JP4140478B2 - タイヤ空気圧監視装置 - Google Patents

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本発明は、車両の各タイヤにおける空気圧の状態を監視するタイヤ空気圧監視装置に関する。
従来、車両に設けられた各タイヤの空気圧を監視する複数の装置が公知である。例えば、特許文献1の装置は、タイヤ空気圧を測定するとともに、これが所定の空気圧よりも低下している場合には、空気圧低下信号を送信するセンサユニットを各タイヤに装着するとともに、前述の各センサユニットから送信される空気圧低下信号を受信して、タイヤ空気圧が低下していることをユーザーに通知する通知ユニットから構成される。
この従来装置では、各センサユニットが装着されたタイヤの位置の特定を、当該センサユニットから送信された空気圧低下信号を用いて行う。具体的には、通知ユニットは各センサユニットから送信された空気圧低下信号を4本のアンテナによって受信し、各アンテナが受信した空気圧低下信号の位相差および極性を算出する。この位相差および極性は、各センサユニットが装着された位置と、各アンテナの位置との間の距離によって一意に決定する。そのため、位相差および極性に基づき、受信された空気圧低下信号がどのタイヤに装着されたセンサユニットから送信されたかを特定することができる。
国際公開第97/38869号パンフレット
従来装置では、各アンテナが受信した空気圧低下信号の位相差と極性に基づいて、空気圧低下信号を送信したセンサユニットを特定し、当該ユニットが装着されたタイヤの空気圧が低下していることをユーザーに通知した。しかしながら、従来装置では、空気圧低下信号を送信したセンサユニットを特定するために、複数のアンテナを設ける必要がある。また、各アンテナが受信した空気圧低下信号の位相差と極性とを算出するために、専用のハードウェアやソフトウェアを用意する必要がある。そのため、装置の構造が複雑化し、設計面やコスト面から好ましくない。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、簡易な構成によって各タイヤの空気圧を監視することが可能なタイヤ空気圧監視装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載のタイヤ空気圧監視装置では、車両の各タイヤに設けられ、それぞれのタイヤの空気圧を測定するとともに、その空気圧測定値を含む送信信号を送信する複数の測定手段と、複数の測定手段の各々から送信される送信信号を受信する単一の受信手段と、受信手段が受信した送信信号の受信強度の大小関係、および、複数の測定手段の各々と受信手段との間の距離の大小関係に基づき、複数の測定手段の中から、当該送信信号の送信元となる単数または複数の測定手段を選択する選択手段と、選択手段の選択結果に基づいて、タイヤの位置を特定しつつ、受信手段が受信した送信信号に含まれる空気圧測定値により、車両の各タイヤの空気圧を監視する監視手段と、車両の搭乗者や積載物を検出する検出手段とを備え、選択手段は、検出手段が搭乗者や積載物を検出した場合、受信手段が受信した送信信号の受信強度に対して補正を行うことを特徴とする。
このように、本発明のタイヤ空気圧監視装置では、タイヤの空気圧を測定するとともに、その空気圧測定値を含む送信信号を送信する測定手段が、車両の各タイヤに設けられる。選択手段は、受信手段が受信した、各測定手段から送信された送信信号の受信強度の大小関係と、各測定手段と受信手段との間の距離の大小関係とに基づき、前述の各測定手段の中から、当該送信信号の送信元となる単数または複数の測定手段を選択する。監視手段は、タイヤの位置を特定しつつ、受信手段が受信した送信信号に含まれる空気圧測定値により、車両の各タイヤの空気圧を監視する。これにより、送信信号の送信元となる測定手段に関しては、受信手段が受信した送信信号の受信強度の大小関係と、各測定手段と受信手段との間の距離の大小関係とに基づいて選択されることとなる。そのため、送信信号を受信する受信手段を複数設ける必要はなく、また、送信信号の位相差や極性を算出する専用のハードウェアやソフトウェアも不要となる。従って、簡易な構成によって各タイヤの空気圧を監視することが可能となり、設計面やコスト面から好ましい。
