JP4141211B2 - 粒子ビーム装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、請求項1の前段に記載された粒子ビーム装置に関連する。特に、本発明は、低電圧の粒子ビーム装置に関連する。
【0002】
【従来の技術】
低電圧顕微鏡法は、破損しやすい非導電性の試料の画像化において、非常に重要である。通常5キロ電子ボルト未満の低いエネルギーにより低エネルギー散逸がもたらされ、破損しやすい試料でも破損されない。粒子ビームを露光する間の帯電の効果を回避または最小限にする低いエネルギー領域において、絶縁体は約1の二次電子利得を有するので、絶縁性試料は歪みや外乱を伴う事無く画像化され得る。従って、半導体製造工程における寸法測定およびデバイス構造の検査の目的のために、低電圧顕微鏡法は非常に重要である。
【0003】
現在、高解像度の低電圧顕微鏡が上述の分野にて使用されている。高性能顕微鏡は、最終対物レンズとして、静電界浸レンズと磁界浸レンズの組み合わせレンズを使用する。液浸法により、一次ビーム路は高エネルギー状態にある。最終の低ビームエネルギーは、試料の直前における対物レンズ中の減速によって生成される。そのような中速ビームの加速の概念の適用によって、ビームを拡張し、その結果として解像度を減少させる筐体の内部の電子電子相互作用を著しく減少することが出来る。
【0004】
対物レンズの前に配置された検出器は、一次粒子ビームによって試料から放出される二次粒子を検出することができる。インレンズ型あるいはプレレンズ型検出器を配置するということによって、レンズに極めて接近して試料を配置し得るという利点があり、よって作動距離が短くなり、それに対応して対物レンズの焦点距離が短くなる。焦点距離を短くすることによって、対物レンズの色収差係数および球面収差係数を減少させ、低電圧の装置によって高い光学性能が得られる。
【0005】
従来技術による高性能低電圧装置は、良好な光学的性能を示し、静電減速電界レンズと磁気レンズを結合した対物レンズを使用することによってさらに改善することができる。しかしながら、これらの装置は、二次粒子の検出効率に欠点がある。放出された粒子は、一次粒子の減速電界によって加速されるので、それらのエネルギーは高位にあり、一次粒子エネルギーに近似している。従って、それらの挙動はさらに一次粒子ビームの挙動に近似している。従って、放出された粒子の検出は、困難でかつそれほど効率的ではない。したがって、従来技術によれば、一次ビームの侵入のための小さな開口部を備えた同軸検出器(特許文献1参照。)、または一次粒子ビームと放出された粒子ビームの分離手段(特許文献2参照。)が解決法として利用されている。
【0006】
特許文献3には請求項1の前段部に従った粒子ビーム装置が提案されている。検出システム領域内の一次粒子ビームを減速および加速する第1および第2手段を適用し、試料の電位に接近している検出器領域の電位によって、後方散乱粒子、および/または、二次粒子はそれらの当初のエネルギー分布まで減速させられる。
【0007】
この公知の配置は、後方散乱粒子および二次粒子の検出効率を改善するが、試料から放出された後方散乱粒子と二次粒子のエネルギーが異なるという問題をさらに有する。したがって、両方の種類の粒子を効率的な方法で検出するのは難しい。
【0008】
特許文献4は、試料上の構造的、物質的特性を無帯電・高解像度で画像化、測定する粒子ビーム装置を開示している。粒子ビーム源は、一次ビームの軸に沿って一次粒子ビームを射出し、この一次ビームは試料に衝突し、後方散乱電子と二次電子を放出する。対物レンズは電子を集束し、集束された電子は一次ビームの軸に対して放射状に分散し、後方散乱電子の内部環と、二次電子の外部環を形成する。更に、本装置は、後方散乱電子の内部環を検出するための後方散乱電子検出器、および二次電子の外部環を検出するための二次電子検出器を備える。後方散乱電子検出器は電子増倍管により構成される。
【0009】
更に、特許文献5は、電子顕微鏡中の試料から放射された後方散乱電子の検出装置を開示しており、この装置は、試料から放射された後方散乱電子を変換された二次電子に変換するための変換器を備える。
【0010】
【特許文献1】
欧州特許第0333018号明細書
