JP4136224B2 - 回路搭載用支持板の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は回路搭載用支持板の製造方法に係り、特にマルチチップモジュール(MCM)やシングルチップパッケージ用回路基板に用いて好適な回路搭載用支持板の製造方法に関する。
【0002】
近年の半導体チップの高集積化、多端子化に伴い、半導体チップを実装するための回路基板にも配線の微細化、多層化が求められている。そこで、従来のスルーホール基板に代わってインナービアホールを有する、いわゆるビルトアップ基板が特にMCMの分野で普及しつつある。
また、最近ではシングルチップ部品においても端子数の多いボールグリッドアレイ(BGA)やピングリッドアレイ(PGA)パッケージ用にビルトアップ基板が用いられるようになってきている。
【0003】
【従来の技術】
従来より、ビルトアップ基板から外部接続端子を取り出す方法として、貫通ビアを有さない支持基板を用い配線層と同一の面から外部接続端子を取り出す方法、及び回路基板の支持基板に導体を貫通させ(この導体を貫通ビアという)、ビルトアップ配線層の反対側から外部接続端子を取り出す方法の2通りが知られている。
【0004】
しかるに、前者の場合は、チップ外周部に外部端子用のスペースを確保する必要があるため、部品が大きくなり、またLSIから端子までの配線長が長くなって遅延が大きくなるという問題がある。そこで、外部接続端子をビルトアップ配線層の反対側から外部接続端子を取り出す後者の方法が一般に用いられている。また、貫通ビアを有した支持基板としては、厚膜法で貫通ビアを形成したセラミックス板や、スルーホールにより貫通ビアを構成した樹脂基板(代表的にはガラスエポキ基板)等が使われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
貫通ビアが形成されるセラミックス基板としては、例えば窒化アルミ/タングステンやガラスセラミックス/銅が知られている。これらは、優れた強度や耐熱性等を有しているが、焼成時の収縮によるビアの位置ズレ、粉末焼成された導体内のボイドといった問題がある。また、厚膜法ではコストが高くなってしまうという問題がある。
【0006】
一方、貫通ビアが形成される樹脂基板は、通常のプリント配線基板の技術を用いるためそれ自体は安価である利点がある。しかるに、この樹脂基板をビルトアップ基板の支持板に用いる場合、孔が形成されたままの状態ではビルトアップ基板を形成できないため、別途にスルーホールの中空部分を埋める必要がある。
また、外部接続用端子の密度を大きくすることが困難で、密度を大きくしようとすると、外部端子電極側にも配線引回しのための配線層が必要になるという問題があり、結局十分なコストメリットが得られないという問題点がある。
【0007】
更に、高融点はんだを用いた場合には、樹脂基板が熱損傷を受ける可能性があるという問題点もある。具体的には、樹脂基板をPGAに適用した場合、パッケージ側の電極にピンをはんだ付けする必要があるが、ピン立て用のはんだが溶けてはいけないので高融点のはんだ(通常はSn−80%Au融点280℃)をピン立てに使う必要がある。しかるに、樹脂基板では240℃以上のはんだ付け温度に耐えられない。そのため、従来ではPGAでは高価なセラミックス基板を使用せざるをえなかった。
【0008】
一方、今後進むことが予想される鉛フリー化を想定した場合、現在使用されているSn−Pb共晶はんだ(融点183℃)に代えて、Sn−Ag系はんだ(融点〜210℃)を使うことが考えられる。しかるに、上記のように樹脂基板の耐熱性が低いため、樹脂基板にSn−Ag系はんだを用いることはできず、鉛フリー化に対応することができないという問題点もある。
【0009】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、安価でかつ高い耐熱性及び信頼性を有した回路搭載用支持板の製造方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために本発明では、次に述べる各手段を講じたことを特徴とするものである。
