JP4447577B2 - 車輪状態監視システム及び車輪位置特定方法 - Google Patents

車輪状態監視システム及び車輪位置特定方法 Download PDF

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Description

本発明は、車輪状態監視システム及び車輪位置特定方法に係り、特に、車両の各車輪に設けられ、対応する車輪の状態を示す情報を送信する送信手段と、車体本体に設けられ、各送信手段から送信される車輪状態情報を受信する受信手段と、を備え、受信手段に受信される送信手段からの車輪状態情報に基づいて車輪の状態を監視するうえで好適な車輪状態監視システム及び車輪位置特定方法に関する。
従来から、車両の有する各車輪のタイヤ空気圧などの状態を監視する車輪状態監視システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。このシステムは、各車輪に設けられ、それぞれ車輪状態を測定してその測定値を含む信号を送信するセンサユニットと、車体本体に設けられ、各センサユニットからの送信信号を受信して車輪状態を監視する監視ユニットと、を備えている。また、このシステムは、車体本体に車輪の各配置位置に対応して複数設けられ、それぞれセンサユニットによる送信信号の送信を要求する要求信号を送信する本体側送信機と、各センサユニットに設けられ、それぞれ本体側送信機からの要求信号を受信する車輪側受信機と、を備えている。
上記のシステムにおいては、まず、車体本体の複数の本体側送信機から間欠的に順に要求信号が送信される。本体側送信機から要求信号が送信されると、その本体側送信機に対応した車輪に設けられた車輪側受信機のみがその要求信号を受信する。車輪側受信機が要求信号を受信すると、その車輪側受信機に対応するセンサユニットが、車輪の状態を測定して、その測定値を含む信号を送信する。そして、車体本体の監視ユニットが、センサユニットからの送信信号を受信して、車輪の状態を監視する。
かかるシステムによれば、車輪の配置位置ごとに、センサユニットによる送信信号の送信を要求して、車輪状態の監視を行うことができる。このため、各センサユニットのIDコードが車輪の配置位置と関連付けて予め登録されていなくても、各センサユニットの送信した送信信号がどの車輪から送られてきたものであるかを把握することすなわち各センサユニットが設けられた車輪の位置を特定することができ、車輪位置ごとの車輪状態を正確に監視することが可能となる。
特開2004−161245号公報
ところで、上記従来のシステムでは、車体本体の監視ユニットが有する受信アンテナを車輪の各配置位置にそれぞれ設けることなく車体中央付近の一箇所に設けることとすれば十分であるが、しかし、車輪の各配置位置に対応して複数の本体側送信機を設けることが必要であるため、車体本体の監視ユニットの構成が複雑化し、コストアップを招く事態が生ずる。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、車輪状態情報を送信する車輪側送信機の設けられた車輪の配置位置の特定を簡素な構成で実現することが可能な車輪状態監視システム及び車輪位置特定方法を提供することを目的とする。
上記の目的は、車両の有する複数の車輪にそれぞれ設けられ、対応する車輪の状態を示す情報を送信する送信手段と、車体本体に設けられ、各送信手段から送信される車輪状態情報を受信する受信手段と、を備え、前記受信手段に受信される前記送信手段からの車輪状態情報に基づいて車輪の状態を監視する車輪状態監視システムであって、前記受信手段のアンテナ指向性を変更する受信指向性変更手段と、前記受信指向性変更手段により前記受信手段のアンテナ指向性が各車輪の位置方向それぞれに順に最大利得が得られるように変更される際に前記受信手段に受信される各送信手段からの固有の識別情報をそれぞれ、車輪の位置と関連付けて記憶する記憶手段と、前記受信手段に前記送信手段からの車輪状態情報および固有の識別情報を含む送信信号が受信されたときに、前記記憶手段に記憶されている各送信手段の識別情報と車輪の位置との関係に基づいて、該送信信号を送信した前記送信手段の設けられた車輪の位置を特定する車輪位置特定手段と、を備え、前記受信指向性変更手段は、すべての送信手段の識別情報が車輪の位置と関連付けて前記記憶手段に記憶された後、前記受信手段のアンテナ指向性を、すべての前記送信手段から送信される車輪状態情報が前記受信手段に受信可能となるように変更する通常受信用変更手段と、車両のイグニションスイッチがオン状態とされた場合又は車両乗員により所定スイッチが操作された場合に、前記記憶手段に各送信手段の識別情報と車輪の位置との関係を記憶すべく、前記受信手段のアンテナ指向性を各車輪の位置方向それぞれに順に最大利得が得られるように変更する関係確認用変更手段と、イグニションスイッチが前回オフとされてから今回オンとされるまでに経過した時間又は所定スイッチが前回操作されてから今回操作されるまでに経過した時間が、車輪をローテーションするのに要する予め定められた所定時間未満である場合は、前記関係確認用変更手段による前記受信手段のアンテナ指向性の変更を中止する変更中止手段と、を有する車輪状態監視システムにより達成される。
また、上記の目的は、車両の有する複数の車輪にそれぞれ設けられ、対応する車輪の状態を示す情報を送信する送信手段と、車体本体に設けられ、各送信手段から送信される車輪状態情報を受信する受信手段と、を備え、前記受信手段に受信される前記送信手段からの車輪状態情報に基づいて車輪の状態を監視する車輪状態監視システムであって、前記受信手段のアンテナ指向性を変更する受信指向性変更手段と、前記受信指向性変更手段により前記受信手段のアンテナ指向性が各車輪の位置方向それぞれに順に最大利得が得られるように変更される際に前記受信手段に受信される各送信手段からの固有の識別情報をそれぞれ、車輪の位置と関連付けて記憶する記憶手段と、前記受信手段に前記送信手段からの車輪状態情報および固有の識別情報を含む送信信号が受信されたときに、前記記憶手段に記憶されている各送信手段の識別情報と車輪の位置との関係に基づいて、該送信信号を送信した前記送信手段の設けられた車輪の位置を特定する車輪位置特定手段と、を備え、前記受信指向性変更手段は、すべての送信手段の識別情報が車輪の位置と関連付けて前記記憶手段に記憶された後に、前記受信手段のアンテナ指向性を、すべての前記送信手段から送信される車輪状態情報が前記受信手段に受信可能となるように変更する通常受信用変更手段と、前記記憶手段に各送信手段の識別情報と車輪の位置との関係を記憶すべきときに、前記受信手段のアンテナ指向性を各車輪の位置方向それぞれに順に最大利得が得られるように変更する関係確認用変更手段と、前記関係確認用変更手段による前記受信手段のアンテナ指向性の変更を開始した初めの一又は二の車輪の位置方向について、前記受信手段に受信される前記送信手段からの識別情報と車輪の位置との関係が、前記記憶手段に記憶されている前回における関係と一致する場合は、以後、前記関係確認用変更手段による前記受信手段のアンテナ指向性の変更を中断する変更中断手段と、を有する車輪状態監視システムにより達成される。
