JP4135025B2 - 調湿ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、調湿ユニット、特に、室外に設置され、ダクト等を通じて調湿された空気を室内に供給する調湿ユニットに関する。
従来より、調湿ユニットの1つとして、吸着材を用いた無給水の加湿ユニットが知られている。このような加湿ユニットは、主として、吸着材を含む調湿ロータと、吸湿ファンと、加湿ファンと、ヒータとを備えている。この調湿ロータは、その円板状表面が吸湿(吸着)流路及び加湿(再生)通路を順に通過するように回転する。吸湿流路には、吸湿ファンが配置され、加湿流路には、加湿ファン及びヒータが配置されている(例えば、特許文献1、2参照。)。
そして、調湿ロータの円板状表面の一部が吸湿流路を通過するとき、吸湿ファンによって吸湿用空気が吸着材に供給されて、吸湿用空気に含まれる水分は、吸着材に吸着される。一方、調湿ロータの円板状表面の一部が加湿流路を通過するとき、ヒータによって加熱された加湿用空気が、加湿ファンによって吸着材に供給されて、吸着材が加湿用空気の熱によって加熱されることによって吸着材から水分が脱離する。その結果、加湿用空気に吸着材から脱離した水分が付与されることによって、加湿空気が生成される。加湿空気は、ダクト等を通じて室内に供給される。
特許3438672号 2002−98365号公報
上述の加湿ユニットは、セパレート型の空気調和装置を構成する室外ユニットの上に搭載されることを前提としたものであるため、上下方向のサイズが問題となる場合はあるが、平面サイズについては、室外ユニットの平面サイズに適合すればよいため、それほど問題とはならない。
しかし、複数の室内に加湿空気を供給することができるように各室の近傍に設置する場合や、ダクト等を短くしてダクト等の内部における結露量を減らすことができるように建物の壁面に設置する場合等を考慮すると、さらにコンパクト化が必要となり、室外ユニットの上に搭載することを前提とした加湿ユニットの構成をそのまま使用したのでは、コンパクト化に対応することができない。
本発明の課題は、調湿ロータを用いた無給水の加湿ユニットのコンパクト化を実現することにある。
第1の発明にかかる調湿ユニットは、空気中の水分を吸脱着することが可能な調湿ロータと、ケーシングと、加熱機構と、送風ファンとを備えている。ケーシングの内部には、調湿ロータを経由する吸湿流路と、吸湿流路とは別に調湿ロータを経由する加湿流路とを有する空気流路が形成されている。加熱機構は、加湿流路の調湿ロータの上流側に設けられ、加湿流路を流れる空気を加熱する。送風ファンは、ケーシング内に配置され、ファンモータによって回転駆動されて空気流路内に空気を流す。そして、ファンモータは、送風ファンと調湿ロータとによって挟まれるように配置されており、その回転軸は、送風ファン側及び調湿ロータ側の両方に向かって延びるとともに、ファンモータの回転を減速する減速機構を介して調湿ロータに連結されており、調湿ロータをさらに回転駆動する。しかも、調湿ロータの回転中心は、ファンモータの回転軸と略同心であり、減速機構は、ファンモータの回転を減速するための複数のギアを有しており、調湿ロータは、略環状の部材であり、その内周縁には、複数のギアの一つを構成する環状のドリブンギアが設けられている。
この調湿ユニットでは、調湿ロータ駆動専用のモータ不要となるため、ユニットのコンパクト化が可能になる。また、この調湿ユニットでは、ファンモータの回転軸を極力短くすることができるため、ユニットの回転軸方向のサイズのコンパクト化に寄与できる。さらに、この調湿ユニットでは、ファンモータの回転を調湿ロータの回転に適合するように減速することが可能になる。
しかも、この調湿ユニットでは、調湿ロータと送風ファンとが回転軸方向に並んで配置されるため、ユニットの回転軸直交方向のサイズのコンパクト化に寄与でき、ドリブンギアが調湿ロータの外周縁ではなく内周縁に設けられているため、ファンモータの回転軸方向から減速機構を見た際に、減速機構が調湿ロータに極力重なることがないように配置されることになり、空気流路のうち調湿ロータを通過する部分の流路が確保されやすくなる。
の発明にかかる調湿ユニットは、第1の発明にかかる調湿ユニットにおいて、減速機構は、ファンモータの回転を多段階に減速することが可能である。
この調湿ユニットでは、ファンモータの回転と調湿ロータとの回転との回転比を多段階に変化させることができるため、ユニットの調湿能力を多段階に変化させることが可能になる。
の発明にかかる調湿ユニットは、第1又は第2の発明にかかる調湿ユニットにおいて、ファンモータは、加湿流路内の加熱機構の上流側に配置されている。
この調湿ユニットでは、ファンモータの廃熱で加湿流路を流れる空気を加熱することができるため、調湿ロータからの水分の脱離を促進することができる。
の発明にかかる調湿ユニットは、第1〜第3の発明のいずれかにかかる調湿ユニットにおいて、加熱機構は、蒸気圧縮式の冷媒回路内を循環する冷媒が流れる熱交換器を含んでいる。
この調湿ユニットでは、例えば、空気調和装置と併設される場合において、冷媒回路内を循環する冷媒の熱を有効利用することができるため、ユニットで使用される消費電力を抑えることができる。
の発明にかかる調湿ユニットは、第1〜第4の発明のいずれかにかかる調湿ユニットにおいて、加湿流路を通過した空気を室内に供給するとともに吸湿流路を通過した空気を室外に排出する加湿運転切換状態と、吸湿流路を通過した空気を室内に供給するとともに加湿流路を通過した空気を室外に排出する除湿運転切換状態とを切り換え可能な除加湿切換機構をさらに有している。
この調湿ユニットでは、加湿運転と除湿運転とを切り換えて行うことができる。
の発明にかかる調湿ユニットは、第1〜第5の発明のいずれかにかかる調湿ユニットにおいて、ケーシングには、調湿ロータを通過した調湿空気を室内に供給する調湿空気出口管が設けられている。調湿空気出口管は、ケーシングに向かって下り勾配になるように、水平方向に対して1度以上傾斜している。
この調湿ユニットでは、調湿空気出口管において結露が生じた場合にケーシング内に結露水が戻るようにできるため、調湿空気出口管に結露水が溜まらないようにすることができる。
の発明にかかる調湿ユニットは、第6の発明にかかる調湿ユニットにおいて、ケーシングには、ドレン抜き孔が形成されている。
この調湿ユニットでは、ケーシング内に溜まった結露水を速やかに排出することができるため、ケーシングを通じて、調湿空気出口管において生じた結露水を排出することができる。
