JP4138628B2 - パワー基板放熱構造 - Google Patents

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Description

本発明は、制御信号等の小電流を扱う小電流回路および電源電流等の大電流を扱うパワーデバイスが搭載されたパワー基板のためのパワー基板放熱構造に関し、特に、電源電流等の大電流の供給や分配制御を行なう電源分配用基板、電源分配用ユニット、等に好適なパワー基板放熱構造に関する。
近年、電子機器の高機能化に伴い、半導体リレー、IPS(即ち、Intelligent Power Switch)、パワー用導電路(例えば、バスバー、配線パターン、等)、等のパワーデバイスの発熱量が急激に増大し、その放熱の重要性が高まってきている。例えば近年の半導体パワーデバイスでは、高機能化のために1チップあたりの素子数が増大しているにもかかわらず、チップの単位素子あたりの表面積は増大せず、逆に減少する傾向にあり、チップ自体の放熱作用にも限界がきている。
そこで、そのようなパワーデバイスが搭載されたパワー基板の放熱性を良好にするため、各種実装構造に係るパワー基板放熱構造が提案されている。
例えば、半導体素子を電極としての機能も兼ねたヒートシンク上に接着部材を介して接合し、そのヒートシンクを放熱絶縁基板を介して放熱ブロックに接続したパワー基板放熱構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、段差を持つ各種大きさや形状の複数のパワーデバイスを実装したプリント基板を、放熱用スペーサとしてのシリコーンゲル(シリコーンジェル)状物質を介して冷却プレートに密着させるようにしたパワー基板放熱構造も知られている(例えば、特許文献2参照)。
更に、MOS−FET等の発熱素子を金属放熱板上にハンダで接合し、発熱素子上部で且つ、その発熱素子等を制御する制御用回路を搭載した回路基板と同一平面上に回路基板とは別の金属基板を用意し、その金属基板には開口穴を設けて、発熱素子用の回路パターンをその金属基板上に形成し、開口穴を介して発熱素子と回路パターンとをアルミ線で接続するようにしたパワー基板放熱構造も知られている(例えば、特許文献3参照)。
尚、内部にコアメタル層を有するメタルコア基板や、片面全体にメタルベースが露出するメタルベース基板は、ガラスエポキシ基板等と比較して高い放熱性が得られるものとして知られている(例えば、非特許文献1および非特許文献2参照)。
特開2001−267475号公報(図1等参照) 特開平11−26968号公報(図1等参照) 特開平7−161925号公報(図1等参照) 株式会社神和、三光電機工業株式会社、[online]、[平成15年10月29日検索]、インターネット<URL:http://www.tssg.com/tss/almi.htm> 日本シイエムケイ株式会社、[online]、[平成15年10月29日検索]、インターネット<URL:http://www.cmk−corp.com/pdf/products/CMK−COMP0306.pdf>
しかしながら、特許文献1で開示されている従来のパワー基板放熱構造では、半導体素子を単にヒートシンク上に搭載し、ヒートシンクを放熱絶縁基板を介して冷却部材に接合しているだけであるので、背の高い半導体素子をヒートシンク上に搭載する場合には、パワー基板放熱構造が大型化するという問題があった。
また、特許文献2で開示されている従来のパワー基板放熱構造では、プリント基板に搭載された各種大きさや形状を持つパワーデバイスを単にシリコーンゲル(シリコーンジェル)状物質を介して冷却プレートに密着させているだけであるので、この場合にも、背の高い半導体素子の場合には、パワー基板放熱構造が大型化するという問題があった。
更に、特許文献3で開示されている従来のパワー基板放熱構造では、発熱素子を制御する制御用回路が搭載された回路基板と同一平面上に、その回路基板とは別に発熱素子用の回路パターンを形成した金属基板を用意し、しかもその金属基板に開口穴を設けて開口穴を介して発熱素子と回路パターンとをアルミ線で接続するようにしているので、基板を2枚別々に設ける必要があり、基板の構成や組み付け性が複雑で且つコストがかかる、という問題があった。
また、非特許文献1や非特許文献2で開示されているメタルコア基板やメタルベース基板は、それら単体でガラスエポキシ製基板等と比較して高い放熱効果が得られるものの、実際にパワーデバイスの放熱を良好に行なうには更にパワー基板放熱構造が要求される。その上、小電流を扱う制御回路等を含む小電流回路の基板上の配置に対する大電流を扱うパワーデバイスを含む大電流回路の基板上の配置にも配慮が必要であるが、それについて非特許文献1および非特許文献2は教示も示唆もしていない。
