JP4145046B2 - 改良された液吐出便器クリーナ - Google Patents

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Description

【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は2000年7月12日出願の、No.09/614,873の一部継続出願であり、その出願は、また、1999年12月14日出願の、No.09/460,570の一部継続出願であある。
【0002】
(連邦助成の研究に関する陳述)
適用外
【0003】
(発明の背景)
本発明は液ディスペンサ、詳細には、便器のリムの下から、洗浄液および/または清浄液のような液量を吐出する装置に関する。
【0004】
便器は、見苦しい堆積物の蓄積を防止し、臭気を減少し、細菌の増殖を防止するための注意が必要である。従来より、便器は、液または粉末の洗浄材および消毒材を用いて、手動洗浄により清潔に維持され、脱臭され、消毒されている。この仕事は、便器を清潔に維持するために人手による労力を必要とする。
【0005】
手動洗浄をなくするために、各種の自動連続洗浄便器製品が提案されてきた。製品の1つのタイプは、洗浄および清浄物質の固体ブロックまたは固体粒子を備え、それが便器のリムから、噴出水の経路に置かれた容器内に吊り下げられているタイプである。米国特許3,529,309はこのタイプの便器洗浄システムの例を示す。固体洗浄ブロックは寿命が短く、固体ブロックが劣化するのに伴ない洗浄および脱臭剤の放出が低下する。
【0006】
液体洗浄剤を使用する便器洗浄システムもまた、開発されてきた。例えば、欧州特許出願EP−0538957は、便器のリムから吊り下げできる便器洗浄および/または清浄ユニットを開示しており、前記ユニットの目的は、液体活性物質を噴射毎にボトルから噴射水中に導入することである。別の類似の液吐出便器洗浄システムは、欧州特許出願EP−0785315に開示されている。この出願では、EP−0538957で開示された装置の持つ1つの問題点は、吐出ボトルの液レベルが低下するのに伴ない、液の吐出割合が時間と共に減少することであるということを述べている。
【0007】
EP−0785315に記載された吐出装置は、この問題点に対する提案される解決策として開発されたものであり、ボトルからの液流と、ボトルの外側からボトルの内側への戻りの空気流との両方を可能にする構造を有する吐出ボトルを備える。
【0008】
EP−0785315に開示された吐出装置は、前述の固体ブロックの便器洗浄システムおよびEP−0538957で開示された液吐出装置の代替品を備えるが、この代替品もまた欠点を有する。例えば、EP−0785315に記載の装置は、吐出ボトルに収容される洗浄液と常に連通し、便器の噴出水の経路中に配置される、多孔質の、液体吸収物体(すなわちスポンジ)を必要とする。このシステムは製造費用が非常に高く、噴出水中に吐出される液容量の精密な制御を実現できない。
【0009】
したがって、液体の洗浄・消毒・脱臭物質を便器に吐出できる改良された装置の必要がある。
【0010】
(発明の概要)
本発明の第1の態様では、特許請求の範囲の請求項1に定義される液吐出装置が提供される。
液の放出率は水平を基準とする吐出プレートの角度と、吐出される液の粘度と、噴出動作の強度により大幅に影響を受けることが、現在では判明している。噴出動作の強度に関するディスペンサ性能の依存性は、吐出プレートと水平との間の角度の適正な調節とともに、吐出される液の粘度の調整とにより低下させることができる。
【0011】
好ましい形態では、液ディスペンサは液を便器のリムから吐出するのに適合する。この形態では、懸垂手段が、取付け構造体と一体化した懸垂フックと案内流路とを備える。懸垂フックは、便器のリム上に配置された上端フック部分と、案内流路にスライドして挿入される下端とを有し、懸垂フックの前記下端が案内流路の内面に連結し、それにより取付け構造体とボトルとを便器リムの下側またはリムに隣接して吊り下げるようになっている。この好ましい形態では、吐出プレートの上面は、ベースの供給コンジットと液連通し、かつ複数の供給流路と液連通する集合空洞を有し、また前記集合空洞と液連通する換気スロットおよびベース縁部を有する。換気スロットにより、周囲空気はボトルに入りボトルから吐出される液を置換する。この好ましい形態の吐出プレートは、吐出プレートの縁部に固定されるデフレクタ(偏向板)も備えることができる。デフレクタの寸法は、液ディスペンサが便器のリム上に設置されるとき、便器の内面に接触するのに適する寸法である。トイレの水が流されるとき、噴出水の一部が吐出プレートの上面の吐出位置に接触し、それにより液を噴出水中に押し流す。
【0012】
本発明の第2の態様として、以下の便器のリムから液を吐出する装置が提供される。
好ましい実施形態では、取付け構造体はまた、貫通支柱の壁から外方向に延びる下側プレートを備える。吐出プレートは、取付け構造体の下側プレートから間隔を空けて、取付け構造体に一体化または取付けされており、吐出プレートの上面は供給コンジットからの液を受け取る。下側プレートおよび吐出プレートは、液を供給コンジットから吐出プレートの上面の吐出位置まで移送するのに適合する。
【0013】
本発明の第2実施形態の好ましい形態では、液ディスペンサは液を便器のリムから吐出するのに適合する。この形態では、懸垂手段がベースと一体化した懸垂フックおよび案内流路を備える。懸垂フックは、便器のリム上に配置された上端フック部分と、案内流路にスライドして挿入される下端とを有し、懸垂フックの前記下端が案内流路の内面に連結し、それによりベースとボトルとを便器リムの下側またはリムに隣接して吊り下げるようになっている。この好ましい形態では、吐出プレートは、液ディスペンサが便器のリム上に設置されるとき、便器の内面に対し上方に傾斜するのに適合し、また下側プレートもまた液ディスペンサが便器のリム上に設置されるとき、便器の内面に対し上方に傾斜するのに適合している。吐出プレートの上面とベースの下側プレートとの間の間隔は吐出プレートの長さ方向に沿って変化し、それにより、便器の内面に最も近い下側プレートの縁部と便器の内面に最も近い吐出プレートの縁部との間の第1間隔が、便器の内面から最も遠い下側プレートの縁部と便器の内面から最も遠い吐出プレートの縁部との間の第2間隔に比べて狭くなっている。吐出プレートは、吐出プレートの縁部に固定されるデフレクタも備えることができる。デフレクタの寸法は、液ディスペンサが便器のリム上に設置されるとき、便器の内面に接触するのに適する寸法である。トイレの水が流されるとき、噴出水の一部が吐出プレートの上面の吐出位置に接触し、それにより液を噴出水中に洗い流す。
