JP4145057B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数種類の図柄を可変させて表示可能な可視表示部が設けられた図柄表示手段を備え、前記可視表示部に表示された図柄の組み合わせによって遊技が行われる遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
遊技機の一種であるパチンコ機では、複数種類の図柄を可変させて、複数列(例えば、3列)の図柄による図柄組み合わせゲームが行われている。そして、該ゲームにおいて、特定列の図柄(2列)が同一の図柄からなる組み合わせを形成した場合にはリーチ状態になると共に、全列の図柄が同一の図柄からなる組み合わせを形成した場合には大当り状態が生起されるようになっている。
【0003】
ところで、パチンコ機では、図柄組み合わせゲームにおいて、遊技者に付与する遊技効果を高めるために、様々な演出が行われている。このような演出としては、例えば、図柄組み合わせゲームの開始直後からリーチ状態が形成される前までの間に、該ゲームの展開を遊技者に予め告げるための予告演出が知られている。この予告演出としては、例えば、リーチ状態へ発展する可能性があることを予告するリーチ予告演出や、大当り状態へ発展する可能性があることを予告する大当り予告演出などがある。そして、このような予告演出としては、図柄組み合わせゲームが行われ、遊技者が注目する図柄表示装置上に特定のキャラクタを表示することが一般的に行われていた。
【0004】
また、近時においては、図柄表示装置での予告演出の他に、パチンコ機の縁部に設けられた電飾ランプ(予告手段)を発光装飾させたり、機内に設けられたスピーカ(予告手段)から音声を発したりして予告演出を実行するものもある。さらに、遊技者が把持して打球発射を実行するためのグリップ部内に例えば振動装置(予告手段)を設けて、該振動装置の振動により遊技者の手に刺激を付与して予告演出を実行するものもある。そして、このように図柄表示装置とは異なる部位で予告演出を実行することにより、遊技者に斬新さを与え遊技効果をさらに高めるようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記電飾ランプの発光装飾については、遊技者がパチンコ機の縁部を見ることを前提として行われており、スピーカからの音声出力は、遊技者がスピーカに耳を傾けるということを前提として行われている。そのため、遊技者が図柄組み合わせゲームにおける図柄表示装置(可視表示部)の演出に集中し過ぎてしまった場合、予告演出に気づかず電飾ランプの発光を見逃したりスピーカからの音声を聞き逃したりしてしまうという問題があった。
【0006】
また、前記グリップ部からの振動については、遊技者が常にグリップを把持していることを前提として行われている。そのため、図柄組み合わせゲーム中(図柄の変動中)に遊技者が遊技球の発射を停止させるなどの理由でグリップ部から手を離してしまった場合、グリップ部の振動に気づかないという問題があった。さらに、電飾ランプ、スピーカ、及び振動装置を有するグリップ部等の予告演出は長時間に亘って行われるものではないため、気づかないという状況は起こり易い。
【0007】
このように、予告演出に気づかない状態においては、図柄の組み合わせが確定するまでの間に、遊技者は興趣が高まる機会を逃していることになる。そのため、これらの予告演出が十分に目的を発揮し、遊技者に付与する遊技効果を高めることができているとは言い難かった。
【0008】
本発明は上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、予告手段による予告演出を遊技者に認識させ、遊技に対する興趣をより高めることができる遊技機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、複数種類の図柄を可変させて表示可能な可視表示部が設けられた図柄表示手段と、発光可能な発光ランプと、各種音声が出力されるスピーカと、を有し、前記可視表示部に表示された図柄の組み合わせに関連して遊技が行われる遊技機において、前記図柄の組み合わせによる遊技の展開を遊技者に予め告げるための予告演出を実行する予告手段と、前記予告手段により予告演出が実行されていることを示す演出実行状況を遊技者に対して報知する報知手段とを備え、前記予告手段は、前記発光ランプ及び前記スピーカであって、前記報知手段は、前記演出実行状況を報知する場合には、前記予告演出を実行している前記予告手段を示す識別情報に基づいて前記予告演出の実行中に報知を実行するように構成されており、前記報知手段を前記可視表示部に表示した、又は前記可視表示部の近傍に配設したことを要旨とする。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機において、前記識別情報は、前記予告手段を、表現又は模倣した図形、文字、若しくは符号からなる情報であることを要旨とする。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の遊技機において、前記予告手段は、特別遊技状態への展開及びリーチ状態への展開のうち少なくとも何れか一方の展開を予告するものであって、前記予告手段が実行する予告演出は複数種類設定されているとともに、予告演出態様の違いによって前記特別遊技状態又はリーチ状態へ展開する期待感が異なるように予告演出が対応付けられている一方で、前記特別遊技状態又はリーチ状態へ展開する期待感が異なるように予告演出態様を変化させて実行可能に構成されており、前記予告手段は、前記予告演出の予告演出態様を変化させて実行可能とされており、前記報知手段は、予告演出態様に対応して報知態様を変化させるように構成されたことを要旨とする。
【0012】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の遊技機において、前記報知手段は、報知を開始してから前記可視表示部において図柄の組み合わせが確定的に表示されるまでの間、当該報知を継続させるように構成されたことを要旨とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をパチンコ遊技機(以下、「パチンコ機」という)に具体化した一実施形態を図1〜図7に従って説明する。
【0014】
図1に略示するように、パチンコ機10において機体の外郭をなす外枠11の開口前面側には、各種の遊技用構成部材をセットする縦長方形の中枠12が開閉及び着脱自在に組み付けられている。そして、中枠12の前面側には、機内部に配置された遊技盤13を透視保護するためのガラス枠を備えた前枠14と上球皿15が共に横開き状態で開閉可能に組み付け整合されている。また、中枠12の下部には下球皿16、打球発射装置17等が装着されている。
【0015】
前記前枠14の中央部には窓口21が形成されており、該窓口21は遊技盤13の遊技領域に適した広さのほぼ円形状とされている。前記窓口21の上側にはランプレンズ22が取着されており、該ランプレンズ22の裏面側には、二色(本実施形態では赤色と青色)の光を発光可能な発光ランプ23(図1に破線で示す)が配設されている。この発光ランプ23は、前枠14の左右両側に位置するように2個設けられており、前記ランプレンズ22を介して遊技者に発光色が認識されるようになっている。
【0016】
また、前記上球皿15の裏面側には、各種音声(効果音、エラー音など)が出力されるスピーカ25(図1に破線で示す)が内装されている。前記上球皿15の前面には、スピーカ25から出力される音声のために音放出口26が設けられている。
【0017】
また、前記打球発射装置17は、遊技者に把持されるハンドルグリップ部27を備えており、該ハンドルグリップ部27には、操作レバー28が回動操作可能に設けられている。そして操作レバー28を操作することで、遊技盤13の遊技領域に対して打球発射がなされると共に、操作レバー28の回動操作量に応じて遊技領域に打ち出される打球の強弱が調整されるようになっている。
【0018】
このハンドルグリップ部27の内部には、振動体(バイブレータ)29(図1に破線で示す)が設けられている。この振動体29は、例えば、図示しないモータと該モータの回転軸に取着された偏心おもりから構成されている。そして、振動体29が振動を発生することにより、ハンドルグリップ部27も振動し、該ハンドルグリップ部27を把持する遊技者に振動による刺激が付与されるようになっている。
【0019】
一方、前記遊技盤13の遊技領域の略中央には、図柄を可変させて図柄組み合わせゲームを実行する図柄表示手段としての図柄表示装置30が配設されている。また、遊技盤13の遊技領域であって、前記図柄表示装置30の下方には、図示しないソレノイドにより開閉動作を行う普通電動役物31aを備えた始動入賞口31が配置されている。さらに、始動入賞口31の下方には、図示しないソレノイドにより開閉動作を行う大入賞口32が配置されている。従って、打球発射装置17(操作レバー28)の操作により遊技盤13の遊技領域に打ち出された遊技球が始動入賞口31へ入賞するか又は始動保留球数の記憶値に基づき、図柄表示装置30では図柄組み合わせゲームが行われるようになっている。なお、「始動保留球数の記憶値」とは、図柄の変動中に始動入賞口31に入賞した遊技球の数を所定の上限値(一般的には4)の範囲内で記憶した値である。
