JP2002076240A - 半導体集積回路装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置及びその製造方法

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JP2002076240A
JP2002076240A JP2000252952A JP2000252952A JP2002076240A JP 2002076240 A JP2002076240 A JP 2002076240A JP 2000252952 A JP2000252952 A JP 2000252952A JP 2000252952 A JP2000252952 A JP 2000252952A JP 2002076240 A JP2002076240 A JP 2002076240A
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interposer
circuit device
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Mutsumi Nagano
睦 長野
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Sony Corp
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    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
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    • HELECTRICITY
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    • H01L2224/83192Arrangement of the layer connectors prior to mounting wherein the layer connectors are disposed only on another item or body to be connected to the semiconductor or solid-state body

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い信頼性をもち、製造コストも低い3次元
実装構造の半導体集積回路装置及びその製造方法を提供
することを目的とする。 【解決手段】 ICチップ10がフリップチップ実装さ
れているインターポーザ14が複数段に積層され、メモ
リモジュール28を構成している。そして、このメモリ
モジュール28を貫通して設けられた貫通孔に層間接続
部材としての金属ピン30が挿入され、貫通孔に充填さ
れた半田ペースト26を介して、各インターポーザ14
の配線層16の接続用ランドにそれぞれ電気的に接続し
ている。また、メモリモジュール28の最下層部におい
て、層間接続部材としての金属ピン30の下端部に外部
接続端子としての半田ボール32が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体集積回路装置
及びその製造方法に係り、特に3次元実装構造を有する
半導体集積回路装置及びその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年における電子機器の小型・薄型化の
要求に対応するための半導体集積回路(以下、単に「I
C」と略す)の高密度実装手法として、複数のICチッ
プを積層する3次元実装技術が提案され、各社において
開発、生産されている。また近年、音声や画像をデジタ
ル信号としてフラッシュメモリに記録する技術が普及し
ているが、この分野においては、規格化されたサイズの
筐体内にできるだけ多くのフラッシュメモリ素子を実装
し、メモリの大容量化を実現することが要求されてい
る。
【0003】このため、フラッシュメモリ記録メディア
においては、フラッシュメモリ素子が形成されたICチ
ップを3次元実装する技術が実施され始めているが、そ
の場合、同一タイプのフラッシュメモリ素子が形成され
たICチップを使用し、積層するICチップのチップサ
イズは同一となるため、各ICチップを個別にインター
ポーザ上に実装した後、これらのインターポーザを複数
段に積層してメモリモジュールとするのが一般的であ
る。この際、複数段に積層したインターポーザ間の接続
は、各インターポーザに設けられた接続用ランド間を半
田ボールによって接続する方法が採用されている。
【0004】以下、従来技術による3次元実装構造のメ
モリモジュールの製造プロセスを、図10〜図13の概
略工程断面図を用いて説明する。
【0005】ICチップのバンプ形成工程(図10参
照):メモリ素子を形成したICチップ50表面のAl
パッド(図示せず)上に、予めワイヤボンド技術を応用
したAuスタッドバンプ法により、Auスタッドバンプ
52を形成しておく。
【0006】ICボンディング工程(図11及び図12