の発明にかかる調湿ユニットは、第1〜第7の発明のいずれかにかかる調湿ユニットにおいて、送風ファンは、ファンモータによって回転駆動される羽根車と、羽根車が収容されるファンケーシングとを有している。ファンケーシングは、羽根車の回転軸方向一方に面するファン吸入口と、加湿流路に連通する加湿側ファン吹出口と、吸湿流路に連通する吸湿側ファン吹出口とを有している。
この調湿ユニットでは、従来の調湿ユニットにおける加湿ファンと吸湿ファンとが兼用されており、ファン及びファンモータが1つで済むようになるため、ユニットのコンパクト化に寄与できる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1の発明では、ユニットのコンパクト化が可能になり、ユニットの回転軸方向のサイズのコンパクト化に寄与でき、ファンモータの回転を調湿ロータの回転に適合するように減速することが可能になる。しかも、ユニットの回転軸直交方向のサイズのコンパクト化に寄与でき、空気流路のうち調湿ロータを通過する部分の流路が確保されやすくなる。
の発明では、ユニットの調湿能力を多段階に変化させることが可能になる。
の発明では、調湿ロータからの水分の脱離を促進することができる。
の発明では、ユニットで使用される消費電力を抑えることができる。
の発明では、加湿運転と除湿運転とを切り換えて行うことができる。
の発明では、調湿空気出口管に結露水が溜まらないようにすることができる。
の発明では、ケーシングを通じて、調湿空気出口管において生じた結露水を排出することができる。
の発明では、ユニットのコンパクト化に寄与できる。
以下、図面に基づいて、本発明にかかる調湿ユニットの実施形態について説明する。
(1)空気調和装置の概略構成
図1は、本発明の一実施形態にかかる調湿ユニットが採用された空気調和装置1の外観図である。
この空気調和装置1は、主として、室外に設置される室外ユニット2と、壁Wの室内側の面等に取り付けられる室内ユニット3と、壁Wの室外側の面等に取り付けられる調湿ユニット6とを備えている。室外ユニット2と室内ユニット3とは、冷媒連絡管4、5を介して接続されることで蒸気圧縮式の冷媒回路10を構成しており、室内の空気調和を行うことができるようになっている。また、本実施形態において、調湿ユニット6の背面(すなわち、壁Wの室外側の面と近接する面)には、後述の加湿空気等を室内に供給する調湿空気出口管としての給気管9が設けられており、壁Wを貫通して壁Wの室内側の面に取り付けられた室内ユニット3に接続されている。このため、従来の調湿ユニットが室外ユニット2の上に搭載された構成に比べて、給気管9の長さが短くなっている。
(2)室内ユニット及び室外ユニットの概略構成
以下、室内ユニット3及び室外ユニット2の概略構成について、図1及び図2を用いて説明する。ここで、図2は、空気調和装置1の概略構成図である。
<室内ユニット>
まず、室内ユニット3の概略構成について説明する。室内ユニット3は、主として、冷媒回路10の一部を構成する室内側冷媒回路10aを備えている。この室内側冷媒回路10aは、主として、室内熱交換器31を備えている。
室内熱交換器31は、冷房時には冷媒の加熱器として機能して室内空気を冷却し、暖房時には冷媒の冷却器として機能して室内空気を加熱する熱交換器である。
室内ユニット3は、本実施形態において、ユニット内に室内空気を吸入して、室内空気と冷媒とを室内熱交換器31において熱交換させて室内に供給する室内ファン32を備えている(図1の矢印F1、F2参照)。
また、室内ユニット3内には、上述の給気管9の管端部が挿入されており、調湿ユニット6から供給される加湿空気等が室内ユニット3内に一旦吹き出された後(図1の矢印F3参照)、室内空気とともに室内ファン32によって室内に供給されるようになっている。
<室外ユニット>
次に、室外ユニット2の概略構成について説明する。室外ユニット2は、主として、冷媒回路10の一部を構成する室外側冷媒回路10bを備えている。この室外側冷媒回路10bは、主として、圧縮機21と、四路切換弁22と、室外熱交換器23と、膨張弁24と、閉鎖弁25、26とを備えている。
圧縮機21は、本実施形態において、冷媒を圧縮するための圧縮機である。
四路切換弁22は、冷媒の流れの方向を切り換えるための弁であり、冷房時には、室外熱交換器23を圧縮機21から吐出された冷媒の冷却器として、かつ、室内熱交換器31を膨張弁24において減圧された冷媒の加熱器として機能させるために、圧縮機21の吐出側と室外熱交換器23の一端側とを接続するとともに圧縮機21の吸入側と冷媒連絡管5側とを接続し(図1の四路切換弁22の実線を参照)、暖房時には、室内熱交換器31を圧縮機21において吐出された冷媒の冷却器として、かつ、室外熱交換器23を膨張弁24で減圧された冷媒の加熱器として機能させるために、圧縮機21の吐出側と冷媒連絡管5側とを接続するとともに圧縮機21の吸入側と室外熱交換器23の一端側とを接続することが可能である(図1の四路切換弁22の破線を参照)。
室外熱交換器23は、本実施形態において、冷房時には室外空気を冷却源とする冷媒の冷却器として機能し、暖房時には室外空気を加熱源とする冷媒の加熱器として機能する熱交換器である。室外熱交換器23は、その一端側が四路切換弁22に接続され、その他端側が冷媒連絡管4に接続されている。
膨張弁24は、冷房時には室外熱交換器23において冷却されて室内熱交換器31に送られる冷媒を減圧し、暖房運転時には室内熱交換器31において冷却されて室外熱交換器23に送られる冷媒を減圧する電動膨張弁である。
室外ユニット2は、本実施形態において、ユニット内に室外空気を吸入して、室外熱交換器23に供給した後に室外に排出するための室外ファン27を備えている(図1の矢印F4、F5参照)。
閉鎖弁25、26は、外部の機器・配管(具体的には、冷媒連絡管4、5)との接続口に設けられた弁である。閉鎖弁25は、膨張弁24に接続されている。閉鎖弁26は、四路切換弁22に接続されている。
以上のように、室内側冷媒回路10aと室外側冷媒回路10bと冷媒連絡管4、5とが接続されて、空気調和装置1の冷媒回路10が構成されている。そして、本実施形態の空気調和装置1は、四路切換弁22により冷房と暖房とを切り換えて運転できるようになっている。
(3)冷房運転及び暖房運転
次に、空気調和装置1の冷房運転及び暖房運転について、図1及び図2を用いて説明する。
<冷房運転>
まず、冷房運転について説明する。
