JP4140592B2 - 電線端部処理装置及び電線端部処理方法 - Google Patents

電線端部処理装置及び電線端部処理方法 Download PDF

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Description

この発明は、電線の端部をゴム栓等の弾性筒状体に挿入するための技術に関する。
自動車等で、電気的な配線材として用いられる電線の端部には、接続部材や接続先となる部材への雨水等の浸入を防止するために、ゴム栓が装着される。
電線の端部をゴム栓に挿入する技術として、特許文献1に開示のものがある。
特許文献1では、シールホルダにゴム栓収容室を形成し、このゴム栓収容室内にゴム栓を収容保持した状態で、電線端部をゴム栓に挿入するようにしている。
特開平08−83663号公報
しかしながら、電線をゴム栓に挿入する途中で、被覆部の外周面がゴム栓の内周面に接すると、被覆部が芯線部の先端部より手前側に後退し、電線の先端部に芯線部が突出することがある。特に、芯線部と被覆部との密着性(保持力)が弱い電線では、被覆部が芯線部から後退し、電線の先端側に芯線部が突出しまうことが多い。
そして、芯線部は、通常、細径の導線により構成されており、比較的鋭い形状を有しているため、図12に示すように、電線Wの芯線部Waがゴム栓Pの内周部に突刺さるようになり、該ゴム栓Pを内周側から外周側へ突破って出てしまうことがある。
特に、小型化等の要請から肉薄のゴム栓を用いた場合には、芯線部がゴム栓を突破ってしまい易くなる。
そこで、本発明は、電線を弾性筒状体に挿入する際に、芯線部が弾性筒状体を突破ってしまうことを防止することを目的とする。
この発明の第1の態様は、芯線部の外周囲に被覆部が形成された電線を弾性筒状体内に挿入するための電線端部処理装置であって、前記被覆部を摘んで引張り可能に構成され、前記芯線部の端部よりも前記被覆部の端部が伸出るように、前記被覆部をその長手方向に沿って伸す被覆部伸出手段と、前記被覆部が伸された状態で前記電線の端部を前記弾性筒状体内に挿入する電線挿入手段と、を備えたものである。
この場合に、前記弾性筒状体に挿入されてその一端部側より突出する前記電線の端部を切断する電線事前切断手段と、前記電線事前切断手段による切断後の前記電線の端部に対して被覆部を皮剥ぎする処理を行う皮剥ぎ手段と、をさらに備えた構成としてもよい。
また、この発明の第2の態様は、芯線部の外周囲に被覆部が形成された電線を弾性筒状体内に挿入するための電線端部処理方法であって、前記芯線部の端部よりも前記被覆部の端部が伸出るように、前記被覆部をその長手方向に沿って伸す工程と、前記被覆部を伸した後、前記電線の端部を前記弾性筒状体内に挿入する電線挿入工程と、を備えたものである。
この場合に、前記筒状体に挿入されてその一端部側より突出する前記電線の端部を切断する工程と、前記電線の端部を切断した後、前記電線の端部に対して被覆部を皮剥ぎする処理を行う工程と、を備えてもよい。
この発明の電線端部処理装置によると、前記被覆部を摘んで引張り可能に構成され、前記芯線部の端部よりも前記被覆部の端部が伸出るように、前記被覆部をその長手方向に沿って伸す被覆部伸出手段と、前記被覆部が伸された状態で前記電線の端部を前記弾性筒状体内に挿入する電線挿入手段とを備えているため、前記被覆部が伸された状態で前記電線の端部が前記弾性筒状体内に挿入されることになり、芯線部が弾性筒状体を突破ってしまうことを防止できる。
また、上記のように被覆部をその長手方向に沿って伸した後に、その電線端部に皮剥ぎ処理を施すと、被覆部の伸し量や電線を弾性筒状体内に挿入する際における被覆部の縮量等の不均一性に起因して、芯線部の突出長が不均一となってしまう。
そこで、前記弾性筒状体に挿入されてその一端部側より突出する前記電線の端部を切断する電線事前切断手段によって電線の端部を切断し、この切断後の前記電線の端部に対して被覆部を皮剥ぎすることで、被覆部の伸し量や縮み量等の影響を排除して、芯線部の突出長を比較的均一にすることができる。
この発明の電線端部処理方法によると、前記芯線部の端部よりも前記被覆部の端部が伸出るように、前記被覆部をその長手方向に沿って伸した後、前記電線の端部を前記弾性筒状体内に挿入しているため、前記被覆部が伸された状態で前記電線の端部が前記弾性筒状体内に挿入されることになり、芯線部が弾性筒状体を突破ってしまうことを防止できる。