また、上記の目的は、車両の有する複数の車輪にそれぞれ設けられ、対応する車輪の状態を示す情報を送信する送信手段と、車体本体に設けられ、各送信手段から送信される車輪状態情報を受信する受信手段と、を備え、前記受信手段に受信される前記送信手段からの車輪状態情報に基づいて車輪の状態を監視する車輪状態監視システムにおいて、該車輪状態情報を送信した前記送信手段の設けられた車輪の位置を特定する方法であって、前記受信手段のアンテナ指向性を変更する受信指向性変更ステップと、前記受信指向性変更ステップにおいて前記受信手段のアンテナ指向性が各車輪の位置方向それぞれに順に最大利得が得られるように変更される際に前記受信手段に受信される各送信手段からの固有の識別情報をそれぞれ、車輪の位置と関連付けて記憶手段に記憶する記憶ステップと、前記受信手段に前記送信手段からの車輪状態情報および固有の識別情報を含む送信信号が受信されたときに、前記記憶手段に記憶されている各送信手段の識別情報と車輪の位置との関係に基づいて、該送信信号を送信した前記送信手段の設けられた車輪の位置を特定する車輪位置特定ステップと、を備え、前記受信指向性変更ステップは、すべての送信手段の識別情報が車輪の位置と関連付けて前記記憶手段に記憶された後、前記受信手段のアンテナ指向性を、すべての前記送信手段から送信される車輪状態情報が前記受信手段に受信可能となるように変更する通常受信用変更ステップと、車両のイグニションスイッチがオン状態とされた場合又は車両乗員により所定スイッチが操作された場合に、前記記憶手段に各送信手段の識別情報と車輪の位置との関係を記憶すべく、前記受信手段のアンテナ指向性を各車輪の位置方向それぞれに順に最大利得が得られるように変更する関係確認用変更ステップと、イグニションスイッチが前回オフとされてから今回オンとされるまでに経過した時間又は所定スイッチが前回操作されてから今回操作されるまでに経過した時間が、車輪をローテーションするのに要する予め定められた所定時間未満である場合は、前記関係確認用変更ステップにおける前記受信手段のアンテナ指向性の変更を中止する変更中止ステップと、を有する車輪位置特定方法により達成される。
更に、上記の目的は、車両の有する複数の車輪にそれぞれ設けられ、対応する車輪の状態を示す情報を送信する送信手段と、車体本体に設けられ、各送信手段から送信される車輪状態情報を受信する受信手段と、を備え、前記受信手段に受信される前記送信手段からの車輪状態情報に基づいて車輪の状態を監視する車輪状態監視システムにおいて、該車輪状態情報を送信した前記送信手段の設けられた車輪の位置を特定する方法であって、前記受信手段のアンテナ指向性を変更する受信指向性変更ステップと、前記受信指向性変更ステップにおいて前記受信手段のアンテナ指向性が各車輪の位置方向それぞれに順に最大利得が得られるように変更される際に前記受信手段に受信される各送信手段からの固有の識別情報をそれぞれ、車輪の位置と関連付けて記憶手段に記憶する記憶ステップと、前記受信手段に前記送信手段からの車輪状態情報および固有の識別情報を含む送信信号が受信されたときに、前記記憶手段に記憶されている各送信手段の識別情報と車輪の位置との関係に基づいて、該送信信号を送信した前記送信手段の設けられた車輪の位置を特定する車輪位置特定ステップと、を備え、前記受信指向性変更ステップは、すべての送信手段の識別情報が車輪の位置と関連付けて前記記憶手段に記憶された後に、前記受信手段のアンテナ指向性を、すべての前記送信手段から送信される車輪状態情報が前記受信手段に受信可能となるように変更する通常受信用変更ステップと、前記記憶手段に各送信手段の識別情報と車輪の位置との関係を記憶すべきときに、前記受信手段のアンテナ指向性を各車輪の位置方向それぞれに順に最大利得が得られるように変更する関係確認用変更ステップと、前記関係確認用変更ステップにおける前記受信手段のアンテナ指向性の変更を開始した初めの一又は二の車輪の位置方向について、前記受信手段に受信される前記送信手段からの識別情報と車輪の位置との関係が、前記記憶手段に記憶されている前回における関係と一致する場合は、以後、前記関係確認用変更ステップにおける前記受信手段のアンテナ指向性の変更を中断する変更中断ステップと、を有する車輪位置特定方法により達成される。


この態様の発明において、車体本体に設けられた受信手段のアンテナ指向性は変更され得る。このアンテナ指向性が車輪の位置方向に最大利得が得られるように変更されると、その車輪に設けられた送信手段からの送信信号のみが車体本体の受信手段に受信され得る。このため、上記のアンテナ指向性が各車輪の位置方向それぞれに最大利得が得られるように変更されれば、その変更ごとに、アンテナが指向される車輪の位置と受信手段に受信された送信信号を送信した送信手段との関係が具体的に特定される。
本発明においては、上記の変更ごとに受信手段に受信される各送信手段からの固有の識別情報がそれぞれ、車輪の位置と関連付けて記憶手段に記憶される。そして、以後、送信手段からの送信信号が受信手段に受信されたときに、その記憶手段に記憶されている両者の関係に基づいて、その送信手段の設けられた車輪の位置が特定される。かかる構成においては、送信手段の設けられた車輪の配置位置を特定するうえで、車輪の各配置位置に対応して複数の本体側送信機を設けることは不要であると共に、また、車体本体の受信手段を車輪の各配置位置に対応して複数設ける必要はなく、車体中央付近の一箇所に設けるだけで十分である。
また、本発明においては、記憶手段への記憶後は各車輪の送信手段からの送信信号の送信がランダムに行われるときにも、その送信信号を送信した送信手段の設けられた車輪の配置位置を精度よく特定することができる。
ところで、給電部を有するアンテナ素子とリアクタンス成分が制御可能な無給電のアンテナ素子とを備えるアンテナにおいては、無給電アンテナ素子のリアクタンス成分を変更することで、そのアンテナの指向性を変化させることが可能である。従って、上記した車輪状態監視システムにおいて、前記受信手段は、一つの給電アンテナ素子と、該給電アンテナ素子から見て各車輪の位置方向にそれぞれ配置され、それぞれリアクタンス成分を制御可能な無給電アンテナ素子と、から構成されることとすればよい。
また、すべての送信手段についてその識別情報と車輪の配置位置との関係を特定するうえでは、各車輪の位置方向すべてについて受信手段のアンテナ指向性を変更する必要はなく、車輪の総数よりも一つ少ない数の方向について受信手段のアンテナ指向性を変更することとすれば十分である。従って、上記した車輪状態監視システムにおいて、前記受信指向性変更手段は、前記記憶手段に各送信手段の識別情報と車輪の位置との関係を記憶すべきときに、前記受信手段のアンテナ指向性を、各車輪の位置方向のすべてのうち少なくとも車輪の総数よりも一つ少ない数だけについて変更することとすればよい。
尚、上記した車輪状態監視システムにおいて、前記受信指向性変更手段は、車両のイグニションスイッチがオン状態とされた場合又は車両乗員により所定スイッチが操作された場合に、前記記憶手段に各送信手段の識別情報と車輪の位置との関係を記憶すべく、前記受信手段のアンテナ指向性を各車輪の位置方向それぞれに順に最大利得が得られるように変更することとすればよい。
また、イグニションスイッチがオフとされてからオンとされるまでに経過した時間又は所定スイッチが操作されてから再び操作されるまでに経過した時間が比較的短いときは、車輪がローテーションされてその配置位置が切り替わる事態が生ずることはほとんどない。従って、上記した車輪状態監視システムにおいて、前記受信指向性変更手段は、イグニションスイッチが前回オフとされてから今回オンとされるまでに経過した時間又は所定スイッチが前回操作されてから今回操作されるまでに経過した時間が、車輪をローテーションするのに要する予め定められた所定時間未満である場合は、前記受信手段のアンテナ指向性の変更を中止することとしてもよい。
また、一旦記憶手段に送信手段の識別情報と車輪の位置との関係が記憶された後に、再び受信手段のアンテナ指向性が変更されて送信手段の識別情報と車輪の位置との関係が規定されるとき、そのアンテナ指向性の変更を開始した後の初めの一又は二の車輪の位置方向における関係が記憶手段に記憶されている前回のものと一致する場合は、車輪のローテーションが行われておらずその配置位置が前回と変わっていないと判断することができる。従って、上記した車輪状態監視システムにおいて、前記受信指向性変更手段は、前記受信手段のアンテナ指向性の変更を開始した初めの一又は二の車輪の位置方向について、前記受信手段に受信される前記送信手段からの識別情報と車輪の位置との関係が、前記記憶手段に記憶されている前回における関係と一致する場合は、以後、前記受信手段のアンテナ指向性の変更を中断することとしてもよい。