【0014】
本発明の両方の実施形態では、ベースは、ボトルの口が下方向に突出する逆位置の状態で支持するようにボトルを保持し、その結果、液を重力によりボトルから吐出できる。好ましくは、ボトルは浅く、小型にして、ボトルの上部空間を最小にする。ボトルを液で充満するとき、負圧または真空(すなわち平衡圧)がボトルの上部空間に発生する。ベース上にボトルを設置した後、ボトルからの液の一部が吐出プレートの吐出位置上に流れる。噴出水が吐出プレートの吐出位置から液を洗い流すと、別の液がボトルから吐出され、周囲空気がボトルに流れ込み、ボトルから吐出された液を置換する。ボトルに流れ込む周囲空気の容量は、吐出プレート上のまたはそれに隣接する、換気スロットまたはコンジットにより制御できる。この方法では、周囲空気は計器のように作用し、各噴出後にボトル内の圧力が平衡圧に戻ることを保証することにより、線形の、一定液放出配合を可能にする。
【0015】
本発明は、スポンジまたは同様な多孔性吸収材料が液の流路内に配置され、反転されているボトルから液が急速に流れ出すことを防いでいる、EP−0538957およびEP−0785315のような、従来の液吐出装置に比べて大幅な改良を実現している。上に詳しく述べたように、これら従来の液吐出装置の多孔性材料は、多孔性媒体の製造上の変動性により、噴出水中に吐出される液容量の精密な制御が不可能である。
【0016】
本発明の利点は、液リザーバから吐出プレート上の吐出位置まで制御された一定方法で液を移送する、液吐出装置を提供することである。さらに詳細には、本発明の利点は、便器のリムから液を吐出して、制御された一定の液量を各噴出中に吐出する吐出装置を提供することである。
【0017】
本発明のこれらおよびその他の特徴、態様、および利点は、以下の詳細な説明、添付特許請求の範囲、および添付図面を考察することにより、さらによく理解されるであろう。
【0018】
(好ましい実施形態の詳細な説明)
最初に図1〜9を説明する。便器のリムから液を吐出する液ディスペンサ10を示している。液ディスペンサ10は、液を収容するボトル18と、ボトル18を保持するベース24と、便器のリムからベース24およびボトル18を吊り下げる懸垂フック12とを備える。
【0019】
製造を容易にするため、懸垂フック12、ボトル18、およびベース24は、図7に示すように別個のコンポーネントとしても形成できる。種々の材料を使用して懸垂フック12、ボトル18、およびベース24を形成できるが、これらコンポーネントは不透明の熱可塑性材料、例えば着色したポリエチレンまたはポリプロピレンなどの材料から形成するのが望ましい。ディスペンサに使用される液は、特定の便器洗浄用途に必要な洗浄・発泡・消毒・芳香特性を有する任意の液配合でよい。
【0020】
図5に示すボトル18の好ましい形態では、ボトル18は、他の不透明ボトル18の部分上を垂直に延びる澄んだ、または透明なビュー・ストライプ(目視用窓)23を備える。透明なビュー・ストライプ23により、ユーザはボトル18内の液の残留レベルを知ることができる。1つの好ましい実施形態では、ボトル18は約45ミリリットルの液配合で充填され、その後ディスペンサがリム上にフックで取付けられる。
【0021】
ベース24は、直立部材26の縦に延びる案内流路25を有する、一体型の細長い直立部材26を備える。懸垂フック12は、ベース24とボトル18とが便器リム上に設置されるとき、案内流路25内に挿入される。懸垂フック12の下端13は、案内流路25内に懸垂フック12を挿入する際、案内流路25の内面に圧入機構で嵌合するタブ部分14を備え、それにより、懸垂フック12がベース24に取付けして保持されるようにする。案内流路25の伸縮機構と懸垂フック12とにより、液ディスペンサ10は多様な便器リム構造に適合できることがわかる。
【0022】
ベース24はまた、上端32で終端する背面壁36を備える。背面壁36および上端32は、ボトル18をベース24上に設置するときに、ボトル18を保持する取付け構造体60を形成する。取付け構造体60中心部分には、図7に示すように、貫通支柱27を囲む環状流路37を備え、その流路を使用して、液吐出装置10を便器リム上に設置したときに、ボトル18から液を移送する。
【0023】
図9により、ボトル18のベース24上への設置を詳細に示す。ベース24の貫通支柱27は、供給コンジット31を形成する円筒形チューブ部分28を備える。チューブ部分28の上端29は傾斜して終端し、楕円開口を形成する。
【0024】
ボトル18は、輸送および保管のためにボトル18内の液を封入する密封体20で封じられる円形口19を含む。図9に示すボトルの実施形態では、密封体20は、ボトル18の口19の円形フランジに連結する流路を持つ熱可塑性材のキャップである。フォイルまたはプラスティック膜などの他の密封体も、ボトル18の口19を密封するのに適合する。図9に示す密封体20の中心部分は、厚みの薄い円形領域22を持つ破砕しやすい密封部21を有する。設置において、ボトル18はベース24の貫通支柱27上を、密封体20の円形内壁が貫通支柱27の円形外面にほぼ一直線になるように方向合わせされ、貫通支柱27の上端29が破砕しやすい密封部21の円形領域22に破裂が生じるまで、ボトルはA方向に移動される。この後、ベースの供給コンジット31はボトル18の口19と液連通し、液がボトル18から供給コンジット31を通って流れ、重力によって貫通支柱27の底の吐出穴38から流れ出ることができる。貫通支柱27、密封体20、ボトル18の口19の寸法を適正な寸法にすることにより、ボトルをベース24上に設置するときに、液密封が形成される。
【0025】
ベース24の底面には、噴出液中への液配分を配給するのに役立つ吐出プレート40がある。吐出プレート40は、ベースに取付ける別個のコンポーネントでもよく、またはベース24と一致化してもよい。吐出プレート40は着色されたポリエチレンまたはポリプロピレンなどの非多孔質熱可塑性材料から形成されるのが望ましい。
【0026】
図8、10A、10B、10C、11Aは吐出プレート40およびそれのベース24上の位置の第1実施形態の構成を示す。最初に図11Aによれば、吐出プレート40は、ベース24の縁部43から内側方向の位置にある上面42に形成された、集合空洞44から放射状に出る一連の毛細管48を持つ上面42を有する。毛細管48は種々の横断面形状を持ってもよく、好ましくは、四角形、長方形、または三角形横断面形状である。
