JP4138500B2 - レンズメータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、眼鏡レンズの屈折特性を測定するレンズメータに関し、眼鏡フレームやリムレスフレーム等の玉型形状に基づいて研削加工するためにレンズ研削装置に装着させるための軸出機能を合わせもったレンズメータに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、眼鏡レンズの屈折特性を測定するレンズメータに軸出機能をもたせた装置が知られている(例えば特許文献1、2、3参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平3−17530号公報
【特許文献2】
特開平3−208551号公報
【特許文献3】
特開平8−233693号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、眼鏡レンズの屈折面に印点を行うマーカーが、吸着カップ装着のためのレンズ押え部と干渉してしまい、いままで印点装置と、吸着カップ装着装置とをコンパクトに備えたレンズメータは開発されていなかった。
【0005】
そこで、本発明は、印点部材と吸着カップ装着のためのレンズ押え部とが干渉するのを防止できるレンズメータを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、ケース本体の前面に上下に間隔をおいて第1,第2膨出突部が設けられ、前記第2膨出突部の上面に被加工レンズを載置するレンズ受が設けられ、前記第1膨出突部から前記レンズ受に載置された被加工レンズに向けて測定光束を投影する投影光学系が設けられ、前記被加工レンズを透過した測定光束を受光可能な受光光学系が前記第2膨出突部内に設けられていると共に、前記第1膨出突部の側部に所定範囲内で上下回動可能に取り付けられ且つ下方に回動付勢された支持アームが設けられ、この支持アームが下方に回動させられたときに前記被加工レンズを前記レンズ受に押さえ付ける複数のレンズ押さえ部材が前記支持アームに設けられ、印点部材が下方を向いた使用位置と前記ケース本体の前面側を向いた退避位置との間で回動可能な印点装置が前記ケース本体に設けられたレンズメータにおいて、前記支持アームには前記レンズ受よりも手前側で左右に延びる横板部と前記横板部の両側部に一体に設けられ且つ前記前面側に延びる縦板部を備えるレンズ押さえ板が取り付けられ、前記両縦板部の下端に前記レンズ押さえ部材が設けられ、前記横板部に沿って配設された旋回軸の両端部が前記両縦板部に取り付けられ、前記印点装置は前記使用位置に回動させられたときに前記被加工レンズ上に位置して前記両縦板間で前記被加工レンズに印点可能に設けられ、前記旋回軸にブラケットが前記ケース本体の前面側に回動可能に取り付けられ、前記印点装置を前記退避位置に回動させると共に前記ブラケットを前記ケース本体の前面側に回動させたときに前記被加工レンズの上面に向けられるレンズ吸着治具が前記ブラケットに取り付けられているレンズメータとしたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[構成]
図1(a)において、1はレンズメータのケース本体、1aはケース本体1の前面、2はケース本体1の前面1aの上下方向の中間部に設けられた膨出突部(第1膨出部)、3はケース本体1の前面1aの下部に設けられた膨出突部(第2膨出部)である(図1(b)参照)。この膨出突部2,3は上下に間隔をおいて配置されている。しかも、膨出突部2の下面には投影光学系の測定光束を下方に導く筒部(レンズ鏡筒)4が設けられ、膨出突部3の上面の中央には上部が円錐台で筒状のレンズ載置部(レンズ受)5が設けられている(図2,図3参照)。
【0008】
