JP4129770B2

JP4129770B2 - 呼び出しランプおよび遊技機用表示システム

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Publication number: JP4129770B2
Application number: JP2004059196A
Authority: JP
Inventors: 和司山本
Original assignee: OneA Co Ltd
Current assignee: OneA Co Ltd
Priority date: 2004-03-03
Filing date: 2004-03-03
Publication date: 2008-08-06
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Description

本発明は、遊技機に接続される呼び出しランプおよびそれを備えた遊技機用表示システムに関する。

パチンコ機またはパチスロ機には、呼び出しランプと呼ばれる遊技機用表示装置が設置される（例えば、特許文献１参照）。このような遊技機用表示装置は、ランプを有するとともに、パチンコ機またはパチスロ機に故障が発生した場合、両替をしたい場合等に店員を呼び出すための呼び出しスイッチが設けられ、呼び出しスイッチを押下するとランプが点灯する。パチンコ機またはパチスロ機において大当たりまたはビッグボーナス等が発生した場合にも、遊技機用表示装置のランプが点灯する。

また、遊技機用表示装置は、パチンコ機またはパチスロ機の前日の大当りまたはビッグボーナスの回数等の履歴データを表示する。

さらに、パチンコホール等の遊技場の雰囲気を盛り上げるために、各遊技機用表示装置にイルミネーションランプと呼ばれる装飾用の照明器が接続される場合もある。このような照明器は、パチンコ機またはパチスロ機において大当たりまたはビッグボーナス等が発生した場合に点灯する。
特開２００１−２９５４１号公報

遊技場には、パチンコ機またはパチスロ機が複数列に配置されている。各列のパチンコ機またはパチスロ機の上部に複数の遊技機用表示装置がそれぞれ設けられる。

各列の遊技機用表示装置のさらに上部に設けられた複数の照明器を相互に接続するとともにコントローラを接続することにより、複数の照明器の点灯および消灯をコントローラにより統括的に制御することができる。例えば、いずれかのパチンコ機またはパチスロ機において大当たりまたはビッグボーナス等が発生した場合に一列の複数の照明器を順に点灯させることができる。

一方、各列のパチンコ機またはパチスロ機の上部に設けられた複数の遊技機用表示装置を相互に接続することにより、複数の遊技機用表示装置のランプを順に点灯させることが可能である。

しかしながら、複数の遊技機用表示装置を一定のパターンで連続的に点灯させつつコントローラにより複数の照明器を一定のパターンで連続的に点灯させることは困難である。

遊技場内の雰囲気をさらに盛り上げるためには、複数の遊技機用表示装置および複数の照明器を相互に連携させながらそれらを所望のパターンで連続的に点灯させることが望まれる。

本発明の目的は、複数の呼び出しランプおよび複数の照明器を相互に連携させながらそれらを所望のパターンで連続的に点灯させることが可能な呼び出しランプおよびそれを備えた表示システムを提供することである。

本発明に係る遊技機用表示システムは、複数の遊技機に接続される遊技機用表示システムであって、複数の遊技機とは別個に設けられ、複数の遊技機にそれぞれ接続されるとともに相互に通信可能に接続される複数の呼び出しランプと、呼び出しスイッチと、呼び出しスイッチの操作により点灯する表示灯と、複数の呼び出しランプとは別個に設けられ、複数の呼び出しランプにそれぞれ接続される照明器とを備え、複数の呼び出しランプの各々は、発光部と、他の呼び出しランプとの通信を行う通信手段と、対応する遊技機からの信号を受け、発光部および対応する照明器の点灯動作を制御するとともに通信手段の通信動作を制御する制御手段とを備え、複数の呼び出しランプのいずれかがホスト表示装置に設定され、残りの呼び出しランプがスレーブ表示装置に設定され、ホスト表示装置の制御手段は、当該ホスト表示装置に接続される照明器の点灯動作を制御するとともに第１のブロードキャスト通信により通信手段を介してスレーブ表示装置に接続される照明器の点灯動作を指令し、当該ホスト表示装置の発光部の点灯動作を制御するとともにポーリング通信によりスレーブ表示装置の発光部の点灯動作を指令しかつスレーブ表示装置の状態を監視し、スレーブ表示装置の制御手段は、対応する遊技機から所定信号を受けた場合にホスト表示装置からのポーリング通信に応答して所定信号を受けたことをホスト表示装置に通知し、ホスト表示装置の制御手段は、スレーブ表示装置から通知を受けた場合または対応する遊技機から所定信号を受けた場合に、当該ホスト表示装置に接続される照明器の点灯動作を制御するとともに第２のブロードキャスト通信により通信手段を介してスレーブ表示装置に接続される照明器の点灯動作を指令し、当該ホスト表示装置の発光部の点灯動作を制御するとともに第３のブロードキャスト通信により通信手段を介してスレーブ表示装置の発光部の点灯動作を指令するものである。

本発明に係る遊技機用表示システムにおいては、複数の呼び出しランプが複数の遊技機にそれぞれ接続されるとともに相互に通信可能に接続され、複数の呼び出しランプに照明器がそれぞれ接続されている。複数の呼び出しランプのいずれかがホスト表示装置に設定され、残りの呼び出しランプがスレーブ表示装置に設定される。

ホスト表示装置の制御手段は、第１のブロードキャスト通信により複数の呼び出しランプに接続される複数の照明器の点灯動作を同時に制御するとともに、ポーリング通信により各呼び出しランプの発光部の点灯動作を順に制御する。

スレーブ表示装置の制御手段は、対応する遊技機から所定信号を受けた場合にホスト表示装置からのポーリング通信に応答して所定信号を受けたことをホスト表示装置に通知する。

ホスト表示装置またはスレーブ表示装置が遊技機から所定信号を受けた場合、ホスト表示装置の制御手段は、第２のブロードキャスト通信により複数の呼び出しランプに接続される複数の照明器の点灯動作を同時に制御するとともに、第３のブロードキャスト通信により複数の呼び出しランプの発光部の点灯動作を同時に制御する。

このように、第１のブロードキャスト通信により複数の呼び出しランプに接続される複数の照明器の点灯動作を同時に制御するとともに、ポーリング通信により各呼び出しランプの発光部の点灯動作を順に制御することができるので、ホスト表示装置の制御手段に負担をかけることなく複数の照明器および複数の呼び出しランプを任意に点灯させかつ複数の呼び出しランプの状態を確認することが可能となる。

また、ホスト表示装置またはスレーブ表示装置が遊技機から所定信号を受けた場合、ホスト表示装置の制御手段により、第２のブロードキャスト通信により複数の呼び出しランプに接続される複数の照明器の点灯動作を同時に制御するとともに、第３のブロードキャスト通信により複数の呼び出しランプの発光部の点灯動作を同時に制御することができる。それにより、複数の照明器および複数の呼び出しランプを相互に連携させながらそれらを所望のパターンで連続的かつ高速に点灯させることが可能となる。

