JP4138526B2 - コンバイン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、汎用コンバインにおいて、刈取装置で刈り取った穀稈を脱穀装置へ搬送するための搬送装置の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、汎用コンバインでは、走行する機体の前部に刈取装置が備えられ、機体上部に脱穀装置が備えられ、刈取装置と脱穀装置との間に刈取装置で刈り取った穀稈を脱穀装置まで搬送するための搬送装置が備えられている。そして、コンバインを操縦する運転部は機体の前部に設けられている。
【0003】
上述のような搬送装置としては、刈取装置の後部から脱穀装置の入口まで連続する搬送用のコンベアを設け、該コンベアをフィーダハウジング(搬送筒)に内装している。そして、このフィーダハウジングの前部には刈取装置が連結されており、後部は脱穀装置を内装する筐体に上下回動可能に支承され、前記刈取装置を昇降可能としている。こうした搬送装置において、フィーダハウジングを前後方向中途部に屈曲部を設けることによって、機体のコンパクト化を図ったり、穀稈の搬送状態を良好にしたりする技術が公知となっている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平6−343326号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように屈曲したフィーダハウジングを前後二分割し、該前後中途部に設けた屈曲点において、前方のフィーダハウジングを回動可能な構成とすることによって、コンパクトな機体や良好な操縦性を実現した技術も本出願人により特願2002−292915号により提案されており、これには、フィーダハウジングの屈曲点において、コンベアをガイドローラ(案内回転体)に沿わせるための押圧部材を板状の部材としたものが記載されているが、板状部材による押圧では、チェンに対する摩擦が大きく、早期摩耗や騒音の発生の可能性がある。また、この押圧部材を、一箇所に固定して設けているだけなので、屈曲点における搬送装置の回動によるコンベアの動き代が大きく、張力変化なども生じる可能性が考えられる。
【0006】
また、フィーダハウジングに内装されるコンベアは、左右二本のチェンと、この二本にチェン間に架設された複数のスラットから構成されるが、従来のコンベアにおいては、このスラットが二本のチェンよりも左右両外側まで延設されている。そのため、コンベアの張力を保つためのローラ等の押圧回転体をこのコンベアの内周側にしか設けることができず、フィーダハウジングの屈曲角度や形状が限定されていた。
【0007】
そこで、本発明では、搬送装置の前後中途部に設けられた屈曲点でフィーダハウジングを回動することによって刈取装置の昇降を行うコンバインにおいて、フィーダハウジングを回動することによって生じる、該フィーダハウジングに内装されるコンベアの周長の変化や負荷を低減し、該コンベアの張力を一定に保つことによって、刈り取った穀稈の良好な搬送を実現、及びフィーダハウジングの回動角度や形状の自由度の増加を図ろうとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0009】
穀稈を刈り取る刈取装置(8)と、刈り取った穀稈を脱穀する脱穀装置(18)と、該刈取装置(8)で刈り取った穀稈を脱穀装置(18)へ搬送するための搬送装置(9)とを具備したコンバインにおいて、該搬送装置(9)を、コンベア(11)と、該コンベア(11)を内装するフィーダハウジング(10)とで構成し、該フィーダハウジング(10)は、前部の前ハウジング(70)と、後部の後ハウジング(71)とで構成し、支軸(75)が構成する中間屈曲点(89)において、該前ハウジング(70)と後ハウジング(71)とを屈曲可能に連結し、前記コンベア(11)は、フィーダハウジング(10)内の後部の後駆動軸(82)上のスプロケット(90・90)と、前記中間屈曲点(89)を構成する支軸(75)上のガイドローラ(76・76)と、前部の前従動軸(73)上のガイドローラ(74・74)に、二つのチェン(11a・11a)を巻回して構成し、前記二つのチェン(11a・11a)は、中間屈曲点(89)において内周に案内回転体であるガイドローラ(76・76)を沿わせ、外周には軌道を案内し、該ガイドローラ(76・76)に沿わせるためのテンションローラ又はテンションスプロケットを押圧させ、前記コンベア(11)に付設するスラット(11b)を、前記二つのチェン(11a・11a)の内側に、アタッチメントプレート(37・37)を介して固定配置し、該スラット(11b)の左右両端が、二つのチェン(11a・11a)よりも内側になるように配置し、該アタッチメントプレート(37・37)がチェン(11a・11a)の内側に向けて突出された部分に、前記スラット(11b)を固定し、該スラット(11b)の左右両端部とチェン(11a・11a)が重ならないようにし、該二つのチェン(11a・11a)の内周側及び外周側のどちら側からでも、テンションローラ又はテンションスプロケットを押圧配置可能としたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、発明の実施の形態を説明する。