しかも、膨出突部2内には測定光束を投影する投影光学系(図示せず)が内蔵され、膨出突部3内には測定光束を受光する受光光学系(図示せず)が内蔵されている。そして、投影光学系からの測定光束は筒部4を介して下方に投影され、この測定光束はレンズ載置部5の中央部を介して受光光学系に導かれるようになっている。このような投影光学系及び受光光学系は測定光学系を構成している。
【0009】
6はケース本体1の上部に設けられた液晶表示器(表示装置)、7は液晶表示器6の下縁に沿って設けられた操作パネル、F1〜F6は操作パネル7に設けられたファンクションキーである。このファンクションキーF1〜F6を操作することで、被加工レンズの測定や測定結果の表示の切り替え等を行うことができる。
【0010】
尚、上述のような測定光学系や操作パネル7のファンクションキーF1〜F6等については、従来周知のものを採用できるので、その詳細な説明は省略する。Lはレンズ載置部5の上に載置された被加工レンズ(未加工眼鏡レンズ)である。
【0011】
また、膨出突部2の下方には印点装置(印点手段)8が配設されている(図1(a),(b)、図4参照)。この印点装置8は、操作レバー9の操作で旋回軸10を中心に回転して、軸状の3つ(複数)のマーカ(印点部材)11が下方を向いた使用位置と前面1a側を向いた退避位置とに位置させることができる。このマーカ11が下方を向いた使用位置では、操作レバー9を押し下げることにより、印点装置8が下方に押し下げられて、被加工レンズLの上面に3つのマーカ11で印点することができる。このような印点装置8の構成には従来周知のものが採用できるので、その詳細な説明は省略する。
【0012】
さらに、膨出突部2の一側部には支持アーム12が所定範囲内で上下回動可能に取り付けられている。この支持アーム12は、図示しないスプリングにより下方に回動付勢されている。そして、支持アーム12の下端部には、レンズ押さえ13が取り付けられている。
【0013】
このレンズ押さえ13は、支持アーム12の下端部に取り付けられたレンズ押さえ板14を有する。このレンズ押さえ板14は、レンズ載置部5よりも手前側に位置して左右に延びる横板部14aと、横板部14aの両側部に一体に連設された縦板部14b,14cを有する。この縦板部14b,14cは、ケース本体1の前面1a側に向けて延設されていると共に、レンズ載置部5の両側に位置するようになっている。尚、縦板部14bが支持アーム12の下端部に取り付けられている。
【0014】
また、レンズ押さえ13は、縦板部14bの下端に突設された一対の軸状のレンズ押さえ部材15,15と、縦板部14cの下端に突設された一対の軸状のレンズ押さえ部材15,16を有する。14dは縦板部14cに設けられた操作ツマミである。
【0015】
さらに、レンズ押さえ13には吸着治具取付装置17が保持されている(図1(b)、図2参照)。この吸着治具取付装置17は、横板部14aに沿って配設され且つ縦板部14b,14cに両端部が固定された旋回軸18と、旋回軸18にアーム部19aが回転自在に保持されたブラケット19を有する。
【0016】
このブラケット19は、板部19b,19cからL字状に形成され、板部19bにアーム部19aが一体に設けられている。そして、板部19cを手前側(レンズ押さえ13とは反対側)に向けた状態では、板部19bの下端部がレンズ押さえ13の横板部14aの前端に当接して、板部19cが水平に保持されるようになっている。
【0017】
このように板部19cが水平に保持されている状態で、この板部19c上面には位置決突部(位置決突状)20が一体に設けられている。この位置決突部20は、左右に延びている。また、この板部19cの下面には軸状の押え付け部9dが設けられている。
【0018】
21はレンズ吸着治具(レンズ吸着カップ)である(図1(b)、図6参照)。このレンズ吸着治具21は、端面に解放する位置決溝22aが設けられた軸部22と、軸部22に一体に設けられた円盤状のカップ部(吸着カップ部)23を有する。そして、位置決溝22aに位置決突部20を係合させて圧入することにより、レンズ吸着治具21がブラケット19に着脱可能に保持されている。
