JP4136859B2 - 位置姿勢計測方法 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置あるいは撮像装置を装着した対象物体の位置及び姿勢を計測する技術に関するものである。
近年、現実空間と仮想空間の繋ぎ目のない結合を目的とした、複合現実感に関する研究が盛んに行われている。複合現実感の提示を行う画像表示装置は、ビデオカメラなどの撮像装置によって撮影された現実空間の画像に、撮像装置の位置及び姿勢に応じて生成した仮想空間(たとえばコンピュータ・グラフィックスにより描画された仮想物体や文字情報など)の画像を重畳描画してそれを表示するビデオシースルー方式によって実現される。
またその他にも、観察者の頭部に装着された光学シースルー型ディスプレイに、観察者の視点の位置及び姿勢に応じて生成した仮想空間の画像を表示する光学シースルー方式によって実現される。
このような画像表示装置の応用としては、患者の体表面に体内の様子を重畳表示する手術支援や、現実空間に浮遊する仮想の敵と戦う複合現実感ゲームなど、今までのバーチャルリアリティとは異なった新たな分野が期待されている。
これらの応用に対して共通に要求されるのは、現実空間と仮想空間の間の位置合わせをいかに正確に行うかということであり、従来から多くの取り組みが行われてきた。複合現実感における位置合わせの問題は、ビデオシースルー方式の場合は情景中における(すなわち、世界座標系における)撮像装置の位置及び姿勢を求める問題に帰結される。同様に、光学シースルー方式の場合は情景中における観察者の視点あるいはディスプレイの位置及び姿勢を求める問題に帰結される。
前者の問題を解決する方法として、情景中に複数の指標を配置あるいは設定し、撮像装置が撮像した画像内における指標の投影像の座標を検出することで、情景中における該撮像装置の位置及び姿勢を求めることが一般的に行われている。また、後者の問題を解決する方法として、計測対象物(すなわち観察者の頭部あるいはディスプレイ)に撮像装置を装着し、前者と同様な方法によって該撮像装置の位置及び姿勢を求め、それに基づいて計測対象物の位置及び姿勢を求めることが一般的に行われている。
図1を用いて、撮像装置が撮像した画像から指標を検出することで撮像装置の位置及び姿勢を計測する位置姿勢計測装置の従来例について説明する。図1は従来の位置姿勢計測装置の構成を示す図である。同図に示したように、本従来例における位置姿勢計測装置100は、主観視点指標検出部110及び位置姿勢算出部120によって構成されており、撮像装置130に接続されている。
また、現実空間中の複数の位置には、撮像装置130によって撮影するための指標(以下、主観視点指標)として、世界座標系(現実空間の1点を原点として定義し、更に互いに直交する3軸を夫々X軸、Y軸、Z軸として定義した座標系)における位置が既知である複数個の主観視点指標Q(k=1,,,K)が配置されている。主観視点指標Qは、位置及び姿勢を計測しようとする計測対象範囲内の各々の地点に撮像装置130を位置させた時に撮像装置130によって取得される画像上において、少なくとも3個以上の指標が常に観測されるように設置されていることが望ましい。図1の例は、4個の主観視点指標Q,Q,Q,Qが配置されており、そのうちの3個Q,Q,Qが撮像装置130の視野内に含まれている状況を示している。
主観視点指標Qは、例えば、それぞれが異なる色を有する円形状のマーカによって構成してもよいし、それぞれが異なるテクスチャ特徴を有する自然特徴等の特徴点によって構成してもよい。撮影画像上における投影像の画像座標が検出可能であって、かついずれの指標であるかが何らかの方法で識別可能であるような指標であれば、何れの形態であってもよい。
撮像装置130が出力する画像(以下、これを主観視点画像と呼ぶ)は、位置姿勢計測装置100に入力される。
主観視点指標検出部110は、撮像装置130より主観視点画像を入力し、入力した画像中に撮影されている主観視点指標Qの画像座標を検出する。例えば、主観視点指標Qの各々が異なる色を有するマーカによって構成されている場合には、主観視点画像上から各々のマーカ色に対応する領域を検出し、その重心位置を指標の検出座標とする。また、主観視点指標Qの各々が異なるテクスチャ特徴を有する特徴点によって構成されている場合には、既知の情報として予め保持している各々の指標のテンプレート画像によるテンプレートマッチングを主観視点画像上に施すことにより、指標の位置を検出する。
さらに、主観視点指標検出部110は、検出された各々の主観視点指標Qknの画像座標uQknとその識別子kを位置姿勢算出部120へと出力する。ここで、n(n=1,,,N)は検出された指標夫々に対するインデックスであり、Nは検出された指標の総数を表している。例えば図1の場合には、N=3であり、識別子k=1,k=3,k=4とこれらに対応する画像座標uQk1,uQk2,uQk3が出力される。
位置姿勢算出部120は、検出された各々の主観視点指標Qknの画像座標uQknと、既知な情報として予め保持している指標の世界座標x Qknとの対応関係に基づいて、撮像装置130の位置及び姿勢を算出する。
主観視点指標の世界座標と画像座標の組から撮像装置の位置及び姿勢を算出する方法は、写真測量等の分野において古くから提案されている(例えば、非特許文献1、非特許文献2を参照)。
図2のフローチャートを用いて、本従来例における位置姿勢算出部120が行う処理について説明する。本従来例において、撮像装置130の位置及び姿勢は、繰り返し演算による数値計算的手法によって算出される。
位置姿勢算出部120は、算出すべき撮像装置130の位置及び姿勢を、それぞれ3値ベクトル[x y z]及び[ξ ψ ζ]によって内部的に表現している。姿勢を3値によって表現する方法には様々なものが存在するが、ここでは、ベクトルの大きさによって回転角を、ベクトルの向きによって回転軸方向を定義するような3値のベクトルによって表現されているものとする。このとき、求めるべき未知パラメータは、6値の状態ベクトルs=[x y z ξ ψ ζ]と記述される。
ステップS2000において、位置姿勢算出部120は、状態ベクトルsに適当な初期値(位置及び姿勢の推定値)を設定する。例えば、前フレーム(時刻tk−1)の処理において導出されたsを初期値としてもよいし、過去からのsの導出値の変化に基づいた予測によって得た値を設定してもよい。
ステップS2010において、位置姿勢算出部120は、主観視点指標検出部110において検出された各々の主観視点指標Qknの画像座標の実測値uQknとその識別子kを入力する。
ステップS2020において、位置姿勢算出部120は、各々の主観視点指標Qknに対して、その画像座標の推定値uQkn*を算出する。uQkn*の算出は、既知な情報として予め保持している指標Qkn各々の世界座標x Qknと現在の状態ベクトルsの関数:
Figure 0004136859
に基づいて行われる。
具体的には、関数Fc()は、x Qknとsから当該指標のカメラ座標(カメラ上の1点を原点として定義し、更に互いに直交する3軸を夫々X軸、Y軸、Z軸として定義した座標系)x Qknを求める次式、
Figure 0004136859
及び、カメラ座標x Qknから画像座標uQkn*を求める次式、
Figure 0004136859
によって構成されている。ここでf 及びf は、それぞれx軸方向及びy軸方向における撮像装置130の焦点距離であり、既知の値として予め保持されているものとする。また、MWC(s)はsによって定まるモデリング変換行列(すなわち、カメラ座標系における座標を世界座標系における座標に変換する行列)であり、次式によって定義される。
Figure 0004136859
ステップS2030において、位置姿勢算出部120は、各々の主観視点指標Qknに対して、画像座標の推定値uQkn*と実測値uQknとの誤差ΔuQknを、次式によって算出する。
Figure 0004136859
ステップS2040において、位置姿勢算出部120は、各々の主観視点指標Qknに対して、式1の関数Fc()を状態ベクトルsの各要素で偏微分した解を各要素に持つ2行×6列のヤコビ行列Jus Qkn(=∂u/∂s)を算出する。具体的には、式3の右辺をカメラ座標x Qknの各要素で偏微分した解を各要素に持つ2行×3列のヤコビ行列Jux Qkn(=∂u/∂x)と、式2の右辺をベクトルsの各要素で偏微分した解を各要素に持つ3行×6列のヤコビ行列Jxs Qkn(=∂x/∂s)を算出し、次式によってJus Qknを算出する。
Figure 0004136859
ステップS2050において、位置姿勢算出部120は、ステップS2030及びステップS2040において算出した誤差ΔuQkn及びヤコビ行列Jus Qknに基づいて、状態ベクトルsの補正値Δsを算出する。具体的には、誤差ΔuQknを垂直に並べた2N次元の誤差ベクトル
Figure 0004136859
及び、ヤコビ行列Jus Qknを垂直に並べた2N行×6列の行列
Figure 0004136859
を作成し、Φの擬似逆行列Φ’を用いて、
Figure 0004136859
として算出する。図1の例ではN=3であるので、Uは6次元ベクトル、Φは6行×6列の行列となる。
ステップS2060において、位置姿勢算出部120は、ステップS2050において算出した補正値Δsを用いて式10に従って状態ベクトルsを補正し、得られた値をsの新たな推定値とする。
Figure 0004136859
ステップS2070において、位置姿勢算出部120は、誤差ベクトルUが予め定めた閾値より小さいかどうか、あるいは、補正値Δsが予め定めた閾値より小さいかどうかといった何らかの判定基準を用いて、計算が収束しているか否かの判定を行う。収束してない場合には、補正後の状態ベクトルsを用いて、再度ステップS2020以降の処理を行う。