参照):図10に示すICチップ50をボンディングす
るインターポーザ54を別途用意する。このインターポ
ーザ54においては、例えばポリイミド層からなる絶縁
層56上に例えばCu(銅)層からなる配線層58が形
成されている。また、このインターポーザ54の層間接
続用領域には、絶縁層56に開口部が設けられ、この開
口部内には、配線層58の接続用ランド裏面に接続する
層間接続用の金属メッキ層60が充填されている。
【0007】このようなインターポーザ54上に、異方
導電性フィルム62を介して図10に示すICチップ5
0をフェースダウンにボンディングし、熱圧着によりI
Cチップ50のAuスタッドバンプ52とインターポー
ザ54上の配線層58とをフリップチップ接合する。こ
うして、ICチップ50をインターポーザ54上にフリ
ップチップ実装する。
【0008】半田ボールのマウント及びリフロー工程
(図12参照):インターポーザ54の層間接続用領域
の配線層58、即ち接続用ランド上に、層間接続部材と
しての半田ボール64をマウントした後、半田リフロー
処理を行って、層間接続部材としての半田ボール64を
配線層58の接続用ランド上に固定する。
【0009】インターポーザの積層工程(図13参
照):ICチップ50がフリップチップ実装された複数
のインターポーザ54を、所定の治具を用いて位置決め
しつつ積層した後、半田リフロー処理を行って、層間接
続部材としての半田ボール64と隣接するインターポー
ザ54の層間接続用の金属メッキ層60とを接続する。
【0010】こうして、ICチップ50がフリップチッ
プ実装されたインターポーザ54が複数段に積層され、
隣接するインターポーザ54の配線層58の接続用ラン
ドが層間接続部材としての半田ボール64及び層間接続
用の金属メッキ層60によって電気的、機械的に接合さ
れているメモリモジュール66を作製する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の3次元実装構造のメモリモジュール及びその製造方
法においては、メモリモジュール66を構成する複数段
に積層されたインターポーザ54を電気的、機械的に接
合する層間接続部材として半田ボール64を用いている
ことにより、下記のような欠点を生じていた。
【0012】(1)上記図12に示すインターポーザ5
4の配線層58の接続用ランド上への層間接続部材とし
ての半田ボール64の搭載時と、上記図13に示すIC
チップ50がフリップチップ接合された複数のインター
ポーザ54の積層時との計2回において、半田リフロー
工程を必要とするため、製造プロセスのTAT(TurnAr
ound Time)が長くなる。 (2)上記計2回の半田リフロー工程が必要なことか
ら、高レベルの耐リフロークラック性が要求される。そ
して、このリフロークラック性が低い場合には、工程間
においてべーク処理を行うことが必要な場合も生じるた
め、更にTATが長くなる。
【0013】(3)複数段に積層したインターポーザ5
4を電気的、機械的に接合する層間接続部材として半田
ボール64が必要なために、コストアップになる。 (4)ICチップ50がフリップチップ接合されたイン
ターポーザ54を例えば4段又は8段に積層する多段積
層構造の場合、各インターポーザ54間の位置ズレによ
り、モジュール全体が斜めに傾く危険性がある。
【0014】(5)半田ボール64の形成後、半田リフ
ロー処理の前に、即ち半田ボール64の高さが未だ高い
溶融前の状態において、複数のインターポーザ54を積
層するため、その後の半田リフロー処理による半田ボー
ル64の溶融状態によって各インターポーザ54の高さ
にバラツキが生じ、複数段に積層したインターポーザ5
4間の積層間隔(ギャップ)が均一になるようにコント
ロールすることが困難である。以上のような欠点を生じ
ることから、従来のメモリモジュール及びその製造方法
は、製造コストが高く、信頼性に欠けるという問題点が
あった。
【0015】そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなさ
れたものであって、高い信頼性をもち、製造コストも低
い3次元実装構造の半導体集積回路装置及びその製造方
法を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題は、以下に述べ
る本発明に係る半導体集積回路装置及びその製造方法に
よって達成される。即ち、請求項1に係る半導体集積回
路装置は、半導体集積回路チップが実装されたインター
ポーザを複数段に積層したモジュールと、このモジュー
ルの最下層に配置した外部接続用端子と、複数段のイン
ターポーザの配線層と外部接続用端子とを接続する層間
接続部材と、を有する3次元実装構造の半導体集積回路
装置であって、層間接続部材が、モジュールを複数段の
インターポーザの積層方向に貫通する貫通孔に挿入され
た導電性ピンであることを特徴とする。
【0017】このように請求項1に係る半導体集積回路
装置においては、モジュールを構成する複数段に積層さ
れたインターポーザのそれぞれの配線層と外部接続用端
子とが、モジュールを貫通する貫通孔に挿入された層間
接続部材としての導電性ピンによって接続されているこ
