JP4131674B2 - インタークーラーホース - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、中間補強層を有しベース材料が樹脂系ゴムで、相手部品との嵌合部を除く領域に蛇腹が形成された過給機付エンジンのインタークーラーホースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7に示すように、過給機2及びその過給機2のコンプレッサ2cに供給する空気の充填効率を更に高めるために、吸気を冷却するインタークーラー3を備えた、所謂「インタークーラーターボチャージャ仕様」のエンジン1では、前記過給機2のコンプレッサ2cとインタークーラー3、インタークーラー3と吸気マニフォルド4を接続するために蛇腹部を有するインタークーラーホースHが用いられる。
【0003】
すなわち、振動が大きいエンジン1と、シャシー側にエンジンとは別に支持されたインタークーラー3とは相対動きが大きく、フレキシビリティーに跳んだインタークーラーホースHが必要となる。
【0004】
エンジン1が稼動中は、インタークーラーホースH内はターボチャージャコンプレッサ2cによって加圧された高圧空気が常に流れている。更に、ターボチャージャ2の過給圧の変動に伴ってインタークーラーホースHは膨張・収縮を繰り返しており、ホースHの寿命に繋がっている。膨張・収縮によってホースHからは音を発生する場合もある。
【0005】
そのような問題に対処するため、従来技術では図5に示すように、鋼製による単線のリング状拘束帯WをインタークーラーホースHの蛇腹の谷部Vに嵌装したり、図6に示すように、インタークーラーホースの蛇腹部外周に、樹脂ゴムによる幅広の拘束帯Bで膨張・収縮を抑制するようにホースH1を拘束することが行われていた。
【0006】
しかしながら、インタークーラーホースは車両組付けの前には真っ直ぐであるものを組付け時には折り曲げて組付けなくてはならぬ場合もあり、ホースの折り曲げ時にホース曲がり部は扁平断面となろうとする。
そのような場合、鋼製による単線のリング状拘束帯WをホースHの蛇腹の谷部Vに嵌装したり、ホースH1の蛇腹部外周を拘束帯Bで拘束した場合は、ホースH、H1の剛性がさらに高まってしまい、「ホースを曲げられない」、或いは、「ホースに必要なフレキシビリティーを阻害してしまう」かのいずれかである。
【0007】
また、エンジンとエアクリーナなどを連通する吸気ホースの振動を抑制するために吸気ホースの蛇腹部分の外周に円形断面を備えた線部材を環状に形成したクランプを系合し、クランプに設けた締結部材で吸気ホースの外周を締め付ける技術がある(例えば、特許文献1参照)。
【0008】
しかし、上記方法では、吸気の脈動によるホースの振動を抑制し、更に室内騒音の低減効果はあるものの、ホース全体としての構造が複雑となり、コストを押し上げるとともに、組立にも工数がかかってしまうという問題を抱えている。
【0009】
【特許文献1】
登録実用新案第2587971号公報(第1−2頁、図1)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上述した従来の問題点に鑑みて提案されたものであり、吸気脈動を防止し、廉価で、ホースの寿命を延命し、フレキシビリティーに富み、組付けの容易なインタークーラーホースを提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明のインタークーラーホースは、中間補強層を有しベース材料がゴム系樹脂(51)で構成され、相手部品との嵌合部(52)を除く領域に蛇腹状部分(53)が形成された過給機付エンジンのインタークーラーホース(5)において、蛇腹状部分の谷部(V1、V2)にリング状体(6)が嵌装されており、リング状体(6)は、複数の亜鉛めっき鋼線(61)を撚って形成した単撚りの撚り線(62)を複数本束ねて更に撚った複撚り線(63)で構成され、複撚り線(63)は全体が樹脂コーティング(64)されてリング状に曲げられ、複撚り線(63)の両端部は突き合わされて筒状の薄板鋼板のカシメ部材(7)で加締められ、その加締め箇所は樹脂材料(8)により被覆されており、リング状体(6)は全体として可撓性を有していることを特徴としている。
【0014】
本発明は、上述したように、インタークーラーホース(5)に嵌装されるリング状体(6)が、可撓性を有しており、例えば、複数の鋼線(61)を撚り上げた単撚り線(62)を更に複数本撚り上げた複撚り線(63)で構成されているので、そのリング状体(6)でインタークーラーホース(5)の蛇腹状部分(53)の谷部(V1、V2)を拘束しても、インタークーラーホース(5)のフレキシビリティーは殆ど阻害されることが無い。
過給機(2)によって引き起こされる吸気脈動が発生しても、リング状体(6)の拘束力によってインタークーラーホース(5)の変形が抑制され、変形による異音の発生が防止出来る。
ここで、リング状体(6)の素線(61)は亜鉛めっき鋼線を使用すれば、耐腐食性が保証される。
また、本発明において前記複数のリング状体(6)は、表面を樹脂系材料で被覆(64)すれば、従来生じていたようなリング状体が直にホース表面を磨耗させ、インタークーラーホースの表面を破損させることも無い。
そして、インタークーラーホース(5)の表面が受けるリング状体(6)からの締め付け力もリング状体(6)の表面に施された樹脂コーティング(64)によって緩和され、その結果、インタークーラーホース(5)の寿命は保たれる。
