JP4134549B2 - 画像表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラズマディスプレイなどの画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
プラズマディスプレイなどの2値表示が基本である表示装置を用いて階調表示を行う場合、画像の1フィールド分を複数のサブフィールドに分割し、それぞれのサブフィールドに所定の輝度重みをもたせて各サブフィールド毎に発光の有無を制御して階調表示を行う方法が一般に用いられている。
【0003】
例えば256階調を表示するためには、入力信号の1フィールドを8つのサブフィールドに分割し、それぞれのサブフィールドの輝度重みを「1」、「2」、「4」、「8」、「16」、「32」、「64」、「128」として順に配置する。また入力信号は8ビットのディジタル信号とすると、これを最下位ビットから順に8個の輝度重みをもったサブフィールドに割り当てて表示する。なお、これらの表示情報は、データ電極を介して各表示セルに電圧を印加することにより、表示のための情報として書き込まれる。
【0004】
データ電極は他の駆動電極に対する静電容量を有しており、またデータ電極とデータ電極の間にも静電容量が形成されている。このデータ電極に印加する電圧波形の変化が著しいと、これらの静電容量を充放電するために電力消費が大きくなり、表示装置の画素が多くなるか、もしくは書き込みに要する駆動電圧が高くなると、データドライバでの消費電力が無視できない程度に大きくなってしまうことがある。データ電極に印加する電圧波形の変化が著しくなるような表示パターンとしては、横縞パターンや市松パターンがある。
【0005】
このような課題に対して、従来の技術では、駆動波形のタイミングをずらしたり、またデータドライバでの消費電力の予想値に従って入力信号の空間周波数成分の広域成分を除去したり、また、消費電力の予想値に従って表示信号の低ビット側から表示を省略・固定することにより、データドライバでの消費電力を低減しようとすることが考えられている。
【0006】
また、別の従来の技術では、ドライバでの損失量を表示データの変移パターンで予測した値に基づいて表示階調の最も軽いサブフィールドからデータの書き込み/切替を行わないようにする方法で表示階調を減少させて表示しようとする技術が考えられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようにデータ電極駆動波形のタイミングをずらすという従来の方法では、データ電極駆動波形の遷移部分に確保すべき時間を新たに要し、データ電極駆動波形の周期を長くすることが必要になるという欠点があった。1フィールド期間全体では、データ電極駆動に要する期間は表示装置のライン数に比例し、フィールド周期の比較的大きな部分を占めることになり、この部分がわずかでも増大すると、発光に使用できる時間が急激に減少することになり、輝度確保が困難となる欠点がある。
【0008】
また、予想した消費電力の大きさに従って表示ビット数や表示階調数を制御する方法では、駆動素子での熱発生量を予測するために多数の画像情報を時間的・空間的に積算する必要があり、メモリ素子など回路規模が大きくなるという欠点があった。また計算により予測した熱発生量は種々の原因により、必ずしも正確なものではなく、過度に電力抑制を図ろうとして顕著な画質劣化を招いたり、実際の画像では電力削減効果が不十分であったりする課題があった。また、単純に下位ビットを切り捨てて、または切り上げて省略して表示する方法や、画像に単純なローパスフィルタを施して表示する方法では、表示パターンによっては元の画像との視覚的な差異が大きくなって表示されるという課題があった。
【0009】
本発明はこのような課題に鑑みなされたもので、表示情報の書き込み時の駆動電力を削減することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために本発明の画像表示装置は、注目画素に表示情報の書き込みがあり前記注目画素の1ライン前の画素に表示情報の書き込みがないサブフィールドの数が、1フィールドあたり予め定められた値n(全サブフィールド数未満の整数)以下になるようにサブフィールド毎に書き込む表示情報を変更する手段と、前記予め定められる値nを変更可能な手段とを設け、かつ表示情報の書き込みに要する消費電力が所定の値よりも大きい場合は前記nの値をフィールド毎に順次小さくし、前記消費電力が所定の値よりも小さい場合は前記nの値をフィールド毎に大きくなるように制御したものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