【0027】
図10A、10B、10Cによれば、毛細管48の深さも種々の形状で構成できる。図10Aでは、毛細管48の下面49は、集合空洞44から毛細管48の外側端部50までの集合空洞44の下面52と共面であり、それにより毛細管48の深さが集合空洞44の深さにほぼ等しくなる。図10Bでは、毛細管48の下面49bは、集合空洞44下面52から毛細管48の外側端部50まで、階段状に後退している。図10Cでは、毛細管48の下面49cは、集合空洞44から毛細管48の外側端部50までの集合空洞44の下面52の下に位置し、それにより毛細管48の深さが集合空洞44の深さより長くなる。
【0028】
毛細管48の別の深さ構成も可能である。例えば毛細管48の下面49は集合空洞44の下面52に対しそれの外側端50の方向に下方に傾斜してもよい。毛細管のこれら深さの構成の各々は、本明細書で以下に述べるように、便器への液配給の制御に役立てることができる。
【0029】
図11A、11B、11C、11D、11Eによれば、吐出プレート40の上面42での毛細管48および集合空洞の種々の配置が可能であることが分かる。図11Aでは、集合空洞44は、吐出プレート40の長軸方向にほぼ平行に向いている長円形形状を有し、毛細管48は長円形集合空洞44の1つの側面から外方向に放射状に出ている。図11Bでは、集合空洞44bは、その長軸が吐出プレート40bの長軸方向にほぼ平行に向けられた三日月形状を有し、毛細管48bは三日月形集合空洞44bの1つの側面から外方向に放射状に出ている。図11Cでは、集合空洞44cは、その長軸が吐出プレート40cの長軸方向にほぼ平行に向けられた長円形形状を有し、毛細管48cは長円形集合空洞44cの1つの側面から外方向に放射状に出ており、それら毛細管48cは長円形集合空洞44cから離れるに伴ない幅が増加する。
【0030】
図11Dによれば、集合空洞44dは、その長軸が吐出プレート40dの長軸方向にほぼ直角に向けられた長円形形状を有し、毛細管48dは長円形集合空洞44dの両側面から外方向に放射状に出ており、それにより毛細管48dの少なくともいくつかの主部分が吐出プレート40dの長軸方向にほぼ平行になっている。図11Eでは、集合空洞44eは、その長軸が吐出プレート40eの長軸方向にほぼ平行に向けられた長円形形状を有し、毛細管48eは長円形集合空洞44eの1つの側面から外方向にランダム形状で放射状に出ている。
【0031】
図8に戻ると、図はベース24の別の構造に対する吐出プレート40の配置を最も良く示している。吐出プレート40はベースに取付けられ(別個の工程またはベース成形の一部のどちらであっても)、それにより吐出プレート40の集合空洞44はベース24の供給コンジット31に液連通する。図8に示す本発明の実施形態では、貫通支柱27の底面の吐出穴38を使用して、供給コンジット31と吐出プレート40の集合空洞44との間に流路を設ける。この構成の結果として、液はボトル18から出て、ベース24の供給コンジット31に入り、吐出穴38を通過して吐出プレート40の集合空洞44に流れ込む。次に液は吐出プレート40の集合空洞44から吐出プレート40の上面42の毛細管48に流れ込む。その後液は毛細管48の外側端50方向に移動し続け、そこで液は便器に吐出されるが、これに付いては本明細書で以下に述べる。種々の手段を使用して、液を吐出プレート40の集合空洞44から毛細管48内に移送できる。第1に、液の毛細管48の側面への粘着性により発生する毛管現象は、液を毛細管48の外側端50方向に移送するように作用する。第2に、図10Bおよび10Cに示し、さらに以下に述べるように、毛細管48の深さを集合空洞44の深さに比べて大きくできる。これは、液を集合空洞44から毛細管48の外側端50方向に移送するのに役立つ。
【0032】
第3に、吐出プレート40を下方に傾斜させ、集合空洞44を毛細管48より高くすることができる。例えば、図8に示すように、吐出プレート40は、水平ラインHに対し角度Xで下方に傾斜している。吐出プレート40のこの構成では、集合空洞44は毛細管48より高くなり、液は集合空洞44から毛細管48方向に向かい下方に流れる。吐出プレート40とベース24とを、角度Xが約10〜30°になるように構成することにより、向上した液流特性が得られることが判明している。吐出プレートの下方角度はまた、動作中の、ボトル18への水の吸い上げを最小にするのに役立つ。当然、集合空洞44から毛細管48への液流を制御するこれらの方法の各々は、単独、または他の有効な方法と結合させて使用できる。
【0033】
ディスペンサの最適構成の研究において、動作の実際のメカニズムが詳細に研究された。発明者らは学説に拘束されることを望まず、ディスペンサは空気−液体交換メカニズムの原理で動作すると信じている。装置が最初に起動されるとき、リザーバ内に存在し、使われている液は主として、重力および毛細管現象による力の合成された影響を受け、毛細管内に流れ込む。この結果、リザーバ内の液の上の上部空間に真空が発生する。この真空は、液をリザーバから引き出す重力および毛細管現象による力に対抗するものであり、したがって、放出率の減少を引き起こし、この状態は真空が十分な大きさに達して、放出が完全に停止するまで続く。この点以降、レザーバからの液の放出は、多少の空気が上部空間に入り真空レベルを低下させる場合にだけ、発生するかもしれない。水がリザーバに入る場合、それが使われている生成液の希釈を引き起こすが、そのレベルの低下は発生しない。しかし、噴出の間に、空気と水の混合がリザーバに入り、多少の希釈および生成液のレベルの低下を引き起こす。噴出中に、リザーバに入る空気と水の相対割合は、生成液の希釈の程度とそれのレベル低下を決定する。理想的には、噴出中に、空気だけがリザーバに入ることである。前述の力により発生する流れに加えて、リザーバからの液の流れに他の要素、例えば毛細管内の液表面の表面張力の傾斜、表面活性剤の拡散、色素およびが液中に存在する他のコンポーネントなどの要素が入る。このような後者の要素は一般にリザーバ内の液レベルを低下させない。したがって、リザーバ上部空間への空気の流入は必要条件である。
【0034】