本発明は、前述した問題を解決するためになされたものであり、その目的は、パワーデバイスの放熱を良好に行なうことができる小型および低コストのパワー基板放熱構造を提供することにある。
前述した目的を達成するため、本発明に係るパワー基板放熱構造は、請求項1に記載したように、
小電流を扱う小電流回路が搭載された制御面およびその裏面に大電流を扱う複数種のパワーデバイスが搭載されたパワー配線面を有し、前記制御面を有する層と前記パワー配線面を有する層との間にコアメタル層が設けられた基板と、
前記基板のパワー配線面に対向する面および当該面に形成された凹部を有する放熱用ヒートシンクと、
前記基板と前記放熱用ヒートシンクとの間に前記凹部を避けて介在される絶縁シートと、
前記基板と前記絶縁シートとの間に介在される熱抵抗低減用グリスと、
を備え、
前記コアメタル層は、前記基板と前記放熱用ヒートシンクとが前記絶縁シートおよび前記熱抵抗低減用グリスを介在しながら接合された際の、前記放熱用ヒートシンクの凹部の真上に位置する前記基板の領域内に形成され、
前記制御面上に搭載された前記小電流回路が有する電気部品のうち熱に弱い電気部品は、前記コアメタル層の真上に位置する前記制御面の領域を避けて配置され、
前記基板と前記放熱用ヒートシンクとが前記絶縁シートおよび前記熱抵抗低減用グリスを介在しながら接合された際、前記パワーデバイスのうち前記基板のパワー配線面の前記凹部に対向する前記コアメタル層の真下に設けられ且つ前記絶縁シートおよび前記熱抵抗低減用グリスの厚さよりも大きな高さを有する背の高いパワーデバイスが、前記放熱用ヒートシンクの凹部に収容されるように構成されていることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、基板の表面を制御面そして基板の裏面を放熱性の高い放熱構造体が要求されるパワー配線面にして制御面とパワー配線面とを明確に区別しており、制御面用の基板そしてパワー配線面用の基板といったように別個の基板を2枚設ける必要が無いので、基板の構成や組み付け性が簡単になり、パワー基板放熱構造の低コスト化を図ることができる。その上、基板のパワー配線面に設けられたパワーデバイスのうち背の高いパワーデバイスを基板と放熱用ヒートシンクとの接合の際に当該放熱用ヒートシンクの凹部に収容させるように構成したので、パワー基板放熱構造の厚さ方向の小型化を図ることができる。また、基板と放熱用ヒートシンクとが接合され且つ基板が通電されている状態では、凹部に収容されたパワーデバイスの熱は凹部を介して放熱用ヒートシンクから放熱され、そして凹部に収容されないパワーデバイスは、基板のパワー配線面とそれに対向する放熱用ヒートシンクの凹部を除く面との間に挟まれて、その熱が放熱用ヒートシンクから放熱されるので、このような凹凸嵌合によって基板と放熱用ヒートシンクとがほぼ密着した形となり、抜群の放熱効果が得られる。その際、絶縁シートおよび熱抵抗低減用グリスを間に挟みながら基板と放熱用ヒートシンクとが接合されているので、凹部に収容されないパワーデバイスと放熱用ヒートシンクとの良好な電気的絶縁が図られ且つ基板と放熱用ヒートシンクとの間の熱抵抗が効果的に低減される。
また、基板が、制御面を有する層とパワー配線面を有する層との間にコアメタル層が設けられたメタルコア基板であり、放熱用ヒートシンクの凹部の真上に位置するメタルコア基板の領域内にコアメタル層が形成されているので、背の高いパワーデバイスのための放熱作用が更に向上する。その上、前記制御面上に搭載された前記小電流回路が有する電気部品のうち熱に弱い電気部品が、前記コアメタル層の真上に位置する前記制御面の領域を避けて配置されているので、制御面上の電気部品のうち熱に弱い電気部品(換言すれば、熱を伝えたくない電気部品)にパワー配線面上のパワーデバイスからの熱を伝えにくくすることができる。
また、本発明に係るパワー基板放熱構造は、請求項2に記載したように、請求項1に記載のパワー基板放熱構造が、前記放熱用ヒートシンクの凹部に充填される高熱伝導性ジェルを更に備え、
前記基板と前記放熱用ヒートシンクとが接合された際に、前記背の高いパワーデバイスが前記高熱伝導性ジェルに浸漬されることを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、基板のパワー配線面に設けられたパワーデバイスのうち背の高いパワーデバイスが前記凹部内の高熱伝導性ジェルに浸漬されるので、当該パワーデバイスが熱応力等を受けにくくなる構造となる上、この構造において必要な場合には完全防水構造化も容易に実施することができる。