また、呼び出しランプは、遊技者により呼び出しスイッチが押下されると点灯する表示灯を備えている。それにより、店員を呼び出すことができる。

ホスト表示装置の制御手段は、第２のブロードキャスト通信においてホスト表示装置に接続される照明器およびスレーブ表示装置に接続される照明器の点灯動作を示す第１のブロードキャスト命令を当該ホスト表示装置およびスレーブ表示装置に送信し、第３のブロードキャスト通信においてホスト表示装置の発光部およびスレーブ表示装置の発光部の点灯動作を示す第２のブロードキャスト命令を当該ホスト表示装置およびスレーブ表示装置に送信し、ポーリング通信において当該ホスト表示装置またはスレーブ表示装置の状態の送信要求を含むポーリング命令を当該ホスト表示装置またはスレーブ表示装置に送信してもよい。

この場合、第１のブロードキャスト命令によりホスト表示装置に接続される照明器およびスレーブ表示装置に接続される照明器の点灯動作を同時に制御することができるとともに、第２のブロードキャスト命令によりホスト表示装置の発光部およびスレーブ表示装置の発光部の点灯動作を同時に制御することができる。また、ポーリング命令により当該ホスト表示装置またはスレーブ表示装置の状態を順に確認することができる。

ホスト表示装置の制御手段は、当該ホスト表示装置およびスレーブ表示装置の発光部の点灯動作および当該ホスト表示装置およびスレーブ表示装置に接続される照明器の点灯動作が同期するように当該ホスト表示装置の発光部および当該ホスト表示装置に接続される照明器の点灯動作を制御するとともに通信手段を介してスレーブ表示装置の発光部およびスレーブ表示装置に接続される照明器の点灯動作を指令してもよい。

この場合、当該ホスト表示装置およびスレーブ表示装置の発光部の点灯動作および当該ホスト表示装置およびスレーブ表示装置に接続される照明器の点灯動作が同期するので、複数の呼び出しランプおよび複数の照明器を相互に正確に連携させながらそれらを所望のパターンで連続的に点灯させることが可能となる。

ホスト表示装置の制御手段は、当該ホスト表示装置の発光部および当該ホスト表示装置に接続される照明器の点灯および消灯ならびに発光色を制御するとともに通信手段を介してスレーブ表示装置の発光部およびスレーブ表示装置に接続される照明器の点灯および消灯ならびに発光色を指令し、スレーブ表示装置の制御手段は、ホスト表示装置からの指令に基づいて当該スレーブ表示装置の発光部および当該スレーブ表示装置に接続される照明器の点灯および消灯ならびに発光色を制御してもよい。

この場合、ホスト表示装置において、制御手段により発光部および当該ホスト表示装置に接続される照明器の点灯および消灯ならびに発光色が制御されるとともに通信手段を介してスレーブ表示装置の発光部およびスレーブ表示装置に接続される照明器の点灯および消灯ならびに発光色が指令される。

スレーブ表示装置においては、ホスト表示装置からの指令に基づいて制御手段により発光部および当該スレーブ表示装置に接続される照明器の点灯および消灯ならびに発光色が制御される。

このように、複数の呼び出しランプの発光部およびそれらの呼び出しランプに接続される複数の照明器の点灯および消灯ならびに発光色がホスト表示装置の指令により制御されるので、複数の呼び出しランプおよび複数の照明器を相互に連携させながらそれらを所望のパターンおよび色で連続的に点灯させることが可能となる。

本発明に係る呼び出しランプは、第１の遊技機および第１の照明器に接続可能であるとともに、第２の遊技機および第２の照明器に接続可能でかつ発光部を有する他の呼び出しランプに接続されて用いられる呼び出しランプであって、発光部と、呼び出しスイッチと、呼び出しスイッチの操作により点灯する表示灯と他の呼び出しランプとの通信を行う通信手段と、第１の遊技機からの信号を受け、当該呼び出しランプの発光部および第１の照明器の点灯動作を制御するとともに通信手段の通信動作を制御する制御手段とを備え、制御手段は、第１の照明器の点灯動作を制御するとともに第１のブロードキャスト通信により通信手段を介して第２の照明器の点灯動作を指令し、当該呼び出しランプの発光部の点灯動作を制御するとともにポーリング通信により他の呼び出しランプの発光部の点灯動作を指令しかつ他の呼び出しランプの状態を監視し、他の呼び出しランプは、第２の遊技機から所定信号を受けた場合に呼び出しランプからのポーリング通信に応答して所定信号を受けたことを呼び出しランプに通知し、制御手段は、他の呼び出しランプから通知を受けた場合または第１の遊技機から所定信号を受けた場合に、第１の照明器の点灯動作を制御するとともに第２のブロードキャスト通信により通信手段を介して第２の照明器の点灯動作を指令し、当該呼び出しランプの発光部の点灯動作を制御するとともに第３のブロードキャスト通信により通信手段を介して他の呼び出しランプの発光部の点灯動作を指令するものである。

本発明に係る呼び出しランプにおいては、制御手段により、当該呼び出しランプに接続される第１の照明器の点灯動作が制御されるとともに第１のブロードキャスト通信により他の呼び出しランプに接続される第２の照明器の点灯動作が制御され、当該呼び出しランプの発光部の点灯動作が制御されるとともにポーリング通信により他の呼び出しランプ発光部の点灯動作が制御される。

他の呼び出しランプは、第２の遊技機から所定信号を受けた場合に呼び出しランプからのポーリング通信に応答して所定信号を受けたことを呼び出しランプに通知する。

呼び出しランプまたは他の呼び出しランプが第１の遊技機または第２の遊技機から所定信号を受けた場合、制御手段は、第１の照明器の点灯動作を制御するとともに第２のブロードキャスト通信により第２の照明器の点灯動作を制御し、呼び出しランプの発光部の点灯動作を制御するとともに第３のブロードキャスト通信により他の呼び出しランプの発光部の点灯動作を制御する。

このように、第１のブロードキャスト通信により当該呼び出しランプに接続される第１の照明器および他の呼び出しランプに接続される第２の照明器の点灯動作を同時に制御するとともに、ポーリング通信により当該呼び出しランプの発光部および他の呼び出しランプの発光部の点灯動作を同時に制御することができるので、当該呼び出しランプの制御手段に負担をかけることなく複数の照明器および複数の呼び出しランプを任意に点灯させかつ複数の呼び出しランプの状態を確認することが可能となる。

また、当該呼び出しランプまたは他の呼び出しランプが第１の遊技機または第２の遊技機から所定信号を受けた場合、当該呼び出しランプの制御手段により、第２のブロードキャスト通信により第１および第２の照明器の点灯動作を同時に制御するとともに、第３のブロードキャスト通信により当該呼び出しランプの発光部および他の呼び出しランプの発光部の点灯動作を同時に制御することができる。それにより、複数の照明器および複数の呼び出しランプを相互に連携させながらそれらを所望のパターンで連続的かつ高速に点灯させることが可能となる。