ステップS2080において、位置姿勢算出部120は、得られた状態ベクトルsを撮像装置130の位置及び姿勢の情報として出力する。位置及び姿勢の情報は、例えば、sから算出したビューイング変換行列の形態によって出力する。
以上の方法によって撮像装置130の位置及び姿勢を取得することが、従来からなされてきた。
また、計測対象物体に複数の指標を設定し、外部に設置した客観視点カメラによって対象物体を撮影し、撮像した客観視点画像内における指標の投影像の画像座標を検出することで、対象物体の位置及び姿勢を求めることも行われている(例えば、非特許文献2、特許文献1を参照)。
R. M. Haralick, C. Lee, K. Ottenberg, and M. Nolle: Review and analysis of solutions of the three point perspective pose estimation problem, International Journal of Computer Vision, vol.13, no.3, pp.331−356, 1994. D. G. Lowe: Fitting parameterized three−dimensional models to images, IEEE Transactions on PAMI, vol.13, no.5, pp.441−450, 1991. 特開平09−323280号公報
しかし、計測対象である撮像装置から得た主観視点画像から情景中の指標を検出する前者の方法では、姿勢の変化に比べて位置の変化に対する画像上での指標の移動量が小さいために、位置計測の精度が十分に得られないという問題があった。また、広い範囲の見回しを実現しようとした場合、対応する広範囲の領域に多数の指標を設定しなくてはならないという問題があった。
一方、客観視点カメラから得た客観視点画像から計測対象物上のマーカを検出する後者の方法では、位置の変化に比べて姿勢の変化に対する画像上での指標の移動量が小さいために、姿勢計測の精度が十分に得られないという問題があった。
本発明は以上の問題に鑑みてなされたものであり、対象物体の位置姿勢及び姿勢の計測を、位置及び姿勢の何れについても高い精度で実現することを目的とする。
本発明の目的を達成する為に、例えば本発明の位置姿勢計測方法は以下の構成を備える。
即ち、主観視点撮像装置の位置及び姿勢を算出する位置姿勢計測方法であって、
前記主観視点撮像装置によって物理空間内の情景を撮像する主観視点撮像工程と、
前記主観視点撮像装置を前記物理空間に固定された客観視点撮像装置によって撮像する客観視点撮像工程と、
前記主観視点撮像工程で取得された第1の画像から、前記情景中に配置された第1の指標の画像座標を検出する第1の検出工程と、
前記客観視点撮像工程で取得された第2の画像から、前記主観視点撮像装置上に配置された第2の指標の画像座標を検出する第2の検出工程と、
前記第2の検出工程で検出した前記第2の指標の画像座標と、前記客観視点撮像装置の位置姿勢とに基づいて、前記第2の指標の物理空間中における位置を拘束する直線を求め、前記第2の指標が当該直線上に存在するという拘束の元に、前記第1の検出工程で検出した前記第1の指標の画像座標に基づいて、前記主観視点撮像装置の位置及び姿勢を算出する位置姿勢算出工程と
を備えることを特徴とする。
本発明の目的を達成する為に、例えば本発明の位置姿勢計測装置は以下の構成を備える。
即ち、物理空間内の情景を撮像する主観視点撮像装置の位置及び姿勢を算出する位置姿勢計測装置であって、
前記物理空間に固定され、前記主観視点撮像装置を撮像する客観視点撮像手段と、
前記主観視点撮像装置によって取得された第1の画像から、前記情景中に配置された第1の指標の画像座標を検出する第1の検出手段と、
前記客観視点撮像手段によって取得された第2の画像から、前記主観視点撮像装置上に配置された第2の指標の画像座標を検出する第2の検出手段と、
前記第2の検出手段が検出した前記第2の指標の画像座標と、前記客観視点撮像装置の位置姿勢とに基づいて、前記第2の指標の物理空間中における位置を拘束する直線を求め、前記第2の指標が当該直線上に存在するという拘束の元に、前記第1の検出手段が検出した前記第1の指標の画像座標に基づいて、前記主観視点撮像装置の位置及び姿勢を算出する位置姿勢算出手段と
を備えることを特徴とする。
本発明に係る構成により、対象物体の位置及び姿勢の計測を、位置及び姿勢の何れについても高い精度で実現することができる。
以下添付図面を参照して、本発明を好適な実施形態に従って詳細に説明する。
[第1の実施形態]
本実施形態に係る位置姿勢計測装置は、撮像装置の位置及び姿勢の計測を行う。以下、本実施形態に係る位置姿勢計測装置及び位置姿勢計測方法について説明する。
図3は、本実施形態に係る位置姿勢計測装置の概略構成を示す図である。なお図1と同じ部分については同じ番号、記号を付けており、その説明を省略する。図3に示したように、本実施形態に係る位置姿勢計測装置300は、主観視点指標検出部110、客観視点指標検出部310、位置姿勢算出部320、及び客観視点カメラ330によって構成されており、計測対象である撮像装置130に接続されている。
客観視点カメラ330は、計測対象範囲内に撮像装置130が位置するときに、撮像装置130を撮像可能な位置に固定して配置されている。ここで、世界座標系における客観視点カメラ330の位置及び姿勢は、既知の値として予め客観視点指標検出部310に保持されているものとする。
現実空間中の複数の位置には、上記従来例と同様に、撮像装置130によって撮影するための指標として、世界座標系における位置が既知である主観視点指標Qkが設定されている。また、撮像装置130上の複数の位置には、客観視点カメラ330によって撮影するための指標(以下、客観視点指標)として、主観視点カメラ座標系(撮像装置130上の1点を原点として定義し、更に互いに直交する3軸を夫々X軸、Y軸、Z軸として定義した座標系)上における位置が既知である客観視点指標Pk(k=1,,,K2)が設定されている。
これらの指標は、位置及び姿勢を計測しようとする計測対象範囲内の各々の地点に撮像装置130を位置させた時に、撮像装置130によって取得される画像上において観測される主観視点指標と、客観視点カメラ330によって取得される画像上において観測される客観視点指標の総数が常に少なくとも3個以上となるように設置されていることが望ましい。図3の例は、3個の主観視点指標Q1,Q2,Q3と2個の客観視点指標P1,P2が設定されており、そのうちの2個の主観視点指標Q1,Q3が撮像装置130の視野内に含まれており、2個の客観視点指標P1,P2が客観視点カメラ330の視野内に含まれている状況を示している。
なお、客観視点指標Pは、主観視点指標Qと同様に、撮影画像上における投影像の画像座標が検出可能であって、かついずれの指標であるかが識別可能であるような指標であれば、何れの形態であってもよい。また主観視点指標、客観視点指標は共に、故意に設定されたものであっても良いし、故意に設定されたものではない、例えば、上述の通り、自然形状のものを用いても良い。
主観視点指標検出部110は、上記従来例と同様に、撮像装置130が撮影した主観視点画像を入力し、画像中に撮影されている主観視点指標Qの画像座標を検出し、検出された主観視点指標Qknの画像座標uQknとその識別子kを位置姿勢算出部320へと出力する。例えば図3の場合には、N=2であり、識別子k=1,k=3とこれらに対応する画像座標uQk1,uQk2が出力される。
客観視点指標検出部310は、客観視点カメラ330が撮影した画像(以下、客観視点画像)を入力し、主観視点指標検出部110と同様な処理によって画像中に撮影されている客観視点指標Pの画像座標を検出し、検出された客観視点指標Pkmの画像座標uPkmとその識別子kを位置姿勢算出部320へと出力する。ここで、m(m=1,,,M)は検出された指標夫々に付けられたインデックスであり、Mは検出された指標の総数を表している。例えば図3の場合には、M=2であり、識別子k=1,k=2とこれらに対応する画像座標uPk1,uPk2が出力される。
位置姿勢算出部320は、検出された各々の主観視点指標Qknの画像座標uQknと、既知な情報として予め保持している指標の世界座標x Qknとの対応関係と、検出された各々の客観視点指標Pkmの画像座標uPkmと、既知な情報として予め保持している主観視点カメラ座標系上における指標の位置x Pkmとの対応関係に基づいて、撮像装置130の位置及び姿勢を示すパラメータを算出する。これにより、撮像装置130の位置及び姿勢の計測を行うことができる。
なお、図3に示した客観視点指標検出部310、位置姿勢算出部320、主観視点指標検出部110の夫々は独立した装置として扱っても良いし、夫々ソフトウェアとして1つもしくは複数のコンピュータにインストールし、夫々のコンピュータのCPUにより実行することで、その機能を実現するようにしても良い。本実施形態では、各部(客観視点指標検出部310、位置姿勢算出部320、主観視点指標検出部110)は1台のコンピュータ内で実行対象となるソフトウェアとして扱う。
図10は客観視点指標検出部310、位置姿勢算出部320、主観視点指標検出部110の夫々をソフトウェアとして実行するコンピュータの基本構成を示す図である。
1001はCPUで、RAM1002やROM1003に格納されたプログラムやデータを用いてコンピュータ全体の制御を行うと共に、客観視点指標検出部310、位置姿勢算出部320、主観視点指標検出部110の夫々のソフトウェアの実行を制御して、各部の機能を実現する。