すなわち、本発明の請求項1に記載の画像表示装置は、1フィールドを複数のサブフィールドに分割し、前記サブフィールド毎に表示情報の書き込みを行って階調表示を行う画像表示装置であって、注目画素に表示情報の書き込みがあり前記注目画素の1ライン前の画素に表示情報の書き込みがないサブフィールドの数が、1フィールドあたり予め定められた値n(全サブフィールド数未満の整数)以下になるようにサブフィールド毎に書き込む表示情報を変更する手段と、前記予め定められる値nを変更可能な手段とを設け、かつ表示情報の書き込みに要する消費電力が所定の値よりも大きい場合は前記nの値をフィールド毎に順次小さくし、前記消費電力が所定の値よりも小さい場合は前記nの値をフィールド毎に大きくなるように制御したものであり、データ電極の駆動波形がオフからオンに変化する際に、容量負荷であるデータ電極を充電するために電力を消費するが、本発明によれば、オフからオンに変化する回数が削減され、電力消費を低減できる。特に、画面全体で一様な規則にて書き込み情報を変化させるのではなく、個々の画素において独立に書き込み情報を変更するために、画質劣化を抑制しつつ、データドライバでの書き込み電力の削減を図ることができる。また、予め定められる値nを変更可能な手段を設けたもので、データ電極駆動電力が大きいときにのみ書き込みに情報を変化させるので、画質の劣化を最小限に抑えることができる。
【0012】
また、本発明の請求項2に記載の画像表示装置は、表示情報を変更する手段は、注目画素および注目画素の1ライン前または1ライン以上前までの画素の表示情報を変更するように構成したものであり、注目画素と注目画素の1ライン前または1ライン以上前までの画素との平均輝度を大体維持したまま書き込み情報を変化させることができる。例えば注目画素において書き込みを行うサブフィールドを削減した場合にはこの画素は暗くなるが、注目画素の1ライン前または1ライン以上前までの画素において書き込みを行うサブフィールドを増加させ、この画素を明るくして平均輝度の変化を抑制することにより、輝度変化や色調変化を抑えることができ、画質変化が認知されるのを防止できる。
【0013】
また、本発明の請求項3に記載の画像表示装置は、注目画素の1ライン前の画素の表示情報を変更する際は、注目画素の1ライン前の画素に表示情報の書き込みがあり前記注目画素の2ライン前の画素に表示画素の書き込みがないサブフィールドの数が、1フィールドあたり前記nの値を超えない範囲とするもので、このように、1ライン前の画素において書き込みを行うサブフィールド数を増加する際の制限を設けることにより、1ライン上の画素に書き込み情報を追加しても、確実に消費電力を削減することができる。
【0014】
また、本発明の請求項4に記載の画像表示装置は、表示情報を変更する際、注目画素に表示情報の書き込みがあり注目画素の1ライン前の画素に表示情報の書き込みがないサブフィールドのうち、重み付けが大きいものから順にn個のサブフィールドに対して表示情報を変更しないように構成したもので、視覚的に重要な重み付けの大きいサブフィールドは変化せず、画像情報が著しく変化するのを防止して、画質劣化を抑えることができる。
【0015】
さらに、本発明の請求項5に記載の画像表示装置は、表示情報を変更する際、注目画素に表示情報の書き込みがなく注目画素の1ライン前の画素に表示情報の書き込みがあるサブフィールドにおいては、注目画素に表示情報を追加して書き込むように構成したもので、仮に注目画素で書き込みがなく、注目画素の1ライン前および1ライン後の画素において書き込みがあった場合には、データ電極の電位が1ライン前の画素から1ライン後の画素まで変位しないため、データドライバの電力を減少させることができる。特に、1ライン後の画素において書き込みがない場合でも、データ電極の電位が変化する回数は変わらないので、データドライバの電力が増加することはない。
【0016】
また、本発明の請求項6に記載の画像表示装置は、表示情報の変更後の注目画素および注目画素の1ライン前の画素における表示情報を書き込むサブフィールドの組み合わせは、注目画素に表示情報の書き込みがあり注目画素の1ライン前の画素に表示情報の書き込みがないサブフィールドの数が、1フィールドあたり前記n個以下となる組み合わせの中から、注目画素と注目画素の1ライン前の画素における階調値の合計が表示情報の変更前の階調値の合計に対して最も差の小さいものを選択するように構成したもので、例えば市松パターンなどから形成されたタイルパターンなど、パターンを構成する画素毎の階調値そのものより、パターン領域全体の平均輝度、平均色調などを重視しつつ、隣接画素間との信号変化の頻度を抑制することができ、画質劣化を抑制しながら、データドライバでの書き込み電力の削減を図ることができる。
