JP4141982B2 - スロットマシン - Google Patents

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この発明は、スロットマシン等の遊技機及び遊技機における不正行為防止方法並びにプログラムに関する。
スロットマシン等の遊技機にはメダルの投入口が設けられており、遊技者は所定の枚数のメダルを投入してゲームを楽しむことができる。遊技に必要なメダルは、遊技ホール内に設けられたメダル貸機等で借りることができ、所望の遊技機のメダル投入口に投入することによりゲームを開始することができる。
従来の遊技機の動作は典型的には次のようなものであった(図6のフローチャート参照)。
S1:必要な数のメダルを投入する(ベットボタンを押すことによりメダルに代えることができる)。一般的には1枚、2枚又は3枚メダルのメダルを投入することができる。メダルの枚数に応じて有効な入賞ラインの数が変わる。
S2:遊技機は有効な入賞ラインを表示する機能を備える(例えば、有効な入賞ラインに設けられているLEDが点灯する)。この段階では有効な入賞ラインは表示されるだけで、確定はしていない。
S3:スタートスイッチが押下されたかどうか判定する。押下された場合(YES)、S5以降の処理を行う。そうでない場合(NO)、キャンセルボタンが操作されたかどうか監視する(S4)。キャンセルボタンが操作される(S4でYES)と投入されたメダルが返却されるため、最初の処理S1に戻る。
S5:スタートスイッチが操作されることにより、回胴(以下において、回転リールと表現することがある)が回転する。
S6:スタートスイッチがONとなることにより、入賞ラインが確定されるとともに、遊技機内部の入賞抽選手段により抽選処理が行われる。ここで所定の役に当選すると入賞フラグがセットされる。
S7:ストップスイッチが操作されることにより、ストップスイッチがONとなる。そして、対応する回転リールの回転が停止する。
S8:全部の回転リールに対応するストップスイッチの操作が行われた後、入賞フラグ成立中に当該入賞フラグに対応する入賞図柄が有効入賞ライン上に揃ったか否か、すなわち、入賞が確定したか否かが判定される。ここで有効な入賞ライン数がいくつであるかが意味を持ってくる。入賞ライン数が多いほど入賞図柄が揃うパターンは多くなる。
S9:入賞が確定したと判定された場合、入賞図柄に相当するメダルが払い出される。
抽選処理の評価が例えば外れの場合は所定の図柄が揃わないように設定され(いわゆる蹴飛ばし)、当たりの場合はストップスイッチが所定のタイミングで押下されることなどを条件に所定の図柄が揃うように設定される(いわゆる引き込み)。つまり、抽選処理において当選しているときのみ所定の条件の下で図柄が揃い入賞することにより、メダルが払い出されるが、当選しないときはストップスイッチをどのように操作してもメダルが払い出されることはない。これはメダルの払い出しを一定確率に保つためである。これを実現するため抽選処理において乱数発生器が用いられている。
入賞には、遊技メダルの払い出しを伴い、遊技者に利益を付与する小役入賞と、この小役入賞よりもさらに大きな利益を遊技者に付与する特別入賞(以下、単に「ボーナス」と記すことがある)と、遊技メダルの払い出しは無いが、遊技メダルを新たに投入することなく再度の遊技を行うことができる「再遊技(Replay)」とを備えている。そして、その抽選結果がいずれかの入賞となった場合、その入賞に対応した入賞フラグが成立する。そして抽選結果が特別入賞である場合に、特別入賞フラグが成立し、この特別入賞フラグ成立中に、回転リールの停止図柄の組み合せが、予め定められた所定の特別入賞図柄(例えば、有効入賞ライン上に「7」が三個揃うもの)と一致したことを条件に入賞が確定し、遊技者に有利な特別遊技を行わせるようになっている。
回胴式遊技機は、有効な入賞ライン上に図柄が揃うか否かで当たり/外れが確定する。現在の遊技機において特定の遊技における入賞ラインの有効/無効は、次遊技のメダル投入によりクリアされ、前回の分の目視確認ができない仕組みになっている。ときとして、無効な入賞ラインに大当たり図柄が揃った状態(外れの状態)にもかかわらず、新たにメダル投入を行い、不正に大当たりを主張し、止む無くホールが大当たり1回分を保証してしまうことがある。
上記のことを詳しく説明する(図7のタイミングチャート参照)。
説明の便宜上、1回の遊技は、入賞判定・メダルの払い出しのタイミングで終わるものとする(図6で言えばS1で遊技が開始し、S9で遊技が終了する。図7で言えばt4(n)のタイミングで遊技が終了する。ここでnは遊技の回数を示す)。
リールの回転はスタートスイッチの押下タイミング(t2(n))で開始し、ストップスイッチの押下タイミング(t3(n))で終了する(リールには若干の滑り時間がある)。
入賞ラインは、スタートスイッチの押下タイミング(t2(n))で確定し、入賞判定・メダルの払い出しのタイミング(t4(n))で確定状態が解かれる。t4(n)の後であれば新たにメダルを投入して次の遊技を行うことができるためである。