更に、上記した車輪状態監視システムにおいて、車体本体に設けられ、各車輪の位置方向それぞれに向けて前記送信手段による車輪状態情報の送信を要求する要求信号を送信する本体側送信手段と、車輪に設けられ、前記本体側送信手段からの要求信号を受信する車輪側受信手段と、を備え、車輪側の前記送信手段は、前記車輪側受信手段に前記本体側送信手段からの要求信号が受信された場合に、該要求信号に応答して、対応する車輪の状態を示す情報を送信することとすれば、受信手段のアンテナ指向性の変更に伴う記憶手段に記憶する各送信手段の識別情報と車輪の位置との関係を速やかに規定することができる。

本発明によれば、車輪状態情報を送信する車輪側送信機の設けられた車輪の配置位置の特定を簡素な構成で実現することができる。
以下、図面を用いて、本発明の具体的な実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施例である車両に搭載される車輪状態監視システムの構成図を示す。図2は、本実施例のシステムが備える各センサユニットの内部構成図を示す。図3は、本実施例のシステムが備える監視ユニットの内部構成図を示す。また、図4は、本実施例の監視ユニットの有する受信アンテナのユニット配置図を示す。尚、図4(A)には上面視を、また、図4(B)には側面視を、それぞれ示す。本実施例の車輪状態監視システムは、4つの車輪18を有する車両に搭載され、各車輪18のタイヤ空気圧や温度等の状態を監視するシステムである。
本実施例の車両状態監視システムは、図1に示す如く、各車輪18にそれぞれ設けられるセンサユニット20(以下、適宜、それぞれ20−1,20−2,20−3,20−4とする。)と、車体本体22に設けられる監視ユニット24と、を備えている。各センサユニット20は、それぞれ対応する車輪18のタイヤ内部(例えば、ホイール)に固定されており、対応する車輪18と共に一体的に回転する。また、監視ユニット24は、車体本体22の中央付近に配置されている。
各センサユニット20は、図2に示す如く、各種制御を行う制御回路30を備えている。制御回路30には、対応する車輪18のタイヤ空気圧に応じた信号を出力する空気圧センサ32が接続されている。空気圧センサ32の出力信号は、制御回路30に供給される。制御回路30は、空気圧センサ32の出力に基づいて、対応する車輪18のタイヤ空気圧を測定する。この場合、制御回路30は、その測定した空気圧を示す情報と、自己のセンサユニット20を他のセンサユニット20と識別するための固有の識別コードID(ID1〜ID4)を示す情報とを含む送信信号を生成する。
制御回路30には、また、送信回路34が接続されている。送信回路34には、送信アンテナ36が接続されている。制御回路30は、生成した送信信号が送信アンテナ36から送信されるように送信回路34を制御する。送信回路34は、制御回路30で生成された上記の送信信号を、所定電波(例えば、数百MHzのRF帯)の搬送波にのせて送信アンテナ36から送信する。
監視ユニット24は、図3に示す如く、各種制御を行うコンピュータを主体に構成された制御回路40を備えている。制御回路40には、受信回路42が接続されている。受信回路42には、受信アンテナ44が接続されている。受信アンテナ44は、センサユニット20から送信される電波搬送波にのった送信信号を受信する。受信回路42は、受信アンテナ44で受信された信号を検波して波形整形し、制御回路40に供給する。制御回路40は、受信回路42から供給される信号に基づいて、センサユニット20からの送信信号から車輪18のタイヤ空気圧情報を抽出すると共に、その送信信号を送るセンサユニット20の固有識別コードIDを抽出する。
制御回路40は、センサユニット20からの送信信号から情報を抽出するごとに、その情報に基づいて、そのセンサユニット20の設けられた車輪18のタイヤ空気圧の状態(例えば正常・低下による異常)を判定する。制御回路40には、車室内のインストルメントパネルやメータ内等に設けられた車両乗員の視認可能な表示器45が接続されている。制御回路40は、車輪18のタイヤ空気圧の状態の判定結果を表示器45に表示させる。例えば、表示器45は、予め車両を模した図形においてタイヤ空気圧が異常となった車輪18の配置位置を点灯表示する。尚、スピーカや警報ブザーを設け、車輪18のタイヤ空気圧異常時、そのスピーカや警報ブザーを駆動して、タイヤ空気圧の異常をその配置位置と共に車両乗員に知らせることとしてもよい。
また、受信アンテナ44は、図4に示す如く、一つの給電アンテナ素子46と、4つの無給電アンテナ素子48と、から構成されており、指向性を制御可能なアダプティブアンテナである。これらのアンテナ素子46,48は、車体本体22においてほぼ同一水平面(XY平面)上に配置されており、車体鉛直方向(Z方向)においてセンサユニット20から送信される送信信号の搬送波として使用される電波の四分の一波長程度の高さを有している。受信アンテナ44は、図4に示す如く、一つの給電アンテナ素子46を中心にして同一距離だけ離間する4つの無給電アンテナ素子48が配置されたものとなっており、各無給電アンテナ素子48は、給電アンテナ素子46から見てほぼ車両の有する各車輪18の存在する方向FL,FR,RL,RRに位置している。以下、給電アンテナ素子46から見てかかる方向に位置する無給電アンテナ素子48をそれぞれ、無給電アンテナ素子48FL,48FR,48RL,48RRとする。
各無給電アンテナ素子48には、制御可能なリアクタンス素子50(それぞれのリアクタンス値xFL,xFR,xRL,xRR)が装荷されている。リアクタンス素子50は、上記した制御回路40に接続されており、制御回路40からの指令に従ってそのリアクタンス成分xが変更されることが可能である。このような受信アンテナ44においては、各無給電アンテナ素子48のリアクタンス成分xが変更されると、無給電アンテナ素子48が導波器又は反射器として動作し、そのアンテナ指向性が制御されることとなる。
図5は、無給電アンテナ素子48のリアクタンス値の制御によってアンテナ指向性が変化することを説明するための図を示す。尚、図5(A)には無給電アンテナ素子48のリアクタンス値xの組み合わせを4パターン(α〜δ)表した表を、図5(B)には図5(A)に示したそれぞれの組み合わせで実現されるXY平面上における動作利得を表した図を、それぞれ示す。
例えば、図5に示す如く、無給電アンテナ素子48のリアクタンス値xの組み合わせがαパターン又はβパターンであるときは、アンテナ指向性について車体本体22に水平なXY平面において車両真後ろ方向に最大利得が得られる。また、その組み合わせがγパターン又はδパターンであるときは、アンテナ指向性について上記のXY平面において車両真後ろ方向から見て左旋回軸回りに60°の角度φをなす方向に最大利得が得られることとなる。
制御回路40は、予め、受信アンテナ44の給電アンテナ素子46から見て各車輪18の存在する方向FL,FR,RL,RRそれぞれに関しアンテナ指向性の最大利得が得られ、かつ、その方向にある車輪18に設けられるセンサユニット20からの送信信号のみを受信できると推定される4つの無給電アンテナ素子48FL,48FR,48RL,48RRのリアクタンス値xの組み合わせを記憶している。また、アンテナ指向性の利得がXY平面上で全方向均一に得られ、かつ、すべての車輪18に設けられるセンサユニット20からの送信信号を受信できると推定されるリアクタンス値xの組み合わせを記憶している。これらの組み合わせは予め実験的に求められたものである。制御回路40は、アンテナ指向性を制御する際、記憶している4つの無給電アンテナ素子48のリアクタンス値xの組み合わせを適宜読み出して、その組み合わせが実現されるように各無給電アンテナ素子48FL,48FR,48RL,48RRのリアクタンス素子50に対して指令を行う。
制御回路40には、また、イグニションスイッチ52が接続されている。イグニションスイッチ52は、車両に搭載される電気負荷の作動をオン・オフするためのスイッチであり、車両乗員の操作によりその状態がオンとオフとで切り替わるようになっている。制御回路40は、イグニションスイッチ52の状態がオフからオンへ切り替わったか否かを判別する。