[作用]
次に、このような構成のレンズメータの作用を説明する。
【0019】
このような構成においては、レンズメータの図示しない電源スイッチをオンさせると、図示しない投影光学系からの測定光束が筒部4を介して下方に投影され、この測定光束がレンズ載置部5の中央部を介して受光光学系に導かれる。
【0020】
この状態で、旋回軸18の一端部を掴んで、支持アーム12の先端部を上方に回動させ、レンズ押さえ13のレンズ押さえ部材15,16をレンズ載置部5よりも上方に持ち上げ、被加工レンズLをレンズ載置部5上に載置する。この後、旋回軸18の一端部を掴んだ状態で、レンズ押さえ13を下方に回動させて、レンズ押さえ13のレンズ押さえ部材15,16を被加工レンズLの上面に当接させ、旋回軸18から手を離すと、レンズ押さえ部材15,16は支持アーム12を下方に回動付勢している図示しないスプリングのバネ力で被加工レンズLに軽い力で圧接される。これにより、被加工レンズLはレンズ押さえ13でレンズ載置部5上に軽く押さえつけられる(図1(b),図2,図3参照)。
【0021】
このように被加工レンズLをレンズ載置部5上に載置すると、測定光束が被加工レンズLを透過して、被加工レンズLの測定が開始される。
【0022】
この際、液晶表示器6には、X軸とY軸からなる十字線(図示せず)が表示され、この十字線の交点が測定光学系の測定光軸(図示せず)として表示される。尚、レンズ載置部5の中心が測定光学系の測定光軸Oとなる(図3,図5参照)。
【0023】
また、被加工レンズLの測定に伴い、被加工レンズLのレンズ形状が液晶表示器6に表示されると共に、測定光学系の測定光軸Oに対する被加工レンズLの光学中心位置がプリズム量から求められて、被加工レンズLの光学中心と測定光学系の光軸との位置関係が液晶表示器6に表示される。この液晶表示器6に表示されたレンズ形状と光学中心は、被加工レンズLをレンズ載置部5の上で水平方向に移動させることにより、一体に移動する。従って、作業者は液晶表示器6の表示を見ながら被加工レンズLの光学中心位置が測定光学系の測定光軸に一致するように被加工レンズLを水平方向に移動操作する。
【0024】
この測定に際して、被加工レンズLに円柱軸がある場合には、この円柱軸の傾きが求められて、この円柱軸を表す円柱軸線が液晶表示器6に表示される。従って、被加工レンズLに円柱軸がある場合には、被加工レンズLを回転させて、円柱軸線がX軸と一致するようにする。
【0025】
このような操作が終了した後、印点装置8の操作レバー9の操作で旋回軸10を中心に回転して、軸状の3つ(複数)のマーカ11を下方に向けた後、操作レバー9を押し下げることにより、印点装置8が下方に押し下げられて、印点装置8の3つのマーカ11が図3(a)の如く被加工レンズLの上面に当接させられて、被加工レンズLの上面に3つのマーカ11で印点される。この際、3つのマーカ11,11,11は図3(a)及び図7に示したようにレンズ押さえ部材15,16の間に配置される。
【0026】
この印点操作が終了後、操作レバー9を上述とは逆に操作して、印点装置8を退避位置まで移動させる。
【0027】
次に、ブラケット19上にレンズ吸着治具21を配設して、ブラケット19上の位置決突部20をレンズ吸着治具21の位置決溝22aに係合させて圧入することにより、レンズ吸着治具21をブラケット19に着脱可能に保持させる。この状態ではレンズ吸着治具21のカップ部23が上方を向いた状態となっている。そして、このレンズ吸着治具21のカップ部23の上面に両面テープ24の一面側(下方側)を図1(b)の如く貼り付ける。尚、このようなレンズ吸着治具21のブラケット19上への保持は、被加工レンズLの測定開始前であっても良いし、測定後であっても良い。
【0028】