これに対して、入賞ラインの表示は、t2(n)乃至t4(n)の間は確定した入賞ラインに一致する(メダル投入できないので入賞ラインは変化しない)が、これ以外の期間(図7でA(n+1)、具体的にはt4(n)乃至t2(n+1)の間)はメダル投入枚数のよって変化し得る。図7で斜線で示したメダル投入からスタースイッチ押下までの間(B(n+1))であれば、メダル投入という遊技者の操作により有効な入賞ラインの表示(入賞判定に関係しない単なる「表示」であることに注意されたい)を任意に選択でき、しかも前回の遊技における有効な入賞ラインの記録は残らないのである。一方、A(n+1)の期間においてリールは回転せず、前回(n回目)の遊技の最後で停止したままの状態になっている。一部の遊技者はこの点をついて不当な要求をしているようである。
すなわち、前回(n回目)の遊技の有効な入賞ラインがひとつで、有効な入賞ライン以外で「7」が三個揃ったために入賞しなかった場合に、図7の期間A(n+1)つまり前回遊技の終了から今回遊技の開始までの間に新たなメダル投入を行い、「7」が揃ったままになっている入賞ラインを見かけ上有効であるような表示をさせる。この状態をホールの係員に見せ、入賞ラインに大当たり図柄「7」が揃ったにもかかわらず入賞しない、メダルの払い出しがない、とクレームをつけるのである。
本発明は、上記のような遊技者の不当な主張あるいは誤認に対し事実確認ができる遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、複数の回胴と、前記複数の回胴を回転させるためのスタートスイッチと、前記複数の回胴の回転を停止させるための複数のストップスイッチと、遊技媒体の投入に代えるためのベットスイッチとを備えるスロットマシンにおいて、
所定の契機での抽選、前記複数の回胴の回転と停止、及び、前記遊技媒体の払い出しを行う第1処理部と、
前回の遊技における前記遊技媒体の投入数又は前記ベットスイッチの操作回数のいずれか、又は前記遊技媒体の投入数又は前記ベットスイッチの操作回数のいずれかに応じて設定される有効な入賞ラインの情報の一方あるいは両方を記憶する記憶部と、前記記憶部の内容に関する表示制御を行う表示制御部と、前記記憶部の内容を表示する表示部とを備え、
前記第1処理部は、前記遊技媒体の投入又は前記ベットスイッチの操作があったとき、前記遊技媒体の投入数又は前記ベットスイッチの操作回数に応じて前記有効な入賞ラインを設定するとともに前記有効な入賞ライン(以下、「判定用入賞ライン」と記す)を表示し、
前記表示制御部は、前記遊技媒体の投入又は前記ベットスイッチの操作があったとき、前記記憶部から前回の遊技における前記遊技媒体の投入数又は前記ベットスイッチの操作回数のいずれか、又は前回の遊技における前記有効な入賞ライン(以下、「表示用入賞ライン」と記す)の情報の一方あるいは両方を読み出し、前記遊技媒体の投入数又は前記ベットスイッチの操作回数のいずれか、又は前記表示用入賞ラインの情報を前記表示部に表示し、
前記第1処理部は、前記スタートスイッチが押下されたかどうか判定し、
前記第1処理部は、前記スタートスイッチが押下されたときに、前記複数の回胴を回転させ、
前記第1処理部は、表示された前記判定用入賞ラインを確定するとともに、抽選処理を行い、
前記表示制御部は、前記スタートスイッチが押下されたときに、前記表示部による前記遊技媒体の投入数又は前記ベットスイッチの操作回数のいずれか、又は前記表示用入賞ラインの情報の表示をリセットし、
前記記憶部は、前記回胴が回転するようになったら、記憶されていた前回の遊技における前記遊技媒体の投入数又は前記ベットスイッチの操作回数のいずれか、又は前記表示用入賞ラインの情報をリセットするとともに、確定された前記判定用入賞ラインの情報、又は、確定された前記判定用入賞ラインに対応する前記遊技媒体の投入数又は前記ベットスイッチの操作回数のいずれかを記憶し、
前記第1処理部は、前記ストップスイッチが押下されたかどうか判定し、
前記第1処理部は、前記ストップスイッチが押下されたときに、前記複数の回胴のうちで対応するものの回転を停止させ、
前記第1処理部は、前記複数の回胴が停止したときに、入賞が確定したか否かを判定し、入賞が確定したと判定した場合、前記遊技媒体を払い出し、
前記第1処理部は、前記入賞が確定したか否かの判定のタイミング、又は、前記遊技媒体の投入又は前記ベットスイッチの操作のタイミングで、確定された前記判定用入賞ラインの表示をリセットする、ものである。
前記表示制御部は、前記遊技媒体の投入又は前記ベットスイッチの操作があったときに代えて、確定された前記判定用入賞ラインの表示が前記第1処理部によりリセットされたときに、前記記憶部から前回の遊技における前記遊技媒体の投入数又は前記ベットスイッチの操作回数のいずれか、又は前記表示用入賞ラインの情報の一方あるいは両方を読み出し、前記遊技媒体の投入数又は前記ベットスイッチの操作回数のいずれか、又は前記表示用入賞ラインの情報を前記表示部に表示するようにしてもよい。
好ましくは、前記記憶部は、遊技の開始に伴い回胴が回転を開始してから停止するまでの間に、当該遊技における遊技媒体の投入数又は有効な入賞ラインの情報の一方あるいは両方を記憶する。
好ましくは、前記表示制御部は、前記記憶部の遊技媒体の投入数又は有効な入賞ライン数がひとつであるか複数であるか、または、遊技媒体の最大数又は可能な最大の入賞ライン数であるかどうかを、前記表示部に報知させる。要するに前記表示部は数値を正確に表示するものでなくてもよく、例えば「3枚投入以外のときに点灯するLEDあるいはランプ」「1枚投入以外のときに点灯するLEDあるいはランプ」「複数投入のときに点灯するLEDあるいはランプ」のようなものでもよい。