【0020】
前記図柄表示装置30には、液晶画面からなる可視表示部Hが設けられており、該可視表示部Hには、図2に示すように複数列(本実施形態では、3列)の第1図柄33(左図柄)、第2図柄34(中図柄)及び第3図柄35(右図柄)が各列毎に表示されるようになっている。なお、「表示」とは、可視表示部Hにおいて遊技者が図柄を識別できる状態で前記図柄が停止していることであり、「停止」には、所謂、ゆれ変動と言われる一旦停止状態と完全に停止した確定停止状態の何れの状態も含まれている。
【0021】
また、本実施形態における第1〜第3図柄33〜35は、図2に示すように、配列をなした複数種類(10種類)の数字から構成されている。より詳しくは、0,1,2,3,4,5,6,7,8,9の10種類の数字となっている。そして、可視表示部Hには、第1〜第3図柄33〜35として各列毎に同一又は異なる図柄が表示できるようになっている。従って、遊技者は、可視表示部Hに表示された第1〜第3図柄33〜35の組み合わせの態様から大当り状態(特別遊技状態)、リーチ状態又ははずれ状態の何れかの状態を認識することができる。
【0022】
例えば、図2に示すように、可視表示部Hに表示された第1〜第3図柄33〜35が同一の図柄「5」である場合には、その組み合わせの態様から大当り状態を認識することができる。また、特定の2列(例えば、第1図柄33と第3図柄35)が同一の図柄「5」である場合には、その組み合わせの態様からリーチ状態を認識することができる。さらに、可視表示部Hに表示された第1〜第3図柄33〜35が同一の図柄からなる組み合わせの態様を形成していない場合には、その組み合わせの態様からはずれ状態を認識することができる。
【0023】
また、これらの複数種類の図柄(0〜9)は、可視表示部Hにおいて、各列毎に縦方向(図2で矢示する変動方向A)で、・・→0→1→2→・・・→8→9→0→1→・・というように、数字が昇順となる配列で変動表示(スクロール表示)されるようになっている。なお、「変動表示」とは、可視表示部Hにおいて、図柄が一旦停止状態又は確定停止状態となって表示されておらず、可視表示部Hに表示する図柄の種類を変化させながら変動していることを言う。そして、可視表示部Hには、各列毎に変動表示されている複数種類の図柄のうち、何れか一つの図柄が各列毎に表示されるようになっている。
【0024】
一方、パチンコ機10の機裏側には、遊技内容を統括して制御する主制御基板(以下、「主基板」という)51が装着されている(図1に破線で示す)。そして、主基板51には、図柄表示装置30の図柄制御などを実行する図柄制御基板(以下、「図柄基板」という)52が接続されている(図1に破線で示す)。この図柄基板52は、図柄表示装置30に接続され、主基板51から出力された各種制御信号を入力し、該制御信号を構成する制御コマンドに基づき図柄表示装置30の図柄制御を実行するようになっている。そして、可視表示部Hでは、前記制御コマンドに応じた図柄組み合わせゲームが行われることにより、各列毎に図柄が変動表示された後、第1〜第3図柄33〜35として表示されるようになっている。
【0025】
また、前記図柄基板52には、前記スピーカ25から発せられる各種音声を制御する音声制御基板(以下、「音声基板」という)71が接続され(図1に破線で示す)、該音声基板71にはスピーカ25及び振動体29が接続されている。さらに、前記図柄基板52には、発光ランプ23の点灯及び消灯を制御するランプ制御基板(以下、「ランプ基板」という)75が接続され(図1に破線で示す)、該ランプ基板75には発光ランプ23が接続されている。
【0026】
次に、主基板51、図柄基板52、音声基板71、ランプ基板75の具体的な構成について図4に基づき詳細に説明する。
前記主基板51は、パチンコ機10全体を制御するCPU53を備えている。また、CPU53にはROM54及びRAM55が接続されている。前記ROM54にはパチンコ機10を制御するための各種制御プログラムが記憶保持されている。また、RAM55には、パチンコ機10の稼動中に適宜書き換えられる各種制御情報(始動保留球数の記憶値など)が記憶保持されるようになっている。
【0027】
そして、主基板51(CPU53)は、大当り判定用乱数などの各種乱数における任意の数値を抽出し、その数値に基づいて大当り状態、はずれリーチ状態、又ははずれ状態を決定する。そして、各状態に対応した各種制御コマンド(変動パターンなど)を制御信号として図柄基板52に対して出力するようになっている。
【0028】
なお、「はずれリーチ」とは、例えば、可視表示部Hに表示された第1,第3図柄33,35を同一図柄としたリーチ状態において、第2図柄34に前記両図柄33,35とは異なる図柄を表示させてはずれ状態とするものである。また、「変動パターン」とは、各図柄33〜35の変動を開始してから、各図柄33〜35が所定の図柄を確定停止させるまでの間において、前記変動パターン毎に予め定められた変動時間内における各図柄33〜35の動作パターンを示したものである。即ち、変動パターンは、前記図柄表示装置30の可視表示部Hで行われる演出に相当するものであって、例えば、リーチ状態となった時に特定の図柄をコマ送り、高速送り、若しくはキャラクタを動作させるなどの演出が相当する。
【0029】
前記図柄基板52は、主基板51から受信した制御信号(制御コマンド)に基づいて、図柄表示装置30の図柄制御を実行するためのCPU60を備えている。また、CPU60には、ROM61及びRAM62が接続されている。そして、ROM61には、図柄表示装置30の図柄制御を実行するための制御プログラムや、前記変動パターンに対応する具体的な制御内容(第1〜第3図柄33〜35の動作パターン)等が記憶保持されている。RAM62には、主基板51から出力された制御コマンドなどが記憶保持される。
【0030】
CPU60には、第1〜第3図柄33〜35の動作パターンに応じて、図柄表示装置30(可視表示部H)の表示内容を制御するためのVDP(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ)63が接続されている。また、VDP63には、キャラクタROM64及びビデオRAM65が接続されている。そして、キャラクタROM64には、図柄として可視表示部Hに表示される0〜9の画像情報やCPU53によって選択された変動パターンに対応する可視表示部Hの表示内容にかかる画像情報などが記憶保持されている。なお、可視表示部Hの表示内容にかかる画像情報としては、例えば、背景画像(画面)、文字画像、キャラクタ画像(各種動作画像も含む)などである。
【0031】
また、ビデオRAM65には、前記制御コマンドなどに基づきVDP63がキャラクタROM64に記憶されている各種画像情報を用いて生成した可視表示部Hの表示内容を制御するための表示制御情報が記憶保持されるようになっている。そして、VDP63は、前記表示制御情報を画像信号に変換し、図柄表示装置30に対し出力するようになっている。
【0032】
従って、図柄基板52(CPU60)は、主基板51からの制御コマンドを入力すると、該コマンドに対応する制御内容に基づき、第1〜第3図柄33〜35の変動開始から確定停止までの動作パターンを制御する。一方、VDP63は、前記制御内容に対応する表示制御情報を生成し、該表示制御情報に基づき図柄表示装置30(可視表示部H)の表示内容を制御する。この結果、可視表示部Hには、第1〜第3図柄33〜35が表示されると共に、前記各図柄33〜35の動作パターンに応じて可視表示部Hにおける表示内容が制御される。
【0033】
前記音声基板71は、図柄基板52を介して受信した主基板51からの制御信号(制御コマンド)に基づいて、スピーカ25の音声出力制御を実行すると共に振動体29の振動発生制御を実行するためのCPU72を備えている。また、CPU72には、ROM73及びRAM74が接続されている。そして、ROM73には、スピーカ25の音声出力制御を実行するための制御プログラム、及び振動体29の振動発生制御を実行するための制御プログラムが記憶保持されている。さらに、ROM73には、前記変動パターンに対応する具体的な制御内容(スピーカ25の音声パターン、振動体29の振動パターン)が記憶保持されている。また、RAM74には、図柄基板52を介して入力された主基板51からの制御コマンドなどが記憶保持される。
【0034】
従って、音声基板71(CPU72)は、主基板51からの制御コマンドを入力すると、該コマンドに対応する制御内容に基づき、スピーカ25から出力される各種音声を制御する。その結果、スピーカ25からは効果音やエラー音などの音声が出力される。また、音声基板71(CPU72)は主基板51からの制御コマンドを入力すると、該コマンドに対応する制御内容に基づき、振動体29の振動を制御する。そして、振動体29の駆動(振動)によりハンドルグリップ部27を把持する遊技者の手に刺激が付与される。
