JP4133046B2 - リング綴じ具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、リング片を係合させて紙葉類を綴じるリング綴じ具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、リングを用いて紙葉類を綴じるリング綴じ具の一種として、開閉可能に構成したリング片の基端部をベースに設けた板ばねに連結するとともに対をなすリング片を係合させ、板ばねの弾性力を用いて閉止状態を保つようにしているものが考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような綴じ具は、閉止状態にするとき、板ばねの弾性力により勢いが付加されるので、急に閉じてしまい好ましくない場合がある。さらに、リング片の先端を単に凹凸係合させてあるだけなので、このような綴じ具を用いたファイルを落とした場合に、綴じ具が弾みで開成状態になってしまうことがありうる不具合も存在する。
【0004】
本発明は以上に述べた課題を解決し、この綴じ具を閉止状態にする際に急に閉じないようにするとともに、このような綴じ具を用いたファイルを落としても開いてしまわないように構成したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明に係るリング綴じ具の一つは、凸部を有するベースと、少なくとも1対のリング片とを具備し、少なくとも片側の前記リング片の基端部をベースに閉止位置と開成位置との間で回転移動可能に取り付けているとともに、前記リング片から前記ベースに優先的に衝き当たる衝き当て部を延ばして設けているものであって、前記リング片を、線条体を折り曲げ加工したその両端に形成しているとともに、前記リング片間に前記衝き当て部を前記線条体の折り曲げ加工により形成し、前記リング片を前記衝き当て部が前記ベースに衝き当たる点である支鞍点からさらに前記閉止位置まで移動させて弾性力を付与し得るように構成していて、さらに蓄積された弾性力が放出されないように対をなす前記リング片が前記閉止位置において相互に係り合うようにしているとともに、閉止位置において前記衝き当て部が前記凸部に衝き当たるようにしていることを特徴とする。
【0006】
また、本発明に係るリング綴じ具の他の一つは、平板状をなすベースと、少なくとも1対のリング片とを具備し、少なくとも片側の前記リング片の基端部をベースに閉止位置と開成位置との間で回転移動可能に取り付けているとともに、前記リング片を、1対の線条体を折り曲げ加工したその両端にそれぞれ形成しているとともに、前記リング片間に前記衝き当て部を前記線条体の閉止位置において他方の線条体に接近する方向に湾曲させる折り曲げ加工により形成し、前記リング片を前記衝き当て部が前記ベースに衝き当たる点である支鞍点からさらに前記閉止位置まで移動させて弾性力を付与し得るように構成していて、さらに蓄積された弾性力が放出されないように対をなす前記リング片が前記閉止位置において相互に係り合うようにしているとともに、前記支鞍点において対をなす前記リング片の先端部が互いに離間し、閉止位置において前記衝き当て部が前記ベースの板面に衝き当たるようにしていることを特徴とする。
【0007】
加えて、本発明に係るリング綴じ具のさらに他の一つは、板状をなすベース本体と、このベース本体の板面に設けられた当たり板とを具備するベースと、少なくとも1対のリング片とを具備し、少なくとも片側の前記リング片の基端部をベースに閉止位置と開成位置との間で回転移動可能に取り付けているとともに、前記リング片から前記ベースに優先的に衝き当たる衝き当て部を延ばして設けているものであって、前記リング片を、1対の線条体を折り曲げ加工したその両端にそれぞれ形成しているとともに、前記リング片間に前記衝き当て部を前記線条体の閉止位置において他方の線条体に接近する方向に湾曲させる折り曲げ加工により形成し、前記リング片を前記衝き当て部が前記ベースに衝き当たる点である支鞍点からさらに前記閉止位置まで移動させて弾性力を付与し得るように構成していて、さらに蓄積された弾性力が放出されないように対をなす前記リング片が前記閉止位置において相互に係り合うようにしているとともに、閉止位置において前記衝き当て部が前記当たり板に衝き当たるようにしていることを特徴とする。
【0008】