とにより、複数段に積層された各インターポーザ間の位
置ズレがこの導電性ピンの挿入によって防止されること
になり、モジュール全体が斜めに傾く恐れがなくなる。
このため、高い信頼性をもつ安定した3次元実装構造の
半導体集積回路装置が実現される。
【0018】なお、上記請求項1に係る半導体集積回路
装置において、モジュールを貫通する貫通孔に挿入され
た導電性ピンが、貫通孔に充填された導電性ペースト又
は半田ペーストを介して、複数段に積層されたインター
ポーザの配線層に接続していることが好適である。この
場合、導電性ピンと各インターポーザの配線層との安定
かつ良好な接続が達成され、3次元実装構造の半導体集
積回路装置の更なる信頼性の向上に寄与する。
【0019】また、上記請求項1に係る半導体集積回路
装置において、複数段に積層された各インターポーザ
が、絶縁層と絶縁層の表面に埋め込まれた配線層とを有
し、配線層の表面が絶縁層の表面と略面一(つらいち)
に露出していることが好適である。この場合、配線層が
絶縁層表面に埋め込まれている構造となるため、インタ
ーポーザの厚さが薄くなり、3次元実装構造の半導体集
積回路装置全体の厚さを薄くすることに寄与する。
【0020】また、上記請求項1に係る半導体集積回路
装置において、複数段に積層されたインターポーザ間
に、スペーサが設けられていることが好適である。この
場合、各インターポーザの積層間隔がスペーサによって
一定に保持されるため、半導体集積回路装置の3次元実
装構造が安定化して、その信頼性の向上に寄与する。
【0021】また、上記請求項1に係る半導体集積回路
装置において、外部接続用端子が、導電性ピンの下端部
に形成された半田ボールであることが好適である。この
場合、この外部接続用端子としての半田ボールは、マザ
ーボード等と容易かつ安定的に接続されるため、3次元
実装構造の半導体集積回路装置の効率的な使用に寄与す
る。
【0022】また、請求項6に係る半導体集積回路装置
の製造方法は、層間接続領域に貫通孔が開孔され、回路
外周部にスペーサが枠状に設けられているインターポー
ザを形成する第1の工程と、このインターポーザ上に、
半導体集積回路チップを実装する第2の工程と、インタ
ーポーザの貫通孔に導電性ペースト又は半田ペーストを
充填させ、この導電性ペースト又は半田ペーストとイン
ターポーザの配線層とを接続する第3の工程と、半導体
集積回路チップが実装されたインターポーザを複数段に
積層してモジュールを形成すると共に、インターポーザ
の貫通孔がモジュールをインターポーザの積層方向に貫
通する貫通孔となるように位置合わせを行う第4の工程
と、モジュールを貫通する貫通孔に、層間接続部材とし
ての導電性ピンを挿入すると共に、貫通孔に充填された
導電性ペースト又は半田ペーストを介して、導電性ピン
をインターポーザの配線層に接続する第5の工程と、導
電性ピンの下端部に、外部接続用端子を形成する第6の
工程と、を有することを特徴とする。
【0023】このように請求項6に係る半導体集積回路
装置の製造方法においては、モジュールを構成する複数
段に積層したインターポーザの層間接続を行う際に、モ
ジュールを貫通する貫通孔に層間接続部材としての導電
性ピンを挿し、この導電性ピンを貫通孔に充填された導
電性ペースト又は半田ペーストを介してインターポーザ
の配線層に接続することにより、従来の層間接続部材に
半田ボールを使用する方法と比較すると、半田リフロー
処理の回数が低減されるため、3次元実装構造の半導体
集積回路装置の製造プロセスのTATが短縮されること
になり、その製造コストが低減される。また、層間接続
部材としての半田ボールが不要となることからも、その
製造コストを低減される。
【0024】また、半導体集積回路装置が、半導体集積
回路チップを実装したインターポーザを4段又は8段に
積層した多段積層構造のモジュールであっても、そのモ
ジュールを貫通する貫通孔に導電性ピンを挿入すること
により、各インターポーザ間の位置ズレが防止され、モ
ジュール全体が斜めに傾く恐れがなくなるため、安定し
た3次元実装構造の半導体集積回路装置が実現され、そ
の信頼性の向上に寄与する。
【0025】また、回路外周部にスペーサが枠状に設け
られているインターポーザを使用することにより、複数
段に積層したインターポーザ間の積層間隔がスペーサの
高さによって一定に規定されるため、従来の層間接続部
材に半田ボールを使用して各インターポーザ間の積層間
隔が半田ボールの大きさ(高さ)に規定される場合と比
較すると、半田ボールの溶融状態によって半田ボールの
大きさ(高さ)がばらついて積層間隔が不均一になるこ
ともなくなり、半導体集積回路装置の3次元実装構造が
安定化し、その信頼性の向上に寄与する。
【0026】なお、上記請求項6に係る半導体集積回路
装置の製造方法において、インターポーザを形成する際
には、ベースメタル板上に形成した所定のレジストパタ
ーンをマスクとして、ベースメタル板の露出面上にメッ
キ層を形成し、このメッキ層からなる配線層を形成する
工程と、レジストパターンを剥離した後、配線層の表面
及び側面を被覆する絶縁層をベースメタル板上に形成す
ると共に、配線層及び絶縁層を選択的にエッチングし
て、層間接続領域に開口部を形成する工程と、ベースメ
