JP4132601B2 - 着信呼制御装置及び方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、電話(音声通話)システムにより顧客(ユーザ)からの問い合わせや要求に応対するコールセンタシステムなどにおいて、顧客からの着信呼を複数の受付(オペレータ)端末のいずれかに着信させる制御に用いて好適な、着信呼制御装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、顧客サポートやクレーム対応のために電話システムと顧客データベースを連携したコールセンタシステムは、CRM(Customer Relationship Management)において重要な役割を担っている。特に、顧客からの電話に対して受付台(受付端末)においてスムーズな対応を行なうことはサービス性の向上のために重要である。
【0003】
このため、従来のコールセンタシステム(CRMシステム)では、例えば、顧客の発信者番号情報を基に電話をかけてきた顧客を特定し、その顧客に関する登録情報(個人情報など)を会員データベースから取得してオペレータ端末(パーソナルコンピュータなど)上に表示させることが一般に行なわれ、これにより、オペレータは、電話をかけてきた顧客情報を閲覧しながらその顧客と音声通話による応対サービスを展開することが可能である。
【0004】
ところで、このようなコールセンタシステムでは、通常、自動呼分配(ACD:Automatic Call Distribution)と呼ばれる機能により、着信呼を複数台存在するオペレータ端末(以下、受付台ともいう)に均等に着信させるようになっており、全てのオペレータ端末が通話中状態の時には、お待たせメッセージを流すなどして、受付台が空くまで顧客を待たせる運用であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、顧客の待ち時間が長くなることはサービス性の低下につながるため、顧客からの電話に対して待ち時間をいかに短くするかはサービス向上のために非常に重要な課題である。特に、顧客の中でも大口取引者などの重要顧客(VIP:Very Important Person)からの電話に対しては待ち合わせ無し、あるいは、最小限の待ち時間での対応をすることが望まれる。
【0006】
そこで、例えば、重要顧客からの電話(VIP呼)を専門に受け付ける受付台を何台か用意しておくことも考えらるが、このようにVIP呼専用の受付台を用意すると、受付台資源及びオペレータ人材を効率的に利用することができない。即ち、VIP呼が頻繁にかかってくるような場合はVIP呼専用の受付台に着信呼が集中してVIP呼担当のオペレータに負荷が集中することになり、逆に、VIP呼が少ない場合はVIP呼専用の受付台はほとんど稼働せずVIP呼担当のオペレータは手すきになるという現象が生じる。
【0007】
また、従来は、例えば、特開2000−69168号公報に示されているように、顧客が指定したオペレータ、あるいは、顧客が指定したランク(習熟度)を満足するオペレータに、自動的に呼を着信させる技術も提案されているが、このような公知技術においても、一部のオペレータ(ランクの高いオペレータなど)に対して呼が集中しやすく、受付台資源及びオペレータ人材の効率的な運用は望めない。
【0008】
また、この公知技術では、VIP呼を意識した着信制御を行なわないので、全受付台通話中のためにVIP呼が待たされる確率が、他の非VIP呼(以下、一般呼ともいう)と同程度に発生することになり、重要顧客に対するサービス性が低下してしまうことにもなる。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、受付端末資源及びオペレータ人材の効率的な運用を図りながら、VIP呼などの特定の呼に対しても待ち合わせ無し、あるいは、最小限の待ち時間で応対できるようにした、着信呼制御装置及び方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の着信呼制御装置は、特定の着信呼に応答すべき特定着信呼用受付端末と当該特定着信呼用受付端末以外の非特定着信呼用受付端末とのいずれかに設定されるn台の受付端末のうち空き状態となった任意のm台(ただし、n,mはn>mを満足する自然数)を、上記の空き状態となった受付端末の設定状態によらず、該特定着信呼用受付端末として設定する特定着信呼用受付端末設定手段と、着信呼が特定の着信呼かどうかを識別する着信呼識別手段と、この着信呼識別手段で上記の着信呼が特定の着信呼であると識別されると、その着信呼を上記の特定着信呼用受付端末に着信させる着信制御手段とをそなえて成ることを特徴としている。
【0010】
上述のごとく構成された本発明の着信呼制御装置では、n台の受付端末のうち空き状態となった任意のm台が、特定の呼に応答すべき特定着信呼用受付端末として、常時、確保されるので、特定の着信呼が応答待ち状態になる確率が最小限に抑制される。また、このとき、空き状態となった受付端末が特定着信呼用受付端末となるので、受付端末グループ内において特定着信呼用受付端末となる受付端末は、適宜、変更される(固定されない)(以上、請求項1,4,5)。
【0011】
ここで、上記の特定着信呼用受付端末設定手段は、空き状態となった受付端末から順番にm台分を上記の特定着信呼用受付端末として設定するように構成してもよく、このようにすれば、簡単な制御で、所望数の受付端末を特定着信呼用受付端末として確保することができる(請求項2)。
また、上記の着信制御手段は、上記の特定着信呼用受付端末が全て応答中の場合に、特定着信呼用受付端末以外の非特定着信呼用受付端末に空き状態の受付端末が存在すると、その受付端末に特定の着信呼を着信させる非特定着信呼用受付端末着信手段をそなえていてもよい。このようにすれば、特定の着信呼が応答待ち状態になる確率がさらに低減される(請求項3)。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(A)一実施形態の説明
図1は本発明の一実施形態としての着信呼制御装置が適用されるコールセンタシステムを示すブロック図で、この図1に示すコールセンタシステム1は、公衆網8に接続された構内交換機(PBX)2,この構内交換機2にそれぞれ収容された発信者情報受信装置3及び複数の受付台(受付端末;電話機など)41−1〜41−nから成る受付台グループ4,呼制御装置5,LAN(Local Area Network)などの所望のネットワーク6を介して発信者情報受信装置3と呼制御装置5と通信可能に接続され顧客情報などを管理するデータベースサーバ7をそなえて構成されており、上記のPBX2,発信者情報受信装置3,呼制御装置5及びデータベースサーバ7から成る部分が本実施形態の着信呼制御装置11として機能するようになっている。
