JP4650294B2 - A/d変換回路の製造方法 - Google Patents

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本発明は、A/D変換回路の製造方法に関する。
従来より、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路において、アナログ信号の微小な変化を数値化できると共に、高温でも使用できるものが、例えば特許文献1で提案されている。具体的に、特許文献1では、A/D変換回路は、2つのパルスを生成する制御回路と、制御回路から入力される2つのパルスの位相差を符号化するパルス位相差符号化回路と、を備えて構成されている。
このうち、パルス位相差符号化回路は、NAND回路および複数のインバータで構成されると共に入力されたパルス信号を周回させる機能を有する反転回路を備えたパルス周回回路と、パルス周回回路を周回する信号を抽出してその信号の位置を表す信号を生成するパルスセレクタと、を備えて構成されている。
上記構成を有するA/D変換回路では、制御回路から一定間隔で出力される2つのパルス信号がそれぞれパルス位相差符号化回路に入力されると共に、パルス位相差符号化回路のパルス周回回路およびパルスセレクタにて各パルス信号の時間差が符号化され、その符号化されたデータとパルス周回回路を周回する信号の周回回数との差分が取得されることにより、A/D変換すべき電圧信号Vinに対応したデジタルデータが得られるようになっている。このようなA/D変換回路は、例えば半導体チップにセンサ等と共に作り込まれる。
特開平5−259907号公報
しかしながら、上記従来の技術では、A/D変換回路を製造した後の検査工程において、パルスセレクタで正常に符号化が行われているか否かを判定する場合、上記した符号化されたデータとパルス周回回路を周回する信号の周回回数との差分に応じたデジタルデータがA/D変換結果としてパルス位相差符号化回路から出力される。このため、パルスセレクタから出力される符号化されたデータを外部に直接出力し、出力した符号化されたデータからパルスセレクタに故障が生じているか否かを直接解析することが出来なかった。したがって、パルスセレクタにおいて故障が生じた場合、A/D変換回路から出力されたデータを解析しなければならず、パルスセレクタの故障箇所の解析に時間がかかってしまっていた。
なお、マルチプレクサ等によりパルスセレクタの出力を直接外部に出力することが考えられるが、マルチプレクサ等の追加により回路規模が大きくなってしまう問題点がある。
本発明は、上記点に鑑み、A/D変換回路の検査工程において、パルスセレクタの故障判定の時間短縮を図ることができるA/D変換回路の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、リセット回路(10)にTEST信号を入力して第2遅延回路(9)をリセットすることによって、第2遅延回路から0を示すデジタルデータD1を減算回路(11)に出力させる。そして、減算回路にて、デジタルデータD2から0を示すデジタルデータD1を減算し、その結果をTDとして外部に出力させる。この後、外部に出力させたデジタルデータTDを解析することにより、周回位置検出回路(6)の不具合を判定することを特徴とする。
このようにすれば、リセット回路にて第2遅延回路の出力であるデジタルデータD1を0とすることができるので、減算回路にて演算を行う際、減算回路の演算結果として第1遅延回路(8)から入力されたデジタルデータD2のみを得ることができる。このデジタルデータD2は、カウンタ(4)およびエンコーダ(7)からそれぞれ出力される各デジタルデータを合成したものである。さらに、エンコーダから出力されるデジタルデータは周回位置検出回路にて生成された信号に基づいて生成されるので、このデジタルデータD2のうちエンコーダで得られたデジタルデータを抽出して例えば解析ソフト等により解析することにより、周回位置検出回路の不具合を検出および判定することができる。このように、減算回路から出力されたデジタルデータTDの一部を解析するだけであるので、A/D変換回路の不具合を判定するための検査工程を行う時間を短縮することができる。