また、電線の端部で被覆部を伸してこれを弾性管状体内に挿入した後、一端電線端部を切断してから、該電線端部に皮剥ぎ処理を施すようにすると、被覆部の伸し量や縮み量等の影響を排除して、芯線部の突出長を比較的均一にすることができる。
以下、この発明の実施形態に係る電線端部処理装置及び電線端部処理方法について説明する。
<電線端部処理装置の全体説明>
図1は電線端部処理装置の全体構成を示す図であり、図2(a)〜図2(e)及び図3(a)〜(d)は電線端部の各処理工程を示す図である。この端部処理装置は、電線Wを弾性筒状体であるゴム栓Pに挿入するための装置である。
ここで、電線Wは、自動車や電気機器等で電気的な配線材として用いられる配線材であり、1本又は複数本の素線を有する芯線部Waの外周囲に被覆部Wbが形成されてなる。この電線Wとしては、例えば、塩化ビニル被覆電線(AVSS)等が用いられる。
また、ゴム栓Pは、電線Wを圧入可能な筒状に形成されている。そして、例えば、上記電線Wの端部に端子Tを圧着して該電線Wの端部をコネクタハウジングC内に組込んだ状態で、電線Wを伝った水の浸入を防止する役割を果す。
なお、本電線端部処理装置及び方法は、電線Wを上記ゴム栓Pに挿入する場合に限らず、電線Wを、弾性を有する筒状部材に挿入する種々の場合に適用できる。
電線端部処理装置は、電線サプライユニット10と、調尺切断ユニット20と、被覆部伸出ユニット30と、電線挿入ユニット50と、事前切断皮剥ぎユニット60と、端子圧着ユニット80とを備えると共に、切断された電線Wを搬送する電線搬送ユニット26と、本装置全体の動作制御を行う制御部90とを備えている。
電線サプライユニット10は、電線Wを連続歴に供給する装置である。ここでは、電線サプライユニット10は、電線Wを巻回収容した複数の収納リール12を有している。通常、これらの各収納リール12には、それぞれ色や電線径等が異なる複数種類の電線Wが巻回収容されている。そして、必要に応じて、所定の収納リール12に巻回された電線Wを選択的に引出して調尺切断ユニット20に導き、後述各処理を施す構成となっている。
調尺切断ユニット20は、上記電線サプライユニット10から電線Wを引出すと共にその引出した電線Wの長さ寸法を測定(調尺ともいう)する調尺機構と、予め設定された所定の長さ寸法となる位置で電線Wを切断する電線切断機構とを備えている。このように、電線Wを調尺しつつ引出して、電線Wが所定長となるように切断する構成自体は、周知である。なお、この調尺切断ユニット20で電線Wが切断された後の状態では、電線Wの芯線部Waの端部と被覆部Wbの端部とは長手方向に揃った位置にある(図2(a)参照)。
電線搬送ユニット26は、調尺切断ユニット20で所定長に切断された電線Wの端部近傍を保持し、該電線Wの端部を、各被覆部伸出ユニット30及び電線挿入ユニット50、事前切断皮剥ぎユニット60、端子圧着ユニット80で順次処理可能なように、所定の搬送方向Aに沿って搬送する手段である。
ここでは、電線搬送ユニット26は、無端環状の搬送ベルト27に、一定間隔で電線Wを挟持可能な電線挟持部28が配設されてなる。そして、モータ等のアクチュエータにより搬送ベルト27を断続的に回転させることで、各電線挟持部28を、長尺切断ユニット20から被覆部伸出ユニット30、電線挿入ユニット50、事前切断皮剥ぎユニット60、端子圧着ユニット80に向けて順次移動させつつ、各ユニット30,50,60,80前で適宜停止させるようにしている。これにより、各電線挟持部28により保持された電線Wが、各ユニット30,50,60,80で処理されつつ、所定方向に搬送されることになる。
なお、上記調尺切断ユニット20の近傍には、調尺切断ユニット20から送出される電線Wの先端部近傍を掴んで所定の電線挟持部28に挟持させる電線受渡ユニット24が配設されている。
そして、上記調尺切断ユニット20から調尺されつつ送出される電線Wの先端部近傍を、電線受渡ユニット24によって、該調尺切断ユニット20よりも電線Wの搬送方向A前側にある電線挟持部28に挟持させると共に、電線Wの中間部を調尺切断ユニット20に対向する位置の電線挟持部28に挟持させる。この状態で、調尺切断ユニット20により電線Wを所定長に切断する。これにより、所定の長さ寸法に切断された電線Wは、両端部を各ユニット30,50,60,80に向けた略U字状の形態で搬送される。