【0035】
また、前記ランプ基板75は、図柄基板52を介して受信した主基板51からの制御信号(制御コマンド)に基づいて、発光ランプ23の発光制御を実行するためのCPU76を備えている。また、CPU76にはROM77及びRAM78が接続されている。ROM77には、発光ランプ23の発光制御を実行するための制御プログラムや、前記変動パターンに対応する具体的な制御内容(発光ランプ23の発光パターン)が記憶保持されている。また、RAM78には、図柄基板52を介して入力された主基板51からの制御コマンドなどが記憶保持される。従って、ランプ基板75(CPU76)は、主基板51からの制御コマンドを入力すると、該コマンドに対応する制御内容に基づき、発光ランプ23の点灯及び消灯を制御する。その結果、発光ランプ23は点灯及び消灯が行われる。
【0036】
そして、このように構成されたパチンコ機10では、図柄の組み合わせによる遊技の展開を遊技者に対して予め告げるための予告演出が行われるようになっている。なお、「図柄の組み合わせによる遊技の展開」とは、可視表示部Hに表示された図柄の組み合わせから遊技者に大当り状態、リーチ状態又ははずれ状態を認識させるための1回の図柄組み合わせゲームの展開である。また、「予告演出」とは、1回の図柄組み合わせゲームにおいて、リーチ状態や大当り状態などが形成される前に、これらの状態が形成される可能性があることを遊技者に対して予め告げるための演出である。
【0037】
また、本実施形態では、前記予告演出は、リーチ状態形成後に行われるようになっており前記大当り状態が形成される可能性を告げるための演出となっている。この予告演出(大当り予告演出)によれば、遊技者は、大当り状態が形成される前であっても、大当り状態が形成されるかもしれないという期待感を持って図柄組み合わせゲームを見ることができる。また、本実施形態では、予告演出は可視表示部Hとは異なる部位に設けられた予告手段によって行われる。具体的には、前記発光ランプ23、スピーカ25、振動体29によって前記予告演出が行われ、前記発光ランプ23、スピーカ25、振動体29が予告手段に相当する。このため、主基板51が出力した制御コマンドに基づいて音声基板71、ランプ基板75が予告演出の制御を実行する。尚、以下の説明において、予告演出を実行する発光ランプ23、スピーカ25、振動体29をまとめて「予告手段23,25,29」というときもある。
【0038】
最初に、前記予告手段23,25,29で行われる予告演出について具体的に説明する。
前記音声基板71のROM73には、所定の変動パターンに対応する制御内容(音声パターン)として複数種類(本実施形態では3種類)の音声による予告演出の内容が示された音声パターン1〜3が記憶保持されている。そして、音声基板71は、主基板51から所定の変動パターンを示す制御コマンドを図柄基板52を介して入力すると、該変動パターンに対応付けられた音声パターン1〜3のうち、何れかの音声パターンを選択し、該音声パターンに基づきスピーカ25の音声出力制御を実行するようになっている。
【0039】
以下、音声パターン1〜3について具体的に説明する。
前記音声パターン1は、予告演出が行われない(予告演出としての効果音が出力されない)パターンであって、該パターン1が選択された場合、音声基板71(CPU72)はスピーカ25に対して予告演出のための音声出力制御を実行しない。また、前記音声パターン2は、予告演出として第1の効果音が出力されるパターンである。この音声パターン2が選択された場合、CPU72はスピーカ25から予告演出として第1の効果音を所定時間(例えば5秒)出力するための音声出力制御を実行する。
【0040】
前記音声パターン3は、予告演出として第2の効果音(第1の効果音とは異なる)が出力されるパターンである。この音声パターン3が選択された場合、CPU72はスピーカ25から予告演出として第2の効果音を所定時間(例えば5秒)出力するための音声出力制御を実行する。
【0041】
なお、音声基板71(CPU72)は、所定の変動パターンに複数の音声パターン1〜3が対応付けられている場合、乱数などを用いて音声パターン1〜3を決定するようになっている。そしてCPU72は、音声パターン1〜3に予告演出の内容が示されていることから、音声パターン1〜3の何れかを選択することにより、音声による予告演出を実行するか否か及びその予告演出の内容を実質的に決定していることになる。このように音声による予告演出は、予告演出態様である予告演出の内容(予告演出無し(音声出力無し)の場合も含む)が複数種類の音声パターン1〜3毎に異なっている。
【0042】
そして、大当り状態を形成する図柄の組み合わせが表示される場合には、音声パターン1<音声パターン2<音声パターン3の順で音声パターンが多く選択されるようにすることで、遊技者は予告演出(効果音)の有無及び内容によって大当り状態への期待感を異ならせることができる。なお、以下の説明では、音声パターン2に基づく予告演出を「第1音声態様」と示すと共に、音声パターン3に基づく予告演出を「第2音声態様」と示す。
【0043】
また、音声基板71のROM73には、前述した音声パターン1〜3に加えて、所定の変動パターンに対応する制御内容(振動パターン)として複数種類(本実施形態では3種類)の振動による予告演出の内容が示された振動パターンが記憶保持されている。そして、音声基板71は、主基板51から所定の変動パターンを示す制御コマンドを図柄基板52を介して入力すると、該変動パターンに対応付けられた振動パターン1〜3のうち、何れかの振動パターンを選択し、該振動パターンに基づき振動体29の振動発生制御を実行するようになっている。
【0044】
以下、振動パターン1〜3について具体的に説明する。
振動パターン1は、予告演出が行われない(予告演出として振動体29の振動が行われない)パターンであって、ハンドルグリップ部27を把持する遊技者の手に刺激が付与されないパターンである。該パターン1が選択された場合、音声基板71(CPU72)は振動体29に対して予告演出のための振動発生制御を実行しない。また、前記振動パターン2は、予告演出として一定の強さの振動(刺激)が付与されるパターンである。この振動パターン2が選択された場合、CPU72は例えばモータの回転を一定にさせるなどして、予告演出として振動体29を一定の強さで所定時間(例えば5秒)振動させるための振動発生制御を実行する。
【0045】
前記振動パターン3は、予告演出として付与される振動(刺激)が次第に強くなるパターンである。この振動パターン3が選択された場合、CPU72は、例えばモータの回転を徐々に早くさせるなどして、予告演出として振動体29をその振動が次第に強くなるように所定時間(例えば5秒)振動させるための振動発生制御を実行する。
【0046】
なお、音声基板71(CPU72)は、所定の変動パターンに複数の振動パターン1〜3が対応付けられている場合、前記音声パターン1〜3と同様に乱数などを用いて振動パターン1〜3を決定するようになっている。そして、CPU72は、振動パターン1〜3に予告演出の内容が示されていることから、振動パターン1〜3の何れかを選択することにより、振動による予告演出を実行するか否か及びその予告演出の内容を実質的に決定していることになる。このように振動による予告演出は、予告演出態様である予告演出の内容(予告演出無し(振動無し)の場合も含む)が複数種類の振動パターン1〜3毎に異なっている。
【0047】
そして、大当り状態を形成する図柄の組み合わせが表示される場合には、振動パターン1<振動パターン2<振動パターン3の順で振動パターンが多く選択されるようにすることで、遊技者は、予告演出(振動)の有無及び内容によって大当り状態への期待感を異ならせることができる。なお、以下の説明では、振動パターン2に基づく予告演出を「第1振動態様」と示すと共に、振動パターン3に基づく予告演出を「第2振動態様」と示す。
【0048】
また、ランプ基板75のROM77には、所定の変動パターンに対応する制御内容(発光パターン)として複数種類(本実施形態では3種類)の発光による予告演出の内容が示された発光パターン1〜3が記憶保持されている。そして、ランプ基板75は、主基板51から所定の変動パターンを示す制御コマンドを図柄基板52を介して入力すると、該変動パターンに対応付けられた発光パターン1〜3のうち、何れかの発光パターンを選択し、該発光パターンに基づき発光ランプ23の発光制御を実行するようになっている。
【0049】
以下、発光パターン1〜3について具体的に説明する。
前記発光パターン1は、予告演出が行われない(予告演出として発光ランプ23が発光されない)パターンであって、該パターン1が選択された場合、ランプ基板75(CPU76)は発光ランプ23に対して予告演出のための発光制御を実行しない。また、前記発光パターン2は、予告演出として赤色の発光色のみが発光されるパターンである。この発光パターン2が選択された場合、CPU76は予告演出として発光ランプ23を赤色に所定時間(例えば5秒)発光させるための発光制御を実行する。