【0013】
ここで、まず、上記のPBX2は、呼制御装置5からの制御に従って、公衆網8から着信してきた呼を受付台41−i(i=1〜n)のいずれかに接続するためのものであり、発信者情報受信装置3は、加入者端末(電話機など)9から電話をかけてきた顧客(発信者)を特定するための情報を受信するもので、本実施形態では、例えば、上記の加入者端末9(以下、発信者9、あるいは、顧客9と表記することもある)に対して、事前の会員登録手続きなどによってデータベースサーバ7に既に登録済みの情報(発信者識別情報;カスタマーIDやクレジットカード番号など)の入力を促すことにより発信者9によって入力される発信者識別情報を受信するためのものである。
【0014】
このため、本発信者情報受信装置3は、その要部に着目すると、図1中に示すように、PBXインタフェース部31,メッセージ送出部32,DTMF(Dual Tone Multiple Frequency)信号受信部33,記憶装置34及びLANインタフェース部35などをそなえて構成されている。
ここで、上記のPBXインタフェース部31は、PBX2との間で送受される信号のインタフェースをとる(プロトコル変換などを行なう)ためのものであり、メッセージ送出部32は、受付台グループの受付端末(以下、受付台ともいう)41−iのいずれかに着信呼が接続される前に、上記の発信者9に対して例えば「カスタマーIDを入力して下さい。」などといった自動音声応答メッセージをPBXインタフェース部31及びPBX2を介して送出するためのものである。
【0015】
また、DTMF信号受信部33は、上記の自動音声応答メッセージに対する発信者9の端末(電話機)操作によりDTMF信号〔プッシュボタン(PB)音〕信号として発信者9から受信される発信者識別情報を受信するためのものであり、記憶装置34は、その受信発信者識別情報を記憶するためのものであり、LANインタフェース部35は、LAN6上で送受される信号とのインタフェースをとる(プロトコル変換などを行なう)ためのもので、本LANインタフェース部35からLAN6を介して上記の発信者識別情報をデータベースサーバ7に提供することができるようになっている。
【0016】
そして、データベースサーバ7は、上記の発信者識別情報と予め登録されている顧客情報とに基づいて発信者9を特定して、その発信者9が重要顧客であるか否かを識別(判定)することにより、上記の着信呼が重要顧客からの着信呼(特定の着信呼)であるか否かを識別する着信呼識別部71としての機能を有するもので、その識別結果は、LAN6を介して、後述する呼制御装置5(呼制御部53)に通知されるようになっている。
【0017】
次に、上記の各受付台41−iは、それぞれ、発信者9に対して音声通話による応対サービスを提供するためのもので、本実施形態では、受付台制御部411や液晶ディスプレイなどの表示部412がそなえられていることを前提としている。なお、本受付台41−iは、電話機能付きのパーソナルコンピュータなどとして構成されていてもよい。
【0018】
また、呼制御装置5は、基本的に、PBX2による発信者9と受付台41−iとの呼接続を制御するとともに、データベースサーバ7と連携して発信者9についての顧客情報を、PBX2を介して受付台41−iに提供するためのもので、これにより、受付台41−iのオペレータは、表示部412に表示された発信者9についての顧客情報を閲覧しながらの音声通話による応対が可能になる。
【0019】
このため、本呼制御装置5は、その要部に着目すると、図1中に示すように、PBXインタフェース部51,呼情報送受信部52,呼制御部53,LANインタフェース部54及び記憶装置55をそなえて構成されている。
ここで、上記のPBXインタフェース部51は、PBX2とのインタフェースをとるためのものであり、呼情報送受信部52は、発信者9からの呼接続要求(SETUP)信号の受信やその受信SETUP信号に対する呼の接続要求(CONNECT)信号の送信など、一連の呼接続処理(シーケンス)を実行するのに必要な信号の送受を呼制御部53からの指示に従って行なうためのものであり、LANインタフェース部54は、呼制御部53とデータベースサーバ7との通信時にLAN6とのインタフェースをとる(プロトコル変換などを行なう)ためのものである。
【0020】
また、呼制御部53は、基本機能として、上記の呼接続処理や、上述のごとく発信者9の顧客情報を受付台41−iに提供するためのLANインタフェース部54を介したデータベースサーバ7との通信処理などを統括して制御する機能を有するものであるが、本実施形態では、記憶装置55において記憶・管理されている受付台応答順位管理情報500に基づいて、重要顧客9からの着信呼(以下、VIP呼という)、もしくは、それ以外の着信呼(以下、非VIP呼、又は、一般呼という)を着信すべき受付台41−iを決定し、その決定に応じてPBX2を制御することにより、着信呼(VIP呼あるいは非VIP呼)を所定の受付台41−iに着信させるための機能も有している。
【0021】
具体的に、記憶装置55には、上記の受付台応答順位管理情報500として、例えば図5中に示すように、VIP呼を着信させるべき(VIP呼に応答すべき)受付台41−iが所定台数(m台;ただし、mはn<mを満足する自然数)分登録可能なVIP呼応答順位テーブル501と、VIP呼以外の着信呼を着信すべき受付台41−iがn台分登録可能な非VIP呼応答順位テーブル502とが記憶・管理されている。なお、本記憶装置55には、呼制御部53が動作する上で必要な呼制御プログラムや加入者情報,呼処理履歴,課金情報なども記憶されている。
【0022】
そして、呼制御部53は、着信呼がVIP呼の場合は上記のVIP呼応答順位テーブル501に最も古く登録された受付台(VIP呼第1応答受付台)41−iをそのVIP呼の着信先受付台41−iとして決定してPBX2を制御し、着信呼が非VIP呼の場合は上記の非VIP呼応答順位テーブル502に最も古く登録された受付台(非VIP呼第1応答受付台)41−iを非VIP呼の着信先受付台41−iとして決定してPBX2を制御する。
【0023】
なお、上記の各応答順位テーブル501,502には、いずれも、空き状態(非応答中)の受付台41−iのみが登録され、応答中状態に遷移した受付台41−iの登録は削除され、以降に登録されている受付台41−iの順位は1つずつ繰り上がる。また、VIP呼応答順位テーブル501に登録された受付台41−iはVIP呼専用の受付台41−iとなり、非VIP呼のための受付台41−iとしては使用されない。
【0024】