このようなものであれば、リング片を前記衝き当て部が前記ベースに衝き当たる点を越えて移動させることにより弾性力を与えているので、リング片はこの弾性力により互いに引き合い、リング片に板ばねを連結したものと同様の効果が得られるとともに、前記リング片の閉止位置までの移動には弾性力は逆に作用するので、リング片が急に閉まることを防ぐことができるようになる。さらに、外部の板ばねでなく、前記リング片自体の弾性力を利用しているとともに、リング片が相互に係り合っているので、外力により誤ってリングが開くことも防げる。
【0009】
さらに、前記リング片を、線条体を折り曲げ加工したその両端に形成しているとともに、前記リング片間に前記衝き当て部を前記線条体の折り曲げ加工により形成しているので、このような綴じ具をより少ない部品点数で実現することができる。
【0010】
その上で、前記ベースに凸部を設けるとともに、閉止位置において前記衝き当て部が前記凸部に衝き当たるようにしているものであれば、最も少ない部品点数により確実に前記リング片に弾性力を与えるようにすることができる。
また、前記ベースが、平板状をなすとともに、前記支鞍点において対をなす前記リング片の先端部が互いに離間し、閉止位置において前記衝き当て部が前記ベースの板面に衝き当たるようにしているものであれば、ベースに凸部を設けることなく少ない工程でこのようなリンク綴じ具を製造できる。
一方、前記ベースに、板状をなすベース本体と、このベース本体の板面に設けられた当たり板とを具備させるとともに、閉止位置において前記衝き当て部が前記当たり板に衝き当たるようにしているものであれば、当たり板自体の弾性力をも利用でき、さらに確実に前記リング片に弾性力を与えるようにすることができる。
【0011】
開成位置における開口をより大きくするには、前記ベースの両側縁部に前記線条体を回転可能に取り付ければよい。
【0012】
蓄積された弾性力が放出されないように対をなす前記リング片が前記閉止位置において相互に係り合うようにするための簡単な形状として、前記リング片の先端部に係合突起を設けているとともに、前記係合突起の基端寄りに係合凹部を設けていて、閉止位置において対をなす前記リング片の前記係合突起と前記係合凹部とが互いに嵌まりあうようにしているものが挙げられる。
【0013】
特に、偶数対のリング片を具備し、隣接するリング片の前記係合突起が対向又は離反するようにしているようなものであれば、隣接するリング片を相寄る方向に引き、または互いに離反する方向に押すことにより係合を解除することができるようになる。
【0014】
開口部の大きさを最大限にとるには、前記リング片を自由回転可能に前記ベースに取り付ければよい。このように構成すれば、リング片は例えばファイルの表紙に当たるまで最大限に移動できるからである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の一実施形態について述べる。
【0016】
本実施形態に係るリング綴じ具1は、図8に示すようなファイルFに用いられるものであり、図1、図2、及び及び図8に示すように、ベース2と、リング片3a、3b及び衝き当て部4a、4bを有する1対の線条体5a、5bとを具備する。前記リング片3a、3bは、図1に斜視図を示す閉止位置Sと、図2に斜視図を示す開成位置Oとの間を移動可能に構成している。
【0017】
前記ベース2は、前記図1、前記図2、綴じ具1の平面図である図3、及び前記図8に示すように、両端部の幅寸法を大きくした略矩形板状をなすものであり、その端縁には全周にわたって凸部たる突条2aが設けてある。また、両端部には、ファイル本体F1に取り付けるための取付孔2bが設けてあり、この取付孔とファイル本体F1に設けた図示しない取付孔とを重合させ、リベットなどによりファイル本体F1に固定するようにしている。
【0018】
前記リング片3aと、前記衝き当て部4aとは、前記図3、綴じ具1の正面図である図4、図3におけるa−a断面図である図5、線条体5aの平面図である図6、及びこの線条体5aの正面図である図7に示すように、ともに線条体5aを折り曲げ加工して設けている。具体的には、1本の線条体5aの両端部を90度折り曲げて閉止位置Sにおいてベース2から立ち上がる起立部33aを設けているとともに、さらに先端部を略四半円状に折り曲げて先端に位置する係合突起31aと、この係合突起31aの基端寄りに位置する係合凹部32aとを有する係合部30aを設け、リング片3aを形成している。