【0050】
前記発光パターン3は、予告演出として発光色が赤色から青色に変化するパターンである。この発光パターン3が選択された場合、CPU76は予告演出として発光ランプ23をまず赤色に発光させ、その後青色に発光させるための発光制御を実行する。これは、例えば、予告演出が5秒間行われるとした場合、始めの2秒間赤色に発光させ、その後3秒間青色に発光させるなどして行われる。
【0051】
なお、ランプ基板75(CPU76)は、所定の変動パターンに複数の発光パターンが対応付けられている場合、乱数などを用いて発光パターン1〜3を決定するようになっている。そして、CPU76は、発光パターン1〜3に予告演出の内容が示されていることから、発光パターン1〜3の何れかを選択することにより、発光による予告演出を実行するか否か及びその予告演出の内容を実質的に決定していることになる。このように発光による予告演出は、予告演出態様である予告演出の内容(予告演出無し(発光無し)の場合も含む)が複数種類の発光パターン1〜3毎に異なっている。
【0052】
そして、大当り状態を形成する図柄の組み合わせが表示される場合には、発光パターン1<発光パターン2<発光パターン3の順で発光パターンが多く選択されるようにすることで、遊技者は、予告演出(発光)の有無及び内容によって大当り状態への期待感を異ならせることができる。なお、以下の説明では、発光パターン2に基づく予告演出を「第1発光態様」と示すと共に、発光パターン3に基づく予告演出を「第2発光態様」と示す。
【0053】
そして、本実施形態のパチンコ機10では、これらの予告手段23,25,29により予告演出(大当り予告演出)が実行されていることを示す演出実行状況を遊技者に対して報知するように構成されている。なお、「予告演出が実行されていることを示す演出実行状況」とは、予告手段23,25,29による予告演出の実行の有無を示すものであり、予告演出の実行中及び予告演出の実行後の何れの状況も含むものである。
【0054】
以下、演出実行状況を報知するための具体的な構成を図3及び図4に基づき説明する。
図3(a)に示すように、可視表示部Hには、演出実行状況を画像表示するための報知手段としての液晶報知部36が表示されている。この液晶報知部36は、可視表示部Hにおいて、該可視表示部Hに表示(又は変動表示)される第1〜第3図柄33〜35と画像表示が重なり合わないように可視表示部Hの下隅部(図3(a)において右下隅)に配置されている。また、この液晶報知部36は常に可視表示部Hの下隅部に表示されている。そして、この液晶報知部36には、演出実行状況を示す情報として、何れの予告手段23,25,29により予告演出が実行されているかを識別可能とする識別情報が表示されるようになっている。
【0055】
具体的には、音声による予告演出が実行されていることを示す識別情報として、該予告演出を実行するスピーカ25を連想可能とする音声用画像G1が表示されるようになっている。本実施形態の音声用画像G1は、スピーカ25(予告演出手段の種類)を模倣した図形とされている。また、振動による予告演出が実行されていることを示す識別情報として、該予告演出を実行する振動体29を連想可能とする振動用画像G2が表示されるようになっている。本実施形態の振動用画像G2は、振動体29が発する振動(予告演出の内容)を表現した図形(大小3つの破線による三重丸)とされている。また、発光による予告演出が実行されていることを示す識別情報として、該予告演出を実行する発光ランプ23を連想可能とする発光用画像G3が表示されるようになっている。本実施形態の発光用画像G3は、発光ランプ23(予告手段の種類)を模倣した図形とされている。
【0056】
そして、音声用画像G1は、前述した第1音声態様と第2音声態様に応じて異なる報知態様で表示されるようになっている。即ち、本実施形態において音声用画像G1は、第1音声態様に応じて赤色で表示される第1音声報知態様と、第2音声態様に応じて青色で表示される第2音声報知態様の2種類の態様で表示されるようになっている。
【0057】
また、振動用画像G2は、前述した第1振動態様と第2振動態様に応じて異なる報知態様で表示されるようになっている。即ち、本実施形態において振動用画像G2は、第1振動態様に応じて三重丸の状態が変化することなく表示される第1振動報知態様と、第2振動態様に応じて円が順番に重ねられて三重丸となる表示を繰り返す第2振動報知態様(図3(b)参照)の2種類の態様で表示されるようになっている。
【0058】
また、前記発光用画像G3は、前述した第1発光態様と第2発光態様に応じて異なる報知態様で表示されるようになっている。即ち、本実施形態において発光用画像G3は、第1発光態様に応じて赤色で表示される第1発光報知態様と、第2発光態様に応じて赤色から青色に表示色が変化する第2発光報知態様の2種類の態様で表示されるようになっている。
【0059】
そして、図柄基板52のキャラクタROM64には、可視表示部Hの液晶報知部36に表示される各画像G1〜G3に対応した画像情報が記憶されている。この画像情報は、音声用画像G1における第1及び第2音声報知態様に対応するように構成され、振動用画像G2における第1及び第2振動報知態様に対応するように構成されている。さらに、画像情報は、発光用画像G3における第1及び第2発光報知態様に対応するように構成されている。
【0060】
また、図柄基板52のCPU60には、音声基板71のCPU72から、該CPU72が選択した音声パターン又は振動パターンを示す制御信号(制御コマンド)が入力されるようになっている。また、図柄基板52のCPU60には、ランプ基板75のCPU76から、該CPU76が選択した発光パターンを示す制御信号(制御コマンド)が入力されるようになっている。そして、該制御コマンドを入力したCPU60及びVDP63は、ROM61に記憶保持されている制御プログラムに基づき、液晶報知部36により前記演出実行状況を報知するための制御を実行するようになっている。具体的には、前記制御コマンドを入力すると、該コマンドに対応する画像情報を用いて表示制御情報を生成し、該表示制御情報に基づき可視表示部H(液晶報知部36)の表示内容を制御する。
【0061】
このとき、CPU60及びVDP63は、予告手段23,25,29による予告演出が実行されると同時(又は略同時)に演出実行状況を報知するように可視表示部H(液晶報知部36)の表示内容を制御する。また、CPU60及びVDP63は、可視表示部Hにおいて第1〜第3図柄33〜35が確定的に表示されるまでの間(確定停止するまでの間)、演出実行状況を報知するように可視表示部H(液晶報知部36)の表示内容を制御する。
【0062】
一例を挙げて説明すると、CPU60及びVDP63は、音声基板71のCPU72から音声パターン2を示す制御コマンドを入力すると、第1音声報知態様(赤色)で音声用画像G1を表示するための表示制御情報を生成する。そして、CPU72の音声出力制御により、音声パターン2に基づく予告演出が実行されると同時(又は略同時)に、CPU60及びVDP63は、生成した表示制御情報に基づき、音声用画像G1が第1音声報知態様で表示されるように液晶報知部36の表示内容を制御する。
【0063】
そして、CPU60及びVDP63は、可視表示部Hにおいて第1〜第3図柄33〜35が確定的に表示されるまでの間(確定停止するまでの間)、この演出実行状況の報知を維持し、第1〜第3図柄33〜35が確定的に停止されると制御を終了する。この制御終了により、液晶報知部36は、何れの画像G1〜G3も表示されていない状態、即ち、演出実行状況の報知を終了した状態となる。
【0064】
次に、上記したような予告演出及び液晶報知部36での演出実行状況の報知を含む遊技の流れを図5〜図7に従って説明する。
前記打球発射装置17の操作により遊技盤13の遊技領域に打ち出された遊技球が始動入賞口31へ入賞するか又は始動保留球数の記憶値に基づき、主基板51は、図柄基板52に対し制御コマンドを制御信号として出力する。また、図柄基板52は、主基板51が出力した前記制御コマンドに基づき、可視表示部Hにおいて各列の図柄を変動表示させる(画面1)。その結果、可視表示部Hでは、各列毎に複数種類の図柄が図2に示した所定の配列順で、変動方向Aに沿って変動表示を行う。
【0065】
まず、主基板51において大当り状態が決定され、音声基板71において音声パターン2に基づく音声出力制御が実行される場合の遊技の流れについて図5に従って説明する。
【0066】
主基板51から音声パターン1〜3が対応付けられた変動パターンを示す制御コマンドを入力した図柄基板52は、図柄の変動表示の実行と共に、この変動パターンを示す制御コマンドを制御信号として音声基板71に出力する。この制御コマンドを入力した音声基板71は、音声パターン1〜3のうち何れかの音声パターンを選択する。そして、音声パターン2を選択した音声基板71は図柄基板52に対して音声パターン2を示す制御信号(制御コマンド)を出力する。
【0067】