被覆部伸出ユニット30は、搬送方向Aに沿って上記調尺切断ユニット20の下流側に配設されている。この被覆部伸出ユニット30は、芯線部Waの端部よりも被覆部Wbの端部が伸出るように、被覆部Wbをその長手方向に沿って伸す(図2(b)参照)手段である。この被覆部伸出ユニット30の具体的構成については後述する。
電線挿入ユニット50は、搬送方向Aに沿って上記被覆部伸出ユニット30よりも下流側に配設されている。この電線挿入ユニット50は、上記被覆部Wbが伸された状態で、電線Wの端部をゴム栓Pに挿入する(図2(c)及び図2(d)参照)手段である。この電線挿入ユニット50の具体的構成については後述する。
事前切断皮剥ぎユニット60は、搬送方向Aに沿って上記電線挿入ユニット50よりも下流側に配設されている。この事前切断皮剥ぎユニット60は、ゴム栓Pに挿入された電線Wの端部を切断する(図2(e)参照)し、この後、該端部の皮剥ぎを行う(図3(a)及び図3(b)参照)手段である。この事前切断皮剥ぎユニット60の具体的構成についても後述する。
端子圧着ユニット80は、搬送方向Aに沿って事前切断皮剥ぎユニット60よりも下流側に配設されている。この端子圧着ユニット80は、電線Wの端部に対して端子Tを圧着する(図3(b)参照)手段であり、周知の端子圧着技術により実現される。
制御部90は、調尺切断ユニット20、被覆部伸出ユニット30、電線挿入ユニット50、事前切断皮剥ぎユニット60、端子圧着ユニット80、電線搬送ユニット26等、本装置全体の動作制御を行う。
<被覆部伸出ユニット>
図4は被覆部伸出ユニットを示す側面図であり、図5は被覆部伸出ユニットを示す正面図である。
被覆部伸出ユニット30は、上記したように、被覆部Wbをその長手方向に沿って伸す手段であり、電線Wを挟込むための一対の挟込板32U,32Lと、挟込板32U,32Lを近接離隔移動させるための電線挟込駆動機構34と、一対の挟込板32U,32Lを電線Wの軸方向と略直交する方向に往復移動させるための電線ねじり駆動機構40と、これら一対の挟込板32U,32Lと電線挟込駆動機構34と電線ねじり駆動機構40とを電線Wの長手方向に沿って移動させるための電線長手方向移動機構44とを備えている。これら電線挟込駆動機構34、電線ねじり駆動機構40及び電線長手方向移動機構44の動作制御は、制御部90によってなされる。
各挟込板32U,32Lは、略長方形板状の基材32aの一主面にゴム板等の弾性板材32bを取付けた構成とされている。
電線挟込駆動機構34は、各弾性板材32bを対向させた姿勢で各挟込板32U,32Lを支持する一対の支持アーム35U,35Lと、これら一対の支持アーム35U,35Lを接近離隔駆動する挟込駆動部36とを備えている。
各支持アーム35U,35Lは、長尺状の部材に形成されており、略水平姿勢で片持ち状に挟込駆動部36に支持されている。
また、各支持アーム35U,35Lの先端部には、スライド保持部35aを介して挟込板32U,32Lが取付けられている。スライド保持部35aは、スライド溝とスライダ等により構成される部材(例えば、LMガイドと呼ばれるもの等)であり、挟込板32U,32Lを電線Wの長手方向と略直交する方向に移動自在に支持している。
挟込駆動部36は、エアシリンダ等のアクチュエータにより構成されている。そして、この挟込駆動部36の駆動により、一対の支持アーム35U,35Lを接近離隔移動させることで、挟込板32U,32Lが上下方向に接近離隔移動されることとなる。そして、挟込板32U,32Lを接近移動させることで、両挟込板32U,32L間に電線Wが挟込まれることになる(図6(a)及び図6(b)参照)。
電線ねじり駆動機構40は、各挟込板32U,32Lを電線Wの長手方向と略直交する方向に移動させる一対の移動側壁部41U,41Lが上下2組設けられると共に、各組の一対の移動側壁部41U,41Lを電線Wの長手方向と略直交する方向に移動させるねじり駆動部43U,43Lが設けられてなる。
ねじり駆動部43U,43Lは、挟込駆動部36の上側及び下側に、ブラケット39を介して固定されている。各ねじり駆動部43U,43Lは、エアシリンダ等のアクチュエータにより構成される部材であり、本体部43Ua,43Laに対してロッド部43Ub,43Lbが電線Wの長手方向と略直交する方向に移動自在に設けられている。