また、減算回路から出力させたデジタルデータTDのうち、エンコーダにて生成されたデジタルデータが一定値の入力電圧(Vin)に相当するデータであるか否かを判定することにより、周回位置検出回路の不具合を判定することができる。すなわち、一定値の入力電圧をデジタルデータ化するので、その入力電圧に応じた理論値をあらかじめ得ることができる。したがって、減算回路から出力されたデジタルデータTDのうちエンコーダで生成されたデジタルデータと、理論値と、を比較することにより、容易に不具合を判定でき、判定時間の短縮を図ることが出来る。
なお、カウンタ、周回位置検出回路、第1遅延回路、および第2遅延回路に対し、外部から一定周期(ADt)の第2パルス信号(PB)をそれぞれ入力し、この第2パルス信号の立ち上がりに応じて各データを入出力させることができる。すなわち、この第2パルス信号の一定周期に応じたサンプリング周期で入力電圧のデジタルデータを得ることが出来る。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。本実施形態で示されるA/D変換回路は、アナログ信号をデジタル信号に変換するものとして用いられるものである。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るA/D変換回路の回路図である。この図に示されるように、A/D変換回路1は、パルス位相差符号化回路2を備えて構成されている。
このパルス位相差符号化回路2は、外部から入力される2つのパルス信号PA、PBの位相差を符号化することにより、外部から入力されるアナログ信号である入力電圧Vinをデジタル信号に変換する機能を有するものである。本実施形態では、パルス信号PAは図1に示されるA/D変換回路1を動作開始するためのパルス信号であり、パルス信号PBは一定周期(ADt、サンプリング周期)のクロックであるパルス信号である。これら各パルス信号PA、PBは、A/D変換回路1の外部で生成され、それぞれ入力されるようになっている。なお、パルス信号PAは本発明の第1パルス信号に相当し、パルス信号PBは本発明の第2パルス信号に相当する。
このようなパルス位相差符号化回路2は、リングディレイライン3と、カウンタ4と、カウンタ用D−FF5と、パルスセレクタ6と、エンコーダ7と、第1D−FF8と、第2D−FF9と、ORゲート10と、減算回路11と、第3D−FF12と、を備えて構成されている。
リングディレイライン3は、外部から入力されたパルス信号PAを一定時間ごとに遅延させて周回させるものであり、ANDゲート3aおよび複数の遅延ゲート3bが例えば偶数段(例えば32段)だけ用意され、これらがリング状に直列接続されて構成されている。
これらANDゲート3aおよび複数の遅延ゲート3bは、A/D変換すべき信号である入力電圧Vinが入力されることでそれぞれ動作可能となり、ANDゲート3aに入力されたパルス信号PAがANDゲート3aおよび各遅延ゲート3bで構成されるリングを周回することとなる。また、複数の遅延ゲート3bのうちANDゲート3aに接続されるものから出力されたパルス信号は、ANDゲート3aに再び入力されると共に、カウンタ4にも入力されるようになっている。
そして、ANDゲート3aおよび各遅延ゲート3bに入力されるパルス信号PAは、一定時間だけ遅延されて次段に順次出力されると共に、それぞれパルスセレクタ6に順次入力される。なお、リングディレイライン3は、本発明のパルス周回回路に相当する。
カウンタ4は、リングディレイライン3内で周回されるパルス信号の周回数をカウントするn(例えば10)ビットカウンタであり、上記各遅延ゲート3bのうちANDゲート3aに接続されるものから出力された信号PAを入力してその入力回数をカウントする。このカウンタ4でカウントされたカウントデータは、常時、カウンタ用D−FF5に出力される。
カウンタ用D−FF5は、クロックであるパルス信号PBの入力に応じてカウンタ4から出力されたカウントデータをラッチするいわゆるDフリップフロップである。このカウンタ用D−FF5でラッチされたカウントデータは、Hレベルのパルス信号PBが入力されるたびにカウントデータをnビットデータとして第1D−FF8に出力する。