また、本発明に係るパワー基板放熱構造は、請求項に記載したように、請求項1または請求項2に記載のパワー基板放熱構造において、前記絶縁シートの前記凹部に対応する部分が開口していることを特徴としている。
請求項に記載の発明によれば、放熱用ヒートシンクの凹部に対応する部分が開口した絶縁シートを間に挟みながら基板と放熱用ヒートシンクとが接合されるので、凹部に収容されないパワーデバイスと放熱用ヒートシンクとの電気的絶縁が確実になる。
また、本発明に係るパワー基板放熱構造は、請求項に記載したように、請求項1〜請求項のいずれか一つに記載のパワー基板放熱構造において、前記背の高いパワーデバイスが半導体パワーデバイスであることを特徴としている。
請求項に記載の発明によれば、背の高いパワーデバイスが半導体パワーデバイスであるので、放熱への配慮、特に熱破壊への配慮が重要な半導体パワーデバイスの放熱を良好にすることができる。
また、本発明に係るパワー基板放熱構造は、請求項に記載したように、請求項1〜請求項のいずれか一つに記載のパワー基板放熱構造において、前記パワー配線面上に搭載された前記パワーデバイスのうち前記基板と前記絶縁シートとの間に配置されるパワーデバイスが、前記背の高いパワーデバイスを通る大電流が流れるパワー用導電路を含むことを特徴としている。
請求項に記載の発明によれば、パワー配線面上に搭載されたパワーデバイスのうち基板と絶縁シートとの間に配置されるパワーデバイスが、背の高いパワーデバイスを通る大電流が流れるパワー用導電路を含むので、大電流が流れるパワー用導電路の放熱を良好にすることができ、よってパワー用導電路の断面積の肥大を抑えながら大電流を流すことができる(例えば、放熱構造に工夫が凝らされていないパワー用導電路単体と比較して、それと同じ断面積を有しながらも大電流を流せるようになる)。
また、本発明に係るパワー基板放熱構造は、請求項に記載したように、請求項に記載のパワー基板放熱構造において、前記パワー配線面上に搭載された前記パワーデバイスのうち前記基板と前記絶縁シートとの間に配置されるパワーデバイスが、前記背の高いパワーデバイスに接続された配線パターンであることを特徴としている。
請求項に記載の発明によれば、パワー配線面上に搭載されたパワーデバイスのうち基板と絶縁シートとの間に配置されるパワーデバイスが、背の高いパワーデバイスに接続された配線パターンであり、このように厚みが薄い配線パターンのみが基板と絶縁シートとに介在されるので、基板と絶縁シートとの密着度合いが高められ、よって基板と放熱用ヒートシンクとがより近接した形となり、抜群の放熱効果が得られる。
本発明によれば、パワー基板放熱構造の小型化および低コスト化を図りながらパワーデバイスの放熱を良好に行なうことができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための最良の形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
以下、本発明に係るパワー基板放熱構造の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係るパワー基板放熱構造の一実施形態を示す分解斜視図、図2は図1に示すパワー基板放熱構造の実装する順序を説明するための接合前の断面図、そして図3は図2に示すパワー基板放熱構造の接合状態を示す断面図である。
図1〜図3に示されるように、本発明に係るパワー基板放熱構造の一実施形態は、小電流を扱う小電流回路15が搭載された制御面1bおよびその裏面に大電流を扱う複数種のパワーデバイス11,13が搭載されたパワー配線面1aを有するパワー基板1と、当該パワー基板1のパワー配線面1aに対向する面および当該面に形成された凹部31を有する放熱用ヒートシンク3と、パワー基板1と放熱用ヒートシンク3とに凹部31を避けて介在される絶縁シート2と、パワー基板1と絶縁シート2とに介在される熱抵抗低減用グリス4と、を備え、パワー基板1と放熱用ヒートシンク3とが絶縁シート2および熱抵抗低減用グリス4を介在しながら接合された際、パワーデバイス11,13のうちパワー基板1のパワー配線面1aの凹部31に対向する部分に設けられ且つ絶縁シート2および熱抵抗低減用グリス4の厚さよりも大きな高さを有する背の高いパワーデバイス11が、放熱用ヒートシンク3の凹部31に収容されるように構成されている。