【特許文献2】
米国特許第4812651号明細書
【特許文献3】
欧州特許出願公開第1022766号明細書
【特許文献4】
米国特許出願公開第5644132号明細書
【特許文献5】
米国特許出願公開第4308457号明細書
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、試料から放出された後方散乱粒子と二次粒子の検出効率を向上させる粒子ビーム装置を提供する事を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本目的は請求項1の特長によって解決される。
【0013】
本発明における粒子ビーム装置は、一次粒子ビームを生成するビーム源と、試料上に一次粒子ビームを集束させる集束手段と、ビーム源と集束手段の間に配置されて、少なくとも一つの検出器を備えた、試料上から放出された粒子(例えば、後方散乱電子、および/または、二次電子、および/または、オージェ電子)を検出するための検出システムと、一次粒子ビームを第1エネルギーまで加速させる第1加速手段と、一次粒子ビームを、検出システムを通過する前に、第1エネルギーから低位の第2エネルギーまで減速させる第1減速手段と、一次粒子ビームを、検出システムを通過した後に、第2エネルギーから高位の第3エネルギーまで加速させる第2加速手段と、一次粒子ビームを第3エネルギーから最終ビームエネルギーまで減速させる第2減速手段を備える。検出システムは、試料から放出された粒子を、検出器によって検出される二次粒子に変換するための変換器を更に備える。
【0014】
検出システム領域内の試料から放出された粒子の減速領域を、後方散乱粒子の変換器と同時に設置することにより、後方散乱粒子および二次粒子双方の検出効率を向上させることが可能である。
【0015】
本発明の更なる実施形態は、従属請求項の主題として記載される。
【0016】
好適な実施形態は、第1制御電極、および/または、第2制御電極を備え、試料上から放出された粒子の一部を抑制するために、第1制御電極、および/または、第2制御電極に適切な電圧が印加される。これらの制御電極により、試料の二次粒子像、または後方散乱粒子像を得ることが可能になる。更に、両方の種類の粒子に基づく像を生成することが可能である。
【0017】
本発明の更なる効果と実施形態は、幾つかの実施形態の説明と図面を参照にして、更に詳細に説明される。
【0018】
【発明の実施の形態】
第1実施形態における粒子ビーム装置は、図1に開示される。粒子ビーム装置は、実質的に、一次粒子ビーム2を生成するビーム源1と、試料4上に一次粒子ビーム2を集束させる集束手段3と、ビーム源1と集束手段3の間に配置されて、少なくとも一つの検出器50を備えた、試料4上から放出された後方散乱粒子6b、および/または、二次粒子6a、および/または、他の粒子を検出するための検出システム5と、一次粒子ビーム2を第1エネルギーE1(=q×(V2−V1))まで加速させる第1加速手段7と、一次粒子ビーム2を、検出システム5を通過する前に、第1エネルギーから低位の第2エネルギーE2(=q×(V3−V1))まで減速させる第1減速手段8と、一次粒子ビーム2を、検出システム5を通過した後に、第2エネルギーから高位の第3エネルギーE3(=q×(V4−V1))まで加速させる第2加速手段9と、一次粒子ビーム2を第3エネルギーから最終エネルギーEF(=q×(Vs−V1))まで減速させる第2減速手段10を備える。ここで、qは、第1粒子の電荷である。
【0019】
検出システム5は、試料4から放出された後方散乱粒子6bを、検出器50によって検出される変換された二次粒子6cに変換するために、変換器51をさらに備える。
【0020】
粒子ビーム装置は、放出された粒子6が検出器50の直前かつ放出された粒子6の方向に設置された第1制御電極11を更に備える。試料4から放出された粒子の一部を抑制するために、第1制御電極11に適切な電圧VC1を印加する事ができる。
【0021】
さらに、試料4の直上において放出された粒子6の一部を抑制するために、第2制御電極12を試料4の上部に設置することが出来る。
【0022】