【0011】
図1は本発明に係るコンバインの全体的な構成を示す側面図、図2は同じく平面図、図3は搬送装置を示す側面図、図4は同じく平面図、図5はコンベアの前部を示す平面図、図6は本発明に係るコンバインの別実施例を示す全体側面図である。
【0012】
図7は本発明の第一実施例のコンベアを示す側面図、図8は第二実施例の搬送装置を示す側面図、図9は同じく一部平面図、図10は第三実施例の搬送装置を示す側面図、図11は同じく一部平面図である。
【0013】
図12は第三実施例の別実施例の搬送装置を示す側面図、図13は同じく一部平面図、図14は第四実施例の搬送装置を示す側面図、図15は本発明の受箱を具備する搬送装置の側面図、図16は本発明の受箱を示す斜視図である。
【0014】
まず、本発明の実施例に係るコンバインの全体構成について図1及び図2を用いて説明する。本発明に係るコンバインには、クローラ式走行装置1上に機体フレーム13が配設され、該機体フレーム13上に脱穀装置18や選別装置19から成る脱穀・選別部を内装する筐体33が配置され、該筐体33の後部にエンジン26等を収納するエンジンルーム14等が配設されている。筐体33の上には、穀粒を一時的に貯溜するグレンタンク30が配設され、該グレンタンク30よりその内部に貯溜された穀粒を排出するための排出オーガ40が機体後部から前方にかけて備えられている。
【0015】
前記筐体33の前方には刈取装置8が配置され、該刈取装置8の後端と筐体33前上部に設けられた脱穀装置18の前部入口が、搬送装置9によって連通され、該搬送装置9は機体略中央に配設されている。さらに、前記搬送装置9の上方には運転席15や操行ハンドル16等を収納したキャビン17が配設され、該キャビン17は機体左右略中央前方の上方に配置され、左右両側より乗降可能とされている。
【0016】
前記刈取装置8は、搬送装置9の構成部材であるフィーダハウジング10の前部に連結されたプラットホーム2内部に横架され支承された横送りオーガ3と、該横送りオーガ3の前下部に備えられた刈刃4と、プラットホーム2上方に設けられた掻き込み用のリール5等で構成されている。
【0017】
前記横送りオーガ3は、進行方向と直交する方向に回転軸を有し、該横送りオーガ3には、その回転によってプラットホーム2の左右略中央後部に連結されたフィーダハウジング10へ刈り取った穀稈が送られるように螺旋(スクリュー)が形成されている。また、プラットホーム2の左右両側の前端には、分草板7・7が設けられ、プラットホーム2の後部の左右両側にはリール5を横架した支持アーム6の後部が支持され、該支持アーム6の左右一側にはリール5回転駆動用のベルトやプーリ等からなる動力伝達機構が設けられている。該リール5は、支持アーム6とプラットホーム2との間に介装されたアクチュエータとしての油圧シリンダ29によって昇降される。
【0018】
前記搬送装置9は、フィーダハウジング10と、該フィーダハウジング10内に配設された無端状のコンベア11で構成されている。前記フィーダハウジング10の前端は、前記横送りオーガ3のスクリューの送り終端位置に合わせて、前記プラットホーム2の後部に連通されている。また、フィーダハウジング10の後端は、脱穀装置18への投入口12(図3)に連通されており、該投入口12の後方には進行方向に対し略直角方向に回転軸心を有する第一ロータ21が配設されており、穀稈は前記コンベア11によって強制的に脱穀装置18の第一ロータ21へ搬送される。
【0019】
前記フィーダハウジング10の後部は、脱穀・選別部を内装する筐体33の前部に挿入され、該筐体33に昇降回動自在に支持されており、フィーダハウジング10の下面と機体フレーム13との間に油圧シリンダ32を介装して、刈取装置8が昇降可能とされている。
【0020】
前記脱穀・選別部は筐体33内部に配設され、刈取装置8により刈り取られ、搬送装置9により搬送されてきた穀稈を脱穀する脱穀装置18と、該脱穀装置18により脱穀された穀粒を選別する選別装置19とで構成されている。
【0021】
このような構成において、フィーダハウジング10から投入口12へ穀稈が搬送されると、この穀稈は第一ロータ21及び第二ロータ22の回転によって右方へ搬送されながら脱穀され、排出口24aより落下する。
【0022】
該排出口24a下部から後下方にはガイドプレート60が延出され、該ガイドプレート60後部の上方とエンジンルーム14底面との間の位置には、強制的に排稈を後方に送り出す排稈ビータ61が設けられている。該排稈ビータ61後方には、機体後端部に左右に全幅に渡ってチョッパー式のスプレッダー62が横架され、排出口24aより排出されて排稈ビータ61によってスプレッダー62まで搬送された排藁は、該スプレッダー62の複数の鉈状の刃によって切断され、機体後端部より圃場に排出される。
【0023】