【0017】
さらに、本発明の請求項7に記載の画像表示装置は、画像が水平方向に複数の領域に分割されるとともにその複数の領域に対応するデータドライバを有し、予め定められる値nを変更可能な手段は、前記各領域毎の表示情報の書き込みに要するデータドライバの消費電力が所定の値よりも大きい場合は各領域で独立にnの値をフィールド毎に順次小さくし、データドライバの消費電力が所定の値よりも小さい場合は各領域で独立にnの値をフィールド毎に大きくなるように制御したもので、データ電力の総計が小さい場合にも、部分的に電力が大きくなっているデータドライバ用の駆動ICを見逃すことがなく、全ての駆動ICを許容消費電力内で動作させることができる。
【0018】
さらに、本発明の請求項8に記載の画像表示装置は、予め定められる値nを変更可能な手段は、前記複数の領域のうちいずれかの領域におけるデータドライバの消費電力が所定の値よりも大きい場合は画面全体でnの値をフィールド毎に順次小さくし、データドライバの消費電力が所定の値よりも小さい場合は画面全体でnの値をフィールド毎に大きくなるように制御したもので、電力の総計が小さい場合にも、部分的に電力が大きくなっているデータドライバ用の駆動ICを見逃すことがなく、全ての駆動ICを許容消費電力内で動作させることができる。また、全ての駆動ICに同一のn値を設定するために、分割された各ブロック間で画像に不連続が観測されて画質が劣化するのを防ぐことができる。
【0019】
本発明の一実施の形態について、プラズマディスプレイを例にとって図を用いて説明する。
【0020】
本実施の形態では、1フィールドを8サブフィールドに分割し、各サブフィールドの重み付けは1SFから順に1,2,4,16,32,64,128とする。また、画像データのLSBに1がなった場合に1サブフィールド、MSBが1となった場合に8サブフィールドに書き込みがなされる。つまり本実施の形態において、サブフィールドデータは画像データと等しいものとする。
【0021】
プラズマディスプレイでは、書き込みを行うときにはデータ電極に高電圧を印加し、書き込みを行わないときは低電圧(通常はGND電位)を印加する。従って、1ライン上の画素において書き込みがなく、現ラインの画素において書き込みがあれば、データ電極に印加する電圧は低電圧から高電圧に変化する。このとき容量負荷であるデータ電極を充電するために電力を消費する。
【0022】
本発明においては、サブフィールド毎に書き込む表示情報を変更可能な手段を設け、1ライン前の画素において書き込みがなく現ラインの注目画素において書き込みがあるようなサブフィールドの数を、1フィールドあたり予め設定された値n(整数)以下となるように、サブフィールドデータを変更するものである。この本発明によれば、データ電極に印加する電圧が低電圧から高電圧に変化する回数を減少することができ、これにより容量負荷であるデータ電極を充電する回数が減少するので、データ電極駆動電力を削減できる。
【0023】
以下に具体的な例として、プラズマディスプレイにおいて、n=2の場合を説明するが、これに限定されずnが1フィールド期間内のサブフィールド数より小さければ電力を削減する効果がある。
【0024】
一般のプラズマディスプレイでは、データ電極駆動電力の削減を行わない場合、図1に示すような構成によりパネルの表示制御を行っている。まず、図1の画像処理回路1において入力画像データ2に対して逆ガンマ補正やエッジ強調などの画像処理を行い、次に処理後の画像データ3をSFデータ変換テーブル4において、いずれのサブフィールドを点灯させるかを示すサブフィールドデータ5に変換し、プラズマディスプレイパネル6のデータドライバ7に信号を入力することにより1サブフィールドずつ点灯を制御する。
【0025】
一方、データ電極駆動電力の削減を行う本発明においては、図2のようにSFデータ変換テーブル4の代わりに、これを内蔵する形で電力削減回路10を設けている。
【0026】
図3に本発明の電力削減回路10の一例を示しており、図3において、現ラインの画像データ11はSFデータ変換テーブル12においてサブフィールドデータ13に変換される。現ラインのサブフィールドデータ13と1ライン前のサブフィールドデータ14はSF削減回路15に入力する。
【0027】