本発明によれば、複数の呼び出しランプおよび複数の照明器を相互に連携させながらそれらを所望のパターンで連続的に点灯させることが可能となる。

以下、本実施の形態に係る呼び出しランプについて図面を参照しながら説明する。

図１は本発明の一実施の形態に係る遊技機用表示システムの概略正面図である。

図１に示すように、複数の遊技機３００が並ぶように設けられている。複数の遊技機３００は、パチンコホール等の遊技場内に設置される。遊技機３００は、パチンコ遊技機であってもよく、パチスロ遊技機であってもよい。本実施の形態に係る遊技機３００は、パチスロ遊技機であるとして説明する。

複数の遊技機３００の上部には、それぞれ呼び出しランプ（以下、表示装置と呼ぶ）１００が取り付けられている。これらの表示装置１００は、遊技機３００とは別個に設けられる。

また、複数の表示装置１００の上部には、装飾用の照明器２００がそれぞれ取り付けられている。これらの照明器２００はイルミネーションランプと呼ばれる。各照明器２００は、対応する表示装置１００に接続されている。

本実施の形態では、複数の表示装置１００および複数の照明器２００が遊技機用表示システムを構成する。

図２は図１の遊技機用表示システムの接続状態を示す模式図である。図２に示すように、隣接する表示装置１００同士が互いに接続されている。また、複数の照明器２００は、それぞれ対応する表示装置１００に接続されている。

複数の表示装置１００のうちいずれかがホスト表示装置に設定され、残りの表示装置１００がスレーブ表示装置に設定される。本実施の形態では、一端部側の表示装置１００がホスト表示装置１００Ｈに設定され、残りの複数の表示装置１００がスレーブ表示装置１００Ｓに設定されるものとする。複数の表示装置１００にはそれぞれアドレスが付されている。

なお、各表示装置１００は、ホスト表示装置１００Ｈおよびスレーブ表示装置１００Ｓのいずれにも設定することができる。

図３は一組の表示装置１００および照明器２００の接続線の詳細な構成を示す正面図である。

図３に示すように、表示装置１００は、パチスロ用入力線１１１およびパチスロ用出力線１１２を有する。パチスロ用入力線１１１およびパチスロ用出力線１１２にはコネクタ１１１ａおよびコネクタ１１２ａがそれぞれ取り付けられている。表示装置１００のパチスロ用入力線１１１のコネクタ１１１ａおよびパチスロ用出力線１１２のコネクタ１１２ａは図１の遊技機３００に接続される。

また、表示装置１００は、不正入力線１１３、予備出力線１１４および予備出力線１１５を有する。

さらに、表示装置１００は、通信渡り線１２１、電源渡り線１２２およびトップランプ用信号渡り線１２３を有する。通信渡り線１２１は２つに分岐し、それぞれの端部にコネクタ１２１ａ，１２１ｂが取り付けられている。電源渡り線１２２は２つに分岐し、それぞれの端部にコネクタ１２２ａ，１２２ｂが取り付けられている。トップランプ用信号渡り線１２３は２つに分岐し、それぞれの端部にコネクタ１２３ａ，１２３ｂが取り付けられている。

表示装置１００の通信渡り線１２１のコネクタ１２１ａは、一方側に隣接する他の表示装置１００の通信渡り線１２１のコネクタ１２１ｂに接続される。表示装置１００の通信渡り線１２１のコネクタ１２１ｂは、他方側に隣接する他の表示装置１００の通信渡り線１２１のコネクタ１２１ａに接続される。

また、表示装置１００の電源渡り線１２２のコネクタ１２２ａは、一方側に隣接する他の表示装置１００の電源渡り線１２２のコネクタ１２２ｂに接続される。表示装置１００の電源渡り線１２２のコネクタ１２２ｂは、他方側に隣接する他の表示装置１００の電源渡り線１２２のコネクタ１２２ａに接続される。

また、表示装置１００は、点灯出力線１３１を有する。点灯出力線１３１の端部にはコネクタ１３０ａが取り付けられている。一方、照明器２００は、点灯出力線１３０を有する。点灯出力線１３０の端部にはコネクタ１３０ｂが接続されている。表示装置１００の点灯出力線１３１のコネクタ１３０ａが照明器２００の点灯出力線１３０のコネクタ１３０ｂに接続される。

図４は表示装置１００および照明器２００の内部構成を示すブロック図である。

図４に示すように、表示装置１００は、メイン制御部１０１、入出力部１０２、ＬＥＤ（発光ダイオード）部１０３，１０４、ディスプレイ部１０５、データスイッチ１０６および呼び出しスイッチ１０７を備える。照明器２００は、ＬＥＤ部２０１を含む。

入出力部１０２には、通信渡り線１２１および電源渡り線１２２が接続される。入出力部１０２は、遊技機３００とメイン制御部１０１とを相互に接続する。また、入出力部１０２は、リモートコントローラ（図示せず）とメイン制御部１０１とを相互に接続する。照明器２００のＬＥＤ部２０１はメイン制御部１０１に接続される。

メイン制御部１０１は、ＣＰＵ（中央演算処理装置）、メモリ等を含み、メモリに記憶された表示プログラムに従ってディスプレイ部１０５の表示動作、ＬＥＤ部１０３，１０４の点灯動作および照明器２００のＬＥＤ部２０１の点灯動作を制御する。また、メイン制御部１０１は、遊技者によるデータスイッチ１０６および呼び出しスイッチ１０７の操作に基づく指示を受け取る。

ディスプレイ部１０５は、遊技機３００から与えられるデータに基づいてメイン制御部１０１の制御にしたがって遊技機３００の動作状況、遊技機３００の履歴データ等の台情報を表示する。

図５は表示装置１００の正面図である。図５に示すように、表示装置１００は、ディスプレイ部１０５、データスイッチ１０６、呼び出しスイッチ１０７、ＬＥＤ部（左ランプ部）１０３およびＬＥＤ部（右ランプ部）１０４を備える。

遊技者によるデータスイッチ１０６の操作によりディスプレイ部１０５の表示内容が切り替わる。呼び出しスイッチ１０７は、店員を呼び出したいときに遊技者により押下される。遊技者により呼び出しスイッチ１０７が押下されると、ＬＥＤ部１０３，１０４が個別に点灯または点滅する。呼び出しスイッチ１０７を押下することにより一斉に照明器２００の点灯動作（例えば、発光色）を変化させるように設定することもできる。

ＬＥＤ部１０３，１０４は、遊技機３００から出力される信号に応答してメイン制御部１０１により点灯または点滅する。例えば、遊技機３００は、ビッグボーナス、レギュラーボーナス等が発生したことを示す信号を表示装置１００に与える。それにより、メイン制御部１０１は、遊技機３００から与えられる信号に応答してＬＥＤ部１０３，１０４を点灯または点滅させる。