また、特に図2および図3に示されるように、本発明に係るパワー基板放熱構造の一実施形態は、放熱用ヒートシンク3の凹部31に充填される高熱伝導性(放熱用)ジェル5を更に備え、パワー基板1と放熱用ヒートシンク3とが接合された際に、背の高いパワーデバイス11が高熱伝導性ジェル5に浸漬される。
また、本発明に係るパワー基板放熱構造の一実施形態では、パワー基板1が熱伝導性の低いガラスエポキシ基板である(即ち、パワー基板1の絶縁基材がガラスエポキシ樹脂製である)。但し、パワー基板1は熱伝導性の低いガラスエポキシ樹脂を含む材料からなるものでもよい。
また、本発明に係るパワー基板放熱構造の一実施形態は、絶縁シート2の凹部31に対応する部分21が開口している。
このように構成されたパワー基板放熱構造の詳細について以下に説明する。
本発明のパワー基板放熱構造におけるパワー基板1は、制御信号に従い電源電流等の大電流の通電制御や分配制御等を行なう発熱量の大きいパワーデバイスを含む大電流回路と、前述した制御信号等の小電流により前記大電流回路の制御等を行なう発熱量の小さい小電流回路とを明確に区別しており、それらを表裏別々の面に設けるようにしている。より詳細には、パワー基板1は、図1に示すように、電源電流等の大電流の通電制御や分配制御等を行なう発熱量の大きい半導体リレー、IPS、等のパワーデバイス(より詳細には、半導体パワーデバイス)であるパワー素子11、コネクタ12、およびパワー素子11とコネクタ12等とを接続するパワーデバイス(より詳細には、パワー用導電路)であるパワー配線パターン13等が設けられるパワー配線面1aと、制御信号等の小電流によりパワー素子11等を制御するCPU(即ち、Central Processing Unit)14や駆動用周辺回路等を含む小電流回路15が設けられる制御面1bとを表裏別々の面に設けている。尚、パワー基板1のパワー配線面1aは、絶縁シート2および熱抵抗低減用グリス4を介して放熱用ヒートシンク3と接合する面となる。
絶縁シート2は、例えば、シリコーンゴム、集成マイカ、等の熱伝導率の優れた(即ち、熱抵抗の小さい)絶縁体製であり、パワー基板1上のパワー素子11と対応する箇所が切り欠かれた切欠き部21と、それ以外の接着部22とからなり、接着部22により放熱用ヒートシンク3に接着されるものである。接着部22は、絶縁シート2の両面に設けられていてもよいが、絶縁シート2の放熱用ヒートシンク3に取り付けられる面のみに設けられているものであってもよい(換言すれば、絶縁シート2のパワー基板1側の面には接着部22を設けなくてもよい)。
但し、特に接着部22を絶縁シート2の放熱用ヒートシンク3に取り付けられる面のみに設ける場合は、パワー基板放熱構造の接合状態(図3参照)を維持するために、例えば、ビス(ねじ)、クリップ、等の適宜な固定手段でパワー基板1に放熱用ヒートシンク3を固定することが望ましい。尚、絶縁シート2は、パワー基板1のパワー配線面1aに放熱用ヒートシンク3との絶縁に良好なレジストが塗布されている場合、または放熱用ヒートシンク3にパワー基板1のパワー配線面1aとの絶縁に良好な絶縁層が形成されている場合は、パワー基板放熱構造に設けなくてもよい。
絶縁シート2を介してパワー基板1のパワー配線面1aと放熱用ヒートシンク3とを接合させる際には、パワー基板1のパワー配線面1aまたは絶縁シート2の接着部22に熱抵抗低減用グリス4を塗布しておき、接合させた際にはパワー配線面1aのパワー素子11が絶縁シート2の切欠き部21から突出して放熱用ヒートシンク3の凹部31に収容される一方、パワー配線面1aのパワー配線パターン13は熱抵抗低減用グリス4および絶縁シート2を介して放熱用ヒートシンク3に接合することになる。尚、この熱抵抗低減用グリス4と、放熱用ヒートシンク3の凹部31に充填された高熱伝導性(放熱用)ジェル5とにより、パワー基板1と放熱用ヒートシンク3との間の熱抵抗が大きく低減される。
ここで、熱抵抗低減用グリス4の例としては、シリコーングリス等といった熱伝導率の優れた(即ち、熱抵抗を小さくする)絶縁剤が挙げられる。熱抵抗低減用グリス4をパワー基板1のパワー配線面1aと絶縁シート2の接着部22との間に配置する際には、絶縁シート2の接着部22が部分的に露出するように(即ち、パワー配線面1aとの接着が可能なように)熱抵抗低減用グリス4をパワー配線面1aまたは接着部22の要部(即ち、パワー配線面1a上の発熱する箇所の上またはその発熱する箇所に対向する接着部22の部分)に塗布することが望ましい。