SF削減回路15では、1ライン前では書き込みがなく現ラインで書き込みがあるようなサブフィールドのうち、重み付けの大きいものから順に削減サブフィールド数n(=2)で規定される数だけを残して他を削除する。
【0028】
これは視覚的重要性の高い重み付けの大きいサブフィールドを残しておくことにより画質の劣化を認識されにくいようにするためである。
【0029】
画像データ変換テーブル16はSF削減回路15で削減されたサブフィールドが画像データとしては何階調分に相当するのかを算出するものであり、算出結果が削減階調数17である。
【0030】
SF削減回路15での処理結果はSF追記回路18に渡される。SF追記回路18は、1ライン前の画素では書き込みがあり、現ラインでは書き込みがないようなサブフィールドを検出して、このようなサブフィールドが存在し、かつその重みが削減階調数17よりも小さければ、このサブフィールドに書き込みを行うものである。また、このようなサブフィールドが複数存在した場合には、重み付けの合計が削減階調数17を超えない範囲でこれらのサブフィールドに追加して書き込みを行う。
【0031】
1ライン前の画素では書き込みがあり現ラインの画素では書き込みがない場合に、現ラインの画素に書き込みを行ってもデータ電極を充電する回数は増加しない(印加電圧が低電圧から高電圧に変化しない)ために電力は増加しない。仮に、1ライン後の画素で書き込みがあった場合には、データ電極に印加する電圧が現ラインで一旦低電圧にならずに済むので、充電する回数が1回減少することになる。したがって、SF追記回路18での処理により、データ電力が増加することはなく、減少することにある。
【0032】
また、画像データ変換テーブル19により、SF追記回路18の処理結果が画像データとしては何階調分に相当するのかを算出する。これを元の画像信号から減ずることにより、SF追記回路18の処理結果が元の画像信号より何階調分減少したか削減階調数20を計算することができる。
【0033】
SF追記回路21は、1ライン前および現ラインで共に書き込みがないようなサブフィールドを検出する。次に、このようなサブフィールドが存在し、かつその重みが削減階調数20で示される値の1/2よりも小さければ、1ライン前および現ラインの画素でこのサブフィールドに書き込みを行うものである。また、このようなサブフィールドが複数存在した場合には、重み付けの合計が削減階調数20を超えない範囲でこれらのサブフィールドに書き込みを行う。
【0034】
これにより、1ライン前および現ラインの画素に共に書き込むので、データ電極に印加する電圧は変化しなく、データ電力の消費はない。また、SF追記回路18の処理後までで減少した階調を1ライン前および現ラインの画素により補償するので、変更前後で平均輝度が変化せず、画質の劣化が認識されにくい。
【0035】
現ラインに対して処理された結果は、ラインメモリ22を経由してSF削減回路15に1ライン前のサブフィールドデータとして入力する。1ライン前の画素に対して処理された結果が電力削減回路の出力結果(出力SFデータ23)となる。
【0036】
ただし、SF追記回路21において1ライン前の画素に対して無制限に書き込みを行うと、2ライン前は書き込みがなく1ライン前で書き込みがあるようなサブフィールドの数がn(=2)を超えてしまう可能性がある。これでは電力削減の効果がなくなる。これを防ぐために、SF追記回路21は処理後の現ラインに対し追加して書き込みが可能なサブフィールドの数を追加書き込み数24として出力する。この追加書き込み数24がラインメモリ25を経由してSF追記回路21に入力することで、1ライン前の画素に追加して書き込むことが可能なサブフィールドの数を知ることができる。SF追記回路18はこの制限内で1ライン前の画素に書き込みを行うサブフィールドを追加する。
【0037】
以上の処理により、1ライン上の画素において書き込みがなく現ラインの画素において書き込みがあるようなサブフィールドの数を、予め設定された値n(=2)以下に抑えることができる。
【0038】
次に、上記回路による処理動作について具体的に説明する。
【0039】
図4で太線の四角で囲った部分がプラズマディスプレイパネルの1画素を示している。図4〜図10は1〜4ライン目までの4つの画素を抜き出したものである。また、1画素が8個の領域に分割されているが、これは各々の画素が1〜8サブフィールドまでのいずれのサブフィールドにおいて書き込まれるかを示したものであり、丸印をつけたサブフィールドで書き込みが行われる。左端が8サブフィールド、右端が1サブフィールドを示す。例えば、図4の3ライン目は1〜5サブフィールドで書き込みを行うことを示している。
【0040】