一方、前記脱穀・選別部において、脱穀装置18の下方には選別装置19が配設されており、選別装置19は、流穀板25、揺動本体20、プレファン34、選別風を発生させる唐箕27、選別された一番物を左右方向に搬送する一番コンベア28、二番物を搬送する二番コンベア31等より構成され、脱穀装置18から落下した脱穀物を選別できるようにしている。
【0024】
以上説明したコンバインは、脱穀・選別部において、軸心を左右水平方向に持ち、前後に平行に配置された第一ロータ21及び第二ロータ22の二つのロータを具備する脱穀装置18としているが、本発明に係るコンバインの別実施例として、図6に示す如く、前後方向を軸方向とする扱胴37を有する脱穀装置18を具備するコンバインでも本発明に係る搬送装置9は同様に適用可能であり、前実施例のコンバインと略同一の形態及び機能を有する部材や装置について同一符合を付して説明を省略する。
【0025】
次に、前記搬送装置9の基本的な構造について説明する。図3及び図4に示す如く、フィーダハウジング10は、前部の前ハウジング70と後部の後ハウジング71とで構成され、前ハウジング70と後ハウジング71とは回動可能に連結されている。前記前ハウジング70の前部には刈取装置8の構成部材である前記プラットホーム2が連結され、前ハウジング70内部とプラットホーム2出口が連通されている。そして、前ハウジング70内の前部に左右水平方向に回動可能に横架された前従動軸73に、コンベア11をガイドするガイドローラ74が外嵌されている。
【0026】
また、前ハウジング70の後部には支軸75が左右水平方向に回動可能に横架され、該支軸75に案内回転体であるガイドローラ76・76が外嵌固定されている。さらに、支軸75は前ハウジング70より左右両外側に延出され、この延出部分の一側(本実施例では右側)にスプロケット77が、他側にスプロケット78がそれぞれ外嵌固定されている。そして、前ハウジング70に固定された支軸75を支承している支承部材79・79が、筐体33に固設されたステー80・80に回動可能に支承されている。
【0027】
一方、後ハウジング71は、その前部が前ハウジング70の後部に挿入され、その後部が筐体33に挿入された状態に配置されており、後ハウジング71の底部は、供給板81で構成されている。供給板81は、筐体33内部に固定され、前ハウジング70の後端から、第一ロータ21(または扱胴37)の前下方に亘って連続する板状部材であって、コンベア11によって搬送される穀稈は、該供給板81の上方を通過して第一ロータ21(または扱胴37)に導かれる。
【0028】
後ハウジング71の後部において、後駆動軸82が回動可能に左右水平方向に横架され、後ハウジング71内の該後駆動軸82両側にスプロケット90・90が外嵌固定されている。そして、該後駆動軸82の左右一側(本実施例では左側)が後ハウジング71よりも外側に延出され、この延出部分にスプロケット83とプーリ84が外嵌固定されている。
【0029】
従って、エンジン26からの動力が、クラッチ等を介してプーリ84に巻回された伝動ベルト(図示せず)により後駆動軸82に伝達され、さらに、後駆動軸82のスプロケット83と支軸75のスプロケット78に巻回されたチェン85によって、後駆動軸82の回動が支軸75に伝達される。そして、支軸75のスプロケット77と、前ハウジング70の前側部に回動可能に支承された伝動軸86に外嵌されたスプロケット87とに巻回されたチェン88によって、支軸75へ伝達された動力が、刈取装置8へと伝達され、刈刃4や横送りオーガ3等が駆動される。
【0030】
前記後駆動軸82は、筐体33内部であって脱穀装置18の投入口12近傍に配置されている。従って、刈取装置8により刈り取られた穀稈は、脱穀装置18の投入口12まで、搬送装置9のコンベア11により直接搬送されることとなる。
【0031】
上述の如く構成されたフィーダハウジング10は、後ハウジング71は固定さ、前ハウジング70が軸75を中心として回動可能である。すなわち、支軸75の位置またはこの近傍に別途設けた回動軸においてフィーダハウジング10全体として前後中途部において屈曲することが可能となっている。この中間屈曲点である支軸75の位置及びこの近傍を屈曲点89とする。そして、前ハウジング70の下面に設けられたステー70aには、アクチュエータとしての油圧シリンダ32のピストンロッド32aの端部が支承されており、その基部を機体フレーム13に支承された油圧シリンダ32によるピストンロッド32aの伸縮によって、前ハウジング70が昇降駆動される。この前ハウジング70は、最下降位置は後ハウジング71と略一直線上になる位置とし、最上昇位置はフィーダハウジング10の上方に配置されたキャビン17に当接する手前の位置として回動することができる。
【0032】
そして、前記後駆動軸82に外嵌固定されたスプロケット90・90と、支軸75上に遊嵌されたガイドローラ76・76と、前従動軸73上に遊嵌されたガイドローラ74には、コンベア11が巻回されている。該コンベア11の下方と箱状に形成されたフィーダハウジング10の下面との間が穀稈の搬送経路となる。
【0033】