また、車両に人が搭乗していたり、積載物が搭載されていたりする場合、各測定手段から送信された送信信号が人や積載物によって遮蔽され、その受信強度が低下する。しかし、請求項1では、検出手段が車両の搭乗者や積載物を検出した場合、受信手段が受信した送信信号の受信強度に対して補正を行うので、選択手段は送信信号の送信元となる測定手段を確実に選択することが可能となる。
なお、選択手段は、受信手段が受信した各送信信号の受信強度の大小関係、および、複数の測定手段の各々と受信手段との間の距離の大小関係に基づき、複数の測定手段の中から、各送信信号の送信元となる、単数または複数の測定手段を選択している。この理由は、受信手段が受信した送信信号の受信強度と、当該送信信号を送信した測定手段と受信手段との間の距離とには、密接な関連があるからである。すなわち、送信信号を送信した測定手段と受信手段との間の距離が短いほど、当該送信信号の受信強度は強くなる。また、送信信号を送信した測定手段と受信手段との間の距離が長いほど、当該送信信号の受信強度は弱くなる。そのため、受信手段が受信した各送信信号の受信強度の大小関係、および、各測定手段と受信手段との間の距離の大小関係に基づき、各送信信号の送信元となる単数または複数の測定手段を選択することで、選択手段は各送信信号の送信元となる測定手段を確実に選択することができる。
また、上記目的を達成するために、請求項2に記載のタイヤ空気圧監視装置では、車両の各タイヤに設けられ、それぞれのタイヤの空気圧を測定するとともに、その空気圧測定値を含む送信信号を送信する複数の測定手段と、複数の測定手段の各々から送信される送信信号を受信する単一の受信手段と、受信手段が受信した送信信号の受信強度から、当該送信信号の伝搬損失を算出する算出手段と、算出手段の算出結果と、複数の測定手段の各々と受信手段との間の距離とに基づき、複数の測定手段の中から、当該送信信号の送信元となる単数または複数の測定手段を選択する選択手段と、選択手段の選択結果に基づいて、タイヤの位置を特定しつつ、受信手段が受信した送信信号に含まれる空気圧測定値により、車両の各タイヤの空気圧を監視する監視手段と、車両の搭乗者や積載物を検出する検出手段とを備え、選択手段は、検出手段が搭乗者や積載物を検出した場合、受信手段が受信した送信信号の受信強度に対して補正を行うことを特徴とする。
このように、請求項2のタイヤ空気圧監視装置でも、タイヤの空気圧を測定するとともに、その空気圧測定値を含む送信信号を送信する測定手段が、車両の各タイヤに設けられる。また、受信手段が受信した送信信号の受信強度から、当該送信信号の伝播損失を算出する算出手段が設けられる。選択手段は、算出手段の算出結果と、複数の測定手段の各々と受信手段との間の距離とに基づき、前述の各測定手段の中から、当該送信信号の送信元となる単数または複数の測定手段を選択する。監視手段は、タイヤの位置を特定しつつ、受信手段が受信した送信信号に含まれる空気圧測定値により、車両の各タイヤの空気圧を監視する。これにより、送信信号の送信元となる測定手段に関しては、受信手段が受信した送信信号の受信強度と、各測定手段と受信手段との間の距離とに基づいて選択されることとなる。そのため、送信信号を受信する受信手段を複数設ける必要はなく、また、送信信号の位相差や極性を算出する専用のハードウェアやソフトウェアも不要となる。従って、簡易な構成によって各タイヤの空気圧を監視することが可能となり、設計面やコスト面から好ましい。
なお、各測定手段から送信された送信信号の伝搬損失は、各測定手段と受信手段との間の距離と密接に関連している。そのため、請求項2のように、各測定手段から送信された送信信号の伝搬損失と、各測定手段と受信手段との間の距離とに基づいて、送信信号の送信元となる単数または複数の測定手段を選択することによって、選択手段は送信信号の送信元となる測定手段を確実に選択することが可能となる。
また、請求項2でも、検出手段が車両の搭乗者や積載物を検出した場合、受信手段が受信した送信信号の受信強度に対して補正を行うで、選択手段は送信信号の送信元となる測定手段を確実に選択することが可能となる。
請求項3に記載のように、受信手段は、車両の各タイヤからの距離が全て異なる位置に設置されることが望ましい。車両の各タイヤからの距離が全て異なる位置に受信手段を設置することで、各測定手段と受信手段との間の距離が全て異なる状態となる。そのため、各測定手段から送信される送信信号の受信強度も全て異なることとなり、選択手段は当該送信信号の送信元となる測定手段をさらに確実に選択することが可能となる。