タル板を裏面から選択的にエッチングして、絶縁層の裏
面及び絶縁層に埋め込まれている配線層の裏面を略面一
に露出させると共に、ベースメタル板からなるスペーサ
を回路外周部に枠状に形成し、更に開口部が貫通孔にな
るようにする工程と、を有する形成方法を採用すること
が好適である。
【0027】このような所謂UFPL(Ultra Fine Pit
ch Leadframe)プロセスを採用することにより、インタ
ーポーザの層間接続領域に貫通孔を開孔し、回路外周部
にスペーサを枠状に設けることが容易に実現されると共
に、配線層が絶縁層表面に埋め込まれ、これら絶縁層表
面と配線層表面とが略面一となっているインターポーザ
構造が容易に形成されるため、インターポーザの厚さを
薄くすることが可能になり、3次元実装構造の半導体集
積回路装置全体の厚さが薄くなることに寄与する。
【0028】また、上記請求項6に係る半導体集積回路
装置の製造方法において、導電性ピンの下端部に外部接
続用端子を形成する際に、この外部接続用端子として半
田ボールを形成することが好適である。この場合、この
外部接続用端子としての半田ボールは、マザーボード等
と容易かつ安定的に接続されるため、3次元実装構造の
半導体集積回路装置の効率的な使用に寄与する。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の一実施
の形態に係る3次元実装構造の半導体集積回路装置を示
す概略断面図であり、図2〜図8はぞれぞれ図1の3次
元実装構造の半導体集積回路装置の製造方法を説明する
ための概略工程断面図である。
【0030】図1に示されるように、本実施の形態に係
る3次元実装構造の半導体集積回路装置としてのメモリ
モジュール28においては、フラッシュメモリ素子が形
成されたICチップ10がフリップチップ実装されてい
るインターポーザ14が、複数段に積層されている。
【0031】先ず、この複数段に積層されているインタ
ーポーザ14の各々にICチップ10がフリップチップ
接合されている状態を詳細に説明すると、次のようにな
る。即ち、UFPLプロセスを用いて作製されたインタ
ーポーザ14においては、例えばポリイミド層からなる
絶縁層18表面に、配線主要部をなすCuメッキ層上に
拡散防止用としてのNiメッキ層を介して接続特性を向
上させるためのAuメッキ層が順に積層されたAu/N
i/Cu積層構造の配線層16が埋め込まれ、その最上
層のAuメッキ層が露出している。こうして、絶縁層1
8表面と配線層16表面とは面一の状態となっている。
【0032】また、このインターポーザ14の回路外周
部には、Cu製のベースメタル板からなるスペーサ20
が枠状に一体的に形成されている。このスペーサ20
は、メモリモジュール28の複数段に積層されているイ
ンターポーザ14の積層間隔を一定に規制していると共
に、複数段のインターポーザ14の積層構造自体を安定
的に補強する働きをしている。
【0033】そして、このインターポーザ14のICチ
ップ搭載領域上に、異方導電性フィルム24を介して、
ICチップ10がフェースダウンにボンディングされ、
ICチップ10表面上に形成されたAuスタッドバンプ
12とインターポーザ14の配線層16の最上層のAu
メッキ層とがフリップチップ接合されている。なお、こ
のICチップ10とインターポーザ14との間に充填さ
れている異方導電性フィルム24は、アンダーフィルと
して機能している。
【0034】次いで、メモリモジュール28を構成する
複数段に積層されたインターポーザ14間の層間接続に
ついて説明する。即ち、複数段に積層された各インター
ポーザ14の配線層16の層間接続領域には、共通に貫
通孔が設けられ、全体としてメモリモジュール28を貫
通する貫通孔となっている。そして、このメモリモジュ
ール28を貫通する貫通孔には、層間接続部材としての
導電性ピン、例えば金属ピン30が挿入されている。ま
た、各インターポーザ14における貫通孔に半田ペース
ト26が充填されており、配線層16の接続用ランドに
接続している。なお、ここで、半田ペースト26の代わ
りに、導電性ペーストを用いてもよい。
【0035】こうして、メモリモジュール28を貫通す
る貫通孔に挿入された層間接続部材としての金属ピン3
0が、貫通孔に充填された半田ペースト26を介して、
複数段に積層された各インターポーザ14の配線層16
の接続用ランドにそれぞれ電気的に接続している。
【0036】なお、ここで、金属ピン30表面には半田
メッキが施されている。このため、金属ピン30と半田
ペースト26との半田塗れ性が確保され、半田ペースト
26を介する金属ピン30と各インターポーザ14の配
線層16の接続用ランドとの電気的な接続は良好なもの
となっている。
【0037】また、メモリモジュール28の最下層部に
おいて、層間接続部材としての金属ピン30下端部に、
このメモリモジュール28をマザーボード等と接続する
ための外部接続端子としての半田ボール32が形成され
ている。
【0038】こうして、メモリモジュール28を構成す
る複数段に積層されたインターポーザ14の配線層16
の接続用ランドは、メモリモジュール28を貫通する貫