請求項1記載の発明は、
複数の貫通孔が形成された治具の該貫通孔に金属の線材を挿入させる線材挿入工程と、
前記線材の前記治具から露出した部分に、液状とされた絶縁材料を流し込んだ後に該絶縁材料を固化させ、前記線材が貫通された基板部を形成する基板形成工程とを有する回路搭載用支持板の製造方法であって、
前記線材挿入工程で、
前記治具上に前記貫通孔の数よりも多い線材を載置し、前記治具を振動させると共に前記貫通孔から真空吸引を行い、前記線材を前記貫通孔に挿入させることを特徴とするものである。
【0014】
上記のように、治具を振動させると共に貫通孔から真空吸引を行なって線材を貫通孔に挿入させる構成とすることにより、線材を貫通孔に効率的かつ確実に挿入させることができる。
また、請求項2記載の発明は、
請求項1記載の回路搭載用支持板の製造方法において、
前記治具として開口径の異なる複数の貫通孔が形成されたものを用い、
最も太い開口径を有する前記貫通孔に対応した前記線材から、順次前記貫通孔に挿入させることを特徴とするものである。
【0015】
このように、開口径の異なる複数の貫通孔が形成された治具を用意し、最も太い線材片から順次貫通孔に厳合させることで、複数の種類の線材を有する回路搭載用支持板を製造することができる。これにより、例えば回路搭載用支持板を半導体装置に適用した場合には、多数の端子が必要な信号ライン用には細い線材を用い、大電流が必要な電源ライン用には太い線材を用いて低抵抗化を図ることも可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面と共に説明する。
図1は、本発明の第1実施例である回路搭載用支持板10A(以下、単に支持基板という)を示している。同図に示すように、本実施例に係る支持基板10Aは、基板部11Aと金属線材12Aとよりなる極めて簡単な構成とされている。また、本実施例では、金属線材12Aの上端部及び下端部は、いずれも基板部11Aの表面及び下面と同一面となるよう構成されている。
【0021】
図2は、図1に示す支持基板10Aを電子部品に適用した例を示しており、具体的には半導体装置20Aに適用した例を示している。半導体装置20AはBGA構造を有し、大略すると支持基板10A,ビルトアップ配線層23,半導体チップ24,及びはんだボール30等により構成されている。
ビルトアップ配線層23は、支持基板10Aの図中上面に絶縁層と配線層を交互に積み上げるように繰り返し形成することにより多層化された構成とさてれいる。このビルトアップ配線層23の最下層の配線層は支持基板10Aを構成する金属線材12Aの上端部と電気的に接続されている。
【0022】
また、ビルトアップ配線層23の最上層の配線層には、半導体チップ24が搭載されている。半導体チップ24は、その下面に複数のはんだバンプ27が形成されており、ビルトアップ配線層23に対しフェイスダウンボンディングされている。これにより、はんだバンプ27はビルトアップ配線層23の最上層の配線層と電気的に接続する。
【0023】
また、支持基板10Aの図中下面には、ポリイミド層29が配設されている。このポリイミド層29は、支持基板10Aの金属線材12Aと対向する位置に上下に貫通した電極31が形成されている。この電極31の上端部は金属線材12Aと電気的に接続し、また電極31の下端部にははんだボール30が形成されている。よって、半導体チップ24は、ビルトアップ配線層23,支持基板10A,及びポリイミド層29を介して、外部接続端子となるはんだボール30と電気的に接続した構成となる。
【0024】
続いて、上記構成とされた支持基板10Aの製造方法について説明する。
図3は、支持基板10Aを製造するのに用いる治具となる線材挿入板40Aを示している。また、図4は、図3に矢印A1で示した部分を拡大して示したものである。即ち、図4は、線材挿入板40Aの線材挿入エリア41Aを拡大して示している。また、図5は、図4におけるX−X線に沿う断面を示している。
【0025】