以下、遊技機３００におけるビッグボーナス、レギュラーボーナス等の発生時に遊技機３００から出力される信号を遊技機信号と呼ぶ。

図６は照明器２００の構成を示す正面図である。照明器２００は、カバー２１０および支持脚２２０を有する。カバー２１０内にＬＥＤ部２０１が設けられている。ＬＥＤ部２０１は、配線回路基板２０２上に取り付けられた複数組のＬＥＤ２１１，２１２，２１３を含む。ＬＥＤ２１１は赤色に発光し、ＬＥＤ２１２は緑色に発光し、ＬＥＤ２１３は青色に発光する。

本実施の形態に係る遊技機用表示システムに用いられる表示装置１００は、通常動作時の通信処理（以下、通常処理と呼ぶ）およびコラボレーション動作時の通信処理（以下、コラボレーション処理と呼ぶ）を行う。通常処理およびコラボレーション処理は、メイン制御部１０１のメモリに記憶される表示プログラムにしたがって実行される。

ここで、コラボレーション動作とは、複数の表示装置１００のＬＥＤ部１０３，１０４および複数の照明器２００が相互に連携して動作することをいう。コラボレーション動作では、後述する複数の表示パターンが用意されている。

以下の説明において、ホスト表示装置１００Ｈおよび複数のスレーブ表示装置１００Ｓを総称する場合には、表示装置１００という表現を用いる。

また、ホスト表示装置１００Ｈおよび複数のスレーブ表示装置１００Ｓをそれぞれホストおよびスレーブ１〜４と呼ぶ。ホスト表示装置１００ＨのＬＥＤ部１０３，１０４およびホスト表示装置１００Ｈに接続される照明器２００を特定する場合には、ホストのＬＥＤ部およびホストの照明器と呼び、スレーブ表示装置１００ＳのＬＥＤ部１０３，１０４およびスレーブ表示装置１００Ｓに接続される照明器２００を特定する場合には、スレーブ１〜４のＬＥＤ部およびスレーブ１〜４の照明器と呼ぶ。

図７は通常処理を示す概念図である。また、図８は通常処理時の１回の通信で送信される命令を示す図である。

通常処理時には、ホスト表示装置１００Ｈは、複数の照明器２００を制御するために複数の表示装置１００に対してブロードキャスト通信を行う。ここで、ブロードキャスト通信とは、通信システム内で不特定多数の通信相手に並列的にデータを送信することをいい、アドレスを指定することにより個々の通信相手を制御することができる。

本実施の形態では、ホスト表示装置１００Ｈがブロードキャスト通信により複数の表示装置１００に複数の照明器２００を点灯制御するための照明器ブロードキャスト命令ＢＣ１を並列的に送信する。

また、ホスト表示装置１００Ｈは、各表示装置１００のＬＥＤ部１０３，１０４を制御をするためおよび各表示装置１００のステータス情報を受け取るために各表示装置１００に対して順にポーリング通信を行う。ここで、ポーリング通信とは、通信システム内で複数の通信相手に順次的に要求確認を行い、通信相手が要求確認に応答してデータを送信することをいい、アドレス指定を行うことにより通信相手を特定する。

本実施の形態では、ホスト表示装置１００Ｈがポーリング通信により各表示装置１００にＬＥＤ部１０３，１０４の点灯制御およびステータス情報のためのポーリング命令ＰＬ１を送信し、各表示装置１００はポーリング命令ＰＬ１に応答してステータス情報をホスト表示装置１００Ｈに送信する。

ここで、ステータス情報は、各表示装置１００の状態を示す情報であり、例えば遊技機３００からビッグボーナス等の発生を示す信号が与えられた旨の情報である。

図７において、複数の照明器２００における"○"は、複数の照明器２００を点灯制御するための照明器ブロードキャスト命令ＢＣ１がホスト表示装置１００Ｈから複数の表示装置１００に並列的に送信されることを示している。また、１つのスレーブ表示装置１００Ｓにおける"○"は、そのスレーブ表示装置１００ＳのＬＥＤ部１０３，１０４を点灯制御するためのポーリング命令ＰＬ１がホスト表示装置１００Ｈから送出されることを示している。また、ホスト表示装置１００Ｈおよび複数のスレーブ表示装置１００Ｓにおける"×"は、ホスト表示装置１００Ｈおよび複数のスレーブ表示装置１００Ｓを点灯制御するためのポーリング命令ＰＬ１がホスト表示装置１００Ｈから送出されていないことを示している。

図８に示すように、通常処理時には、ホスト表示装置１００Ｓは１回の通信処理で照明器ブロードキャスト命令ＢＣ１およびポーリング命令ＰＬ１を通信渡り線１２１上に送出する。

照明器ブロードキャスト命令ＢＣ１は、例えば、ホストの照明器２００の点灯制御命令、スレーブ１の照明器２００の点灯制御命令、スレーブ２の照明器２００の点灯制御命令、スレーブ３の照明器２００の点灯制御命令およびスレーブ４の照明器２００の点灯制御命令を含む。

ポーリング命令ＰＬ１は、例えば、ホストおよびスレーブ１〜４のうち１つに対するＬＥＤ部１０３，１０４の点灯制御命令およびステータス情報の確認を含む。

照明器ブロードキャスト命令ＢＣ１は複数の表示装置１００に対する命令を含むため、メイン制御部１０１の負担が大きいが、複数の表示装置１００を同時に制御することができるので、ブロードキャスト通信によれば、複数の照明器２００の点灯動作を高速に制御することができる。

これに対して、ポーリング通信によれば、複数の表示装置１００のＬＥＤ部１０３，１０４の点灯動作をブロードキャスト通信に比べて高速に制御することはできないが、ポーリング命令ＰＬ１は１つの表示装置１００に対する命令を含むので、メイン制御部１０１の負担は小さい。

このように、通常処理では、ブロードキャスト通信により複数の照明器２００の点灯動作が同時に制御されるとともに、ポーリンク通信により各表示装置１００のＬＥＤ部１０３，１０４の点灯動作が順次制御される。

図９はホスト表示装置１００Ｈのメイン制御部１０１による通常処理を示すフローチャートである。

図９に示すように、通常処理時には、ホスト表示装置１００Ｈのメイン制御部１０１は、照明器ブロードキャスト命令ＢＣ１を送出するとともに（ステップＳ１）、ポーリング命令ＰＬ１を送出する（ステップＳ２）。

また、メイン制御部１０１は、ポーリング命令ＰＬ１に応答して表示装置１００から送信されるステータス情報に基づいて遊技機３００からビッグボーナス等の発生を示す遊技機信号が出力されたか否かを判別する（ステップＳ３）。遊技機３００から遊技機信号が出力されていない場合には、メイン制御部１０１は、ステップＳ１に戻り、次の照明器ブロードキャスト命令ＢＣ１を送出するとともに（ステップＳ１）、次のポーリング命令ＰＬ１を送出する（ステップＳ２）。