また、高熱伝導性(放熱用)ジェル5の例としては、シリコーンゲル(シリコーンジェル)、充填剤入りウレタンゲル(ウレタンジェル)、等といった熱伝導率の優れた(即ち、熱抵抗を小さくする)絶縁剤が挙げられる。
放熱用ヒートシンク3は、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、等の熱伝導性の優れた金属製であり、放熱を効率良く行なうための複数のフィン32を平板状本体の下面に備える一方、絶縁シート2を介してパワー基板1が接合した際、パワー基板1上のパワー素子11が放熱用ヒートシンク3内に収容されるように、パワー素子11の位置と対応する平板状本体の上面の箇所に予め凹部31が加工されて設けられている。
尚、凹部31は、パワー基板1上のパワー素子11が放熱用ヒートシンク3内に収容されれば十分なので、凹部31の加工が簡単になるように図1に示すような単なる長方形の形状でもよいが、パワー素子11の位置、大きさ、形状、等に合わせて複雑に加工した形状にしても勿論よい。また、放熱用ヒートシンク3の製造工程が簡単になるように、放熱用ヒートシンク3の平板状本体の両側端面間を貫通するように溝状に凹部31を形成してもよい。このように凹部31を形成し且つ凹部31の延長方向と複数のフィン32の延長方向が同じ方向になるように形成すれば、放熱用ヒートシンク3を簡単な押出成形で製造することができる。
そして、この凹部31には高熱伝導性ジェル5を充填しておき、放熱用ヒートシンク3との間に絶縁シート2および熱抵抗低減用グリス4を挟むようにパワー基板1をそれらの上に載置した際、パワー基板1上のパワー素子11が凹部31に進入して高熱伝導性ジェル5に浸漬され、パワー基板1のパワー配線面1aと放熱用ヒートシンク3とがほぼ密着した状態になるようにする。
尚、パワー素子11は絶縁シート2の厚さ(厚さ寸法)および熱抵抗低減用グリス4の厚さ(厚さ寸法)の合計よりも大きな高さ(即ち、パワー配線面1aからパワー素子11上端までの高さ寸法)を有するので、パワー素子11の上端部分が凹部31に進入することとなるが、これを考慮して凹部31の深さ(深さ寸法)は設定される。つまり、パワー基板1のパワー配線面1a上に絶縁シート2および熱抵抗低減用グリス4を配置した場合に絶縁シート2の放熱用ヒートシンク3側の接着部22(面)から突出するパワー素子11の上端部分の突出長さと等しいかまたは当該突出長さよりも僅かに大きい深さを有するように凹部31は形成される。但し、絶縁シート2および熱抵抗低減用グリス4は、パワー基板1と放熱用ヒートシンク3とに挟まれることや熱が加えられること等によって伸長または収縮し、その厚さは変化し得るため、当該厚さの変化も考慮して凹部31の深さは設定されるべきである。
図2および図3に示すように、パワー基板1は、そのパワー素子11、コネクタ12、およびパワー配線パターン13等が設けられたパワー配線面1aを高熱伝導性ジェル5が凹部31に充填された放熱用ヒートシンク3に熱抵抗低減用グリス4および絶縁シート2を挟みながら密着させて取り付けられる。尚、パワー基板1は、絶縁シート2や放熱用ヒートシンク3よりも大きく形成されており、コネクタ12が、熱抵抗低減用グリス4、絶縁シート2、または放熱用ヒートシンク3と接触しないように構成されている。このため、コネクタ12は放熱用ヒートシンク3を介さずに直接放熱することになる。
このように、本実施形態では、パワー配線面1aと制御面1bとを明確に区別してパワー基板1の表裏別々の面に設け、このようなパワー基板1のパワー配線面1aのパワー配線パターン13が熱抵抗低減用グリス4や絶縁シート2を介して放熱用ヒートシンク3と接合する一方、パワー基板1のパワー配線面1aのパワー素子11が放熱用ヒートシンク3に設けられた凹部31に収容され、その凹部31に充填された高熱伝導性ジェル5に浸漬される実装構造にした。そのため、本実施形態では、電源電流の分配や通電制御を行なう際に、例えば、以下に示すような優れた効果が得られる。
(1)パワー配線面1aのパワー配線パターン13は、絶縁シート2等を介して放熱用ヒートシンク3に接合して、放熱用ヒートシンク3から常時放熱できるため、パワー配線パターン13の電流容量が各段に向上し、細いパターンでも大電流の通電が実現可能となる。このため、小型化に大きく寄与することができる。