図柄基板52の制御に基づいて図柄の変動表示が行われている可視表示部Hでは、各列の図柄の変動表示開始後、所定の時間が経過すると、第1図柄33→第3図柄35の順で所定の図柄(例えば「7」)が表示され、リーチ状態が形成される(画面2)。なお、この状態では、まだ液晶報知部36には何も表示されていない。
【0068】
そして、残りの第2図柄34の変動表示中に、音声基板71の音声出力制御により、予告演出として第1の効果音がスピーカ25から出力される。それと同時(又は略同時)に、図柄基板52の制御により、可視表示部Hの液晶報知部36には、スピーカを模倣した音声用画像G1が第1音声報知態様(赤色)で表示される(画面3)。このとき、遊技者はリーチ状態が形成されたことで、大当り状態への期待感を高めながら図柄組み合わせゲームが行われている可視表示部Hを凝視している。このため、遊技者は、該可視表示部Hに表示された液晶報知部36の音声用画像G1を容易に認識でき、予告演出が行われていることを判断できる。そして、遊技者は、スピーカ25による予告演出が実行されたことにより大当り状態へ発展する期待感をさらに高めることができる。
【0069】
また、音声用画像G1は、スピーカ25からの効果音が容易に連想可能となるようにスピーカを模倣した図形で表示されているため、遊技者は複数ある予告手段23,25,29のうちスピーカ25から予告演出が実行されていることを判断できる。それと共に、前記音声用画像G1が赤色で表示されるため、第1の効果音によって予告演出が実行されていることを容易に認識できる。従って、たとえ可視表示部Hに集中し過ぎていたとしても、前記液晶報知部36の音声用画像G1により予告演出に気づき効果音を出力しているスピーカ25に耳を傾けることができる。この結果、予告演出の目的が十分に発揮され、遊技者の遊技に対する興趣をより高めることができる。
【0070】
そして、所定時間後(例えば5秒後)、音声基板71の音声出力制御に基づいて前記スピーカ25からの第1の効果音の出力は停止する。その一方で、図柄基板52の制御に基づいて液晶報知部36において音声用画像G1の表示(演出実行状況の報知)は継続される。その後、可視表示部Hに第2図柄34として「7」が一旦停止状態で表示される。そして、主基板51が出力した制御コマンドにより、第1〜第3図柄33〜35が確定停止して、大当り状態が確定する(画面4)。すると、液晶報知部36に表示されていた音声用画像G1は消し去られる。このとき、前記液晶報知部36の音声用画像G1は、全図柄33〜35が確定停止するまで継続して表示されるため、スピーカ25による予告演出が終了した後も、遊技者は予告演出が行われたことを容易に把握できる。
【0071】
次に、音声基板71において音声パターン3に基づく音声出力制御が実行される場合の遊技の流れについて、前述した音声パターン2の場合と異なる部分のみを簡単に説明する。
【0072】
さて、音声パターン1〜3が対応付けられた変動パターンを示す制御コマンドを図柄基板52から入力した音声基板71は、音声パターン1〜3のうち何れかの音声パターンを選択する。そして、音声パターン3を選択した音声基板71は図柄基板52に対して音声パターン3を示す制御信号(制御コマンド)を出力する。
【0073】
すると、リーチ状態が形成された後の第2図柄34の変動表示中に、音声基板71の音声出力制御により、予告演出として第2の効果音がスピーカ25から出力される。それと同時(又は略同時)に、図柄基板52の制御により、可視表示部Hの液晶報知部36には、スピーカを模倣した音声用画像G1が第2音声報知態様(青色)で表示される。このとき、音声用画像G1は、スピーカを模倣した図形を青色で表示させている。従って、遊技者はスピーカ25から第2の効果音によって予告演出が実行されていることを容易に認識できる。さらに、効果音の違いを音声用画像G1の表示態様を異ならせて報知しているため、たとえ遊技者が前記第2の効果音に対して、前記第1の効果音との違いを聞き分けることができなかったとしても、液晶報知部36の音声用画像G1から容易に判断できる。そして、遊技者は、第1の効果音と異なる第2の効果音により大当り状態への期待感を高揚させて遊技を行うことができる。
【0074】
一方、音声基板71における音声パターン1〜3の選択において、音声パターン1が選択された場合は、予告演出として効果音の出力がなされず、液晶報知部36には、音声用画像G1が表示されない。このため、遊技者は、液晶報知部36に音声用画像G1が表示されていないことを確認することで、音声による予告演出が行われていないことを認識できる。
【0075】
次に、主基板51において大当り状態が決定され、音声基板71において振動パターン2に基づく振動発生制御が実行される場合の遊技の流れについて図6に従って説明する。
【0076】
主基板51から振動パターン1〜3が対応付けられた変動パターンを示す制御コマンドを入力した図柄基板52は、図柄の変動表示の実行と共に、この変動パターンを示す制御コマンドを制御信号として音声基板71に出力する。この制御コマンドを入力した音声基板71は、振動パターン1〜3のうち何れかの振動パターンを選択する。そして、振動パターン2を選択した音声基板71は、図柄基板52に対して振動パターン2を示す制御信号(制御コマンド)を出力する。
【0077】
図柄基板52の制御に基づいて図柄の変動表示が行われている可視表示部Hでは、各列の図柄の変動表示開始後、所定の時間が経過すると、第1図柄33→第3図柄35の順で所定の図柄(例えば「7」)が表示され、リーチ状態が形成される(画面2)。なお、この状態では、まだ液晶報知部36には何も表示されていない。
【0078】
そして、残りの第2図柄34の変動表示中に、音声基板71の振動発生制御により、予告演出として一定の強さで遊技者に振動(刺激)が付与されるように振動体29が駆動される。それと同時(又は略同時)に、図柄基板52の制御により、可視表示部Hの液晶報知部36には、振動を示す振動用画像G2(破線の三重丸)が第1振動報知態様(三重丸が点灯し続ける状態)で表示される(画面3)。このとき、遊技者はリーチ状態が形成されたことで、大当り状態への期待感を高めながら図柄組み合わせゲームが行われている可視表示部Hを凝視している。このため、遊技者は、該可視表示部Hに表示された液晶報知部36の振動用画像G2を容易に認識でき、予告演出が実行されていることを判断できる。そして、遊技者は、振動体29による予告演出が実行されたことにより大当り状態へ発展する期待感をさらに高めることができる。
【0079】
また、振動用画像G2として、振動体29の振動が容易に連想可能となるように破線の三重丸の図形が表示されている。このため、遊技者は複数ある予告手段23,25,29のうちハンドルグリップ部27内の振動体29が振動することで予告演出が実行されていることを判断できる。それと共に、前記振動用画像G2が変化しない状態で表示されるため、一定の強さの振動により予告演出が実行されていることを容易に認識できる。従って、例えば、リーチ状態が形成されたことにより、遊技者が遊技球の発射を停止させるためにハンドルグリップ部27から手を離していたとしても、振動用画像G2により予告演出に気づき振動中のハンドルグリップ部27を把持できる。この結果、予告演出の目的が十分に発揮され、遊技に対する興趣をより高めることができる。
【0080】
そして、所定時間後(例えば5秒後)、音声基板71の振動発生制御に基づいて前記振動体29の振動は停止する。その一方で、図柄基板52の制御に基づいて液晶報知部36において振動用画像G2の表示(演出実行状況の報知)は継続される。その後、可視表示部Hに第2図柄34として「7」が一旦停止状態で表示され、主基板51が出力した制御コマンドにより、第1〜第3図柄33〜35が確定停止して、大当り状態が確定する(画面4)。すると、液晶報知部36に表示されていた振動用画像G2は消し去られる。このとき、前記液晶報知部36の振動用画像G2が全図柄33〜35が確定停止するまで継続して表示されるため、振動体29による予告演出が終了した後も、遊技者は予告演出が行われたことを容易に把握できる。
【0081】
次に、音声基板71において振動パターン3に基づく振動発生制御が実行される場合の遊技の流れについて、前述した振動パターン2の場合と異なる部分のみを簡単に説明する。
【0082】
さて、振動パターン1〜3が対応付けられた変動パターンを示す制御コマンドを図柄基板52から入力した音声基板71は、振動パターン1〜3のうち何れかの振動パターンを選択する。そして、振動パターン3を選択した音声基板71は図柄基板52に対して振動パターン3を示す制御信号(制御コマンド)を出力する。
【0083】
すると、リーチ状態が形成された後の第2図柄34の変動表示中に、音声基板71の振動発生制御により、予告演出として振動(刺激)が次第に強くなるように振動体29が駆動される。それと同時(又は略同時)に、図柄基板52の制御により、可視表示部Hの液晶報知部36には、振動を表す振動用画像G2(破線の三重丸)が、図3(b)に示すように、円が順番に重ねられて三重丸となる表示を繰り返す第2振動報知態様で表示される。このとき、振動用画像G2は、破線の丸が順番に重ねられるように変化しながら表示されている。従って、遊技者は徐々に強くなっていく振動によって予告演出が実行されていることを容易に判断できる。また、振動の違いを振動用画像G2の表示態様を異ならせて報知しているため、たとえ遊技者が徐々に強くなる振動に対して、前記一定の強さの振動との違いを区別できなかったとしても、液晶報知部36の振動用画像G2から容易に判断できる。そして、遊技者は振動の違いにより大当り状態への期待感を高揚させて遊技を行うことができる。