上側のロッド部43Ubの両端部に一対の移動側壁部41Uが垂下状に取付けられている。また、下側のロッド部43Lbの両端部に一対の移動側壁部41Lが立設状に取付けられている。一対の移動側壁部41U間及び一対の移動側壁部41L間には、それぞれ挟込板32U,32Lにおける電線Wの長手方向と略直交する方向に沿った寸法に対応する間隔が設けられている。そして、各挟込板32U,32Lが、一対の移動側壁部41U間或は一対の移動側壁部41L間で、上下移動する構成となっている。
そして、各ねじり駆動部43U,43Lの駆動により、各ロッド部43Ub,43Lbを、電線Wの長手方向と略直交する方向に沿って往復移動させると、上下各組の一対の移動側壁部41U,41Lが各挟込板32U,32Lの各側部を電線Wの長手方向と略直交する方向に沿って交互に押す。これにより、各挟込板32U,32Lが電線Wの長手方向と略直交する方向に沿って往復移動する構成となっている(図7(a)〜図7(c)参照)。
また、電線長手方向移動機構44は、エアシリンダ等のアクチュエータによって構成されており、上記一対の挟込板32U,32Lと電線挟込駆動機構34と電線ねじり駆動機構40とを一体的に、電線Wの長手方向に沿って移動させるように構成されている。
ここでは、一定位置に固設された駆動本体部44aに対して、挟込駆動部36の下側のブラケット39が電線Wの長手方向に沿って移動自在に取付けられている。そして、このブラケット39を電線Wの長手方向に沿って往復移動させることで、一対の挟込板32U,32Lと電線挟込駆動機構34と電線ねじり駆動機構40とが一体的に、電線Wの長手方向に沿って往復移動する構成となっている(図8(a)及び図8(b)参照)。
この被覆部伸出ユニット30が電線Wの被覆部Wbを伸す動作についてを参照して説明する。
まず、被覆部Wbを伸す前の待機状態では、図4及び図5に示すように、一対の挟込板32U,32Lが上下に離間した状態で、上側の挟込板32Uが電線Wの幅方向一方側(図5の左方側)、下側の挟込板32Lが電線Wの幅方向他方側(図5の右方側)に移動した状態となっている。また、一対の挟込板32U,32Lと電線挟込駆動機構34と電線ねじり駆動機構40とは、電線Wの長手方向に沿って電線Wの基端側に移動した状態となっている。
この待機状態で、電線搬送ユニット26により、電線Wの端部が一対の挟込板32U,32L間に搬送されると、図6(a)及び図6(b)に示すように、挟込駆動部36の駆動により、一対の挟込板32U,32Lが接近移動し、これらの間に電線Wが挟込まれる。
このように一対の挟込板32U,32L間に電線Wを挟込んだ状態で、図7(a)〜図7(c)に示すねじり動作と、図8(a)及び図8(b)に示す電線長手方向移動動作とが同時並行的に行われる。
ねじり動作は、一対の挟込板32U,32L間に電線Wを挟込んだ状態で、一対のねじり駆動部43U,43Lの駆動により、一対の挟込板32U,32Lを電線Wの長手方向と略直交する方向(ここでは左右幅方向)に沿って互いに反対方向に移動するように往復移動させて、電線Wの端部を所定方向及びこの逆方向に交互に回転させる動作である。
図7(a)〜図7(c)を参照してより具体的に説明すると、図7(a)に示す状態では、上側の挟込板32Uが電線Wの左方側に移動し、下側の挟込板32Lが電線Wの右方側に移動した状態となっている。そして、この状態から一対のねじり駆動部43U,43Lの駆動により、図7(b)に示すように、上側の挟込板32Uを電線Wの右方向に移動させ、下側の挟込板32Lをこれとは反対である電線Wの左方向に移動させる。これにより、一対の挟込板32U,32L間に挟込まれた電線Wの端部が所定方向に回転する。
この後、一対のねじり駆動部43U,43Lの駆動により、図7(c)に示すように、上側の挟込板32Uを電線Wの左方向に移動させ、下側の挟込板32Lをこれとは反対に電線Wの右方向に移動させる。これにより、電線Wの端部が上記所定方向とは逆の方向に回転する。
そして、一対のねじり駆動部43U,43Lの往復駆動により図7(a)〜図7(c)に示す動作を繰返し行うことで、電線Wの端部が所定方向及びこれとは逆方向にねじられることになる。なお、電線Wの周方向全体でもみほぐすようにするため、電線Wを半周分以上ねじるように回転させることが好ましい。
電線長手方向移動動作は、一対の挟込板32U,32Lを電線Wの長手方向に沿って該電線Wの先端方向へ移動させる動作である。