一方、衝き当て部4aは、前記リング片3aの間に位置する部分を、この衝き当て部4aがベース2に優先的に衝き当たるような形状に折り曲げて形成している。同様に、前記リング片3bと、前記衝き当て部4bとは、図3〜図7に示すように、ともに線条体5bを折り曲げ加工して設けている。前記リング片3a、3bは、例えば親指と人差し指とを用い、互いに相寄る方向に引き寄せることで、リング片3a、3bが相互に掛かり合える構成を採用している。閉止位置Sにおいては、前記係合突起31aを係合凹部32bに嵌めるようにしているとともに、前記係合突起31bを前記係合凹部32aに嵌めるようにしている。すなわち、対をなすリング片3a、3bの前記係合突起31a、31bと、前記係合凹部32b、32aとが互いに嵌りあうようにしている。ここで、一方の線条体5aに設けたリング片3aの係合突起31aは、互いに対向しているが、他方の線条体5bに設けたリング片3bの係合突起31bは、互いに離反している。そして、前記リング片3a、3bと前記衝き当て部4a、4bとの間の部分を、前記ベース2の側縁から側方に突出して設けた取付部2xに、自由回転可能に取り付けている。なお、図4及び図5において、閉止位置Sは実線に示し、開成位置Oは想像線に示している。
【0019】
しかして本実施形態では、図4及び図5に示すように、このリング片3a、3bを閉止位置Sにむけて移動させると、前記衝き当て部4a、4bが前記ベース2に優先的に衝き当たるようにしている。そして、リング片3a、3bを開成位置Oから閉止位置Sに移動させる際には、前記衝き当て部4a、4bが前記ベース2に衝き当たる位置である支鞍点Tを越えて移動させ、弾性力を付与し得るように構成していて、さらに蓄積された弾性力が放出されないように対をなす前記リング片3a、3bが前記閉止位置Sにおいて相互に係り合うようにしている。なお、図4及び図5において、支鞍点Tを想像線に示している。
【0020】
次に、この綴じ具のリング片3a、3bを開成位置Oから閉止位置Sに移動させて紙葉類を綴じる方法を示す。
【0021】
まず、紙葉類に予め綴じ孔を設けておき、この綴じ孔をリング片3a、3bに挿し通す。次に、対をなすリング片3a、3bを相寄る方向に引き寄せる。すると、線条体5a、5bが回転していき、衝き当て部4a、4bがベース2の突条2aに衝き当たる。そしてさらに、線条体5a、5bに弾性力を付与しつつリング片3a、3bをさらに引き寄せ、係合突起31a、31bと係合凹部32b、32aを係り合わせる。
【0022】
このとき、係合突起31a、31bと係合凹部32b、32aとの間には、前記したような弾性力が作用し、この弾性力により対をなすリング片3a、3bが互いに引き合う。
【0023】
逆に、この綴じ具1のリング片3a、3bを閉止位置Sから開成位置Oに移動させるには、離反させて設けた係合突起31bを有する線条体5bに設けたリング片3bを、例えば親指と人差し指とを用いて相寄る方向に引き寄せる。すると、係合突起31bと係合凹部32aとの間の係合が外れ、衝き当て部4aによる前記弾性力が開放されて前記弾性力によりリング片3a、3bは開成位置近くに移動する。
【0024】
このように、本実施形態においては衝き当て部4a、4bがベース2に衝き当たる支鞍点Tを越えてリング片3a、3bを移動させることにより弾性力を与えるとともに、この弾性力によりリング片3a、3bが互いに引き合うようにしているので、板ばねにより強制的に弾性力を付与した従来のものと異なり、リング片3a、3bを閉止位置に移動させる際に弾性力により急に閉まるような不具合は発生しない。また、この綴じ具1を用いたファイルFを運ぶ際にはリング片3a、3bはファイル本体F1により外力から保護されていることが多く、対をなすリング片3a、3bが互いに開く方向に引き合うようにする力、すなわちリング片3a、3b自体の弾性力を利用しながら、リング片3a、3bが相互にかかりあって閉止状態を維持していることから、不意な外力により前記閉止状態を解除しにくい構造を具備し、誤ってリングが開く不具合を防ぐことができる。さらに、ファイル本体F1に透明な部材を採用して、外部から綴じ具1が視認できる態様のファイルにこのような綴じ具1を用いると、板ばねにより強制的に弾性力を付与した従来の綴じ具では外部から板ばねが視認されるのに対して、この綴じ具では単にベース2の背面のみが視認されるので、見栄えを整えることができる。
【0025】