(2)例えば、パワー基板1の基板材料をガラスエポキシ等の熱伝導性の悪いものにすると、パワー基板1の制御面1bへはパワー配線面1aからの熱が伝わりにくくなり、パワー配線面1aを放熱用ヒートシンク3に接合させた放熱構造も手伝うことにより、パワー素子11、コネクタ12、およびパワー配線パターン13等によるパワー基板1の制御面1b上の小電流回路15の所謂あぶられ現象を回避することができる。このため、制御面1bにおける小電流回路15等の部品レイアウトの制約を少なくすることができる。
(3)パワー配線面1aと制御面1bとを明確に区別して表裏別々の面に設け、パワー配線面1aと制御面1bのそれぞれの面では、パワー素子11や小電流回路15等の実装が通常のプリント配線基板(PCB)の実装とほぼ同様となり、特殊な工程や処置が殆ど不要となるので、基板組み付け工法も従来レベルの範囲で製造可能となり、組み付け性が優れることになって、コスト削減化に大きく寄与することができる。特に、パワー配線面1aのパワー配線パターン13により電源電流の供給や分配制御を行なうことにより、電源電流の供給や分配制御用のバスバーを省略することが可能となるので、バスバー層の省略により、構造や設計ルール等が簡単になり、設計の工数が大幅に削減され、小型化および低コスト化を図ることができると共に、軽量化を実現することが可能となる。
(4)高熱を発生する半導体リレー等のパワー素子11は、放熱用ヒートシンク3上面の凹部31に充填された高熱伝導性ジェル5の中に浸漬された状態になるので、熱応力等を受けにくくなり、熱に対する信頼性が高くなる。また、必要な場合には、例えば、パワー配線面1aと放熱用ヒートシンク3との間の密着性と防水性とをより高めること等により、完全防水構造化も容易に行なうことが可能となる。
以上、説明したように、本実施形態によれば、パワー基板1の表面を制御面1bそしてパワー基板1の裏面を放熱性の高い放熱構造体が要求されるパワー配線面1aにして制御面1bとパワー配線面1aとを明確に区別しており、制御面1b用の基板そしてパワー配線面1a用の基板といったように別個の基板を2枚設ける必要が無いので、基板の構成や組み付け性が簡単になり、パワー基板放熱構造の低コスト化を図ることができる。その上、パワー基板1のパワー配線面1aに設けられたパワーデバイス11,13のうち背の高いパワーデバイス11をパワー基板1と放熱用ヒートシンク3との接合の際に当該放熱用ヒートシンク3の凹部31に収容させるように構成したので、パワー基板放熱構造の厚さ方向の小型化を図ることができる。また、パワー基板1と放熱用ヒートシンク3とが接合され且つパワー基板1が通電されている状態では、凹部31に収容されたパワーデバイス11の熱は凹部31を介して放熱用ヒートシンク3から放熱され、そして凹部31に収容されないパワーデバイス13は、パワー基板1のパワー配線面1aとそれに対向する放熱用ヒートシンク3の凹部31を除く面との間に挟まれて、その熱が放熱用ヒートシンク3から放熱されるので、このような凹凸嵌合によってパワー基板1と放熱用ヒートシンク3とがほぼ密着した形となり、抜群の放熱効果が得られる。その際、絶縁シート2および熱抵抗低減用グリス4を間に挟みながらパワー基板1と放熱用ヒートシンク3とが接合されているので、凹部31に収容されないパワーデバイス13と放熱用ヒートシンク3との良好な電気的絶縁が図られ且つパワー基板1と放熱用ヒートシンク3との間の熱抵抗が効果的に低減される。
また、本実施形態によれば、パワー基板1のパワー配線面1aに設けられたパワーデバイス11,13のうち背の高いパワーデバイス11が前記凹部31内の高熱伝導性ジェル5に浸漬されるので、当該パワーデバイス11が熱応力等を受けにくくなる構造となる上、この構造において必要な場合には完全防水構造化も容易に実施することができる。
また、本実施形態によれば、パワー基板1が熱伝導性の低いガラスエポキシ樹脂を含む材料からなるので、パワー基板1の制御面1bにパワー配線面1aからの熱が伝わりにくくなり、更にはパワー配線面1a側の放熱構造との相乗効果で、制御面1bの所謂あぶられ現象を回避することができる。従って、制御面1b上の部品レイアウトの制約を少なくすることができる。
また、本実施形態によれば、放熱用ヒートシンク3の凹部31に対応する部分が開口した絶縁シート2を間に挟みながらパワー基板1と放熱用ヒートシンク3とが接合されるので、凹部31に収容されないパワーデバイス13と放熱用ヒートシンク3との電気的絶縁が確実になる。
また、本実施形態によれば、パワーデバイス11がパワー素子(半導体パワーデバイス)であるので、放熱への配慮、特に熱破壊への配慮が重要な半導体パワーデバイスの放熱を良好にすることができる。