前記表示制御部は、前記記憶部の内容を有効な入賞ラインの図形で表現するようにしてもよい。
本発明は、複数の回胴と、前記複数の回胴を回転させるためのスタートスイッチと、前記複数の回胴の回転を停止させるための複数のストップスイッチと、遊技媒体の投入に代えるためのベットスイッチと、
所定の契機での抽選、前記複数の回胴の回転と停止、及び、前記遊技媒体の払い出しを行う第1処理部と、
前回の遊技における前記遊技媒体の投入数又は前記ベットスイッチの操作回数のいずれか、又は前記遊技媒体の投入数又は前記ベットスイッチの操作回数のいずれかに応じて設定される有効な入賞ラインの情報の一方あるいは両方を記憶する記憶部と、前記記憶部の内容に関する表示制御を行う表示制御部と、前記記憶部の内容を表示する表示部とを備えるスロットマシンにおいて不正行為を防止する方法であって、
前記第1処理部が、前記遊技媒体の投入又は前記ベットスイッチの操作があったとき、前記遊技媒体の投入数又は前記ベットスイッチの操作回数に応じて前記有効な入賞ラインを設定するとともに前記有効な入賞ライン(以下、「判定用入賞ライン」と記す)を表示するステップと、
前記表示制御部が、前記遊技媒体の投入又は前記ベットスイッチの操作があったとき、前記記憶部から前回の遊技における前記遊技媒体の投入数又は前記ベットスイッチの操作回数のいずれか、又は前回の遊技における前記有効な入賞ライン(以下、「表示用入賞ライン」と記す)の情報の一方あるいは両方を読み出し、前記遊技媒体の投入数又は前記ベットスイッチの操作回数のいずれか、又は前記表示用入賞ラインの情報を前記表示部に表示するステップと、
前記第1処理部が、前記スタートスイッチが押下されたかどうか判定するステップと、
前記第1処理部が、前記スタートスイッチが押下されたときに、前記複数の回胴を回転させるステップと、
前記第1処理部が、表示された前記判定用入賞ラインを確定するとともに、抽選処理を行うステップと、
前記表示制御部が、前記スタートスイッチが押下されたときに、前記表示部による前記遊技媒体の投入数又は前記ベットスイッチの操作回数のいずれか、又は前記表示用入賞ラインの情報の表示をリセットするステップと、
前記記憶部が、前記回胴が回転するようになったら、記憶されていた前回の遊技における前記遊技媒体の投入数又は前記ベットスイッチの操作回数のいずれか、又は前記表示用入賞ラインの情報をリセットするとともに、確定された前記判定用入賞ラインの情報、又は、確定された前記判定用入賞ラインに対応する前記遊技媒体の投入数又は前記ベットスイッチの操作回数のいずれかを記憶するステップと、
前記第1処理部が、前記ストップスイッチが押下されたかどうか判定するステップと、
前記第1処理部が、前記ストップスイッチが押下されたときに、前記複数の回胴のうちで対応するものの回転を停止させるステップと、
前記第1処理部が、前記複数の回胴が停止したときに、入賞が確定したか否かを判定し、入賞が確定したと判定した場合、前記遊技媒体を払い出すステップと、
前記第1処理部が、前記入賞が確定したか否かの判定のタイミング、又は、前記遊技媒体の投入又は前記ベットスイッチの操作のタイミングで、確定された前記判定用入賞ラインの表示をリセットするステップと、を備えるものである。
この発明は上記方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
この発明に係るプログラムは、例えば、記録媒体に記録される。
媒体には、例えば、EPROMデバイス、フラッシュメモリデバイス、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、CD(CD−ROM、Video−CDを含む)、DVD(DVD−Video、DVD−ROM、DVD−RAMを含む)、ROMカートリッジ、バッテリバックアップ付きのRAMメモリカートリッジ、フラッシュメモリカートリッジ、不揮発性RAMカートリッジ等を含む。
また、電話回線等の有線通信媒体、マイクロ波回線等の無線通信媒体等の通信媒体を含む。インターネットもここでいう通信媒体に含まれる。
媒体とは、何等かの物理的手段により情報(主にデジタルデータ、プログラム)が記録されているものであって、コンピュータ、専用プロセッサ等の処理装置に所定の機能を行わせることができるものである。
本発明によれば、前回遊技の投入枚数又は入賞ライン数の表示を行うことにより、遊技者に不正行為を断念させることができ不正行為を未然に防止することが可能になる。無効な入賞ラインに大当たり図柄が揃った状態にもかかわらず、新たにメダル投入を行って主張する大当たりに対して、前回遊技の投入枚数又は入賞ライン数を示して不正を指摘できるようになる。
この発明の実施の形態に係る遊技機について図面を参照して説明する。
図1は遊技機(スロットマシン、回胴式遊技機とも呼ばれる)の正面図である。
スロットマシン10で遊技を楽しもうとする遊技者は、まずメダル貸機(図示しない)等から遊技媒体であるメダルを借り、メダル投入装置のメダル投入口100に直接メダルを入れる。メダル投入口100は、スロットマシン10の正面で略中央の高さに設けられている。