そして、印点が終了した後、ブラケット19を旋回軸18を中心にケース本体1の前面側に回動させて図2の如く水平に倒すことにより、レンズ吸着治具21のカップ部22が図3(b)の如く被加工レンズLの上面側に向けられて、カップ部22の両面テープ24が被加工レンズLの上面に貼り付けられる。この状態で、ブラケット19を作業者が上から押え付け部19dを押さえつけることで、レンズ吸着治具21のカップ部22が被加工レンズLの上面に両面テープ24で確実に貼り付け固着される。この際、図6に示したカップ部23の中心O1が測定光軸O、すなわち被加工レンズLの光学中心と一致させられることになる。しかも、カップ部23は図3(b)及び図7に示したようにレンズ押さえ部材15,16の間に配置される。なお、レンズ吸着治具21は被加工レンズLに両面テープ24で固着したが、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、カップ部23にゴム製の吸着カップを用いてカップ部23を被加工レンズLに吸着させるようにしても良い。
【0029】
しかも、図7に破線で示したように、カップ部23とマーカ11,11,11が囲まれる最小の範囲25を想定したとき、レンズ押え部材15,16は範囲25の外側であれば被加工レンズLの上面(前側屈折面)のいずれに当接させるように構成しても良い。このように構成することで、カップ部23やマーカ11,11,11とレンズ押え部材15,16が干渉することを防止できる。
【0030】
以上説明したように、この発明の実施の形態のレンズメータは、眼鏡レンズ(被加工レンズL)の屈折力を測定する測定光学系を有するレンズメータにおいて、前記眼鏡レンズ(被加工レンズL)の屈折面上において、印点部材(マーカ11)の外形形状および吸着カップ(レンズ吸着治具21)の外形形状によって囲まれる範囲25(図8参照)の外側に、眼鏡レンズ(被加工レンズL)を押さえ支持するレンズ押え部材15,16が配置されるよう構成している。
【0031】
この構成によれば、吸着カップ(レンズ吸着治具21)や印点部材(マーカ11,11,11)とレンズ押え部材15,16が干渉することを防止できる。
【0032】
また、この発明の実施の形態のレンズメータは、レンズ押さえ13に吸着カップ装着手段(吸着治具取付装置17)を設けているので、簡単な構成で吸着カップ(レンズ吸着治具21)を被加工レンズLに吸着させることができる。
【0033】
また、この発明の実施の形態のレンズメータは、眼鏡レンズ(被加工レンズL)の屈折力を測定する測定光学系を有するレンズメータにおいて、眼鏡レンズ(被加工レンズL)を載置する載置部(レンズ載置部5)を中心に印点手段(印点装置8)と吸着カップ装着手段(吸着治具取付装置17)を対称位置に配置させ、眼鏡レンズ(被加工レンズL)の光軸に直交する水平軸(旋回軸18の軸線)回りに印点手段(印点装置8)及び吸着カップ装着手段(吸着治具取付装置17)を各々旋回させて載置部(レンズ載置部5)に載置された眼鏡レンズ(被加工レンズ)上に配置し、眼鏡レンズ(被加工レンズ)に印点を行い、吸着カップ(レンズ吸着治具21)を装着可能にしている。
【0034】
この構成によれば、眼鏡レンズを取り外して吸着カップを取りつける作業を不要とするので、作業効率を向上させることができる。また、印点位置への吸着カップ装着を自動的かつ高精度に行うことができる。
【0035】
また、この発明の実施の形態のレンズメータは、眼鏡レンズ(被加工レンズ)Lの屈折力を測定する測定光学系を有するレンズメータにおいて、眼鏡レンズ(被加工レンズL)を載置する載置部(レンズ載置部5)と、載置部(レンズ載置部5)とは反対の方向から眼鏡レンズ(被加工レンズL)を押え支持するレンズ押え部(レンズ押さえ部材15,16)と、レンズ押え部(レンズ押さえ部材15,16)の間に印点手段(印点装置8)が配置され、眼鏡レンズ(被加工レンズL)に印点が行われ、レンズ押え部(レンズ押さえ部材15,16)の間に吸着カップ装着手段(吸着治具取付装置17)が配置され、眼鏡レンズ(被加工レンズL)に吸着カップ(レンズ吸着治具21)が装着されるように構成されている。
【0036】