また、本実施形態によれば、パワー配線面1a上に搭載されたパワーデバイス11,13のうちパワー基板1と絶縁シート2との間に配置されるパワーデバイスが、パワーデバイス11に接続され且つパワーデバイス11を通る大電流が流れるパワー配線パターン(パワー用導電路)13であるので、大電流が流れるパワー配線パターン13の放熱を良好にすることができ、よってパワー配線パターン13の断面積の肥大を抑えながら大電流を流すことができる(例えば、放熱構造に工夫が凝らされていないパワー配線パターン単体と比較して、それと同じ断面積を有しながらも大電流を流せるようになる)。また、このように厚みが薄いパワー配線パターン13のみがパワー基板1と絶縁シート2とに介在されるので、パワー基板1と絶縁シート2との密着度合いが高められ、よってパワー基板1と放熱用ヒートシンク3とがより近接した形となり、抜群の放熱効果が得られる。
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形,改良,等が可能である。その他、前述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、形態、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
尚、上記実施形態では、パワー基板1を絶縁シート2および放熱用ヒートシンク3よりも大きくし、コネクタ12を絶縁シート2を介して放熱用ヒートシンク3と接触させないようにしているが、本発明は、これに限定されず、パワー基板1と、絶縁シート2、放熱用ヒートシンク3の大きさをほぼ同じにして、コネクタ12も放熱用ヒートシンク3に接触させるようにしても勿論よい。このようにすれば、コネクタ12で発生した熱が放熱用ヒートシンク3から放熱されることになり、コネクタ12の放熱性が向上することになる。但し、この場合には、放熱用ヒートシンク3上に、コネクタ12の形状に合わせ、且つ、コネクタ12に対し相手方端子(不図示)等が接続できるようにコネクタ12に対する相手方端子等の接続性を確保した形状に凹部31を設ける必要がある。
また、上記実施形態では、CPU14が小電流回路15の一部としてパワー基板1の制御面1bに設けられていたが、本発明は、これに限定されず、発熱量が大きいパワーデバイスとして、パワー配線面1aに設けるようにしても勿論よい。この場合には、放熱用ヒートシンク3上面に加工等されたパワー素子11収納用の凹部31を拡大して、CPU14もパワー素子11と一緒に凹部31に収容し、凹部31に充填した高熱伝導性ジェル5の中に浸漬させるようにしてもよいし、またパワー素子11収納用の凹部31とは別にあるいは区画してCPU14収納用の新たな凹部31を設けて、なるべくパワー素子11の熱がCPU14へ伝わらないようにしたり、更には、パワー配線面1aに設けたCPU14がコネクタ12と同様に、放熱用ヒートシンク3に接触しないような位置に設けて、放熱用ヒートシンク3を介さずに直接放熱するように構成しても勿論よい。尚、このことは、CPU14に限らず、パワー素子11以外の発熱量の大きいパワーデバイスでも同様である。
また、上記実施形態では、パワー基板1が、ガラスエポキシ基板であったが、その代わりに、制御面1bを有する層とパワー配線面1aを有する層との間にコアメタル層が設けられたメタルコア基板としてもよい。このような上記実施形態の変形例の場合、パワー基板1のパワー配線面1a上のパワーデバイス11,13からの熱が制御面1b側へ伝わり易くなり、更にはパワー配線面1a側の放熱構造との相乗効果で、パワー配線面1a上のパワーデバイス11,13のための放熱作用が更に向上する。尚、このメタルコア基板であるパワー基板1を熱伝導性の低いガラスエポキシ樹脂を含む材料で形成してもよいことは言うまでもない。
また、このような上記実施形態の変形例において、前述したコアメタル層が、放熱用ヒートシンク3の凹部31の真上に位置するパワー基板1の領域(即ち、凹部31の開口面積と同じ面積を有し且つ凹部31と対向するパワー基板1の部分)内に形成されている場合、パワーデバイス11のための放熱作用が更に向上する。その上、パワー基板1の凹部31の真上に位置する部分と比較してパワー基板1の凹部31の真上に位置していない制御面1bの領域へはパワー配線面1a上のパワーデバイス11,13からの熱を伝えにくくすることができる。特に、パワー基板1を熱伝導性の低いガラスエポキシ樹脂を含む材料で形成すれば、そのパワー基板1の凹部31の真上に位置していない制御面1bの領域へ伝わる熱をより低くすることができる。