請求項4に記載のように、受信手段は、車両の左輪と右輪との間の距離を2等分する、車幅方向と垂直な2等分線上に設置されることとしても良い。例えば、タイヤローテーションを行った後など、前輪の各タイヤの空気圧が全て所定の空気圧になっているか否かのみを確認したい場合や、後輪の各タイヤの空気圧が全て所定の空気圧になっているか否かのみを確認したい場合がある。そのような場合には、車両の左輪と右輪との間の距離を、車幅方向と垂直に2等分する2等分線上に受信手段を設置する。これにより、前輪に設けられた各測定手段と受信手段との間の距離は全て等しくなり、前輪に設けられた各測定手段から送信される送信信号の受信強度も全て等しくなる。また、後輪に設けられた各測定手段と受信手段との間の距離も全て等しくなり、後輪に設けられた各測定手段から送信される送信信号の受信強度も全て等しくなる。そのため、選択手段は、各送信信号の受信強度から、その送信元となる測定手段が、前輪または後輪のいずれに設けられているかを判断して選択することができる。
請求項5に記載のように、受信手段は、車両の前輪と後輪との間の距離を2等分する、車幅方向と平行な2等分線上に設置されることとしても良い。例えば、一部のタイヤを新品に交換した場合など、左輪の各タイヤの空気圧が全て所定の空気圧になっているか否かのみを確認したい場合や、後輪の各タイヤの空気圧が全て所定の空気圧になっているか否かのみを確認したい場合がある。そのような場合には、車両の前輪と後輪との間の距離を、車幅方向と平行に2等分する2等分線上に受信手段を設置する。これにより、左輪に設けられた各測定手段と受信手段との間の距離は全て等しくなり、左輪に設けられた各測定手段から送信される送信信号の受信強度も全て等しくなる。また、右輪に設けられた各測定手段と受信手段との間の距離も全て等しくなり、右輪に設けられた各測定手段から送信される送信信号の受信強度も全て等しくなる。そのため、選択手段は、各送信信号の受信強度から、その送信元となる測定手段が、右輪または左輪のいずれに設けられているかを判断して選択することができる。
請求項6に記載のように、受信手段は、車両のルーフに設置されることが望ましい。車両のルーフに受信手段を設置することにより、各測定手段と受信手段との間の距離差をより大きくすることができる。そのため、選択手段は各送信信号の受信強度に基づいて、その送信元となる測定手段をさらに確実に選択することが可能となる。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態におけるタイヤ空気圧監視装置の全体構成を示すブロック図である。本タイヤ空気圧監視装置は、車両のタイヤ51〜タイヤ54の各々に装着されてタイヤ空気圧を測定するとともに、その空気圧測定値を含む送信信号を送信する複数のセンサユニット1〜4を備える。また、各センサユニット1〜4から送信される送信信号を受信し、その送信信号に含まれる空気圧測定値に基づいて、タイヤ51〜54の空気圧を監視する監視ユニット6を車体側に備える。
上記構成において、各センサユニット1〜4は全て同様に構成されるので、以下、左前輪であるタイヤ51に設けられたセンサユニット1を例にとって説明する。
図2は、本実施形態のタイヤ空気圧監視装置における、各センサユニットの内部構成を示すブロック図である。図2に示すように、センサユニット1は、空気圧センサ11、送信信号生成回路12、送信アンテナ13から構成される。
空気圧センサ11は、例えばロシェル塩やチタン酸バリウムによって構成される図示しない圧電体を備え、タイヤ1の空気圧に応じて当該圧電体に発生するピエゾ電圧を検出し、これをタイヤ51の空気圧測定値とする。タイヤ51の空気圧測定に関しては、スプリング等の弾性体を用意し、当該弾性体のタイヤ空気圧に起因する伸張度合いを計測することによって行うこととしても良い。
送信信号生成回路12は、例えば小型の信号処理回路であり、空気圧センサ11が検出した空気圧測定値から、電波(例えば、数百MHz帯のRF(Radio Frequency)信号)を搬送波とする送信信号を生成する。生成された送信信号は、送信アンテナ13から無線によって送信される。
なお、各センサユニット1〜4は、例えばタイヤバルブと一体的に構成されたり、タイヤのディスクホイールに直接取り付けられることにより、タイヤ51〜54にそれぞれ装着される。また、各センサユニット1〜4は、前述の空気圧センサに加え、温度を測定する温度センサを備えるものであっても良い。これにより、温度変化によるタイヤ空気圧の変動までをも考慮することが可能となる。