線材挿入板40Aは152mm(横)×100mm(縦)×1.5mm(厚さ)の大きさを有したグラファイト板であり、後述する貫通孔44Aが形成された線材挿入エリア41Aと、貫通孔44Aが形成されていない非挿入エリア42Aとにより構成されている。
また、線材挿入エリア41Aには、1.27mmのピッチで格子状に約400個の貫通孔44Aが形成されている。この貫通孔44Aの直径寸法は、例えば210μmとさてれいる。更に、貫通孔44Aの上端部には、後述する金属線材44Aの挿入時において挿入を容易にするため、テーパ部45が形成されている。
【0026】
上記構成とされた線材挿入板40Aは、吸引治具43に装着される。図6は、線材挿入板40Aが吸引治具43に装着された状態を示している。同図に示すように、線材挿入板40Aが吸引治具43に装着された状態で、線材挿入板40Aと吸引治具43との底板との間には下部空間部46が形成されるよう構成されている。即ち、線材挿入板40Aは吸引治具43の底面に対し浮いた状態で装着される。
【0027】
また、この下部空間部46には、図示しない真空吸引装置が接続されている。よって、この真空吸引装置が駆動することにより下部空間部46は負圧となり、線材挿入板40Aに形成されている各貫通孔44Aは吸引孔としても機能することとなる。また、吸引治具43には図示しない振動発生装置が取り付けられており、装着された線材挿入板40Aを振動させうる構成とされている。
【0028】
上記のように線材挿入板40Aが吸引治具43に装着されると、前記した真空吸引装置及び振動発生装置を駆動すると共に、線材挿入板40Aの上部に貫通孔44Aの形成数よりも多い本数の金属線材12Aをセットする。本実施例では、金属線材12Aとして太さ200μm、長さ3mmのタングステン線を用いている。
【0029】
上記のようにセットされた金属線材12Aは、線材挿入板40Aが振動発生装置により振動することにより変位する。また、貫通孔44Aは真空吸引装置に接続されているため、変位した金属線材12Aは貫通孔44Aに真空吸引される。よって、最終的には線材挿入板40Aに形成された全ての貫通孔44Aに金属線材12Aは挿入される(図6は、貫通孔44Aに金属線材12Aが挿入される様子を示している)。
【0030】
このように、線材挿入板40Aを振動させると共に貫通孔44Aから真空吸引を行なって金属線材12Aを貫通孔44Aに挿入させる構成とすることにより、多数(本実施例の場合には4000本)の金属線材12Aを貫通孔44Aに効率的かつ確実に挿入させることができる(以上の処理を線材挿入工程という)。
上記した線材挿入工程が終了すると、続いて基板形成工程を実施する。図7は、基板形成工程を行なっている状態を示す図である。
【0031】
基板形成工程では、金属線材12Aの線材挿入板40Aから露出した部分に液状とされた絶縁材料49Aを流し込み、その後にこの絶縁材料49Aを固化させることにより、金属線材12Aが貫通された基板部11Aを形成する処理を行なう。
具体的には、先ず、図6に示す状態の線材挿入板40Aの上面に平板47Aを載せてピンが脱落しないようにした後、この平板47Aを上下裏返して取り出す。これにより、線材挿入板40Aは平板47A上に載置された状態となる。また、金属線材12Aは線材挿入板40Aから上方に突出した状態となる(図7参照)。更に、線材挿入板40Aの外周位置に枠材48を配設する。
【0032】
続いて、線材挿入板40Aと枠材48とが形成する空間内に、絶縁材料49Aとして900℃の溶融したほうケイ酸ガラスを流し込む。そして、冷却することにより絶縁材料49Aを固化する。尚、この固化した絶縁材料49Aを基板部11Aという。
上記のように基板部11Aが形成されると、この基板部11Aは線材挿入板40Aから取り外される。図8は、線材挿入板40Aから取り外された基板部11Aを示している。この状態において、各金属線材12Aは基板部11Aに保持されており、かつ基板部11Aを上下に貫通した状態となっている。
【0033】