パルスセレクタ6は、リングディレイライン3を構成するANDゲート3aおよび複数の遅延ゲート3bの各出力を取り込み、その出力レベルからリングディレイライン3内を周回中のパルス信号PAを抽出して、その位置を表す信号を発生するものである。このようなパルスセレクタ6はDフリップフロップで構成され、上記位置を表す信号はそれぞれエンコーダ7に出力される。なお、パルスセレクタ6は、本発明の周回位置検出回路に相当する。
エンコーダ7は、パルスセレクタ6から入力される信号に対応したデジタルデータ(例えば4bit)を生成するものである。このエンコーダ7にて生成された4bitのデジタルデータは、第1D−FF8に出力される。
第1D−FF8は、パルス信号PBの入力に応じて、カウンタ用D−FF5からのデジタルデータを上位ビットとし、エンコーダ7からのデジタルデータを下位ビットとして入力し、各データを合成するものである。この第1D−FF8にて合成されたデータは、データD2として第2D−FF9および減算回路11に出力される。なお、第1D−FF8は、本発明の第1遅延回路に相当する。
第2D−FF9は、パルス信号PBの入力に応じて、時間ADtだけ遅延して第1D−FF8で合成されたデータを入力し、入力したデータをデータD1として減算回路11に入力するものである。なお、第2D−FF9は、本発明の第2遅延回路に相当する。
ORゲート10は、図1に示されるA/D変換回路1が製造された後、検査工程において、上記パルスセレクタ6が正常に機能しているか否かを判定するために用いられるロジック回路であり、その出力端子が第2D−FF9のRESET端子に接続されている。
このORゲート10には、第2D−FF9をリセットするためのRESET信号と、第2D−FF9の出力を0(Lレベル)に保持するためのTEST信号と、がそれぞれ入力されるようになっている。すなわち、A/D変換回路1の検査工程(特にパルスセレクタ6の良/不良の検出)の際、外部からTEST信号としてHレベルの信号を入力することにより、ORゲート10からHレベルの信号を第2D−FF9のRESET端子に入力する。これにより、第2D−FF9をリセット状態にすることができ、HレベルのTEST信号を入力している間、第2D−FF9の出力を0に保持することができる。このORゲート10は、本発明のリセット回路に相当する。
なお、A/D変換回路1を通常使用する際には、ORゲート10の入力にTEST信号としてLレベルの信号を入力する。これにより、ORゲート10は単に第2D−FF9のリセット経路として用いられることとなる。
減算回路11は、第1D−FF8から入力されるデータD2から第2D−FF9から入力されるデータD1を減算し、その演算結果をデータTDとして第3D−FF12に出力するものである。この減算回路11で得られるデータTD(=D2−D1)は、パル信号PBの周期ADtの時間にパルスが進んだ値、すなわちパルス信号PA、PBの位相差を表し、ひいては入力電圧Vinのデジタルデータを表す。
第3D−FF12は、パルス信号PBの入力のタイミングで、減算回路11から入力されたデータTDをA/D変換回路1の外部に出力するものである。
以上が、本実施形態に係るA/D変換回路1の全体構成である。このようなA/D変換回路1は、例えばエンジンのノックセンサや、レーザレーダ等に設けられ用いられる。なお、これら各センサ等に設けられる際は、センサ等の処理回路等が形成された半導体チップに作り込まれることとなる。
次に、上記A/D変換回路1の作動について、図2を参照して説明する。図2は、図1に示されるA/D変換回路1のタイミングチャートである。
本実施形態では、例えば図2に示される入力電圧VinをA/D変換する。まず、外部で生成されたHレベルのパルス信号PAをリングディレイライン3のANDゲート3aに入力してリングディレイライン3にパルス周回動作を開始させる。また、パルス信号PAの入力後に一定周期ADtのクロック信号であるパルス信号PBをカウンタ用D−FF5、パルスセレクタ6、第1〜第3D−FF8、9、12にそれぞれ入力する。そして、A/D変換したい入力電圧Vinをリングディレイライン3のANDゲート3aおよび各遅延ゲート3bにそれぞれ入力する。