図8(a)及び図8(b)を参照してより具体的に説明すると、図8(a)に示す状態では、一対の挟込板32U,32Lは、電線Wの基端側に移動した位置にある。そして、上記待機状態から一対の挟込板32U,32Lが電線Wを挟込んだ当初の状態では、該一対の挟込板32U,32Lは、電線Wの最先端部よりも手前側の位置を挟込んでいる。
この状態から図8(b)に示すように、駆動本体部44aの駆動により、一対の挟込板32U,32Lを電線Wの先端方向へ移動させる。これにより、電線Wの先端部における被覆部Wbに、その先端方向に引き伸す力が加わることになる。
そして、本被覆部伸出ユニット30において、上記ねじり動作と電線長手方向移動動作とを同時並行的に行うと、電線Wの端部における被覆部Wbは、所定方向及びその逆方向に回転させるようにねじられつつ、その先端方向に引き伸され、芯線部Waの端部よりも被覆部Wbの端部が伸出るようになる(図2(a)参照)。従って、芯線部Waと被覆部Wbとをもみほぐすようにしながら被覆部Wbを引張ることになるため、被覆部Wbをその長手方向に沿ってより円滑かつより確実に伸すことができる。
なお、本被覆部伸出ユニット30では、一対の挟込板32U,32Lの双方を互いに反対方向に往復移動させているが、いずれか一方側を往復移動させ、他方を固定した構成であってもよい。もっとも、本実施形態のように、一対の挟込板32U,32Lの双方を互いに反対方向に往復移動させる構成を採用させることで、電線Wの首振り量を可及的に小さくしつつねじることができるという利点がある。
また、勿論、電線Wの被覆部Wbを伸す手段は、上記構成に限られず、単に被覆部Wbを掴んで引張って伸すような構成であってもよい。
<電線挿入ユニット>
図9は電線挿入ユニットを示す説明図である。この電線挿入ユニット50は、上記被覆部伸出ユニット30で被覆部Wbが伸された状態でこの電線Wの端部をゴム栓Pに挿入する電線挿入手段である。
ここでは、電線挿入ユニット50は、ゴム栓Pを保持するゴム栓保持部54と、電線Wの端部を掴んでゴム栓P内に挿入する電線保持部52とを備えている。
ゴム栓保持部54は、ゴム栓ホルダ55と電線案内ホルダ57とを備えている。ゴム栓ホルダ55には、ゴム栓Pを保持可能な保持孔55hが形成されている。保持孔55hは、ゴム栓Pの外周面形状に対応しかつゴム栓ホルダ55を貫通する孔形状に形成されており、その中間部に段部55haが形成されている。そして、ゴム栓Pの太径部分と細径部分との間の段部が当該段部55haに当接することで、ゴム栓Pが電線Wの挿入方向にに位置決めされた状態で保持孔55h内に保持される。
電線案内ホルダ57は、上記保持孔55hに向けて順次縮径するガイド面58aとそのガイド面58aの縮径側の先端部から保持孔55hに達する挿通孔58bとを有している。
上記ゴム栓保持部54と電線案内ホルダ57とは、エアシリンダ等のアクチュエータを利用した駆動手段により、上記保持孔55h内にゴム栓Pを挿入配置可能な開放状態と、挿通孔58b及びガイド面58aを保持孔55hの延長上に配するように閉じ合わせた閉じ合わせ状態との間で、開放及び閉じ合わせ自在とされている。
上記電線保持部52は、上記電線搬送ユニット26により搬送された電線Wを掴んでゴム栓保持部54で保持されたゴム栓Pに向けて送込む。
そして、上記開放状態で、保持孔55h内に図示省略のゴム栓供給装置よりゴム栓Pが供給される。この後、保持孔55h内にゴム栓Pを保持した状態で、閉じ合わせ状態に移行する。この状態で、電線保持部52により電線Wの端部が保持孔55h内のゴム栓Pに向けて送込まれる。この際、電線Wの端部は、まず、ガイド面58aに摺接しその中心線上の挿通孔58bに導かれる。これにより、例えば、電線Wが多少曲っていたような場合でも、ゴム栓Pに向けてより確実に案内される。そして、電線Wは挿通孔58bを通ってゴム栓Pに挿入される(図2(c)及び図2(d)参照)。電線Wの送込みの量を適宜調整することで、ゴム栓Pからの電線Wの突出寸法L3を任意に設定することができる。
勿論、電線Wをゴム栓Pに挿入する構成は上記例に限られない。
<事前切断皮剥ぎユニット>
図10は事前切断皮剥ぎユニットを示す側面図であり、図11は同事前皮剥ぎユニットを示す正面図である。
この事前切断皮剥ぎユニット60は、上記ゴム栓Pの一端部側より突出する電線Wの端部を切断する電線事前切断手段と、当該切断後の電線Wの端部に対して被覆部Wbを皮剥ぎする処理を行う皮剥ぎ手段としての機能を有している。