通孔に挿入された層間接続部材としての金属ピン30及
びこの貫通孔に充填されている半田ペースト26を介し
て、外部接続用端子としての半田ボール32に接続して
いる。
【0039】次に、図1に示す3次元実装構造の半導体
集積回路装置の製造方法を、図2〜図9の概略工程断面
図を用いて説明する。
【0040】ICチップのバンプ形成工程(図2参
照):例えばフラッシュメモリ素子を形成したICチッ
プ10表面のAlパッド(図示せず)上に、予めワイヤ
ボンド技術を応用したAuスタッドバンプ法により、A
uスタッドバンプ12を形成しておく。更に、このIC
チップ10表面のAlパッド上に形成したAuスタッド
バンプ12上面を専用ツールで潰すフラットニング処理
を行い、その上面を平坦化しておく。
【0041】インターポーザの形成工程(図3参照):
図2に示すICチップ10をボンディングするインター
ポーザ14を別途用意する。なお、このインターポーザ
14は、以下に説明するようなUFPLプロセスを用い
て作製する。例えばCu製のベースメタル板上に、配線
層のネガパターンとなるレジストパターンを形成する。
続いて、このレジストパターンをマスクとして、露出し
ているベースメタル板表面上に例えばAuメッキ、Ni
メッキ、及びCuメッキを順に行う。
【0042】こうして、接続特性を向上させるためのA
uメッキ層上に拡散防止用としてのNiメッキ層を介し
て配線主要部をなすCuメッキ層が順に積層されたAu
/Ni/Cu積層構造の配線層16を形成する。
【0043】次いで、レジストパターンを剥離した後、
基体全面にポリイミド層を塗布した後、このポリイミド
層を選択的にエッチングして、Au/Ni/Cu積層構
造の配線層16の表面及び側面を被覆するポリイミド層
からなる絶縁層18を形成すると共に、配線層16及び
絶縁層18を選択的にエッチングして、層間接続領域に
開口部を形成する。
【0044】次いで、ベースメタル板をその裏面から選
択的にエッチングして、絶縁層18の裏面及び絶縁層1
8に埋め込まれた状態の配線層16の裏面を面一に露出
させると共に、回路外周部の配線層16裏面上にベース
メタル板を枠状に残存させてスペーサ20とし、更に層
間接続領域に形成した開口部を貫通孔22にする。な
お、このとき、露出する配線層16裏面は、Auメッキ
層となっている。
【0045】こうして、ポリイミド層からなる絶縁層1
8裏面にAu/Ni/Cu積層構造の配線層16が埋め
込まれ、その最下層のAuメッキ層の裏面が絶縁層18
の裏面と面一に露出すると共に、その層間接続領域に貫
通孔22が形成されているインターポーザ14を形成す
る。また、同時に、このインターポーザ14の回路外周
部に、ベースメタル板からなるスペーサ20を枠状に一
体的に形成する。
【0046】ICボンディング工程(図4、図5参
照):図3に示すインターポーザ14の上下を逆にし
て、そのインターポーザ14上に、異方導電性フィルム
24を介して、図2に示すICチップ10をフェースダ
ウンにボンディングする。
【0047】即ち、インターポーザ14のICチップ搭
載領域上に異方導電性フィルム24を仮接着した後、こ
の異方導電性フィルム24を介してICチップ10をイ
ンターポーザ14上に搭載し、熱圧着して、ICチップ
10のAuスタッドバンプ12とインターポーザ14の
配線層16の最上層のAuメッキ層とをフリップチップ
接合する。こうして、ICチップ10をインターポーザ
14上にフリップチップ実装する。なお、このフリップ
チップ実装の際に、異方導電性フィルム24は溶融し
て、ICチップ10下に充填される。そして、このIC
チップ10下に充填された異方導電性フィルム24は、
アンダーフィルとして機能する。
【0048】IC測定工程(図5参照):図5に示す状
態において、インターポーザ14上にフリップチップ実
装されたICチップ10の電気チェックを行い、必要に
応じてバーンインを行う。なお、このICチップ10の
電気チェック等のため、インターポーザ14の配線層1
6には、層間接続用ランドとは別に、測定用ランドを設
けておく。
【0049】半田ペースト印刷工程(図6参照):図5
に示すICチップ10がフリップチップ実装されている
インターポーザ14の上下を逆にして、そのインターポ
ーザ14上に、ICチップ10の実装側とは反対側か
ら、半田ペースト26をスクリーン印刷する。こうし
て、インターポーザ14の層間接続領域に設けた貫通孔
22に半田ペースト26を充填すると共に、この半田ペ
ースト26を配線層16の接続用ランドに接続させる。
なお、このとき、半田ペースト26の代わりに、導電性
ペーストをディスペンス等の方法によって塗布してもよ
い。
【0050】インターポーザの積層工程(図7参照):
ICチップ10がフリップチップ実装されているインタ
ーポーザ14を複数段に積層して、メモリモジュール2
8の大枠を形成する。このとき、複数段に積層するイン
ターポーザ14は、所定の治具を用いて位置決めし、各
インターポーザ14の貫通孔22間にズレが生じないよ
うにする。こうして、各インターポーザ14に設けた貫
通孔22は、メモリモジュール28全体を貫通する貫通
孔22となる。但し、この貫通孔22には、各インター
ポーザ14においてその配線層16の接続用ランドに接
