JP4133082B2 - チューブ容器のキャップ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、顔料組成物を内包するチューブ容器に関する。顔料組成物の1例としては、絵の具や版画用のインキなどが挙げられる。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、描画・着色用の絵の具や版画用のインキを内容物とするチューブ容器にはキャップが取り付けられているが、そのキャップはチューブ容器に対してネジ等の手段によって着脱自在に嵌合されている。よって、使用の際、チューブ容器の抽出口を露出させるためには、前記キャップをチューブ容器から完全に離脱させる必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そのため、例えば、絵画などの作成中にキャップを外した場合には、そのキャップの置き場所に困ってしまたり、また、外したキャップを紛失してしまう危険性があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明は、顔料組成物を内包するチューブ容器であって、そのチューブ容器は弾性反転式ヒンジキャップを備えてなり、その弾性反転式ヒンジキャップを蓋とキャップ本体とから構成し、それら蓋とキャップ本体をヒンジと弾性体によって連結すると共に、前記チューブ容器の開口部付近をキャップ本体によって内側方向と外側方向から囲繞し、また、前記チューブ容器の開口部と当接する前記キャップ本体の内面部に三角リブを形成し、その三角リブをチューブ容器の前記開口部の頂部に当接・押し付けたことを要旨とする。
【0005】
【作用】
本発明の弾性反転式ヒンジキャップは、ヒンジによってキャップ本体と蓋とを連結しているので、キャップをチューブ容器から離脱させることなく、内容物を抽出させることができる。また、弾性反転式ヒンジキャップのノズルを、そのキャップ本体の頂板面よりも突出させているので、前記ノズルを斜め下向きにして内容物の抽出を行う場合にも、使用者はノズルの先端を目視することができる。よって、抽出状態を確認しながら抽出操作を行うことができる。
【0006】
更に、本発明のキャップは弾性反転式ヒンジキャップとしているので、蓋を開かせた状態においては、前記弾性体の作用により、蓋はある程度の角度を維持した状態で拡開動作が保たれる。尚、この時の蓋の開き角度は、蓋の頂部が前記ノズルの先端の高さよりも突出しない状態が望ましい。つまり、内容物である顔料組成物を例えばパレットなどに抽出する際に、ノズルの先端をパレットに接触させるような使い方ができる。これによって、蓋が邪魔することなく、良好な抽出動作を行うことができる。
また、キャップ本体に形成されたノズルの口径は、チューブ容器の取付部の口径よりも小さく形成されており、また、チューブ容器と弾性反転式ヒンジキャップとは着脱自在に取り付けされている。これによって、多量の内容物を抽出したい場合には、前記弾性反転式ヒンジキャップをチューブ容器から取り外せば、取付部から多量の内容物を抽出させることができる。
【0007】
【実施例】
以下、本発明の実施例を添付図面を参照しながら、詳細に説明する。本実施例のチューブ容器2は、軟質ポリエチレン等の軟質樹脂によって成形されており、押圧操作によって変形可能で、且つ、押圧操作を解除すると自らの弾性力によって復元可能な硬さとなっている。そのチューブ容器2には、ポリプロピレン等の樹脂によって形成された少なくともチューブ容器2よりも高い剛性を持つ弾性反転式ヒンジキャップ1が着脱自在に取り付けられている。具体的に説明すると、チューブ容器2の開口部(取付部)2Aには、雄ネジ部22が形成されており、この雄ネジ部22に前記弾性反転式ヒンジキャップ1のキャップ本体11の開口部内側に形成された雌ネジ部114が螺合している。即ち、弾性反転式ヒンジキャップ1は、チューブ容器2に対して、前記ネジ嵌合によって着脱自在に取り付けられているのである。
【0008】
なお、前記雄ネジ部22と雌ネジ部114は、共に2条ネジを構成している。これによって、弾性反転式ヒンジキャップ1をチューブ容器2にネジ嵌合する場合には、常に雄ネジ22と雌ネジ114が、中心を軸とする点対称の2点以上で各々のネジ山が接触するため、斜めにネジ嵌合されるようなことがない。
また、このネジ嵌合によって、キャップ本体11の頂板部111から下方に向けて形成されたチューブ口内挿入部115が、チューブ容器2の開口部21の内側に挿入される。これと共に、キャップ本体11に形成された三角リブ116に、前記頂板部111が当接し、押し付けられる。即ち、この当接によって外部分からの内容物の漏れが防止されるのである。
【0009】
次に、前記弾性反転式ヒンジキャップ1について、詳述する。弾性反転式ヒンジキャップ1のキャップ本体11には、ヒンジ部13及び弾性体の役割を持つ板バネ14とで接合された蓋部12が連結されているが、その蓋部12はヒンジ部13を支点として回転・反転する。その際、蓋部12の裏側に形成された栓部121が、キャップ本体1のノズル口112に挿入・離脱する。これによって、ノズル112を密栓・開放させることができる。その密栓・開放と同時に、蓋部12の内側でヒンジ部13の逆側に形成された蓋側嵌合リブ122と、キャップ本体11のヒンジ部13の逆側に形成された本体側嵌合リブ113とが嵌合する。これによって、蓋部12が係止され、蓋部12(ノズル口112)の不意な開放が防止される。また、蓋部12の閉鎖時には、前記嵌合リブ122、113同士が乗り越え、そのときの感覚を使用者に伝えることができ、蓋部12(ノズル口112)の完全な閉鎖を認識させることができ、ノズル口112の乾燥を防止することができる。