いくつかのパラメータ、例えば吐出プレート40の水平に対する角度、吐出される液の粘度、噴出動作の強度、および毛細管プレート上の毛細管の役割などのパラメータが試験された。これらパラメータは機器を使用して試験され、その結果、ディスペンサ内の液の重量損失が噴出数の関数(すなわち、放出率)として測定でき、吐出プレートの水平に対する角度を0〜30°に変化でき、吐出される液の粘度が2000〜4000センチポアズに変化でき、噴出当り50または250mlどちらの水を使用しても、毛細管の有る場合または無い場合のどちらの吐出プレートも使用できる。
【0035】
噴出の強度に関しては、噴出強度は実生活での便器のリムの下の位置により変化することに注意すべきである。予測されるように、リザーバ内の液の放出率は噴出強度と共に増加する。つまり、水250mlを噴出するときの放出率は、水50mlを噴出するときの放出率より多い。噴出強度を増加すると、通常、毛細管プレートとリザーバの出口穴との間の領域の擾乱の程度が増加する。この増加した擾乱により、噴出中の、リザーバに入る水に対する空気の割合が増加する。これの実際の影響は、前述のように、放出率の増加を招く。擾乱の発生に加えて、噴出動作はまた、ディスペンサの機械振動を発生し、その振動が空気/液メニスカス不安定性またはリザーバの出口穴での相互作用を生じる。不安定性が増大するほど、空気気泡が上部空間に入り易くなる。しかし、放出率の差の大きさは別の要素、例えば吐出プレートの角度および液の粘度のような要素に依存する。
【0036】
毛細管プレートの水平からの角度の研究において、毛細管プレートとリザーバの軸との角度は一定に維持し、観察されるすべての変化の発生要因を分離するようにした。放射率に関する毛細管プレートの角度の影響は、きわめて明白である。毛細管プレートと水平との間の角度0°での、水の噴出率50および250mlの両方での状態では、112回の噴出後、リザーバからほとんど液は除去されなかった。つまり、50または250mlのどちらも、角度0°での状態においては、112回の噴出完了後、液の約95%がリザーバ内に残った。しかし、角度を30°に変化させると、噴出当り50mlの水の112回の噴出後、液の20%だけがリザーバ内に残り、250mlの水の80回の噴出後、液の20%だけがリザーバ内に残った。したがって、吐出プレートと水平との間の角度は約5°より大きく、好ましくは約10〜30°、さらに好ましくは約20〜30°にすべきである。吐出プレートと水平との間の角度変化に応じて発生するこの差の理由は、角度が増加すると、リザーバの出口穴で形成される垂滴のメニスカスが、軸対称から離れるためである。離れる度合いが増加すると、メニスカスの状態が、リザーバ内の液に対して、出口穴の一方側で下方に凹面になり、他方側で上方向に凸面になる状態が発生する。これにより、噴出の間に発生する振動および擾乱により、空気気泡が上部空間に入り易くなる。実際、角度が臨界値を超えると、液は連続的に流出し、一方、出口穴の他方側には連続的な空気が認められる。この臨界角度の値は、出口穴のサイズ・液の表面張力・液とリザーバの硬質面との接触角度などの要素に依存する。
【0037】
リザーバ内の液のレオロジ(流動学)もまた、装置の性能に影響する複数のパラメータに影響を与える。液の粘度は、所定の正の全体駆動力に対し、液の放出における大きな抵抗を発生する。液の粘度および弾性特性は、所定のプレート角度に対し、噴出動作またはリザーバの上部空間内の十分な真空の発生のどちらかによる空気/液メニスカスの不安定性の増加割合に影響を与える。したがって、粘度および弾性特性は、空気気泡が移動して上部空間内に達するどうかを決定し、移動して達する場合は、前記特性は気泡が移動する速度を決定する。液が大きい降伏強度を有する場合、空気気泡は上方に移動して上部空間に達することができないこともあり得る。ディスペンサで使用される液生成物の弾性特性、例えば降伏強度を測定しない場合には、粘度は2000〜4000センチポアズで変化して、2つの異なるプレート角度(15および30°)の装置からの放出率を決定することになる。リザーバ液の粘度および角度の4つの組合わせの各々に対し、100回の噴出を使用した。100回の噴出の完了後、テストの各々に対しリザーバ内に残った液のパーセンテージを測定した。10°で吐出された3500センチポアズの液は約94.5%が残り、10°で吐出された2000センチポアズの液は約91%が残り、20°で吐出された3500センチポアズの液は約82.5%が残り、20°で吐出された2000センチポアズの液は約80.5%が残った。したがって、液の粘度は吐出割合に対し一定の影響を持ち、低粘度液は急速に吐出されることが判明し、また吐出プレートと水平との角度が大きくなると、急速な吐出を引き起こすことも判明した。吐出される液に対し、最大10,000センチポアズの粘度が許容されるが、液の粘度は、約1000より高い、好ましくは2000より高い、さらに好ましくは約2000から4000が望ましい。
【0038】
放出率に関する吐出プレートの毛細管の役割もまた検討された。毛細管のある場合と、無い場合の両方のプレートを使用して試験を実行し、2つの異なる角度(15°および30°)、2つの異なる粘度(2000および4000センチポアズ)における装置からの放出率を測定した。毛細管は放出率に関して、特に低粘度と大きいプレート角度において、有利な影響を有することが判明した。
【0039】
前述の、液をボトル18から吐出プレート40の上面42の位置まで移送する手段は、液吐出装置10の使用を図12および13を引用しても説明できる。図12は、開放型リムを持つ便器16Bに使用するときの、液吐出装置10の構成を示す。便器16Bのリムから吊り下げられた液吐出装置10において、噴出水Wの流れが各噴出により吐出プレート40に接触することが分かる。図13は、ボックス型リムを持つ便器16Aに使用するときの、液吐出装置10の構成を示す。便器16Aのリムから吊り下げられた液吐出装置10において、噴出水Wの流れがまた各噴出により吐出プレート40に接触することが分かる。噴出水が図12と13の吐出プレート40に接触するとき、噴出水は吐出プレート40の上面42の毛細管48内に存在する液と混合し、その後便器内に配給される。
【0040】
噴出水が液を吐出プレート40の吐出位置から便器水中に洗い流した後、前述のように、液の新たな供給がボトル18から毛細管48に配給される。液が噴出水中に吐出されるときに、空気がボトル18内へと通気できるようにするために、吐出プレート40の上面42に換気スロット46が設けられている(図8、10A、11Aで明瞭に示される)。換気スロット46は集合空洞44とベース24の縁部43との間に流路を提供する。この流路により、周囲空気がボトル18に入り、そこから吐出される液と置換する。