さらに、VIP呼応答順位テーブル501には、初期状態では任意のm台の受付台41−iがVIP呼第1〜第m応答受付台41−iとして登録され、その後は、空き状態となった受付台41−iが生じる毎に、呼制御部53によって、最も古く登録された受付台(VIP呼第1応答受付台41−i)が非VIP呼応答順位テーブル502の最後にスライド登録される〔このとき、VIP呼応答順位テーブル501における受付台41−iの応答順位は1つ上がる(VIP呼第m応答受付台41−iは第m−1応答受付台41−iとなる)〕とともに、上記の空き状となった受付台41−iがVIP呼応答順位テーブル501の最後に(VIP呼第m応答受付台41−iとして)追加登録される。
【0025】
つまり、本実施形態の呼制御部53は、空き状態となった受付台41−iをそれまで応答していた着信呼の呼の種別(VIP呼/非VIP呼)に関わらず全て一旦VIP呼応答順位テーブル501に登録することで、常に、空き状態となった受付台41−iを順番に所定台数分だけVIP呼応答受付台41−iとして確保しておき、VIP呼が発生すると、そのVIP呼を確保したVIP呼応答受付台41−iに確保順に着信させるように動作するのである。
【0026】
このため、本呼制御部53は、例えば図2に示すように、n台の受付端末のうち空き状態となった任意のm台を、VIP呼に応答すべきVIP呼応答受付台41−iとしてVIP呼応答順位テーブル501に登録(設定)しうるVIP呼応答受付台設定部53Aとしての機能と、データベースサーバ7(着信呼識別部71)で着信呼がVIP呼であると識別されると、そのVIP呼をVIP呼応答順位テーブル501におけるVIP呼第1応答受付台41−iに着信させる着信制御部53Bとしての機能とを有していることになる。
【0027】
なお、上記のVIP呼応答受付台設定部53Aは、空き状態の受付台41−iが所定台数(m台)を超えた場合の前記非VIP呼応答順位テーブル502へのスライド登録を行なう機能も兼用している。
そして、上記の着信制御部53Bは、本実施形態では、上記の機能以外に、この図2に示すように、次のような機能部も有している。
【0028】
▲1▼非VIP呼用着信制御部53B−1
この非VIP呼用着信制御部(非特定着信呼用受付端末着信手段)53B−1は、上記のVIP呼応答順位テーブル501に登録されているVIP呼応答受付台41−iの全てが話し中(応答中)状態の場合に、非VIP呼応答順位テーブル502における非VIP呼第1応答受付台41−iにVIP呼を着信させるようPBX2を制御する。
【0029】
▲2▼VIP呼設定通知部53B−2
このVIP呼設定通知部(特定着信呼用受付端末設定通知手段)53B−2は、VIP呼応答受付台設定部53AによってVIP呼応答順位テーブル501に登録されたVIP呼応答受付台41−iに対して、その受付台41−iがVIP呼専用の受付台41−iとして設定された旨を通知する。これにより、受付台41−iの表示部412において通知情報が表示されるなどして、オペレータは自身がVIP呼担当になったことを認識することができる。なお、この通知は、音声によって直接行なっても良い。また、前記のスライド登録により、非VIP呼応答受付台となった受付台41−iには、その旨が通知される。
【0030】
▲3▼応答待ち呼キュー管理部53B−3
この応答待ち呼キュー管理部(応答待ち着信呼管理手段)53B−3は、図7(A)に模式的に示すように、全ての受付台41−iが応答中の場合に応答待ちとなっている全着信呼についての着信順を応答待ち呼キュー531により管理する。この応答待ち呼キュー531に最も古く登録された待ち呼から順に空き状態となった受付台41−iに待ち呼が着信する。
【0031】
▲4▼応答待ち呼キュー制御部53B−4
この応答待ち呼キュー制御部(応答待ち着信呼制御手段)53B−4は、全ての受付台41−iが応答中のときにVIP呼を受けると、上記の応答待ち呼キュー531の登録順序(つまり、呼の着信順序)を制御して、図7(B)に模式的に示すように、そのVIP呼を上記の応答待ち呼キュー531の非VIP呼の前(最初のVIP呼の場合は先頭)に割り込ませることにより、そのVIP呼を非VIP呼よりも先に空き状態の受付台41−iに着信させるようにするためのもので、これにより、VIP呼は全受付台41−iが応答中で待ち状態となっても、最小の待ち時間で済むことになる。
【0032】
▲5▼VIP呼応答待ち通知部53B−5
このVIP呼応答待ち通知部(特定着信呼応答待ち通知手段)53B−5は、上記の応答待ち呼キュー531にVIP呼が登録・管理されていることを全受付台41−iに通知するためのもので、その通知情報は、受付台41−iの表示部412に表示されるようになっている。これにより、全オペレータは、待ち状態となっているVIP呼が存在していることを認識することができる。
【0033】
なお、上述した図2に示す呼制御部5における各部53A,53B(53B−1〜53B−4)は、ハードウェアとしてそなえられているわけではなく、図示しないCPU(Central Processing Unit)などが所定のソフトウェア(プログラム)に従って動作することによって実現される。
以下、上述のごとく構成された本実施形態のコールセンタシステム1の動作について詳述する。
【0034】
まず、コールセンタシステム1では、呼制御装置5において、図3に示すように、着信呼があるか否かを監視しており(ステップS1)、例えば、発信者9から呼がPBX2に着信してくると(ステップS1でYESの場合)、呼制御装置5は、発信者情報受信装置5及びデータベースサーバ7と連携して、次のような着信制御処理を実行する(ステップS2)。
【0035】
即ち、呼制御装置5(呼制御部53)は、PBX2を制御して、発信者からの着信呼を、一旦、発信者情報受信装置3に接続する。すると、発信者情報受信装置3は、発信者9に対して発信者識別情報の入力を促すメッセージをメッセージ送出部32から自動送出する。このメッセージを聴取した発信者9が、電話機操作により発信者識別情報を入力すると、その発信者識別情報が、DTMF信号としてDTMF信号受信部33で受信され、記憶装置34に記憶される。
【0036】
そして、この発信者識別情報は、LANインタフェース部35を介してLAN6によりデータベースサーバ7に送られる。データベースサーバ7では、受信した発信者識別情報を基に発信者がVIP顧客であるか、非VIP顧客であるかを判定して、その判定結果を呼制御装置5(呼制御部53)へ送出する。呼制御部53は、図4に示すように、上記の判定結果がVIP呼であれば(ステップS21でYESなら)、次に、VIP呼応答順位テーブル501に受付台41−iが登録されているか(つまり、空き状態のVIP呼応答受付台41−iが存在するか)を確認する(ステップS22)。
【0037】