ここでは、事前切断皮剥ぎユニット60は、電線Wを切断する一対の切断刃61と、電線Wの皮剥ぎを行うための一対の皮剥ぎ刃62と、一対の切断刃61及び一対の皮剥ぎ刃62のそれぞれを開閉移動させる刃開閉駆動機構63と、この刃開閉駆動機構63を、所定位置に保持された電線Wの長手方向に略直交する方向(図11の左右方向)に沿って往復移動させる刃切替駆動機構64と、刃開閉駆動機構63を上記電線Wの長手方向に沿って往復移動させる刃移動駆動機構66とを備えている。
一対の切断刃61は、電線Wを切断するための刃である。より具体的には、切断刃61は、略V字状の刃61aを有しており、これら一対の刃61a間に電線Wを挟込むことにより、電線Wを切断することができるようになっている。
皮剥ぎ刃62は、電線Wの被覆部Wbを皮剥ぎするための刃である。本実施形態では、皮剥ぎ刃62は、適宜間隔をあけて隔てて複数の刃62aを有している。これら複数の刃62aは、皮剥ぎ対象となる電線Wの径に応じて複数形成されたものである。そして、これらのうち所定の上下一対の刃62a間に電線Wを挟込むようにしてその一対の刃62aを被覆部Wbに食込ませた状態で、該一対の刃62aを電線Wの端部方向に向けて相対移動させることで、被覆部Wbが皮剥ぎされる。
刃開閉駆動機構63は、エアシリンダ等のアクチュエータにより構成される刃開閉駆動部63aと、この刃開閉駆動部63aの駆動により開閉駆動される一対のアーム部63bとを有している。一対のアーム部63bの先端部に、一対の切断刃61及び一対の皮剥ぎ刃62が隣設するようにして取付けられている。
そして、上記刃開閉駆動部63aの駆動により一対の切断刃61及び一対の皮剥ぎ刃62が開閉移動されるように構成されている。
刃切替駆動機構64は、所定位置に保持された電線Wの左右方向(図11参照)に沿って、上記刃開閉駆動機構63を移動自在に支持するガイド支持部64aと、刃開閉駆動機構63を前記左右方向に沿って移動させるための切替駆動部64bとを有している。ガイド支持部64aは、例えば、スライド溝内にスライダを移動自在に配した機構、例えば、LMガイドと呼ばれるもので構成され、切替駆動部64bは、エアシリンダ等のアクチュエータにより構成される。
そして、上記切替駆動部64bの駆動により、一対のアーム部63b間の所定位置に配設された電線Wの上下に一対の切断刃61を配設する切断位置と、該電線Wの上下に一対の皮剥ぎ刃62を配設する皮剥ぎ食込み位置との間で、刃開閉駆動機構63を往復移動させる構成となっている。
刃移動駆動機構66は、刃開閉駆動機構63及び刃切替駆動機構64を所定位置に配設された電線Wの長手方向に沿って往復移動自在に支持する前後移動支持部66aと、これら刃開閉駆動機構63及び刃切替駆動機構64を該電線Wの長手方向に沿って移動させる刃移動駆動部66bとを備えている。前後移動支持部66aは、例えば、ねじ軸及びこれに螺合するナット等を利用したボールねじ機構により構成され、刃移動駆動部66bは、前記ねじ軸を正転及び逆転方向に回転させるモータ等のアクチュエータにより構成されている。
そして、一対の切断刃61が電線Wを切断するタイミングや、一対の皮剥ぎ刃62が被覆部Wbに食込むタイミング或は食込んだ後のタイミングで、それら一対の切断刃61及び一対の皮剥ぎ刃62を電線Wの長手方向に沿って適宜させることで、電線Wが任意の位置で切断され、また、任意の長さ寸法で電線Wの被覆部Wbの皮剥ぎがなされる。
この事前切断皮剥ぎユニット60では、次のようにして電線Wの切断及び皮剥ぎがなされる。
すなわち、ゴム栓Pに挿入された電線Wが電線搬送ユニット26により事前切断皮剥ぎユニット60に搬送される。そして、電線Wの端部がアーム部63b間に配設されるように、保持部69により該電線Wがその長手方向に位置決めされた状態で保持される。
そして、切替駆動部64bの駆動により、一対の切断刃61及び一対の皮剥ぎ刃62を左右方向に移動させて一対の切断刃61を電線Wの上下に配設すると共に、刃移動駆動部66bの駆動により一対の切断刃61を電線Wの長手方向における所定の切断予定位置(図2(d)及び図2(e)でゴム栓Pの端部から長さL1離れた位置)の上下に配設した状態にする。
この状態で、刃開閉駆動部63aの駆動により一対の切断刃61を閉じることで、電線Wが、上記切断予定位置で切断される(図2(d)及び図2(e)参照)。