【0041】
次に図14では、液配合の便器水中への配給を制御するのに役立つ、液ディスペンサ10のオプション形態を示す。具体的には、デフレクタ55が吐出プレート40の縁部に取付けられており、液配合の便器水中への配給を正確に制御する。デフレクタ55により、液ディスペンサ10は、市場の多数の便器の多種多様な便器外形に適合できる。デフレクタ55の1つの形態では、デフレクタ55は軟質材料で形成され、軟質膜として作用し、便器内面の形状に一致して、便器からの便器噴出水が分布プレート40全体に経路分けでき、さらに確実に液配合が各噴出で便器中を洗い流される。デフレクタ55のこの形態は複合射出成形方法により形成でき、この場合、異なる熱可塑性材料、軟質デフレクタ用の軟質ワイパ材料と吐出プレート用の硬質材料とが一緒に成形される。デフレクタの別の実施形態では、デフレクタは、便器の内面の形状に一致するように、吐出プレートの縁部に蝶番式に取付けられる。デフレクタのさらに別の実施形態では、デフレクタと吐出プレートとの構成は、吐出プレートが、デフレクタに連結し、デフレクタを吐出プレートの方向およびそれから離れる方向にスライド可能にする案内スロットを備え、それによりデフレクタが、便器の内面の形状に一致するように構成されている。
【0042】
図15および15Aは液ディスペンサの貫通支柱の代替構成を示す。この実施形態では、貫通支柱27aは中心換気コンジット28aと、中心換気コンジット28aから外方向に延びるフィン30とを有する。中心換気コンジット28aとフィン30とは、供給コンジット31aを構成する。貫通支柱27aの中心換気コンジット28aの上端29aを使用して、破砕しやすい密封21の円形領域22を破裂させて、ボトルの密封体20を開く。この後、供給コンジット31aはボトル18の口19と液連通し、液がボトル18から供給コンジット31aを通って、吐出プレート40の上面42上に流れ出ることができる。貫通支柱27aのこの実施形態では、液が噴射水中に吐出されるとき、空気は吐出プレートの穴35と中心換気コンジット28aを通りボトル18内に通気される。
【0043】
図16には、便器リムから液を吐出する液ディスペンサ10Aの別の実施形態を示す。本発明のこの実施形態では、変更されたベース24aを使用してボトル18を保持する。ベース24aは、前述の図1〜9に示したベース24と基本的に同一形態である。しかし、吐出穴38aをベース24aの貫通支柱27の底面に中心部分に設けており、ベース24aは貫通支柱27の壁から外方向に延びる下側プレート34を備える。下側プレート34の下面はまた、液を吐出穴38aから下側プレート34の縁部へと導くのに役立つ流れ溝39を備える。液ディスペンサ10Aはまた、下側プレート34と間隔を空けた状態で、ベース24aに一体化されるかまたはベース24aの取付けられる吐出プレート40aを備える。この構成では、吐出プレート40aの上面42gは吐出穴38aを通る供給コンジット31からの液を受け入れる。液ディスペンサ10Aの構成は、吐出プレート40aの上面42gとベース24aの下側プレート34との間の間隔が吐出プレート40aの長さ方向に沿って変化するように構成されている。図16は、距離D1が吐出プレート40aとベース24aの下側プレート34との間の距離D2より大きいことを示している。
【0044】
図16の液ディスペンサ10Aが便器リム上に設置されるとき、便器の内面に最も近い吐出プレート40aの縁部と、便器の内面に最も近い下側プレート34の縁部とが、最も近接する。これは図16の距離D3で示される。吐出プレート40aおよび下側プレート34は便器内面から離れる方向に移動するにしたがい、吐出プレート40aと下側プレート34との間の間隔は広がる。便器の内面から最も遠い吐出プレート40aの縁部と便器の内面から最も遠い下側プレート34の縁部とにおいて、換気間隔58が吐出プレート40aと下側プレート34間に形成され、液が噴射水中に吐出されるとき、空気は換気コンジット31を通りボトル18内に通気される。
【0045】
吐出プレート40aと下側プレート34とは下方に傾斜するようにされ、液配合が吐出プレート40aと下側プレート34上に蓄積され、そこで最も近接する。したがって、液ディスペンサが便器のリム上に設置されるとき、下側プレート34は便器の内面に対し傾斜している。図16はこれを示し、図では下側プレート34が水平ラインHに対し角度Yで下方に傾斜している。また、液ディスペンサが便器のリム上に設置されるとき、吐出プレート40aは便器の内面に対し傾斜している。吐出プレート40aと下側プレート34とを、角度Yが約10〜30°になるように構成することにより、向上した液流特性が得られることが判明している。さらに、吐出プレート40a、下側プレート34の便器内面に対する傾斜関係により、水の吸い上げが最小になる。軟質デフレクタ55aを吐出プレート40aの縁部に取付けることにより、前述のように、液配合の便器水中への配給を正確に制御できる。
【0046】
吐出プレート40aと下側プレート34との間隔は、ボトル18に使用する液の種類に依存して変化する。具体的には、液の粘度と液の表面張力が、吐出プレート40aと下側プレート34の長さ方向に沿う各点での、吐出プレート40aと下側プレート34との間の望ましい間隔を正確に決定するための重要な要素である。吐出プレート40aと下側プレート34との間隔を、液の粘度および表面張力の値に応じて配置することにより、吐出プレート40aの縁部への液の流れを制御でき、したがって、各噴出で吐出される液量を制御できる。
【0047】
次に図17〜28には、便器のリムから液を吐出するさらに別の液ディスペンサ110を示す。液ディスペンサ110は液を収容するボトル118と、ベース124と、ベース124に取付けてボトル118を保持する取付け構造体160を構成するインサート193と、便器のリムから取付け構造体160およびボトル118を吊下げる懸垂フック112とを含む。製造を容易にするため、懸垂フック112、ボトル118、インサート193、およびベース124は、図23に示すように、別個のコンポーネントとして形成できる。種々の材料を使用して懸垂フック112、ボトル118、インサート193、およびベース124を形成できるが、これらコンポーネントは不透明の熱可塑性材料、例えば着色したポリエチレンまたはポロプロピレンなどの材料から形成するのが望ましい。ディスペンサに使用される液は、特定の便器洗浄用途に必要な洗浄・発泡・消毒・芳香特性を有する任意の液配合でよい。
【0048】