制御回路40には、更に、読み出し可能かつ書き込み可能な記憶部54が接続されている。記憶部54には、車両の有する各車輪18の配置位置FL,FR,RL,RRと、センサユニット20の固有の識別コードIDの情報とが互いに関連付けて記憶される。制御回路40は、後に詳述する如きタイミングで、記憶部54に、各車輪18の配置位置FL,FR,RL,RRに対応させてセンサユニット20の識別コードIDを書き込み、また、その記憶部54から、書き込まれているセンサユニット20の識別コードIDを読み出す。
次に、図6乃至図8を参照して、本実施例の車輪状態監視システムの動作について説明する。図6は、本実施例の受信アンテナ44の指向性変化の様子を模式的に表した図を示す。尚、図6(A)には受信アンテナ44の指向性についてある一の車輪18の配置位置方向にだけ最大利得が得られるときの様子を、図6(B)には水平面内全方位に均一に利得が得られるときの様子を、それぞれ示す。図7は、本実施例の車輪状態監視システムにおいて監視ユニット24の制御回路40が実行する制御ルーチンの一例のフローチャートを示す。また、図8は、本実施例において、車輪18のローテーションの前後で、記憶部54に記憶される各車輪18の配置位置FL,FR,RL,RRとセンサユニット20の固有識別コードIDとの関係が変わる様子を説明するための図を示す。
本実施例の車輪状態監視システムにおいて、各センサユニット20はそれぞれ、予め定められた所定時間(例えば1分など)ごとに、空気圧センサ32の出力信号に基づいて対応の車輪18のタイヤ空気圧を測定する。そして、その測定が完了すると、その空気圧情報と自己の固有の識別コードIDを示す情報とを含む送信信号を生成し、その送信信号を所定電波の搬送波にのせて送信アンテナ36から外部へ向けて送信させる。尚、各センサユニット20が空気圧を測定して送信信号を送信する時間間隔は、センサユニット20間で互いに一致することとしてもよいが、センサユニット20ごとにある時間幅内でランダムに変化することとしてもよい。
一方、監視ユニット24は、常にイグニションスイッチ52の状態を検出する。そして、イグニションスイッチ52がオフからオンへ切り替わったか否かを判別する(ステップ100)。また、監視ユニット24は、イグニションスイッチ52がオンからオフへ切り替わってから次にオフからオンへ切り替わるまでの時間Tを計算する。
監視ユニット24は、イグニションスイッチ52がオフ状態からオン状態へ切り替わったと判別した場合(ステップ100の肯定判定時)は、上記の時間Tが所定時間T0以上であるか否かを判別する(ステップ102)。尚、この所定時間T0は、車輪18を車体から取り外してローテーションするのに要する一般的な時間に設定されており、予め実験的に定められている。
そして、監視ユニット24は、イグニションスイッチ52がオンへ切り替わった際に、上記した時間Tが所定時間T0以上であると判別した場合(ステップ102の肯定判定時)は、イグニションスイッチ52の前回オフ時から車輪18のローテーションが行われた可能性があると判断し、各車輪18にそれぞれ設けられるセンサユニット20と車輪18の配設位置FL,FR,RL,RRとの関係を特定するためのモード(以下、関係特定モードと称す)に移行する。
監視ユニット24は、関係特定モードに移行すると、図6(A)に示す如く、受信アンテナ44のアンテナ指向性を、各車輪18の配置位置FL,FR,RL,RRの方向にそれぞれ一つずつ最大利得が得られるように変更する。具体的には、車輪18の配置位置方向FL,FR,RL,RRのうち最大利得が得られる方向の順序を決めたうえで(例えば予め定められた配置位置方向FL→FR→RL→RRの順)、その順序で、受信アンテナ44の指向性について最大利得が得られ、かつ、その方向にある車輪18に設けられるセンサユニット20からの送信信号のみが受信可能となるように、記憶装置から4つの無給電アンテナ素子48のリアクタンス値xの組み合わせを読み出し、そのリアクタンス値xの組み合わせが実現されるようにリアクタンス素子50に対して指令を行う(ステップ104)。
かかる処理が行われると、4つの車輪18の配置位置方向FL,FR,RL,RRのうち一つずつに最大利得が得られるように受信アンテナ44のアンテナ指向性が変化することとなる。尚、この際、一の配置位置方向に最大利得が維持される継続時間、すなわち、最大利得が得られる配置位置方向が切り替わる時間間隔は、少なくとも各センサユニット20が空気圧を測定して送信信号を送信する時間間隔よりも長くなるように設定されている。
上記の如く受信アンテナ44のアンテナ指向性が制御されると、その受信アンテナ44は、その指向方向から到来する電波のみを受信することが可能となる。例えば、アンテナ指向性について右後輪18の配置位置方向RRに向けて最大利得があるときは、その右後輪18に設けられたセンサユニット20からの送信電波のみを受信することができる。
監視ユニット24は、車輪18の配置位置方向FL,FR,RL,RRに最大利得が得られるように受信アンテナ44のアンテナ指向性を制御する関係特定モードにおいては、その指向方向ごとにセンサユニット20から送信される送信信号を受信する。この際、受信アンテナ44に送信信号が受信されるセンサユニット20は、その指向方向にある車輪18に設けられたもののみに限られ、他の領域にある車輪18に設けられたセンサユニット20の送信信号は、受信アンテナ44に受信されないものとなる。この点、車輪18に設けられる4つのセンサユニット20はそれぞれ、車輪18の配置位置FL,FR,RL,RRと一対一で対応することとなる。
監視ユニット24は、受信アンテナ44の指向方向が車輪配置位置方向に最大利得を有する関係特定モードにおいて、各指向方向ごとに、センサユニット20からの送信信号を受信した場合、その受信信号からその送信信号を送ったセンサユニット20の識別コードIDを抽出する。そして、その抽出した送信信号を送信したセンサユニット20の識別コードIDを、当該指向方向の車輪配置位置FL,FR,RL,RRと関連付けて記憶部54に記憶する(ステップ106)。センサユニット20が設けられる車輪18の配置位置FL,FR,RL,RRとそのセンサユニット20の識別コードとは一対一で記憶部54に記憶される。
例えば、図8(A)に示す如く、左前輪18に識別コードID1のセンサユニット20−1が、右前輪18に識別コードID2のセンサユニット20−2が、左後輪18に識別コードID3のセンサユニット20−3が、右後輪18に識別コードID4のセンサユニット20−4が、それぞれ設けられているときは、記憶部54に記憶されるセンサユニット20の識別コードIDとして、車輪配置位置FLに対応して識別コードID1が、車輪配置位置FRに対応して識別コードID2が、車輪配置位置RLに対応して識別コードID3が、車輪配置位置RRに対応して識別コードID4が、それぞれ記憶される。
監視ユニット24は、関係特定モードにおいて受信アンテナ44のアンテナ指向性をすべての車輪配置位置FL,FR,RL,RRの方向に変更して、各指向方向での受信結果に基づいて、記憶部54に記憶する4つのセンサユニット20と車輪配置位置FL,FR,RL,RRとの関係をすべて更新すると、その後は、すべてのセンサユニット20からの送信信号を受信するためのモード(以下、通常モードと称す)に移行する。
監視ユニット24は、通常モードに移行すると、図6(B)に示す如く、受信アンテナ44のアンテナ指向性を、XY平面上で全方向(尚、少なくとも各車輪18の配置位置FL,FR,RL,RRの方向を含むものであればよい。)に均一に利得が得られるように変更する。具体的には、全方向均一に利得が得られ、かつ、すべての車輪18に設けられるセンサユニット20からの送信信号が受信可能となるように、記憶装置から4つの無給電アンテナ素子48のリアクタンス値xの組み合わせを読み出し、そのリアクタンス値xの組み合わせが実現されるようにリアクタンス素子50に対して指令を行う(ステップ108)。
かかる処理が行われると、受信アンテナ44のアンテナ指向性が全方向均一の利得を有することとなる。アンテナ指向性がこのように制御されると、その受信アンテナ44は、XY平面上で全方向から到来する電波を受信することが可能となる。この点、監視ユニット24は、全方向に均一の利得が得られるように受信アンテナ44のアンテナ指向性を制御する通常モードにおいては、すべてのセンサユニット20から送信される送信信号を受信することができる。