冷房運転時は、四路切換弁22が図1の実線で示される状態、すなわち、圧縮機21の吐出側が室外熱交換器23の一端側に接続され、かつ、圧縮機21の吸入側が冷媒連絡管5側に接続された状態となっている。また、閉鎖弁25、26は開にされ、膨張弁24は開度調節されるようになっている。
この冷媒回路10の状態で、圧縮機21、室外ファン27及び室内ファン32を運転すると、低圧の冷媒は、圧縮機21に吸入されて圧縮されて高圧の冷媒となって吐出される。この高圧の冷媒は、四路切換弁22を経由して室外熱交換器23に送られて、室外ファン27によって供給される室外空気(図1の矢印F4、F5参照)と熱交換を行って冷却される。そして、この室外熱交換器23において冷却された高圧の冷媒は、膨張弁24によって減圧されて低圧の冷媒となった後に、閉鎖弁25及び冷媒連絡管4を経由して、室内ユニット3に送られる。そして、室内ユニット3に送られた低圧の冷媒は、室内熱交換器31に送られ、室内ファン32によって供給される室内空気(図1の矢印F1、F2参照)と熱交換を行って加熱される。そして、この室内熱交換器31において加熱された低圧の冷媒は、冷媒連絡管5を経由して室外ユニット2に送られ、閉鎖弁26及び四路切換弁22を経由して、再び、圧縮機21に吸入される。このようにして、冷房運転が行われる。
<暖房運転>
次に、通常運転モードにおける暖房について、図1及び図2を用いて説明する。
暖房運転時は、四路切換弁22が図1の破線で示される状態、すなわち、圧縮機21の吐出側が冷媒連絡管5側に接続され、かつ、圧縮機21の吸入側が室外熱交換器23の一端側に接続された状態となっている。また、閉鎖弁25、26は開にされ、膨張弁24は開度調節されるようになっている。
この冷媒回路10の状態で、圧縮機21、室外ファン27及び室内ファン32を運転すると、低圧の冷媒は、圧縮機21に吸入されて圧縮されて高圧の冷媒となって吐出され、四路切換弁22、閉鎖弁26及び冷媒連絡管5を経由して、室内ユニット3に送られる。そして、室内ユニット3に送られた高圧の冷媒は、室内熱交換器31において、室内ファン32によって供給される室内空気(図1の矢印F1、F2参照)と熱交換を行って冷却される。そして、この室内熱交換器31において冷却された高圧の冷媒は、冷媒連絡管4及び閉鎖弁25を経由して、室外ユニット2に送られる。そして、室外ユニット2に送られた高圧の冷媒は、膨張弁24によって減圧されて低圧の冷媒となった後に、室外熱交換器23に流入し、室外ファン27によって供給される室外空気(図1の矢印F4、F5参照)と熱交換を行って加熱される。そして、この室外熱交換器23において加熱された低圧の冷媒は、四路切換弁22を経由して、再び、圧縮機21に吸入される。このようにして、暖房運転が行われる。
(4)調湿ユニットの構成
次に、本実施形態の調湿ユニット6の構成について、図1〜図11を用いて説明する。ここで、図3は、調湿ユニット6の外観斜視図である。図4は、調湿ユニット6の分解斜視図である。図5は、調湿ユニット6の正面図である。図6は、図5のI−I断面図である。図7は、図6のII−II断面図である。図8は、図6のIII−III断面図である。図9は、図6のIV−IV断面図である。図10は、図6のV−V断面図である。図11は、図7のVI−VI−O−I断面図である。尚、以下の調湿ユニット6の説明においては、調湿ユニット6が壁Wの室外側の面に近接する面を「背面」とし、この背面に対して壁Wから遠い側の面「正面」とし、この正面から見て左側の面を「左側面」、右側の面を「右側面」、下側の面を「下面」、上側の面を「上面」とする。
調湿ユニット6は、本実施形態において、室外空気中の水分を吸脱着することによって加湿空気を生成し、給気管9を通じて加湿空気を室内に供給する無給水式の加湿ユニットであり、主として、空気中の水分を吸脱着することが可能な調湿ロータ61と、ケーシングとしてのケーシング本体62及びケーシング蓋63と、加熱機構としてのヒータ64と、送風ファン65とを備えている。
<ケーシング本体及びケーシング蓋>
ケーシング本体62は、本実施形態において、正面側が開口した略長方形状の箱体であり、主として、背面部71と、左側面部72と、右側面部73と、下面部74と、上面部75とを有している。
背面部71には、主として、内側筒状部71aと、外側筒状部71bと、背面貫通孔71cと、背面ドレン孔71dが形成されている。
内側筒状部71aは、背面部71の正面視略中央の位置から正面側に向かって延びる円筒状の部分である。内側筒状部71aの正面側端には、さらに正面側に向かって延びる円筒状の第1筒状支持部71e及び第2筒状支持部71fが形成されている。第1筒状支持部71eは、内側筒状部71aの外径よりも小径の外径を有し、かつ、内側筒状部71aの内径よりも大径の内径を有する内側筒状部71aと同心(以下、内側筒状部71aの円中心を中心Oとする)の円筒状部分である。第2筒状支持部71fは、内側筒状部71aの下端において、第1筒状支持部71eの上側に配置された小径の筒状部分である(図4における図示は省略)。
外側筒状部71bは、中心を中心Oとし内側筒状部71aの外側を囲むように背面部71の正面視略中央の位置から正面側に向かって延びる円筒状の部分である。外側筒状部71bの右半分の部分には、外側筒状部71bの内周側から外周側に向かって貫通する長方形状の複数の角孔71gが形成されている。
背面貫通孔71cは、背面部71の正面視における内側筒状部71aと外側筒状部71bとの間の領域のうちの左上側の部分を貫通するように形成された丸孔である。この背面貫通孔71cには、給気管9が背面部71の正面側から挿入されている。給気管9の調湿ユニット6側の端部には、背面貫通孔71cよりも大径の環状のフランジ部9aが設けられている。給気管9は、フランジ部9aにおいて、ケーシング本体62に装着されている。そして、給気管9は、ケーシング本体62に向かって下り勾配になるように、水平方向に対して1度以上傾斜した状態で、ケーシング本体62に装着されている。
また、背面部71の正面側には、外側筒状部71bの正面側端から左側面部72、右側面部73、下面部74及び上面部75に向かって放射状に延びる環状仕切部76が設けられている。そして、ケーシング本体62内の空間は、この環状仕切部76によって、背面部71、左側面部72、右側面部73、下面部74、上面部75、外側筒状部71b及び環状仕切部76によって囲まれる第1空間S1と他の空間とに区切られており、第1空間S1は、外側筒状部71bに形成された複数の角孔71gによって他の空間と連通している。