1002はRAMで、外部記憶装置1007や記憶媒体ドライブ1008からロードされたプログラムやデータを一時的に記憶するエリアを備えると共に、CPU1001が各種の処理を行うために必要とするワークエリアを備える。
1003はROMで、一般にコンピュータの記憶プログラムや設定データなどが格納されている。1004、1005は夫々キーボード、マウスで、操作者は夫々を用いて、各種の指示をCPU1001に入力することができる。
1006は表示部で、CRTや液晶画面などにより構成されており、例えば、撮像装置130の位置姿勢計測のために表示すべきメッセージ等を表示することができる。
1007は外部記憶装置で、ハードディスクなどの大容量情報記憶装置として機能する装置であって、ここにOS(オペレーティングシステム)や、客観視点指標検出部310、位置姿勢算出部320、主観視点指標検出部110の夫々として機能するソフトウェアのプログラム等を保存する。また本実施形態の説明において、既知であると説明する情報もここに保存する。
1008は記憶媒体ドライブで、CD−ROMやDVD−ROMなどの記憶媒体に記憶されているプログラムやデータをCPU1001からの指示に従って読み出して、RAM1002や外部記憶装置1007に出力する。
1009はI/Fで、撮像装置130、客観視点カメラ330を接続するためのものであって、夫々が撮像した画像はI/F1009を介してRAM1002に取り込まれる。1010は上述の各部を繋ぐバスである。
図4は、CPU1001が位置姿勢算出部320のソフトウェアのプログラムを実行することで行われる、撮像装置130の位置及び姿勢を示すパラメータを算出する処理のフローチャートである。なお、以下の処理を行う前段で、客観視点指標検出部310、位置姿勢算出部320、主観視点指標検出部110の夫々のソフトウェアのプログラムはRAM1002に既にロードされているものとする。
位置姿勢算出部320では、上記従来例における位置姿勢算出部120と同様に、算出すべき撮像装置130の位置及び姿勢を、それぞれ3値ベクトル[x y z]及び[ξ ψ ζ]として扱っている。このとき、求めるべき未知パラメータは、6値の状態ベクトルs=[x y z ξ ψ ζ]と記述される。
ステップS4000において、位置姿勢算出部320は、状態ベクトルsに適当な初期値(位置及び姿勢の推定値)を設定する。例えば、前フレーム(時刻tk−1)の処理において導出されたsを初期値としてもよいし、過去からのsの導出値の変化に基づいた予測によって得た値を設定してもよい。
ステップS4010において、位置姿勢算出部320は、主観視点指標検出部110において検出された各々の主観視点指標Qknの画像座標uQknとその識別子kを入力する。
ステップS4020において、位置姿勢算出部320は、客観視点指標検出部310において検出された各々の客観視点指標Pkmの画像座標uPkmとその識別子kを入力する。
ステップS4030において、位置姿勢算出部320は、入力された指標の総数(すなわちN+M)が3以上であるかどうかの判定を行う。指標の総数が3に満たない場合には、ステップS4040からステップS4120によって実現されるsの更新処理を行わずにステップS4130へと進む。
ステップS4040において、位置姿勢算出部320は、各々の主観視点指標Qknに対して、その画像座標の推定値uQkn*を式1〜式4に基づいて算出する。すなわち、撮像装置130の位置及び姿勢が従前に求めた状態ベクトルsに従っていると仮定して、撮像装置130と主観視点指標との位置姿勢関係に応じて、各々の主観視点指標の画像座標の推定値を求める。
ステップS4050において、位置姿勢算出部320は、各々の主観視点指標Qknに対して、画像座標の推定値uQkn*と実測値uQknとの誤差ΔuQknを、式5に基づいて算出する。
ステップS4060において、位置姿勢算出部320は、各々の主観視点指標Qknに対して、式1の関数Fc()を状態ベクトルsの各要素で偏微分した解を各要素に持つ2行×6列のヤコビ行列Jus Qkn(=∂u/∂s)を、式6に基づいて算出する。
ステップS4070において、位置姿勢算出部320は、各々の客観視点指標Pkmに対して、その画像座標の推定値uPkm*を算出する。すなわち、撮像装置130の位置及び姿勢が従前に求めた状態ベクトルsに従っていると仮定して、撮像装置130と客観視点指標との位置姿勢関係に応じて、各々の客観視点指標の画像座標の推定値を求める。
Pkm*の算出は、既知な情報として予め保持している指標Pkm各々のカメラ座標(カメラ座標系における座標値)x Pkmと、現在の状態ベクトルsの関数
Figure 0004136859
に基づいて行われる。
具体的には、関数F()は、客観視点カメラ座標系(客観視点カメラ330上の1点を原点として定義し、更に互いに直交する3軸を夫々X軸、Y軸、Z軸として定義した座標系)上における当該指標の座標x Pkmを、x Pkmとsから求める次式、
Figure 0004136859
及び、カメラ座標x Pkmから画像座標u km*を求める次式、
Figure 0004136859
によって構成されている。ここでf 及びf は、それぞれx軸方向及びy軸方向における客観視点カメラ330の焦点距離であり、既知の値として予め保持されているものとする。また、MWBは客観視点カメラ座標系における座標を世界座標に変換する変換行列であり、既知の値として予め保持されている世界座標系における客観視点カメラ330の位置及び姿勢に基づいて、予め算出されているものとする。
ステップS4080において、位置姿勢算出部320は、各々の主観視点指標Pkmに対して、画像座標の推定値uPkm*と実測値uPkmとの誤差ΔuPkmを、次式によって算出する。
Figure 0004136859
ステップS4090において、位置姿勢算出部320は、各々の主観視点指標Pkmに対して、式11の関数F()を状態ベクトルsの各要素で偏微分した解を各要素に持つ2行×6列のヤコビ行列Jus Pkm(=∂u/∂s)を算出する。具体的には、式13の右辺をカメラ座標x Pkmの各要素で偏微分した解を各要素に持つ2行×3列のヤコビ行列Jux Pkm(=∂u/∂x)と、式12の右辺をベクトルsの各要素で偏微分した解を各要素に持つ3行×6列のヤコビ行列Jxs Pkm(=∂x/∂s)を算出し、次式によってJus Pkmを算出する。
Figure 0004136859
ステップS4100において、位置姿勢算出部320は、以上のステップで算出した誤差ΔuQkn、ヤコビ行列Jus Qkn、誤差Δu km、及びヤコビ行列Jus Pkmに基づいて、誤差ベクトルU及び行列Φを定め、式9によって状態ベクトルsの補正値Δsを算出する。このとき、誤差ベクトルUは、誤差ΔuQkn及びΔuPkmを垂直に並べた2(N+M)次元のベクトル
Figure 0004136859
として、また、行列Φは、ヤコビ行列Jus Qkn及びJus Pkmを垂直に並べた2(N+M)行×6列の行列
Figure 0004136859
として設定する。図3の例では、M=2,N=2であるので、Uは8次元ベクトル、Φは8行×6列の行列となる。
ステップS4110において、位置姿勢算出部320は、ステップS4100において算出した補正値Δsを用いて式10によって状態ベクトルs、すなわち撮像装置130の位置及び姿勢を示すパラメータを補正し、得られた値をsの新たな推定値とする。
ステップS4120において、位置姿勢算出部320は、誤差ベクトルUが予め定めた閾値より小さいかどうか、あるいは、補正値Δsが予め定めた閾値より小さいかどうかといった何らかの判定基準を用いて、計算が収束しているか否かの判定を行う。収束してない場合には、補正後の状態ベクトルsを用いて、再度ステップS4040以降の処理を行う。
ステップS4120において計算が収束したと判定されると、ステップS4130において、位置姿勢算出部320は、得られた状態ベクトルsを撮像装置130の位置及び姿勢を示すパラメータとして出力する。なお、出力の形態はsのうちの姿勢成分をオイラー角に変換したものでもよいし、sから算出したビューイング変換行列であってもよいし、他のいずれの位置姿勢記述方法によるものでもよい。
以上の処理によって、主観視点画像上における指標間の誤差を極小化するだけでなく、客観視点画像上における指標間の誤差をも極小化するような、撮像装置130の位置及び姿勢を得ることができる。これにより、主観視点画像、客観視点画像の何れかの画像のみを用いている場合よりも、撮像装置130の位置及び姿勢をより高い精度で計測し、そのパラメータを算出することができる。
以上によって、撮像装置の位置及び姿勢の計測が、位置と姿勢のいずれにおいても高い精度で実現される。
また、本実施形態では、主観視点画像と客観視点画像の双方を利用しているので、主観視点画像のみを用いる従来手法と比べて、情景中に配置する主観視点指標の総数を減少させることができる。
[第2の実施形態]
本実施形態に係る位置姿勢計測装置は、ステレオビデオシースルーHMD(Head Mount Display)に搭載された2台のカメラの位置及び姿勢の計測を行う。以下、本実施形態に係る位置姿勢計測装置及び位置姿勢計測方法について説明する。
図5は、本実施形態に係る位置姿勢計測装置の概略構成を示す図である。なお、図1,3と同じ部分については同じ番号、記号を付けている。図5に示したように、本実施形態に係る位置姿勢計測装置500は、主観視点指標検出部110L,110R、客観視点指標検出部310、位置姿勢算出部520、及び客観視点カメラ330によって構成されている。