監視ユニット24は、上記した関係特定モードにおいて記憶部54に4つのセンサユニット20と車輪配置位置FL,FR,RL,RRとの関係を記憶した後、通常モードにおいてセンサユニット20からの送信信号を受信アンテナ44で受信した場合において、その受信信号から、車輪18のタイヤ空気圧情報およびその送信信号を送ったセンサユニット20の識別コードIDを抽出すると、記憶部54に記憶されている上記の関係を参照して、その抽出した識別コードIDと関連付けられている車輪18の配置位置FL,FR,RL,RRを特定する。この特定された車輪18の配置位置FL,FR,RL,RRは、受信アンテナ44で受信された送信信号を送信したセンサユニット20の設けられている車輪配置位置である。
例えば、図8(A)に示す如く、記憶部54に記憶されるセンサユニット20の識別コードIDとして、車輪配置位置FLに対応して識別コードID1が、車輪配置位置FRに対応して識別コードID2が、車輪配置位置RLに対応して識別コードID3が、車輪配置位置RRに対応して識別コードID4が、それぞれ記憶されている状況において、受信アンテナ44で受信した送信信号から抽出した識別コードIDが“ID3”であるときは、その“ID3”と関連付けられている車輪18の配置位置RLがその送信信号を送信したセンサユニット20の設けられている車輪配置位置として特定される。
監視ユニット24は、また、通常モードにおいてセンサユニット20からの送信信号を受信アンテナ44で受信した場合において、その受信信号から、車輪18のタイヤ空気圧情報およびその送信信号を送ったセンサユニット20の識別コードIDを抽出すると、その受信信号に含まれる車輪18のタイヤ空気圧情報に基づいてタイヤ空気圧の状態を判定する。
監視ユニット24は、上記の如く、通常モードにおいてセンサユニット20からの送信信号を受信アンテナ44で受信して、そのセンサユニット20の車輪配置位置FL,FR,RL,RRを特定しかつタイヤ空気圧の状態を判定すると、タイヤ空気圧の状態とその空気圧の状態にある車輪18とを一対一で関連付ける。そして、例えば、タイヤ空気圧が異常にあるときは、その異常となった車輪18の配置位置を表示器45に点灯表示する。
このように、本実施例のシステムにおいては、関係特定モードにおいて、受信アンテナ44のアンテナ指向性を各車輪18の配置位置方向にそれぞれ一つずつ順に最大利得が得られるように変更することにより、各車輪18の配置位置ごとに、その配置位置と、その受信アンテナ44に受信される送信信号を送信したセンサユニット20の識別コードIDとの関係を記憶部54に記憶することができる。そして、その記憶後の通常モードにおいては、受信アンテナ44のアンテナ指向性を全方向均一な利得が得られるように制御することにより、その受信アンテナ44にセンサユニット20からの送信信号を受信した際に、記憶部54に記憶されている4つのセンサユニット20の識別コードIDと車輪配置位置FL,FR,RL,RRとの関係に基づいて、そのセンサユニット20の設けられた車輪18の配置位置を特定することができる。
かかる構成においては、センサユニット20による車輪18のタイヤ空気圧の状態を監視してその状態異常が生じているとき、そのセンサユニット20の設けられている車輪18すなわち空気圧異常が生じている車輪18の配置位置FL,FR,RL,RRを特定することができる。このため、本実施例によれば、空気圧異常が生じた車輪18の配置位置FL,FR,RL,RRを具体的に特定して、その空気圧異常を車両乗員に表示器45を介して知らせることができる。
また、例えば、記憶部54に記憶されるセンサユニット20の識別コードIDとして、車輪配置位置FLに対応して識別コードID1が、車輪配置位置FRに対応して識別コードID2が、車輪配置位置RLに対応して識別コードID3が、車輪配置位置RRに対応して識別コードID4が、それぞれ記憶されている状況(図8(A))から、左前輪と右後輪とが交換されかつ右前輪と左後輪とが交換される車輪ローテーションが行われると、その記憶部54に、車輪配置位置FLに対応して識別コードID4が、車輪配置位置FRに対応して識別コードID3が、車輪配置位置RLに対応して識別コードID2が、車輪配置位置RRに対応して識別コードID1が、それぞれ記憶されることとなる(図8(B))。このため、本実施例によれば、車輪18のローテーションが行われた場合にも、そのローテーション後の最初の車両使用時に、記憶部54に記憶する各車輪18に設けられるセンサユニット20の識別コードIDと車輪配置位置FL,FR,RL,RRとの関係を、そのローテーション後のものへ適切かつ速やかに変更することができる。
また、上記の構成においては、タイヤ空気圧の状態を検知するセンサユニット20の設けられた車輪18の配置位置を特定するうえで、車輪18の各配置位置FL,FR,RL,RRに対応して複数の送信機を車体本体22の監視ユニット24側に設けることは不要であると共に、また、その監視ユニット24の受信回路42及び受信アンテナ44を車輪18の各配置位置FL,FR,RL,RRに対応して複数設ける必要はなく、車体本体22の中央付近の一箇所に設けることとすれば十分である。また、受信アンテナ44を一つの給電アンテナ素子46と4つの無給電アンテナ素子48とにより構成することで、受信アンテナ44の給電部を唯一つ設けることとすればよい。
従って、本実施例のシステムによれば、車輪18のタイヤ空気圧の情報を送信する送信回路34及び送信アンテナ36を有するセンサユニット20の設けられた車輪18の配置位置の特定を、車体本体22に設けられた唯一つの給電部を有する受信アンテナ44を備える監視ユニット24を用いて行うことで、簡素な構成で実現することが可能となっている。このため、車体本体22の各車輪18近傍の構成を簡素化することができ、これにより、車輪状態監視システムとしての組み付け工数の低減やコストの削減を図ることが可能となっている。
尚、監視ユニット24は、イグニションスイッチ52がオフからオンへ切り替わった際に、前回オフから今回オンまでの経過時間Tが所定時間T0未満であると判別した場合(ステップ102の否定判定時)は、関係特定モードに移行することなく通常モードに維持され、受信アンテナ44のアンテナ指向性をXY平面上で全方向に均一に利得が得られるように制御する(ステップ108)。
イグニションスイッチ52の前回オフから今回オンまでの経過時間Tが所定時間T0未満であれば、その間に車輪18のローテーションが行われている可能性はなく、各センサユニット20とそのセンサユニット20の設けられた車輪18の配置位置FL,FR,RL,RRとの関係を新たに記憶部54に記憶する必要はない。従って、本実施例のシステムによれば、記憶部54に記憶される各センサユニット20とそのセンサユニット20の設けられた車輪18の配置位置FL,FR,RL,RRとの関係を、不必要に書き換えるのを防止することが可能となっている。
尚、上記の実施例においては、センサユニット20の有する送信回路34及び送信アンテナ36が特許請求の範囲に記載した「送信手段」に、監視ユニット24の受信回路42及び受信アンテナ44が特許請求の範囲に記載した「受信手段」に、記憶部54が特許請求の範囲に記載した「記憶手段」に、センサユニット20の固有の識別コードIDが特許請求の範囲に記載した「識別情報」に、車輪18のタイヤ空気圧が特許請求の範囲に記載した「車輪の状態」に、それぞれ相当していると共に、
また、上記の実施例においては、監視ユニット24の制御回路40が、図7に示すルーチン中ステップ104の処理を実行することにより特許請求の範囲に記載した「受信指向性変更手段」が、通常モードにおいてセンサユニット20からの送信信号が受信アンテナ44で受信されたときに、記憶部54に記憶されている各センサユニット20の識別コードIDと車輪配置位置との関係に基づいて、その送信信号を送信したセンサユニット20の設けられた車輪18の配置位置を特定することにより特許請求の範囲に記載した「車輪位置特定手段」が、それぞれ実現されている。