また、背面部71の正面視における内側筒状部71aと外側筒状部71bとの間の領域のうちの左上側の部分には、正面側及び背面側が開口した略円弧筒状の円弧筒状部77が設けられている。円弧筒状部77は、主として、外側円弧部77aと、内側円弧部77bと、右側面部77c、下面部77dとを有している。外側円弧部77aは、外側筒状部71bの左上側の部分の内周側に近接しており、内側円弧部77bは、内側筒状部71aの左上側の部分の外周側に近接している。右側面部77c及び下面部77dは、背面部71、内側筒状部71a及び外側筒状部71bによって囲まれる環状の空間を背面貫通孔71cに連通する第2空間S2と、外側筒状部71bに形成された複数の角孔71gに連通する第3空間S3とに区切っている。
背面ドレン孔71dは、背面貫通孔71cの直下で、かつ、円弧筒状部77の下面部77dの上面に接する位置から背面部71の下端に向かって背面部71内を貫通するように形成された流路である。
右側面部73の背面部71寄りの部分には、第1空間S1に連通するように、長方形状の右側面排出孔73aが形成されている。この右側面排出孔73aは、右側面部73の上端付近から下端付近にわたって形成されている。
下面部74の背面部71寄りの部分には、第1空間S1に連通するように、長方形状の下面排出孔74aが形成されている。この下面排出孔74aは、下面部74の左右方向中央付近から右端付近にわたって形成されている。
上面部75の背面部71寄りの部分には、第1空間S1に連通するように、長方形状の上面排出孔75aが形成されている。この上面排出孔75aは、上面部75の左右方向中央付近から右端付近にわたって形成されている。
ケーシング蓋63は、ケーシング本体62の正面側の開口を覆う部材である。ケーシング蓋63は、本実施形態において、背面側が開口した略長方形状の箱体であり、主として、正面部81と、左側面部82と、右側面部83と、下面部84と、上面部85とを有している。
正面部81には、吸入グリル81aが形成されており、ケーシング本体62内に室外空気を吸入することができるようになっている(図1、3及び4の矢印F6参照)。
左側面部82は、ケーシング蓋63によってケーシング本体62の正面側の開口を覆った状態において、ケーシング本体62の左側面部72の外周側に配置される部分であり、その背面側の端部は、ケーシング本体62の背面部71まで延びている。
右側面部83は、ケーシング蓋63によってケーシング本体62の正面側の開口を覆った状態において、ケーシング本体62の右側面部73の外周側に配置される部分であり、その背面側の端部は、ケーシング本体62の背面部71まで延びている。右側面部83には、ケーシング本体62の右側面部73に形成された右側面排出孔73aに対向するように、右側面吹出グリル83aが形成されており、ケーシング本体62内から調湿ロータ61において水分が吸着された後の吸湿空気を吹き出すことができるようになっている(図1、3及び4の矢印F7参照)。
下面部84は、ケーシング蓋63によってケーシング本体62の正面側の開口を覆った状態において、ケーシング本体62の下面部74の外周側に配置される部分であり、その背面側の端部は、ケーシング本体62の背面部71まで延びている。下面部84には、ケーシング本体62の下面部74に形成された下面排出孔74aに対向するように、下面吹出グリル84aが形成されており、ケーシング本体62内から調湿ロータ61において水分が吸着された後の吸湿空気を吹き出すことができるようになっている(図1、3及び4の矢印F8参照)。また、下面部84には、ケーシング本体62の背面部71に形成された背面ドレン孔71dに連通するように下面ドレン孔84dが形成されている。そして、上述の背面ドレン孔71dと下面ドレン孔84dとによって、ドレン抜き孔が構成されている。
上面部85は、ケーシング蓋63によってケーシング本体62の正面側の開口を覆った状態において、ケーシング本体62の上面部75の外周側に配置される部分であり、その背面側の端部は、ケーシング本体62の背面部71まで延びている。上面部85には、ケーシング本体62の上面部75に形成された上面排出孔75aに対向するように、上面吹出グリル85aが形成されており、ケーシング本体62内から調湿ロータ61において水分が吸着された後の吸湿空気を吹き出すことができるようになっている(図1、3及び4の矢印F9参照)。
<吸湿ロータ>
調湿ロータ61は、略環状のハニカム構造のセラミックロータであり、空気が容易に通過できる構造となっている。具体的には、調湿ロータ61は、その正面視において略環状であり、垂直面で切った断面において細かいハニカム状になっている。調湿ロータ61の主たる部分は、ゼオライト、シリカゲル、あるいはアルミナといった吸着剤を焼成したものである。このゼオライト等の吸着剤は、接触する空気中の水分を吸着し、加熱されることで吸着した水分を脱着する性質を有している。そして、調湿ロータ61の内周縁は、第1筒状支持部71eの外周側に嵌っており、中心Oまわりに回転可能な状態になっている。また、調湿ロータ61の内周縁には、環状の第2ドリブンギア61aが設けられている。また、調湿ロータ61の外周縁は、外側筒状部71bの内周面に近接している。そして、ケーシング本体62内の空間は、調湿ロータ61、外側筒状部71b及び環状仕切部76によって、第1〜第3空間S1〜S3と、他の空間とに区切られている。
<ヒータ>
ヒータ64は、調湿ロータ61を挟んで第2空間S2に対向するように設けられており、調湿ロータ61の第2空間S2に対向する部分に流入する空気を加熱することができるようになっている。尚、本実施形態において、ヒータ64は、電気ヒータである。
<送風ファン>
送風ファン65は、ケーシング本体62内において、調湿ロータ61の正面側に配置されており、主として、羽根車86と、ファンケーシング87とを有している。
羽根車86は、主として、円板状の主板86aと、主板86aの外周部に環状に配置されて固定された複数の翼86bとを有している。羽根車86は、ファンモータ92によって回転駆動されるようになっている。このファンモータ92は、羽根車86の背面側で、かつ、調湿ロータ61の正面側に配置されており、その回転軸92aは、中心Oを通り、羽根車86側及び調湿ロータ61側の両方に向かって延びている。そして、回転軸92aのうち羽根車86側に延びる部分は、ファンケーシング87の一部であるファンケーシング円板部89の中心孔を貫通して主板86aに連結されている。