遊技機３００からビッグボーナス等の遊技機信号が出力された場合には、メイン制御部１０１は、コラボレーション処理に移行する（ステップＳ４）。

図１０はコラボレーション処理を示す概念図である。また、図１１はコラボレーション処理時に１回の通信で送信される命令を示す図である。

コラボレーション処理時には、ホスト表示装置１００Ｈは、複数の照明器２００を点灯制御するために複数の表示装置１００に対してブロードキャスト通信を行う。

具体的には、ホスト表示装置１００Ｈがブロードキャスト通信により複数の表示装置１００に複数の照明器２００を点灯制御するための照明器ブロードキャスト命令ＢＣ２を並列的に送信する。

また、ホスト表示装置１００Ｈは、複数の表示装置１００のＬＥＤ部１０３，１０４を点灯制御するために複数の表示装置１００に対してブロードキャスト通信を行う。

具体的には、ホスト表示装置１００Ｈがブロードキャスト通信により複数の表示装置１００に複数の表示装置１００のＬＥＤ部１０３，１０４を点灯制御するための表示装置ブロードキャスト命令ＢＣ３を並列的に送信する。

さらに、ホスト表示装置１００Ｈは、各表示装置１００のステータス情報を受け取るために複数の表示装置１００に対して順にポーリング通信を行う。

具体的には、ホスト表示装置１００Ｈがポーリング通信により各表示装置１００にステータス情報の確認のためのポーリング命令ＰＬ２を送信し、各表示装置１００はポーリング命令ＰＬ２に応答してステータス情報をホスト表示装置１００Ｈに送信する。

ここでも、ステータス情報は、各表示装置１００の状態を示す情報であり、例えば遊技機３００からビッグボーナス等の発生を示す遊技機信号が与えられた旨の情報である。

図１０において、複数の照明器２００における"○"は、複数の照明器２００を点灯制御するための照明器ブロードキャスト命令ＢＣ２がホスト表示装置１００Ｈから複数の表示装置１００に並列的に送信されることを示している。また、複数の表示装置１００における左の"○"は、複数の表示装置１００のＬＥＤ部１０３，１０４を点灯制御するための表示装置ブロードキャスト命令ＢＣ３がホスト表示装置１００Ｈから複数の表示装置１００に並列的に送信されることを示している。

さらに、１つのスレーブ表示装置１００Ｓにおける右の"○"は、そのスレーブ表示装置１００Ｓにステータス情報の確認のためのポーリング命令ＰＬ２がホスト表示装置１００Ｈから送信されることを示している。また、ホスト表示装置１００Ｈおよび複数のスレーブ表示装置１００Ｓにおける左の"×"は、ホスト表示装置１００Ｈおよび複数のスレーブ表示装置１００Ｓにステータス情報の確認のためのポーリング命令ＰＬ２がホスト表示装置１００Ｈから送信されていないことを示している。

図１１に示すように、通常処理時には、ホスト表示装置１００Ｓは、１回の通信処理で照明器ブロードキャスト命令ＢＣ２、表示装置ブロードキャスト命令ＢＣ３およびポーリング命令ＰＬ２を通信渡り線１２１上に送出する。

照明器ブロードキャスト命令ＢＣ２は、例えば、ホストの照明器２００の点灯制御命令、スレーブ１の照明器２００の点灯制御命令、スレーブ２の照明器２００の点灯制御命令、スレーブ３の照明器２００の点灯制御命令およびスレーブ４の照明器２００の点灯制御命令を含む。

表示装置ブロードキャスト命令ＢＣ３は、例えば、ホストのＬＥＤ部１０３，１０４の点灯制御命令、スレーブ１のＬＥＤ部１０３，１０４の点灯制御命令、スレーブ２のＬＥＤ部１０３，１０４の点灯制御命令、スレーブ３のＬＥＤ部１０３，１０４の点灯制御命令およびスレーブ４のＬＥＤ部１０３，１０４の点灯制御命令を含む。

ポーリング命令ＰＬ２は、例えば、ホストおよびスレーブ１〜４のうち１つに対するステータス情報の確認を含む。

このように、コラボレーション処理では、照明器ブロードキャスト通信により複数の照明器２００の点灯動作が同時に制御されるとともに、表示装置ブロードキャスト通信により複数の表示装置１００のＬＥＤ部１０３，１０４の点灯動作が同時に制御され、ポーリンク通信により各表示装置１００のステータス情報の確認が順次行われる。

照明器ブロードキャスト命令ＢＣ２によれば、複数の表示装置１００を同時に制御することができるので、複数の照明器２００の点灯動作を高速に制御することができる。また、表示装置ブロードキャスト命令ＢＣ３によれば、複数の表示装置１００を同時に制御することができるので、複数のＬＥＤ部１０３，１０４の点灯動作を高速に制御することができる。したがって、複数の照明器２００の点灯動作と複数の表示装置１００のＬＥＤ部１０３，１０４の点灯動作とを相互に連携させて高速に制御することが可能となる。

図１２はホスト表示装置１００Ｈのメイン制御部１０１によるコラボレーション処理を示すフローチャートである。

図１２に示すように、コラボレーション処理時には、まず、ホスト表示装置１００Ｈのメイン制御部１０１は変数ｎを１に設定する。次に、メイン制御部１０１は、照明器ブロードキャスト命令ＢＣ２を送出するとともに（ステップＳ１２）、表示装置ブロードキャスト命令ＢＣ２を送出し（ステップＳ１３）、ポーリング命令ＰＬ２を送出する（ステップＳ１４）。

また、メイン制御部１０１は、ポーリング命令ＰＬ２に応答して表示装置１００から送信されるステータス情報に基づいて遊技機３００からビッグボーナス等の発生を示す遊技機信号が出力されたか否かを判別する（ステップＳ１５）。

遊技機３００から遊技機信号が出力されていない場合には、変数ｎに１を加え（ステップＳ１６）。そして、メイン制御部１０１は、変数ｎが所定値に達したか否かを判別する（ステップＳ１７）。ここで、所定値は、コラボレーション動作における複数の照明器２００およびＬＥＤ部１０３，１０４の連続的な点灯回数に相当する。

変数ｎが所定値に達していない場合には、メイン制御部１０１は、ステップＳ１２に戻り、次の照明器ブロードキャスト命令ＢＣ２を送出するとともに（ステップＳ１２）、次の表示装置ブロードキャスト命令ＢＣ３を送出し（ステップＳ１３）、次のポーリング命令ＰＬ２を送出する（ステップＳ１４）。

変数ｎが所定値に達するまで、ステップＳ１２〜Ｓ１７の処理を繰り返す。それにより、所定値に相当する回数の照明器ブロードキャスト命令ＢＣ２および表示装置ブロードキャスト命令ＢＣ３によりコラボレーション動作が実行される。

ステップＳ１５において、遊技機３００から遊技機信号が出力された場合には、メイン制御部１０１は、ステップＳ１１に戻る。それにより、メイン制御部１０１は、実行中のコラボレーション動作を中止し、新たな遊技機信号に基づく新たなコラボレーション動作を実行する。