続する半田ペースト26が充填されている。
【0051】なお、このとき、インターポーザ14の回
路外周部には、UFPLプロセスの特徴が活かされて、
ベースメタル板からなるスペーサ20が枠状に一体的に
形成されている構造となっているため、このスペーサ2
0によってメモリモジュール28を構成する複数段に積
層された各インターポーザ14の積層間隔が一定に規制
されると共に、インターポーザ14の複数段の積層構造
自体が安定するように補強される。
【0052】複数のインターポーザ間の接続工程(図8
参照):メモリモジュール28を貫通する貫通孔22
に、層間接続部材としての金属ピン30を図中の矢印で
示す方向に挿入し、各インターポーザ14において貫通
孔22に充填されている半田ペースト26に接触させ
る。
【0053】なお、このとき、金属ピン30表面には予
め半田メッキを施しておく。このため、後の工程におい
て行う半田リフロー処理の際に、各インターポーザ14
における貫通孔22に充填されている半田ペースト26
は、挿入された金属ピン30の側面に容易に塗れて馴染
み、金属ピン30と半田ペースト26との半田塗れ性が
確保されて、金属ピン30が半田ペースト26を介して
各インターポーザ14の配線層16の接続用ランドにそ
れぞれ良好に電気的に接続される。
【0054】また、図6に示す半田ペースト印刷工程に
おいて、半田ペースト26をスクリーン印刷する代わり
に導電性ペーストを塗布した場合には、この工程におい
てその導電性ペーストのキュアを行う。
【0055】半田ボールのマウント及びリフロー工程
(図9参照):メモリモジュール28を貫通する貫通孔
22に挿入し、半田ペースト26を介して各インターポ
ーザ14の配線層16の接続用ランドにそれぞれ電気的
に接続した層間接続部材としての金属ピン30の上端部
に、外部接続用端子としての半田ボール32をマウント
した後、一括半田リフロー処理を行って、各インターポ
ーザ14の配線層16の接続用ランドと層間接続部材と
しての金属ピン30、この金属ピン30と外部接続用端
子としての半田ボール32をそれぞれ半田によって電気
的、機械的に接合する。
【0056】こうして、ICチップ10がフリップチッ
プ実装されているインターポーザ14が複数段に積層さ
れたメモリモジュール28において、メモリモジュール
28を貫通する貫通孔22に挿入された層間接続部材と
しての金属ピン30及びこの貫通孔22に充填されてい
る半田ペースト26を介して、外部接続用端子としての
半田ボール32に電気的、機械的に接合する。続いて、
このメモリモジュール28に対して所定の電気検査を行
い、図1に示されるメモリモジュール28を完成させ
る。
【0057】以上のように本実施の形態によれば、メモ
リモジュール28におけるICチップ10がフリップチ
ップ実装されている複数段のインターポーザ14の層間
接続部材として、メモリモジュール28を貫通する貫通
孔22に挿入した金属ピン30を使用することにより、
従来の層間接続部材として半田ボールを用い、この半田
ボールのインターポーザの配線層の接続用ランド上への
搭載時とICチップがフリップチップ実装された複数の
インターポーザの積層時との計2回において半田リフロ
ー処理を必要としていた場合と比較すると、メモリモジ
ュール28を貫通する貫通孔22に挿入した金属ピン3
0上端部に外部接続用の半田ボール32を搭載する際に
1回の半田リフロー処理を行えばよいことから、3次元
実装構造の半導体集積回路装置の製造プロセスのTAT
を短縮することができるため、その製造コストを低減す
ることができる。また、複数段に積層されたインターポ
ーザ14を電気的、機械的に接合する層間接続部材とし
ての半田ボールが不要になれることからも、製造コスト
を低減することができる。
【0058】また、ICチップ10がフリップチップ実
装されたインターポーザ14を例えば4段又は8段に積
層する多段積層構造の場合であっても、メモリモジュー
ル28を貫通する貫通孔22に層間接続部材としての金
属ピン30が挿入されているため、複数段に積層された
各インターポーザ14間の位置ズレが防止され、モジュ
ール28全体が斜めに傾く恐れがなくなるため、安定し
た3次元実装構造の半導体集積回路装置を実現し、その
信頼性を向上することができる。
【0059】また、複数段に積層されたインターポーザ
14の層間接続部材として従来のような半田ボールを使
用していないため、積層間隔を規定する半田ボールの大
きさ(高さ)がその溶融状態によってばらつき、積層間
隔が不均一になることもなくなる。しかも、インターポ
ーザ14の回路外周部にスペーサ20が枠状に一体的に
形成されていることにより、このスペーサ20がメモリ
モジュール28の複数段に積層されているインターポー
ザ14の積層間隔を一定に規制し、複数段のインターポ
ーザ14の積層構造自体を安定的に補強するため、半導
体集積回路装置の3次元実装構造を安定化して、その信
頼性を向上することができる。
【0060】
【発明の効果】以上詳細に説明した通り、本発明に係る
半導体集積回路装置及びその製造方法によれば、次のよ
うな効果を奏することができる。即ち、請求項1に係る