この後、刃開閉駆動部63aの駆動により一対の切断刃61を開き、切替駆動部64bの駆動により、一対の皮剥ぎ刃62を電線Wの上下に移動させると共に、刃移動駆動部66bの駆動により、一対の皮剥ぎ刃62を電線Wの端部のうちゴム栓P側近傍部位の上下に移動させる。
この状態で、刃開閉駆動部63aの駆動により一対の皮剥ぎ刃62を閉じることで、該皮剥ぎ刃62が被覆部Wbに食込む。そして、該皮剥ぎ刃62を被覆部Wbに食込ませた状態で、刃移動駆動部66bの駆動により、皮剥ぎ刃62を電線Wの端部方向に移動させると、電線Wの端部の被覆部Wbが皮剥ぎされ、所定長に亘って芯線部Waが露出する(図3(a)及び図3(b)参照)。
なお、電線Wを切断し、皮剥ぎする構成は上記例に限られない。例えば、電線Wの切断と被覆部Wbの皮剥ぎとを別々の装置で行ってもよい。
<電線端部処理装置による処理動作の説明>
上記のように構成された電線端部処理装置による電線端部処理動作について説明する。
まず、電線サプライユニット10から供給される電線Wは、調尺切断ユニット20において、所定長に切断される。切断された電線Wの端部は、図2(a)に示すように、芯線部Waの端部と被覆部Wbの端部とがその長手方向に揃った状態となっている。
このように所定長に切断された電線Wの端部近傍は、各電線挟持部28で保持され、調尺切断ユニット20から被覆部伸出ユニット30、電線挿入ユニット50、事前切断皮剥ぎユニット60、端子圧着ユニット80へ順次搬送される。
電線Wの端部が被覆部伸出ユニット30に搬送されると、図2(b)に示すように、電線Wの被覆部Wbがその長手方向に伸される。これにより、被覆部Wbの端部が芯線部Waの端部よりも伸出た状態となる。なお、電線Wの端部をゴム栓Pに挿入する際に、たとえ被覆部Wbが縮んでも芯線部Waが露出することが無い程度に、被覆部Wbの端部を芯線部Waの端部よりも伸出させておくのがよい。このための寸法は、例えば、1.5mm程度であるが、電線Wの種類やゴム栓Pの種類等に応じて適切な値が決定される。
次に、電線Wの端部は、電線挿入ユニット50に搬送される。電線挿入ユニット50では、図2(c)及び図2(d)に示すように、電線Wの端部がゴム栓Pに挿入される。この際、被覆部Wbの外周面とゴム栓Pの内周面とが接触し合うことで、被覆部Wbが押戻されるように縮んだとしても、基本的には、予め被覆部Wbが伸されていた範囲内で縮むため、芯線部Waが電線Wの端部から突出することが防止される。このため、電線Wの端部は、被覆部Wbの端部によって保護され比較的滑らかな形状に保たれたままゴム栓P内に挿入され、従って、電線W(芯線部Wa)がゴム栓Pの内周部に突刺さるのを防止しつつ、該電線Wをゴム栓Pに挿入することができる。なお、電線Wは、ゴム栓Pよりも所定の突出長だけ突出するように、ゴム栓Pに挿入される。ゴム栓Pからの電線Wの突出長は、端子圧着に必要な長さ寸法L1に、所定の付加長さ寸法L2を付加した長さ寸法L3である。
この後、電線Wの端部は事前切断皮剥ぎユニット60に搬送される。事前切断皮剥ぎユニット60では、まず、図2(e)に示すように、ゴム栓Pより突出する電線Wの端部が、端子圧着に必要な長さ寸法L1を残すように切断され、図3(a)に示す状態となる。
この後、図3(b)に示すように、電線Wの端部が皮剥ぎされ、芯線部Waが所定の露出長で露出する。
このように電線Wを皮剥ぎ前に事前切断する理由は次の通りである。
つまり、上記のように、被覆部Wbを伸出させてしまうと、電線Wの端部より手前側に芯線部Waの端部が位置することになる。このため、電線Wがゴム栓Pから所定の寸法L1だけ突出するように、電線Wをゴム栓Pに挿入した状態で、被覆部Wbの皮剥ぎを行うと、芯線部Waの露出長が予定長よりも短くなってしまう恐れがある。そこで、電線Wがゴム栓Pから所定の寸法L1よりも多く(ここでは寸法L3)突出するように、電線Wをゴム栓Pに挿入し、そして、電線Wの突出長がL1となるように、電線Wの端部を切断する。これにより、該切断された電線Wの端部で、芯線部Waの端部と被覆部Wbの端部とを揃えることができる。そして、この状態で、電線Wの皮剥ぎを行うと、芯線部Waの露出長を比較的均一な一定の寸法L1に揃えることができることになる。