また、リング片3a、3bを線条体5a、5bの両端部を折り曲げて形成しているとともに、線条体5a、5bのリング片3a、3b間の部分に衝き当て部4a、4bを設けているので、少ない部品数で上述したような効果を得ることができる。
【0026】
さらに、ベース2の両側縁部に前記線条体5a、5bを自由回転可能に構成しているので、両側のリング片3a、3bを最大限に回転移動させることができ、紙葉類を挿し入れる為の開口を大きくとることができる。
【0027】
また、前記リング片3a、3bの先端部に係合突起31a、31bを設けるとともに、この係合突起31a、31bの基端側に係合凹部32a、32bを設け、閉止位置においてこれら係合突起31a、31bと係合凹部32b、32aとが互いに嵌りあうようにしているので、簡単な構成で、弾性力により対をなすリング片3a、3bが互いに引き合う構成を実現できる。
【0028】
そして、前記ベース2に突条2aを設けて閉止位置Sにおいて衝き当て部4a、4bがこの突条に衝き当たるようにしているので、最小限の部品数で確実に前記リング片3a、3bに弾性力を与えることができる。
【0029】
加えて、隣接するリング片3a、3bの係合突起31a、31bが、1組は互いに対向し、もう1組は互いに離反しているので、係合突起31bが離反した側のリング片3bを相寄る方向に引き寄せることにより係合を解除させて開放位置に移動させることができる。
【0030】
なお、本発明は以上に述べたような実施形態に限られない。
【0031】
例えば、ベースの上面に、例えば樹脂製の当たり板を設けてもよい。この場合、衝き当て部はこの当たり板に優先的に衝き当たり、線条体にこの当たり板の弾性力を付与し、線条体自体の弾性力に上乗せすることができる。一方、前記ベースが、平板状をなすとともに、前記支鞍点において対をなす前記リング片の先端部が互いに離間し、閉止位置において前記衝き当て部が前記ベースの板面に衝き当たるようにする等の工夫により、ベースの上面の突条及び前記当たり板の両方を省略するようにしてももちろんよい。
【0032】
また、上述した実施形態では、両側のリング片を回転可能に構成しているが、対をなすリング片のうち片側はベース等に固定して設けてもよい。
【0033】
さらに、リング片と作用体とを線条体の折り曲げ加工により設ける代わりに、例えばリング片に作用体を溶接してもよいし、線条体の片側のみにリング片を設けてもよい。
【0034】
そして、上述したような2穴式のファイルだけでなく、例えば上述した実施形態で述べたような線条体を紙葉類の端縁に沿う方向に複数並べて配置する等することにより、例えば6穴式のファイルにも応用できる。
【0035】
【発明の効果】
本発明は、リング片から延ばして衝き当て部を設け、この衝き当て部を介して弾性力をリング片に付与し、対をなす前記リング片が前記閉止位置において相互に係り合うようにして互いに引き合うようにしているので、板ばねを用いた従来のリングファイルに存在する板ばねの弾性力により急に閉まってしまう不具合や、外力により誤ってリングが開いてしまう不具合の発生を防ぐことができる。
さらに、前記リング片を、線条体を折り曲げ加工したその両端に形成しているとともに、前記リング片間に前記衝き当て部を前記線条体の折り曲げ加工により形成しているので、このような綴じ具をより少ない部品点数で実現することができる。
その上で、前記ベースに凸部を設けるとともに、閉止位置において前記衝き当て部が前記凸部に衝き当たるようにしているものであれば、最も少ない部品点数により確実に前記リング片に弾性力を与えるようにすることができる。
また、前記ベースが、平板状をなすとともに、前記支鞍点において対をなす前記リング片の先端部が互いに離間し、閉止位置において前記衝き当て部が前記ベースの板面に衝き当たるようにしているものであれば、ベースに凸部を設けることなく少ない工程でこのようなリンク綴じ具を製造できる。
一方、前記ベースに、板状をなすベース本体と、このベース本体の板面に設けられた当たり板とを具備させるとともに、閉止位置において前記衝き当て部が前記当たり板に衝き当たるようにしているものであれば、当たり板自体の弾性力をも利用でき、さらに確実に前記リング片に弾性力を与えるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るリング綴じ具の閉止位置における斜視図。
【図2】同実施形態に係るリング綴じ具の開成位置における斜視図。
【図3】同実施形態に係るリング綴じ具の平面図。