【0084】
一方、音声基板71における振動パターン1〜3の選択において、振動パターン1が選択された場合は、予告演出として振動体29から振動が発生せず、液晶報知部36には振動用画像G2が表示されない。このため、遊技者は、振動用画像G2が表示されていないことを確認することで、振動による予告演出が行われていないことを認識できる。
【0085】
次に、主基板51において大当り状態が決定され、ランプ基板75において発光パターン2に基づく発光制御が実行される場合の遊技の流れについて図7に従って説明する。
【0086】
主基板51から発光パターン1〜3が対応付けられた変動パターンを示す制御コマンドを入力した図柄基板52は、図柄の変動表示の実行と共に、この変動パターンを示す制御コマンドを制御信号としてランプ基板75に出力する。この制御コマンドを入力したランプ基板75は、発光パターン1〜3のうち何れかの発光パターンを選択する。そして、発光パターン2を選択したランプ基板75は、図柄基板52に対して発光パターン2を示す制御信号(制御コマンド)を出力する。
【0087】
図柄基板52の制御に基づいて図柄の変動表示が行われる前記可視表示部Hでは、各列の図柄の変動表示開始後、所定の時間が経過すると、第1図柄33→第3図柄35の順で所定の図柄(例えば「7」)が表示され、リーチ状態が形成される(画面2)。なお、この状態では、まだ液晶報知部36には何も表示されていない。
【0088】
そして、残りの第2図柄34の変動表示中に、ランプ基板75の発光制御により、予告演出として発光ランプ23が赤色のまま変化することなく発光される。それと同時(又は略同時)に、図柄基板52の制御により、可視表示部Hの液晶報知部36には、発光するランプを模倣した発光用画像G3が第1発光報知態様(赤色のまま変化無し)で表示される(画面3)。このとき、遊技者はリーチ状態が形成されたことで、大当り状態への期待感を高めながら図柄組み合わせゲームが行われている可視表示部Hを凝視している。このため、遊技者は、該可視表示部Hに表示された液晶報知部36の発光用画像G3を容易に認識でき、予告演出が実行されていることを判断できる。そして、遊技者は、発光ランプ23による予告演出が実行されたことにより大当り状態へ発展する期待感をさらに高めることができる。
【0089】
また、発光用画像G3は、発光ランプ23の発光が容易に連想可能となるように、発光するランプを模倣した図形で表示されている。このため、遊技者は複数ある予告手段23,25,29のうち発光ランプ23から予告演出がされていることを判断できる。それと共に、前記発光用画像G3が赤色で表示されるため、発光ランプ23が赤色に発光することにより予告演出が実行されていることを容易に認識できる。従って、たとえ、可視表示部Hに集中し過ぎていたとしても、前記液晶報知部36の発光用画像G3により予告演出に気づき発光ランプ23に目を向けることができる。この結果、予告演出の目的が十分に発揮され、遊技者の遊技に対する興趣をより高めることができる。
【0090】
そして、所定時間後(例えば5秒後)、ランプ基板75の発光制御に基づいて前記発光ランプ23の発光は停止する。その一方で、図柄基板52の発光制御に基づいて液晶報知部36において発光用画像G3の表示(演出実行状況の報知)は継続される。その後、可視表示部Hに第2図柄34として「7」が一旦停止状態で表示され、主基板51が出力した制御コマンドにより、第1〜第3図柄33〜35が確定停止して、大当り状態が確定する(画面4)。すると、液晶報知部36に表示されていた発光用画像G3は消し去られる。このとき、前記液晶報知部36の発光用画像G3が全図柄33〜35が確定停止するまで継続して表示されるため、発光ランプ23による予告演出が終了した後も、予告演出が行われたことを容易に把握できる。
【0091】
次に、ランプ基板75において発光パターン3に基づく発光制御が実行される場合の遊技の流れについて、前述した発光パターン2の場合と異なる部分のみを簡単に説明する。
【0092】
さて、発光パターン1〜3が対応付けられた変動パターンを示す制御コマンドを図柄基板52から入力したランプ基板75は、音声パターン1〜3のうち何れかの音声パターンを選択する。そして、発光パターン3を選択したランプ基板75は図柄基板52に対して発光パターン3を示す制御信号(制御コマンド)を出力する。
【0093】
すると、リーチ状態が形成された後の第2図柄34の変動表示中に、ランプ基板75の発光制御により、予告演出として赤色から青色に発光色が変化するように発光ランプ23が発光される。そして、発光ランプ23による赤色の点灯(発光)と同時(又は略同時)に、図柄基板52の制御により、可視表示部Hの液晶報知部36には、発光するランプを模倣した発光用画像G3が赤色で表示される。その後、発光ランプ23の発光色が赤色から青色に変化すると、それに同期して発光用画像G3も赤色から青色に変化する第2発光報知態様で表示される。
【0094】
このとき、発光用画像G3が赤色から青色に表示色が変化するように表示されるため、遊技者は予告演出が実行される発光ランプ23の発光色が赤色から青色に変化したことを容易に判断できる。そして、遊技者は発光ランプ23の発光色が変化したことにより大当り状態への期待感を高揚させて遊技を行うことができる。
【0095】
一方、ランプ基板75における発光パターン1〜3の選択において、発光パターン1が選択された場合は、予告演出として発光ランプ23の発光がなされず、液晶報知部36には、発光用画像G3が表示されない。このため、遊技者は、液晶報知部36に発光用画像G3が表示されていないことを確認することで、発光による予告演出が行われていないことを認識できる。
【0096】
ところで、上記した説明では、3つの予告手段(スピーカ25、振動体29、発光ランプ23)のうち何れか一つが予告演出を実行する態様を説明した。しかし、変動パターンに例えば音声パターン1〜3、振動パターン1〜3、及び発光パターン1〜3の各パターンが対応付けられている場合、予告演出として音声、振動、発光のうち何れか二つ又は全てが同時に実行されることも有り得る。このような場合も、前述したように、液晶報知部36には、予告演出を識別可能な各画像G1〜G3が表示されるため、複数の予告演出がなされた場合でも遊技者は全ての予告演出を把握できる。また、液晶報知部36に表示された各画像G1〜G3は、全図柄33〜35が確定停止するまで継続して表示されるため、複数の予告演出がなされた場合でも、該予告演出がなされた複数の予告手段23,25,29を、全図柄33〜35が確定停止するまで正確に把握し続けることができる。従って、予告演出による興趣を高めた状態で全図柄33〜35の確定停止を待つことができる。
【0097】
従って、上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、予告演出が実行されていること(演出実行状況)を各予告手段23,25,29に対応して可視表示部Hにおける液晶報知部36を用いて報知した。遊技者が注目し易い可視表示部Hを用いて報知しているため、遊技者は予告演出の実行状況を容易に把握でき、図柄の組み合わせが確定するまでの間に、遊技者は興趣が高まる機会を逃すことはない。従って、予告手段23,25,29による予告演出を遊技者に認識させることで、遊技に対する興趣をより高めることができる。
【0098】
(2)上記実施形態では、各予告手段23,25,29の予告演出について、それぞれ複数種類ずつ設けられた発光パターン、音声パターン、及び振動パターンに応じて、予告演出態様を変化させて実行した。そして、液晶報知部36の各画像G1〜G3を、前記予告手段23,25,29の予告演出態様に対応させてその報知態様を変化させた。このため、液晶報知部36から予告手段23,25,29の予告演出態様の違いを遊技者に容易に判断させることができる。そして、予告演出態様及び報知態様の違いにより遊技者は大当り状態への期待感を異ならせることができ、遊技に対する興趣を高めることができる。
【0099】
また、発光中の発光ランプ23の色が変化(赤色→青色)した場合、該変化に対応させて発光用画像G3の表示色も同期して変化させた。また、徐々に強くなる振動体29の振動の変化に対応させて、発光用画像G3としての円が順番に重なるように変化させながら表示させた。このため、表示中の液晶報知部36の画像を変化させることで、遊技者に予告演出中の変化を容易に認識させることができる。
【0100】
