JP4132357B2 - 間仕切におけるコーナー棚板取付装置 - Google Patents

間仕切におけるコーナー棚板取付装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コーナー部を形成するように建て込まれた間仕切におけるコーナー部の入隅側にコーナー棚板を取り付ける装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、間仕切に棚板を取り付けるには、棚板の両端部を、左右1対のブラケットにより支持し、各ブラケットは、間仕切パネルの両側部に配設されるパネル支柱に係止させるようにしているのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このようにブラケットをパネル支柱に取り付けると、間仕切のコーナー部に棚板を取り付けたい場合には、その棚板の大きさを、パネル幅すなわちパネル支柱の間隔にまで広げないと、これを支持するブラケットを取り付けることができない。従って、コーナー部に設けると云っても、かなり大型の棚板となってしまう。このため、デザイン、使い勝手の面から云っても制限が出てしまう。
【0004】
無理にも、コーナー部だけに比較的小さな棚板を取り付けるには、コーナー部に棚板取り付けを考慮した特別な構造をもった専用のパネルを用いて、これらの専用のパネルの面上に特別のブラケットを取り付けて、これらのブラケットにより、任意の大きさ、形状のコーナー棚板を支持するほかなかった。これでは、部材の共通化の面から、大きなマイナスである。
【0005】
本発明は、間仕切のコーナー部に、専用のパネルを用いることなく、パネル幅よりも小さいコーナー棚板を簡単かつ確実に取り付けることができるようにした間仕切におけるコーナー棚板取付装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1) 所定の角度をもって連結された間仕切パネル同士のコーナー部の入隅部に、コーナー棚板を取り付ける間仕切におけるコーナー棚板取付装置において、
コーナー部を形成する2個の間仕切パネルの互いに近接する入隅側の側面に、上下方向に等間隔を隔てて複数の係止孔を穿設し、上端に棚板支持部を有する1対のブラケットの後端に係止片を設けるとともに、一方のブラケットの後部に、他方のブラケットの少なくとも一部が交差状に挿通しうる挿通部を形成し、この挿通部を、一方のブラケットの後部下縁より上方に向けて切設したスリットとするとともに、前記両ブラケットの棚板支持部が等高をなし、かつ一方のブラケットの挿通部に他方のブラケットの少なくとも一部を挿通させて、両ブラケットが平面視において互いに交差するようにして、両ブラケットの係止片を、両間仕切パネルの係止孔にそれぞれ係止させ、前記両ブラケットの棚板を支持部上にコーナー棚板を支持させる。
【0007】
( ) 所定の角度をもって連結された間仕切パネル同士のコーナー部の入隅部に、コーナー棚板を取り付ける間仕切におけるコーナー棚板取付装置において、
コーナー部を形成する2個の間仕切パネルの互いに近接する入隅側の側面に、上下方向に等間隔を隔てて複数の係止孔を穿設し、上端に棚板支持部を有する1対のブラケットの後端に係止片を設けるとともに、一方のブラケットの後部に、他方のブラケットの少なくとも一部が交差状に挿通しうる挿通部を形成し、この挿通部を、一方のブラケットの後部に設けられ、かつ他方のブラケットの係止片を間仕切パネルの係止孔に係止させるのに必要な上下方向の移動量に相当する上下方向の余裕をもって他方のブラケットの後部の少なくとも一部を挿通しうるようにした上下方向に長い長孔とするとともに、前記両ブラケットの棚板支持部が等高をなし、かつ一方のブラケットの挿通部に他方のブラケットの少なくとも一部を挿通させて、両ブラケットが平面視において互いに交差するようにして、両ブラケットの係止片を、両間仕切パネルの係止孔にそれぞれ係止させ、前記両ブラケットの棚板を支持部上にコーナー棚板を支持させる。
【0008】
( ) 上記(1)または ( )項において、棚板支持部を、各ブラケットの上端部を水平に折曲して形成した水平フランジとし、この水平フランジを、その上に載置したコーナー棚板にねじ止めする。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態を備える間仕切コーナー部の分解斜視図である。
コーナー部を形成する一方の間仕切パネル(1)の側端の縦枠をなすパネル支柱(1a)は、他方の間仕切パネル(1)の側端の縦枠をなすパネル支柱(1b)に対して、90度角度を異にして並立されている。