ファンケーシング87は、主として、羽根車86を正面側、左右両側面側、下面側及び上面側から囲むファンケーシング本体88と、羽根車86の背面側に配置されたファンケーシング円板部89と、ヒータ64及び調湿ロータ61を回転軸方向に挟んで、第2空間S2に対向するように設けられたファンケーシング左上部90とを有している。
ファンケーシング本体88は、スクロール部88aと、箱状部88bとを有している。スクロール部88aは、回転軸方向背面側に向かうにつれて径が大きくなるように形成されたテーパ状の部分であり、回転軸方向正面側に面するファン吸入口88cと、正面視における左上部分に向かって開口する加湿側ファン吹出口88dとが形成されている。スクロール部88aの正面側には、ファン吸入口88cに対向するように、略ベル形状の断面を有する開口が形成されたベルマウス91が設けられている。箱状部88bは、スクロール部88aの回転軸方向背面側に形成された背面側が開口した略長方形状の箱体であり、正面視における左上部分が切り欠かれている。
ファンケーシング円板部89は、箱状部88bと回転軸方向に間隔を空けて配置されており、箱状部88bとの回転軸方向間に環状の吸湿側ファン吹出口89aを形成している。
ファンケーシング左上部90は、スクロール部88aの加湿側ファン吹出口88dに連通する筒状部90aと、ヒータ64が収容されるヒータ収容部90bと、筒状部90aとヒータ収容部90bとを連通させる連通部90cとを有しており、調湿ロータ61を回転軸方向に挟んで第2空間S2と対向する第4空間S4を形成している。また、ファンケーシング左上部90が設けられることで、箱状部88bの左上部以外の部分によって、吸湿側ファン吹出口89aに連通するとともに、調湿ロータ61の第3空間S3に対向する第5空間S5が形成されている。
このように、本実施形態の調湿ユニット6のケーシング(すなわち、ケーシング本体62及びケーシング蓋63)内には、吸入グリル81aから吸入される室外空気(図1、3及び4の矢印F6参照)がベルマウス91の開口及びファン吸入口88cを経由してファンケーシング87内に至る吸入流路と、羽根車86によって昇圧された後に吸湿側ファン吹出口89a、第5空間S5及び調湿ロータ61(より具体的には、正面視における左上部以外の部分)を経由して第3空間S3に至る吸湿流路と、羽根車86によって昇圧された後に加湿側ファン吹出口88d、第4空間S4、ヒータ64及び調湿ロータ61(より具体的には、正面視における左上部の部分)を経由して第2空間S2に至る加湿流路とが形成されている。ここで、加湿流路を流れる空気は、調湿ロータ61を通過する前にヒータ64を通過することになるため、ヒータ64は、加湿流路内において、調湿ロータ61の上流側に設けられて、加湿流路を流れる空気を加熱することになる。
また、ファンモータ92の回転軸92aのうち調湿ロータ61側に延びる部分は、ファンモータ92の回転を減速する減速機構66を介して調湿ロータ61に連結されている。
減速機構66は、ファンモータ92の回転を減速するための複数のギアを有しており、本実施形態においては、回転軸92aに設けられた第1ドライブギア92bと、回転軸92aとは別の回転軸66aと、この回転軸66aに設けられた第1ドリブンギア66bと、回転軸66aに設けられた第2ドライブギア66cと、調湿ロータ61に設けられた第2ドリブンギア61aとを有している。
第1ドライブギア92bは、回転軸92aのうち調湿ロータ61側に延びる部分に設けられている。回転軸66aは、回転軸92aの直下に配置されており、その背面側端が第2筒状支持部71fに軸支され、正面側端がファンケーシング円板部89に形成された第3筒状支持部89bに軸支されている。第1ドリブンギア66bは、第1ドライブギア92bに噛み合うギアであり、第1ドライブギア92bよりも歯数が多い。また、第2ドライブギア66cは、第2ドリブンギア61aに噛み合うギアであり、第2ドリブンギア61aよりも歯数が少ない。
このように、本実施形態の調湿ユニット6の調湿ロータ61は、ファンモータ92によって回転駆動されるようになっている。
(5)調湿ユニットの動作
以下、調湿ユニット6の動作について説明する。
調湿ユニット6は、送風ファン65の羽根車86をファンモータ92によって回転駆動することによって、吸入流路を通じて、室外空気がファンケーシング87内に吸入される(図1〜4の矢印F6、f1、f2参照)。また、ファンモータ92による羽根車86の回転駆動とともに、調湿ロータ61も回転駆動される。
そして、送風ファン65の運転により、ファンケーシング87内に吸入された室外空気は、羽根車86によって昇圧された後に、その一部が加湿側ファン吹出口88dを通じて加湿流路に送られ、その残りが吸湿側ファン吹出口89aを通じて吸湿流路に送られる(図2及び4の矢印f3、f4)。
そして、吸湿流路に送られた室外空気は、調湿ロータ61の左上部以外の部分を通過し、空気中に含まれている水分が吸着・除去された除湿空気となる。(図2及び4の矢印f5、f6参照)。そして、この除湿空気は、複数の角孔71gを通じて第3空間S3から第1空間S1に送られ、ケーシング本体62の排出孔73a、74a、75a及びケーシング蓋63の吹出グリル83a、84a、85aを通じて、室外に排出される(図1、3及び4の矢印F7、F8、F9参照)。
このとき、この空気中の水分を吸着した調湿ロータ61の左上部以外の部分は、調湿ロータ61が回転することによって、水分が吸着されていない調湿ロータ61の左上部が吸湿流路に移動し、水分を吸着した調湿ロータ61の左上部以外の部分が吸湿流路に移動することなる。
一方、加湿流路に送られた室外空気は、ヒータ64によって加熱された後に、調湿ロータ61の左上部を通過し、この熱によって調湿ロータ61に吸着された水分を脱離させ、そして、この脱離された水分が付与された加湿空気となる(図2及び4の矢印f7、f8、f9参照)。そして、この加湿空気は、背面貫通孔71c及び給気管9を通じて室内ユニット3に送られる(図1〜4の矢印f7、f8、f9、F3参照)。
このとき、この空気中の水分が脱離した調湿ロータ61の左上部は、調湿ロータ61が回転することによって、水分が吸着された調湿ロータ61の左上部以外の部分が加湿流路に移動し、水分が吸着されていない調湿ロータ61の左上部が吸湿流路に移動することなる。これにより、調湿ロータ61において、連続的に空気中の水分の吸脱着が行われることになる。
そして、この室内ユニット3へ送られた加湿空気は、室内ユニット3の運転によって、室内に供給される(図1の矢印F1、F2参照)。
(6)調湿ユニットの特徴
本実施形態の調湿ユニット6には、以下のような特徴がある。