(3)上記実施形態では、液晶報知部36において、予告演出(演出実行状況)を報知する各画像G1〜G3を報知開始から全図柄33〜35が確定停止するまでの間継続して表示したため、予告演出が終了した後も該予告演出が行われたことを遊技者に把握させることができる。また、複数の予告演出がなされた場合でも、該予告演出がなされた複数の予告手段23,25,29について全図柄33〜35が確定停止するまで遊技者に正確に把握させることができる。従って、全図柄33〜35の確定停止まで、予告演出による興趣を高めた状態を維持させることができる。
【0101】
(4)上記実施形態では、液晶報知部36における予告演出(演出実行状況)の報知は、該予告演出を実行した予告手段23,25,29を示す画像G1〜G3を表示することで実行した。このため、予告演出を実行した予告手段23,25,29を遊技者に容易に判断させることができる。
【0102】
(5)上記実施形態では、液晶報知部36に表示した各画像G1〜G3を、予告演出を実行する予告手段23,25,29の種類又は予告演出の内容を、表現又は模倣した図形とした。このため、予告演出を実行した予告手段23,25,29が複数存在する場合でも何れの予告手段23,25,29が予告演出を実行したかを容易に判別できる。
【0103】
(6)上記実施形態では、予告手段を発光ランプ23、スピーカ25、振動体29に具体化し、これらによる予告演出が実行されていることを液晶報知部36で報知した。発光ランプ23、スピーカ25、振動体29は、図柄の変動が行われる可視表示部Hから離間した位置に設けられているため、遊技者は、各予告手段23,25,29の予告演出に気づかないという状況が起こり易い。従って、各予告手段23,25,29に対しては液晶報知部36による報知が特に効果的になり、遊技者の興趣を効果的に高めることができる。
【0104】
(7)上記実施形態では、液晶報知部36における各画像G1〜G3の表示を、予告演出の開始と同時又は略同時に実行するようにした。このため、予告演出の開始後、即座に該予告演出を認識させることができ、たとえ短時間しか行われない予告演出でも遊技者に認識させることができる。
【0105】
(8)上記実施形態では、予告演出をリーチ状態が形成された後に実行して、大当り状態へ展開する可能性を予告した。このため、前記予告演出及び液晶報知部36の画像G1〜G3の表示により、大当り状態に対する遊技者の期待感を好適に高めることができる。
【0106】
(9)上記実施形態では、液晶報知部36を、可視表示部Hに表示(又は変動表示)される第1〜第3図柄33〜35と画像表示が重なり合わないように可視表示部Hの下隅部に配置した。このため、同じ可視表示部H内において、液晶報知部36の表示内容と図柄表示とを同時に確認できる。
【0107】
なお、上記実施形態は以下のような別例に変更して具体化してもよい。
・上記実施形態では、液晶報知部36を可視表示部Hに表示したが、図8に示すように、可視表示部Hの近傍に、液晶画面の液晶報知部36を独立して設け、予告演出を報知する画像G1〜G3を表示させてもよい。図8では、図柄表示装置18内において、可視表示部Hの上方近傍に液晶報知部36が設けられている。このようにしても、遊技者が注目し易い可視表示部Hの近傍に液晶報知部36を設けることで、上記実施形態と同様の作用効果を奏す。なお、前記可視表示部Hの近傍とは、可視表示部Hに注目する遊技者の視野に入る位置である。このため、液晶報知部36の位置は遊技者の視野に入る位置ならば、図8に示すような可視表示部Hの上方に限定されない。また、図8では、図柄表示装置18内に液晶報知部36を設けたが、可視表示部Hの近傍であるならば、遊技盤13の盤面に設けてもよい。このようにした場合、遊技盤13の盤面に打ち付けられる遊技釘の邪魔にならないように液晶報知部36を設ける必要がある。さらに可視表示部Hの近傍として、液晶報知部36を前枠14に設けられ遊技盤13を透視保護するためのガラス枠のガラス面に表示させる態様にしてもよい。
【0108】
・上記実施形態では、液晶報知部36を可視表示部Hの下隅部に配置したが、第1〜第3図柄33〜35と画像表示が重なり合わない位置であれば、上隅部やその他の位置に配置してもよい。また、液晶報知部36を可視表示部H内で移動させながら表示させてもよい。
【0109】
・上記実施形態では、発光ランプ23、スピーカ25、振動体29を予告手段として具体化したが、さらに、図柄表示装置30に設けられた可動装置を予告手段として具体化してもよい。即ち、例えば、図8には、図柄表示装置30において、可視表示部Hの上側に自動車のタコメータを模倣した可動装置としての可動演出部41が設けられている。可動演出部41は、棒状の針部材42と同針部材42に回転動作を付与する駆動部材43(図8に破線で示す)を備えており、前記駆動部材43により予告演出として針部材42を回動させることで、あたかもエンジン回転数が上昇しているような演出がなされる。そして、この場合、当該可動演出部41における予告演出を報知するために、液晶報知部36には可動演出部41を連想可能にする図形(例えばタコメータを模倣した画像)等を表示させる。
【0110】
また、機内に香気放出装置を設け、該香気放出装置を予告手段として具体化してもよい。即ち、例えば図9に破線で示すように、上球皿15内にモータにより駆動されるファンと香剤とを備える香気放出装置45を設ける。そして、ファンの回転に基づいて、香剤から発生する香気を上球皿15の前面側に形成された香気放出口46から放出させる。この場合、液晶報知部36には、例えば、香気放出装置45を連想可能にする図形(例えば花の香りが放出される場合は花の画像)等を表示させる。なお、上記した発光ランプ23、スピーカ25、振動体29、可動演出部41及び香気放出装置45の全てを、予告演出を行う予告手段として用いる必要はなく、少なくとも何れか1つを予告手段として用いる態様でもよい。
【0111】
・上記実施形態では、液晶報知部36における各画像G1〜G3の表示を、各予告手段23,25,29による予告演出の開始と同時又は略同時に行ったが、前記予告演出が実行される前に表示するようにしてもよい。この場合、前記液晶報知部36により、予告演出が実行されている演出実行状況ではなく、予告演出が実行されることを示す状況(演出実行予期状況)が示されることになる。そして、液晶報知部36には予告演出の実行が期待できる予告手段23,25,29を示す画像G1〜G3が表示される。このようにすれば、予告演出が行われる前から、遊技者に予告演出に対する期待感を持たせることができ、遊技に対する興趣を高めることができる。この場合、前記液晶報知部36の画像表示は、予告演出が開始されるまででもよいし、予め時間を定めてその所定時間で行うようにしてもよい。さらに、予告演出が実行されてからも継続して画像表示させ、上記実施形態と同様に可視表示部Hの図柄が確定停止するまで行ってもよい。なお、予告演出が実行されてからも継続して画像表示する態様が、演出実行予期状況と演出実行状況の両方を報知する態様に相当する。
【0112】
・また、液晶報知部36において演出実行予期状況を報知する場合、該液晶報知部36における報知態様(画像の表示)を常に同一にしてもよい。このようにすれば、遊技者は予告演出が行われることを把握する一方で、予告演出の内容まで把握できないため、どのような予告演出がなされるかを期待感をもって待つことができ、遊技に対する興趣を高めることができる。
【0113】
・上記実施形態では、音声パターン及び振動パターンの選択を音声基板71で行い、発光パターンの選択をランプ基板75で行ったが、主基板51又は図柄基板52で行ってもよい。また、主基板51と図柄基板52、音声基板71、及びランプ基板75との間に主基板51によって制御される各基板を統括して制御する統括制御基板を設け、該統括制御基板で各パターンの選択を行ってもよい。
【0114】
・上記実施形態では、振動体29の振動を、音声基板71により制御したが、図柄基板52やランプ基板75、又は主基板51によって制御される他の専用基板などで制御される態様にしてもよい。
【0115】
・上記実施形態では、予告演出(大当り予告演出)をリーチ状態形成後に行うようにしていたが、リーチ状態が形成される前、即ち、各列の図柄が変動表示されているときに行ってもよい。この場合、液晶報知部36の画像G1〜G3は、前記予告演出に伴ってリーチ状態が形成される前から表示させる。また、リーチ状態が形成される前に予告演出を行う場合は、リーチ状態へ発展する可能性があることを予告するリーチ予告演出として実行してもよい。
【0116】
・上記実施形態では、予告手段23,25,29による予告演出が終了した後も液晶報知部36の各画像G1〜G3を、可視表示部Hに各図柄が確定停止するまでの間継続して表示させたが、前記予告演出に同期させて表示してもよい。即ち、予告演出の開始と共に液晶報知部36の各画像G1〜G3を表示させ、予告演出の終了と共に液晶報知部36の各画像G1〜G3を消し去る。このようにすれば、液晶報知部36により予告演出が実行中であることを的確に遊技者に伝えることができる。
【0117】
・また、前記液晶報知部36の各画像G1〜G3が消去されるタイミングを可視表示部Hにおける各図柄の確定停止時ではなく、再び可視表示部Hで図柄の変動表示が開始された時に変更してもよい。