ところで、上記の実施例においては、車両乗員による操作が可能なイグニションスイッチ52の状態がオフからオンへ切り替わった際に、受信アンテナ44のアンテナ指向性を各車輪18の配置位置方向それぞれに順に最大利得が得られるように変更して、記憶部54に記憶するセンサユニット20の識別コードIDと車輪配置位置FL,FR,RL,RRとの関係を更新することとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、イグニションスイッチ52以外に車両乗員による操作が可能な専用の切替スイッチを設け、そのスイッチの状態がオフからオンへ切り替わった際に、受信アンテナ44のアンテナ指向性を上記の如く変更して記憶部54に記憶する上記の関係を更新することとしてもよい。
この場合には、切替スイッチが特許請求の範囲に記載した「所定スイッチ」に相当することとなる。また、かかる構成においては、記憶部54に記憶される各センサユニット20とそのセンサユニット20の設けられた車輪18の配置位置FL,FR,RL,RRとの関係を不必要に書き換えるのを防止するうえで、この切替スイッチが前回オフからオンへ切り替え操作されてから今回オフからオンへ切り替え操作されるまでに経過した時間が所定時間以上であるか否かを判別させると共に、その結果、否定判定がなされる場合には上記のアンテナ指向性の変更処理及び記憶部54における記憶更新処理を行わないようにすることとしてもよい。
また、上記の実施例においては、各センサユニット20にそれぞれ、予め定められた所定時間ごとに、対応の車輪18のタイヤ空気圧情報と自己の識別コードIDを示す情報とを含む送信信号を生成させて、送信アンテナ36から監視ユニット24へ向けて送信させることとしているが、監視ユニットからの要求信号が受信されるごとに、その送信信号を生成させて送信アンテナ36から送信させることとしてもよい。
すなわち、かかる車両状態監視システムの備える監視ユニット202は、図10に示す如く、各種制御を行うコンピュータを主体に構成された制御回路210を備える。制御回路210には、受信回路42、表示器45、イグニションスイッチ52、及び記憶部54が接続されていると共に、各車輪18にそれぞれ対応する複数の送信回路212が接続される。各送信回路212には、送信アンテナ214が接続される。各送信アンテナ214はそれぞれ、対応の車輪18のみが存在する領域に指向される。制御回路210は、受信回路42から供給される信号に基づいて、センサユニット200からの送信信号から車輪18の空気圧情報およびその送信信号を送るセンサユニット200の固有識別コードIDを抽出すると共に、更にセンサユニット200に対して車輪18の空気圧情報及びその識別コードIDを含む送信信号の送信を要求するための要求信号が送信アンテナ214から送信されるように送信回路212を制御する。送信回路212は、制御回路210で生成された上記の要求信号を所定電波の搬送波にのせて送信アンテナ214から送信する。
また、この車両状態監視システムの備える各センサユニット200は、図9に示す如く、制御回路204を備えている。制御回路204には、空気圧センサ32および送信回路34が接続されていると共に、受信回路206が接続されている。受信回路206には、受信アンテナ208が接続されている。受信アンテナ208は、監視ユニット202から送信される電波搬送波にのった要求信号を受信する。受信回路206は、受信アンテナ208で受信された信号を検波して波形整形し、制御回路204に供給する。制御回路204は、生成した送信信号が送信アンテナ36から送信されるように送信回路34を制御すると共に、受信回路206から供給される信号に基づいて、監視ユニット202からの要求信号に従って、対応する車輪18の空気圧を示す情報と自センサユニット200の識別コードIDを示す情報とを含む送信信号を生成して、送信アンテナ36から送信させる。
かかるシステムにおいて、監視ユニット202は、常にイグニションスイッチ52の状態を検出すると共に、イグニションスイッチ52がオフからオンへ切り替わったか否かを判別する。また、監視ユニット202は、イグニションスイッチ52がオンからオフへ切り替わってから次にオフからオンへ切り替わるまでの時間Tを計算する。そして、イグニションスイッチ52がオンへ切り替わった際に上記の時間Tが所定時間T0以上であると判別した場合は、関係特定モードに移行し、受信アンテナ44の有する各無給電アンテナ素子48のリアクタンス値xを制御することで、そのアンテナ指向性を各車輪配置位置の方向にそれぞれ一つずつ順に最大利得が得られるように変更すると共に、更に、各送信回路212を順に制御することで、各車輪18のセンサユニット200に対して車輪18の空気圧情報及びその識別コードIDを含む送信信号の送信を要求するための要求信号を予め定められた順序で各送信アンテナ214から送信させる。
各センサユニット200はそれぞれ、監視ユニット202からの要求信号を受信すると、空気圧センサ32の出力信号に基づいて対応の車輪18のタイヤ空気圧を測定する。そして、その測定が完了すると、その空気圧情報と自己の固有の識別コードIDを示す情報とを含む送信信号を生成し、その送信信号を所定電波の搬送波にのせて送信アンテナ36から監視ユニット202へ向けて送信させる。監視ユニット202は、関係特定モードにおいて、送信アンテナ214の指向方向および受信アンテナ44の指向方向ごとに、センサユニット200からの送信信号を受信した場合、その送信信号を送信したセンサユニット200の識別コードIDを、当該指向方向の車輪配置位置FL,FR,RL,RRと関連付けて記憶部54に記憶する。センサユニット200が設けられる車輪18の配置位置FL,FR,RL,RRとそのセンサユニット200の識別コードとは一対一で記憶部54に記憶される。以後、監視ユニット202は、上記実施例の監視ユニット24と同様の処理を行う。
このように、かかる変形例のシステムにおいても、関係特定モードにおいて、各車輪18の配置位置ごとにその配置位置と受信アンテナ44に受信される送信信号を送信するセンサユニット200の識別コードIDとの関係を記憶部54に記憶することができる。そして、その記憶後の通常モードにおいて、受信アンテナ44にセンサユニット200からの送信信号を受信した際に、記憶部54に記憶されている4つのセンサユニット200の識別コードIDと車輪配置位置FL,FR,RL,RRとの関係に基づいて、そのセンサユニット200の設けられた車輪18の配置位置を特定することができる。
この変形例のシステムにおいては、タイヤ空気圧の状態を検知するセンサユニット200の設けられた車輪18の配置位置を特定するうえで、車輪18の各配置位置FL,FR,RL,RRに対応して複数の送信回路212及び送信アンテナ214を車体本体22の監視ユニット202側に設けることが必要となるが、依然として、監視ユニット202の受信回路42及び受信アンテナ44を車輪18の各配置位置FL,FR,RL,RRに対応して複数設ける必要はないので、従って、上記した実施例のシステムと同様の効果を得ることが可能となっている。
また、かかる変形例のシステムにおいては、各車輪18に設けられたセンサユニット200が対応の車輪18のタイヤ空気圧情報と自己の識別コードIDを示す情報とを含む送信信号を生成して、送信アンテナ36から監視ユニット202へ向けて送信するタイミングが、予め定められた所定時間ごとではなく、監視ユニット202からの要求信号が受信されるときである。このため、各センサユニット200が送信信号を個別に不必要に生成して送信アンテナ36から送信することは回避される。また、監視ユニット202は、車輪18の配置位置とセンサユニット200の識別コードIDとの関係を記憶部54に記憶するうえで、各車輪18のセンサユニット200それぞれに対して送信信号の送信を要求するための要求信号の送信と、受信アンテナ44のアンテナ指向性について最大利得が得られる各車輪配置位置の方向の変更とを同時に行うことができるので、要求信号の送信後、速やかにセンサユニット200からの送信信号を受信することができる。従って、一の配置位置方向に最大利得が維持される時間を、上記した実施例のシステムのものよりも短くすることができ、関係特定モードにおける上記した関係の記憶部54への記憶を短時間で行うことが可能となっている。