(A)本実施形態の調湿ユニット6では、送風ファン65用のファンモータ92が調湿ロータ61をさらに回転駆動する構成となっているため、調湿ロータ61駆動専用のモータ不要となり、ユニットのコンパクト化が可能である。
(B)本実施形態の調湿ユニット6では、ファンモータ92が送風ファン65と調湿ロータ61とによって挟まれるように配置されており、その回転軸92aが送風ファン65側及び調湿ロータ61側の両方に向かって延びているため、ファンモータ92の回転軸92aを極力短くすることができるようになり、ユニットの回転軸方向のサイズのコンパクト化に寄与できる。
(C)本実施形態の調湿ユニット6では、ファンモータ92の回転軸92aがファンモータ92の回転を減速する減速機構66を介して調湿ロータ61に連結されているため、ファンモータ92の回転を調湿ロータ61の回転に適合するように減速することが可能になる。
(D)本実施形態の調湿ユニット6では、調湿ロータ61の回転中心(すなわち、中心O)がファンモータ92の回転軸92aと略同心であるため、調湿ロータ61と送風ファン65とが回転軸方向に並んで配置されるようになり、ユニットの回転軸直交方向のサイズのコンパクト化に寄与できる。また、送風ファン65の正面視におけるサイズが比較的大きい場合には、調湿ロータ61の正面視におけるサイズもそれに適合する程度に大きくすることができるため、調湿ロータの薄型化も可能になる。
(E)本実施形態の調湿ユニット6では、調湿ロータ61に設けられる第2ドリブンギア61aが調湿ロータ61の内周縁に設けられているため、ファンモータ92の回転軸方向から減速機構66を見た際に、減速機構66が調湿ロータ61に極力重なることがないように配置されることになり、空気流路のうち調湿ロータ61を通過する部分の流路(ここでは、吸湿流路の第5空間S5)が確保されやすくなる。
(F)本実施形態の調湿ユニット6は、その背面(すなわち、壁Wの室外側の面と近接する面)に給気管9が設けられており、壁Wを貫通して壁Wの室内側の面に取り付けられた室内ユニット3に接続されているため、従来の調湿ユニットが室外ユニット2の上に搭載された構成に比べて、給気管9の長さを短くすることができ、給気管9における結露量を少なくすることができる。
(G)本実施形態の調湿ユニット6では、調湿空気を室内に供給する給気管9がケーシング本体62に向かって下り勾配になるように水平方向に対して1度以上傾斜しているため、万が一、給気管9において結露が生じた場合にケーシング本体62内に結露水が戻るようにできるようになり、給気管9に結露水が溜まらないようにすることができる。
(H)本実施形態の調湿ユニット6では、ケーシング本体62にドレン抜き孔(より具体的には、背面ドレン孔71d及び下面ドレン孔84d)が形成されているため、ケーシング本体62内に溜まった結露水を速やかに排出することができるようになり、ケーシング本体62を通じて、給気管9において生じた結露水を排出することができる。
(I)本実施形態の調湿ユニット6では、送風ファン65が、ファンモータ92によって回転駆動される羽根車86と、羽根車86が収容されるファンケーシング87とを有しており、このファンケーシング87が、羽根車86の回転軸方向一方に面するファン吸入口88cと、加湿流路に連通する加湿側ファン吹出口88dと、吸湿流路に連通する吸湿側ファン吹出口89aとを有しており、従来の調湿ユニットにおける加湿ファンと吸湿ファンとを兼用するようにしているため、ファン及びファンモータが1つで済むようになり、ユニットのコンパクト化に寄与できる。
(7)変形例1
上述の実施形態にかかる調湿ユニット6では、ファンモータ92の回転と調湿ロータ61との回転との回転比を所定の1つの回転比に減速する減速機構66が設けられているが、ファンモータの回転と調湿ロータとの回転との回転比を多段階に変化させるために、さらに多くのギアを組み合わせたものにしてもよい。
これにより、調湿ユニット6の調湿能力を多段階に変化させることが可能になる。
(8)変形例2
上述の実施形態及び変形例1にかかる調湿ユニット6では、図6に示されるように、ファンモータ92が吸湿流路の第5空間S5に配置されているが、例えば、図12及び図13に示されるように、ファンケーシング左上部90にファンモータ92の周囲を囲み、かつ、ファンケーシング左上部90によって形成される第4空間S4に連通するモータ囲み部90dを設けるようにして、ファンモータ92が吸湿流路ではなく加湿流路に配置され、かつ、加湿流路内のヒータ64の上流側に配置されるようにしてもよい。
これにより、ファンモータ92の廃熱で加湿流路を流れる空気を加熱することができるようになり、調湿ロータ61からの水分の脱離を促進することができる。また、ヒータ64の省電力化にも寄与できる。
(9)変形例3
上述の実施形態及び変形例1、2にかかる調湿ユニット6では、ヒータ64として電気ヒータを使用しているが、本実施形態のように、蒸気圧縮式の冷媒回路10を備えた空気調和装置1の一部として設置するような場合には、ヒータ64として、蒸気圧縮式の冷媒回路10内を循環する冷媒が流れる熱交換器を使用するようにしてもよい。この場合には、室外空気を加熱する能力を確保するために、冷媒回路10内を循環する冷媒のうちで冷凍サイクルの高圧側の冷媒を使用することが望ましい。具体的には、暖房運転を行う際において圧縮機21の吐出側から膨張弁24までの間には、高圧の冷媒が流れることになるため、例えば、図14に示されるように、室外ユニット2と室内ユニット3とを接続する冷媒連絡管4から調湿ユニット6に高圧の冷媒を導入し、この高圧の冷媒を熱源とする熱交換器をヒータ64とすることができる。
また、図14のように、冷媒を熱源とする熱交換器にヒータ64を完全に置き換えるのではなく、図15及び図16に示されるように、熱交換器64aと電気ヒータ64bとを併用した構成にしてもよい。この場合には、利用可能な温度レベルを考慮して、加湿流路内において、熱交換器64aを電気ヒータ64bよりも上流側に配置することが考えられる。
これにより、冷媒回路10内を循環する冷媒の熱を有効利用することができるため、調湿ユニット6で使用される消費電力を抑えることができる。
(10)変形例4
上述の実施形態及び変形例1〜3にかかる調湿ユニット6は、加湿空気を室内に供給する加湿運転が可能になっているが、図17〜図21に示されるように、加湿運転だけではなく除湿運転も切り換えて行うことができるようにしてもよい。