この結果、VIP呼応答順位テーブル501に受付台41−iが登録されていれば、呼制御部53は、VIP呼第1応答受付台として登録されている受付台41−iを上記のVIP呼の着信先として決定し(ステップS22のYESルートからステップS23)、着信制御部53Bによって、決定した受付台41−iにVIP呼が着信するようPBX2を制御してそのVIP呼を上記の決定受付台41−iに着信させる(ステップS24;図5中のステップA1)。
【0038】
そして、呼制御部53は、VIP呼応答受付台設定部53Aによって、VIP呼応答順位テーブル501において、VIP呼第1応答受付台として登録されていた受付台41−iの登録を抹消するとともに、以降のVIP呼応答受付台としての登録があればその受付台41−iの順位を繰り上げて、VIP呼応答順位テーブル501の内容を更新する(ステップS25)。
【0039】
一方、上記の着信呼が非VIP呼であった場合(ステップS21でNOの場合)、もしくは、上記の着信呼はVIP呼であるが、VIP呼応答受付台に空きが無かった場合(ステップS21でYES、且つ、ステップS22でNOの場合)、呼制御部53は、いずれも、非VIP呼応答順位テーブル502を参照して、非VIP呼応答受付台41−iの登録があるかどうかを確認し(ステップS26)、登録があれば、その受付台(非VIP呼第1応答受付台)41−iを非VIP呼、あるいは、VIP呼の着信先として決定する(ステップS26のYESルートからステップS27)。
【0040】
そして、呼制御部53は、着信制御部53Bの非VIP呼用着信制御部53B−1によって、上述のごとく着信呼の着信先として決定した非VIP呼応答受付台41−iに上記の着信呼(非VIP呼/VIP呼)が着信するようPBX2を制御してその着信呼を非VIP呼応答受付台41−iに着信させる(ステップS28;図5中のステップA2,A3)。
【0041】
その後、呼制御部53は、VIP呼応答受付台設定部53Aによって、非VIP呼応答順位テーブル502において、非VIP呼第1応答受付台として登録されていた上記の受付台41−iの登録を抹消するとともに、以降の非VIP呼応答受付台としての登録があればその受付台41−iの順位を繰り上げて、非VIP呼応答順位テーブル502の内容を更新する(ステップS29)。
【0042】
ところで、着信呼があったときに全受付台41−iが応答中であった場合(つまり、各応答順位テーブル501,502のいずれにも受付台41−iが登録されていない状態の場合;ステップS26でNOの場合)、呼制御部53は、そのときの着信呼(VIP呼/非VIP呼)を応答待ちキュー管理部53B−3における応答待ち呼キュー531に登録する(ステップS30)。
【0043】
ただし、このとき、応答待ち呼キュー531への登録対象の着信呼が非VIP呼であった場合、その着信呼は、非VIP待ち呼として、通常通り、応答待ち呼キュー531の最後に登録され、登録対象の着信呼がVIP呼であった場合、そのVIP呼は、図7(B)にて前述したように、応答待ち呼キュー制御部53B−4によって、応答待ち呼キュー531の非VIP待ち呼よりも前に着信した呼として登録される。
【0044】
これにより、上記のVIP待ち呼は、受付台41−iが空き次第、その受付台41−iに着信することになる。つまり、VIP呼は全受付台41−iが応答中で待ち状態となっても、最小限の待ち時間で、所望の受付台41−iに接続されるのである。
そして、応答待ち呼キュー531にVIP呼が登録されて応答待ち呼キュー管理部53B−3においてVIP呼が管理される場合(ステップS31でYESの場合)、呼制御部53は、その旨をVIP呼応答待ち通知部53B−5によって、PBX2を介して全受付台41−iに通知する(ステップS32)。これにより、全受付台41−iのオペレータは、待ち状態のVIP呼が存在することを認識することができる。
【0045】
ところで、或る着信呼(VIP呼/非VIP呼)に対して応答中だった受付台41−iが、回線切断により空き状態となり、呼制御部53に回線切断情報が通知されると(図3に示すステップS3でYESの場合)、呼制御部53(VIP呼応答受付台設定部53A)は、まず、VIP呼応答順位テーブル501に予め設定した台数分(m台)の応答待ち状態(空き状態)の受付台41−iが既に登録されているか否かを確認する(ステップS4)。
【0046】
その結果、m台分の空き受付台41−iがVIP呼応答受付台として登録されていなければ、呼制御部53(VIP呼応答受付台設定部53A)は、空き状態となった上記の受付台41−iをVIP呼応答順位テーブル501に追加登録してVIP呼応答順位テーブル501を更新する(ステップS4のNOルートからステップS5;図5中のステップA4)。
【0047】
一方、m台分の空き受付台41−iがVIP呼応答受付台として既に登録されていれば、呼制御部53(VIP呼応答受付台設定部53A)は、VIP呼応答順位テーブル501において最も古い登録(VIP呼第1応答受付台41−i)を非VIP呼応答順位テーブル502の最後に非VIP呼応答受付台41−iとしてスライド登録するとともに、空き状態となった上記の受付台41−iをVIP応答順位テーブル501の最後に(VIP呼第m応答受付台として)登録して、各応答順位テーブル501,502をそれぞれ更新する(ステップS4のYESルートからステップS6;図5中のステップA5,A6)。
【0048】
このようにして、本実施形態の呼制御部53は、空き状態となった受付台41−iをそれまで応答していた着信呼の呼の種別(VIP呼/非VIP呼)に関わらず全て一旦VIP呼応答順位テーブル501に登録することで、常に、空き状態となった受付台41−iを順番に所定台数分だけVIP呼応答受付台41−iとして確保するように動作する。
【0049】
ここで、この応答順位テーブル501,502に対する受付台41−iの登録動作について、図6を用いてより具体的に説明する。なお、ここでは、便宜上、m=1、即ち、VIP呼応答受付台41−iの台数が1台である場合を例にする。また、図6では、受付台41−1〜41−nはそれぞれ「受付台1〜n」と表記している。
【0050】
まず、この図6に示すように、例えば、VIP応答順位テーブル502にVIP呼応答受付台として受付台41−2が登録されており、非VIP応答順位テーブル502に非VIP呼応答受付台として受付台41−1が登録されている状態550−1で、新たなVIP呼が着信したとする。すると、このVIP呼には、受付台41−2が応答し、各応答順位テーブル501,502の登録状態は状態551−1に遷移する。即ち、この状態551−1では、VIP呼応答順位テーブル501に受付台41−iは登録されていない。
【0051】