スロットマシン10は、四角箱状の筐体11を有する。前記筐体11の中央部及び上部には、遊技者側に向かって臨む四角窓状の表示窓12が形成されている。そして、この中央部の表示窓12の中央には、三個の回転リール40の図柄61を見ることができる図柄表示窓13が形成されている。ベットスイッチ16は、回転リール40の下方に位置するスイッチであって、メダル投入口100に連続してメダル投入をして貯留させた貯留メダル数を減じてメダル投入に代える。精算スイッチ17は、回転リールの斜め下方に位置するスイッチであって、貯留した投入メダルを払い出す。スタートスイッチ30は回転リール40の斜め下方に位置するレバーであって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、リールユニット60の駆動を開始させる。ストップスイッチ50は、リールユニット60の駆動を停止させるためのものである。リールユニット60は、三個の回転リール40とから構成されている。そして、各回転リール40は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープ42とを備えている。このリールテープ42の外周面には、複数個(例えば21個)の図柄61が表示されている。62は各種の演出を行うための液晶表示部である。
スロットマシン10の内部には、後述のように、スロットマシン10の全体の動作を制御するための制御装置が内蔵されている。制御装置は、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。そして、CPU(処理部)が遊技者の操作を受けてROM(記憶部)に記憶されたプログラムを読み込むことで動作させるものであり、具体的には、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作に基づき回転リール40の回転及び停止を制御するとともに、ランプやスピーカ等の表示を制御する。CPUが動作する際に必要な一時的なデータなどはRAM(記憶部:一般にRAMは揮発性メモリであり、その電源断によりデータは原則失われるが、本遊技機においてはその一部又は全部についてバッテリなどのバックアップ電源が用意されていることがあり、この場合は電源断でもデータは失われない)に記憶される。CPUはROMに記録されたプログラムに従って所定の動作を行うとともに、処理に必要な一時的なデータをRAMに記録するとともに記録されたデータを必要に応じて読み出して参照する。
スタートスイッチ30は、前述のように回転リール40の斜め下方に位置するレバーであって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、入賞判定に応じて得られる「再遊技(Replay)」時には前遊技からの所定時間経過を条件に、リールユニット60の駆動を開始させるためのものである。
ストップスイッチ50は、前述のようにリールユニット60の駆動を停止させるためのものである。具体的には、ストップスイッチ50は、各回転リール40に対応した三個のスイッチから構成され、各回転リール40の下方に1個ずつ配置されているものである。回転リール40に対応したストップスイッチ50の操作により、当該対応した回転リール40の回転を停止するように設定されている。
メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、前記「再遊技(Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、スタートスイッチ30を操作すると、リールユニット60が駆動され、三個の回転リール40が回転を開始する。その後、ストップスイッチ50の一個を操作すると、当該対応する回転リール40の回転が停止する。そして、ストップスイッチ50を三個全て操作すると、三個の回転リール40の回転が全て停止する。このとき、表示窓13の有効入賞ライン上に、予め設定された図柄61が停止すると入賞と判定され、図示しないホッパーユニットを介して所定枚数のメダルが払い出される。なお、メダルを払い出す代わりに、クレジットしてもよい。
前述の制御装置は、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作に基づき回転リール40の回転及び停止を制御する際に、予め定めた内部抽選確率に基づいて入賞資格を得たか否かの入賞判定のための抽選を行う入賞抽選手段(図示しない)を含む。この入賞抽選手段による内部抽選結果が当選である場合に入賞フラグが成立し、この入賞フラグ成立中に、回転リール40の停止図柄の組み合わせが予め定められた入賞図柄と一致したことを条件に入賞が確定し、遊技者にメダルの払い出しや、遊技者にとって有利な特別遊技等の利益が付与されるように設定されている。
図2はスロットマシン10の電気的な概略構造を示すブロック図である。この図において電源系統についての表示は省略されている。スロットマシン10は、その主要な処理装置としてメイン基板1(第1処理部)とこれからコマンドを受けて動作するサブ基板2(第2処理部)とを備える。なお、少なくともメイン基板1は、外部から接触不能となるようにケース内部に収容され、これら基板を取り外す際に痕跡が残るように封印処理が施されている。