なお、主観視点指標検出部110L,110Rは夫々、図1に示した主観視点指標検出部110と同じものを左用、右用としたものである。主観視点指標検出部110L,110Rについての詳細は後述する。
主観視点指標Qは第1の実施形態と同様に配置されており、また、客観視点カメラ330及び客観視点指標検出部310の機能は第1の実施形態と同様であるので、これらに関する詳細な説明は省略する。
HMD540には、観察者の左右の視点に対応する現実空間の映像を撮影するために、2台のカメラ550L,550Rが内蔵されている。ここで、左カメラ座標系(カメラ550L上の1点を原点として定義し、更に互いに直交する3軸を夫々X軸、Y軸、Z軸として定義した座標系)におけるカメラ550Rの位置及び姿勢は既知であるとする。また、HMD540上の複数の位置には、左カメラ座標系における位置が既知である客観視点指標P(k=1,,,K)が設定されている。
カメラ550L,550Rによって撮影された左右の主観視点画像は、各々主観視点指標検出部110L,110Rへと入力される。
主観視点指標検出部110L及び110Rは、第1の実施形態における主観視点指標検出部110と同様な処理によって、各々が入力する左右の主観視点画像に対して主観視点指標の検出処理を行い、検出された指標の画像座標とその識別子を位置姿勢算出部520へと出力する。以下では、主観視点指標検出部110L及び110Rによって検出された指標の画像座標を各々u QkLn及びu QkRnと表記する。また、検出された指標の総数を各々N及びNと表記する。
図5の例では、3個の主観視点指標Q,Q,Qが配置されており、そのうちの2個の主観視点指標Q,Qがカメラ550Lの視野内に、2個の主観視点指標Q,Qがカメラ550Lの視野内に含まれている状況を示している。このとき、N=2であり、主観視点指標検出部110Lは、識別子kL1=1,kL2=2とこれらに対応する画像座標uQkL1,uQkL2を出力する。同様に、N=2であり、主観視点指標検出部110Rは、識別子kR1=1,kR2=3とこれらに対応する画像座標uQkR1,uQkR2を出力する。
位置姿勢算出部520は、検出された主観視点指標Qknの画像座標uLQkLn及びuRQkRnと客観視点指標Pkmの画像座標uPkmに基づいて、2台のカメラ550L,550Rの位置及び姿勢を算出する。
なお、図5に示した客観視点指標検出部310、位置姿勢算出部520、主観視点指標検出部110R、110Lの夫々は独立した装置として扱っても良いし、夫々ソフトウェアとして1つもしくは複数のコンピュータにインストールし、夫々のコンピュータのCPUにより実行することで、その機能を実現するようにしても良い。本実施形態では、各部(客観視点指標検出部310、位置姿勢算出部520、主観視点指標検出部110R、110L)は1台のコンピュータ内で実行対象となるソフトウェアとして扱う。またこのコンピュータの基本構成は図10に示した構成とする。
また本実施形態に関する説明において、既知の情報は全て外部記憶装置1007に保存されているものとする。
位置姿勢算出部520の処理工程は第1の実施形態における位置姿勢算出部320と同様であり、カメラ550Lの位置及び姿勢を未知パラメータとして、6値の状態ベクトルs=[x y z ξ ψ ζ]を算出する。ただし、左右双方の主観視点指標の検出結果を用いるため、以下の点で第1の実施形態とは処理が異なっている。
すなわち、誤差ベクトルUを、誤差Δu QkLn,Δu QkRn,及びΔuPkmを垂直に並べた2(N+N+M)次元のベクトルとして設定する。また、行列Φを、ヤコビ行列JuLs QkLn,JuRs QkRn,及びJus Pkmを垂直に並べた2(N+N+M)行×6列の行列として設定する。図5の例では、M=2,N=2,N=2であるので、Uは12次元ベクトル、Φは12行×6列の行列となる。
ここで、主観視点指標に関する誤差及びヤコビ行列の算出は、カメラ550L,550Rの各々の固有パラメータ(焦点距離)に基づいて、第1の実施形態における主観視点指標に関する誤差及びヤコビ行列の算出(ステップS4040〜S4060)と同様の処理によって行う。ただし、カメラ550Rに関しては、右カメラ座標系(カメラ550R上の1点を原点として定義し、更に互いに直交する3軸を夫々X軸、Y軸、Z軸として定義した座標系)における指標の座標xCR QkRnをsから求める式として、式2の代わりに次式を使用する。
Figure 0004136859
ここで、MCLCRは右カメラ座標系から左カメラ座標系への変換行列であり、既知の値として予め保持されている左カメラ座標系におけるカメラ550Rの位置及び姿勢に基づいて、予め算出されているものとする。
以上によってsが求まれば、カメラ550Rの位置及び姿勢は、s及び既知の値であるMCLCRを用いることで、容易に算出できる。
本実施形態における位置姿勢計測装置500の出力は、カメラ550L及び550Rそれぞれの位置及び姿勢を表すビューイング変換行列であってもよいし、カメラ550L及び550Rそれぞれの位置及び姿勢を表す2つの6次元ベクトルであってもよい。また、位置姿勢計測装置500の出力を使用する装置(本実施形態の場合は、不図示の画像生成装置)がカメラ550Lとカメラ550Rの位置関係(例えば前述の行列MCLCR)を保持している場合には、一方のカメラの位置及び姿勢を表すデータのみを出力してもよい。
以上によって、ステレオビデオシースルーHMDに搭載された2台のカメラの位置及び姿勢の計測が、位置と姿勢のいずれにおいても高い精度で実現される。
[第3の実施形態]
第1の実施形態は1台の客観視点カメラを使用していたが、客観視点カメラの台数は1台に限定されるものではない。複数台の客観視点カメラを用いて位置姿勢計測装置を構成することることで、計測範囲の拡大や計測の安定性向上が期待できる。
図6は、本実施形態に係る位置姿勢計測装置の概略構成を示す図である。なお、図1,3と同じ部分については同じ番号、記号を付けている。図6に示したように、本実施形態に係る位置姿勢計測装置600は、客観視点カメラ330a〜330d、客観視点指標検出部310a〜310d、主観視点指標検出部110、及び位置姿勢算出部620によって構成されている。
なお、主観視点指標Q及び客観視点指標Pは第1の実施形態と同様に配置されており、撮像装置130が撮影した主観視点映像が、主観視点指標検出部110に入力される。主観視点指標検出部110の機能は第1の実施形態と同様であるので、説明は省略する。
客観視点カメラ330a〜330dは、計測対象範囲内に撮像装置130が位置するときに撮像装置130を撮像可能な位置に固定して配置されている。客観視点カメラ330a〜330dの配置は、隠蔽に対する安定性を向上させることを目的として、客観視点指標Pが同時に複数の客観視点カメラによって観察されるように、それぞれがオーバーラップする領域を撮影するように設定してもよいし、計測対象範囲の拡大を目的として、互いに異なる領域を撮影するように設定してもよい。尚、世界座標系における客観視点カメラ330a〜330dの各々の位置及び姿勢は、既知の値として予め保持されているものとする。
客観視点指標検出部310a〜310dの各々は、第1の実施形態における客観視点指標検出部310と同様な処理によって、客観視点カメラ330a〜330dが撮影した夫々の客観視点画像を入力し、客観視点指標の検出処理を行い、検出された指標の画像座標とその識別子を位置姿勢算出部620へと出力する。以下では、客観視点指標検出部310a〜310dによって検出された指標の画像座標を各々u Pkan,u Pkbn,u Pkcn,u Pkdnと表記する。また、検出された指標の総数を各々M,M,M,Mと表記する。
位置姿勢算出部620は、検出された各々の主観視点指標の画像座標とこの指標の世界座標との対応関係と、客観視点指標検出部310a〜310dの各々によって検出された各々の客観視点指標の画像座標と主観視点カメラ座標系上における指標の位置との対応関係に基づいて、撮像装置130の位置及び姿勢を算出する。
なお、図6に示した客観視点指標検出部310a〜310d、主観視点指標検出部110、及び位置姿勢算出部620の夫々は独立した装置として扱っても良いし、夫々ソフトウェアとして1つもしくは複数のコンピュータにインストールし、夫々のコンピュータのCPUにより実行することで、その機能を実現するようにしても良い。本実施形態では、各部(客観視点指標検出部310a〜310d、主観視点指標検出部110、及び位置姿勢算出部620)は1台のコンピュータ内で実行対象となるソフトウェアとして扱う。またこのコンピュータの基本構成は図10に示した構成とする。
また本実施形態に関する説明において、既知の情報は全て外部記憶装置1007に保存されているものとする。
位置姿勢算出部620の処理工程は第1の実施形態における位置姿勢算出部320と同様であり、撮像装置130の位置及び姿勢を未知パラメータとして、6値の状態ベクトルs=[x y z ξ ψ ζ]を算出する。ただし、複数台の客観視点カメラを用いるために、以下の点で第1の実施形態とは処理が異なっている。
すなわち、誤差ベクトルUを、誤差ΔuQkn及びΔu Pkam,Δu Pkbm,Δu Pkcm,Δu Pkdmを垂直に並べた2(N+M+M+M+M)次元のベクトルとして設定する。また、行列Φを、ヤコビ行列Jus Qkn及び、Juas Pkam,Jubs Pkbm,Jucs Pkcm,Juds Pkdmを垂直に並べた2(N+M+M+M+M)行×6列の行列として設定する。ここで、客観視点指標に関する誤差及びヤコビ行列の算出は、客観視点カメラ330a〜330dの各々の固有パラメータ(世界座標系における位置や焦点距離)に基づいて、第1の実施形態における客観視点指標に関する誤差及びヤコビ行列の算出(ステップS4070〜S4090)と同様の処理によって行う。