次に、監視ユニット6の内部構成について説明する。
図3は、本実施形態のタイヤ空気圧監視装置における、監視ユニット6の内部構成を示すブロック図である。図3に示すように、受信アンテナ61は、各センサユニット1〜4から送信される送信信号を受信する。特に本実施形態では、受信アンテナ61は各センサユニット1〜4との距離が全て異なる状態となるよう、車両のルーフの右後方に設置される(図4参照)。これにより、各センサユニット1〜4と受信アンテナ61との間の距離差をより大きくするとともに、各送信信号の受信レベルを全て異なる状態とすることができる。このことは、後述するセンサユニットの特定に対して効果的に作用する。
信号分離回路62は、受信アンテナ61が受信した各送信信号を検波し、当該送信信号に含まれる空気圧測定値と搬送波とを分離する。レベル検出回路63は、例えば電力計を備え、信号分離回路62によって分離された、各送信信号の搬送波の受信レベルを検出する。
メモリ64は、例えばDRAMであり、各センサユニット1〜4と受信アンテナ61との間の距離をそれぞれ記憶する。これらに関しては、メモリカード等に記憶することとしても良い。
ECU65は、信号分離回路62が分離した各送信信号の空気圧測定値を取得し、これをディスプレイ66に表示することで、車両の各タイヤの空気圧をユーザーに通知する。また、スピーカ67から音声による通知も行う。
特に本実施形態では、ECU65は、受信アンテナ61が受信した各送信信号の送信元となるセンサユニットを、レベル検出回路63が検出した、各送信信号の搬送波の受信レベルから特定する。具体的には、まず、レベル検出回路63が検出した各送信信号の搬送波の受信レベルを取得するとともに、各センサユニット1〜4と受信アンテナ61との間の距離をメモリ64から読み出す。そして、前述の受信レベルの大きい順に、受信アンテナ61からの距離がより短いセンサユニットを割り当てることにより、各送信信号の送信元となるセンサユニットを特定(選択)する。前述の特定動作の詳細に関しては後述する。
図5は、本実施形態のタイヤ空気圧監視装置が、車両の各タイヤの空気圧をユーザーに通知する処理に関するフローチャートである。本フローチャートの処理は、受信アンテナ61が各センサユニット1〜4から送信された送信信号を受信するたびに実行される。
ステップ501では、信号分離回路62は、受信アンテナ61が受信した各送信信号に含まれる空気圧測定値と搬送波とを分離する。ステップ502では、レベル検出回路63は、ステップ501で分離された各送信信号の搬送波の受信レベルを検出する。ステップ503では、ECU65は、各センサユニット1〜4と受信アンテナ61との間の距離をメモリ64から読み出す。
ステップ504では、ステップ502で検出された搬送波の受信レベルの大きい順に各送信信号を並べ、これに受信アンテナ61からの距離がより短いセンサユニットを順に割り当てることで、各送信信号の送信元となるセンサユニットを特定する。例えば、図4では、受信アンテナ61からの距離は、センサユニット4<センサユニット3<センサユニット2<センサユニット1となっている。そのため、各送信信号には、その搬送波の受信レベルが大きい順に、センサユニット4、センサユニット3、センサユニット2、センサユニット1が割り当てられる。そして、各送信信号に割り当てられたセンサユニットが、送信元となるセンサユニットとして特定される。これは、送信信号を送信したセンサユニットと受信アンテナ61との間の距離が短いほど、送信信号の受信強度は強くなり、送信信号を送信したセンサユニットと受信アンテナ61との間の距離が長いほど、送信信号の受信強度は弱くなることを利用している。
ステップ505では、ステップ501で分離された各送信信号の空気圧測定値を、ステップ504で特定された各センサユニット1〜4が装着されているタイヤの空気圧としてディスプレイ66に表示し、ユーザーに通知する。その際には、スピーカ67から音声による通知も行う。