また、最下段にはそれぞれのサブフィールドの重みを示しており、8サブフィールドの重みが128で、1サブフィールドの重みが1である。右端の数字はそれぞれの画素において表示される階調を示す。図中の矢印は1つ前のラインに書き込みがなく、次のラインに書き込みがあるサブフィールドを示す。
【0041】
図4において、1ライン目には1,2サブフィールドで書き込みがあるが、さらに2つのサブフィールドに対して書き込みを行っても良い状態であるとする。
【0042】
2ライン目に注目すると、図4のように1ライン目に書き込みがなく2ライン目に書き込みがあるサブフィールドが8サブフィールドから3サブフィールドまでの6個存在する。このうち重み付けの大きい8,7サブフィールドを除いて、図5のように残りのサブフィールドを削除する。元の階調が255であり、削除した結果195に減少したので、60階調分の輝度が減少した。1ライン目と2ライン目に30階調分ずつ加算すれば、平均輝度が変更前と等しくなるので、画質の劣化が知覚されにくい。
【0043】
したがって、図6のように1ライン目と2ライン目の5サブフィールドと4サブフィールドに書き込みを行う。もし、1ライン目には1サブフィールドしか追加することができない状態であれば、5サブフィールドにのみ書き込みを追加する。この結果、1ライン目と2ライン目の平均輝度は123となり、変更前の平均輝度129とほぼ等しいので画質の劣化はほとんど知覚されない。また、1ライン目に書き込みがなく、2ライン目に書き込みがあるサブフィールドの数が2つとなっているので、データ電極駆動電力が削減されている。
【0044】
次に、3ライン目に注目すると、図7のように2ライン目に書き込みがなく3ライン目に書き込みがあるサブフィールドが1個だけあるので、3ライン目には電力削減処理を行わない。また、3ライン目に新たに追加して書き込むことが可能なサブフィールドは1個だけである。
【0045】
次に、4ライン目に注目すると、図8のように3ライン目に書き込みがなく4ライン目に書き込みがあるサブフィールドが8、7、6サブフィールドの計3個存在する。このうち重み付けの大きい8、7サブフィールドを除いて、残りのサブフィールドを図9のように削除する。元の階調が247であり、削除した結果215に減少したので、32階調分の輝度が減少する。図9において、4サブフィールドを見ると、3ライン目に書き込みがあり4ライン目に書き込みがなく、その重みは8(<32)であるので、4ライン目の4サブフィールドで図10のように書き込みを行う。ここまでで4ライン目の画素は247から223へと24減少する。平均輝度を保つためには3ライン目と4ライン目の画素に12階調分ずつ追加すればよいが、重み付けが12以下であり、かつ3ライン目、4ライン目ともに書き込まれていないサブフィールドは残っていないので、これ以上の処理は行わない。
【0046】
以上の処理により、前のラインで書き込みがなく現ラインで書き込みがあるようなサブフィールドの数が、変更前には8サブフィールドあったのに対し、変更後には7サブフィールドとなるため、データ電極の駆動電力を削減することができる。
【0047】
以上に述べたように、本実施の形態によれば、前のラインで書き込みがなく現ラインで書き込みがあるようなサブフィールドの数を、1フィールドあたりn(=2)以下に抑えるように制御するもので、データ電極の駆動電力を削減することができる。
【0048】
また、現ラインの画素だけでなく、1ライン前の画素の書き込み情報も変化させることにより、変更前後でのこれらの画素の平均輝度を維持でき、画質の劣化が顕著に観測されることはない。
【0049】
また前ラインに書き込みを追加できるサブフィールドの数を把握しているので、1ライン前のサブフィールドに新たに書き込みを行うサブフィールドを追加する際に、2ライン前は書き込みがなく1ライン前で書き込みがあるようなサブフィールドの数がn(=2)を超えることはなく、したがってデータ電極の駆動電力を確実に抑えることができる。
【0050】
また、サブフィールドデータを変更する際に、最も重み付けが大きいサブフィールドは変更しないので、画質が変更されたことを知覚されにくいという効果も得られる。
【0051】
また、1ライン前の画素に書き込みがあり、現ラインの画素に書き込みがない場合に、本発明のように現ラインの画素にも書き込みを行ってもデータ電力が増加せず、1ライン後の画素に書き込みがあった場合にはデータ電力を減少させることができる。
【0052】