以上のように、複数の客観視点カメラを用いることで、撮像装置が広い範囲を移動した場合や、いずれかの客観視点カメラに対して撮像装置が隠蔽されるような状況下においても、位置及び姿勢を算出するのに十分なデータを得ることが可能となり、移動可能範囲の拡大あるいは隠蔽等に対する安定性の向上が実現される。
なお、本実施形態における位置姿勢計測装置は4台の客観視点カメラを用いていたが、客観視点カメラの台数はこれに限定されるものではなく、何れの台数であってもよいことはいうまでもない。
[第4の実施形態]
第1乃至第3の実施形態は、空間中を移動する撮像手段自体の位置及び姿勢を計測することを目的としていた。本実施形態に係る位置姿勢計測装置は、任意の対象物体の位置及び姿勢を計測することを目的とした位置姿勢計測装置であって、第1の実施形態の位置姿勢計測装置に主観視点画像を撮像するカメラを追加した構成となっている。以下、本実施形態に係る位置姿勢計測装置及び位置姿勢計測方法について説明する。
図7は、本実施形態に係る位置姿勢計測装置の構成を示す図である。図1,3と同じ部分については同じ番号を付けており、その説明を省略する。図7に示したように、本実施形態に係る位置姿勢計測装置700は、主観視点指標検出部110、客観視点指標検出部310、位置姿勢算出部720、客観視点カメラ330、及び主観視点カメラ730によって構成されている。
主観視点カメラ730は、計測対象物体710に固定して装着されている。ここで、主観視点カメラ座標系(主観視点カメラ730上の1点を原点として定義し、更に互いに直交する3軸を夫々X軸、Y軸、Z軸として定義した座標系)における計測対象物体710の位置及び姿勢は既知であるとする。
現実空間中の複数の位置には、主観視点カメラ730によって撮影するための指標として、世界座標系における位置が既知である主観視点指標Q(k=1,,,K)が配置されている。また、主観視点カメラ730上の複数の位置には、主観視点カメラ座標系上における位置が既知である客観視点指標Pk(k=1,,,K)が配置されている。
これらの指標は、位置及び姿勢を計測しようとする計測対象範囲内の各々の地点に計測対象物体710を位置させた時に、主観視点カメラ730によって取得される画像上において観測される主観視点指標と、客観視点カメラ330によって取得される画像上において観測される客観視点指標の総数が常に少なくとも3個以上となるように設置されていることが望ましい。
客観視点カメラ330、主観視点指標検出部110、及び客観視点指標検出部310の機能は第1の実施形態と同様であるので、詳細な説明は省略する。ただし、主観視点カメラ730によって取得された画像が主観視点画像として主観視点指標検出部110に入力されるという点が、第1の実施形態とは異なっている。
位置姿勢算出部720は、世界座標系における主観視点カメラ730の位置及び姿勢を未知のベクトルsとして、図4で示した第1の実施形態における位置姿勢算出部320と同様な処理により、sを算出する。
位置姿勢算出部720はさらに、上記によって算出した世界座標系における主観視点カメラ730の位置及び姿勢と、既知の値である主観視点カメラ座標系における計測対象物体710の位置及び姿勢に基づいて、座標変換行列の積により世界座標系における計測対象物体710の位置及び姿勢を算出し、これを出力する。
以上によって、任意の計測対象物体の位置及び姿勢の計測が、位置と姿勢のいずれにおいても高い精度で実現される。
なお、図7に示した主観視点指標検出部110、客観視点指標検出部310、位置姿勢算出部720の夫々は独立した装置として扱っても良いし、夫々ソフトウェアとして1つもしくは複数のコンピュータにインストールし、夫々のコンピュータのCPUにより実行することで、その機能を実現するようにしても良い。本実施形態では、各部(主観視点指標検出部110、客観視点指標検出部310、位置姿勢算出部720)は1台のコンピュータ内で実行対象となるソフトウェアとして扱う。またこのコンピュータの基本構成は図10に示した構成とする。
また本実施形態に関する説明において、既知の情報は全て外部記憶装置1007に保存されているものとする。
なお、本実施形態における位置姿勢算出部720は主観視点カメラ730の位置及び姿勢を状態ベクトルsとしていたが、計測対象物体710の位置及び姿勢を状態ベクトルsとして直接求めてもよい。この場合、sから主観視点指標の主観視点カメラ座標x Qknを求める式2と、客観視点指標の客観視点カメラ座標系における座標x Pkmを求める式12を、それぞれ、
Figure 0004136859
Figure 0004136859
に置き換えればよい。ここで、MCOは計測物体座標系(計測対象物体710上の1点を原点として定義し、更に互いに直交する3軸を夫々X軸、Y軸、Z軸として定義した座標系)から主観視点カメラ座標系への変換行列であり、既知の値として予め保持されている主観視点カメラ座標系における計測対象物体710の位置及び姿勢に基づいて、予め算出されているものとする。一方、MWO(s)はsによって定まるモデリング変換行列(すなわち、物体座標系における座標を世界座標系における座標に変換する行列)であり、式4と同様にsによって定義される。
[第5の実施形態]
第1乃至第4の実施形態において、位置姿勢算出部320,520,620,720は、いずれも、位置と姿勢を表す6値の状態ベクトルsを未知数として、主観視点指標および客観視点指標の検出座標と、それらの点の計算値との間の誤差の総和を最小化するようなsを求めていた。しかし、主観視点画像と客観視点画像の双方から得られる幾何的な拘束条件を併用することで計測対象物体の位置及び姿勢を取得する方法はこれに限定されるものではない。本実施形態に係る位置姿勢計測装置は、全体の誤差を最小化する手法とは異なる手法を用いた位置姿勢算出部をその構成要素として有していることを特徴とする。
本実施形態に係る位置姿勢計測装置の構成は基本的には第1の実施形態と同様であるが、位置姿勢算出部320が第1の実施形態のそれとは異なる位置姿勢算出部320'に置換された構成となっている。以下、本実施形態に係る位置姿勢計測装置及び位置姿勢計測方法について説明する。
本実施形態では、各部(客観視点指標検出部310、位置姿勢算出部320'、主観視点指標検出部110)は1台のコンピュータ内で実行対象となるソフトウェアとして扱う。またこのコンピュータの基本構成は図10に示した構成とする。また本実施形態に関する説明において、既知の情報は全て外部記憶装置1007に保存されているものとする。
図11は、CPU1001が位置姿勢算出部320'のソフトウェアのプログラムを実行することで行われる、撮像装置130の位置及び姿勢を示すパラメータを算出する処理のフローチャートである。なお、以下の処理を行う前段で、客観視点指標検出部310、位置姿勢算出部320'、主観視点指標検出部110の夫々のソフトウェアのプログラムはRAM1002に既にロードされているものとする。
ステップS11000において、位置姿勢算出部320'は、客観視点指標検出部310において検出された客観視点指標Pの画像座標uPa,uPbを入力する。本実施形態では、以降の処理に使用される客観視点指標は1点のみである。
また、複数の客観視点指標の画像座標が入力された場合(すなわち、撮像装置130上に2点以上の客観視点指標が設定されていて、かつ、それらのうちの複数が客観視点指標検出部310によって検出された場合)には、位置姿勢算出部320'は、適当な1点を客観視点指標Pの画像座標uとして選択する。
ステップS11010において、位置姿勢算出部320'は、画像座標uに基づいて、世界座標系における客観視点指標Pの位置を拘束する一本の直線を表すパラメータを算出する。すなわち、世界座標系における直線の傾き(方向ベクトル)hx,hy,hzを、
Figure 0004136859
によって画像座標uに基づいて算出し、算出したこのhx,hy,hzを直線のパラメータとする。ここで、f 及びf は、それぞれx軸方向及びy軸方向における客観視点カメラ330の焦点距離であって、既知の値として予め外部記憶装置1007に保持されているものとする。このとき、世界座標系における直線上の点は、媒介変数τの関数として
Figure 0004136859
のように表すことができる。ここで、xWB,yWB,zWBは世界座標系における客観視点カメラ330の位置であって、既知の値として予め外部記憶装置1007に保持されているものとする。
従って式22で表される直線は、世界座標系における客観視点カメラ330の位置と世界座標系における客観視点指標Pの位置とを通る直線であって、世界座標系における客観視点指標Pの位置は、上記媒介変数τが適当な値を取ることにより得られるものである。
以下、求めるべき未知パラメータを、世界座標系における客観視点指標Pの位置を定める媒介変数τと、撮像装置130の姿勢を表す3値(ξ,ψ,ζ)をあわせた4値の状態ベクトルs=[τ ξ ψ ζ]によって記述する。
ステップS11020において、位置姿勢算出部320'は、状態ベクトルsに適当な初期値を設定する。sの初期値としては、例えば、前フレーム(時刻tk−1)の処理において導出されたsを用いてもよいし、過去からのsの導出値の変化に基づいた予測によって得た値を設定してもよい。
ステップS11030において、位置姿勢算出部320'は、主観視点指標検出部110において検出された各々の主観視点指標Qknの画像座標uQknとその識別子kを入力する。
ステップS11040において、位置姿勢算出部320'は、入力された主観視点指標数が2以上であるかどうかの判定を行う。指標の総数Nが2に満たない場合には、ステップS11050からステップS11100によって実現されるsの更新処理を行わずにステップS11110へと進む。