ビーム源1は例えば、電子銃1a、サプレッサー1b、抽出器1c、およびアノード1dを備え、電子銃1aは、熱電界放射体、または、冷陰極電界放射体、または、フォトカソードであることが好ましい。アノード1dは第1加速手段7を構成する。
【0023】
第1減速手段8は、コンデンサーレンズ13内の界浸レンズによって構成される。界浸レンズは、少なくとも二つの電極、即ち、第1電極8aおよび第2電極8bを備え、第1電極8aは、ライナーチューブにより形成され、低い電位V3にある第2電極8bよりも高い電位V2にある。界浸レンズは、一次粒子ビーム2に対して減速電界を生成する。
【0024】
従って、一次粒子ビーム2は検出システム5の領域内で低エネルギーの状態にある。
【0025】
第2加速手段9は、検出システム5かつ直後の一次粒子ビーム2の方向に設置される。第2加速手段9は、二つのグリッド電極、即ち、第1電極9aおよび第2電極9bにより構成される。また、第1電極9aは第1制御電極11を構成する。
【0026】
第2減速手段10は、集束手段3中の界浸レンズによって構成される。界浸レンズは少なくとも二つの電極、即ち、第1電極3aおよび第2電極3bを備え、一次粒子ビーム2の方向の第1電極3aは、第2電極3bよりも高い電位にある。界浸レンズは、一次粒子ビーム2に対して減速電界を生成する。軸方向の磁気ギャップレンズの代わりに、単極磁界型レンズまたは半径方向の磁気ギャップレンズを使用することも可能である。
【0027】
しかしながら、試料4上から放出される後方散乱粒子6b、および/または、二次粒子6aは、第2減速手段10によって加速される。従って、第2減速手段10を通過した後、これらの放出された粒子は、一次粒子とおよそ同等な高エネルギーを有するので、放出された粒子を検出することが困難になる。しかしながら、第2加速手段9が放出された粒子を減速する。第1減速手段8と第2加速手段9に適切な電圧を印加することによって、検出システム5を低エネルギーの領域に保つことが可能となり、後方散乱粒子6b、および/または、二次粒子6aは、検出システム5において、当初のエネルギー分布(例えば0から50電子ボルトの二次粒子6a、および二次粒子6aとおおよそ同等位な後方散乱粒子6b)まで減速される。一次粒子もまた検出器領域で減速されるが、一次粒子は検出器領域を通過するだけの十分なエネルギーを保持している。
【0028】
第1加速手段7、第1減速手段8、第2加速手段9、および第2減速手段10は、どのような種類の減速/加速レンズによっても構成することが出来る。もっとも単純な場合は、同心上の開口部より構成されるか、もしくはグリッド電極により構成される二電極レンズである。また、開口電極とグリッド電極の組み合わせのほうがさらに効率的である。さらに、例えばアインツェルレンズのような、減速・加速効果を有する全ての種類の構成要素を、信号検出概念中に使用・統合することが出来る。
【0029】
コンデンサーレンズ13は検出システム5の領域内にクロスオーバーを生成する。これは、クロスオーバーの内部または近傍にあるレンズまたは光学的要素はビーム特性に対していかなる重要な影響をも与えないので、第1減速手段8および第2加速手段9が一次ビームの特性に及ぼす光学的効果は重要でなく、無視することが出来るという長所を持つ。
【0030】
さらに、一次粒子ビーム2がクロスオーバーを有さない、または1以上のクロスオーバーを有する粒子ビーム装置も適用できる。
【0031】
集束手段3中の界浸レンズにより構成された第2減速手段10を使わないで、集束手段3と試料4の間において一次粒子ビーム2を最終ビームエネルギーEFまで減速することも出来る。集束手段3は、例えば8キロボルトの高い電位の電極を有し、試料4は接地電位である。しかしながら、試料4にVs≠0のバイアスをかけることによって減速を行うことが出来る。
【0032】
試料4から放出された粒子6は、二次粒子6aおよび後方散乱粒子6bから成る。
【0033】
第1制御電極11、および/または、第2制御電極12に適切な電圧を選択的に印加する制御装置14によって、粒子ビーム装置を異なるモードで運転することが出来る。
【0034】