かかる状態551−1で、さらに別のVIP呼が着信した場合、VIP呼応答順位テーブル501に受付台41−iは登録されていないが、非VIP呼応答順位テーブル502に受付台41−1が登録されていることから、この非VIP呼応答受付台41−1が上記のVIP呼に応答し、この結果、各応答順位テーブル501,502の登録状態は状態552−1に遷移する。
【0052】
さらに、この状態552−1で、さらに別のVIP呼が着信した場合、各応答順位テーブル501,502のいずれにも受付台41−iが登録されていないので、VIP呼は応答待ち呼キュー531に非VIP呼よりも前に着信した呼として登録されることになる。
次に、図6に示す初期状態550−1において、非VIPの着信があった場合、非VIP呼応答順位テーブル502に非VIP呼応答受付台41−1の登録があることから、この非VIP呼応答受付台41−1が上記の非VIP呼に応答し、その結果、各応答順位テーブル501,502の登録状態は状態551−2に遷移する。
【0053】
かかる状態551−2で、さらに非VIP呼が着信すると、この場合、VIP呼応答順位テーブル501にVIP呼応答受付台41−2の登録はあるが、非VIP呼応答順位テーブル502に非VIP呼応答受付台41−iの登録が無いため、着信呼(非VIP呼)は応答待ち呼キュー531の最後に入る。このとき、各応答順位テーブル501,502の登録状態に変化は無く、状態552−2となる。
【0054】
次に、図6に示す初期状態550−1において、例えば、VIP呼に応答していた受付台41−3が呼の切断により空き状態となった場合は、状態551−3に遷移し、空きとなった受付台41−3が、VIP呼応答順位テーブル501に登録されるとともに、既に登録されていた受付台41−2は、VIP呼応答順位テーブル501からスライドして非VIP呼応答順位テーブル502に登録される。
【0055】
一方、図6に示す初期状態550−1において、例えば、非VIP呼に応答していた受付台41−4が呼の切断により空き状態となった場合は、状態551−4に遷移し、空きとなった受付台41−4が、VIP呼応答順位テーブル501に登録されるとともに、既に登録されていた受付台41−2は、この場合も、VIP呼応答順位テーブル501からスライドして非VIP呼応答順位テーブル502に登録される。
【0056】
以上のように、本実施形態によれば、n台の受付端末のうち空き状態となった任意の受付台41−iを順番にVIP呼応答順位テーブル501に登録してゆくことで、常に、任意のm台分の受付台41−iがVIP呼に応答するVIP呼応受付台として確保されるので、どの空き受付台41−iをどの応答順位に設定するかといった複雑な設定制御を必要とせずに、簡単な制御で、VIP呼が応答待ち状態になる確率を最小限に抑制することができ、システム1(着信制御)の簡素化を図りながら、顧客に対する受付作業の大幅なサービス性向上を図ることができる。
【0057】
また、この場合、空き状態となった受付台41−iがVIP呼応答受付台となるので、受付台グループ4内においてVIP呼受付台となる受付台41−iが固定されることはなく、空き状態となった受付台41−iが生じる毎に、動的に変化する。従って、特定の受付台41−iにVIP呼が集中するようなことも無く、受付台資源およびオペレータ人材の有効利用を図ることができる。
【0058】
さらに、本実施形態では、VIP呼応答受付台41−iが全て応答中の場合でも、非VIP呼応答受付台41−iに空きがあれば、その非VIP呼応答受付台41−iがVIP呼に応答するので、さらに、VIP呼が応答待ち状態になる確率を低減することができている。
また、全ての受付台41−iが応答中のときに、VIP呼が着信した場合でも、そのVIP呼は応答待ち呼キュー531に非VIP呼よりも前に着信した呼として登録され、その後、受付台41−iが空き次第、その受付台41−iがVIP呼に応答するので、VIP呼の待ち時間を最小限に抑えることができ、さらなるサービス性の向上を図ることができている。
【0059】
さらに、VIP呼/非VIP呼応答受付台として登録された受付台41−iには、その旨が通知されるので、オペレータは、自担当の受付台41−iの現登録状況をリアルタイムに把握することができ、例えば、自担当の受付台41−iがVIP呼応答受付台として登録されており次回の着信がVIP呼であることを事前に知ることができる。従って、上記のような通知を行なわない場合に比して、よりスムーズな応対(受付作業;応答業務)を実施することができる。
【0060】
また、VIP呼が応答待ち呼キュー531に登録されて待ち状態になっている場合には、その旨が全受付台41−iに通知されるので、オペレータは、VIP呼が待ち状態になっていることを意識しながら、受付作業を実施することができ、VIP待ち呼に対して迅速な対応をとることが可能である。
なお、上述した実施形態では、全ての受付台41−iが応答中のときに、VIP呼が着信した場合、そのVIP呼は、常に、非VIP呼よりも前に着信した呼として待ち呼キュー531に登録されるため、VIP待ち呼が多く発生すると、非VIP呼の待ち時間が非常に長くなる可能性がある。このような場合には、例えば、非VIP待ち呼間にVIP待ち呼をランダムに割り込み登録することで、VIP待ち呼の割り込みによる影響を緩和することが可能である。
【0061】
また、上述した例では、応答待ち呼キュー管理部53B−3において、1つの待ち呼キュー531で全ての応答待ち着信呼の着信順管理を行なっているが、例えば図8に模式的に示すように、VIP呼用の待ち呼キュー531Aと非VIP呼(一般呼)用の待ち呼キュー531Bとを設けてVIP呼及び一般呼別にそれぞれの着信順を管理するようにしてもよい。
【0062】
この場合、例えば図9に示すように、上記の着信制御部53Bにおける応答待ち呼キュー制御部53B−4の代わりに、応答待ち呼キュー管理部53B−3において応答待ちのVIP呼が管理されている間は、その応答待ちのVIP呼を優先して空き状態となった受付台41−iに着信させるVIP待ち呼優先制御部(応答待ち特定着信呼優先制御手段)53B−6をそなえることで、次のような着信制御が可能である。
【0063】
即ち、VIP呼用の待ち呼キュー531Aに1つでもVIP呼の登録があれば、受付台41−iが空き次第、その受付台41−iにVIP待ち呼を着信させ、VIP呼用の待ち呼キュー531AにVIP呼の登録が無く、一般呼用の待ち呼キュー531Bに一般呼の登録があれば、非VIP呼応答受付台41−iが空き次第、その非VIP呼応答受付台41−iに一般待ち呼を着信させることができる。
【0064】