【0010】
キャップ本体11と蓋部12を連結するヒンジ部13及び板バネ14は、その板バネ14の両横にヒンジ部13が一対に設けられた構成としている。その2つのヒンジ部13の間に構成された板バネ14は、蓋部12が解放された時には、前記ヒンジ部13よりも下側(チューブ容器側)となる位置でキャップ本体11及び蓋部12を連結している。また、板バネ14は、蓋部12の閉鎖時に弾性反転式ヒンジキャップ1の全体の外観形状が崩されないように板バネ収容切り欠き部117、124(蓋部12側の切り欠き124は蓋部を貫通)に収容される。
上記の構成を採ることによって、蓋部12がヒンジ部13を支点として反転する際に、前記板バネ14には板バネ接続部本体側142と板バネ接続部蓋部側143を介して引っ張り方向の力が作用する。この作用によって屈曲部141が屈曲していた板バネ14を伸張させようとする。その伸張作用が板バネ14の弾性復元力にも作用し、これによって、蓋部12がヒンジ部13を支点として弾性反転をする。
【0011】
また、本実施例では板バネ14の屈曲部141の角度が、蓋部12閉鎖状態から180度反転した状態で全く同じ角度となるように構成している。このため、蓋部12が開放された状態では、その蓋部が180度反転した状態で位置決めされる。
なお、キャップ本体11及び蓋部12のヒンジ部13の逆側には、本体窪み部117、並びに、蓋側窪み部125が設けられている。蓋部12の閉鎖時には、該窪み125に指を接触させ、蓋部12に形成された舌部123に指や爪を掛けることができるので、蓋部12の開放操作を容易に行うことができる。
また、キャップ本体11の周面に形成した縦リブによって構成されるローレット119は、弾性反転式ヒンジキャップ1とチューブ本体2との着脱の操作性を向上させている。
【0012】
【発明の効果】
本発明は、顔料組成物を内包するチューブ容器であって、そのチューブ容器は弾性反転式ヒンジキャップを備えてなり、その弾性反転式ヒンジキャップを蓋とキャップ本体とから構成し、それら蓋とキャップ本体をヒンジと弾性体によって連結すると共に、前記チューブ容器の開口部付近をキャップ本体によって内側方向と外側方向から囲繞し、また、前記チューブ容器の開口部と当接する前記キャップ本体の内面部に三角リブを形成し、その三角リブをチューブ容器の前記開口部の頂部に当接・押し付けたので、使用の際にもキャップをチューブ容器から離脱させる必要がなく、よって、キャップの置き場所に困ることがなく、また、紛失することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1のヒンジ逆側から見た外観図である。
【図2】 実施例1の蓋開き状態を側面から見た外観図である。
【図3】 実施例1のヒンジ側から見た外観図である。
【図4】 実施例1の蓋部閉鎖状態における要部断面図である。
【図5】 実施例1の蓋部開放状態における要部断面図である。
【符号の説明】
1 キャップ
11 キャップ本体
111 頂板部
112 抽出口
113 本体側嵌合リブ
114 雌ネジ部
115 チューブ口内挿入部
116 三角リブ
117 板バネ収容切り欠き部
118 本体側窪み部
119 ローレット
12 蓋部
121 栓部
122 蓋側嵌合リブ
123 舌部
124 板バネ収容切り欠き部
125 蓋部窪み部
13 ヒンジ部
14 板バネ
141 板バネ屈曲部
142 板バネ接続部本体側
143 板バネ接続部蓋側
2 チューブ容器
21 開口
22 雄ネジ部
23 押圧変形部
24 開口端面

Claims (4)

  1. 顔料組成物を内包するチューブ容器であって、そのチューブ容器は弾性反転式ヒンジキャップを備えてなり、その弾性反転式ヒンジキャップを蓋とキャップ本体とから構成し、それら蓋とキャップ本体をヒンジと弾性体によって連結すると共に、前記チューブ容器の開口部付近をキャップ本体によって内側方向と外側方向から囲繞し、また、前記チューブ容器の開口部と当接する前記キャップ本体の内面部に三角リブを形成し、その三角リブをチューブ容器の前記開口部の頂部に当接・押し付けたことを特徴とするチューブ容器のキャップ。
  2. 前記蓋とキャップ本体と、それら蓋とキャップ本体をヒンジと弾性体とで連結した弾性反転式ヒンジキャップを射出成形によって、一体形成したことを特徴とする請求項1に記載のチューブ容器のキャップ。
  3. 前記弾性反転式ヒンジキャップをチューブ容器の取付部に対して着脱自在に取り付けたことを特徴とする請求項1、或いは、請求項2の何れかに記載のチューブ容器のキャップ。
  4. 前記弾性反転式ヒンジキャップに形成するノズルの口径を、チューブ本体への取付部の口径よりも細く形成したことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載のチューブ容器のキャップ。
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