また、このような上記実施形態の変形例において、制御面1b上に搭載された小電流回路15が有する電気部品のうち、特に熱に弱い電気部品が、上述したコアメタル層の真上に位置する制御面1bの領域を避けて配置されている場合、制御面1b上の電気部品のうち熱に弱い電気部品(換言すれば、熱を伝えたくない電気部品)にパワー配線面1a上のパワーデバイス11,13からの熱を伝えにくくすることができる。
尚、更に放熱効果を向上させるため、パワー基板1を、上面(上記実施形態における制御面1bに相当する)全体にメタルベースが露出したメタルベース基板としてもよい。但し、この場合、制御面1bを上記実施形態と同様に設けることはできないので、パワー基板1を大電流回路専用のものにするか、または前述したコネクタ12と同様に熱抵抗低減用グリス4、絶縁シート2、または放熱用ヒートシンク3と接触しないようなパワー配線面1a上の箇所に制御面1bを形成すればよい。
本発明に係るパワー基板放熱構造の一実施形態を示す分解斜視図である。 本発明に係るパワー基板放熱構造の一実施形態の実装する順序を説明するための接合前の断面図である。 本発明に係るパワー基板放熱構造の一実施形態の接合状態を示す断面図である。
符号の説明
1 パワー基板(基板)
1a パワー配線面
1b 制御面
2 絶縁シート
3 放熱用ヒートシンク
4 熱抵抗低減用グリス
5 高熱伝導性(放熱用)ジェル
11 パワー素子(パワーデバイス)
12 コネクタ
13 パワー配線パターン(パワーデバイス)
14 CPU
15 小電流回路
21 切欠き部
22 接着部
31 凹部
32 フィン

Claims (6)

  1. 小電流を扱う小電流回路が搭載された制御面およびその裏面に大電流を扱う複数種のパワーデバイスが搭載されたパワー配線面を有し、前記制御面を有する層と前記パワー配線面を有する層との間にコアメタル層が設けられた基板と、
    前記基板のパワー配線面に対向する面および当該面に形成された凹部を有する放熱用ヒートシンクと、
    前記基板と前記放熱用ヒートシンクとの間に前記凹部を避けて介在される絶縁シートと、
    前記基板と前記絶縁シートとの間に介在される熱抵抗低減用グリスと、
    を備え、
    前記コアメタル層は、前記基板と前記放熱用ヒートシンクとが前記絶縁シートおよび前記熱抵抗低減用グリスを介在しながら接合された際の、前記放熱用ヒートシンクの凹部の真上に位置する前記基板の領域内に形成され、
    前記制御面上に搭載された前記小電流回路が有する電気部品のうち熱に弱い電気部品は、前記コアメタル層の真上に位置する前記制御面の領域を避けて配置され、
    前記基板と前記放熱用ヒートシンクとが前記絶縁シートおよび前記熱抵抗低減用グリスを介在しながら接合された際、前記パワーデバイスのうち前記基板のパワー配線面の前記凹部に対向する前記コアメタル層の真下に設けられ且つ前記絶縁シートおよび前記熱抵抗低減用グリスの厚さよりも大きな高さを有する背の高いパワーデバイスが、前記放熱用ヒートシンクの凹部に収容されるように構成されていることを特徴とするパワー基板放熱構造。
  2. 前記放熱用ヒートシンクの凹部に充填される高熱伝導性ジェルを更に備え、
    前記基板と前記放熱用ヒートシンクとが接合された際に、前記背の高いパワーデバイスが前記高熱伝導性ジェルに浸漬されることを特徴とする請求項1に記載したパワー基板放熱構造。
  3. 前記絶縁シートの前記凹部に対応する部分が開口していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載したパワー基板放熱構造。
  4. 前記背の高いパワーデバイスが半導体パワーデバイスであることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一つに記載したパワー基板放熱構造。
  5. 前記パワー配線面上に搭載された前記パワーデバイスのうち前記基板と前記絶縁シートとの間に配置されるパワーデバイスが、前記背の高いパワーデバイスを通る大電流が流れるパワー用導電路を含むことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一つに記載したパワー基板放熱構造。
  6. 前記パワー配線面上に搭載された前記パワーデバイスのうち前記基板と前記絶縁シートとの間に配置されるパワーデバイスが、前記背の高いパワーデバイスに接続された配線パターンであることを特徴とする請求項5に記載したパワー基板放熱構造。
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