後方散乱粒子6bのエネルギーは二次粒子6aのエネルギーより高いので、第1制御電極11および/または第2制御電極12に適切な電圧を印加することによって、二次粒子6aを容易に抑制することが出来る。電圧VC1、VC2に応じて、試料4の後方散乱像を得ることが出来る(第1モード)。異なる適切な電圧を印加することにより、二次粒子6aおよび後方散乱粒子6bに基づく像を得ることが出来る(第2モード)。変換された後方散乱粒子6bが検出器50に到達することを抑制することにより、二次粒子像を得ることが出来る(第3モード)。変換器51は、図4から図7を参照して後に詳細に説明される。
【0035】
図2は、粒子ビーム装置の第2実施形態を示す。本実施形態の第2加速手段9および第1制御電極11が、第1実施形態とは異なる。第1制御電極11を構成する第2加速手段9の第1電極9aは、湾曲表面を有するグリッド電極によって構成される。第2加速手段9の第2電極9bは開口電極により構成される。湾曲表面を有する第1電極9aによって、検出システム5の効率を向上することが出来る。
【0036】
図3による実施形態では、静電界浸レンズによって集束手段3が構成される点で、図2による第2実施形態と異なっている。
【0037】
検出システム5は、例えば後方散乱粒子6bのような放出された粒子を、検出器50によって検出可能な変換された二次粒子6cに変換するための変換領域を備えた変換器51を有する。
【0038】
特定の応用例として、変換された二次粒子6cをに影響を与えるために、変換器51を変換器電極手段52と組み合わせることが出来る。
【0039】
複数の実施形態における変換器51および変換器電極手段52が、図4から図7を参照して以下に説明される
【0040】
変換器51および変換器電極手段52は、変換された二次粒子6cを制御するようになされ、変換器51と変換器電極手段52との間に適切な電圧を印加することで、変換領域の特定の部分または複数の部分から放出される変換された二次粒子6cが、検出器50に到達することを防止する。
【0041】
図4(a)、(b)は、一次粒子ビーム2用の開口部51aを中央に伴った変換器板より構成された変換器51を示す。変換器電極52.1は、可変電圧Uが印加され得る環状の電極より構成される。変換器51に可変電圧Uを印加しても良い。変換器電極52.1は、放出された粒子の変換器51への侵入を可能にするグリッド電極によって構成される。
【0042】
変換器51は一次ビーム軸に対して垂直に設置され、一次粒子ビーム2のためのシステム開口として使用することが出来る少なくとも1つの開口部51aを備える。変換器電極52.1は、一次ビーム軸に対して垂直な平面状に配置されることが出来、変換器電極52.1は、少なくとも変換器51の一部を、試料4から放出された粒子6の方向から覆う。図4(b)による変換器51の変換領域は、変換器電極52.1によって覆われる第1の環状部分と、変換器電極52.1によって覆われない、開口部51aの周囲の円である第2の部分を備える。
【0043】
変換器51と変換器電極52.1の間に適切な電圧を印加することによって、変換器電極52.1により覆われている変換領域の外側環状部より放出された、変換された二次粒子6cが、検出器50に到達することを防止することが出来る。これらの変換された二次粒子6cを抑制するために、電圧Uが零である間、変圧器電極52.1にマイナスの電圧Uを印加しても良い。電圧Uがプラスの場合、全ての変換された二次粒子6cはプラスのグリッド電極によって集められる。変換された二次粒子6cは、変換器電極52.1に侵入した後、例えばシンチレーター・光電子倍増管の構成のような従来型の二次電子検出器であり得る検出器50によって検出される。変換器電極52.1にプラスまたはマイナスの電圧を印加することによって、変換器電極52.1によって覆われる変換器51の特定の部分の寄与を制御することが出来る。変換器電極52.1に零の電圧またはプラスの電圧を印加することによって、変換器51から発せられる全ての変換された二次粒子6cが検出器50に到達し、信号に寄与することが可能になる。通常−2ボルトから−50ボルトのマイナスの電圧は変換された二次粒子6cを抑制し、結果的に変換器電極52.1によって覆われた変換器51の一部分は検出された信号に寄与することが出来なくなる。
【0044】