ステップS11050において、位置姿勢算出部320'は、各々の主観視点指標Qknに対して、その画像座標の推定値uQkn*を式1〜式4に基づいて算出する。ただし、本実施形態では、式4におけるx,y,z(世界座標系における撮像装置130の位置を表している)がsの構成要素として含まれていないので、次式により、sに基づいてこれらの値を算出する。
Figure 0004136859
ここで、x は、主観視点カメラ座標系における指標Pの座標値であり、既知な情報として予め外部記憶装置1007に保持されている。また、RWC(s)は世界座標系における撮像装置130の姿勢を表す回転行列であり、sによって次式のように定義される。
Figure 0004136859
すなわちステップS11050では、撮像装置130の位置及び姿勢が従前に求めた状態ベクトルsに従っていると仮定して、撮像装置130と主観視点指標との位置姿勢関係に応じて、各々の主観視点指標の画像座標の推定値を求める。
次に、ステップS11060において、位置姿勢算出部320'は、各々の主観視点指標Qknに対して、画像座標の推定値uQkn*と実測値uQknとの誤差ΔuQknを、式5に基づいて算出する。
ステップS11070において、位置姿勢算出部320'は、各々の主観視点指標Qknに対して、式1の関数Fc()をsの各要素で偏微分した解を各要素に持つ2行×3列のヤコビ行列Jus Qkn(=∂u/∂s)を算出する。具体的には、式2の右辺をベクトルsの各要素で偏微分した解を各要素に持つ3行×4列のヤコビ行列Jxs Qkn(=∂x/∂s)と、式3の右辺をカメラ座標x Qknの各要素で偏微分した解を各要素に持つ2行×3列のヤコビ行列Jux Qkn(=∂u/∂x)とを算出し、式6によってJus Qknを算出する。
ステップS11080において、位置姿勢算出部320'は、式7によって2N次元の誤差ベクトルUを、式8によって行列Φ(2N行×4列)を定め、式9によって状態ベクトルsの補正値Δsを算出する。
ステップS11090において、位置姿勢算出部320'は、ステップS11080において算出した補正値Δsを用いて式10によって状態ベクトルsを補正し、得られた値をsの新たな推定値とする。
ステップS11100において、位置姿勢算出部320'は、誤差ベクトルUが予め定めた閾値より小さいかどうか、あるいは、補正値Δsが予め定めた閾値より小さいかどうかといった何らかの判定基準を用いて、計算が収束しているか否かの判定を行う。収束してない場合には、補正後の状態ベクトルsを用いて、再度ステップS11050以降の処理を行う。
ステップS11110において、位置姿勢算出部320'は、撮像装置130の位置及び姿勢の情報を出力する。位置及び姿勢の情報は、例えば、sから算出したモデリング変換行列の形態によって出力する。なお、得られたsから、世界座標系における撮像装置130の位置を式23に基づいて算出し、sに含まれる姿勢を表す3値と共に位置および姿勢を表す6値のデータとして出力してもよいし、姿勢をオイラー角に変換した後に出力してもよいし、他のいずれの位置姿勢記述方法によって記述した位置及び姿勢の情報を出力してもよい。
以上の処理によって、客観視点カメラ330から得られる客観視点指標が存在すべき直線を拘束条件として、その拘束条件のもとで、主観視点画像上における主観視点指標の誤差を最小とするような撮像装置130の位置及び姿勢を得ることができる。
なお、本実施形態による位置及び姿勢の計測結果は、第1の実施形態による位置及び姿勢の計測結果と比較して、客観視点カメラ330から得られる情報を優先的に信頼したものとなる。したがって、客観視点カメラ330から得られる情報の信頼性が撮像装置130から得られる情報より相対的に勝っている状況、例えば、高解像度の客観視点カメラを利用可能な場合や、検出精度の非常に高いマーカを客観視点指標としてのみ利用可能な場合等において、本実施形態に係る位置姿勢計測装置は、第1の実施形態と比して有効に機能する。
[第6の実施形態]
本実施形態に係る位置姿勢計測装置は、第5の実施形態の位置姿勢計測装置にさらにもう1台の客観視点カメラを追加し、且つ位置姿勢算出部320’の代わりに、位置姿勢算出部320’とは異なる動作により撮像装置130の位置及び姿勢の情報を出力する位置姿勢算出部820を用いた構成を有するものである。
以下、本実施形態に係る位置姿勢計測装置及び位置姿勢計測方法について説明する。
図8は、本実施形態に係る位置姿勢計測装置の構成を示す図である。なお、図1,3と同じ部分については同じ番号、記号を付けており、その説明を省略する。図8に示したように、本実施形態における位置姿勢計測装置800は、客観視点カメラ330a,330b、主観視点指標検出部110、客観視点指標検出部310a,310b、及び位置姿勢算出部820によって構成されており、計測対象である撮像装置130に接続されている。
撮像装置130上には、主観視点カメラ座標系上における位置が既知である客観視点指標Pが配置されている。この指標は、位置及び姿勢を計測しようとする計測対象範囲内の各々の地点に撮像装置130を位置させた時に、客観視点カメラ330a,330bの各々によって取得される画像上において常に観測されるように設置されていることが望ましい。
客観視点カメラ330a,330bは、計測対象範囲内に撮像装置130が位置するときに客観視点指標Pを常に撮像可能な位置に、固定して配置されている。ここで、世界座標系における客観視点カメラ330a及び330bの位置及び姿勢は、既知の値として予め保持されているものとする。
現実空間中の複数の位置には、第1の実施形態と同様に主観視点指標Qが配置されている。これらの指標は、位置及び姿勢を計測しようとする計測対象範囲内の各々の地点に撮像装置130を位置させた時に、撮像装置130によって取得される画像上において観測される総数Nが常に少なくとも2個以上となるように設置されていることが望ましい。図8の例は、3個の主観視点指標Q,Q,Qが配置されており、そのうちの2個の主観視点指標Q,Qが撮像装置130の視野内に含まれている状況を示している。
客観視点指標検出部310aは、客観視点カメラ330aが撮影した客観視点画像を入力し、上記従来例と同様の処理によって客観視点指標Pの画像座標を検出し、その画像座標uPaを位置姿勢算出部820へと出力する。同様に、客観視点指標検出部310bは、客観視点カメラ330bが撮影した客観視点画像を入力し、上記従来例と同様の処理によって客観視点指標Pの画像座標を検出し、その画像座標uPbを位置姿勢算出部820へと出力する。
位置姿勢算出部820は、主観視点指標Qknの画像座標uQknと、客観視点指標Pの画像座標uPa及びuPbを入力として、撮像装置130の位置及び姿勢を算出し、これを出力する。
なお、図8に示した主観視点指標検出部110、客観視点指標検出部310a,310b、及び位置姿勢算出部820の夫々は独立した装置として扱っても良いし、夫々ソフトウェアとして1つもしくは複数のコンピュータにインストールし、夫々のコンピュータのCPUにより実行することで、その機能を実現するようにしても良い。本実施形態では、各部(主観視点指標検出部110、客観視点指標検出部310a,310b、及び位置姿勢算出部820)は1台のコンピュータ内で実行対象となるソフトウェアとして扱う。またこのコンピュータの基本構成は図10に示した構成とする。
また本実施形態に関する説明において、既知の情報は全て外部記憶装置1007に保存されているものとする。
図9は、CPU1001が位置姿勢算出部820のソフトウェアのプログラムを実行することで行われる、撮像装置130の位置及び姿勢を示すパラメータを算出する処理のフローチャートである。なお、以下の処理を行う前段で、主観視点指標検出部110、客観視点指標検出部310a,310b、及び位置姿勢算出部820の夫々のソフトウェアのプログラムはRAM1002に既にロードされているものとする。
ステップS9000において、位置姿勢算出部820は、客観視点指標検出部310a及び310bにおいて検出された客観視点指標Pの画像座標uPa,uPbを入力する。
ステップS9010において、位置姿勢算出部820は、三角測量の原理に基づいて、画像座標uPa及びuPbを用いて、世界座標系における客観視点指標Pの位置x を算出する。
以下、求めるべき未知パラメータを、算出すべき撮像装置130の姿勢を表す3値の状態ベクトルs=[ξ ψ ζ]によって記述する。
ステップS9020において、位置姿勢算出部820は、状態ベクトルsに適当な初期値(姿勢の推定値)を設定する。sの初期値としては、例えば、前フレーム(時刻tk−1)の処理において導出されたsを用いてもよいし、過去からのsの導出値の変化に基づいた予測によって得た値を設定してもよい。
ステップS9030において、位置姿勢算出部820は、主観視点指標検出部110において検出された各々の主観視点指標Qknの画像座標uQknとその識別子kを入力する。
ステップS9040において、位置姿勢算出部820は、入力された主観視点指標数が2以上であるかどうかの判定を行う。指標の総数Nが2に満たない場合には、ステップS9050からステップS9100によって実現されるsの更新処理を行わずにステップS9110へと進む。
ステップS9050において、位置姿勢算出部820は、各々の主観視点指標Qknに対して、その画像座標の推定値uQkn*を式1〜式4に基づいて算出する。ただし、本実施形態では、式4におけるx,y,z(世界座標系における撮像装置130の位置を表している)がsの構成要素として含まれていないので、次式により、sに基づいてこれらの値を算出する。