さらに、インタークーラーホース(5)自体の構成、構造が比較的シンプルなため、組立性が向上する。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
【0016】
図1において、全体を符号5で示すインタークーラーホースの基本51構造は、図示では明確には示されていないが中間補強4層構造である。
【0017】
左右両端の相手部品との嵌合部52、52を除く領域に蛇腹状部分53が形成されており、前記蛇腹状部分53の両端の最初の谷部V1および蛇腹状部分の中間部の図示の例では4箇所の谷部V2にリング状体6が嵌装されている。
【0018】
次に、図2〜図4を参照して、前記リング状体6の構成について詳細に説明する。
【0019】
図2は図1の当該リング状体6を含むX−X断面を示しており、図3は当該リング状体6の正面図を表している。
【0020】
リング状体6は、図4に断面形状を示すように、例えば細い素線径の亜鉛メッキ鋼線61を図示の例では7本束ねて撚り、単撚り線62が形成されている。そして更にその端撚り線62を図示の例では7本束ねてリング状体の元となる複撚り線63が形成されている。尚、図4において符号64は、複撚り線63全体に施される樹脂コーティングを示す。
【0021】
図3に示すように、リング状体6は、前述の複撚り線をリング状にし、複撚り線63の両端部を突き合せた後、その突き合せた箇所を予め筒状に成形された薄板鋼板のカシメ部材7で巻き込み、そのカシメ部材7の外周部を公知の手段によって強力に加締めることによって強固に結束させられている。
【0022】
カシメ工程の終了したリング状体のカシメ箇所を含む図示の左右の領域は樹脂材料(例えばPVC)8によって被覆される。
【0023】
本発明の実施形態は、上述したように、インタークーラーホース5に嵌装されるリング状体6が、複数の鋼線61を撚り上げた単撚り線62を更に複数本撚り上げた複撚り線63で構成されているので、そのリング状体6でインタークーラーホース5の蛇腹状部分53の谷部V1、V2を拘束しても、インタークーラーホース5の折り曲げ時、組付時、フレキシビリティーは殆ど阻害されることが無い。
過給機2によって引き起こされる吸気脈動が発生しても、リング状体6の拘束力によってインタークーラーホース5の変形が抑制され、変形による異音の発生が防止出来る。
リング状体6の素線61は亜鉛めっき鋼線を使用しているので、耐腐食性が保証される。
そして、インタークーラーホース5の表面が受けるリング状体6からの締め付け力もリング状体6の表面に施された樹脂部材8の被覆によって緩和され、その結果、インタークーラーホース5の寿命は更に延命される。
さらに、インタークーラーホース5自体の構成、構造が比較的シンプルなため、組立性が向上する。
【0024】
【発明の効果】
本発明の作用効果を以下に列記する。
(a) インタークーラーホースに嵌装されるリング状体は、複数の鋼線を撚り上げた単撚り線を更に複数本撚り上げた複撚り線で構成されているので、そのリング状体でインタークーラーホースの蛇腹状部分の谷部を拘束しても、インタークーラーホース組付作業時のフレキシビリティーは殆ど阻害されることが無い。
(b) 過給機によって引き起こされる吸気脈動が発生しても、リング状体の拘束力によってインタークーラーホースの変形が抑制され、変形による異音の発生が防止出来る。
(c) リング状体の素線は亜鉛めっき鋼線、更に樹脂コート付を使用しているので、耐腐食性が保証される。
(d) インタークーラーホース自体の構成、構造が比較的シンプルなため、組立性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態であるインタークーラーホースの全体を示す側面図。
【図2】図1のX−X断面図。
【図3】本発明の、実施形態の構成であるリング状体の正面図。
【図4】本発明の、実施形態の構成であるリング状体の断面図。
【図5】従来技術のインタークーラーホースの一例を示す部分断面を含む側面図。
【図6】従来技術のインタークーラーホースのその他の例を示す側断面図。
【図7】インタークーラー仕様のエンジンにおける吸・排気系の概略構成を示す概要図。
【符号の説明】
1・・・エンジン
2・・・過給機
2c・・・コンプレッサ
3・・・インタークーラー
4・・・吸気マニフォルド
5、H・・・インタークーラーホース
6・・・リング状体
7・・・ニップル
8・・・プロテクタ
53・・・蛇腹状部分
61・・・素線/亜鉛メッキ鋼線
62・・・単撚り線
63・・・複撚り線
64・・・樹脂コーティング

Claims (1)

  1. 中間補強層を有しベース材料がゴム系樹脂(51)で構成され、相手部品との嵌合部(52)を除く領域に蛇腹状部分(53)が形成された過給機付エンジンのインタークーラーホース(5)において、蛇腹状部分の谷部(V1、V2)にリング状体(6)が嵌装されており、リング状体(6)は、複数の亜鉛めっき鋼線(61)を撚って形成した単撚りの撚り線(62)を複数本束ねて更に撚った複撚り線(63)で構成され、複撚り線(63)は全体が樹脂コーティング(64)されてリング状に曲げられ、複撚り線(63)の両端部は突き合わされて筒状の薄板鋼板のカシメ部材(7)で加締められ、その加締め箇所は樹脂材料(8)により被覆されており、リング状体(6)は全体として可撓性を有していることを特徴とするインタークーラーホース。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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