JP4129378B2 - 整髪剤組成物 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、整髪力及びアレンジ性を向上させるとともに、毛髪にべたつき感が付与されるのを抑制することができる整髪剤組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の整髪剤組成物はロウ類を含有し、ロウ類によって整髪力を向上させるようになっている。また、この種の整髪剤組成物としては、特開2001−181141号公報に記載された毛髪化粧料及び特開2001−181157号公報に記載された毛髪化粧料が知られている。前者の毛髪化粧料は(a)融点40℃以上の水溶性シリコーン及び(b)シア脂を含有し、後者の毛髪化粧料は成分(b)及び(c)球状粉体シリコーンを含有している。そして、(a)、(b)及び(c)の各成分によって整髪力を向上させるとともに、毛髪にべたつき感が付与されるのを抑制するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の整髪剤組成物において、含有されるロウ類は、整髪剤組成物の毛髪への塗布量が多くなると毛髪にべたつき感を付与してしまうという問題があった。一方、上記各毛髪化粧料において、(a)及び(b)、並びに(b)及び(c)の組み合わせでは、整髪力及び整髪された毛髪のスタイルを手直しするアレンジ性が低いという問題があった。
【0004】
本発明は、上記のような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、整髪力及びアレンジ性を向上させるとともに、毛髪にべたつき感が付与されるのを抑制することができる整髪剤組成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明の整髪剤組成物は、(A)二塩基酸のエステル、(B)ポリエーテル変性シリコーン、(C)融点60℃以上のロウ類及び(D)水の各成分を含有するものである。
【0006】
請求項2に記載の発明の整髪剤組成物は、請求項1に記載の発明において、前記成分(A)はリンゴ酸ジエステル及びコハク酸ジエステルから選ばれる少なくとも一種である。
【0007】
請求項3に記載の発明の整髪剤組成物は、請求項2に記載の発明において、前記成分(A)はリンゴ酸ジイソステアリル、リンゴ酸ジオクチル、リンゴ酸ジアルキル(C12,13)、コハク酸ジオクチル及びコハク酸ジエトキシエチルから選ばれる少なくとも一種である。
【0008】
請求項4に記載の発明の整髪剤組成物は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記成分(B)はポリ(オキシエチレン−オキシプロピレン)−ブチレン−メチルポリシロキサン共重合体である。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した実施形態について詳細に説明する。
本実施形態の整髪剤組成物は、(A)二塩基酸のエステルと、(B)ポリエーテル変性シリコーンと、(C)融点60℃以上のロウ類と、(D)水とを含有している。
【0010】
成分(A)の二塩基酸のエステルは、成分(B)とともに成分(C)の溶剤として作用することによって整髪剤組成物の粘性を適度に調節し、毛髪にべたつき感が付与されるのを抑制するために含有される。成分(A)の具体例としては、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、リンゴ酸、フマル酸、マレイン酸、フタル酸、酒石酸、ブラシル酸等のエステルが挙げられる。これらは単独で含有してもよいし、二種以上を組み合わせて含有してもよい。
【0011】
これらの中でも、毛髪にべたつき感が付与されるのをより確実に抑制するために、リンゴ酸ジエステル及びコハク酸ジエステルから選ばれる少なくとも一種が好ましい。リンゴ酸ジエステルの具体例としてはリンゴ酸ジイソステアリル、リンゴ酸ジオクチル、リンゴ酸ジアルキル(C12,13)等が挙げられ、コハク酸ジエステルの具体例としてはコハク酸ジオクチル、コハク酸ジエトキシエチル、コハク酸ジエチル、コハク酸ジメチル等が挙げられる。これらの中でも、整髪力を向上させる効果を有するために、リンゴ酸ジイソステアリル、リンゴ酸ジオクチル、リンゴ酸ジアルキル(C12,13)、コハク酸ジオクチル及びコハク酸ジエトキシエチルから選ばれる少なくとも一種がより好ましい。
【0012】