図21および22に示すボトル118の好ましい形態では、ボトルは、他の不透明ボトル118の部分上を垂直に延びる無色または透明なビュー・ストライプ123を備える。透明なビュー・ストライプにより、ユーザはボトル118内の液の残留レベルを知ることができる。ボトル118の幅に関する透明ビュー・ストライプの特定位置および正確な寸法はそれほど厳密ではなく、ユーザがボトルの内容物を容易に見られるだけでよい。本発明の1つの好ましい実施形態では、ボトル118は約45ミリリットルの液配合で充填され、その後ディススペンサが便器のリムにフックで取付けられて使用される。
【0049】
インサート193とベース124とは一体に組み合され、ボトル118の取付け構造体160を形成する。図23に示すように、円筒形壁180がインサート123の下端から外方向に突出しており、それにより貫通支柱127を囲む環状流路137を形成し、その支柱の内側に供給流路131を構成し、それを使用して、液吐出装置110を便器リム上に設置したときに、ボトル118から液を導く。円筒形壁すなわち環状流路壁180は、環状流路137外壁であり、貫通支柱127が前記ボトルの口の内面に連結するのと同様に、前記ボトルを貫通支柱127に連結するときボトル118の口の外面に連結する。これにより、貫通支柱とボトルの口との間の連結漏れを防止する。インサート193の環状流路壁180は、直径方向の反対側の外側に突出するタブ182と、柔軟な連結手段183とを備える。この連結手段183は、ベース124を正確にかつ強固に位置決定し、ベースに対しボトルを正しい位置に固定し、その一方で、ディスペンサのコンポーネントの組立を容易にする。図24〜27はインサート193の詳細を示し、図では貫通支柱127が底面または下壁面186で終端する供給コンジット131を構成している。図24〜27に示すように、下壁面186は円筒形コンジット131の底面を形成し、この吐出穴138を有する。好ましくは、前記吐出穴138は円形であるが、図27aに示す吐出穴138aのように長円形にもできる。下壁面186はまた、上方に延び、貫通支柱127の上端129より上に突出する突起184を備える。さらに下壁面186は、立ち上がり187を備え、これは供給コンジットの下壁面186を吐出プレート140の上面142から分離するのに役立つ。
【0050】
インサート193とベース124とは、次のようにして一体に組み合わさっている。図23に示すように、ベース124はインサート193を収納する一体型の細長い直立部材126を備える。インサート193は、外側に突出し、好ましくは円筒形壁180の直径の反対側にある両タブ182が、ベース124から上方に突出する取付けクリップ178の下に位置しこれに係合、連結するまで、直立部材126内を下方に移動する(図26)。同時にタブ183はベース124に連結し、支持固定の強度を増す。同時に、直立部材126の縦に延びる案内流路125が、インサート193と直立部材126と間に形成され、ベース124とボトル118とを便器リム上に設置するとき、その流路中に懸垂フック112が挿入される。懸垂フック112の下端113は、案内流路125内に懸垂フック112を挿入する際、案内流路125の内面に圧入機構で嵌合するタブ部分114を備え、それにより、図25および25に示すように、懸垂フック112がベース24に取付けて保持されるようにする。案内流路125の伸縮機構と懸垂フック112とにより、液ディスペンサは多様な便器リム構造に適合できる。図23では、ベース124はまた、上端132で終端する背面壁136を備え、ボトルをベース124上に設置するときに、ボトル118を保持する取付け構造体160の部分を形成する。
【0051】
図25には、取付け構造体160上にボトル118を設置している状態を詳細に示す。インサート193の貫通支柱127は、供給コンジット131を形成する円筒チューブ部分128を備える。チューブ部分128の上端129は傾斜して終端し楕円形口を形成する。
【0052】
ボトル118は、使用するまで、輸送および保管のためにボトル118内の液を封入する密封体120で封じられる円形口119を含む。図25に示すボトルの実施形態では、密封体は、ボトル118の口119の円形フランジに連結する流路を持つ熱可塑性材のキャップである。フォイルまたはプラスティック膜などの他の密封体も、ボトルの口を密封するのに適合する。図25に示す密封体120の中心部分は、厚みの薄い円形領域122を持つ破砕しやすい密封部121を有する。設置において、ボトル118は貫通支柱127の上部に、密封体120の円形内壁が貫通支柱127の円形外面にほぼ揃うように方向合わせされ、貫通支柱127の上端が破砕しやすい密封部121の円形領域122に破裂が生じるまで、ボトルはA方向、ベース124方向に移動される。インサート193の下壁面186上の、上方に延びる突起184は、破砕しやすい密封部121を貫通支柱127の上端129から離して維持するのに役立ち、破砕しやすい密封部が供給コンジット131の楕円口を再密封するのを防止する一方で、液がボトル118の口119から流れ、供給コンジット131を通り、底面または下壁面186の吐出穴138から出る。同時に、ボトル118の口119が貫通支柱127の壁180と円筒チューブ部分128間に形成された環状流路137内に挿入される。貫通支柱127、密封体120、ボトル118の口の寸法を適正な寸法にすることにより、ボトルをベース124上に設置するときに、液密封が形成される。
【0053】
図17〜28では、ベース124の底面には、噴出液中への液配分を配給するのに役立つ吐出プレート140がある。吐出プレート140は、ベースに取付ける別個のコンポーネントでもよく、または図のようにベース124と一致化してもよい。吐出プレート140は着色されたポリエチレンまたはポリプロピレンなどの非多孔質熱可塑性材料から形成されるのが望ましい。
【0054】
図28は吐出プレート140の構成を示す。吐出プレート140は、ベース124の縁部143から内側方向に間隔を空けた位置で吐出プレートの上面142に形成された、集合空洞144から外方向に放射状に出る一連の毛細管148を持つ上面142の周辺にリム166を有する。毛細管148は、図29a〜29fに示すような、種々の横断面形状にできる。
【0055】