ここでコンベア11の詳細について説明する。該コンベア11は、前記後駆動軸82に外嵌固定されたスプロケット90・90と、支軸75上のガイドローラ76・76と、前従動軸73に遊嵌されたガイドローラ74に亘って、巻回された左右のチェン11a・11aと、左右のチェン11a・11a間に架設されたスラット11b・11b・・・とで構成されている。
【0034】
図5にも示す如く、前記スラット11bは、チェン11a・11aにそれぞれ等間隔に設けられたL字状のアタッチメントプレート37・37を介して架設され、該スラット11bの左右両端が、チェン11a・11aよりも内側になるように配置されている。すなわち、前記アタッチメントプレート37・37の、チェン11a・11a間の内側に向けて突出した部分に、コンベア11の内周側から外周側にむけてボルト締結することによって、スラット11bが固定されている構造となっている。このように、スラット11bをチェン11a・11aの内側に配置し、該スラット11bの左右両端部がチェン11a・11aと重ならないようにすることで、コンベア11において、該チェン11a・11aの内周側及び外周側のどちら側からでも、スプロケットやローラを設けることが可能となり、フィーダハウジング10の屈曲角度や形状の自由度が増すのである。
【0035】
また、同じく図5に示すように、前記フィーダハウジング10の前端、即ち前ハウジング70のプラットホーム2と連通する部分の入口には、刈り取った穀稈の搬送装置9への取り込みを円滑にするための取込ガイド91・91が設けられている。該取込ガイド91・91は、平面視で機体前方から、プラットホーム2の排出口の断面と平行な左右方向の面91aと、該面91aと鈍角をなす斜面(刈取部側に広がる斜面)91bと、前ハウジング70の側面と平行な(前後方向垂直面)面91cとが形成された、鋼板等を折り曲げられた板状の部材となっており、前ハウジング70の入口の左右両側にステーなどを介して、または該前ハウジング70と一体的に設けられている。
【0036】
前記取込ガイド91・91は、前ハウジング70の前面よりも前方、つまりプラットホーム2側に突出するように配置された面91a・91aによって前ハウジング70の取込口の左右両側の前方を覆い、斜面91b・91bを経て、チェン11a・11aのそれぞれのチェン中心よりも内側で、かつ該チェン11a・11aの内側にアタッチメントプレート37・37を介して架設されたスラット11bより外側に配置された面91c・91cへと連設されている。すなわち、取込ガイド91・91は、搬送装置9の取込口において、取り込まれた穀稈が直接チェン11a・11aに接することがないように、また、コンベア11の回動によるスラット11b・11b・・・の通過を妨げないような形状及び配置となっている。
【0037】
このような形状及び配置で、フィーダハウジング10の取込口の左右両側に取込ガイド91・91を設けることにより、プラットホーム2によりフィーダハウジング10の取込口に集められた穀稈による抵抗を少なくすることができ、穀稈の滞留を防ぐことができるので、プラットホーム2からフィーダハウジング10へのスムーズな穀稈の流れを実現できる。
【0038】
また、該取込ガイド91・91の後部の面91c・91cは、左右のチェン11a・11aの外側端より内側に架設されたスラット11bを挟むように配置されているので、取り込んだ穀稈を該チェン11a・11aより外側に送り込まれるのを防止でき、前ハウジング70内におけるチェン11a・11aより外側での穀稈の堆積を防ぐことができる。さらに、フィーダハウジング10の取込口において、取り込まれる穀稈がチェン11a・11aに接することが防げるので、穀粒の損傷やフィーダハウジング10のコーナ部での穀稈の滞留を防止することができるのである。
【0039】
本発明では、前述のように屈曲点89において回動可能な構造としたフィーダハウジング10内において、該フィーダハウジング10の回動に伴うコンベア11の軌道の変化や張力の変化を低減するため、該コンベア11の軌道を保持したり、ガイドローラ等に沿わせたりするために、一または複数のローラやスプロケット等の案内回転体及び押圧回転体を設けている。このように、ローラやスプロケット等の回転体を用いたのは、板バネ等を用いて押圧体をチェン11a・11aに当接する構造にした場合の摩擦摩耗と比べると、ローラやスプロケットによる回転摩耗の方が摩擦を低減できるという効果を得るためである。以下、本発明の主要部である、これら案内回転体及び押圧回転体の配置や支持方法について説明していく。
【0040】
まず、第一実施例について図7を用いて説明する。本実施例では、前記フィーダハウジング10の屈曲点89における回動、即ち刈取装置8の昇降用の回動支点を、前記支軸75としている。そして、前記コンベア11の軌道を、屈曲したときにフィーダハウジング10の形状に沿わせるために、屈曲点89において、コンベア11を外周側からガイドローラ76・76側に押圧するためのガイドローラ41・41が設けられている。つまり、ガイドローラ41・41は、屈曲点89近傍において、支軸75の上方でコンベア11の外周側からコンベア11の左右のチェン11a・11aを押圧するように支承されている。
