JP4140530B2 - A/d変換回路装置及びa/d変換方法 - Google Patents
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Description
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、分解能を低下させることなく高速にA/D変換を行うことができるA/D変換回路装置、及びA/D変換方法を提供することにある。
そして、デジタルフィルタにIIRフィルタを用いる。即ち、IIRフィルタは出力データを入力側にフィードバックさせる構成であるから、過去のデータの影響がより長く残り続ける性質を備えており、データの積算効果がより高いフィルタである。従って、比較的低次の構成であっても十分な積算効果を得ることができるので、回路規模を小さくすることが可能となる。
以下、本発明の第1実施例について図1乃至図5を参照して説明する。尚、図9と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分についてのみ説明する。本実施例では、パルス位相差符号化回路1の出力側、即ち減算回路7の出力側に2個のラッチ回路(D−FF)11,12(第1,第2ラッチ回路)が直列に接続されている。ラッチ回路11,12によってラッチされたデータD1,D2は減算回路13に出力されており、減算(D2−D1)が行われる。そして、減算回路13の減算結果TDは、デジタルフィルタ14を介すことでデータFDとして出力される。
尚、以上の構成において、ラッチ回路11及び12,並びに減算回路13は差分データ演算部16を構成しており、パルス位相差符号化回路1に、デジタルフィルタ14,制御回路15,差分データ演算部16を加えたものがA/D変換回路装置17を構成している。
図6及び図7は本発明の第2実施例を示すものであり、第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分についてのみ説明する。第2実施例は、特許文献1に開示されている構成に、第1実施例の構成を適用したものである。
即ち、パルス位相差符号化回路1の入力側には、入力切換スイッチ(入力切換え手段)21が配置されており、制御回路15に代わる制御回路(制御手段)22は、切換信号SELを出力することでスイッチ21の切り換えを行うようになっている。そして、パルス位相差符号化回路1への入力信号は、最初に基準電圧信号VRが与えられ、続いてA/D変換用の電圧信号Vinが与えられる。従って、パルス位相差符号化回路1からは、各電圧信号VR,Vinに対応したA/D変換データの差分がTDとして出力される。
例えば、サンプリング時間ADtが1μsであり、パルス位相差符号化回路1の出力データTDが15ビットであるとする。それを、デジタルフィルタ14でフィルタ処理することで分解能を4ビット上げ、最終的に19ビットのデータFDが出力される場合には、基準電圧信号VRのA/D変換は16μsに設定する。即ち、4ビットの分解能向上に相当するようにサンプリング時間を16倍する。
図8は本発明の第3実施例を示すものであり、第1実施例と異なる部分についてのみ説明する。第3実施例におけるパルス位相差符号回路26には、第1実施例の構成におけるリングディレイライン2に代わって、偶数(例えば16)個の正転バッファ(遅延ゲート)27aを用いて構成したリングディレイライン(パルス周回回路)27が使用されている。
ラッチ回路11を削除して、減算回路7の出力データをそのまま減算に用いても良い。
各部のビット構成やサンプリング時間などは、個別の設計に応じて適宜変更して実施すれば良い。
車両のノック制御に使用するものに限らず、例えば、車載用クリアランスソナーに用いられる超音波信号の検出などにも使用することができる。
Claims (8)
- アナログの電圧信号を、二進数のデジタルデータに変換するA/D変換回路装置であって、
複数の遅延ゲートをリング状に連結することでパルス信号を周回させるもので、その周回動作の停動が外部より制御可能に構成されるパルス周回回路と、
前記各遅延ゲートの電源ラインに接続され、前記電圧信号を各遅延ゲートの電源電圧として印加するための電圧信号入力端子と、
前記パルス周回回路におけるパルス信号の周回回数をカウントするカウンタと、
前記パルス周回回路内におけるパルス信号の周回位置を検出し、その周回位置に応じたデータを発生する周回位置検出手段とを備え、前記周回位置検出手段の周回位置データと前記カウンタのカウントデータとを合成した複数ビットのデジタルデータを、A/D変換結果として出力するパルス位相差符号化回路と、