メイン基板1は、遊技者の操作を受けて内部抽選を行ったり、リールの回転・停止やメダルの払い出しなどの処理を行うためのものである。メイン基板1は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPUと、前記プログラムを記憶する記憶手段であるROMおよび処理結果などを一時的に記憶するRAMを含む。
サブ基板2は、メイン基板1からコマンド信号を受けて内部抽選の結果を報知したり各種演出を行うためのものである。サブ基板2は、前記コマンド信号に応じた予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPUと、前記プログラムを記憶する記憶手段であるROMおよび処理結果などを一時的に記憶するRAMを含む。コマンドの流れはメイン基板1からサブ基板2への一方のみであり、逆にサブ基板2からメイン基板1へコマンド等が出されることはない。
メイン基板1にはスタートスイッチ30,ストップスイッチ50,リール駆動部70,リール位置検出回路71、ホッパー駆動部80、ホッパー81及びホッパー81から払い出されたメダルの枚数を数えるためのメダル検出部82が接続されている。サブ基板2には液晶表示装置62の制御基板200、スピーカ201、LED基板202などの周辺基板(ローカル基板)が接続されている。
サブ基板2は、メダルの投入枚数又は有効な入賞ラインの情報あるいはこれら両方を受けて記憶するメダル投入枚数記憶部2aと、記憶部2aのメダル投入枚数又は有効な入賞ラインの情報の表示制御を行うメダル投入枚数表示制御部2bとを含む。記憶部2aには前回の遊技に関するメダルの投入枚数及び/又は有効な入賞ラインの情報が記憶され、表示制御部2bは、前回遊技の終了から今回遊技の開始までの間(図4のA(n+1)の期間)で前回遊技に関するメダルの投入枚数及び/又は有効な入賞ラインの情報を表示する。なお、表示制御部2bは、今回のメダル投入から今回遊技の開始までの間(図4のB(n+1)の期間)で情報を表示するようにしてもよい。表示すべきタイミングは、リールが回転していない状態、かつ、有効な入賞ラインの変更が可能な期間である。
図2の遊技機は、表示制御部2bから信号を受けて前回遊技のメダル投入枚数表示を行う前回遊技のメダル投入枚数表示部20を備える。表示部20は、典型的には入賞ラインの表示に備えられたLEDやメダル投入枚数を示すLEDであるが、この表示装置は、「3枚投入以外のときに点灯するLEDあるいはランプ」のように厳密に数値を表示するものでなくともよい。表示部20として液晶表示部62を用いることもできる。
次に、スタートスイッチ30,ストップスイッチ50を除く、周辺基板/装置について説明する。
リール駆動部70は、3つのリール40を回転駆動する図示しないステッピングモータを駆動する回路である。各ステッピングモータはリール駆動回路70によって1−2相励磁されており、所定数のパルスの駆動信号が供給されるとそれぞれ1回転する。
リール位置検出回路71は、リール40の近傍に設けられてリール40の回転位置を検出するための図示しないフォトインタラプタから出力パルス信号を受け、3つのリール40それぞれの回転位置を検出し、その検出信号を出力するものである。図示しないフォトインタラプタは各リール40が一回転する毎に各リール40に設けられた遮蔽板を検出してリセットパルスを発生する。このリセットパルスはリール位置検出回路71を介してメイン基板1のCPUに与えられる。メイン基板1のRAM内には、各リール40について一回転の範囲内における回転位置に対応した計数値が格納されており、CPUはリセットパルスを受け取ると、RAM内に形成されたこの計数値を“0”にクリアする。このクリア処理により、各図柄(シンボル)の移動表示と各ステッピングモータの回転との間に生じるずれが、一回転毎に解消されている。
ホッパー駆動部80は、メダルを収納するとともに指示された入賞に応じた枚数のメダルを払い出すホッパー81のモーターを駆動する回路である。
メダル検出部82は、ホッパー81から払い出されるメダル数を計数するためのものである。メイン基板1のCPUは、このメダル検出部82から受けた実際に払い出しのあったメダル計数値が入賞に応じた所定の配当枚数データに達した時に、ホッパー駆動部80による駆動を停止させ、メダル払い出しを終了させる。ホッパー駆動回路80,メダル検出部82により、遊技の結果にて得られた入賞に基づいて所定枚数のメダルが遊技者に払い出される。
液晶制御基板200は、液晶表示部62を駆動するための回路である。
スピーカ201は、音声や効果音等の音響を発生するためのものである。
LED基板202は、図示しない表示ランプやバックランプを駆動するための回路である。
液晶制御基板200により表示制御される液晶表示装置62、スピーカ201や表示ランプ等を含むLED基板202は演出表示装置を構成する。この演出表示装置は、遊技者に入賞等を報知したり、いわゆるアシストタイム(AT)において、一定ゲーム間に特定の小役を台自体が何らかのアクションを伴ってユーザに教えるためのものである。
なお、メイン基板1のROMには、このスロットマシン10で実行されるゲーム処理の手順がシーケンスプログラムとして記憶されている他、入賞確率テーブル,シンボルテーブルおよび入賞シンボル組合せテーブル等がそれぞれ区分されて格納されている。入賞確率テーブルは、抽出された乱数を各入賞態様に区分けするように区分されている。発生する一定範囲の数値の中から抽出される乱数が各入賞態様の区画データのどれに対応するかにより入賞の有無及びどの入賞態様に入賞したかが判定される。