このように、本実施形態のタイヤ空気圧監視装置では、車両の各タイヤに、当該タイヤの空気圧を測定するセンサユニット1〜4がそれぞれ装着される。各センサユニット1〜4は、測定したタイヤ空気圧を送信する送信信号を生成し、監視ユニット6にそれぞれ送信する。監視ユニット6は、受信した各送信信号を空気圧測定値と搬送波とに分離し、その搬送波の受信レベルの大きい順に、受信アンテナ61からの距離がより短いセンサユニットを割り当て、各送信信号の送信元となるセンサユニットを特定する。そして、各送信信号の空気圧測定値を各タイヤの空気圧としてユーザーに通知する。これにより、送信信号の送信元を特定するための複数の受信アンテナは不要であり、送信信号の位相差や極性等を算出する専用のハードウェアやソフトウェアも不要となる。従って、簡易な構成によって各タイヤの空気圧を監視することが可能となり、設計面やコスト面から好ましい。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、各送信信号の送信元となるセンサユニットを、各送信信号の搬送波の伝搬損失に基づいて特定する点が、前述の第1実施形態と異なる。
本実施形態のメモリ64は、各センサユニット1〜4から送信された送信信号が受信アンテナ61に受信されるまでの、当該送信信号の搬送波の伝搬損失理論値をそれぞれ記憶する。この伝搬損失理論値は、各センサユニット1〜4と受信アンテナ61との距離、および、搬送波の波長に基づき、以下の式に従って各センサユニット1〜4毎に事前に算出されたものが記憶されている。
(数1)
伝搬損失理論値 = A・ln(4πx/λ)
ここで、Aは所定の定数であり、xは各センサユニット1〜4と受信アンテナ61との間の距離とを示す。また、λは搬送波の波長を示す。
また、本実施形態のメモリ64は、各センサユニット1〜4から送信信号が送信される際の、当該送信信号の搬送波のレベルを送信レベルとして記憶する。
本実施形態のECU65は、各センサユニット1〜4から送信された送信信号の搬送波の伝搬損失を利用して、当該送信信号の送信元となるセンサユニットを特定する。具体的には、レベル検出回路63が検出した搬送波の受信レベルと、メモリ64に記憶されている搬送波の送信レベルとから、その伝搬損失を算出する。そして、これをメモリ64に記憶されている伝搬損失理論値と比較し、送信信号の送信元となるセンサユニットを特定する。前述の特定動作の詳細に関しては後述する。
それ以外の構成・動作に関しては、前述の実施形態の場合と同様であるため、説明を省略する。
図6は、本実施形態のタイヤ空気圧監視装置が、車両の各タイヤの空気圧をユーザーに通知する処理に関するフローチャートである。本フローチャートの処理は、受信アンテナ61が各センサユニットから送信された送信信号を受信するたびに実行される。
ステップ601では、信号分離回路62は、受信アンテナ61が受信した送信信号に含まれる空気圧測定値と搬送波とを分離する。ステップ602では、レベル検出回路63は、ステップ601で分離された搬送波の受信レベルを検出する。ステップ603では、ECU65は、メモリ64から搬送波の送信レベルを読み出し、ステップ602で算出された受信レベルとの差分を算出して、これを伝搬損失とする。
ステップ604では、各センサユニット1〜4における搬送波の伝搬損失理論値をメモリ64から読み出す。ステップ605では、ステップ603で算出された伝搬損失を、ステップ604で読み出した、各センサユニット1〜4における搬送波の伝搬損失理論値と比較し、最も一致度合いの高い伝搬損失理論値に対応するセンサユニットを、送信信号の送信元として特定する。
ステップ606では、ステップ601で分離された空気圧測定値を、ステップ605で特定されたセンサユニットが装着されているタイヤの空気圧としてディスプレイ66に表示し、ユーザーに通知する。その際には、スピーカ67から音声による通知も行う。
このように、本実施形態のタイヤ空気圧監視装置では、各送信信号の送信元となるセンサユニットを、各送信信号の搬送波の伝搬損失に基づいて特定する。これにより、任意のセンサユニットから送信された送信信号に対して、その送信元を特定することができる。
次に、本実施形態の変形例について説明する。本変形例のタイヤ空気圧監視装置は、送信信号の送信元が、前輪または後輪のいずれであるかのみを判定する点が、前述の実施形態と異なる。
本変形例の受信アンテナ61は、前述の実施形態の場合と同様、車両のルーフに設置されるが、その設置場所は、左輪であるタイヤ51と右輪であるタイヤ52との間の距離を、車幅方向と垂直に2等分する2等分線上に位置するように設置される(図7参照)。これにより、受信アンテナ61とタイヤ51との間の距離と、受信アンテナ61とタイヤ52との間の距離は等しくなる。また、受信アンテナ61とタイヤ53との間の距離と、受信アンテナ61とタイヤ54との間の距離も等しくなる。なお、左輪であるタイヤ51と右輪であるタイヤ52との間の距離を、車幅方向と垂直に2等分する2等分線上に位置するのであれば、車両のルーフ以外の場所に設置してもよい。もちろん、左輪であるタイヤ53と右輪であるタイヤ54との間の距離を、車幅方向と垂直に2等分する2等分線上に位置するように設置しても良い。