これにより、上述したごとく1つの待ち呼キュー531における待ち呼の着信順を制御する場合と同様に、VIP呼の待ち時間を最小限に抑えることができるとともに、本例の場合は、VIP待ち呼を一般待ち呼の前や間に割り込ませる制御が不要なので、より単純な制御でVIP待ち呼の優先着信制御が実現可能である。
【0065】
(B)第1変形例の説明
上述した実施形態では、空き状態となった受付台41−iは、呼制御部53(VIP呼応答受付台設定部53A)によって、無条件にVIP呼応答順位テーブル501に登録される場合を説明したが、例えば図10及び図11に示すように、VIP呼応答受付台設定部53Aに、受付台登録テーブル判定部510を設けて、所定の条件に従って、空き受付台41−iの登録先を各応答順位テーブル501,502のいずれか振り分けるようにしてもよい。
【0066】
ここで、この受付台登録テーブル判定部510による空き受付台41−iの登録先の振り分け方については、様々な手法が考えられる。即ち、例えば、前回の応答でVIP呼に応答していた受付台41−iは非VIP呼応答順位テーブル502に登録し、前回の応答で一般呼に応答していた受付台41−iはVIP呼応答順位テーブル501に登録するといった具合に、前回応答した着信呼の種別に応じて登録先を変えるようにしてもよいし、各受付台41−i毎にVIP呼及び一般呼に応答した回数をそれぞれ管理しておき、両方の呼に対して均等に応答するように登録先を変えるようにしてもよい。
【0067】
また、VIP呼の着信数を監視しておき、VIP呼の着信数が多い場合は、空き受付台41−iを優先してVIP呼応答順位テーブル501に登録し、逆に、VIP呼の着信数が少ない場合は、空き受付台41−iを非VIP呼応答順位テーブル502に登録するといった手法を採ることも可能である。
なお、空き受付台41−iの登録先振り分け以外の動作は、上述した実施形態と同様とする。つまり、いずれの手法を採った場合も、上述した実施形態と同様に、予め設定された所定台数(m台)のVIP呼応答受付台41−iを確保するように動作するのが基本である。
【0068】
このように、受付台登録テーブル判定部510によって、所定の条件に従い、空き受付台41−iの登録先を各応答順位テーブル501,502のいずれか振り分けるようにすれば、受付台41−iに対する着信量の平均化(つまり、受付台資源及びオペレータ人材の有効利用)を重視した着信制御や、実際の着信量を重視した着信制御など、状況に応じた柔軟な制御が可能である。
【0069】
なお、上記の受付台登録テーブル判定部510において、所定の条件として、空き受付台41−iは常にVIP呼応答順位テーブル501に登録するという条件を設定した場合が、前述した実施形態に相当する。
(C)第2変形例の説明
上述した実施形態では、受付台応答順位管理情報500として、VIP呼応答順位テーブル501および非VIP呼応答順位テーブル502という個別のテーブルにより、VIP呼応答受付台41−iおよび非VIP呼応答受付台41−iの登録を管理していたが、例えば図12に示すように、1つの呼応答順位テーブル512により、VIP呼/非VIP呼応答受付台41−iの双方を管理することも可能である。
【0070】
即ち、この場合、呼制御部53は、空き状態となった受付台41−iを空き順に呼応答順位テーブル512の先頭から第1〜第n応答受付台として登録してゆき、登録受付台41−iがm+1台以上ある場合には、着信呼がVIP呼であっても非VIP呼であっても第1応答受付台41−iにその着信呼を着信させる一方、登録受付台41−iがm台以下の場合は着信呼がVIP呼であれば第1応答受付台41−iにそのVIP呼を着信させるが、非VIP呼の場合は着信させずに応答待ち呼キュー531(531Bでもよい)に登録するように動作する。
【0071】
つまり、呼応答順位テーブル512に、所定台数(m台)を超える受付台41−iの登録がある状態では、VIP呼/非VIP呼に関わらず任意の空き受付台41−iがその着信呼に応答するが、空き受付台41−iの登録がm台以下しかない状態では、VIP呼応答受付台領域511に位置する登録受付台41−iの全てが自動的にVIP呼応答受付台となり、VIP呼のみに応答するようになるのである。
【0072】
なお、この場合も、着信呼に応答した(着信呼を着信させた)受付台(第1応答受付台)41−iの登録は、呼応答順位テーブル512から削除され、第2応答受付台41−iは第1応答受付台41−i、第3応答受付台41−iは第2応答受付台41−iという具合に、以降の登録受付台41−iの応答順位がそれぞれ繰り上がる。
【0073】
このように、本変形例においても、最低m台の空き状態となった受付台41−iがVIP呼応答受付台として自動的に確保されるので、VIP呼が着信したときに空き受付台41−iが無く、VIP呼を待たせしまうようなことを限りなく少なくすることができる。
また、この場合も、VIP呼応答受付台として登録される受付台41−iは、固定されず、空き受付台41−iの発生毎に、VIP呼専用の受付台41−iが受付台グループ4内で動的に変化するので、受付台資源及びオペレータ人材の有効活用が可能である。
【0074】
(D)第3変形例の説明
上述した実施形態では、発信者識別情報として顧客に入力してもらった情報(カスタマーIDやクレジットカード番号など)を発信者情報受信装置3にて受信することで、発信者9の特定を行なっているが、公衆網8から提供されるいわゆる発信者番号情報を発信者識別情報として利用して発信者9の特定を行なうようにしてもよい。
【0075】
この場合、例えば図13に示すように、発信者情報受信装置3は不要になり、発信者9から通知される発信者番号情報は、PBX2を介して呼制御装置5(PBXインタフェース部51,呼情報送受信部52,呼制御部53)を経由して記憶装置55に蓄積されるとともに、LANインタフェース部54からLAN6を介してデータベースサーバ7に送られる。
【0076】
そして、データベースサーバ7では、着信呼識別部71によって、発信者番号情報を基に発信者9が重要顧客であるか一般顧客であるかを判定して着信呼がVIP呼か非VIP呼かを判定し、その判定結果が呼制御装置5(呼制御部53)へ送出される。
以降は、前述した実施形態(あるいは、第1及び第2変形例でもよい)と同様にして、呼制御部53によって、上記の判定結果(VIP呼/非VIP呼)に応じた受付台41−iへの着信制御が、各応答順位テーブル501,502(あるいは、呼応答順位テーブル512)に基づいて実行される。
【0077】
このように、本変形例では、発信者識別情報として発信者番号情報を利用することで、図1に示したものに比して、コールセンタシステム1(着信呼制御装置11)の構成を簡素にすることができ、その小型化及び低コスト化に大いに寄与する。
(E)第4変形例の説明