半導体集積回路装置によれば、モジュールを構成する複
数段に積層されたインターポーザのそれぞれの配線層と
外部接続用端子とが、モジュールを貫通する貫通孔に挿
入された層間接続部材としての導電性ピンによって接続
されていることにより、複数段に積層された各インター
ポーザ間の位置ズレがこの導電性ピンの挿入によって防
止されることになり、モジュール全体が斜めに傾く恐れ
がなくなるため、高い信頼性をもつ安定した3次元実装
構造の半導体集積回路装置を実現することができる。
【0061】また、請求項6に係る半導体集積回路装置
の製造方法によれば、モジュールを構成する複数段に積
層したインターポーザの層間接続を行う際に、モジュー
ルを貫通する貫通孔に層間接続部材としての導電性ピン
を挿し、この導電性ピンを貫通孔に充填された導電性ペ
ースト又は半田ペーストを介してインターポーザの配線
層に接続することにより、従来の層間接続部材に半田ボ
ールを使用する方法と比較すると、半田リフロー処理の
回数が低減されるため、3次元実装構造の半導体集積回
路装置の製造プロセスのTATを短縮することが可能に
なり、その製造コストを低減することができる。また、
層間接続部材としての半田ボールが不要となることから
も、その製造コストを低減することができる。
【0062】また、半導体集積回路装置が、半導体集積
回路チップを実装したインターポーザを多段に積層した
多段積層構造のモジュールであっても、そのモジュール
を貫通する貫通孔に導電性ピンを挿入することにより、
積層したインターポーザ間の位置ズレが防止され、モジ
ュール全体が斜めに傾く恐れがなくなるため、安定した
3次元実装構造の半導体集積回路装置を実現し、その信
頼性を向上することができる。
【0063】また、回路外周部にスペーサが枠状に設け
られているインターポーザを使用することにより、複数
段に積層したインターポーザ間の積層間隔がスペーサの
高さによって一定に規定されるため、従来の層間接続部
材に半田ボールを使用することによってインターポーザ
間の積層間隔が半田ボールの大きさ(高さ)に規定され
る場合と比較すると、半田ボールの溶融状態によって半
田ボールの大きさ(高さ)がばらついて積層間隔が不均
一になることもなくなり、半導体集積回路装置の3次元
実装構造を安定化して、その信頼性を向上することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る3次元実装構造の
半導体集積回路装置を示す概略断面図である。
【図2】図1の3次元実装構造の半導体集積回路装置の
製造方法を説明するための概略工程断面図(その1)で
ある。
【図3】図1の3次元実装構造の半導体集積回路装置の
製造方法を説明するための概略工程断面図(その2)で
ある。
【図4】図1の3次元実装構造の半導体集積回路装置の
製造方法を説明するための概略工程断面図(その3)で
ある。
【図5】図1の3次元実装構造の半導体集積回路装置の
製造方法を説明するための概略工程断面図(その4)で
ある。
【図6】図1の3次元実装構造の半導体集積回路装置の
製造方法を説明するための概略工程断面図(その5)で
ある。
【図7】図1の3次元実装構造の半導体集積回路装置の
製造方法を説明するための概略工程断面図(その6)で
ある。
【図8】図1の3次元実装構造の半導体集積回路装置の
製造方法を説明するための概略工程断面図(その7)で
ある。
【図9】図1の3次元実装構造の半導体集積回路装置の
製造方法を説明するための概略工程断面図(その8)で
ある。
【図10】従来の3次元実装構造のメモリモジュールの
製造プロセスを説明するための概略工程断面図(その
1)である。
【図11】従来の3次元実装構造のメモリモジュールの
製造プロセスを説明するための概略工程断面図(その
2)である。
【図12】従来の3次元実装構造のメモリモジュールの
製造プロセスを説明するための概略工程断面図(その
3)である。
【図13】従来の3次元実装構造のメモリモジュールの
製造プロセスを説明するための概略工程断面図(その
4)である。
【符号の説明】
10……ICチップ、12……Auスタッドバンプ、1
4……インターポーザ、16……配線層、18……絶縁
層、20……スペーサ、22……貫通孔、24……異方
導電性フィルム、26……半田ペースト、28……メモ
リモジュール、30……金属ピン、32……半田ボー
ル、50……ICチップ、52……Auスタッドバン
プ、54……インターポーザ、56……絶縁層、58…
…配線層、60……層間接続用の金属メッキ層、62…
…異方導電性フィルム、64……半田ボール、66……
メモリモジュール。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体集積回路チップが実装されたイン
    ターポーザを複数段に積層したモジュールと、前記モジ
    ュールの最下層に配置した外部接続用端子と、前記複数
    段のインターポーザの配線層と前記外部接続用端子とを
    接続する層間接続部材と、を有する3次元実装構造の半
    導体集積回路装置であって、 前記層間接続部材が、前記モジュールを前記複数段のイ
    ンターポーザの積層方向に貫通する貫通孔に挿入された