これにより、図2に示される周期Aでは、リングディレイライン3におけるパルス信号PAの周回に応じて、ANDゲート3aおよび各遅延ゲート3bの出力がそれぞれパルスセレクタ6に入力されると共に、パルス信号PAの周回回数がカウンタ4にてカウントされる。
そして、図2に示される周期Bでは、パルスセレクタ6では、上記ANDゲート3aおよび各遅延ゲート3bから入力された各信号から、パルス信号PAの位置を表す信号が生成されてエンコーダ7にそれぞれ入力される。これに伴い、エンコーダ7では、パルスセレクタ6から入力された信号に応じた4bitのデジタルデータEが生成され、下位4bitとして第1D−FF8に入力される。
また、カウンタ4でカウントされたカウントデータは、カウンタ用D−FF5に入力されると共に、カウンタ用D−FF5に入力されるパルス信号PBのタイミングに応じて上位nbitのデジタルデータCとして第1D−FF8に入力される。
続いて、図2に示される周期Cでは、エンコーダ7およびカウンタ用D−FF5からデジタルデータE、Cがそれぞれ第1D−FF8に入力され、データD2(図2に示されるD)として合成されると、データD2としてのデータDが減算回路11および第2D−FF9に入力される。
この周期Cでは、エンコーダ7およびカウンタ用D−FF5でデータEおよびデータCがそれぞれ生成されている。そして、周期C以降、同様にエンコーダ7およびカウンタ用D−FF5で各データE、Cが生成される。
この後、図2に示される周期Dでは、第2D−FF9に第1D−FF8から入力されたデータDがデータD1として減算回路11に入力される。また、第1D−FF8には、エンコーダ7およびカウンタ用D−FF5から入力される各データE、Cが合成されたデータDが入力され、そのデータDがデータD2として減算回路11に入力される。
したがって、周期Dでは、減算回路11には第2D−FF8からデータD2としてデータDが入力され、第2D−FF9からデータD1としてデータDが入力される。これにより、減算回路11では、データTDとしてTD=D2−D1が演算される。具体的には、TD=D−Dという演算がなされ、演算結果であるデータTDが第3D−FF12に入力される。
そして、図2に示される周期Eでは、第3D−FF12からデータTDが外部に出力される。以後、上記のような演算が繰り返しなされる。以上が、図1に示されるA/D変換回路1の通常動作である。
続いて、上記A/D変換回路1を製造した後、検査工程において、パルスセレクタ6が正常に機能しているか否かを判定する場合について、図3を参照して説明する。図3は、検査工程時のA/D変換回路1のタイミングチャートである。
まず、図1に示されるA/D変換回路1を製造し、用意する。なお、図1に示されるA/D変換回路1は、例えば上述のように半導体チップに形成しておく。
次に、ORゲート10のTEST端子にHレベルの信号を入力する。これによって、第2D−FF9をリセットし、第2D−FF9の出力が常に「0」になるようにしておく(図3参照)。すなわち、第2D−FF9からは常に0の値のデジタルデータをデータD1として減算回路11に入力することとなる。また、一定値の入力電圧VinをANDゲート3aに入力し、リングディレイライン3の遅延時間を一定値にする。
そして、このような条件下において、パルス信号PA、PBをパルス位相差符号化回路2に入力する。これにより、通常と同じ作動を開始する。すなわち、図3に示される周期A〜周期Cの間では、図2に示される周期A〜周期Cと同様に、第1D−FF8からデータD2が減算回路11に入力されることとなる。
また、第2D−FF9からは常に0のデータD1を減算回路11に入力している。このため、ORゲート10にHレベルのTEST信号が入力されている間、図3に示される周期Dでは、減算回路11にてTD=D2−D1=D2という演算結果が得られることとなる。
したがって、図3に示される周期Eでは、第3D−FF12からTD=D2=Dが出力されることとなる。このデータD2(=D)は、パルスセレクタ6からエンコーダ7に入力される信号に対応したデジタルデータ(下位4bit)と、カウンタ用D−FF5でラッチされたデータに応じたデジタルデータ(上位nbit)と、が合成されたデータであるので、第3D−FF12から出力されたデータTDの下位bitはエンコーダ7(より詳しくはパルスセレクタ6)から出力されたデータであると言える。