続いて、図8に示す状態において、基板部11Aから突出している金属線材12Aを切断し、その後に図中一点鎖線で示す位置50A,50Bまで基板部11Aの両面を研磨処理する。以上の処理を実施することにより、図1に示す支持基板10Aが製造される。
上述した製造方法によれば、ピン状の金属線材12Aを予め線材挿入板40Aに装着した上で液状の絶縁材料49Aを流し込み、これにより基板部11Aを形成するため、従来のセラミック基板で発生していたような貫通ビア(本実施例では、金属線材12Aがこれに相当する)の位置ずれは発生しない。即ち、製造時において、金属線材12Aの配設位置は線材挿入板40Aにより保持されている。よって、金属線材12Aの位置精度の高い支持基板10Aを実現できる。
【0034】
また、前述したように従来のスルーホールを有したプリント配線基板では、その上部にビルトアップ配線層を形成する際、スルーホールの穴埋め処理が必要であった。しかるに、本実施例に係る支持基板10Aは、金属線材12Aを用いてるため穴は形成されていない。このため、図2に示したように支持基板10A上にビルトアップ配線層23を形成する際、従来必要であった穴埋め処理がは不要であり、上記した従来構成に比べて製造コストの低減を図ることができる。
【0035】
更に、基板形成工程で用いる絶縁材料49Aの材質は限定されないため、高い耐熱性を有した絶縁材料を選定することが可能となる。よって、支持基板10Aの耐熱性を向上させることができ、高融点はんだの使用及び鉛フリー化への対応が可能となる。
続いて、本発明の第2実施例について説明する。
【0036】
図9は、本発明の第2実施例である支持基板10B(回路搭載用支持板)を示している。尚、以下述べる各実施例の説明に用いる図9乃至図19において、図1乃至図8に示した構成と同一構成については同一符合を付し、その説明を省略するものとする。
図9に示すように、本実施例に係る支持基板10Bも、基板部11Bと金属線材12Bとよりなる極めて簡単な構成さていれる。また、本実施例では、金属線材12Bの上端部(第1の端部)は基板部11Bの上面と略同一面で露出し、かつ金属線材12Bの下端部(第2の端部)は基板部11Bの下面から突出した構成とされている。
【0037】
図10は、図9に示す支持基板10Bを電子部品に適用した例を示しており、具体的には半導体装置20Bに適用した例を示している。半導体装置20BはPGA構造を有し、大略すると支持基板10A,ビルトアップ配線層23,及び半導体チップ24等により構成されている。
本実施例の半導体装置20BはPGA構造あり、かつ支持基板10Bを構成する金属線材12Bの基板11Bから突出した部分が、そのまま外部端子として機能する構成とされている。よって、図2に示した半導体装置20Aと異なり、ポリイミド層29を設ける必要はなく、更に半導体装置20Bの低コスト化を図ることができる。
【0038】
続いて、上記構成とされた支持基板10Bの製造方法について説明する。
図11は、支持基板10Bを製造するのに用いる治具となる線材挿入板40こを示している。また、図12は、図11に矢印A2で示した部分を拡大して示したものである。
線材挿入板40Bは、図3に示した線材挿入板40Aと同様に152mm(横)×100mm(縦)×1.5mm(厚さ)の大きさを有したグラファイト板である。しかるに、本実施例に係る線材挿入板40Bは、6個(6セグメント)の線材挿入エリア41Bと非挿入エリア42Bを形成した構成としている。各線材挿入板40Bは□39mmの大きさとされており、それぞれの領域に400個の貫通孔44Aを形成した構成とされている。
【0039】
また、各貫通孔44Aは、線材挿入エリア41Bの周囲に1.27mmピッチで4列の格子状に形成されている(図12参照)。また、各貫通孔44Aの直径は210μmとされている。更に、金属線材12Bとしては、表面をNi/Auでめっきした銅線を用い、その太さは200μm,長さは3.5mmとした。
上記構成とされた線材挿入板40Bは、先に図6を用いて説明したと同様に、吸引治具43に装着されて線材挿入工程が行なわれる。そして、線材挿入工程が終了することにより、線材挿入板40Bに形成された全ての貫通孔44Bに金属線材12Bは挿入される。