尚、この変形例においては、監視ユニット202の送信回路212及び送信アンテナ214が特許請求の範囲に記載した「本体側送信手段」に、センサユニット200の受信回路206及び受信アンテナ208が特許請求の範囲に記載した「車輪側受信手段」に、それぞれ相当している。
ところで、上記の実施例においては、車輪18に設けられたセンサユニット20を用いて車輪18のタイヤ空気圧の状態を監視するシステムが採用されているが、監視対象の車輪状態はタイヤの空気圧に限らず、タイヤの温度や歪み度合いなどを監視するシステムに適用することとしてもよい。
また、上記の実施例においては、車両の有する4つの車輪18にそれぞれ設けられるセンサユニット20とその4つの車輪配置位置FL,FR,RL,RRとの関係を規定すべく、受信アンテナ44のアンテナ指向性をそれら4つの車輪配置位置方向に変更することとするが、本発明はこれに限定されるものではなく、スペアタイヤを含めて5つの車輪18とそれら各車輪18にそれぞれ設けられるセンサユニット20との関係を規定すべく、上記のアンテナ指向性をそれら5つの車輪配置位置方向に変更するものであってもよく、更に、2輪や3輪,6輪以上の車輪18を有するものに対応するものであってもよい。
また、上記の実施例においては、関係特定モードにおいて車両の有する車輪18の配置された位置方向のすべてに対してそれぞれ最大利得が得られるように受信アンテナ44のアンテナ指向性を変更するが、本発明はこれに限定されるものではなく、それら全配置位置方向のうち車輪18の総数よりも一つ少ない数だけについてアンテナ指向性を変更することとしてもよい。例えば、受信アンテナ44のアンテナ指向性の変更を、4つの車輪18の配置位置方向のうちFL,FR,RLのみに対して行い、RRに対しては行わない。
かかる変形例によれば、記憶部54に車輪18に設けられるセンサユニット20の識別コードIDと車輪配置位置とを関連付けて記憶するうえで、処理の簡素化を図ることができる。また、受信アンテナ44の指向方向が向かなかった唯一の車輪配置位置にある車輪18に、車輪配置位置との関係が記憶部54に記憶された識別コードID以外の識別コードIDを有するセンサユニット20が設けられることとなるため、通常モードにおいて何れのセンサユニット20からの送信信号が監視ユニット24の受信アンテナ44に受信されても、その送信信号に含まれる識別コードIDを、記憶部54に記憶されている関係と照合することにより、その送信信号を送信したセンサユニット20の設けられている車輪18の配置位置を具体的に特定することができる。例えば、その送信信号が、関係特定モードにおいて受信アンテナ44の指向方向が向かなかった唯一の車輪配置位置にある車輪18に設けられたセンサユニット20から送信されたものであっても、その送信信号に含まれる識別コードIDは、記憶部54に識別コードIDとの関係が規定されていない配置位置(例えば、RR)にある車輪18に設けられたセンサユニット20を示すものとなるため、その車輪配置位置を具体的に特定することができる。
更に、上記の実施例においては、前回オフから今回オンまでの経過時間Tが所定時間T0未満であるときを除き、イグニションスイッチ52がオフからオンへ切り替わるごとに、受信アンテナ44のアンテナ指向性を各車輪配置位置の方向にそれぞれ最大利得が得られるように変更して、記憶部54に記憶するセンサユニット20の識別コードIDと車輪配置位置との関係を更新する関係特定モードに移行するが、関係特定モードへの移行後、そのアンテナ指向性の変更を開始した後の初めの一又は二の車輪配置位置方向について、その際に受信アンテナ44に受信されるセンサユニット20からの送信信号に含まれる識別コードIDと車輪配置位置との関係が、記憶部54に既に記憶されている前回の関係と一致する場合は、以後、そのアンテナ指向性の変更を中断して通常モードに戻ることとしてもよい。かかる条件が成立する場合は、車輪18のローテーションが行われておらず、残りの車輪配置位置方向についても識別コードIDと車輪配置位置との関係が前回のものと一致する可能性が高いと判断できる。従って、かかる変形例によれば、記憶部54に記憶する上記の関係を適正なものとしつつ、その関係を規定するうえで処理負担の軽減を図ることが可能となる。
本発明の第1実施例である車輪状態監視システムの構成図である。 本実施例の各センサユニットの内部構成図である。 本実施例の監視ユニットの内部構成図である。 本実施例の監視ユニットの備える受信アンテナのユニット配置図である。 無給電アンテナ素子のリアクタンス値の制御に伴ってアンテナ指向性が変化することを説明するための図である。 本実施例の受信アンテナのアンテナ指向性の変化の様子を模式的に表した図である。 本実施例の車輪状態監視システムにおいて監視ユニットが実行する制御ルーチンの一例のフローチャートである。 本実施例において、車輪のローテーション前後で、記憶部に記憶される各車輪の配置位置とセンサユニットの固有識別コードとの関係が変わる様子を説明するための図である。 本発明の変形例の各センサユニットの内部構成図である。 本発明の変形例の監視ユニットの内部構成図である。
符号の説明
18 車輪
20 センサユニット
24 監視ユニット
30 制御回路
34 送信回路
36 送信アンテナ
40 制御回路
42 受信回路
44 受信アンテナ
46 給電アンテナ素子
48 無給電アンテナ素子
50 リアクタンス素子
52 イグニションスイッチ
54 記憶部
FL,FR,RL,RR 車輪配置位置

Claims (8)

  1. 車両の有する複数の車輪にそれぞれ設けられ、対応する車輪の状態を示す情報を送信する送信手段と、車体本体に設けられ、各送信手段から送信される車輪状態情報を受信する受信手段と、を備え、前記受信手段に受信される前記送信手段からの車輪状態情報に基づいて車輪の状態を監視する車輪状態監視システムであって、
    前記受信手段のアンテナ指向性を変更する受信指向性変更手段と、
    前記受信指向性変更手段により前記受信手段のアンテナ指向性が各車輪の位置方向それぞれに順に最大利得が得られるように変更される際に前記受信手段に受信される各送信手段からの固有の識別情報をそれぞれ、車輪の位置と関連付けて記憶する記憶手段と、
    前記受信手段に前記送信手段からの車輪状態情報および固有の識別情報を含む送信信号が受信されたときに、前記記憶手段に記憶されている各送信手段の識別情報と車輪の位置との関係に基づいて、該送信信号を送信した前記送信手段の設けられた車輪の位置を特定する車輪位置特定手段と、を備え、
    前記受信指向性変更手段は、
    すべての送信手段の識別情報が車輪の位置と関連付けて前記記憶手段に記憶された後、前記受信手段のアンテナ指向性を、すべての前記送信手段から送信される車輪状態情報が前記受信手段に受信可能となるように変更する通常受信用変更手段と、
    車両のイグニションスイッチがオン状態とされた場合又は車両乗員により所定スイッチが操作された場合に、前記記憶手段に各送信手段の識別情報と車輪の位置との関係を記憶すべく、前記受信手段のアンテナ指向性を各車輪の位置方向それぞれに順に最大利得が得られるように変更する関係確認用変更手段と、
    イグニションスイッチが前回オフとされてから今回オンとされるまでに経過した時間又は所定スイッチが前回操作されてから今回操作されるまでに経過した時間が、車輪をローテーションするのに要する予め定められた所定時間未満である場合は、前記関係確認用変更手段による前記受信手段のアンテナ指向性の変更を中止する変更中止手段と、
    を有することを特徴とする車輪状態監視システム。
  2. 前記受信指向性変更手段は、前記関係確認用変更手段による前記受信手段のアンテナ指向性の変更を開始した初めの一又は二の車輪の位置方向について、前記受信手段に受信される前記送信手段からの識別情報と車輪の位置との関係が、前記記憶手段に記憶されている前回における関係と一致する場合は、以後、前記関係確認用変更手段による前記受信手段のアンテナ指向性の変更を中断する変更中断手段を有することを特徴とする請求項記載の車輪状態監視システム。