このパルス位相差符号化回路のパルス周回回路を動作させてA/D変換処理を開始させ、その後所定のサンプリング時間が経過する毎に、前記カウンタ及び前記周回位置検出手段において得られるデータを周期的にサンプリングさせるように制御する制御手段と、
前記パルス位相差符号化回路の出力側に配置され、連続して出力される2回のA/D変換結果データの差分を得る差分データ演算部と、
この差分データ演算部より出力されるデータを、A/D変換分解能を向上させるためフィルタリングするIIR(Infinite Impulse Response)デジタルフィルタとを備えたことを特徴とするA/D変換回路装置。 - 前記差分データ演算部は、
前記パルス位相差符号化回路の出力側に直列に配置され、前記制御手段がデータをサンプリングさせるタイミングでデータをラッチする第1及び第2ラッチ回路と、
前記第2ラッチ回路によってラッチされたデータより、前記第1ラッチ回路によってラッチされたデータを減算する減算回路とで構成されていることを特徴とする請求項1記載のA/D変換回路装置。 - 前記パルス位相差符号化回路の電圧信号入力端子に、予め設定された基準電圧信号と、A/D変換対象の電圧信号とを切り換えて与えるための入力切換手段と、
この入力切換手段によって前記電圧信号入力端子に基準電圧信号が与えられたときに、前記差分データ演算部より出力される差分データを記憶する記憶手段と、
前記入力切換手段によって前記電圧信号入力端子にA/D変換対象の電圧信号が与えられた場合に、前記デジタルフィルタより出力されるデータを、前記記憶手段に記憶されたデータで除算して出力する除算器とを備え、
前記制御手段は、前記パルス位相差符号化回路が前記基準電圧信号をA/D変換する場合のサンプリング時間を、A/D変換対象の電圧信号をA/D変換する場合よりも長くなるように設定することを特徴とする請求項1又は2記載のA/D変換回路装置。 - 前記制御手段は、前記デジタルフィルタを介すことで変換対象電圧信号のA/D変換結果データの分解能が向上した分に相当するように、前記基準電圧信号をA/D変換する場合のサンプリング時間を設定することを特徴とする請求項3記載のA/D変換回路装置。
- 複数の遅延ゲートをリング状に連結することでパルス信号を周回させるもので、その周回動作の停動が外部より制御可能に構成されるパルス周回回路と、
前記各遅延ゲートの電源ラインに接続され、前記電圧信号を各遅延ゲートの電源電圧として印加するための電圧信号入力端子と、
前記パルス周回回路におけるパルス信号の周回回数をカウントするカウンタと、
前記パルス周回回路内におけるパルス信号の周回位置を検出し、その周回位置に応じたデータを発生する周回位置検出手段とを備え、前記周回位置検出手段の周回位置データと前記カウンタのカウントデータとを合成した複数ビットのデジタルデータを、A/D変換結果として出力するパルス位相差符号化回路を用いたA/D変換方法であって、
このパルス位相差符号化回路のパルス周回回路を動作させてA/D変換処理を開始させ、その後所定のサンプリング時間が経過する毎に、前記カウンタ及び前記周回位置検出手段において得られるデータを周期的にサンプリングし、
前記パルス位相差符号化回路より連続して出力される2回のA/D変換結果データの差分を得て、
前記差分データを、A/D変換分解能を向上させるためIIR(Infinite Impulse Response)デジタルフィルタによってフィルタリングすることを特徴とするA/D変換方法。 - 前記パルス位相差符号化回路の出力側に直列に配置した第1及び第2ラッチ回路によって出力データをラッチし、
前記第2ラッチ回路によってラッチされたデータより、前記第1ラッチ回路によってラッチされたデータを減算して差分データを得ることを特徴とする請求項5記載のA/D変換方法。 - 前記パルス位相差符号化回路の電圧信号入力端子に、予め設定された基準電圧信号と、A/D変換対象の電圧信号とを切り換えて入力可能とし、
前記電圧信号入力端子に基準電圧信号が与えられたときに得られる差分データを記憶手段に記憶し、
前記電圧信号入力端子にA/D変換対象の電圧信号が与えられた場合に、前記デジタルフィルタより出力されるデータを、前記記憶手段に記憶されたデータで除算して出力し、
前記パルス位相差符号化回路が前記基準電圧信号をA/D変換する場合のサンプリング時間を、A/D変換対象の電圧信号をA/D変換する場合よりも長くすることを特徴とする請求項5又は6記載のA/D変換方法。 - 前記デジタルフィルタを介すことで変換対象電圧信号のA/D変換結果データの分解能が向上した分に相当するように、前記基準電圧信号をA/D変換する場合のサンプリング時間を設定することを特徴とする請求項7記載のA/D変換方法。
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