つまり、第3D−FF12から出力されたデータTDにおいて、例えば解析ソフト等を用いることにより、下位bitの値が0〜Fまでのデータとして存在しているか否かを調べることにより、パルスセレクタ6に故障が生じているか否かを判定する。このようにしてA/D変換回路1の良品/不良品を判定する。
上記のようにして、出力データTDの下位bitの値を調べるだけであるので、検査工程にかかる時間を短縮することができる。また、ORゲート10にHレベルのTEST信号を入力し、上記のように出力データTDの下位bitを解析するだけであるので、パルスセレクタ6に対する検査工程のコストも削減できる。
以上説明したように、本実施形態では、A/D変換回路1の検査時、ORゲート10にて第2D−FF9をリセットし、第2D−FF9の出力を0にすることが特徴である。このようにすれば、減算回路11にて演算を行う際、減算回路11の演算結果として第1D−FF8から入力されたデジタルデータD2のみを得ることができる。
すなわち、デジタルデータD2は、カウンタ4およびエンコーダ7からそれぞれ出力された各デジタルデータが合成されたものであるので、パルスセレクタ6で生成された信号に基づいたデジタルデータが含まれている。したがって、第3D−FF12を介して減算回路11から出力されたデジタルデータTDのうちエンコーダ7のデジタルデータを例えば解析ソフト等により解析することにより、パルスセレクタ6の不具合を検出および判定することができる。
以上のように、第3D−FF12を介して減算回路11から出力されたデジタルデータTDの一部を解析するだけであるので、検査工程においてパルスセレクタ6ひいてはA/D変換回路1の不具合を短時間で判定することができる。
このような判定の単純化は、一定値の入力電圧Vinをデジタルデータ化していることにも起因している。つまり、検査工程時にA/D変換回路1から出力されるデジタルデータTDが一定値の入力電圧Vinに相当するデータであるか否かを判定することにより、パルスセレクタ6の不具合を容易に判定することができる。
また、エンコーダ7から外部に出力する配線を設けない構成としているため、配線遅延がなく、A/D変換する際の動作低下を防止することができる。
(他の実施形態)
上記実施形態で示されたA/D変換回路1の構成は一例を示すものであって、図1に限定されるものではない。例えば、リングディレイライン3において、ANDゲート3aおよび複数の遅延ゲート3bは奇数段であっても構わない。
上記実施形態では、パルス信号PA、PBはA/D変換回路1の外部で生成され、それぞれリングディレイライン3、パルスセレクタ6等に入力されるようになっているが、例えば上記パルス信号PA、PBをそれぞれ生成する制御回路をA/D変換回路1に設けても構わない。
上記実施形態では、検査工程において、エンコーダ7から出力されるデータを外部に出力するため、第2D−FF9の出力が0になるようにORゲート10を設けているが、検査工程においてカウンタ4にカウントをさせない手段を設けても構わない。これにより、カウンタ4から出力されるデータは0になるため、第1D−FF8でデータが合成されても、エンコーダ7からのデータのみのデータD2が得られる。なお、カウンタ4にカウントさせない手段としては、例えばリングディレイライン3とカウンタ4との間にANDゲートを挿入し、検査工程中にLレベルのTEST信号を入力するようにすれば良い。また、第1D−FF8と第2D−FF9との間にANDゲートを設け、TEST−信号(「−」はバーを意味する)を入力して第1D−FF8から第2D−FF9に0を示す信号を入力して第2D−FF9から0を示す信号を出力させるようにしても良い。ただし、上記A/D変換回路1では、高速動作の品質を落とさないようにするため、各構成要素間にロジック回路を設けないようにした構成をとることが好ましい。
本発明の一実施形態に係るA/D変換回路の回路図である。 図1に示されるA/D変換回路のタイミングチャートである。 検査工程時のA/D変換回路のタイミングチャートである。
符号の説明
1…A/D変換回路、2…パルス位相差符号化回路、3…リングディレイライン、3a…ANDゲート、3b…遅延ゲート、4…カウンタ、5…カウンタ用D−FF、6…パルスセレクタ、7…エンコーダ、8…第1D−FF、9…第2D−FF、10…ORゲート、11…減算回路、12…第3D−FF。