図29a〜29fでは、毛細管148は、例えば図29aおよび29c〜29fの角A1、ならびに図29bの角A2のような、側壁間で種々の先端角を形成する傾斜側壁177を有することができる。毛細管はまた、図29b〜29fのD1、および図29aのD2のような種々の深さを持つこともできる。このような各毛細管の中心は、図29cの突起179aのような、吐出プレート140の上面142まで延び、半径R1の丸い上面で終端する突起、または図29dの突起179bのような、吐出プレート140の上面142より上に高さH1まで延びる突起のような、上方に延びる突起を備えることができる。毛細管の下部分はまた、図29eに示す半径R2の丸い下面で終端できる。図29a〜29fの毛細管構成の各々を吐出プレート140に使用し、特定液洗浄液配給特性、すなわち粘度、厚み、表面張力を持つ吐出装置を製造できる。代替実施形態では、毛管プレートは凹んだ空洞を備え、その中に焼結多孔質プラスティック・パッドを置いて、吸上げ装置として利用することもできる。
【0056】
図28によれば、吐出プレート140はまた、集合空洞144により、噴出水のボトル118への吸収を制限する役割を果たす2つの形態を持つことが分かる。第1は、吐出プレート140は集合空洞144を囲む少なくとも1つの隔壁154を含む。これらの隔壁154は集合空洞の側面および背面から水が集合空洞144に入るのを防ぐ。第2は、吐出プレート140は吐出プレート140を貫通して延びる1対の排水コンジット152を含む。排水コンジット152の機能は隔壁154近くの吐出プレート140領域から水を排出する。さらに、ノッチまたは開口188が、供給コンジット131の底面または下壁面186の下の立上がり187に設けられ、毛細管148を経由する、ベース124の表面142全体の吐出穴138からの液の流れを改良している。底壁の立上がりの前面および側面の部分を選択的に除外すること、すなわちノッチまたは開口を設けることは、ボトルの換気およびディスペンサからの余剰水の排出を促進することが判明している。
【0057】
図24に戻ると、図は、ベース124の別の構造に対する吐出プレート140の最良位置を示す。吐出プレート140は、別個の工程またはベース成形の一部のどちらかで取付けられ、それにより吐出プレートの集合空洞144はインサート193の供給コンジット131に液連通する。図24に示す実施形態では、貫通支柱127の底面の吐出穴138が、供給コンジット131と集合空洞との間に流路を提供する。この構成の結果として、液はボトル118から出て、ベース124の供給コンジット131に入り、吐出穴138を通過して吐出プレート140の集合空洞144に流れ込む。次に液は集合空洞144から吐出プレート140の上面142の毛細管148に流れ込む。その後液は毛細管148の外側端150方向に移動し続け、そこで液は噴射水と共に便器に吐出される、これに付いては本明細書で以下に述べる。
【0058】
吐出プレート140はまた、吐出プレート140から上方に延び吐出穴138および供給コンジット131内に入る垂直支柱181を含むことができる。この垂直支柱は、吐出される液の表面張力を破壊させ、そこからの流れ特性を改良する目的を持つ。図24および25に示すように、表面張力破壊支柱181は好まくは、しかし必須ではなく、吐出穴138に中心にあり、下壁面186の表面より上に短い寸法で突出してもよい。
【0059】
種々の手段を使用して、液を吐出プレートの集合空洞144から毛細管を通して毛細管の外側端150まで移送できる。第1に、液の毛細管148の側面への粘着性により発生する毛管現象は、液を毛細管の外側端方向に移送するように作用する。さらに、毛細管148の深さを集合空洞144の深さに比べて大きくできる。これは、液を集合空洞144から毛細管の外側端方向に移送するのに役立つ。好ましくは、吐出プレート140を水平位置から、約10°〜30°の角度で下方に傾斜させ、集合空洞144を毛細管の外側端150より高くする。
【0060】
当然、集合空洞144から、毛細管内へのおよびそれを通過して毛細管の外側領域150に流れる液流を制御するこれらの方法の各々は、単独、または他の方法と結合させて使用できる。
【0061】
前述の、液をボトル118から吐出プレート140の上面142の位置まで移送する手段は、液吐出装置110の使用を図30および31を引用しても説明できる。図30は、開放型リムを持つ便器116Bに連結して使用するときの、液吐出装置110の構成を示す。リムから吊り下げられた液吐出装置110において、噴出水Wの流れが各噴出により吐出プレート140に接触し、吐出プレート140上面142から便器内に液が移動することが分かる。同様に、図31は、ボックス型リムを持つ便器116Aに連結して使用される液吐出装置110の構成を示す。便器116Aのリムから吊り下げられた液吐出装置110において、噴出水Wの流れがまた各噴出により吐出プレート140に接触することが分かる。噴出水が吐出プレート140に接触するとき、噴出水は吐出プレート140の上面142の毛細管148内に存在する液と混合し、その後便器内に配給される。噴出水が液を吐出プレート140の吐出位置から便器水中に洗い流した後、前述のように、液の新たな供給がボトル118から毛細管148に配給される。液が吐出プレート上に吐出されるときに、空気がボトル118内を通気できるようにするために、図28に示すように、吐出プレート140の上面142に、プレートの背面143を通るように換気スロット146が設けられている。この換気スロット146は集合空洞144と外気との間に流路を提供し、周囲空気がボトル118に入り、そこから吐出される液と置換する。
【0062】
本発明による液ディスペンサ10および110で実施される毛細吐出管の使用は、噴射水に対し線形の、一定液量を供給にする。液ディスペンサの1つの実施形態は、平均使用において、約1か月で終了するように設計され、最初から最後まで、各噴射で一定の発泡・洗浄・消毒・芳香特性を提供する。吐出プレート上の毛細管に使用は、開示したように、噴射間の芳香の安定レベルでの吐出において極めて重要である。この理由は、毛細管の表面領域が、各噴射後適正な芳香を周囲に吐出することを保証するためである。
【0063】
当業者には、本発明は好ましい実施形態以外の方法により実施な可能なことは認識されるところである。好ましい実施形態は説示の目的で示したものであり、これに限定されるものではない。例えば、液吐出装置を使用して、便器のリム以外の場所(例えばバスタブ)で液を吐出できる。したがって、添付の特許請求の範囲は、本明細書に含まれる好ましい実施形態の記述に限定されるものではない。
【0064】
(産業利用性)