以下、本変形例にかかる調湿ユニット6の構成について説明する。尚、以下の説明では、ベルマウス91、送風ファン65、ファンモータ92、減速機構66、ヒータ64、調湿ロータ61については、上述の実施形態及び変形例1〜3と同じ構造であるため、説明を省略し、構造の異なるケーシング本体62、ケーシング蓋63、環状仕切部76及び円弧筒状部77等と、新たに追加される部材を中心に説明する。
まず、図17を用いて、調湿ユニット6の概略構成を説明する。上述の実施形態及び変形例1〜3にかかる調湿ユニット6では、加湿流路(すなわち、空間S4及びS2)を通じて生成した加湿空気が給気管9を通じて室内に供給され、かつ、吸湿流路(すなわち、空間S5、S3及びS1)を通じて生成した除湿空気が吹出グリル83a〜85aから室外に排出されるようになっているだけであるが、本変形例においては、ユニット内に、加湿流路(図21〜23の空間S4及びS21等参照)及び吸湿流路(図20〜図23の空間S5及びS31参照)の両方に連通するとともに給気管9に連通する供給空気流路(図20〜図23の空間S20参照)を設け、加湿空気を室外に排出する流路(図21〜23の空間S22及びS11等参照)を設け、さらに、加湿流路を通過した空気を室内に供給するとともに流路(図20〜図23の空間S32及びS12等参照)を通じて吸湿流路を通過した空気を室外に排出する加湿運転切換状態と、吸湿流路を通過した空気を室内に供給するとともに流路(図21〜図23の空間S22及びS11等参照)を通じて加湿流路を通過した空気を室外に排出する除湿運転切換状態とを切り換え可能にする除加湿切換機構98、99を有するものとしている。
そして、加湿流路を通過した加湿空気を室外に排出することができるように、図18、図19及び図21に示されるように、ケーシング本体62の左側面部72の背面部71寄りの部分に、長方形状の左側面排出孔73aを形成し、ケーシング蓋63の左側面部82に、ケーシング本体62の左側面部72に形成された左側面排出孔72aに対向するように、左側面吹出グリル82aを形成している(図18の矢印F10参照)。また、左側面部72に左側面排出孔73aを形成したことに伴い、背面部71、左側面部72、右側面部73、下面部74、上面部75、外側筒状部71b及び環状仕切部76によって囲まれて形成された第1空間S1を、加湿空気が流れる加湿空気排出空間S11と除湿空気が流れる除湿空気排出空間S12とに分けるために、上面部75の上面排出孔75aの左側の位置から外側筒状部71bに向かって下方に延びる第1排出空間仕切部75bと、左側面部72の左側面排出孔72aの下側の位置から内側筒状部71aに向かって右方に延びる第2排出空間仕切部72bとを形成している。さらに、外側筒状部71bの左上部に角孔71hを形成している。
また、上述の実施形態及び変形例1〜3においては、環状仕切部76を内側筒状部71aと外側筒状部71bとの間の領域は、加湿空気のみが流れる第2空間S2と除湿空気のみが流れる第3空間S3とに分けられているが、本変形例では、内側筒状部71aの上側の空間を供給空気流路として区切るために、2つの供給空気流路仕切部78、79を形成している。そして、背面部71の供給空気流路に面する位置に背面貫通孔71cを形成し、給気管9を挿入している。また、環状仕切部76が外側筒状部71bに当接した位置からさらに内周側に向かって、環状仕切部76を内側筒状部71aと外側筒状部71bとの間の領域を、供給空気流路仕切部78、79によって形成された供給空気流路を除いて、前面側の領域と背面側の領域とに分けるように、前後仕切部93を形成している。そして、前後仕切部93の供給空気流路仕切部78の近傍には、前後仕切部93によって仕切られた前面側の空間と背面側の空間(以下、加湿空気空間S22とする)とを連通する排出側開口93aが形成されており、前後仕切部93の供給空気流路仕切部79の近傍には、前後仕切部93によって仕切られた前面側の空間と背面側の空間(以下、除湿空気空間S32とする)とを連通する排出側開口93bが形成されている。また、供給空気流路仕切部78の前後仕切部93よりも前面側の部分には、前後仕切部93によって仕切られた前面側の空間と供給空気流路とを連通する供給側開口78aが形成されており、供給空気流路仕切部79の前後仕切部93よりも前面側の部分には、前後仕切部93によって仕切られた前面側の空間と供給空気流路とを連通する供給側開口79aが形成されている。そして、前後仕切部93よりも前面側の部分には、円弧筒状部77が配置されて、加湿空気空間S21を形成している。これにより、前後仕切部93よりも前面側の部分のうち加湿空気空間S21以外の部分は、除湿空気空間S31を形成している。また、円弧筒状部77には、供給側開口78aに対向する右側面開口77fと、供給空気流路の前面側の開口を覆う覆い部77eがと形成されている。そして、除加湿切換機構98、99はダンパーからなり、除加湿切換機構98は、円弧筒状部77の右側面部77cと前後仕切部93とがなす角部に配置されており、除加湿切換機構99は、供給空気流路仕切部79と前後仕切部93とがなす角部に配置されている。
このような構成を有する調湿ユニット6では、図22に示されるように、排出側開口93aを閉止し、かつ、右側面開口77f及び供給側開口78aを開けるように除加湿切換機構98を操作するとともに、排出側開口93bを開け、かつ、供給側開口79aを閉止するように除加湿切換機構99を操作することによって、加湿空気が加湿流路(すなわち、空間S4及び加湿空気空間S21)を通じて供給空気流路(すなわち、空間S20)に流入し、そして、給気管9を通じて室内に供給され(図18及び図19の矢印F3参照)、一方、除湿空気が除湿流路(すなわち、空間S5及び除湿空気空間S31)を通じて除湿空気空間S32に流入し、そして、角孔71g、除湿空気排出空間S12、排出孔73a、74a、75a及び吹出グリル83a、84a、85aからなる流路を通じて室外に排出されることで(図18及び図19の矢印F7、F8、F9参照)、加湿運転が行われる。
また、このような構成を有する調湿ユニット6では、図23に示されるように、排出側開口93aを開け、かつ、右側面開口77f及び供給側開口78aを閉止するように除加湿切換機構98を操作するとともに、排出側開口93bを閉止し、かつ、供給側開口79aを開けるように除加湿切換機構99を操作することによって、除湿空気が除湿流路(すなわち、空間S5及び除湿空気空間S31)を通じて供給空気流路(すなわち、空間S20)に流入し、そして、給気管9を通じて室内に供給され(図18及び図19の矢印F3参照)、一方、加湿空気が(すなわち、空間S4及び加湿空気空間S21)を通じて加湿空気空間S22に流入し、そして、角孔71h、加湿空気排出空間S11、左側面排出孔72a及び吹出グリル82aからなる流路を通じて室外に排出されることで(図18及び図19の矢印F10参照)、除湿運転が行われる。