各間仕切パネル(1)は、図2に示すように、1対のパネル支柱(1a)(1b)(それぞれ一方のもののみを図示)の両側面に、それぞれ表面パネル(2)を、その両側端からパネル支柱(1a)(1b)がわずかだけ突出するようにして取り付けたものよりなっている。
【0010】
互いに隣接する両パネル支柱(1a)(1b)の背後には、ジョイント支柱(3)を設けることもあるが、必須ではないので、想像線により示してしいる。また、図示の例では、コーナー部は、90度の角度をなすものであるが、これに限らず、例えば120度のような別の角度とすることもできる。
【0011】
表面パネル(2)より突出したパネル支柱(1a)(1b)の側端部の両側面には、上下方向に等間隔を隔てて多数の係止孔(4)が穿設されている。これらの係止孔(4)は、通常の間仕切の側面に取り付けられる棚板のためのブラケットを取り付けるのに用いられてる係止孔である。なお、図1は、コーナー部の入隅側を示すもので、出隅側にある各パネル支柱(1a)(1b)の係止孔は図示を省略してある。
【0012】
コーナー棚板用の一方のブラケット(5a)は、その後端の上部に、上述の係止孔(4)に係合可能な複数の係止片(6)(6')を有するとともに、上端に水平に折曲して形成した水平フランジ(棚板支持部)(7)を有するほぼ三角形状のもので、その後端から、ほぼ前述の表面パネル(2)の厚さ分だけ前方に離れた位置に、下方に開口する垂直方向のスリット(挿通部)(8)が形成されている。最上段の係止片(6')は上向きL字状とし、その他の係止片(6)は、下向きL字状としてある。
【0013】
ブラケット(5a)と組になるもう一方のブラケット(5b)は、その後端に、上述の係止片(6)(6')と同様の係止片(6)(6')を有するとともに、上端に水平フランジ(棚板支持部)(7)が形成されている。
しかし、この場合、係止片(6)(6')は、水平フランジ(7)から見て、比較的下部に形成されており、このブラケット(5b)を、ブラケット(5a)のスリット(8)にはめ込んで両水平フランジ(7)を同一高さとした場合、ブラケット(5b)の係止片(6)は、ブラケット(5a)の係止片(6)と上下位置をずらして、それぞれパネル支柱(1a)(1b)の係止孔(4)に係合可能となる。
【0014】
図2は、このようにして、コーナー部のパネル支柱(1b)の係止孔(4)に、ブラケット(5a)の係止片(6)(6')を取り付け、このブラケット(5a)の水平フランジ(7)と同じ高さ位置に水平フランジ(7)が位置するように、また、ブラケット(5b)の後部のほぼ全体がブラケット(5a)のスリット(8)に挿通することにより、両ブラケット(5a)(5b)が平面視において互いに交差するようにして、ブラケット(5b)をパネル支柱(1a)の係止孔(4)に取り付けた状態を示している。
【0015】
なお、各ブラケット(5a)(5b)の係止片(6)(6')を係止孔(4)に係止させる際、最初に各ブラケット(5a)(5b)を最下方に傾斜させて、最上段の上向きの係止片(6')を係止孔(4)に係合し、その後各ブラケット(5a)(5b)を水平に戻しつつ、他の係止片(6)を係止孔(4)に係合させ、最後に、各ブラケット(5a)(5b)をわずかに下降させるのがよい。
想像線により示すコーナー棚板(9)は、両ブラケット(5a)(5b)の水平フランジ(7)上に載置され、各水平フランジ(7)に穿設した取付孔(10)を挿通する木ねじ(図示略)により固定される。
【0016】
図3に示す本発明の第2の実施形態においては、一方のブラケット(5a)の後部に、下部開放のスリット(8)でなく、下部が閉じた上下方向に長い長孔(挿通部)(11)が形成されている。
【0017】
長孔(11)の上下方向の長さは、他方のブラケット(5b)の係止片(6)(6')を、対応するパネル支柱(1a)の係止孔(4)(図1及び図2参照)に係止させるのに必要な上下方向の移動量に相当する上下方向の余裕をもって、他方のブラケット(5b)の後部全体を挿通しうるような長さとする。
示は省略するが、上記の第1〜第実施形態を適宜組合せて実施することもできる。
【0018】
例えば、一方のブラケットの後部下縁に、第1の実施形態におけるスリット(8)と同様のスリットを設けるとともに、一方のブラケットの後部に、第2の実施形態(図3)における長孔(11)と同様の長孔を設け、他方のブラケットの後部を上下に二股状に分岐し、その下部を一方のブラケットのスリットに挿通させ、かつその上部を、一方のブラケットの後部に設けた長孔に挿通させるようにすることもできる。