本発明を使用してリザーバまたはボトルから液を吐出できる。詳細には、本発明を使用して、便器のリムから洗浄液および/または清浄液量を吐出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による液吐出装置の斜視図である。
【図2】 本発明による液吐出装置の正面図である。
【図3】 本発明による液吐出装置の右側面図であり、左側面は右側の鏡像である。
【図4】 本発明による液吐出装置の底面図である。
【図5】 本発明による液吐出装置の背面図である。
【図6】 本発明による液吐出装置の平面図である。
【図7】 液吐出装置のコンポーネントを示す組立分解図である。
【図8】 図2の線8−8に沿って切断された断面図である。
【図9】 ベース上にボトルを設置する前の、液吐出装置のボトルとベースとの部分断面図である。
【図10A】 液吐出装置の吐出プレートの第1実施形態の断面図である。
【図10B】 液吐出装置の吐出プレートの第2実施形態の断面図である。
【図10C】 液吐出装置の吐出プレートの第3実施形態の断面図である。
【図11A】 図8の線11A−11Aに沿って切断された吐出プレートの平面図である。
【図11B】 別の吐出プレートの平面図である。
【図11C】 さらに別の吐出プレートの平面図である。
【図11D】 さらに別の吐出プレートの実施形態の平面図である。
【図11E】 吐出プレートの別の変形形態である。
【図12】 本発明による液吐出装置の概略断面図であり、開放型リム・タイプの便器上に設置されている状態を示す。
【図13】 本発明による液吐出装置の概略断面図であり、ボックス型リム・タイプの便器上に設置されている状態を示す。
【図14】 本発明による液吐出装置の拡大部分断面側面図であり、便器上に設置されている状態を示す。
【図15】 本発明による液吐出装置の拡大断面面であり、別の実施形態を示す。
【図15A】線15A−15Aに沿って切断された断面図である。
【図16】 別の実施形態の断面図である。
【図17】 本発明による液吐出装置の斜視図であり、さらに別の実施形態を示す。
【図18】 図17の液吐出装置の正面図である。
【図19】 図17の液吐出装置の右側面図であり、左側面は右側の鏡像である。
【図20】 図17の液吐出装置の底面図である。
【図21】 図17の液吐出装置の背面図である。
【図22】 図17の液吐出装置の平面図である。
【図23】 図17の液吐出装置のコンポーネントを示す組立分解図である。
【図24】 図18の線24−24に沿って切断された断面図である。
【図25】 ベース上にボトルを設置する前の、図17の液吐出装置のボトルとベースとの部分断面図である。
【図26】 図27の線26−26に沿って切断された断面図である。
【図27】 図25の線27−27に沿って切断された、図17の液吐出装置のベースの平面図である。
【図27A】 図25の線27−27に沿って切断された、図17の液吐出装置のベースの別の実施形態の平面図である。
【図28】 図24の線28−28に沿って切断された吐出プレートの平面図である。
【図29a】 図28の線29a−29aに沿って切断された毛細管の断面図である。
【図29b】 図28の線29a−29aに沿って切断された別の毛細管の断面図である。
【図29c】 図28の線29a−29aに沿って切断されたさらに別の毛細管の断面図である。
【図29d】 図28の線29a−29aに沿って切断されたさらに別の毛細管の断面図である。
【図29e】 図28の線29a−29aに沿って切断されたさらに別の毛細管の断面図である。
【図29f】 図28の線29a−29aに沿って切断されたさらに別の毛細管の断面図である。
【図30】 本発明による液吐出装置の概略断面図であり、開放型リム・タイプの便器上に設置されている状態を示す。
【図31】 本発明による液吐出装置の概略断面図であり、ボックス型リム・タイプの便器上に設置されている状態を示す。

Claims (2)

  1. 支持体から吊下げる液吐出装置(10;110)であって、
    液を収容し、口(19;119)とその口(19;119)を封鎖する密封体(20;120)を有するボトル(18;118)と、
    前記ボトル(18;118)を保持する取付け構造体(60;160)であって、前記取付け構造体(60;160)が、
    使用において、底面壁(39;186)を持つ供給コンジット(31;31a;131)を構成する貫通支柱(27;27a;127)と、
    ボトル(18;118)の前記密封体(20;120)を開き、前記供給コンジット(31;31a;131)を前記ボトル(18;118)の口(19;119)と液連通する手段(29;129)と、
    吐出プレート(40;40a;40b;40c;40d;40e;140)とを有する、取付け構造体(60;160)と、
    支持体から前記取付け構造体(60;160)を吊り下げる懸垂手段(12,25;112,125)と、
    を備えている液吐出装置(10;110)であって、
    吐出プレート(40;40a;40b;40c;40d;40e;140)が、使用において、前記供給コンジット(31;31a;131)と液連通し、かつ前記吐出プレート(40;40a;40b;40c;40d;40e;140)内の複数の供給導管(48;48b;48c;48d;48e;148)と液連通する集合空洞(44;44b;44c;44d;44e;144)を持つ上面(42;42g;142)を有し、前記供給導管(48;48b;48c;48d;48e;148)が液を前記集合空洞(44;44b;44c;44d;44e;144)から、使用において、吐出プレート(40;40a;40b;40c;40d;40e;140)の上面(42;42g;142)上にある吐出位置まで移送するのに適合し、前記吐出プレート(40;40a;40b;40c;40d;40e;140)が、使用において、水平から少なくとも5°の角度で下方に傾斜していることを特徴とする、液吐出装置(10;110)。
  2. 前記懸垂手段(12,25;112,125)が懸垂フック(12;112)と、前記取付け構造体(60,160)中の案内導管(25;125)とを備え、前記懸垂フック(12;112)が下端(13;113)を有し、懸垂フック(12;112)を前記案内流路(25;125)内にスライドして挿入し、懸垂フック(12;112)の前記下端(13;113)を案内流路(25;125)の内面に係合している、請求項1に記載の液吐出装置(10;110)。
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