整髪剤組成物中の成分(A)の含有量は、好ましくは0.1〜10重量%、より好ましくは0.5〜7重量%、最も好ましくは1〜5重量%である。0.1重量%未満では、成分(C)の一部が溶解されずに固形の状態で整髪剤組成物中に存在するために整髪剤組成物の粘性が高くなり、毛髪にべたつき感が付与されやすい。一方、10重量%を超えると、毛髪の感触が重くなるとともに成分(C)の含有量が低下して整髪力が低下しやすい。
【0013】
成分(B)のポリエーテル変性シリコーンは柔軟性及び滑り性を有し、アレンジ性を向上させると同時に、成分(A)とともに成分(C)の溶剤として作用するために含有される。成分(B)の具体例としては、下記一般式(1)〜(4)に示すものが挙げられる。尚、下記一般式(1)〜(4)において、式中のR1はR2−O−(C24O)a−(C36O)b−Aを示し、Aは水素原子又は炭素数1〜12の炭化水素基を示す。R2及びR3は炭素数2〜4の2価の炭化水素基、mは1〜1000の整数及びnは1〜100の整数を示す。a及びbは0〜50の整数を示し、a+b≧1である。
【0014】
【化1】
Figure 0004129378
【0015】
【化2】
Figure 0004129378
【0016】
【化3】
Figure 0004129378
【0017】
【化4】
Figure 0004129378
これらの中でも、アレンジ性をより向上させるために、上記一般式(4)で示されるポリ(オキシエチレン−オキシプロピレン)−ブチレン−メチルポリシロキサン共重合体が好ましい。
【0018】
整髪剤組成物中の成分(B)の含有量は、好ましくは0.1〜10重量%、より好ましくは0.5〜7重量%、最も好ましくは1〜5重量%である。0.1重量%未満ではアレンジ性を十分に向上させることができない。一方、10重量%を超えると毛髪の感触が重くなりやすい。
【0019】
成分(C)の融点60℃以上のロウ類は、整髪力を向上させるために含有される。成分(C)の具体例としては、カルナウバロウ(融点80〜86℃)、キャンデリラロウ(融点68〜72℃)、コメヌカロウ(融点70〜83℃)、サトウキビロウ(融点77〜80℃)、虫白ロウ(融点80〜83℃)、パームロウ(融点85〜86℃)、ミツロウ(融点61〜66℃)、モンタンロウ(融点65〜105℃)等が挙げられる。この成分(C)のロウ類の融点の上限は、好ましくは110℃程度である。110℃程度を超えると、成分(C)のほとんどが固体の状態で整髪剤組成物に存在するために整髪剤組成物の粘性が高くなるおそれがある。
【0020】
整髪剤組成物中の成分(C)の含有量は、好ましくは0.1〜15重量%、より好ましくは0.5〜12重量%、最も好ましくは1〜10重量%である。0.1重量%未満では整髪力の向上に資することができない。一方、15重量%を超えると、整髪組成物の粘性が高くなるために毛髪にべたつき感が付与されやすくなるとともに、整髪剤組成物の毛髪への塗布が困難になりやすい。
【0021】
成分(D)の水は、他の成分の溶媒又は分散媒として作用するために含有される。整髪剤組成物中の成分(D)の含有量は、好ましくは30〜99.7重量%、より好ましくは35〜95重量%、最も好ましくは40〜85重量%である。30重量%未満では他の成分の溶媒又は分散媒として作用しにくい。一方、99.7重量%を超えると、他の成分の含有量が少なくなるために、整髪剤組成物としての機能を発揮するのが困難になる。
【0022】
整髪剤組成物は、(E)界面活性剤を含有することによって水中油型(O/W型ともいう)エマルションが形成され、クリーム状、ワックス状、乳濁液状、フォーム状等、種々の形態を安定して保持することができる。成分(E)の具体例としては、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤及び両性界面活性剤が挙げられる。
【0023】
非イオン性界面活性剤の具体例としては、ポリオキシエチレン(POE)セチルエーテル等のPOEアルキルエーテル類、POEアルキルフェニルエーテル類、POE・ポリオキシプロピレンアルキルエーテル類、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル等が挙げられる。アニオン性界面活性剤の具体例としては、ラウリル硫酸ナトリウム、POEラウリルエーテル硫酸ナトリウム等が挙げられる。
【0024】