本実施の形態では画像データとサブフィールドデータが等しいとして説明したが、一般的なプラズマディスプレイでは、考え得るサブフィールドデータの組み合わせの数よりも階調数のほうが少ない。そしてプラズマディスプレイ特有の画質劣化要因である動画疑似輪郭を低減するために使用していない組み合わせがある。例えばサブフィールド数が12であれば4096通りの組み合わせがあるが、表示階調数が256階調であれば、このうちの256通りしか使わない。本発明の画像表示装置では、通常は使用しない組み合わせを使用できるので、動画疑似輪郭削減よりもデータ電力削減を優先した場合に最適なサブフィールドの組み合わせを使用することができる。
【0053】
なお、本実施の形態では注目画素と1ライン前の画素の書き込み状況から消費電力の大小を判断してサブフィールドデータを変化させたが、水平方向に隣接するデータ電極間容量の充放電に要する電力も考慮して書き込み情報を変化させるようにしてもよい。
【0054】
ところで、上記説明では、1ライン前の画素において書き込みがなく現ラインの画素において書き込みがあるようなサブフィールドの最大数は、n=2で固定としたが、nを大きく設定すれば元画像と電力削減処理後の画像の差が少なく画質の劣化が小さくなり、逆にnを小さくすれば、元画像と電力削減処理後の画像の差が大きくなるものの、データ電極の駆動電力を削減することができる。
【0055】
本発明においては、予め定められる値nを変更可能な手段を設け、動作中のデータ電極の駆動電力を測定し、電力が大きいときにはnを小さくすることにより電力を削減し、電力が小さいときにはnを大きくすることにより画質劣化を抑えるように構成したものである。
【0056】
図11に本発明の実施の形態による構成を示しており、図11において、31は逆ガンマ補正やエッジ強調などの画像処理を施された後の画像データ、32は実施の形態1で説明した電力削減回路、33は電力削減処理後の出力サブフィールドデータ、34はプラズマディスプレイパネル(PDP)、35は出力サブフィールドデータを1サブフィールド分ずつPDP34に書き込むデータドライバである。
【0057】
また、削減SF数決定回路36は、使用されている全てのデータドライバ35の合計消費電力からnの値を決定し、電力削減回路32にフィードバックするためのものである。
【0058】
次に、削減SF数決定回路36について図12を用いて説明する。電力値量子化部41はデータドライバ35における消費電力を、1〜10までの10段階の電力レベルに量子化するものである。ここで、使用するデータドライバ35における消費電力は、データドライバ35の電源ラインに直列に挿入した抵抗の両端電圧から求めるか、またはサブフィールド毎の書き込みを行う画素の配置から推定するなどして求めることにより得ることができる。量子化後の値はデータドライバ35の許容電力が「6」程度になるように選択する。
【0059】
次に、加算値決定部42においては、前述の10段階の値に対応した−3から+15までの値を決定するもので、その例を図13に示している。この加算値決定部42において決定された値をそれまでにレジスタ43に格納されていた値と加算し、加算結果を再度レジスタ43に格納すると共に、n決定部44に入力する。n決定部44は、加算結果から図14に示すようにnの値を決定するもので、レジスタ43に格納される値の最大値は100程度、最小値は0としておく。nの値は1フィールドの先頭において決定され、1フィールド期間にわたって維持される。
【0060】
以上の処理により、市松パターンのようにデータ電極の駆動電力が大きいパターンが表示された場合にはnが小さくなるので、電力が削減され、このため次フィールドでは電力レベルが下がり、最終的には、図13の電力レベル「4」(加算値0)で平衡状態に達する。電力レベル「4」はデータドライバ35の許容電力よりも小さいので、このまま表示を続けてもデータドライバ35を構成する駆動ICは許容電力範囲内で動作する。
【0061】
ここで、本実施の形態において例示した図13や図14に示すテーブル値、レジスタに格納できる値などの定数は、使用するデータドライバの放熱条件などを考慮して最適値を選択する必要があり、ここで述べたものに限定されるわけではない。
【0062】
また、上記の説明では、プラズマディスプレイパネルに使用されている全てのデータドライバの合計消費電力によってnの値を決定していたが、合計消費電力が低くても、一部のデータドライバに電力消費が集中した場合には、このデータドライバを許容電力範囲内で動作させるために必要な電力削減が行われない。
【0063】
したがって画像を水平方向に複数の領域に分割するとともに、その複数の各領域に対応する個々のデータドライバにおける消費電力を測定し、画像の各データドライバに対応する各領域でnの値を独立に変更することにより全てのデータドライバを許容電力損失内で動作させることができる。