【0019】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、直線部の間仕切パネルと同一の間仕切パネルによりコーナー部を形成し、その側部に形成された係止孔を利用して、1対のブラケットを平面視において交差するようにして係止し、その上にコーナー棚板を支持させることができるので、コーナー棚板装着用の専用の間仕切パネルを用いることなく、寸法の小さいコーナー棚板まで簡単に、かつ安定して取り付けることができる。また、ブラケットを、パネルの係止孔の面から直角に設けられるので、コーナー棚板に重い荷重を掛けても、これに十分に耐えることができる。
【0020】
さらに、1対のブラケットを平面視において互いに交差させて、間仕切パネルに簡単に装着させることができるとともに、両ブラケットの上下方向の長さを短くすることができ、邪魔にならない。
【0021】
請求項記載の発明のようにすると、直線部の間仕切パネルと同一の間仕切パネルによりコーナー部を形成し、その側部に形成された係止孔を利用して、1対のブラケットを平面視において交差するようにして係止し、その上にコーナー棚板を支持させることができるので、コーナー棚板装着用の専用の間仕切パネルを用いることなく、寸法の小さいコーナー棚板まで簡単に、かつ安定して取り付けることができる。また、ブラケットを、パネルの係止孔の面から直角に設けられるので、コーナー棚板に重い荷重を掛けても、これに十分に耐えることができる。
【0022】
さらに、一方のブラケットに下端開放のスリットを設ける場合 ( 請求項1 ) より、ブラケットの強度を増大させることができる。
【0023】
請求項記載の発明のようにすると、コーナー棚板の支持をより確実とし、コーナー棚板がブラケットや間仕切パネルから脱落しないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を備える間仕切のコーナー部の分解斜視図である。
【図2】 同じく、ブラケットを取り付けた状態を示す斜視図である。
【図3】 本発明の第2実施形態における1対のブラケットを示す斜視図である
【符号の説明】
( ) 間仕切パネル
(1a)(1b)パネル支柱
(2)表面パネル
(3)ジョイント支柱
(4)係止孔
(5a)(5b)ブラケット
(6)(6')係止片
(7)水平フランジ(棚板支持部)
(8)スリット(挿通部)
(9)コーナー棚板
(10)取付孔
(11)長孔(挿通部)
(12)(13)空所

Claims (3)

  1. 所定の角度をもって連結された間仕切パネル同士のコーナー部の入隅部に、コーナー棚板を取り付ける間仕切におけるコーナー棚板取付装置において、
    コーナー部を形成する2個の間仕切パネルの互いに近接する入隅側の側面に、上下方向に等間隔を隔てて複数の係止孔を穿設し、上端に棚板支持部を有する1対のブラケットの後端に係止片を設けるとともに、一方のブラケットの後部に、他方のブラケットの少なくとも一部が交差状に挿通しうる挿通部を形成し、この挿通部を、一方のブラケットの後部下縁より上方に向けて切設したスリットとするとともに、前記両ブラケットの棚板支持部が等高をなし、かつ一方のブラケットの挿通部に他方のブラケットの少なくとも一部を挿通させて、両ブラケットが平面視において互いに交差するようにして、両ブラケットの係止片を、両間仕切パネルの係止孔にそれぞれ係止させ、前記両ブラケットの棚板を支持部上にコーナー棚板を支持させたことを特徴とする間仕切におけるコーナー棚板取付装置。
  2. 所定の角度をもって連結された間仕切パネル同士のコーナー部の入隅部に、コーナー棚板を取り付ける間仕切におけるコーナー棚板取付装置において、
    コーナー部を形成する2個の間仕切パネルの互いに近接する入隅側の側面に、上下方向に等間隔を隔てて複数の係止孔を穿設し、上端に棚板支持部を有する1対のブラケットの後端に係止片を設けるとともに、一方のブラケットの後部に、他方のブラケットの少なくとも一部が交差状に挿通しうる挿通部を形成し、この挿通部を、一方のブラケットの後部に設けられ、かつ他方のブラケットの係止片を間仕切パネルの係止孔に係止させるのに必要な上下方向の移動量に相当する上下方向の余裕をもって他方のブラケットの後部の少なくとも一部を挿通しうるようにした上下方向に長い長孔とするとともに、前記両ブラケットの棚板支持部が等高をなし、かつ一方のブラケットの挿通部に他方のブラケットの少なくとも一部を挿通させて、両ブラケットが平面視において互いに交差するようにして、両ブラケットの係止片を、両間仕切パネルの係止孔にそれぞれ係止させ、前記両ブラケットの棚板を支持部上にコーナー棚板を支持させたことを特徴とする間仕切におけるコーナー棚板取付装置。
  3. 棚板支持部を、各ブラケットの上端部を水平に折曲して形成した水平フランジとし、この水平フランジを、その上に載置したコーナー棚板にねじ止めした請求項1または2記載の間仕切におけるコーナー棚板取付装置。
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