変数ｎが所定値に達すると、メイン制御部１０１は、通常処理に移行する（ステップＳ１８）。

図１３はコラボレーション動作による表示パターンの第１の例を示す図であり、（ａ）は点灯の順序を表し、（ｂ）は各タイミングでの照明器およびＬＥＤ部の点灯状態を示す。

図１３において、上の楕円はホストおよびスレーブ１〜４の照明器を示し、下の長方形はホストおよびスレーブ１〜４のＬＥＤ部を示す。

図１３の（ａ）の矢印は、ホストおよびスレーブ１〜４の照明器またはＬＥＤ部の点灯の順序を示す。また、図１３（ｂ）のシフト１〜７はタイミングを表し、時間の流れに対応する。ハッチングは点灯を表す。後述する図１６〜図２１においても同様である。

本例では、図１３（ａ）に示すように、ホストおよびスレーブ１〜４の照明器が一方向に順に点灯する。これに同期してホストおよびスレーブ１〜４のＬＥＤ部が同方向に順に点灯する。

図１３（ｂ）に示すように、まず、シフト１では、ホストの照明器が赤に点灯し、ホストのＬＥＤ部が青に点灯する。スレーブ１〜４の照明器およびＬＥＤ部は消灯する。

次に、シフト２では、スレーブ１の照明器が赤に点灯し、スレーブ１のＬＥＤ部が青に点灯する。ホストおよびスレーブ２〜４の照明器およびＬＥＤ部は消灯する。

同様にして、シフト３〜５では、スレーブ２〜４の照明器が順に赤に点灯し、これに同期してスレーブ２〜４のＬＥＤ部が順に青に点灯する。他のホストおよびスレーブの照明器およびＬＥＤ部は消灯する。

その後、シフト６，７では、スレーブ３，２の照明器が順に赤に点灯し、これに同期してスレーブ３，２のＬＥＤ部が順に青に点灯する。他のホストおよびスレーブの照明器およびＬＥＤ部は消灯する。

図１４は図１３の表示パターンにおけるシフト１の通信内容を示す図、図１５は図１３の表示パターンにおけるシフト２の通信内容を示す図である。

シフト１においては、図１４に示すように、照明器ブロードキャスト命令ＢＣ２−１により、ホストの照明器を赤に点灯させ、スレーブ１〜４の照明器を消灯させる。また、表示装置ブロードキャスト命令ＢＣ３−１により、ホストのＬＥＤ部を青に点灯させ、スレーブ１〜４のＬＥＤ部を消灯させる。さらに、ポーリング命令ＰＬ２−１により、ホストのステータス情報を確認する。

シフト２においては、図１５に示すように、照明器ブロードキャスト命令ＢＣ２−２により、スレーブ１の照明器を赤に点灯させ、ホストおよびスレーブ２〜４の照明器を消灯させる。また、表示装置ブロードキャスト命令ＢＣ３−２により、スレーブ１のＬＥＤ部を青に点灯させ、ホストおよびスレーブ２〜４のＬＥＤ部を消灯させる。さらに、ポーリング命令ＰＬ２−２により、スレーブ１のステータス情報を確認する。

図１６はコラボレーション動作による表示パターンの第２の例を示す図であり、（ａ）は点灯の順序を表し、（ｂ）は各タイミングでの照明器およびＬＥＤ部の点灯状態を示す。

本例では、図１６（ａ）に示すように、ホストおよびスレーブ１〜４の照明器が一方向に順に点灯する。これに同期してスレーブ４〜１およびホストのＬＥＤ部が逆方向に順に点灯する。

図１６（ｂ）に示すように、まず、シフト１では、ホストの照明器が赤に点灯し、スレーブ４のＬＥＤ部が青に点灯する。スレーブ１〜４の照明器およびホストおよびスレーブ１〜３のＬＥＤ部は消灯する。

次に、シフト２では、スレーブ１の照明器が赤に点灯し、スレーブ３のＬＥＤ部が青に点灯する。ホストおよびスレーブ２〜４の照明器およびホストおよびスレーブ１，２，４のＬＥＤ部は消灯する。

同様にして、シフト３〜５では、スレーブ２〜４の照明器が順に赤に点灯し、これに同期してスレーブ２，１およびホストのＬＥＤ部が順に青に点灯する。他のホストおよびスレーブの照明器およびＬＥＤ部は消灯する。

その後、シフト６，７では、スレーブ３，２の照明器が順に赤に点灯し、これに同期してスレーブ１，２のＬＥＤ部が順に青に点灯する。他のホストおよびスレーブの照明器およびＬＥＤ部は消灯する。

このように、表示パターンの第２の例では、ホストおよびスレーブ１〜４の照明器およびＬＥＤ部の点灯状態が逆方向に移動するようにコラボレーション動作を行う。

図１７はコラボレーション動作による表示パターンの第３の例を示す図であり、（ａ）は点灯の順序を表し、（ｂ）は各タイミングでの照明器およびＬＥＤ部の点灯状態を示す。なお、図１７（ａ）において、網点は点滅を表す。

本例では、図１７（ａ）に示すように、ホストおよびスレーブ１〜４の照明器が一方向に順に点灯する。これに同期してホストおよびスレーブ１〜４のＬＥＤ部が点滅する。

図１７（ｂ）に示すように、まず、シフト１では、ホストの照明器が赤に点灯し、スレーブ１〜４の照明器は消灯する。このとき、ホストおよびスレーブ１〜４のＬＥＤ部は青に点灯する。

次に、シフト２では、スレーブ１の照明器が赤に点灯し、ホストおよびスレーブ２〜４の照明器は消灯する。このとき、ホストおよびスレーブ１〜４のＬＥＤ部は消灯する。

また、シフト３では、スレーブ２の照明器が赤に点灯し、ホストおよびスレーブ１，３，４の照明器は消灯する。このとき、ホストおよびスレーブ１〜４のＬＥＤ部は青に点灯する。

さらに、シフト４では、スレーブ３の照明器が赤に点灯し、ホストおよびスレーブ１，２，４の照明器は消灯する。このとき、ホストおよびスレーブ１〜４のＬＥＤ部は消灯する。

このように、表示パターンの第３の例では、ホストおよびスレーブ１〜４の照明器の点灯状態とホストおよびスレーブ１〜４のＬＥＤ部の点灯状態とが異なる動きを行うコラボレーション動作が行われる。

図１８はコラボレーション動作による表示パターンの第４の例を示す図であり、（ａ）は点灯の順序を表し、（ｂ）は各タイミングでの照明器およびＬＥＤ部の点灯状態を示す。

本例では、図１８（ａ）に示すように、ホストおよびスレーブ１〜４の照明器およびＬＥＤ部が蛇行状（ジグザグ状）に順に点灯する。

図１８（ｂ）に示すように、まず、シフト１では、ホストの照明器が赤に点灯し、スレーブ１〜４の照明器が消灯する。また、ホストおよびスレーブ１〜４のＬＥＤ部は消灯する。

次に、シフト２では、ホストおよびスレーブ１〜４の照明器が消灯する。また、スレーブ１のＬＥＤ部が青に点灯し、ホストおよびスレーブ２〜４のＬＥＤ部が消灯する。

同様にして、シフト３〜５では、スレーブ２の照明器、スレーブ３のＬＥＤ部およびスレーブ４の照明器が順に赤、青および赤に点灯する。他のホストおよびスレーブの照明器およびＬＥＤ部は消灯する。