    導電性ピンであることを特徴とする半導体集積回路装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路装置にお
    いて、 前記導電性ピンが、前記貫通孔に充填された導電性ペー
    スト又は半田ペーストを介して、前記複数段のインター
    ポーザの前記配線層に接続していることを特徴とする半
    導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の半導体集積回路装置にお
    いて、 前記インターポーザが、絶縁層と前記絶縁層の表面に埋
    め込まれた配線層とを有し、前記配線層の表面が前記絶
    縁層の表面と略面一に露出していることを特徴とする半
    導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の半導体集積回路装置にお
    いて、 前記複数段のインターポーザ間に、スペーサが設けられ
    ていることを特徴とする半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の半導体集積回路装置にお
    いて、 前記外部接続用端子が、前記導電性ピンの下端部に形成
    された半田ボールであることを特徴とする半導体集積回
    路装置。
  6. 【請求項6】 層間接続領域に貫通孔が開孔され、回路
    外周部にスペーサが枠状に設けられているインターポー
    ザを形成する第1の工程と、 前記インターポーザ上に、半導体集積回路チップを実装
    する第2の工程と、 前記インターポーザの前記貫通孔に導電性ペースト又は
    半田ペーストを充填させ、前記導電性ペースト又は前記
    半田ペーストと前記インターポーザの配線層とを接続す
    る第3の工程と、 前記半導体集積回路チップが実装された前記インターポ
    ーザを複数段に積層してモジュールを形成すると共に、
    前記インターポーザの前記貫通孔が前記モジュールを前
    記インターポーザの積層方向に貫通する貫通孔となるよ
    うに位置合わせを行う第4の工程と、 前記モジュールを貫通する前記貫通孔に、層間接続部材
    としての導電性ピンを挿入すると共に、前記貫通孔に充
    填された前記導電性ペースト又は前記半田ペーストを介
    して、前記導電性ピンを前記インターポーザの前記配線
    層に接続する第5の工程と、 前記導電性ピンの下端部に、外部接続用端子を形成する
    第6の工程と、 を有することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の半導体集積回路装置の製
    造方法において、 前記第1の工程が、 ベースメタル板上に形成した所定のレジストパターンを
    マスクとして、前記ベースメタル板の露出面上にメッキ
    層を形成し、前記メッキ層からなる配線層を形成する工
    程と、 前記レジストパターンを剥離した後、前記配線層の表面
    及び側面を被覆する絶縁層を前記ベースメタル板上に形
    成すると共に、前記配線層及び前記絶縁層を選択的にエ
    ッチングして、層間接続領域に開口部を形成する工程
    と、 前記ベースメタル板を裏面から選択的にエッチングし
    て、前記絶縁層の裏面及び前記絶縁層に埋め込まれてい
    る前記配線層の裏面を略面一に露出させると共に、前記
    ベースメタル板からなるスペーサを回路外周部に枠状に
    形成し、更に前記開口部が貫通孔になるようにする工程
    と、 を有することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の半導体集積回路装置の製
    造方法において、 前記第6の工程が、前記導電性ピンの下端部に、半田ボ
    ールを形成する工程であることを特徴とする半導体集積
    回路装置の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008147598A (ja) * 2006-12-13 2008-06-26 Shinko Electric Ind Co Ltd 積層型パッケージ及びその製造方法
US7615870B2 (en) 2005-04-28 2009-11-10 Elpida Memory, Inc. Semiconductor device, manufacturing method thereof, and connection method of circuit board
US7916564B2 (en) 2008-04-10 2011-03-29 Samsung Electronics Co., Ltd. Multi-chip semiconductor device providing enhanced redundancy capabilities
CN115188734A (zh) * 2022-09-06 2022-10-14 中诚华隆计算机技术有限公司 一种芯片互连结构及芯片

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