入賞態様として、小役、特別入賞(以下、単に「ボーナス」と記すことがある)、再遊技がある。特別入賞には、(1)特定導入遊掛(ビッグボーナスゲーム(いわゆるBBゲーム))、(2)特定遊技(レギュラーボーナスゲーム(いわゆるRBゲーム)、(3)特定入賞遊技(JACゲーム)がある。
入賞確率テーブルは、取り得る乱数の全領域に対応して、各入賞態様ごとに区分された領域を有するものである。例えば、0〜一定数の範囲を複数に区分し、ひとつの区分(領域)を外れとし、他の区分(領域)を入賞1、入賞2、・・・というように設定する。抽出された乱数データを、生成される乱数と対応するようにした全領域中の各入賞態様ごとに区分された入賞判定領域データそれぞれと照合し、当該抽出乱数データが属する入賞態様に対応する当選が決定される。例えば、抽出された乱数の数値が、入賞確率テーブルのどの区分(領域)に属するか調べ、その区分が例えば入賞1の区分であれば「入賞1」と判定される。同様に、抽出された乱数の数値が入賞判定テーブル5の外れの区分(領域)に属すれば「外れ」と判定される。抽選処理の評価が例えば外れの場合は所定の図柄が揃わないように設定され(いわゆる蹴飛ばし)、当たりの場合はストップスイッチが所定のタイミングで押下されることなどを条件に所定の図柄が揃うように設定される(いわゆる引き込み)。そして、所定の図柄が揃えば入賞図柄に相当するメダルが払い出される。各種の入賞はこのような入賞確率テーブルのデータ設定に応じた確率の下で発生し図柄の停止制御が行われるため、遊技者の技量に極端に左右されることなく、例えば1日の営業時間内でのトータル的なメダル支払い率がほぼ一定に維持されている。
上述のようにメイン基板1のROMには、プログラム、入賞確率テーブル,シンボルテーブルおよび入賞シンボル組合せテーブル等がそれぞれ区分されて格納されているが、ROMに記憶されているという点でこれらを総称してROMデータと呼ぶことにする。あるいはCPUに読み込ませて制御処理をする動作させるためのプログラム及びこれに関連するデータという点でそれらを総称してプログラムデータとも呼ぶことがある。
次に本発明の実施の形態に係る遊技機の動作について説明する。
本発明の実施の形態の要点は、現遊技の投入枚数/有効入賞ラインの表示とは別に、前回遊技の投入枚数/有効入賞ラインを表示する表示装置を設け、今回の遊技において回胴が正常に回転するまで前回遊技の投入枚数/有効入賞ラインの表示を継続する、という点にある。前回遊技の投入枚数/有効入賞ラインを表示するための表示装置は、例えば「メダル3枚投入以外のときに点灯するLEDあるいはランプ」のようなものであって、メダル投入枚数を正確に表示するものでなくともよい。
前記機能は、現行の規則において、メインプログラムで実現することはできないので、サブ基板で実現することになる。表示デバイスは問わない。当該表示装置は、新たにメダルが投入されたとき、あるいは、現遊技の投入枚数の表示がオフになったときを契機に前回遊技メダルの投入メダル枚数を表し、回胴が正常に回転を開始するまで表示を継続する。
図3は発明の実施の形態に係る遊技機の動作を示すフローチャートである。図3の特徴は、処理S2bと処理S6bを備える点にある。以下、この図について説明を加える。
S1:必要な数のメダルを投入する(ベットボタンを押すことによりメダルに代えることができる)。一般的には1枚、2枚又は3枚メダルのメダルを投入することができる。メダルの枚数に応じて有効な入賞ラインの数が変わる。
S2:遊技機は有効な入賞ラインを表示する機能を備える(例えば、有効な入賞ラインに設けられているLEDが点灯する)。この段階では有効な入賞ラインは表示されるだけで、確定はしていない。
S2b:前回遊技の投入枚数又は入賞ライン数を表示する。すなわち、メダル投入枚数表示制御部2bがメダル投入枚数記憶部2aから前回遊技の投入枚数又は入賞ライン数を読み出し、これを前回遊技のメダル投入枚数表示部20へ送り表示させる。このタイミングでは前回遊技の入賞ライン数の表示がリセットされているので、この処理により前回遊技の投入枚数又は入賞ライン数を表示することで、不正行為を防止できる。仮に、入賞ラインに大当たり図柄「7」が揃ったにもかかわらず入賞しない、メダルの払い出しがない、とのクレームを受けても、前回遊技の投入枚数又は入賞ライン数の表示に基づき、前回の遊技ではその入賞ラインは有効でなかった、と指摘することができるのである。なお、前回遊技の投入枚数又は入賞ライン数の表示は常時行う必要はなく、新たにメダルが投入されたとき、あるいは、現遊技の投入枚数の表示がオフになったときから、回胴が正常に回転を開始するまでの間でよい。表示タイミングについては後に図4を参照して詳しく説明する。
S3:スタートスイッチが押下されたかどうか判定する。押下された場合(YES)、S5以降の処理を行う。そうでない場合(NO)、キャンセルボタンが操作されたかどうか監視する(S4)。キャンセルボタンが操作される(S4でYES)と投入されたメダルが戻されるため、最初の処理S1に戻る。
S5:スタートスイッチが操作されることにより、回胴(以下において、回転リールと表現することがある)が回転する。
S6:スタートスイッチがONとなることにより、入賞ラインが確定されるとともに、遊技機内部の入賞抽選手段により抽選処理が行われる。ここで所定の役に当選すると入賞フラグがセットされる。