Claims (3)

  1. 外部から第1パルス信号(PA)が入力されると共に、この第1パルス信号の入力に応じて動作開始するようになっており、A/D変換すべき入力電圧(Vin)が入力されることで稼働すると共にリング状に連結された複数の遅延ゲート(3a、3b)を備え、前記リング状に連結された複数の遅延ゲートに前記第1パルス信号を周回させるパルス周回回路(3)と、
    前記パルス周回回路における前記第1パルス信号の周回回数をカウントし、カウントした数に相当するデジタルデータを出力するカウンタ(4)と、
    前記パルス周回回路内における前記第1パルス信号の周回位置を検出する周回位置検出回路(6)と、
    前記周回位置検出回路にて検出された周回位置に応じたデジタルデータを出力するエンコーダ(7)と、
    前記カウンタから前記カウントした数に応じたデジタルデータを入力すると共に、前記エンコーダから前記周回位置に応じたデジタルデータを入力し、これら各デジタルデータを合成し、合成したデジタルデータをD2として出力する第1遅延回路(8)と、
    前記第1遅延回路から入力されたデジタルデータD2を一定時間(ADt)保持した後、前記デジタルデータD2をD1として出力する第2遅延回路(9)と、
    外部からのTEST信号の入力に応じて前記第2遅延回路をリセットすることにより、前記第2遅延回路から0を示すデジタルデータD1を出力させるリセット回路(10)と、
    前記第1遅延回路から前記デジタルデータD2を入力すると共に、前記第2遅延回路から前記デジタルデータD1を入力し、前記デジタルデータD2から前記デジタルデータD1を減算した結果をTDとし、このデジタルデータTDを、前記入力電圧のA/D変換結果として出力する減算回路(11)と、を備えたA/D変換回路の製造方法であって、
    一定値の入力電圧および前記第1パルス信号を前記パルス周回回路に入力することによって、前記周回位置検出回路および前記エンコーダにて、前記パルス周回回路内における前記第1パルス信号の周回位置に応じたデジタルデータを生成させると共に生成させたデジタルデータを前記第1遅延回路に出力させ、前記カウンタに前記第1パルス信号が前記パルス周回回路を周回する回数をカウントさせてそのカウント数に応じたデジタルデータを生成させると共に生成させたデジタルデータを前記第1遅延回路に出力させ、前記第1遅延回路に前記エンコーダから前記周回位置に応じたデジタルデータを入力させると共に前記カウンタから前記カウント数に応じたデジタルデータを入力させて各デジタルデータを合成させ、合成させたデジタルデータを前記減算回路および前記第2遅延回路に出力させる第1工程と、
    前記リセット回路にTEST信号を入力すると共に前記リセット回路で前記第2遅延回路をリセットすることによって、前記第2遅延回路から0を示すデジタルデータD1を前記減算回路に出力させ、前記減算回路にて、前記デジタルデータD2から前記0を示すデジタルデータD1を減算し、その結果をTDとして外部に出力させる第2工程と、
    外部に出力させた前記デジタルデータTDを解析することにより、前記周回位置検出回路の不具合を判定する第3工程と、を含んでいることを特徴とするA/D変換回路の製造方法。
  2. 前記第3工程では、前記減算回路から出力させた前記デジタルデータTDのうち、前記周回位置検出回路にて生成されたデジタルデータが前記一定値の入力電圧に相当するデータであるか否かを判定することにより、前記周回位置検出回路の不具合を判定することを特徴とする請求項1に記載のA/D変換回路の製造方法。
  3. 前記第1工程および前記第2工程では、前記カウンタ、前記周回位置検出回路、前記第1遅延回路、および前記第2遅延回路に対し、外部から一定周期(ADt)の第2パルス信号(PB)をそれぞれ入力し、この第2パルス信号の立ち上がりに応じて各データを入出力させることを特徴とする請求項1または2に記載のA/D変換回路の製造方法。
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