【0041】
前記ガイドローラ41・41は、フィーダハウジング10の支軸75を中心とした回動の際の、該支軸75の回動に連動するように、該支軸75と連結ロッド42・42によって連結されている。つまり、ガイドローラ41・41は、支軸75の左右両端に「コ」字状またはL字状の連結ロッド42・42の一端が固定または枢結され、該連結ロッド42・42をチェン11外側を迂回してその他端にガイドローラ41・41を枢支して、回動自在に支持されており、該支軸75を中心としたフィーダハウジング10の昇降回動に伴うコンベア11の移動によって生じるチェン11a・11aの弛みを少なくする方向に移動するように、該フィーダハウジング10の屈曲回動、即ち支軸75の回動と連動するようになっている。
【0042】
このような構造にすることにより、支軸75を中心としたフィーダハウジング10の回動、即ち刈取装置8の昇降によって搬送装置9が屈曲しても、コンベア11のチェン11a・11aの弛みは殆ど変化することなく、コンベア11の弛緩を防げ、該コンベア11の、後駆動軸82に外嵌されたスプロケット90・90と、支軸75のガイドローラ76・76と、前従動軸73に外嵌されたガイドローラ74に緊張して巻回された状態を保持することができるのである。
【0043】
次に、第二実施例について図8及び図9を用いて説明する。本実施例では、屈曲点89におけるフィーダハウジング10の回動支点は、支軸75または、該支軸75の近傍に設けられる。本実施例では、本機側に固設された支持部を有するテンションローラ46・46が、コンベア11の内周側から該コンベア11のチェン11a・11aを押圧している。そして、該テンションローラ46・46の動き代によるコンベア11の軌道変化を抑制するため、背面ローラ48・48が、前記テンションローラ46・46のコンベア11を挟んで反対側、即ちコンベア11の外周側に設けられている。
【0044】
前記テンションローラ46・46は、支軸75と前従動軸73との間においてコンベア11の内周側に設けられており、フィーダハウジング10に支承されたテンションアーム47に回動自在に軸支され、チェン11a・11aをコンベア11の内周側から外側へ押圧している。該テンションアーム47の左右両端は、前ハウジング70に穿設された該テンションアーム47摺動のための長孔70b・70bから突設され、この突設部分には支持ロッド49・49の一端が固設されている。該支持ロッド49の他端は、弾性体である圧縮ばね50を介して、筐体33に固設されたステー51に取り付けられている。
【0045】
前記長孔70b・70bは、圧縮ばね50・50によって付勢されたテンションアーム47が、フィーダハウジング10の屈曲点89における回動によって連動する範囲で、該テンションアーム47が支持ロッド49・49軸方向に摺動可能な範囲に合わせて穿設されている。つまり、フィーダハウジング10の下側において、本機側、即ち筐体33の前面下部左右に固設されたステー51・51から、斜め上前方に向けて圧縮ばね50・50を介して延設された支持ロッド49・49が、前記テンションアーム47を該支持ロッド49・49軸方向前方に付勢した状態に設けられている。そして、テンションアーム47はフィーダハウジング10の屈曲点89における回動と連動して長孔70bに沿いながら摺動し、該テンションアーム47に支承されたテンションローラ46・46が常にチェン11a・11aを押圧し、コンベア11の緊張状態を保持する構造となっている。
【0046】
また、前記背面ローラ48・48は、フィーダハウジング10内において、コンベア11の外周側に、前記テンションアーム47と前従動軸73との間においてフィーダハウジング10に軸受等を介して支承される支持軸52に固定され、該テンションローラ46・46の摺動によるコンベア11の軌道の範囲を制限するために設けられている。
【0047】
このような構造にすることによって、刈取装置8を昇降させる際のフィーダハウジング10の回動に対して相対運動するコンベア11の周長変化を吸収するとともに、コンベア11の張力を自動的に調整できる。よって、前記刈取装置8上昇時に該コンベア11にかかる余分な負担を低減することが可能となる。
【0048】
続いて、第三実施例について図10及び図11を用いて説明する。本実施例では、フィーダハウジング10の回動支点を支軸75としている。つまり、この支軸75が刈取装置8の昇降用回動支点となっており、該支軸75の前後にテンションローラ53・53及び54・54が2箇所設けられている。テンションローラ53・53は、支軸75前方においてコンベア11の内周側からチェン11a・11aに当接し、テンションローラ54・54は、支軸75の後方においてコンベア11の外周側からチェン11a・11aに当接するように配置されている。
【0049】