(11)他の実施形態
以上、本発明の実施形態及びその変形例について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態及びその変形例に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
(A)
上述の実施形態及びその変形例では、1台の室外ユニット2に1台の室内ユニット3が接続された構成を有する空気調和装置に本発明にかかる調湿ユニットを適用した例を説明したが、これに限定されず、1台の室外ユニットに複数台の室内ユニットが接続された構成において、各室内ユニットに対して本発明にかかる調湿ユニットを適用してもよい。
(B)
上述の実施形態及びその変形例では、室内ユニットとともに調湿ユニットを設置した例を説明したが、室内ユニットとは無関係に、単独で調湿ユニットを設置してもよい。この場合には、例えば、壁を貫通した給気管の先端に吹出グリル等を設ける等により、室内に調湿空気を供給することができる。
本発明を利用すれば、調湿ロータを用いた無給水の加湿ユニットのコンパクト化を実現することができる。
本発明の一実施形態にかかる調湿ユニットが採用された空気調和装置の外観図である。 空気調和装置の概略構成図である。 調湿ユニットの外観斜視図である。 調湿ユニットの分解斜視図である。 調湿ユニットの正面図である。 図5のI−I断面図である。 図6のII−II断面図である。 図6のIII−III断面図である。 図6のIV−IV断面図である。 図6のV−V断面図である。 図7のVI−VI−O−I断面図である。 変形例2にかかる調湿ユニットを示す図であって、図6に相当する図である。 変形例2にかかる調湿ユニットのファンケーシング左上部を示す斜視図である。 変形例3にかかる空気調和装置を示す図であって、図2に相当する図である。 変形例3にかかる空気調和装置を示す図であって、図2に相当する図である。 変形例3にかかる空気調和装置を示す図であって、図11に相当する図である。 変形例4にかかる空気調和装置を示す図であって、図2に相当する図である。 変形例4にかかる調湿ユニットを示す図であって、図3に相当する図である。 変形例4にかかる調湿ユニットを示す図であって、図4のケーシング本体付近に相当する図である。 変形例4にかかる調湿ユニットを示す図であって、図6に相当する図である。 図21のVII−VII断面図であって、送風ファンの下流側の部分のみを示す図である。 変形例4にかかる加湿運転時の動作を示す図であって、図21に相当する図である。 変形例4にかかる除湿運転時の動作を示す図であって、図21に相当する図である。
符号の説明
6 調湿ユニット
9 給気管(調湿空気出口管)
10 冷媒回路
61 調湿ロータ
61a 第2ドリブンギア
64 ヒータ(加熱機構)
65 送風ファン
66 減速機構
86 羽根車
87 ファンケーシング
88c ファン吸入口
88d 加湿側ファン吹出口
89a 吸湿側ファン吹出口
92 ファンモータ

Claims (8)

  1. 空気中の水分を吸脱着することが可能な調湿ロータ(61)と、
    前記調湿ロータを経由する吸湿流路と前記吸湿流路とは別に前記調湿ロータを経由する加湿流路とを有する空気流路が内部に形成されたケーシングと、
    前記加湿流路の前記調湿ロータの上流側に設けられ、前記加湿流路を流れる空気を加熱する加熱機構(64)と、
    前記ケーシング内に配置され、ファンモータ(92)によって回転駆動されて前記空気流路内に空気を流す送風ファン(65)とを備え、
    前記ファンモータは、前記送風ファンと前記調湿ロータとによって挟まれるように配置されており、その回転軸は、前記送風ファン側及び前記調湿ロータ側の両方に向かって延びるとともに、前記ファンモータの回転を減速する減速機構(66)を介して前記調湿ロータに連結されており、前記調湿ロータをさらに回転駆動しており、
    前記調湿ロータの回転中心は、前記ファンモータの回転軸と略同心であり、
    前記減速機構は、前記ファンモータの回転を減速するための複数のギアを有しており、
    前記調湿ロータは、略環状の部材であり、その内周縁には、前記複数のギアの一つを構成する環状のドリブンギア(61a)が設けられている、
    調湿ユニット(6)。
  2. 前記減速機構(66)は、前記ファンモータ(92)の回転を多段階に減速することが可能である、請求項に記載の調湿ユニット(6)。
  3. 前記ファンモータ(92)は、前記加湿流路内の前記加熱機構(64)の上流側に配置されている、請求項1又は2に記載の調湿ユニット(6)。
  4. 前記加熱機構(64)は、蒸気圧縮式の冷媒回路(10)内を循環する冷媒が流れる熱交換器を含んでいる、請求項1〜3のいずれかに記載の調湿ユニット(6)。
  5. 前記加湿流路を通過した空気を室内に供給するとともに前記吸湿流路を通過した空気を室外に排出する加湿運転切換状態と、前記吸湿流路を通過した空気を室内に供給するとともに前記加湿流路を通過した空気を室外に排出する除湿運転切換状態とを切り換え可能な除加湿切換機構をさらに有している、請求項1〜4のいずれかに記載の調湿ユニット(6)。
  6. 前記ケーシングには、前記調湿ロータ(61)を通過した調湿空気を室内に供給する調湿空気出口管(9)が設けられており、
    前記調湿空気出口管は、前記ケーシングに向かって下り勾配になるように、水平方向に対して1度以上傾斜している、請求項1〜5のいずれかに記載の調湿ユニット(6)。
  7. 前記ケーシングには、ドレン抜き孔が形成されている、請求項に記載の調湿ユニット(6)。
  8. 前記送風ファン(65)は、前記ファンモータ(92)によって回転駆動される羽根車(86)と、前記羽根車が収容されるファンケーシング(87)とを有しており、
    前記ファンケーシングは、前記羽根車の回転軸方向一方に面するファン吸入口(88c)と、前記加湿流路に連通する加湿側ファン吹出口(88d)と、前記吸湿流路に連通する吸湿側ファン吹出口(89a)とを有している、
    請求項1〜7のいずれかに記載の調湿ユニット(6)。
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