【0040】
線材挿入工程が終了すると、続いて基板形成工程を実施する。図13は、基板形成工程を行なっている状態を示す図である。基板形成工程では、第1実施例と同様に線材挿入板40Bの上面に平板47Aを載せてピンが脱落しないようにした後、この平板47Aを上下裏返して取り出す。これにより、線材挿入板40Bは平板47A上に載置され、また金属線材12Bは線材挿入板40Bから上方に突出した状態となる(図13参照)。更に、線材挿入板40Aの外周位置に枠材48を配設する。
【0041】
続いて、線材挿入板40Bと枠材48とが形成する空間内に、絶縁材料49Bとしてシリカを充填したビスマレイミトトリアジン樹脂を流し込み、250℃で熱硬化させることにより絶縁材料49Bを固化する。
尚、この固化した絶縁材料49Bを基板部11Bという。また、この状態における基板部11Bは、前記した6個のセグメント単位で基板部11Bに金属線材12Bが貫通した構成となっている。
【0042】
上記のように基板部11Bが形成されると、この基板部11Bは線材挿入板40Bから取り外される。図14は、線材挿入板40Bから取り外された基板部11Bを示している。この状態において、各金属線材12Bは基板部11Bに保持されており、かつ基板部11Bを上下に貫通した状態となっている。
続いて、図14に示す状態において、基板部11Bから上方に突出している金属線材12Bのみを切断し、その後に図中一点鎖線で示す位置50Aまで基板部11Bの片面を研磨処理する。即ち、第1実施例では図8を用いて説明したように、基板部11Aに対して両面研磨処理を行なったが、本実施例では基板部11Bに対し片面研磨のみを行なう。よって、基板部11Bから図中下方に延出した金属線材12Bは、そのまま残った構成となる。続いて、この基板部11Bを前記した6セグメントに分割することで、図9に示す支持基板10Bが6個製造される。
【0043】
上述した製造方法によっても、先に説明した第1実施例に係る支持基板10Aの製造方法と同様の効果を実現することができる。更に、本実施例の製造方法によれば、PGA構造において、従来のように高融点はんだを用いて別途にピンを基板にはんだ付けする必要はなくなる。このため、支持基板10Bの製造工程の簡単化を図ることができ、これに伴い支持基板10Bの低コスト化を図ることができる。
【0044】
続いて、本発明の第3実施例について説明する。
図15は、本発明の第3実施例である支持基板10C(回路搭載用支持基板)を示している。同図に示すように、本実施例に係る支持基板10Aは、基板部11C,金属線材12B,及びガイドピン51とよりなる極めて簡単な構成さていれる。また、本実施例では、金属線材12B及びガイドピン51の上端部は基板部11Cの上面と略同一面で露出し、かつ金属線材12B及びガイドピン51の下端部は基板部11Cの下面から突出した構成とされている。
【0045】
続いて、上記構成とされた支持基板10Cの製造方法について説明する。
図16は、支持基板10Cを製造するのに用いる治具となる線材挿入板40Cの要部を拡大して示している。同図に示すように、本実施例で用いる支持基板10Cは、複数の貫通孔44Aに加え、この貫通孔44Aが形成されたコーナー部に貫通孔44Aよりも大径(例えば、直径0.52mm)とされた大径貫通孔44Bが形成されている。
【0046】
上記構成とされた線材挿入板40Cは、吸引治具43に装着される。図17は、線材挿入板40Cが吸引治具43に装着された状態を示している。このように線材挿入板40Cが吸引治具43に装着されると、前記した真空吸引装置及び振動発生装置を駆動すると共に、線材挿入板40Cの上部に大径貫通孔44Bの形成数よりも多い本数のガイドピン51をセットする。本実施例では、ガイドピン51として直径0.5mm、長さ5.5mmの銅線を用いている。
【0047】