前記支軸75のフィーダハウジング10内の左右両側には、テンションアーム55・55が固定されており、該テンションアーム55は、支軸75からテンションローラ53に向けて延設されたアーム55aと、支軸75からテンションローラ54に向けて延設されたアーム55bとから成形され側面視略V字状の部材となっている。そして、支軸75の片側(本実施例においては左側)は、フィーダハウジング10側方より外側に延設されており、この突出した部分には、アーム56が固定され、下方に向けて延設されている。つまり、支軸75を共通の回動軸として、フィーダハウジング10の内部においてテンションアーム55・55が、外部片側でアーム56がそれぞれ固定されており、側面視で略Y字状に構成されている。
【0050】
前記テンションアーム55において、アーム55aの端部にはテンションローラ53が、アーム55bの端部にはテンションローラ54がそれぞれ支承されており、アーム56の端部には、前ハウジング70の片側(支軸75突出側)側面に固設されたステー58に一端が係止されている弾性体であるテンションばね57の他端が係止されている。
【0051】
つまり、前記支軸75に固定されたアーム56の端部に係止されたテンションばね57によって、該支軸75を回動軸としてテンションアーム55・55が付勢されている。すなわち、該テンションアーム55・55は、テンションローラ53・53がコンベア11の内周側から上外方向に、テンションローラ54・54がコンベア11の外周側から内方向に押圧する向き(図10における右回転方向)に付勢された状態となっている。こうして、前記テンションアーム55・55が支軸75を中心にシーソーの如く回動し、テンションローラ53・53及び54・54によってコンベア11が常に支軸75に外嵌されたガイドローラ76・76に接触するように構成されている。
【0052】
また、本実施例は別実施例として次のような構成にすることもできる。図12及び図13に示すように、支軸75の上方にガイドローラ53’・53’が、該支軸75と後駆動軸82との間に、テンションローラ54’・54’が設けられている。ガイドローラ53’・53’は、支軸75上方において前ハウジング70に軸受等を介して回動可能に支承されたテンション支点軸35に回動自在に支持され、コンベア11の内周側からチェン11a・11aに当接している。テンションローラ54’・54’は、前記テンション支点軸35のフィーダハウジング10内の左右両側から後方に延設されたテンションアーム55’・55’の後方端部において回動自在に支持されており、後コンベア11の外周側からチェン11a・11aに当接するように配置されている。
【0053】
前記テンション支点軸35は、その左右両側をフィーダハウジング10より外側へ延設され、この突出部にはそれぞれアーム56’・56’が前記テンションアーム55’・55’と略同一方向に延設されている。そして、該アーム56’・56’の先端部にはテンションばね57’・57’がそれぞれ係止されている。該テンションばね57’は、前記アーム56’と略垂直方向に配置されており、その一端は該アーム56’の先端部に係止され、他端は前ハウジング70の側面の外側に設けられたステー58’の係止部に係止されている。
【0054】
つまり、前記テンション支点軸35に固定されたアーム56’・56’の端部に係止されたテンションばね57’・57’によって、該テンション支点軸35を回動軸として固定されたアーム56’・56’が下方に付勢されており、これに伴いテンション支点軸35に固定されているテンションアーム55’・55’も、テンションローラ54’・54’がコンベア11の外周側からチェン11a・11aを押圧する向きに付勢されている。こうして、テンションばね57’・57’によってアーム56’・56’及びテンションアーム55’・55’を介してテンション支点軸35が、コンベア11の外周側からチェン11a・11aを押圧する向き、即ち図12における右回転方向に付勢され、前記テンションローラ54’・54’によってコンベア11が常にテンション支点軸35に外嵌されたガイドローラ53’・53’に接触するように構成されている。
【0055】
このように、テンションローラ及びガイドローラを支軸75の近傍に、コンベア11の内周側及び外周側の二箇所設け、これらをテンションアームやアームによって連結して連動させることによって、フィーダハウジング10の屈曲点89を中心とした回動に伴うコンベア11の動き代を小さくすることができ、該コンベア11をコンパクトにフィーダハウジング10内に収納できる。また、テンションアームやアームをテンションばね57(57’)によって、コンベア11が支軸75近傍のガイドローラに接触するように付勢しているので、フィーダハウジング10の回動によるコンベア11の張力変化を吸収でき、該コンベア11にかかる負荷を低減することができる。よって、コンベア11にかかる余分な負荷による騒音の低減も図ることができる。
【0056】
さらに、前記テンションばね57(57’)はフィーダハウジング10の側面、即ち該フィーダハウジング10の外側に設けられているので、該テンションばね57の張力調整や交換を容易に行うことができる。
【0057】
