    る移載装置。
  2. 【請求項2】各横動体(9) のアーム(10a) は、一方向に
    スプリング(19a) で付勢され、 ワイヤーロープ(23)はスプリング(19a) の付勢力に抗し
    てアーム(10a) を逆方向に強制回転させるものである請
    求項1に記載の移載装置。
  3. 【請求項3】各横動体(9) のアーム(10a,10b) は、アー
    ム駆動用回転軸(15)の両端に同一姿勢で取付けられ、 スプリング(19a,19b) は、一対のアーム(10a,10b) を起
    立回転方向に付勢し、 ワイヤーロープ(23)は、両移載手段(8A,8B) の4つのア
    ーム(10a,10b) を強制倒伏回転させるものである請求項
    2に記載の移載装置。
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