この構成によれば、眼鏡レンズを取り外して吸着カップを取りつける作業を不要とするので、簡単な構成で吸着カップの取付のための作業効率を向上させることができる。また、印点位置への吸着カップ装着を自動的かつ高精度に行うことができる。
【0037】
さらに、この発明の実施の形態のレンズメータは、吸着カップ装着手段(吸着治具取付装置17)は、吸着カップ(レンズ吸着治具21)の吸着面(カップ部22のレンズ取付面)を上にして配置する吸着カップ配置部(ブラケット19)と、眼鏡レンズ(被加工レンズL)の光軸に直交する水平軸(旋回軸18の軸線)回りに旋回させる旋回手段(ブラケット19のアーム部19a)とを有し、眼鏡レンズ(被加工レンズL)の屈折面上に吸着カップ(レンズ吸着治具21)を装着させるための押え付け部19dを設けている。
【0038】
この構成によれば、簡単な構成で吸着カップを眼鏡レンズに確実に取り付けることができる。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したこの発明では、眼鏡レンズを取り外して吸着カップを取りつける作業を不要とするので、作業効率を向上させることができる。また、印点位置への吸着カップ装着を自動的かつ高精度に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はこの発明にかかるレンズメータの正面図、(b)は(a)の要部拡大説明図である。
【図2】図1(b)の印点装置の図示を省略した状態の吸着治具取付装置の作用説明図である。
【図3】図1,図2の印点装置及びレンズ吸着治具の作用説明図である。
【図4】図2の印点装置の説明図である。
【図5】図1〜図3の被加工レンズとレンズ載置部との関係を示す説明図である。
【図6】図1(b)のブラケットの説明図である。
【図7】この発明のレンズメータの作用説明図である。
【符号の説明】
L…被加工レンズ(眼鏡レンズ)
5…レンズ載置部(載置部)
8…印点装置(印点手段)
15,16…レンズ押え部材(レンズ押さえ部)
19d…押さえ付け部(押え付け部)
17…吸着治具取付装置(吸着カップ装着手段)
18…水平軸(旋回軸)
21…レンズ吸着治具(吸着カップ)

Claims (1)

  1. ケース本体の前面に上下に間隔をおいて第1,第2膨出突部が設けられ、前記第2膨出突部の上面に被加工レンズを載置するレンズ受が設けられ、前記第1膨出突部から前記レンズ受に載置された被加工レンズに向けて測定光束を投影する投影光学系が設けられ、前記被加工レンズを透過した測定光束を受光可能な受光光学系が前記第2膨出突部内に設けられていると共に、前記第1膨出突部の側部に所定範囲内で上下回動可能に取り付けられ且つ下方に回動付勢された支持アームが設けられ、この支持アームが下方に回動させられたときに前記被加工レンズを前記レンズ受に押さえ付ける複数のレンズ押さえ部材が前記支持アームに設けられ、印点部材が下方を向いた使用位置と前記ケース本体の前面側を向いた退避位置との間で回動可能な印点装置が前記ケース本体に設けられたレンズメータにおいて、前記支持アームには前記レンズ受よりも手前側で左右に延びる横板部と前記横板部の両側部に一体に設けられ且つ前記前面側に延びる縦板部を備えるレンズ押さえ板が取り付けられ、前記両縦板部の下端に前記レンズ押さえ部材が設けられ、前記横板部に沿って配設された旋回軸の両端部が前記両縦板部に取り付けられ、前記印点装置は前記使用位置に回動させられたときに前記被加工レンズ上に位置して前記両縦板間で前記被加工レンズに印点可能に設けられ、前記旋回軸にブラケットが前記ケース本体の前面側に回動可能に取り付けられ、前記印点装置を前記退避位置に回動させると共に前記ブラケットを前記ケース本体の前面側に回動させたときに前記被加工レンズの上面に向けられるレンズ吸着治具が前記ブラケットに取り付けられていることを特徴とするレンズメータ。
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