上記のようにセットされたガイドピン51は、線材挿入板40Cが振動発生装置により振動することにより変位し、また大径貫通孔44Bは真空吸引装置に接続されているため、変位したガイドピン51は大径貫通孔44Bに真空吸引される。よって、最終的には線材挿入板40Cに形成された全ての大径貫通孔44Bにガイドピン51は挿入される。しかるに、ガイドピン51の直径は、貫通孔44Aの直径寸法より大きいため、ガイドピン51が貫通孔44Aに挿入されることはない。
【0048】
上記のガイドピン51の挿入処理が終了すると、線材挿入板40C上に残った余分なガイドピン51を除去する。そして、真空吸引装置及び振動発生装置が駆動された状態の線材挿入板40Cの上部に貫通孔44Aの形成数よりも多い本数の金属線材12Bをセットする。尚、金属線材12Bの材質は、第2実施例と同様である。
【0049】
上記のようにセットされた金属線材12Bは、線材挿入板40Cが振動発生装置により振動することにより変位し、また貫通孔44Aは真空吸引装置に接続されているため、変位した金属線材12Bは貫通孔44Aに真空吸引される。よって、最終的には線材挿入板40Cに形成された全ての貫通孔44Aに金属線材12Bは挿入される。しかるに、大径貫通孔44Bは既にガイドピン51が挿入されてるいため、大径貫通孔44Bに金属線材12Bが挿入されることはない。
(図18は、貫通孔44Aに金属線材12Bが挿入される様子を示している)。
【0050】
このように、直径寸法(開口径)の異なる複数の貫通孔44A,44Bが形成された線材挿入板40Cを用意し、最も太い線材(ガイドピン51)から順次貫通孔44A,44Bに厳合させることで、複数の種類の線材(金属線材12B,ガイドピン51)を有する支持基板10Cを容易かつ効率的に製造することができる。
【0051】
上記した線材挿入工程が終了すると、続いて基板形成工程を実施する。図19は、基板形成工程を行なっている状態を示す図である。同図に示すように基板形成工程では、前記した各実施例と同様に、線材挿入板40Aの上面に平板47Bを載せてピンが脱落しないようにした後、この平板47Bを上下裏返して取り出す。これにより、線材挿入板40Cは平板47B上に載置された状態となる。また、金属線材12Bは線材挿入板40Cから上方に突出した状態となる(図19参照)。更に、線材挿入板40Cの外周位置に枠材48を配設する。
【0052】
この際、本実施例で用いる平板47Bは、ガイドピン51の配設位置に対応する位置に凹部52が形成されている。よって、ガイドピン51は線材挿入板40Cより下方に突出した状態となっている。
続いて、線材挿入板40Cと枠材48とが形成する空間内に、絶縁材料49Cとしてシリカ粒子を充填したエポキシ樹脂を流し込み、その後に150℃で硬化後させることにより絶縁材料49Cを固化した。尚、この固化した絶縁材料49Cを基板部11Cという。
【0053】
その後、基板部11Cを絶縁材料49Cから取り外すと共に、図14を用いて説明したと同様な片面研磨処理を行なうことにより、図15に示す支持基板10Cが製造される。
上述した製造方法によれば、第1及び第2実施例と同様の効果を実現することができる。更に、本実施例に係る支持基板10Cは、金属線材12Bの延出量よりも更に下方に延出し、かつ金属線材12Bよりも径寸法が大きななガイドピン51が設けられる。このため、このガイドピン51を実装時における位置決め部材として用いることができ、実装信頼性の向上を図ることができる。
【0054】
更に、このガイドピン51を信号用端子として用いることも可能である。例えば支持基板10Cを半導体装置に適用した場合には、多数の端子が必要な信号ライン用として細い金属線材12Bを用い、大電流が必要な電源ライン用には太いガイドピン51を用いて低抵抗化を図ることも可能となる。尚、この場合には、ガイドピン51と金属線材12Bの基板部11Cからの延出量を等しくする必要がある。
【0055】
【発明の効果】
上述の如く本発明によれば、次に述べる種々の効果を実現することができる。請求項1記載の発明によれば、従来のように高融点はんだを用いて別途にピンを基板にはんだ付けする必要はなくなる。このため、回路搭載用支持板の製造工程の簡単化を図ることができ、これに伴い回路搭載用支持板の低コスト化を図ることができる。