また、次に示す第四実施例のようにフィーダハウジング10内のローラ及びスプロケットを配置することもできる。図14に示すように、本実施例ではフィーダハウジング10の回動中心を支軸75の近傍に別途に支軸63として設けている。前記支軸75に外嵌されたスプロケット76’・76’と、該支軸75の上方に、フィーダハウジング10の内部であってコンベア11の外周側に設けられた支持軸65に外嵌されたスプロケット66・66とによってコンベア11の軌道を定め、前ハウジング70の中途部においてコンベア11の内周側に支承された支持軸64に外嵌されたテンションローラ67・67によって、該コンベア11の内周側から該コンベア11の軌道を制限している。
【0058】
前記支軸63は、屈曲点89において前ハウジング70と後ハウジング71の重なった部分に回動可能に横架されており、フィーダハウジング10の上下回動によるコンベア11の周長変化がない位置に設けられている。つまり、該支軸63の上下において固定されているスプロケット66・66、76’・76’及び支軸63は、フィーダハウジング10の上下回動によってコンベア11の周長が変わらないような位置にそれぞれ設けられている。
【0059】
このようにフィーダハウジング10の回動軸やスプロケット等を配置することによって、該フィーダハウジング10の上下回動によるコンベア11のテンション位置の変化をなくすことができ、該コンベア11の張力を略一定に保つことができるのである。
【0060】
以上説明した各実施例におけるローラやスプロケットの配置や支持方法などは、すべての点で例示であり、同様の効果を奏するものであれば限定されるものではない。
【0061】
一方、刈取装置8によって刈り取られた穀稈が、搬送経路の屈曲部を通過するときに、この穀稈に付着した土や砂などを落とし易くしている。そこで、図15に示すように、後ハウジング71の底面を構成する供給板81に、この余分な土や砂などを搬送経路から落して受ける受箱95を穀稈の搬送経路と連通するように一体的に設けている。つまり、該受箱95は、搬送経路において前記屈曲点89よりも後方の固定側に設けられている。
【0062】
前記受箱95は、図16に示すように、前記供給板81の下方に向けて該供給板81と一体的に設けられた側部95aと、該側部95aを下方から覆う底面95bとから箱状に構成されており、側部95aの上面が供給板81で覆われ、該供給板81に形成された抜き孔によって、搬送装置9における搬送経路と連通するかたちとなっている。
【0063】
前記受箱95の上面である供給板81には、搬送経路において穀稈に付着した土や砂などを受箱95に落とすための抜き孔95c・95c・・・が穿設されている。そして、搬送途中に刈り取った穀稈及びこの穀稈からとれた穀粒が受箱95内に落ちないように、前記抜き孔95c・95c・・・は、その形状を穀稈の向きと略垂直方向を長辺とする長方形等で、大きさは穀稈からとれた穀粒が落ちない大きさとなっている。つまり、前記抜き孔95c・95c・・・は、刈り取った穀稈に付着した土や砂等だけを落すようなものであればよく、抜き孔95c・95c・・・の大きさを穀粒よりも小さく形成することなく、穀稈よりも小さい網目のメッシュ等を張設するようにしてもよい。
【0064】
前記受箱95は供給板81に対して着脱可能な構造となっており、また、底面95bは該受箱95に溜まった土や砂などを排出できるように取り外し可能な構造となっている。よって受箱95は、本機に取り付けたままでも、本機から取り外しても該受箱95内に溜まった土や砂などを排出できるようになっている。
【0065】
このように、搬送経路の途中において、供給板81と一体的に受箱95を設けることによって、刈り取った穀稈が搬送経路の屈曲部を通過するときなどに落とした土や砂などを搬送経路から排出することができ、余分な土や砂が脱穀装置9まで搬送されることがなく、より良好な搬送・脱穀作業が可能となる。
【0066】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、以下に示すような効果を奏する。
穀稈を刈り取る刈取装置(8)と、刈り取った穀稈を脱穀する脱穀装置(18)と、該刈取装置(8)で刈り取った穀稈を脱穀装置(18)へ搬送するための搬送装置(9)とを具備したコンバインにおいて、該搬送装置(9)を、コンベア(11)と、該コンベア(11)を内装するフィーダハウジング(10)とで構成し、該フィーダハウジング(10)は、前部の前ハウジング(70)と、後部の後ハウジング(71)とで構成し、支軸(75)が構成する中間屈曲点(89)において、該前ハウジング(70)と後ハウジング(71)とを屈曲可能に連結し、前記コンベア(11)は、フィーダハウジング(10)内の後部の後駆動軸(82)上のスプロケット(90・90)と、前記中間屈曲点(89)を構成する支軸(75)上のガイドローラ(76・76)と、前部の前従動軸(73 )上のガイドローラ(74・74)に、二つのチェン(11a・11a)を巻回して構成し、前記二つのチェン(11a・11a)は、中間屈曲点(89)において内周に案内回転体であるガイドローラ(76・76)を沿わせ、外周には軌道を案内し、該ガイドローラ(76・76)に沿わせるためのテンションローラ又はテンションスプロケットを押圧させ、前記コンベア(11)に付設するスラット(11b)を、前記二つのチェン(11a・11a)の内側に、アタッチメントプレート(37・37)を介して固定配置し、該スラット(11b)の左右両端が、二つのチェン(11a・11a)よりも内側になるように配置し、該アタッチメントプレート(37・37)がチェン(11a・11a)の内側に向けて突出された部分に、前記スラット(11b)を固定し、該スラット(11b)の左右両端部とチェン(11a・11a)が重ならないようにし、該二つのチェン(11a・11a)の内周側及び外周側のどちら側からでも、テンションローラ又はテンションスプロケットを押圧配置可能としたので、前記コンベアのチェンに対する摩擦が低減でき、早期摩耗や騒音を防ぐことができる。
【0067】
また、前記搬送装置の回動支点を、前記ガイドローラ(76・76)の支軸としたので、該搬送装置の回動支点を別途に設ける必要がなく、コンベアのコンパクト化が図れ、コスト低減化が図れる。
【0068】
また、前記テンションローラ又はテンションスプロケットを、前記コンベアの内周及び外周に設けたので、屈曲点における搬送装置の回動によるコンベアの動き代を小さくすることができる。また、搬送装置を上方に回動したときのコンベアの張力を小さくすることができるので、騒音の低減が図れる。
【0069】
また、前記コンベアを構成するスラットを、該コンベアを構成する二つのチェンの内側にアタッチメントプレートを介して配置したので、コンベアにおいて、チェンの内周側及び外周側のどちら側からでも、スプロケットやローラを設けることが可能となり、フィーダハウジングの屈曲角度や形状の自由度が増すのでる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るコンバインの全体的な構成を示す側面図。
【図2】 同じく平面図。
【図3】 搬送装置を示す側面図。
【図4】 同じく平面図。
【図5】 コンベアの前部を示す平面図。
【図6】 本発明に係るコンバインの別実施例を示す全体側面図。
【図7】 本発明の第一実施例のコンベアを示す側面図。
【図8】 第二実施例の搬送装置を示す側面図。
【図9】 同じく一部平面図。
【図10】 第三実施例の搬送装置を示す側面図。
【図11】 同じく一部平面図。
【図12】 第三実施例の別実施例の搬送装置を示す側面図。
【図13】 同じく一部平面図。
【図14】 第四実施例の搬送装置を示す側面図。
【図15】 本発明の受箱を具備する搬送装置の側面図。
【図16】 本発明の受箱を示す斜視図。
【符号の説明】
8 刈取装置
9 搬送装置
10 フィーダハウジング
11 コンベア
18 脱穀装置
50 圧縮ばね
53 テンションローラ
54 テンションローラ
55 テンションアーム
56 アーム
57 テンションばね
63 支軸
75 支軸
76 ガイドローラ
89 屈曲点
91 取込ガイド
95 受箱

Claims (1)

  1. 穀稈を刈り取る刈取装置(8)と、刈り取った穀稈を脱穀する脱穀装置(18)と、該刈取装置(8)で刈り取った穀稈を脱穀装置(18)へ搬送するための搬送装置(9)とを具備したコンバインにおいて、該搬送装置(9)を、コンベア(11)と、該コンベア(11)を内装するフィーダハウジング(10)とで構成し、該フィーダハウジング(10)は、前部の前ハウジング(70)と、後部の後ハウジング(71)とで構成し、支軸(75)が構成する中間屈曲点(89)において、該前ハウジング(70)と後ハウジング(71)とを屈曲可能に連結し、前記コンベア(11)は、フィーダハウジング(10)内の後部の後駆動軸(82)上のスプロケット(90・90)と、前記中間屈曲点(89)を構成する支軸(75)上のガイドローラ(76・76)と、前部の前従動軸(73)上のガイドローラ(74・74)に、二つのチェン(11a・11a)を巻回して構成し、前記二つのチェン(11a・11a)は、中間屈曲点(89)において内周に案内回転体であるガイドローラ(76・76)を沿わせ、外周には軌道を案内し、該ガイドローラ(76・76)に沿わせるためのテンションローラ又はテンションスプロケットを押圧させ、前記コンベア(11)に付設するスラット(11b)を、前記二つのチェン(11a・11a)の内側に、アタッチメントプレート(37・37)を介して固定配置し、該スラット(11b)の左右両端が、二つのチェン(11a・11a)よりも内側になるように配置し、該アタッチメントプレート(37・37)がチェン(11a・11a)の内側に向けて突出された部分に、前記スラット(11b)を固定し、該スラット(11b)の左右両端部とチェン(11a・11a)が重ならないようにし、該二つのチェン(11a・11a)の内周側及び外周側のどちら側からでも、テンションローラ又はテンションスプロケットを押圧配置可能としたことを特徴とするコンバイン。
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