Figure 0004136859
ここで、x はステップS9010において算出された世界座標系における客観視点指標Pの位置、x は既知の値である主観視点カメラ座標系における客観視点指標Pの位置を表している。また、RWC(s)は世界座標系における撮像装置130の姿勢を表す回転行列であり、式24によって定義される。
ステップS9060において、位置姿勢算出部820は、各々の主観視点指標Qknに対して、画像座標の推定値uQkn*と実測値uQknとの誤差ΔuQknを、式5に基づいて算出する。
ステップS9070において、位置姿勢算出部820は、各々の主観視点指標Qknに対して、式1の関数Fc()を状態ベクトルsの各要素で偏微分した解を各要素に持つ2行×3列のヤコビ行列Jus Qkn(=∂u/∂s)を算出する。具体的には、式3の右辺をカメラ座標x Qknの各要素で偏微分した解を各要素に持つ2行×3列のヤコビ行列Jux Qkn(=∂u/∂x)と、式2の右辺をベクトルsの各要素で偏微分した解を各要素に持つ3行×3列のヤコビ行列Jxs Qkn(=∂x/∂s)を算出し、式6によってJus Qknを算出する。
ステップS9080において、位置姿勢算出部820は、式7によって2N次元の誤差ベクトルUを、式8によって行列Φ(2N行×3列)を定め、式9によって状態ベクトルsの補正値Δsを算出する。
ステップS9090において、位置姿勢算出部820は、ステップS9080において算出した補正値Δsを用いて式10によって状態ベクトルsを補正し、得られた値をsの新たな推定値とする。
ステップS9100において、位置姿勢算出部820は、誤差ベクトルUが予め定めた閾値より小さいかどうか、あるいは、補正値Δsが予め定めた閾値より小さいかどうかといった何らかの判定基準を用いて、計算が収束しているか否かの判定を行う。収束してない場合には、補正後の状態ベクトルsを用いて、再度ステップS9050以降の処理を行う。
ステップS9110において、位置姿勢算出部820は、撮像装置130の位置及び姿勢の情報を出力する。位置及び姿勢の情報は、例えば、sから算出したモデリング変換行列の形態によって出力する。なお、得られたsから式25に基づいて世界座標系における撮像装置130の位置を算出して、姿勢を表すsそのものと共に6値のデータとして出力してもよいし、姿勢をオイラー角に変換した後に出力してもよいし、他のいずれの位置姿勢記述方法によって記述した位置及び姿勢の情報を出力してもよい。
以上の処理によって、客観視点カメラ330を用いて求めた客観視点指標の位置を拘束条件として、その拘束条件のもとで、主観視点画像上における主観視点指標の誤差を最小とするような撮像装置130の位置及び姿勢を得ることができる。したがって、第5の実施形態と同様に、客観視点カメラ330から得られる情報の信頼性が撮像装置130から得られる情報より相対的に勝っている状況、例えば、高解像度の客観視点カメラを利用可能な場合や、検出精度の非常に高いマーカを客観視点指標としてのみ利用可能な場合等において、本実施形態に係る位置姿勢計測装置は、第1の実施形態と比して有効に機能する。
[第7の実施形態]
第6の実施形態では、2台の客観視点カメラによって、客観視点指標Pの世界座標x を算出していたが、ある測点の3次元位置を計測可能な手段であれば、何れの手段であっても、第6の実施形態における客観視点カメラの代わりに用いることができる。以下、本実施形態に係る位置姿勢計測装置及び位置姿勢計測方法について説明する。
図12は、本実施形態に係る位置姿勢計測装置の構成を示す図である。図8と同じ部分については同じ番号、記号を付けており、その説明を省略する。図12に示したように、本実施形態における位置姿勢計測装置1200は、主観視点指標検出部110、位置センサ1230、測点1240、位置入力部1210、及び位置姿勢算出部820'によって構成されており、計測対象である撮像装置130に接続されている。
位置センサ1230は、所定の測点の3次元位置を計測するセンサであり、例えば、光学式の3次元位置センサであるNorthern Digital Inc.のOPTOTRAKによって構成されている。
測点1240は位置センサ1230によって計測される対象となる点であり、OPTOTRAKの場合、位置センサ1230からの制御信号に応じて点滅する赤外LEDによって構成されている。測点1240は、第6の実施形態における客観視点指標Pの代わりに、撮像装置130に装着されている。測点1240は、位置及び姿勢を計測しようとする計測対象範囲内の各々の地点に撮像装置130を位置させた時に、位置センサ1230の計測範囲に常に含まれるように設置されていることが望ましい。また、主観視点カメラ座標系における測点1240の位置は既知であるものとして外部記憶装置1007にデータとして記憶されており、必要に応じてRAM1002に読み出されて用いられるものである。
位置入力部1210は、位置センサ1230が出力する測点1240の3次元座標を入力し、これを位置姿勢算出部820'へと出力する。なお、位置センサ1230が出力する測点1240の3次元座標が、位置センサ1230自身が定義するセンサ座標系における座標である場合には、位置入力部1210は、これを世界座標系における座標に変換した後に位置姿勢算出部820'へと出力する。センサ座標系から世界座標系への座標変換は、世界座標系における位置センサ1230の位置及び姿勢が既知の情報として与えられている場合に、公知の方法によって行うことができる。世界座標系における位置センサ1230の位置及び姿勢は既知の情報として外部記憶装置1007にデータとして記憶されており、必要に応じてRAM1002に読み出されて用いられる。
位置姿勢算出部820'は、位置入力部1210から入力される測点1240の3次元座標と、主観視点指標検出部110から入力される主観視点指標Qknの画像座標uQknを用いて撮像装置130の位置及び姿勢を算出し、これを出力する。
なお、位置姿勢算出部820'の動作は、第6の実施形態における位置姿勢算出部820とほぼ同様である。ただし、客観視点指標Pの画像座標uPa,uPbを入力し、世界座標系における客観視点指標Pの位置x を算出するという位置姿勢算出部820の工程(ステップS9000,S9010)の代わりに、位置姿勢算出部820'は、世界座標系における測点1240の位置x を位置入力部1210から入力するという工程を有している。また、式25におけるx として、世界座標系における測点1240の位置を用いる点が第6の実施形態とは異なっている。
以上の処理によって、位置センサ1230を用いて求めた測点1240の位置を拘束条件として、その拘束条件のもとで、主観視点画像上における主観視点指標の誤差を最小とするような撮像装置130の位置及び姿勢を得ることができる。これにより、位置センサの利用によって得られる位置精度の安定性と、主観視点画像の利用によって得られる画像上での位置合わせ精度の安定性を両立した、撮像装置130の位置及び姿勢の計測が実現される。
なお、位置センサ1230として用いるセンサは、測点の3次元位置を計測できるものであれば何れのセンサを用いても良い。例えば、超音波ビーコンの3次元位置を測定する超音波センサ(例えば、InterSense社のIS−600)を位置センサ1230として用いても良い。この場合、測点1240として、超音波ビーコンが撮像装置130に装着されることになる。
なお、本実施形態は、測点を装着した計測対象物体に撮像装置130を装着し、この計測対象物体、もしくは撮像装置130の位置姿勢を計測する場合にも適用可能であることは明らかである。なお、撮像装置130の位置姿勢を求める場合には、撮像装置130と計測対象物体との位置姿勢関係は予め測定しておき、メモリに保持させておくことが必要となる。
[第8の実施形態]
第7の実施形態では、位置センサとして光学センサや超音波センサを用いていたが、屋外での利用を目的とする場合には、GPS(Global Positioning System)を位置センサとして用いることが可能である。以下、本実施形態に係る位置姿勢計測装置及び位置姿勢計測方法について説明する。
図13は、本実施形態に係る位置姿勢計測装置の構成を示す図である。図12と同じ部分については同じ番号、記号を付けており、その説明を省略する。図13に示したように、本実施形態における位置姿勢計測装置1300は、主観視点指標検出部110、GPS受信機1330、位置入力部1310、及び位置姿勢算出部1320によって構成されており、計測対象である撮像装置130に接続されている。
GPS受信機1330は、撮像装置130に装着されており、GPS衛星1340a〜1340dからの信号を受信することで地球上における自己の位置(緯度,経度,高度)を計測し、位置入力部1310へと出力する。ただし、十分な数のGPS衛星が捕捉できない状況下では緯度と経度のみの計測値が得られる場合があるので、この場合には、緯度と経度のみを出力する。なお、主観視点カメラ座標系におけるGPS受信機1330の位置は既知であるものとする。
位置入力部1310は、GPS受信機1330が出力する緯度,経度,及び高度を入力し、これを周知のマトリクス変換処理によって世界座標系における3次元座標(x,y,z)あるいは2次元座標(x,y)に変換した後に、位置姿勢算出部1320へと出力する。
位置姿勢算出部1320は、位置入力部1310から入力されるGPS受信機1330の3次元座標あるいは2次元座標と、主観視点指標検出部110から入力される主観視点指標Qknの画像座標uQknを用いて撮像装置130の位置及び姿勢を算出し、これを出力する。