通常の表面の画像化が行われる場合、変換器電極52.1の電圧はは零かわずかにプラスであり、これは全ての変換された二次粒子6cが検出器50によって検出し得ることを意味する。接触開口部の内側の部分が画像化される場合、マイナスの電圧Uが変換器電極52.1に印加される。従って、変換器電極52.1によって覆われない変換器51の内側部分において変換された二次粒子6cのみが、検出信号に寄与する。
【0045】
図5に示された第2実施形態は、可変電圧U、Uが印加され得る二つの変換器電極52.2、52.3を有する変換器電極手段52を備える。内側に位置する変換器電極52.3は円形であり、変換器電極52.2は環状の形状を有する。両方の電極は、一次ビーム軸に対して垂直な平面状に、同心に配置される。
【0046】
本実施形態の利点は、電極52.3により覆われた内側円形部分より放出される変換された二次粒子6cが、検出器50に到達するのを防止することが可能なことである。従って、変換領域の外側環状部分より放出される変換された二次粒子6cのみが検出器50に到達する。もちろん、内側円形部分より放出された変換された二次粒子6cを検出するために、変換器51の外側環状部分の変換された二次粒子6cを抑制することも可能である。
【0047】
図6は、可変電圧U、U、U、Uを印加し得る扇状に区分された4つの変換器電極52.4、52.5、52.6および52.7を備える実施形態を開示する。全ての扇状に区分された部分は、開口部51aの周囲の円形部分を除いた変換器51の全ての変換領域を覆う。このような配置によって、一つ以上の電極が覆う部分の情報に加えて、内側円形部分の変換された粒子から情報を得ることが可能となる。
【0048】
画像化、測定の作業に応じて、例えば1つ以上の環状電極、または約4つの環状に分割された電極、または双方の組み合わせ等の、他の電極の配置も可能である。
【0049】
図7は、特別な角度分布の検出のための実施形態を開示する。本実施形態は、可変電圧U、Uを印加し得る2つの変換器電極52.8、52.9を備える。内側に位置する変換器電極52.8は円形であり、変換器電極52.9は環状の形状を有する。両方の電極は、一次ビーム軸に対して垂直な平面状に、同心に配置される。2つの変換器電極52.8、52.9の間に、環状の間隙が存在する。従って、変換器51は3つの部分に分割される。内側の円形部分は変換器電極52.8により覆われる。第1の環状部分は変換器電極によって覆われず、外側環状部分は電極52.9によって覆われる。
【0050】
図4から図7に示される全ての実施形態は1つ以上の変換器電極を備えるが、そのような変換器電極を備えることは重要なことではない。後方散乱粒子6bが放出される試料4上の位置的な情報が重要でない場合、変換器電極は省略することが出来る。
【0051】
図8から図12は、本発明における一次粒子ビーム2の更なる実施形態を示す。図8に示す実施形態は図1に対応する。試料4上より放出された二次粒子6a、および後方散乱粒子6bが同時に検出されるように、第1制御電極11、および/または、第2制御電極12の電圧が適用される。
【0052】
さらに、第1減速手段8は集束部内ではなく、検出システム5の直上に設置される。第1減速手段8は、ライナーチューブの端部に位置する第1グリッド電極8cと変換器51の直上に位置する第2グリッド電極8dを備える。
【0053】
図9で示される実施形態は、図8で示される実施形態と同じ構造を有する。しかしながら、本装置は、本実施形態においては別のモードで運転されており、この運転モードでは、試料4より放出される二次粒子6aが第2制御電極12において抑制される。図10に示される実施形態におけるモードでは、試料4より放出される二次粒子6aが第1制御電極11において抑制される。
【0054】
図11に示される装置は、開口電極である第2電極9bを有する第2加速手段9を備えると言う点で、図9及び図10で示される装置とは異なっている。
【0055】
図12に示される実施形態における第1減速手段8は、ライナーチューブの端部と変換器51により実現される。
【0056】
全ての実施形態は、本発明における装置を実現するための多数の可能性が存在することを示している。さらに、図面によって特に開示されていない粒子ビーム装置を構成するために、別の実施形態の機能を組み合わせることも可能である。
【0057】