図14は図1に示すコールセンタシステムの第4変形例を示すブロック図であるが、この図14に示すコールセンタシステム1は、図13により上述した第3変形例のシステム構成を基本として、PBX2内に前記のデータベースサーバ7を設けるとともに、前記の外付けであった呼制御装置5としての機能をデータベースサーバ7内にもたせた構成になっている。
【0078】
そして、データベースサーバ7には、前記の着信呼識別部71が設けられるとともに、発信者識別データ108と前記の受付台応答順位管理情報500とが保存されており、上記の発信者識別データ108と、公衆網8から通知される発信者9の発信者識別情報としての発信者番号情報とを着信呼識別部71において比較することで、発信者9からの着信呼がVIP呼であるか非VIP呼であるかが識別されるようになっている。
【0079】
以降は、データベースサーバ7によって、前述した実施形態(あるいは、第1及び第2変形例でもよい)と同様にして、受付台応答順位管理情報500(各応答順位テーブル501,502、もしくは、呼応答順位テーブル512)に基づく着信呼の振り分けが行なわれる。
このように、本変形例では、PBX2に、前述した呼制御装置5及びデータベースサーバ7としての機能をもたせているので、さらに、コールセンタシステム1の構成を簡素にすることができ、その規模の縮小化及び低コスト化に大いに寄与する。
【0080】
なお、本変形例では、前記の第3変形例のシステム構成を前提としているため、発信者情報受信装置3が不要な構成になっているが、勿論、前述した実施形態と同様に発信者識別情報として顧客の入力情報を利用する場合には、発信者情報受信装置3を設ける必要がある。この場合、発信者情報受信装置3は、図1に示すようにPBX2に外付けしても良いし、PBX2(データベースサーバ7)にその機能ももたせるようにしてもよい。
【0081】
また、本発明は、上述した実施形態及び各変形例に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施することができる。
例えば、上述した例では、空き状態となった受付台41−iから順番にm台分がVIP呼第1〜第m応答受付台として登録されるが、この空き受付台41−iの登録順序は、必ずしも空き状態となった順序である必要はなく、適宜に変更することができる。
【0082】
また、上述した例における「特定の着信呼」とは、必ずしも重要顧客からの着信呼である必要はなく、勿論、コールセンタシステム1の保守者などが独自に「特定」と定義した着信呼でもよい。
(F)付記
(付記1) n台の受付端末のうち空き状態となった任意のm台(ただし、n,mはn>mを満足する自然数)を、特定の着信呼に応答すべき特定着信呼用受付端末として設定しうる特定着信呼用受付端末設定手段と、
着信呼が特定の着信呼かどうかを識別する着信呼識別手段と、
該着信呼識別手段で該着信呼が特定の着信呼であると判別されると、当該着信呼を該特定着信呼用受付端末に着信させる着信制御手段とをそなえて成ることを特徴とする、着信呼制御装置。
【0083】
(付記2) 該特定着信呼用受付端末設定手段が、
空き状態となった受付端末から順番にm台分を該特定着信呼用受付端末として設定するように構成されたことを特徴とする、付記1記載の着信呼制御装置。
(付記3) 該着信制御手段が、
該特定着信呼用受付端末が全て応答中の場合に、該特定着信呼用受付端末以外の非特定着信呼用受付端末に空き状態の受付端末が存在すると、当該受付端末に該特定の着信呼を着信させる非特定着信呼用受付端末着信手段をそなえていることを特徴とする、付記1又は付記2に記載の着信呼制御装置。
【0084】
(付記4) 該着信制御手段が、
該特定着信呼用受付端末設定手段によって該特定着信呼用受付端末として設定された受付端末に対して、その旨を通知する特定着信呼用受付端末設定通知手段をそなえていることを特徴とする、付記1〜3のいずれか1項に記載の着信呼制御装置。
【0085】
(付記5) 該着信制御手段が、
応答待ちの全着信呼についての着信順を管理する応答待ち着信呼管理手段と、
全ての受付端末が応答中のときに該特定の着信呼を受けると、当該着信呼が非特定着信呼よりも前に空き状態の受付台に着信すべき呼となるよう該応答待ち着信呼管理手段での該着信順を制御する応答待ち着信呼制御手段とをそなえていることを特徴とする、付記1〜4のいずれか1項に記載の着信呼制御装置。
【0086】
(付記6) 該着信呼管理手段が、
応答待ちの特定の着信呼についての着信順と該特定の着信呼以外の着信呼についての着信順とをそれぞれ個別に管理しうるように構成されるとともに、
該着信制御手段が、
該着信呼管理手段において応答待ちの特定の着信呼が管理されている間は、該応答待ちの特定の着信呼を優先して空き状態となった受付端末に着信させる応答待ち特定着信呼優先制御手段をそなえていることを特徴とする、付記5記載の着信呼制御装置。
【0087】
(付記7) 該着信制御手段が、
該着信呼管理手段において該特定の着信呼が管理されていることを全受付台に通知する特定着信呼応答待ち通知手段をそなえていることを特徴とする、付記5又は付記6に記載の着信呼制御装置。
(付記8) n台の受付端末のうち空き状態となった任意のm台(ただし、n,mはn>mを満足する自然数)を、特定の着信呼に応答すべき特定着信呼用受付端末として設定しておき、
特定の着信呼を受けると当該着信呼を該特定着信呼用受付端末に着信させることを特徴とする、着信呼制御方法。
【0088】
(付記9) 最初に空き状態となった受付端末から順番にm台分を該特定着信呼用受付端末として設定することを特徴とする、付記8記載の着信呼制御方法。
(付記10) 該特定着信呼用受付端末が全て応答中の場合は、該特定着信呼用受付端末以外の空き状態の非特定着信呼用受付端末に、該特定の着信呼を着信させることを特徴とする、付記8又は付記9に記載の着信呼制御方法。
【0089】
(付記11) 該特定着信呼用受付端末として設定した受付端末に対して、その旨を通知することを特徴とする、付記8〜10のいずれか1項に記載の着信呼制御方法。
(付記12) 全ての受付端末が応答中のときに該特定の着信呼を受けると、当該着信呼を、非特定着信呼よりも前に空き状態の受付端末に着信させるべき着信呼として管理することを特徴とする、付記8〜11のいずれか1項に記載の着信呼制御方法。
【0090】
(付記13) 応答待ちの特定の着信呼についての着信順と該特定の着信呼以外の着信呼についての着信順とをそれぞれ個別に管理しておき、
応答待ちの特定の着信呼を管理している間は、該応答待ちの特定の着信呼を優先して空き状態となった受付端末に着信させることを特徴とする、付記8〜11のいずれか1項に記載の着信呼制御方法。
【0091】
(付記14) 該応答待ちの特定の着信呼を管理していることを全受付台に通知することを特徴とする、付記12又は付記13に記載の着信呼制御方法。