  3. 車両の有する複数の車輪にそれぞれ設けられ、対応する車輪の状態を示す情報を送信する送信手段と、車体本体に設けられ、各送信手段から送信される車輪状態情報を受信する受信手段と、を備え、前記受信手段に受信される前記送信手段からの車輪状態情報に基づいて車輪の状態を監視する車輪状態監視システムであって、
    前記受信手段のアンテナ指向性を変更する受信指向性変更手段と、
    前記受信指向性変更手段により前記受信手段のアンテナ指向性が各車輪の位置方向それぞれに順に最大利得が得られるように変更される際に前記受信手段に受信される各送信手段からの固有の識別情報をそれぞれ、車輪の位置と関連付けて記憶する記憶手段と、
    前記受信手段に前記送信手段からの車輪状態情報および固有の識別情報を含む送信信号が受信されたときに、前記記憶手段に記憶されている各送信手段の識別情報と車輪の位置との関係に基づいて、該送信信号を送信した前記送信手段の設けられた車輪の位置を特定する車輪位置特定手段と、を備え、
    前記受信指向性変更手段は、
    すべての送信手段の識別情報が車輪の位置と関連付けて前記記憶手段に記憶された後に、前記受信手段のアンテナ指向性を、すべての前記送信手段から送信される車輪状態情報が前記受信手段に受信可能となるように変更する通常受信用変更手段と、
    前記記憶手段に各送信手段の識別情報と車輪の位置との関係を記憶すべきときに、前記受信手段のアンテナ指向性を各車輪の位置方向それぞれに順に最大利得が得られるように変更する関係確認用変更手段と、
    前記関係確認用変更手段による前記受信手段のアンテナ指向性の変更を開始した初めの一又は二の車輪の位置方向について、前記受信手段に受信される前記送信手段からの識別情報と車輪の位置との関係が、前記記憶手段に記憶されている前回における関係と一致する場合は、以後、前記関係確認用変更手段による前記受信手段のアンテナ指向性の変更を中断する変更中断手段と、
    を有することを特徴とする車輪状態監視システム。
  4. 前記受信手段は、一つの給電アンテナ素子と、該給電アンテナ素子から見て各車輪の位置方向にそれぞれ配置され、それぞれリアクタンス成分を制御可能な無給電アンテナ素子と、から構成されることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項記載の車輪状態監視システム。
  5. 前記関係確認用変更手段は、前記記憶手段に各送信手段の識別情報と車輪の位置との関係を記憶すべきときに、前記受信手段のアンテナ指向性を、各車輪の位置方向のすべてのうち少なくとも車輪の総数よりも一つ少ない数だけについて変更することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項記載の車輪状態監視システム。
  6. 車体本体に設けられ、各車輪の位置方向それぞれに向けて前記送信手段による車輪状態情報の送信を要求する要求信号を送信する本体側送信手段と、
    車輪に設けられ、前記本体側送信手段からの要求信号を受信する車輪側受信手段と、を備え、
    車輪側の前記送信手段は、前記車輪側受信手段に前記本体側送信手段からの要求信号が受信された場合に、該要求信号に応答して、対応する車輪の状態を示す情報を送信することを特徴とする請求項1乃至の何れか一項記載の車輪状態監視システム。
  7. 車両の有する複数の車輪にそれぞれ設けられ、対応する車輪の状態を示す情報を送信する送信手段と、車体本体に設けられ、各送信手段から送信される車輪状態情報を受信する受信手段と、を備え、前記受信手段に受信される前記送信手段からの車輪状態情報に基づいて車輪の状態を監視する車輪状態監視システムにおいて、該車輪状態情報を送信した前記送信手段の設けられた車輪の位置を特定する方法であって、
    前記受信手段のアンテナ指向性を変更する受信指向性変更ステップと、
    前記受信指向性変更ステップにおいて前記受信手段のアンテナ指向性が各車輪の位置方向それぞれに順に最大利得が得られるように変更される際に前記受信手段に受信される各送信手段からの固有の識別情報をそれぞれ、車輪の位置と関連付けて記憶手段に記憶する記憶ステップと、
    前記受信手段に前記送信手段からの車輪状態情報および固有の識別情報を含む送信信号が受信されたときに、前記記憶手段に記憶されている各送信手段の識別情報と車輪の位置との関係に基づいて、該送信信号を送信した前記送信手段の設けられた車輪の位置を特定する車輪位置特定ステップと、を備え、
    前記受信指向性変更ステップは、
    すべての送信手段の識別情報が車輪の位置と関連付けて前記記憶手段に記憶された後、前記受信手段のアンテナ指向性を、すべての前記送信手段から送信される車輪状態情報が前記受信手段に受信可能となるように変更する通常受信用変更ステップと、
    車両のイグニションスイッチがオン状態とされた場合又は車両乗員により所定スイッチが操作された場合に、前記記憶手段に各送信手段の識別情報と車輪の位置との関係を記憶すべく、前記受信手段のアンテナ指向性を各車輪の位置方向それぞれに順に最大利得が得られるように変更する関係確認用変更ステップと、
    イグニションスイッチが前回オフとされてから今回オンとされるまでに経過した時間又は所定スイッチが前回操作されてから今回操作されるまでに経過した時間が、車輪をローテーションするのに要する予め定められた所定時間未満である場合は、前記関係確認用変更ステップにおける前記受信手段のアンテナ指向性の変更を中止する変更中止ステップと、
    を有することを特徴とする車輪位置特定方法。
  8. 車両の有する複数の車輪にそれぞれ設けられ、対応する車輪の状態を示す情報を送信する送信手段と、車体本体に設けられ、各送信手段から送信される車輪状態情報を受信する受信手段と、を備え、前記受信手段に受信される前記送信手段からの車輪状態情報に基づいて車輪の状態を監視する車輪状態監視システムにおいて、該車輪状態情報を送信した前記送信手段の設けられた車輪の位置を特定する方法であって、
    前記受信手段のアンテナ指向性を変更する受信指向性変更ステップと、
    前記受信指向性変更ステップにおいて前記受信手段のアンテナ指向性が各車輪の位置方向それぞれに順に最大利得が得られるように変更される際に前記受信手段に受信される各送信手段からの固有の識別情報をそれぞれ、車輪の位置と関連付けて記憶手段に記憶する記憶ステップと、
    前記受信手段に前記送信手段からの車輪状態情報および固有の識別情報を含む送信信号が受信されたときに、前記記憶手段に記憶されている各送信手段の識別情報と車輪の位置との関係に基づいて、該送信信号を送信した前記送信手段の設けられた車輪の位置を特定する車輪位置特定ステップと、を備え、
    前記受信指向性変更ステップは、
    すべての送信手段の識別情報が車輪の位置と関連付けて前記記憶手段に記憶された後に、前記受信手段のアンテナ指向性を、すべての前記送信手段から送信される車輪状態情報が前記受信手段に受信可能となるように変更する通常受信用変更ステップと、
    前記記憶手段に各送信手段の識別情報と車輪の位置との関係を記憶すべきときに、前記受信手段のアンテナ指向性を各車輪の位置方向それぞれに順に最大利得が得られるように変更する関係確認用変更ステップと、
    前記関係確認用変更ステップにおける前記受信手段のアンテナ指向性の変更を開始した初めの一又は二の車輪の位置方向について、前記受信手段に受信される前記送信手段からの識別情報と車輪の位置との関係が、前記記憶手段に記憶されている前回における関係と一致する場合は、以後、前記関係確認用変更ステップにおける前記受信手段のアンテナ指向性の変更を中断する変更中断ステップと、
    を有することを特徴とする車輪位置特定方法。
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