【0064】
この場合、各領域で独立に画像に変更を加えた場合には領域間の境界が観測されて画質が劣化する場合がある。また、全ての回路をデータドライバと同数使用すれば、回路規模が大きくなってしまう。したがって、個々のデータドライバの消費電力を測定し、最も消費電力の大きいものを1つ選択してnの値を決定し、このnで画像全体に変更を加えるようにすることにより、領域間の境界が観測されることによる画質の劣化を防ぐことができる。また、この場合では電力値量子化部のみをデータドライバと同数用意すればよいので、回路規模が大きくなることなく実現することができる。
【0065】
【発明の効果】
以上に述べたように本発明により以下の効果を奏することができる。
【0066】
(1)データ電極の駆動波形がオフからオンに変化する際に、容量負荷であるデータ電極を充電するために電力を消費するが、本発明によりオフからオンに変化する回数が削減され、電力消費が低減できる。
【0067】
(2)注目画素と注目画素の1ライン前または1ライン以上前までの画素との平均輝度を大体維持したまま書き込み情報を変化させることができる。
【0068】
(3)注目画素と注目画素の1ライン前の画素との平均輝度を大体維持したまま書き込み情報を変化させることができ、例えば注目画素において書き込みを行うサブフィールドを削減した場合にはこの画素は暗くなるが、注目画素の1ライン前の画素において書き込みを行うサブフィールドを増加させることにより、この画素を明るくして平均輝度の変化を抑制することにより、輝度変化や色調変化を抑えることで画質変化が認知されることを防止できる。
【0069】
(4)1ライン前の画素において書き込みを行うサブフィールド数を増加する際の制限を設けることにより、1ライン前の画素に書き込み情報を追加しても、2ライン前の画素に書き込みがなく1ライン前の画素に書き込みがあるようなサブフィールドの数が、1フィールドあたりnを超えるのを防ぐことができ、確実に消費電力を削減することができる。
【0070】
(5)視覚的に重要な重み付けの大きいサブフィールドは変更させないことにより、画像情報が著しく変化することを防止して、画質劣化を抑えることができる。
【0071】
(6)仮に注目画素で書き込みがなく、注目画素の1ライン前および1ライン後の画素において書き込みがあった場合には、データ電極の電位が1ライン前の画素から1ライン後の画素まで変位しないので、データドライバの電力を減少させることができる。1ライン後の画素において書き込みがない場合でも、データ電極の電位が変化する回数は変わらないので、データドライバの電力が増加することはない。
【0072】
(7)例えば市松パターンなどから形成されたタイルパターンなど、パターンを構成する画素毎の階調値そのものより、パターン領域全体の平均輝度、平均色調などを重視しつつ、隣接画素間との信号変化の頻度を抑制することができ、画質劣化を抑制しながら、データドライバでの書き込み電力の削減を図ることができる。
【0073】
(8)データ電極駆動電力が大きいときにのみ書き込みに情報を変化させることにより、画質の劣化を最小限に抑えることができる。
【0074】
(9)データ電極を駆動する全てのデータドライバを許容電力損失内で動作させることができ、また分割された各ブロック間で画像に不連続が観測されて画質が劣化するのを防ぐことができる。
【0075】
(10)一般的なプラズマディスプレイではプラズマディスプレイ特有の画質劣化要因である動画疑似輪郭を低減するために使用していない組み合わせがある。例えばサブフィールド数が12であれば4096通りの組み合わせがあるが、表示階調数が256階調であればこのうちの256通りしか使わない。本発明の動画表示装置では、通常は使用しない組み合わせを使用できるので、動画疑似輪郭削減よりもデータ電力削減を優先した場合に最適なサブフィールドの組み合わせを使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一般的なプラズマディスプレイの回路構成図
【図2】 本発明の実施の形態によるプラズマディスプレイの回路構成図
【図3】 同ディスプレイの電力削減回路を示す構成図
【図4】 同ディスプレイにおける制御を説明するための説明図
【図5】 同じく説明図
【図6】 同じく説明図
【図7】 同じく説明図
【図8】 同じく説明図
【図9】 同じく説明図
【図10】 同じく説明図
【図11】 本発明の実施の形態によるプラズマディスプレイの回路構成図