【図4】同実施形態に係るリング綴じ具の正面図。
【図5】図3におけるa−a断面図。
【図6】同実施形態に係るリング綴じ具の線条体の平面図。
【図7】同実施形態に係るリング綴じ具の線条体の正面図。
【図8】同実施形態に係るリング綴じ具を用いたファイルの斜視図。
【符号の説明】
1…リング綴じ具
2…ベース
2a…突条(凸部)
3…リング片
31…係合突起
32…係合凹部
4…衝き当て部
5…線条体
S…閉止位置
O…開成位置
Claims (7)
- 凸部を有するベースと、少なくとも1対のリング片とを具備し、少なくとも片側の前記リング片の基端部をベースに閉止位置と開成位置との間で回転移動可能に取り付けているとともに、前記リング片から前記ベースに優先的に衝き当たる衝き当て部を延ばして設けているものであって、前記リング片を、1対の線条体を折り曲げ加工したその両端にそれぞれ形成しているとともに、前記リング片間に前記衝き当て部を前記線条体の閉止位置において他方の線条体に接近する方向に湾曲させる折り曲げ加工により形成し、前記リング片を前記衝き当て部が前記ベースに衝き当たる点である支鞍点からさらに前記閉止位置まで移動させて弾性力を付与し得るように構成していて、さらに蓄積された弾性力が放出されないように対をなす前記リング片が前記閉止位置において相互に係り合うようにしているとともに、閉止位置において前記衝き当て部が前記凸部に衝き当たるようにしていることを特徴とするリング綴じ具。
- 平板状をなすベースと、少なくとも1対のリング片とを具備し、少なくとも片側の前記リング片の基端部をベースに閉止位置と開成位置との間で回転移動可能に取り付けているとともに、前記リング片を、1対の線条体を折り曲げ加工したその両端にそれぞれ形成しているとともに、前記リング片間に前記衝き当て部を前記線条体の閉止位置において他方の線条体に接近する方向に湾曲させる折り曲げ加工により形成し、前記リング片を前記衝き当て部が前記ベースに衝き当たる点である支鞍点からさらに前記閉止位置まで移動させて弾性力を付与し得るように構成していて、さらに蓄積された弾性力が放出されないように対をなす前記リング片が前記閉止位置において相互に係り合うようにしているとともに、前記支鞍点において対をなす前記リング片の先端部が互いに離間し、閉止位置において前記衝き当て部が前記ベースの板面に衝き当たるようにしていることを特徴とするリング綴じ具。
- 板状をなすベース本体と、このベース本体の板面に設けられた当たり板とを具備するベースと、少なくとも1対のリング片とを具備し、少なくとも片側の前記リング片の基端部をベースに閉止位置と開成位置との間で回転移動可能に取り付けているとともに、前記リング片から前記ベースに優先的に衝き当たる衝き当て部を延ばして設けているものであって、前記リング片を、1対の線条体を折り曲げ加工したその両端にそれぞれ形成しているとともに、前記リング片間に前記衝き当て部を前記線条体の閉止位置において他方の線条体に接近する方向に湾曲させる折り曲げ加工により形成し、前記リング片を前記衝き当て部が前記ベースに衝き当たる点である支鞍点からさらに前記閉止位置まで移動させて弾性力を付与し得るように構成していて、さらに蓄積された弾性力が放出されないように対をなす前記リング片が前記閉止位置において相互に係り合うようにしているとともに、閉止位置において前記衝き当て部が前記当たり板に衝き当たるようにしていることを特徴とするリング綴じ具。
- 前記ベースの両側縁部に前記線条体を回転可能に取り付けていることを特徴とする請求項1、2又は3記載のリング綴じ具。
- 前記リング片の先端部に係合突起を設けているとともに、前記係合突起の基端寄りに係合凹部を設けていて、閉止位置において対をなす前記リング片の前記係合突起と前記係合凹部とが互いに嵌まりあうようにしていることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載のリング綴じ具。
- 偶数対のリング片を具備し、隣接するリング片の前記係合突起が対向又は離反するようにしていることを特徴とする請求項5記載のリング綴じ具。
- 前記リング片を自由回転可能に前記ベースに取り付けていることを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載のリング綴じ具。
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