本変形例のメモリ64は、センサユニット1およびセンサユニット2から送信された送信信号が受信アンテナ61に受信されるまでの、当該送信信号に含まれる搬送波の伝搬損失理論値を、前輪伝搬損失理論値として記憶する。また、センサユニット3およびセンサユニット4から送信された送信信号が受信アンテナ61に受信されるまでの、当該送信信号に含まれる搬送波の伝搬損失理論値を、後輪伝搬損失理論値として記憶する。
本変形例のECU65は、算出された搬送波の伝搬損失を、メモリ64に記憶されている前輪伝搬損失理論値および後輪伝搬損失理論値と比較し、送信信号の送信元となるセンサユニットが、前輪または後輪のいずれに装着されているかを特定する。なお、前述の特定動作の詳細に関しては後述する。
それ以外の構成・動作に関しては、前述の実施形態の場合と同様であるため、説明を省略する。
図8は、本変形例のタイヤ空気圧監視装置が、車両の各タイヤの空気圧をユーザーに通知する処理に関するフローチャートである。図8に示すように、本フローチャートの処理は、前述の図6のフローチャートの処理において、各センサユニットにおける搬送波の伝搬損失理論値をメモリ64から読み出すステップに代えて、前輪伝搬損失理論値および後輪伝搬損失理論値をメモリ64から読み出すステップを設ける。
また、算出された搬送波の伝搬損失に最も一致度合いの高い伝搬損失理論値に対応するセンサユニットを、送信信号の送信元として特定するステップに代えて、算出された伝搬損失を2つの伝搬損失理論値と比較し、より一致度合いが高いほうの車輪(前輪又は後輪)に、送信信号の送信元となるセンサユニットが装着されていると特定するステップを設ける。
さらに、信号分離回路62によって分離された空気圧測定値を、特定されたセンサユニットが装着されているタイヤの空気圧として通知するステップに代わり、信号分離回路62によって分離された空気圧測定値を、前輪または後輪のいずれかのタイヤの空気圧として通知するステップを設ける。
換言すれば、ステップ801〜803の処理は、前述の図6のフローチャートにおける処理と同様であり、その説明は省略する。なお、本フローチャートの処理は、受信アンテナ61が各センサユニットから送信された送信信号を受信するたびに実行される。
ステップ804では、メモリ64から前輪伝搬損失理論値および後輪伝搬損失理論値を読み出す。ステップ805では、ステップ803で算出された伝搬損失を、ステップ804で読み出した前輪伝搬損失理論値および後輪伝搬損失理論値と比較する。そして、より一致度合いが高いほうの車輪(前輪又は後輪)に、送信信号の送信元となるセンサユニットが装着されているものとして特定する。
ステップ806では、ステップ801で信号分離回路62が分離した空気圧測定値を、ステップ805で特定された、前輪または後輪のいずれかのタイヤの空気圧として通知する。その際には、スピーカ67から音声による通知も行う。これにより、本変形例のタイヤ空気圧監視装置は、例えばタイヤローテーションを行った後など、前輪の各タイヤの空気圧が全て所定の空気圧になっているか否かのみを確認したい場合や、後輪の各タイヤの空気圧が全て所定の空気圧になっているか否かのみを確認したい場合に、好適に利用することができる。
前述の変形例では、左輪であるタイヤ51と、右輪であるタイヤ52との間の距離を、車幅方向と垂直に2等分する2等分線上に位置するよう受信アンテナ61を設置した。しかしながら、前輪であるタイヤ51と、後輪であるタイヤ53との間の距離を、車幅方向と平行に2等分する2等分線上に位置するよう受信アンテナ61を設置することとしても良い。これにより、例えば一部のタイヤを新品に交換した場合など、左輪の各タイヤの空気圧が全て所定の空気圧になっているか否かのみを確認したい場合や、後輪の各タイヤの空気圧が全て所定の空気圧になっているか否かのみを確認したい場合に、好適に利用することができる。