位置姿勢算出部1320は、GPS受信機1330の3次元座標が得られている場合には、第6の実施形態における位置姿勢算出部820'と同様な工程によって撮像装置130の位置及び姿勢を導出しこれを出力する。また、GPS受信機1330の2次元座標のみが計測されている場合には、第5の実施形態における位置姿勢算出部820と同様な工程、すなわち、測点(本実施形態の場合はGPS受信機1330)の世界座標系における位置を拘束する直線を表す媒介変数τと、撮像装置130の姿勢を表す3値(ξ,ψ,ζ)をあわせた4値の状態ベクトルs=[τ ξ ψ ζ]を未知パラメータとしてそれを求める工程によって、撮像装置130の位置及び姿勢を導出しこれを出力する。なお、本実施形態の場合には、直線の拘束式(第5の実施形態における式22に対応する式)を、次式のように構成すればよい。
Figure 0004136859
以上の処理によって、GPS受信機1330によって得られる位置を拘束条件として、その拘束条件のもとで、主観視点画像上における主観視点指標の誤差を最小とするような撮像装置130の位置及び姿勢を得ることができる。
なお、常にGPS受信機1330が3次元座標を出力可能な状態が期待できる場合には、2次元座標のみが得られた場合の処理分岐を有さない構成をとることができることはいうまでもない。また、撮影装置130の高さが常に一定と仮定できる場合(例えば、撮像装置130がHMDの内蔵カメラであって、その高さが装着者の視点の高さと仮定できる場合等)には、GPS受信機1330から得られる高度の情報を用いずに、高さ方向の位置として固定値を用いても良い。
<変形例1>
上記の実施形態の各々において、誤差ベクトルUと行列Φに基づく状態ベクトルの補正値Δsの算出に式9で表現される最急降下法を用いているが、補正値Δsの算出は必ずしも最急降下法によって行わなくてもよい。例えば公知の数値計算手法であるLM法(Levenberg−Marquardt法)を用いて求めてもよいし、他の何れの数値計算手法を適用しても本発明の本質が損なわれないことは言うまでもない。
<変形例2>
上記の実施形態の各々において、指標の画像座標に関わる特徴量として、点特徴、すなわち、指標の投影像を代表する1点の画像座標を用いていた。また、指標QおよびPとして、このような点特徴を抽出可能な指標(以下、これを点指標と呼ぶ)を用いていた。しかし上記実施形態は、指標の種類や指標の画像座標に関わる特徴量の種類に限定されるものではない。
例えば、公知の位置姿勢計測装置(例えば、高橋,石井,牧野,中静:VRインターフェースのための単眼による長方形マーカ位置・姿勢の高精度実時間推定法, 3次元画像コンファレンス'96公演論文集,pp.167−172,1996.を参照)に用いられているような、特定の幾何形状をもつマーカを主観視点指標及び/あるいは客観視点指標として用いることも出来る。四角形のマーカを指標として用いる場合、四角形の各頂点の世界座標を既知の値として保持しておき、指標の画像座標に関わる特徴量として、画像から各頂点の画像座標を検出することで、上記実施形態における指標と同様の効果を得ることができる。
また、別の公知の位置姿勢計測装置(例えば、非特許文献2を参照)に用いられているような線特徴を指標の画像座標に関わる特徴量として用いて、線特徴を抽出可能な指標(以下、これを線指標と呼ぶ)を主観視点指標及び/あるいは客観視点指標として用いてもよい。例えば、直線の原点からの距離を誤差評価のための基準として、画像からの検出値dと状態ベクトルsからの推定値d*から算出する誤差Δdによって誤差ベクトルUを構成し、d*の算出式を状態ベクトルsの各要素で偏微分した解を各要素に持つ1行×6列のヤコビ行列Jds(=∂d/∂s)によって行列Φを構成することで、上記実施形態と同様な枠組みによって位置及び姿勢の計測を行うことが出来る。もちろん、線指標と点指標を併用してもよい。
<変形例3>
第3乃至第8の実施形態において、撮像装置130あるいは主観視点カメラ730は1台であったが、第2の実施形態と同様に、複数台の撮像装置あるいは主観視点カメラを用いることも可能である。
<変形例4>
第4の実施形態において、客観視点指標Pは主観視点カメラ730上に配置されていたが、客観視点指標Pの配置位置はこれに限定されるものではなく、計測対象物体710に配置しても同様の効果が得られることはいうまでもない。
<変形例5>
第5乃至第8の実施形態は、主観視点カメラ座標系における客観視点指標,測点,GPS受信機の各々の位置を既知とし、計測対象である撮影装置130の位置との相違を考慮した構成となっていたが、これらを同一と近似する簡略化した構成を取ることも可能である。
なお、主観視点画像と客観視点画像の双方から得られる幾何的な拘束条件を併用することで計測対象物体の位置及び姿勢を計測することこそが本質的な特徴であり、適用範囲は、指標の種類、拘束条件の利用方法、解の算出方法に限定されるものではない。
[他の実施形態]
本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には先に説明した(図4、及び/又は図9、及び/又は図11に示す)フローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
従来の位置姿勢計測装置の構成を示す図である。 従来例における位置姿勢算出部120が行う処理のフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る位置姿勢計測装置の概略構成を示す図である。 CPU1001が位置姿勢算出部320のソフトウェアのプログラムを実行することで行われる、撮像装置130の位置及び姿勢を示すパラメータを算出する処理のフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る位置姿勢計測装置の概略構成を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る位置姿勢計測装置の概略構成を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係る位置姿勢計測装置の概略構成を示す図である。 本発明の第6の実施形態に係る位置姿勢計測装置の概略構成を示す図である。 CPU1001が位置姿勢算出部820のソフトウェアのプログラムを実行することで行われる、撮像装置130の位置及び姿勢を示すパラメータを算出する処理のフローチャートである。 コンピュータの基本構成を示す図である。 CPU1001が位置姿勢算出部320'のソフトウェアのプログラムを実行することで行われる、撮像装置130の位置及び姿勢を示すパラメータを算出する処理のフローチャートである。 本発明の第7の実施形態に係る位置姿勢計測装置の概略構成を示す図である。 本発明の第8の実施形態に係る位置姿勢計測装置の概略構成を示す図である。

Claims (5)

  1. 主観視点撮像装置の位置及び姿勢を算出する位置姿勢計測方法であって、
    前記主観視点撮像装置によって物理空間内の情景を撮像する主観視点撮像工程と、
    前記主観視点撮像装置を前記物理空間に固定された客観視点撮像装置によって撮像する客観視点撮像工程と、
    前記主観視点撮像工程で取得された第1の画像から、前記情景中に配置された第1の指標の画像座標を検出する第1の検出工程と、
    前記客観視点撮像工程で取得された第2の画像から、前記主観視点撮像装置上に配置された第2の指標の画像座標を検出する第2の検出工程と、
    前記第2の検出工程で検出した前記第2の指標の画像座標と、前記客観視点撮像装置の位置姿勢とに基づいて、前記第2の指標の物理空間中における位置を拘束する直線を求め、前記第2の指標が当該直線上に存在するという拘束の元に、前記第1の検出工程で検出した前記第1の指標の画像座標に基づいて、前記主観視点撮像装置の位置及び姿勢を算出する位置姿勢算出工程と
    を備えることを特徴とする位置姿勢計測方法。
  2. 前記位置姿勢算出工程では、前記直線上における前記第2の指標の位置を表す媒介変数と、前記主観視点撮像装置の姿勢を表すパラメータを未知数とし、前記第1の検出工程で検出した前記第1の指標の画像座標に基づいてこれらの未知数を求めることにより、前記主観視点撮像装置の位置及び姿勢を算出することを特徴とする請求項に記載の位置姿勢計測方法。
  3. 物理空間内の情景を撮像する主観視点撮像装置の位置及び姿勢を算出する位置姿勢計測装置であって、
    前記物理空間に固定され、前記主観視点撮像装置を撮像する客観視点撮像手段と、
    前記主観視点撮像装置によって取得された第1の画像から、前記情景中に配置された第1の指標の画像座標を検出する第1の検出手段と、
    前記客観視点撮像手段によって取得された第2の画像から、前記主観視点撮像装置上に配置された第2の指標の画像座標を検出する第2の検出手段と、
    前記第2の検出手段が検出した前記第2の指標の画像座標と、前記客観視点撮像装置の位置姿勢とに基づいて、前記第2の指標の物理空間中における位置を拘束する直線を求め、前記第2の指標が当該直線上に存在するという拘束の元に、前記第1の検出手段が検出した前記第1の指標の画像座標に基づいて、前記主観視点撮像装置の位置及び姿勢を算出する位置姿勢算出手段と
    を備えることを特徴とする位置姿勢計測装置。
  4. コンピュータに請求項1または2に記載の位置姿勢計測方法を実行させることを特徴とするプログラム。
  5. 請求項に記載のプログラムを格納したことを特徴とする、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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