その後、シフト６，７，８では、スレーブ３のＬＥＤ部、スレーブ２の照明器およびスレーブ１のＬＥＤ部が順に青、赤および青に点灯する。他のホストおよびスレーブの照明器およびＬＥＤ部は消灯する。

このように、表示パターンの第４の例では、ホストおよびスレーブ１〜４の照明器およびＬＥＤ部の点灯状態が蛇行状に移動するようにコラボレーション動作が行われる。

図１９はコラボレーション動作による表示パターンの第５の例を示す図であり、（ａ）は点灯の順序を表し、（ｂ）は各タイミングでの照明器およびＬＥＤ部の点灯状態を示す。

本例では、図１９（ａ）に示すように、ホストおよびスレーブ１，２の照明器とスレーブ３，４のＬＥＤ部とが同じタイミングで点滅する第１のグループを構成し、スレーブ４，５の照明器とホストおよびスレーブ１，２のＬＥＤ部とが同じタイミングで点滅する第２のグループを構成し、第１のグループと第２のグループとが交互に点滅する。

図１９（ｂ）に示すように、まず、シフト１では、ホストおよびスレーブ１，２の照明器が赤に点灯し、スレーブ３，４の照明器が消灯する。また、ホストおよびスレーブ１，２のＬＥＤ部が消灯し、スレーブ３，４のＬＥＤ部が青に点灯する。

次に、シフト２では、ホストおよびスレーブ１，２の照明器が消灯し、スレーブ３，４の照明器が赤に点灯する。また、ホストおよびスレーブ１，２のＬＥＤ部が青に点灯し、スレーブ３，４のＬＥＤ部が消灯する。

上記のシフト１およびシフト２の動作が交互に繰り返し行われる。

このように、表示パターンの第５の例では、ホストおよびスレーブ１〜４の照明器の２つのグループが交互に点滅するとともに、ホストおよびスレーブ１〜４のＬＥＤ部の２つのグループが交互に点滅するようにコラボレーション動作が行われる。

図２０はコラボレーション動作による表示パターンの第６の例を示す図であり、（ａ）は点灯の順序を表し、（ｂ）は各タイミングでの照明器およびＬＥＤ部の点灯状態を示す。

本例では、図２０（ａ）に示すように、ホストおよびスレーブ２，４の照明器とスレーブ１，３のＬＥＤ部とが同じタイミングで点滅する第１のグループを構成し、スレーブ１，３の照明器とホストおよびスレーブ２，４のＬＥＤ部とが同じタイミングで点滅する第２のグループを構成し、第１のグループと第２のグループとが交互に点滅する。

図２０（ｂ）に示すように、まず、シフト１では、ホストおよびスレーブ２，４の照明器が赤に点灯し、スレーブ１，３の照明器が消灯する。また、ホストおよびスレーブ２，４のＬＥＤ部が消灯し、スレーブ１，３のＬＥＤ部が青に点灯する。

次に、シフト２では、ホストおよびスレーブ２，４の照明器が消灯し、スレーブ１，３の照明器が赤に点灯する。また、ホストおよびスレーブ２，４のＬＥＤ部が青に点灯し、スレーブ１，３のＬＥＤ部が消灯する。

このように、表示パターンの第６の例では、複数の照明器が１つずつが交互に点滅するとともに複数のＬＥＤ部が１つずつ交互に点滅することによりチェック模様を表示するようにコラボレーション動作が行われる。

図２１はコラボレーション動作による表示パターンの第７の例を示す図であり、（ａ）は点灯の順序を表し、（ｂ）は各タイミングでの照明器およびＬＥＤ部の点灯状態を示す。

本例では、図２１（ａ）に示すように、中央部のスレーブ２の照明器から両端部のホストおよびスレーブ４の照明器までが順に点灯する。これに同期して両端部のホストおよびスレーブ４のＬＥＤ部から中央部のスレーブ２のＬＥＤ部までが順に点灯する。

図２１（ｂ）に示すように、まず、シフト１では、スレーブ２の照明器が赤に点灯し、ホストおよびスレーブ１，３，４の照明器が消灯する。また、ホストおよびスレーブ４のＬＥＤ部が青に点灯し、スレーブ１〜３のＬＥＤ部が消灯する。

次に、シフト２では、スレーブ１，３の照明器が赤に点灯し、ホストおよびスレーブ２，４の照明器が消灯する。また、スレーブ１，３のＬＥＤ部が青に点灯し、ホストおよびスレーブ２，４のＬＥＤ部が消灯する。

また、シフト３では、ホストおよびスレーブ４の照明器が赤に点灯し、スレーブ１〜３の照明器が消灯する。また、スレーブ２のＬＥＤ部が青に点灯し、ホストおよびスレーブ１，３，４のＬＥＤ部が消灯する。

次に、シフト４では、スレーブ１，３の照明器が赤に点灯し、ホストおよびスレーブ２，４の照明器が消灯する。また、スレーブ１，３のＬＥＤ部が青に点灯し、ホストおよびスレーブ２，４のＬＥＤ部が消灯する。

さらに、シフト５では、スレーブ２の照明器が赤に点灯し、ホストおよびスレーブ１，３，４の照明器が消灯する。また、ホストおよびスレーブ４のＬＥＤ部が青に点灯し、スレーブ１〜３のＬＥＤ部が消灯する。

このように、表示パターンの第７の例では、複数の照明器と複数のＬＥＤ部とが中央部および両端部から逆方向に順に点灯するようにコラボレーション動作が行われる。

なお、上記実施の形態では、複数の表示装置１００が有線通信により相互に接続されているが、複数の表示装置１００が無線通信により相互に接続されてもよい。

本実施の形態においては、表示装置１００が呼び出しランプに相当し、ホスト表示装置１００Ｈがホスト表示装置に相当し、スレーブ表示装置１００Ｓがスレーブ表示装置に相当し、ＬＥＤ部１０３，１０４が発光部に相当し、入出力部１０２が通信手段に相当し、メイン制御部１０１が制御手段に相当する。また、照明器２００が第１および第２の照明器に相当し、遊技機３００が第１および第２の遊技機に相当する。