また、上述の各実施形態および変形例では、各送信信号を送信したセンサユニットの特定に際し、レベル検出回路63が検出した搬送波の受信レベルをそのまま利用していた。しかしながら、車両の各シートに加わる圧力から、搭乗者や積載物を検知するシートセンサを新たに設け、当該センサによって搭乗者や積載物が検出された場合には、搬送波の受信レベルに対する適切な補正を行うこととしても良い。これにより、送信信号を送信したセンサユニットをさらに確実に特定することができる。
本発明の第1実施形態におけるタイヤ空気圧監視装置の全体構成を示すブロック図である。 第1実施形態のタイヤ空気圧監視装置における、各センサユニットの内部構成を示すブロック図である。 第1実施形態のタイヤ空気圧監視装置における、監視ユニットの内部構成を示すブロック図である。 第1実施形態のタイヤ空気圧監視装置における、受信アンテナの設置場所を示す図である。 第1実施形態のタイヤ空気圧監視装置が、車両の各タイヤの空気圧をユーザーに通知する処理に関するフローチャートである。 第2実施形態のタイヤ空気圧監視装置が、車両の各タイヤの空気圧をユーザーに通知する処理に関するフローチャートである。 第2実施形態の変形例のタイヤ空気圧監視装置における、受信アンテナの設置場所を示す図である。 第2実施形態の変形例のタイヤ空気圧監視装置が、車両の各タイヤの空気圧をユーザーに通知する処理に関するフローチャートである。
符号の説明
1、2、3、4…センサユニット
11…空気圧センサ
12…送信信号生成回路
13…送信アンテナ
6…監視ユニット
61…受信アンテナ
62…信号分離回路
63…レベル検出回路
64…メモリ
65…ECU
66…ディスプレイ
67…スピーカ

Claims (6)

  1. 車両の各タイヤに設けられ、それぞれのタイヤの空気圧を測定するとともに、その空気圧測定値を含む送信信号を送信する複数の測定手段と、
    前記複数の測定手段の各々から送信される送信信号を受信する単一の受信手段と、
    前記受信手段が受信した送信信号の受信強度の大小関係、および、前記複数の測定手段の各々と前記受信手段との間の距離の大小関係に基づき、前記複数の測定手段の中から、当該送信信号の送信元となる単数または複数の測定手段を選択する選択手段と、
    前記選択手段の選択結果に基づいて、タイヤの位置を特定しつつ、前記受信手段が受信した送信信号に含まれる空気圧測定値により、前記車両の各タイヤの空気圧を監視する監視手段と
    前記車両の搭乗者や積載物を検出する検出手段とを備え、
    前記選択手段は、前記検出手段が搭乗者や積載物を検出した場合、前記受信手段が受信した送信信号の受信強度に対して補正を行うことを特徴とするタイヤ空気圧監視装置。
  2. 車両の各タイヤに設けられ、それぞれのタイヤの空気圧を測定するとともに、その空気圧測定値を含む送信信号を送信する複数の測定手段と、
    前記複数の測定手段の各々から送信される送信信号を受信する単一の受信手段と、
    前記受信手段が受信した送信信号の受信強度から、当該送信信号の伝搬損失を算出する算出手段と、
    前記算出手段の算出結果と、前記複数の測定手段の各々と前記受信手段との間の距離とに基づき、前記複数の測定手段の中から、当該送信信号の送信元となる単数または複数の測定手段を選択する選択手段と、
    前記選択手段の選択結果に基づいて、タイヤの位置を特定しつつ、前記受信手段が受信した送信信号に含まれる空気圧測定値により、前記車両の各タイヤの空気圧を監視する監視手段と、
    前記車両の搭乗者や積載物を検出する検出手段とを備え、
    前記選択手段は、前記検出手段が搭乗者や積載物を検出した場合、前記受信手段が受信した送信信号の受信強度に対して補正を行うことを特徴とするタイヤ空気圧監視装置。
  3. 前記受信手段は、前記車両の各タイヤからの距離が全て異なる位置に設置されることを特徴とする請求項1または2に記載のタイヤ空気圧監視装置。
  4. 前記受信手段は、前記車両の左輪と右輪との間の距離を2等分する、車幅方向と垂直な2等分線上に設置されることを特徴とする請求項1または2に記載のタイヤ空気圧監視装置。
  5. 前記受信手段は、前記車両の前輪と後輪との間の距離を2等分する、車幅方向と平行な2等分線上に設置されることを特徴とする請求項1または2に記載のタイヤ空気圧監視装置。
  6. 前記受信手段は、前記車両のルーフに設置されることを特徴とする請求項3から請求項5のいずれかに記載のタイヤ空気圧監視装置。
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