【発明の効果】
上記説明から明らかなように、試料から放出された後方散乱粒子と二次粒子の検出効率を向上させる粒子ビーム装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】粒子ビーム装置の第1実施形態における概要図である。
【図2】粒子ビーム装置の第2実施形態における概要図である。
【図3】粒子ビーム装置の第3実施形態における概要図である。
【図4】(a)は、変換器の第1実施形態における断面図であり、(b)は、変換器の第1実施形態における底面図である。
【図5】変換器の第2実施形態における底面図である。
【図6】変換器の第3実施形態における底面図である。
【図7】変換器の第4実施形態における底面図である。
【図8】粒子ビーム装置の第4実施形態における概要図である。
【図9】粒子ビーム装置の第5実施形態における概要図である。
【図10】粒子ビーム装置の第6実施形態における概要図である。
【図11】粒子ビーム装置の第7実施形態における概要図である。
【図12】粒子ビーム装置の第8実施形態における概要図である。
【符号の説明】
1 ビーム源
1a 電子銃
1b サプレッサー
1c 抽出器
1d アノード
2 一次粒子ビーム
3 集束手段
3a 第1電極
3b 第2電極
4 試料
5 検出システム
6 粒子
6a 二次粒子
6b 後方散乱粒子
6c 変換された二次粒子
7 第1加速手段
8 第1減速手段
8a 第1電極
8b 第2電極
8c 第1グリッド電極
8d 第2グリッド電極
9 第2加速手段
9a 第1電極
9b 第2電極
10 第2減速手段
11 第1制御電極
12 第2制御電極
13 コンデンサーレンズ
14 制御装置
50 検出器
51 変換器
51a 開口部
52 変換器電極手段
52.1 変換器電極
52.2 変換器電極
52.3 変換器電極
52.4 変換器電極
52.5 変換器電極
52.6 変換器電極
52.7 変換器電極
52.8 変換器電極
52.9 変換器電極

Claims (23)

  1. 一次粒子ビーム(2)を生成するためのビーム源(1)と、
    試料(4)上に前記一次粒子ビーム(2)を集束させるための集束手段(3)と、
    前記ビーム源(1)と前記集束手段(3)の間に配置され、少なくとも1つの検出器(50)を備えた、前記試料(4)から放出される粒子(6a、6b)を検出するための検出システム(5)と、
    前記一次粒子ビーム(2)を第1エネルギー(E1)まで加速する第1加速手段(7)と、
    前記一次粒子ビーム(2)を、検出システム(5)を通過する前に、第1エネルギー(E1)から低位の第2エネルギー(E2)まで減速する第1減速手段(8)と、
    前記一次粒子ビーム(2)を、検出システム(5)を通過した後に、第2エネルギー(E2)から高位の第3エネルギー(E3)まで加速する第2加速手段(9)と、
    前記一次粒子ビーム(2)を第3エネルギー(E3)から最終ビームエネルギー(EF)まで減速する第2減速手段(10)を備え、
    前記検出システム(5)が、粒子(6a、6b)を、前記検出器(50)によって検出される変換された二次粒子(6c)に変換するための変換器(51)を更に備え
    前記検出システム(5)が、前記変換された粒子に影響を与えるために変換器電極手段(52)を更に備え、前記変換器(51)と前記変換器電極手段(52)の間の適切な電圧によって変換領域の特定の一部分またはいくつかの部分より放出される変換された粒子が検出器(50)へ到達する事を防止するために、前記変換領域と前記変換器電極手段(52)を有する前記変換器(51)が、前記変換された粒子を制御するようになされることを特徴とする粒子ビーム装置。
  2. 前記試料(4)から放出される前記粒子(6)の一部を抑制するための適切な電圧(VC1、VC2)を印加し得る第1制御電極(11)、および/または、第2制御電極(12)によって特徴付けられた請求項1に記載の粒子ビーム装置。
  3. 少なくとも、前記試料(4)から放出される二次粒子(6a)を抑制するための第1電圧と、いかなる粒子も前記検出器(50)に到達することを抑制しない第2電圧を、前記第1制御電極(11)、および/または、前記第2制御電極(12)に選択的に印加する制御装置(14)によって特徴付けられた請求項2に記載の粒子ビーム装置。