【0056】
また、基板形成工程で用いる絶縁材料の材質は限定されないため、高い耐熱性を有した絶縁材料を選定することが可能となり、よって回路搭載用支持板の耐熱性を向上させることができ、高融点はんだの使用及び鉛フリー化への対応が可能となる。
また、線材を貫通孔に効率的かつ確実に挿入させることができる。
【0057】
また、請求項2記載の発明によれば、複数の種類の線材を有する回路搭載用支持板を製造することが可能となり、例えば回路搭載用支持板を半導体装置に適用した場合には、多数の端子が必要な信号ライン用には細い線材を用い、大電流が必要な電源ライン用には太い線材を用いて低抵抗化を図ることも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である支持基板を示す断面図である。
【図2】本発明の第1実施例である支持基板を用いた半導体装置を示す断面図である。
【図3】本発明の第1実施例である支持基板を製造する際に用いる線材挿入板の平面図である。
【図4】図3における矢印A1で示す部分の拡大図である。
【図5】図4におけるX−X線に沿う断面図である。
【図6】本発明の第1実施例である支持基板の製造方法の内、線材挿入工程を説明するための図である。
【図7】本発明の第1実施例である支持基板の製造方法の内、基板形成工程を説明するための図である。
【図8】本発明の第1実施例である支持基板の製造方法の内、研磨工程を説明するための図である。
【図9】本発明の第2実施例である支持基板を示す断面図である。
【図10】本発明の第2実施例である支持基板を用いた半導体装置を示す断面図である。
【図11】本発明の第2実施例である支持基板を製造する際に用いる線材挿入板の平面図である。
【図12】図11における矢印A2で示す部分の拡大図である。
【図13】本発明の第2実施例である支持基板の製造方法の内、基板形成工程を説明するための図である。
【図14】本発明の第2実施例である支持基板の製造方法の内、研磨工程を説明するための図である。
【図15】本発明の第3実施例である支持基板を示す断面図である。
【図16】本発明の第3実施例である支持基板を製造する際に用いる線材挿入板の部分拡大した平面図である。
【図17】本発明の第3実施例である支持基板の製造方法の内、線材挿入工程を説明するための図である(その1)。
【図18】本発明の第3実施例である支持基板の製造方法の内、線材挿入工程を説明するための図である(その2)。
【図19】本発明の第3実施例である支持基板の製造方法の内、基板形成工程を説明するための図である。
【符号の説明】
10A〜10C 支持基板
11A〜11C 基板部
12A,12B 金属線材
20A,20B 半導体装置
23 ビルトアップ配線層
24 半導体チップ
30 半田ボール
40A〜40C 線材挿入板
41A,41B 線材挿入エリア
42A,42B 非挿入エリア
43 吸引治具
44A 貫通孔
44B 大径貫通孔
47A,47B 平板
49A〜49C 絶縁材料
51 ガイドピン

Claims (2)

  1. 複数の貫通孔が形成された治具の該貫通孔に金属の線材を挿入させる線材挿入工程と、
    前記線材の前記治具から露出した部分に、液状とされた絶縁材料を流し込んだ後に該絶縁材料を固化させ、前記線材が貫通された基板部を形成する基板形成工程とを有する回路搭載用支持板の製造方法であって、
    前記線材挿入工程で、
    前記治具上に前記貫通孔の数よりも多い線材を載置し、前記治具を振動させると共に前記貫通孔から真空吸引を行い、前記線材を前記貫通孔に挿入させることを特徴とする回路搭載用支持板の製造方法。
  2. 請求項1記載の回路搭載用支持板の製造方法において、
    前記治具として開口径の異なる複数の貫通孔が形成されたものを用い、
    最も太い開口径を有する前記貫通孔に対応した前記線材から、順次前記貫通孔に挿入させることを特徴とする回路搭載用支持板の製造方法。
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