S6b:回胴が正常に回転するようになったら、投入枚数又は入賞ライン数をリセットし、記憶部の内容を新しい値に更新する。このタイミングで不正行為はできなくなるので、前回遊技の投入枚数又は入賞ライン数をリセットしても支障がない。今回の遊技の終了後の不正行為を防止するために今回の遊技の投入枚数又は入賞ライン数を記憶部2aに記憶する。
S7:ストップスイッチが操作されることにより、ストップスイッチがONとなる。そして、対応する回転リールの回転が停止する。
S8:全部の回転リールに対応するストップスイッチの操作が行われた後、入賞フラグ成立中に当該入賞フラグに対応する入賞図柄が有効入賞ライン上に揃ったか否か、すなわち、入賞が確定したか否かが判定される。ここで有効な入賞ライン数がいくつであるかが意味を持ってくる。
S9:入賞が確定したと判定された場合、入賞図柄に相当するメダルが払い出される。
前回遊技の投入枚数又は入賞ライン数の表示タイミングについて図4のタイミングチャートを参照して説明する。
説明の便宜上、1回の遊技は、入賞判定・メダルの払い出しのタイミングで終わるものとする(図3で言えばS1で遊技が開始し、S9で遊技が終了する。図4で言えばt4(n)のタイミングで遊技が終了する。ここでnは遊技の回数を示す)。
リールの回転はスタートスイッチの押下タイミング(t2(n))で開始し、ストップスイッチの押下タイミング(t3(n))で終了する(説明の便宜上、リールの若干の滑り時間を無視する)。
入賞ラインは、スタートスイッチの押下タイミング(t2(n))で確定し、入賞判定・メダルの払い出しのタイミング(t4(n))で確定状態が解かれる。t4(n)の後であれば新たにメダルを投入して次の遊技を行うことができるためである。
これに対して、入賞ラインの表示は、t2(n)乃至t4(n)の間は確定した入賞ラインに一致する(メダル投入できないので入賞ラインは変化しない)が、これ以外の期間(図4でA(n+1)、具体的にはt4(n)乃至t2(n+1)の間)はメダル投入枚数のよって変化する。図4で斜線で示したメダル投入からスタートスイッチ押下までのあいだであれば、メダル投入という遊技者の操作により有効な入賞ラインの表示(入賞判定に関係しない単なる「表示」であることに注意されたい)を任意に選択できる。なお、入賞ラインの表示は新たな遊技になった時点(t4(n))でオフにし、メダル投入時点(t1(n+1))でオンにすることもある(点線部分参照)。
記憶部2aは、回胴が正常に回転した時点(t2(n))で前回の投入枚数又は入賞ライン数をリセットし、今回の情報に更新する。なお、更新のタイミングは回胴の回転〜停止までの間(t2(n)〜t3(n)又はt2(n)〜t4(n))であればいつでもよい。
前回遊技の投入枚数等表示は、少なくとも、新たにメダルが投入されたときつまり入賞ラインの変更可能な時点から回胴が正常に回転を開始するまでの間つまり入賞ラインの変更可能になった時点(t1(n+1)〜t2(n+1):図4の期間B(n+1))においてなされる。従来の遊技機では、この期間において不正行為のおそれがあった。あるいは、遊技の投入枚数又は入賞ラインの表示がオフになったときから回胴が正常に回転を開始するまでの間(t4(n)〜t2(n+1):図4の期間A(n+1))において表示するようにしてもよい(点線部分参照)。
前回遊技の投入枚数等の表示はLEDなどを用いて行えるが、演出表示用の液晶表示部62を用いて行うこともできる。図5(a)は液晶表示部62に前回遊技の投入メダル枚数(又は有効な入賞ライン数)を数字で表示した例を示し、図5(b)は有効な入賞ラインを図形で表示した例を示す。図5(b)で61’はリールの図柄をシンボル化したもので、L1は有効な入賞ラインを示す。図5(b)は投入メダル1枚で1本の入賞ラインL1であるが、典型的には、投入メダル2枚で図5(c)のように入賞ライン3本(L1〜L3)になり、投入メダル3枚で図5(d)のように入賞ライン5本(L1〜L5)となる。
発明の実施の形態の遊技機/方法によれば、新たにメダルが投入されたとき、あるいは、現遊技の投入枚数の表示がオフになったときを契機に前回遊技メダルの投入メダル枚数を表し、回胴が正常に回転を開始するまで表示を継続するので、リール停止後に事後的にメダルを投入し、入賞ライン上に777等の当たりが揃っているように見せかける不正行為を防止することができる。例えば、有効な入賞ライン以外で「7」が三個揃ったために入賞しなかった場合に、遊技者が前回遊技の終了から今回遊技の開始までの間に新たなメダル投入を行い、「7」が揃ったままになっている入賞ラインを見かけ上有効であるような表示をさせたとしても、前回遊技の投入枚数又は入賞ライン数の表示に基づき、前回の遊技ではその入賞ラインは有効でなかった、と指摘することができるのである。このような前回遊技の投入枚数又は入賞ライン数の表示を行うことにより、遊技者に不正行為を断念させることができ不正行為を未然に防止することが可能になるのである。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
また、本明細書において、部とは必ずしも物理的手段を意味するものではなく、各部の機能が、ソフトウェアによって実現される場合も包含する。さらに、一つの部の機能が、二つ以上の物理的手段により実現されても、若しくは、二つ以上の部の機能が、一つの物理的手段により実現されてもよい。