【図12】 同ディスプレイの削減SF数決定回路の回路構成図
【図13】 同ディスプレイにおいて、消費電力量と加算値の対応表を示す説明図
【図14】 同ディスプレイにおいて、加算結果とnの値の対応表を示す説明図
【符号の説明】
6 プラズマディスプレイパネル
7 データドライバ
10 電力削減回路
11 画像データ
15 SF削減回路
16 画像データ変換テーブル
18,21 SF追記回路
32 電力削減回路
34 プラズマディスプレイパネル
35 データドライバ
36 削減SF数決定回路
41 電力値量子化部
42 加算値決定部
43 レジスタ
44 n決定部
Claims (8)
- 1フィールドを複数のサブフィールドに分割し、前記サブフィールド毎に表示情報の書き込みを行って階調表示を行う画像表示装置であって、注目画素に表示情報の書き込みがあり前記注目画素の1ライン前の画素に表示情報の書き込みがないサブフィールドの数が、1フィールドあたり予め定められた値n(全サブフィールド数未満の整数)以下になるようにサブフィールド毎に書き込む表示情報を変更する手段と、前記予め定められる値nを変更可能な手段とを設け、かつ表示情報の書き込みに要する消費電力が所定の値よりも大きい場合は前記nの値をフィールド毎に順次小さくし、前記消費電力が所定の値よりも小さい場合は前記nの値をフィールド毎に大きくなるように制御したことを特徴とする画像表示装置。
- 表示情報を変更する手段は、注目画素および注目画素の1ライン前または1ライン以上前までの画素の表示情報を変更するように構成したものであることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
- 注目画素の1ライン前の画素の表示情報を変更する際は、前記注目画素の1ライン前の画素に表示情報の書き込みがあり前記注目画素の2ライン前の画素に表示画素の書き込みがないサブフィールドの数が、1フィールドあたりnの値を超えない範囲とすることを特徴とする請求項2に記載の画像表示装置。
- 表示情報を変更する際、注目画素に表示情報の書き込みがあり注目画素の1ライン前の画素に表示情報の書き込みがないサブフィールドのうち、重み付けが大きいものから順にn個のサブフィールドに対して表示情報を変更しないように構成したことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
- 表示情報を変更する際、注目画素に表示情報の書き込みがなく前記注目画素の1ライン前の画素に表示情報の書き込みがあるサブフィールドにおいては、前記注目画素に表示情報を追加して書き込むように構成したことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
- 表示情報の変更後の注目画素およびこの注目画素の1ライン前の画素における表示情報を書き込むサブフィールドの組み合わせは、前記注目画素に表示情報の書き込みがあり注目画素の1ライン前の画素に表示情報の書き込みがないサブフィールドの数が、1フィールドあたりn以下となる組み合わせの中から、注目画素とこの注目画素の1ライン前の画素における階調値の合計が表示情報の変更前の階調値の合計に対して最も差の小さいものを選択するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
- 画像が水平方向に複数の領域に分割されるとともにその複数の領域に対応するデータドライバを有し、予め定められる値nを変更可能な手段は、前記各領域毎の表示情報の書き込みに要するデータドライバの消費電力が所定の値よりも大きい場合は各領域で独立にnの値をフィールド毎に順次小さくし、データドライバの消費電力が所定の値よりも小さい場合は各領域で独立にnの値をフィールド毎に大きくなるように制御したことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
- 画像が水平方向に複数の領域に分割されるとともにその複数の領域に対応するデータドライバを有し、予め定められる値nを変更可能な手段は、前記複数の領域のうちいずれかの領域におけるデータドライバの消費電力が所定の値よりも大きい場合は画面全体でnの値をフィールド毎に順次小さくし、データドライバの消費電力が所定の値よりも小さい場合は画面全体でnの値をフィールド毎に大きくなるように制御したことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
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