【0118】
・上記実施形態では、予告演出を行う発光ランプ23を、前枠14における窓口21の上側に配設したが、窓口21の左右両側に配設してもよいし、遊技盤13における遊技領域の側部に配設してもよい。
【0119】
・上記実施形態では、液晶報知部36に表示される各画像G1〜G3を、各予告手段23,25,29の種類又は予告演出の内容を表現又は模倣した図形により構成されていたが、文字若しくは符号又はこれらの組み合わせから構成してもよい。その具体例の一つとして、例えば、液晶報知部36に、さらに予告演出の演出時間を表示するようにしてもよい。また、振動体29が振動と停止を繰り返したり、発光ランプ23に点灯と消灯を繰り返す(点滅する)など、予告手段23,25,29が所定の動作の繰り返しにより予告演出を行う場合、該動作の回数を前記液晶報知部36に表示してもよい。
【0120】
・上記実施形態において、予告演出態様の違いに対応した各画像G1〜G3の報知態様は、上記したものに限定されるものではなく、適宜変更させてもよい。・上記実施形態では、予告演出が実行されていることを液晶報知部36に画像G1〜G3を表示することで報知したが、可視表示部Hの近傍に報知ランプを設け、該ランプの点灯又は点滅により報知してもよい。この場合、報知ランプが報知手段に相当する。また、液晶画面の液晶報知部36を7セグメントLED式、ドットマトリクス式の表示態様をなす部材(報知手段)に変更して、予告演出が実行されていることを報知してもよい。
【0121】
・上記実施形態では、各予告手段23,25,29における予告演出態様のパターンはそれぞれ3つであったが、4以上に増やしてもよいし、2つに減らしてもよい。この場合、液晶報知部36における画像G1〜G3の報知態様もそれに合わせられる。また、各予告手段により複数の予告演出態様で予告演出が実行される場合でも液晶報知部36の報知態様は変わらないように構成してもよい。
【0122】
・上記実施形態では、予告演出及び液晶報知部36による予告演出の報知を、主基板51で大当り状態が決定された場合に具体化させたが、はずれリーチ状態が決定された場合に具体化させてもよい。この場合、上記した各遊技の展開の結果、第2図柄34に第1,第3図柄33,35と異なった図柄(例えば「6」)が表示され、全図柄33〜35が確定停止するようになる。
【0123】
・上記実施形態では、液晶画面からなる可視表示部Hを備えた図柄表示装置30を採用したが、例えば、7セグメントLED式、ドットマトリクス式、機械式(ドラム式又はベルト式)などの他の図柄表示装置を採用してもよい。これらの場合でも、液晶報知部36を可視表示部H内に配置したり、可視表示部Hの近傍に設けることで、遊技者は好適に前記液晶報知部36を認識できる。
【0124】
・上記実施形態では、液晶報知部36を常に可視表示部Hに表示させたが、予告手段23,25,29で予告演出が実行されたときのみ可視表示部Hに液晶報知部36を表示させ、それと共に各画像G1〜G3を表示させる態様にしてもよい。このようにした場合、予告演出が行われる際にそれまで表示されていなかった液晶報知部36が突然表示されることで遊技者に驚きを与えることができ、興趣を高めることができる。
【0125】
・上記実施形態において、予告演出を報知するために各画像G1〜G3を表示する際は、第1〜第3図柄33〜35を縮小表示させ、液晶報知部36を拡大表示させる態様にしてもよい。このようにすれば、より確実に遊技者に液晶報知部36による予告演出の報知を認識させることができる。
【0126】
次に、上記実施形態及び各別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)前記報知手段は、前記演出実行状況を報知する場合には前記予告演出を実行している予告手段を示す識別情報に基づき報知を実行する一方で、前記演出実行予期状況を報知する場合には前記予告演出の実行が期待できる予告手段を示す識別情報に基づき報知を実行するように構成された請求項1〜請求項4のうち何れか一項に記載の遊技機。
【0127】
(ロ)前記識別情報は、前記予告手段の種類又は予告演出の内容を、表現又は模倣した図形、表現又は模倣した文字若しくは表現又は模倣した符号又はこれらの図形、文字、若しくは符号の組み合わせからなる情報である前記技術的思想(イ)に記載の遊技機。
【0128】
(ハ)前記予告手段は、発光による予告演出を実行する発光装置、音声による予告演出を実行する音声出力装置、振動による予告演出を実行する振動装置、動作による予告演出を実行する可動装置、及び香りの発散による予告演出を実行する香気放出装置のうち少なくとも何れか一つの装置である。なお、上記実施形態では、発光ランプ23が発光装置に相当し、スピーカ25が音声出力装置に相当し、振動体29が振動装置に相当する。
【0129】
(ニ)前記報知手段は、前記演出実行状況を報知するものであって、前記予告手段によって前記予告演出が実行されると同時又は略同時に報知を開始するように構成された。
【0130】
(ホ)前記報知手段は、前記演出実行予期状況を報知するものであって、前記予告手段によって前記予告演出が実行される前に報知を開始するように構成された。
【0131】
(ヘ)前記報知手段は、前記演出実行状況を報知するものであって、前記予告手段による予告演出に同期して報知を実行するように構成された。
【0132】
(ト)前記予告手段は、特別遊技状態への展開及びリーチ状態への展開のうち少なくとも何れか一方の展開を予告するものであって、前記予告手段は、前記特別遊技状態又はリーチ状態へ展開する期待感が異なるように予告演出態様を変化させて実行可能に構成された。
【0133】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、予告手段による予告演出を遊技者に認識させ、遊技に対する興趣をより高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機を示す正面図。
【図2】図柄表示装置の可視表示部に表示された各図柄を示す正面図。
【図3】(a)は可視表示部を示す正面図、(b)は振動用画像を示す説明図。
【図4】予告演出を実行するための電気的構成を示すブロック図。
【図5】液晶報知部でスピーカの予告演出が報知される場合の遊技展開を説明する模式図。
【図6】液晶報知部で振動体の予告演出が報知される場合の遊技展開を説明する模式図。
【図7】液晶報知部で発光ランプの予告演出が報知される場合の遊技展開を説明する模式図。
【図8】別例における図柄表示装置を示す正面図。
【図9】別例における香気放出装置を備えた遊技機を示す要部拡大図。
【符号の説明】
H…可視表示部、23…発光ランプ(予告手段)、25…スピーカ(予告手段)、29…振動体(予告手段)、30…図柄表示装置(図柄表示手段)、36…液晶報知部(報知手段)。

Claims (4)

  1. 複数種類の図柄を可変させて表示可能な可視表示部が設けられた図柄表示手段と、発光可能な発光ランプと、各種音声が出力されるスピーカと、を有し、前記可視表示部に表示された図柄の組み合わせに関連して遊技が行われる遊技機において、
    前記図柄の組み合わせによる遊技の展開を遊技者に予め告げるための予告演出を実行する予告手段と、
    前記予告手段により予告演出が実行されていることを示す演出実行状況を遊技者に対して報知する報知手段とを備え、
    前記予告手段は、前記発光ランプ及び前記スピーカであって、
    前記報知手段は、前記演出実行状況を報知する場合には、前記予告演出を実行している前記予告手段を示す識別情報に基づいて前記予告演出の実行中に報知を実行するように構成されており、
    前記報知手段を前記可視表示部に表示した、又は前記可視表示部の近傍に配設した遊技機。
  2. 前記識別情報は、前記予告手段を、表現又は模倣した図形、文字、若しくは符号からなる情報である請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記予告手段は、特別遊技状態への展開及びリーチ状態への展開のうち少なくとも何れか一方の展開を予告するものであって、前記予告手段が実行する予告演出は複数種類設定されているとともに、予告演出態様の違いによって前記特別遊技状態又はリーチ状態へ展開する期待感が異なるように予告演出が対応付けられている一方で、前記特別遊技状態又はリーチ状態へ展開する期待感が異なるように予告演出態様を変化させて実行可能に構成されており、前記報知手段は、予告演出態様に対応して報知態様を変化させるように構成された請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記報知手段は、報知を開始してから前記可視表示部において図柄の組み合わせが確定的に表示されるまでの間、当該報知を継続させるように構成された請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の遊技機。
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