  4. 前記試料(4)から放出される前記二次粒子(6a)の一部のみを抑制するために、前記制御手段(14)が前記第1制御電極(11)、および/または、前記第2制御電極(12)に第3電圧を印加するようになされることを特徴とする請求項3に記載の粒子ビーム装置。
  5. 前記第1制御電極(11)がグリッド電極であることを特徴とする請求項2に記載の粒子ビーム装置。
  6. 前記第1制御電極(11)が、湾曲表面を有するグリッド電極であることを特徴とする請求項2に記載の粒子ビーム装置。
  7. 前記第1制御電極(11)が、開口電極であることを特徴とする請求項2に記載の粒子ビーム装置。
  8. 前記第1制御電極(11)が、前記第1減速手段(8)と前記第2加速手段(9)の間に配置されることを特徴とする、請求項1乃至7のいずれかに記載の粒子ビーム装置。
  9. 前記第2制御電極(12)が、前記第2減速手段(10)と前記試料(4)の間に配置されることを特徴とする、請求項1乃至8のいずれかに記載の粒子ビーム装置。
  10. 前記第2制御電極(12)が、前記第2減速手段(10)の一部分であることを特徴とする、請求項1乃至9のいずれかに記載の粒子ビーム装置。
  11. 前記第1減速手段(8)が、コンデンサーレンズ(13)によって構成されることを特徴とする請求項1に記載の粒子ビーム装置。
  12. 前記第1減速手段(8)が、電極によって構成されることを特徴とする請求項1に記載の粒子ビーム装置。
  13. 前記第2減速手段(10)が、磁気界浸レンズ、および/または、静電界浸レンズによって構成されていることを特徴とする請求項1に記載の粒子ビーム装置。
  14. 前記試料(4)が前記第2減速手段(10)の一部分であることを特徴とする請求項1に記載の粒子ビーム装置。
  15. 前記第1加速手段(7)および前記第2加速手段(9)が、前記第1加速手段(7)の前記第1エネルギー(E1)が、前記第2加速手段(9)の前記第3エネルギー(E3)と等価であるようになされたことを特徴とする請求項1に記載の粒子ビーム装置。
  16. 前記第1加速手段(7)および前記第2加速手段(9)が、前記第1加速手段(7)の前記第1エネルギー(E1)が、前記第2加速手段(9)の前記第3エネルギー(E3)と異なるようになされたことを特徴とする請求項1に記載の粒子ビーム装置。
  17. 前記一次粒子ビーム(2)が、前記検出システム(5)の領域内に配置されるクロスオーバーを備えるように、粒子ビーム装置がなされていることを特徴とする請求項1に記載の粒子ビーム装置。
  18. 前記第1加速手段(7)、および/または、前記第2加速手段(9)が電極によって構成されることを特徴とする請求項1に記載の粒子ビーム装置。
  19. 前記変換器(51)が、前記一次粒子ビーム(2)用の少なくとも1つの開口部(51a)を有する変換器板により構成されることを特徴とする請求項1に記載の粒子ビーム装置。
  20. 前記変換器(51)が、前記一次粒子ビーム(2)用のシステム開口として用いられる少なくとも1つの開口部(51a)を有する変換器板により構成されることを特徴とする請求項1に記載の粒子ビーム装置。
  21. 前記変換器(51)が、一次ビーム軸に対して垂直の、一次ビーム粒子(2)用の少なくとも1つの開口部(51a)を有する変換器板より構成され、前記変換器電極手段(52)が前記一次ビーム軸に対して垂直である平面状に配置され、前記変換器電極手段(52)が、少なくとも前記変換器板の一部を、放出された前記粒子(6)の方向から覆うことを特徴とする請求項に記載の粒子ビーム装置。
  22. 前記変換器電極手段(52)が、少なくとも1つの環状の変換器電極(52.2、52.3、52.8、52.9)より構成されることを特徴とする請求項に記載の粒子ビーム装置。
  23. 前記変換器電極手段(52)が、複数の扇状に分割された変換器電極(52.4、52.5、52.6、52.7)より構成されることを特徴とする請求項に記載の粒子ビーム装置。
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