電線Wの端部が皮剥ぎされると、電線Wの端部は端子圧着ユニット80に搬送される。端子圧着ユニット80では、図3(c)に示すように、電線Wの端部に露出した芯線部Waに、圧着端子Tが圧着される。
これらの各工程を経て、電線Wの端部処理が終了する。
なお、電線Wの端部に圧着端子Tが圧着された後、該圧着端子Tは、図3(d)に示すように、コネクタハウジングC等に組込まれる。
以上のように構成された電線端部処理装置及び同処理方法によると、芯線部Waの端部よりも被覆部Wbの端部が伸出るように、被覆部Wbをその長手方向に沿って伸す被覆部伸出ユニット30と、被覆部Wbが伸された状態で電線Wの端部をゴム栓Pに挿入する電線挿入ユニット50とを備えているため、被覆部Wbが伸された状態で電線Wの端部がゴム栓Pに挿入されることになり、芯線部Waがゴム栓Pを突破ってしまうような事態を防止できる。
ところで、上記のように被覆部Wbをその長手方向に沿って伸した後に、その電線Wの端部に皮剥ぎ処理を施すと、被覆部Wbの伸し量や電線Wをゴム栓Pに挿入する際における被覆部Wbの縮み量等の不均一性に起因して、芯線部Waの突出長が不均一となってしまう。
そこで、事前切断皮剥ぎユニット60によって、ゴム栓Pに挿入されてその一端部側より突出する電線Wの端部を切断することで、上記被覆部Wbのうち上記伸された部分を廃棄し、この切断後の電線Wの端部に対して被覆部Wbを皮剥ぎする。これにより、被覆部Wbの伸し量や縮み量等の影響を排除して、芯線部Waの突出長を比較的均一にすることができる。
実施形態に係る電線端部処理装置の全体構成を示す図である。 図2(a)〜図2(e)は電線の端部をゴム栓に挿入し、該端部を切断するまでの各処理工程を示す図である。 図3(a)〜図3(d)は電線の端部を皮剥ぎし、圧着端子を圧着し、これをコネクタ端子に組込む各処理工程を示す図である。 被覆部伸出ユニットを示す側面図である。 被覆部伸出ユニットを示す正面図である。 図6(a)及び図6(b)は挟込板間に電線を挟込んだ状態を示す説明図である。 図7(a)〜図7(e)は電線に対するねじり動作を示す説明図である。 図8(a)及び図8(b)は電線長手方向移動動作を示す説明図である。 電線挿入ユニットを示す説明図である。 事前切断皮剥ぎユニットを示す側面図である。 事前皮剥ぎユニットを示す正面図である。 従来の問題点を説明する図である。
符号の説明
20 調尺切断ユニット
26 電線搬送ユニット
30 被覆部伸出ユニット
32U,32L 挟込板
34 電線挟込駆動機構
40 電線ねじり駆動機構
44 電線長手方向移動機構
50 電線挿入ユニット
60 事前切断皮剥ぎユニット
61 切断刃
62 皮剥ぎ刃
63 刃開閉駆動機構
64 刃切替駆動機構
66 刃移動駆動機構
90 制御部
P ゴム栓
W 電線
Wa 芯線部
Wb 被覆部

Claims (4)

  1. 芯線部の外周囲に被覆部が形成された電線を弾性筒状体内に挿入するための電線端部処理装置であって、
    前記被覆部を摘んで引張り可能に構成され、前記芯線部の端部よりも前記被覆部の端部が伸出るように、前記被覆部をその長手方向に沿って伸す被覆部伸出手段と、
    前記被覆部が伸された状態で前記電線の端部を前記弾性筒状体内に挿入する電線挿入手段と、
    を備えた電線端部処理装置。
  2. 請求項1記載の電線端部処理装置であって、
    前記弾性筒状体に挿入されてその一端部側より突出する前記電線の端部を切断する電線事前切断手段と、
    前記電線事前切断手段による切断後の前記電線の端部に対して被覆部を皮剥ぎする処理を行う皮剥ぎ手段と、
    をさらに備えた電線端部処理装置。
  3. 芯線部の外周囲に被覆部が形成された電線を弾性筒状体内に挿入するための電線端部処理方法であって、
    前記芯線部の端部よりも前記被覆部の端部が伸出るように、前記被覆部をその長手方向に沿って伸す工程と、
    前記被覆部を伸した後、前記電線の端部を前記弾性筒状体内に挿入する電線挿入工程と、
    を備えた電線端部処理方法。
  4. 請求項3記載の電線端部処理方法であって、
    前記筒状体に挿入されてその一端部側より突出する前記電線の端部を切断する工程と、
    前記電線の端部を切断した後、前記電線の端部に対して被覆部を皮剥ぎする処理を行う工程と、
    を備えた電線端部処理方法。
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