遊技機(スロットマシン)の正面図である。 発明の実施の形態に係る遊技機のブロック図である。 発明の実施の形態に係る遊技機の処理フローチャートである。 発明の実施の形態に係る遊技機の動作タイミングチャートである。 発明の実施の形態に係る前回遊技の投入枚数/有効な入賞ラインの表示態様の例を示す図である。 従来の遊技機の処理フローチャートである。 従来の遊技機の動作タイミングチャートである。
符号の説明
1 メイン基板
2 サブ基板
2a メダル投入枚数記憶部
2b メダル投入枚数表示制御部
10 スロットマシン
11 筐体
12 表示窓
13 図柄表示窓
16 ベットスイッチ
17 精算スイッチ
20 前回遊技のメダル投入枚数表示部
30 スタートスイッチ
40 回転リール
42 リールテープ
50 ストップスイッチ
60 リールユニット
61 図柄
62 液晶表示部
70 リール駆動部
71 リール位置検出回路
80 ホッパー駆動部
81 ホッパー
82 メダル検出部
100 メダル投入口
200 液晶制御基板
201 スピーカ
202 LED基板
304 メダル払い出し口
311 メダル受け部(下皿)

Claims (3)

  1. 複数の回胴と、前記複数の回胴を回転させるためのスタートスイッチと、前記複数の回胴の回転を停止させるための複数のストップスイッチと、遊技媒体の投入に代えるためのベットスイッチとを備えるスロットマシンにおいて、
    所定の契機での抽選、前記複数の回胴の回転と停止、及び、前記遊技媒体の払い出しを行う第1処理部と、
    前回の遊技における前記遊技媒体の投入数又は前記ベットスイッチの操作回数のいずれか、又は前記遊技媒体の投入数又は前記ベットスイッチの操作回数のいずれかに応じて設定される有効な入賞ラインの情報の一方あるいは両方を記憶する記憶部と、前記記憶部の内容に関する表示制御を行う表示制御部と、前記記憶部の内容を表示する表示部とを備え、
    前記第1処理部は、前記遊技媒体の投入又は前記ベットスイッチの操作があったとき、前記遊技媒体の投入数又は前記ベットスイッチの操作回数に応じて前記有効な入賞ラインを設定するとともに前記有効な入賞ライン(以下、「判定用入賞ライン」と記す)を表示し、
    前記表示制御部は、前記遊技媒体の投入又は前記ベットスイッチの操作があったとき、前記記憶部から前回の遊技における前記遊技媒体の投入数又は前記ベットスイッチの操作回数のいずれか、又は前回の遊技における前記有効な入賞ライン(以下、「表示用入賞ライン」と記す)の情報の一方あるいは両方を読み出し、前記遊技媒体の投入数又は前記ベットスイッチの操作回数のいずれか、又は前記表示用入賞ラインの情報を前記表示部に表示し、
    前記第1処理部は、前記スタートスイッチが押下されたかどうか判定し、
    前記第1処理部は、前記スタートスイッチが押下されたときに、前記複数の回胴を回転させ、
    前記第1処理部は、表示された前記判定用入賞ラインを確定するとともに、抽選処理を行い、
    前記表示制御部は、前記スタートスイッチが押下されたときに、前記表示部による前記遊技媒体の投入数又は前記ベットスイッチの操作回数のいずれか、又は前記表示用入賞ラインの情報の表示をリセットし、
    前記記憶部は、前記回胴が回転するようになったら、記憶されていた前回の遊技における前記遊技媒体の投入数又は前記ベットスイッチの操作回数のいずれか、又は前記表示用入賞ラインの情報をリセットするとともに、確定された前記判定用入賞ラインの情報、又は、確定された前記判定用入賞ラインに対応する前記遊技媒体の投入数又は前記ベットスイッチの操作回数のいずれかを記憶し、
    前記第1処理部は、前記ストップスイッチが押下されたかどうか判定し、
    前記第1処理部は、前記ストップスイッチが押下されたときに、前記複数の回胴のうちで対応するものの回転を停止させ、
    前記第1処理部は、前記複数の回胴が停止したときに、入賞が確定したか否かを判定し、入賞が確定したと判定した場合、前記遊技媒体を払い出し、
    前記第1処理部は、前記入賞が確定したか否かの判定のタイミング、又は、前記遊技媒体の投入又は前記ベットスイッチの操作のタイミングで、確定された前記判定用入賞ラインの表示をリセットする、ことを特徴とするスロットマシン。
  2. 前記表示制御部は、前記遊技媒体の投入又は前記ベットスイッチの操作があったときに代えて、確定された前記判定用入賞ラインの表示が前記第1処理部によりリセットされたときに、前記記憶部から前回の遊技における前記遊技媒体の投入数又は前記ベットスイッチの操作回数のいずれか、又は前記表示用入賞ラインの情報の一方あるいは両方を読み出し、前記遊技媒体の投入数又は前記ベットスイッチの操作回数のいずれか、又は前記表示用入賞ラインの情報を前記表示部に表示することを特徴とする請求項1記載のスロットマシン。
  3. 前記表示制御部は、前記記憶部の内容を有効な入賞ラインの図形で表現することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のスロットマシン。
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