(付記15) 着信呼を複数の受付端末のいずれかに着信させる着信制御装置において、
特定の着信呼を着信すべき特定着信呼用受付端末を、該複数の受付端末から成る受付端末グループ内で変更する手段をそなえたことを特徴とする、着信呼制御装置。
【0092】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、n台の受付端末のうち空き状態となった任意のm台が、特定の呼に応答すべき特定着信呼用受付端末として、常時、確保されるので、全ての受付端末が応答中で特定の着信呼が応答待ち状態になってしまう確率が最小限に抑制される。また、このとき、空き状態となった受付端末が特定着信呼用受付端末となるので、受付端末グループ内において特定着信呼用受付端末となる受付端末は、適宜、変更される(固定されない)。従って、着信呼に対する応答業務のサービス性が大幅に向上するとともに、受付端末資源の有効利用を図ることができる(以上、請求項1,4,5)。
【0093】
ここで、本発明では、空き状態となった受付端末から順番にm台分を上記の特定着信呼用受付端末として設定するようにしてもよく、このようにすれば、簡単な制御で、所望数の受付端末を特定着信呼用受付端末として確保することができるので、着信制御の簡素化に大いに寄与する(請求項2)。
また、上記の特定着信呼用受付端末が全て応答中の場合には、特定着信呼用受付端末以外の空き状態の非特定着信呼用受付端末に、特定の着信呼を着信させることもできるので、特定の着信呼が応答待ち状態になる確率がさらに低減されて、特定の着信呼に対する応答業務のサービス性がさらに向上する(請求項3)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての着信呼制御装置が適用されるコールセンタシステムを示すブロック図である。
【図2】図1に示す呼制御部に着目した構成を示すブロック図である。
【図3】図1に示すコールセンタシステムの動作(着信制御)を説明するためのフローチャートである。
【図4】図1に示すコールセンタシステムの動作(着信制御)を説明するためのフローチャートである。
【図5】図1に示すコールセンタシステムの動作(着信制御)を説明するための模式図である。
【図6】図1に示すコールセンタシステムの動作(テーブル状態遷移)を説明するための模式図である。
【図7】(A)及び(B)はいずれも本実施形態の待ち呼管理及び制御を説明するための模式図である。
【図8】本実施形態の他の待ち呼管理及び制御を説明するための模式図である。
【図9】図8に示す待ち呼管理及び制御を実現する呼制御部の構成を示すブロック図である。
【図10】本実施形態の第1変形例を示すブロック図である。
【図11】本実施形態の第1変形例の動作を説明するための模式図である。
【図12】本実施形態の第2変形例の動作を説明するための模式図である。
【図13】本実施形態の第3変形例としてのコールセンタシステムの構成を示すブロック図である。
【図14】本実施形態の第4変形例としてのコールセンタシステムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 コールセンタシステム
2 構内交換機(PBX)
3 発信者情報受信装置
4 受付台グループ
5 呼制御装置
6 ネットワーク(LAN)
7 データベースサーバ
8 公衆網
9 加入者端末
11 着信呼制御装置
31,51 PBXインタフェース部
32 メッセージ送出部
33 DTMF信号受信部
34,55 記憶装置
35,54 LANインタフェース部
41−1〜41−n 受付台(受付端末)
52 呼情報送受信部
53 呼制御部
53A VIP呼応答受付台設定部
53B 着信制御部
53B−1 非VIP呼用着信制御部
53B−2 VIP呼設定通知部
53B−3 応答待ち呼キュー管理部
53B−4 応答待ち呼キュー制御部
53B−5 VIP呼応答待ち通知部
53B−6 VIP待ち呼優先制御部
71 着信呼識別部
108 発信者識別データ
411 制御部
412 表示部
500 受付台応答順位管理情報
501 VIP呼応答順位テーブル
502 非VIP呼応答順位テーブル
510 受付台登録テーブル判定部
511 VIP呼応答受付台領域
512 呼応答順位テーブル
531 待ち呼キュー
531A VIP呼用の待ち呼キュー
531B 非VIP呼(一般呼)用の待ち呼キュー
Claims (5)
- 特定の着信呼に応答すべき特定着信呼用受付端末と当該特定着信呼用受付端末以外の非特定着信呼用受付端末とのいずれかに設定されるn台の受付端末のうち空き状態となった任意のm台(ただし、n,mはn>mを満足する自然数)を、上記の空き状態となった受付端末の設定状態によらず、該特定着信呼用受付端末として設定する特定着信呼用受付端末設定手段と、
着信呼が特定の着信呼かどうかを識別する着信呼識別手段と、
該着信呼識別手段で該着信呼が特定の着信呼であると識別されると、当該着信呼を該特定着信呼用受付端末に着信させる着信制御手段とをそなえて成ることを特徴とする、着信呼制御装置。 - 該特定着信呼用受付端末設定手段が、
空き状態となった受付端末から順番にm台分を該特定着信呼用受付端末として設定するように構成されたことを特徴とする、請求項1記載の着信呼制御装置。 - 該着信制御手段が、
該特定着信呼用受付端末が全て応答中の場合に、該非特定着信呼用受付端末に空き状態の受付端末が存在すると、当該受付端末に該特定の着信呼を着信させる非特定着信呼用受付端末着信手段をそなえていることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の着信呼制御装置。 - 特定の着信呼に応答すべき特定着信呼用受付端末と当該特定着信呼用受付端末以外の非特定着信呼用受付端末とのいずれかに設定されるn台の受付端末のうち空き状態となった任意のm台(ただし、n,mはn>mを満足する自然数)を、上記の空き状態となった受付端末の設定状態によらず、該特定着信呼用受付端末として設定し、
特定の着信呼を受けると当該着信呼を該特定着信呼用受付端末に着信させることを特徴とする、着信呼制御方法。 - 着信呼を複数の受付端末のいずれかに着信させる着信呼制御装置において、
特定の着信呼に応答すべき特定着信呼用受付端末と当該特定着信呼用受付端末以外の非特定着信呼用受付端末とのいずれかに設定される該複数の受付端末から成る受付端末グループ内で、該複数の受付端末のいずれかを、該受付端末の設定状態によらず該特定着信呼用受付端末に設定する手段をそなえたことを特徴とする、着信呼制御装置。
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