本発明に係る呼び出しランプおよび遊技機用表示システムは、パチンコ機またはパチスロ機等の遊技機の状態を表示するために利用することができる。

本発明の一実施の形態に係る遊技機用表示システムの概略正面図である。図１の遊技機用表示システムの接続状態を示す模式図である。一組の表示装置および照明器の接続線の詳細な構成を示す正面図である。表示装置および照明器の内部構成を示すブロック図である。表示装置の正面図である。照明器の構成を示す正面図である。通常処理を示す概念図である。通常処理時の１回の通信で送信される命令を示す図である。ホスト表示装置のメイン制御部による通常処理を示すフローチャートである。コラボレーション処理を示す概念図である。コラボレーション処理時に１回の通信で送信される命令を示す図である。ホスト表示装置のメイン制御部によるコラボレーション処理を示すフローチャートである。コラボレーション動作による表示パターンの第１の例を示す図である。図１３の表示パターンにおけるシフト１の通信内容を示す図、図１５は図１３の表示パターンにおけるシフト２の通信内容を示す図である。コラボレーション動作による表示パターンの第２の例を示す図である。コラボレーション動作による表示パターンの第３の例を示す図である。コラボレーション動作による表示パターンの第４の例を示す図である。コラボレーション動作による表示パターンの第５の例を示す図である。コラボレーション動作による表示パターンの第６の例を示す図である。コラボレーション動作による表示パターンの第７の例を示す図である。

符号の説明

１００表示装置
１００Ｈホスト表示装置
１００Ｓスレーブ表示装置
２００照明器
３００遊技機
１０１メイン制御部
１０２入出力部
１０３，１０４ＬＥＤ部
１０５ディスプレイ部
１０６データスイッチ
１０７呼び出しスイッチ
１２１通信渡り線
１２２電源渡り線
１３０，１３１点灯出力線

Claims

複数の遊技機に接続される遊技機用表示システムであって、
前記複数の遊技機とは別個に設けられ、前記複数の遊技機にそれぞれ接続されるとともに相互に通信可能に接続される複数の呼び出しランプと、
前記複数の呼び出しランプとは別個に設けられ、前記複数の呼び出しランプにそれぞれ接続される照明器とを備え、
前記複数の呼び出しランプの各々は、
発光部と、
呼び出しスイッチと、
前記呼び出しスイッチの操作により点灯する表示灯と、
他の呼び出しランプとの通信を行う通信手段と、
対応する遊技機からの信号を受け、前記発光部および対応する前記照明器の点灯動作を制御するとともに前記通信手段の通信動作を制御する制御手段とを備え、
前記複数の呼び出しランプのいずれかがホスト表示装置に設定され、残りの呼び出しランプがスレーブ表示装置に設定され、
前記ホスト表示装置の前記制御手段は、
当該ホスト表示装置に接続される前記照明器の点灯動作を制御するとともに第１のブロードキャスト通信により前記通信手段を介して前記スレーブ表示装置に接続される前記照明器の点灯動作を指令し、当該ホスト表示装置の前記発光部の点灯動作を制御するとともにポーリング通信により前記スレーブ表示装置の前記発光部の点灯動作を指令しかつ前記スレーブ表示装置の状態を監視し、
前記スレーブ表示装置の前記制御手段は、対応する遊技機から所定信号を受けた場合に前記ホスト表示装置からのポーリング通信に応答して前記所定信号を受けたことを前記ホスト表示装置に通知し、
前記ホスト表示装置の前記制御手段は、前記スレーブ表示装置から通知を受けた場合または対応する遊技機から所定信号を受けた場合に、当該ホスト表示装置に接続される前記照明器の点灯動作を制御するとともに第２のブロードキャスト通信により前記通信手段を介して前記スレーブ表示装置に接続される前記照明器の点灯動作を指令し、当該ホスト表示装置の前記発光部の点灯動作を制御するとともに第３のブロードキャスト通信により前記通信手段を介して前記スレーブ表示装置の前記発光部の点灯動作を指令することを特徴とする遊技機用表示システム。
前記ホスト表示装置の前記制御手段は、
前記第２のブロードキャスト通信において前記ホスト表示装置に接続される前記照明器および前記スレーブ表示装置に接続される前記照明器の点灯動作を示す第１のブロードキャスト命令を当該ホスト表示装置および前記スレーブ表示装置に送信し、
前記第３のブロードキャスト通信において前記ホスト表示装置の前記発光部および前記スレーブ表示装置の前記発光部の点灯動作を示す第２のブロードキャスト命令を当該ホスト表示装置および前記スレーブ表示装置に送信し、
前記ポーリング通信において当該ホスト表示装置または前記スレーブ表示装置の状態の送信要求を含むポーリング命令を当該ホスト表示装置または前記スレーブ表示装置に送信することを特徴とする請求項１記載の遊技機用表示システム。
前記ホスト表示装置の前記制御手段は、
当該ホスト表示装置および前記スレーブ表示装置の前記発光部の点灯動作および当該ホスト表示装置および前記スレーブ表示装置に接続される前記照明器の点灯動作が同期するように当該ホスト表示装置の前記発光部および当該ホスト表示装置に接続される前記照明器の点灯動作を制御するとともに前記通信手段を介して前記スレーブ表示装置の前記発光部および前記スレーブ表示装置に接続される前記照明器の点灯動作を指令することを特徴とする請求項１または２に記載の遊技機用表示システム。
前記ホスト表示装置の前記制御手段は、
当該ホスト表示装置の前記発光部および当該ホスト表示装置に接続される前記照明器の点灯および消灯ならびに発光色を制御するとともに前記通信手段を介して前記スレーブ表示装置の前記発光部および前記スレーブ表示装置に接続される前記照明器の点灯および消灯ならびに発光色を指令し、
前記スレーブ表示装置の前記制御手段は、前記ホスト表示装置からの指令に基づいて当該スレーブ表示装置の前記発光部および当該スレーブ表示装置に接続される前記照明器の点灯および消灯ならびに発光色を制御することを特徴とする請求項１〜３のいずれかに記載の遊技機用表示システム。
第１の遊技機および第１の照明器に接続可能であるとともに、第２の遊技機および第２の照明器に接続可能でかつ発光部を有する他の呼び出しランプに接続されて用いられる呼び出しランプであって、
発光部と、
呼び出しスイッチと、
前記呼び出しスイッチの操作により点灯する表示灯と、
前記他の呼び出しランプとの通信を行う通信手段と、
前記第１の遊技機からの信号を受け、当該呼び出しランプの前記発光部および前記第１の照明器の点灯動作を制御するとともに前記通信手段の通信動作を制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、
前記第１の照明器の点灯動作を制御するとともに第１のブロードキャスト通信により前記通信手段を介して前記第２の照明器の点灯動作を指令し、当該呼び出しランプの前記発光部の点灯動作を制御するとともにポーリング通信により前記他の呼び出しランプの発光部の点灯動作を指令しかつ前記他の呼び出しランプの状態を監視し、
前記他の呼び出しランプは、前記第２の遊技機から所定信号を受けた場合に前記呼び出しランプからのポーリング通信に応答して前記所定信号を受けたことを前記呼び出しランプに通知し、
前記制御手段は、前記他の呼び出しランプから前記通知を受けた場合または第１の遊技機から所定信号を受けた場合に、前記第１の照明器の点灯動作を制御するとともに第２のブロードキャスト通信により前記通信手段を介して前記第２の照明器の点灯動作を指令し、当該呼び出しランプの前記発光部の点灯動作を制御するとともに第３のブロードキャスト通信により前記通信手段を介して前記他の呼び出しランプの前記発光部の点灯動作を指令することを特徴とする呼び出しランプ。