カチオン性界面活性剤の具体例としては塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム等が挙げられ、両性界面活性剤の具体例としては2−ウンデシル−N,N,N−(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)−2−イミダゾリンナトリウム等が挙げられる。これらは単独で含有してもよいし、二種以上を組み合わせて含有してもよい。
【0025】
整髪剤組成物中の成分(E)の含有量は、好ましくは0.1〜10重量%である。0.1重量%未満では、安定性を十分に付与することができないおそれがある。一方、10重量%を超えて配合してもそれ以上の効果が得られないおそれがある。
【0026】
本実施形態の整髪剤組成物には、その他の添加成分として、(F)水溶性高分子増粘剤、(G)ポリエーテル変性シリコーン以外のシリコーン類、(H)1価の低級アルコールを含有することができる。
【0027】
成分(F)の水溶性高分子増粘剤は、整髪剤組成物の乳化安定性を向上させるために含有される。成分(F)の具体例としては、アラビアガム等の天然系高分子、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース系高分子、カルボキシメチルデンプン等のデンプン系高分子、酢酸ビニル−ビニルピロリドン等のビニルピロリドン系重合体、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸アルキル共重合体等のアクリル酸系合成高分子等が挙げられる。これらは単独で含有してもよいし、二種以上を組み合わせて含有してもよい。これらの中でも、造膜性を有して整髪剤組成物の乳化安定性をより向上させるために、酢酸ビニル−ビニルピロリドン等のビニルピロリドン系重合体が好ましい。
【0028】
整髪剤組成物中の成分(F)の含有量は、好ましくは0.1〜10重量%である。0.1重量%未満では整髪剤組成物の乳化安定性が低下する。一方、10重量%を超えると、整髪剤組成物の粘性が高くなるために硬くなりやすい。
【0029】
成分(G)のポリエーテル変性シリコーン以外のシリコーン類は、毛髪に手櫛を容易に通すために含有される。成分(G)の具体例としては、アミノ変性シリコーン、メチルポリシロキサン等が挙げられる。これらは単独で含有してもよいし、二種以上を組み合わせて含有してもよい。
【0030】
整髪剤組成物中の成分(G)の含有量は、好ましくは0.1〜10重量%である。0.1重量%未満では、毛髪に手櫛を通すのが困難になる。一方、10重量%を超えると、整髪剤組成物の粘性が高くなるおそれがある。
【0031】
成分(H)の1価の低級アルコールは、適量の整髪剤組成物を手に取って毛髪に塗布するときに整髪剤組成物が手に残るのを抑制するとともに、整髪力を向上させるために含有される。1価の低級アルコールは炭素数1〜4のアルキル基を有するアルコールをいい、その具体例としてはエタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、ブタノール等が挙げられる。これらは単独で含有してもよいし、二種以上を組み合わせて含有してもよい。
【0032】
整髪剤組成物中の成分(H)の含有量は、好ましくは1〜20重量%、より好ましくは2〜15重量%である。1重量%未満では整髪剤組成物が手に残りやすい。一方、20重量%を超えると、整髪剤組成物の粘性が低下し、整髪剤組成物を毛髪に塗布するときに垂れ落ちが生じやすい。
【0033】
本実施形態の整髪剤組成物には、上記その他の添加成分以外に、整髪剤組成物や化粧品分野で通常用いられる成分を含有することができる。化粧品分野で通常用いられる成分の具体例としては、ジブチルヒドロキシトルエン等の酸化防止剤、フェノキシエタノール等の殺菌剤、パラアミノ安息香酸等の紫外線吸収剤、8−オキシキノリン等の安定化剤、植物抽出物、生薬抽出物、ビタミン類、色素、香料、顔料、トリグリセライドを含む2塩基酸以外の脂肪酸エステル、動植物油脂、高級アルコール、高級脂肪酸、炭化水素類、pH調整剤、N−メタクリロイルエチルN,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタイン−メタクリル酸ブチル共重合体等のセット樹脂、多価アルコール類、タンパク質、糖類等が挙げられる。これらは単独で含有してもよいし、二種以上を組み合わせて含有してもよい。
【0034】
さて、整髪剤組成物を調製するには各成分を各々規定量撹拌混合することによって、クリーム状、ワックス状等のO/W型エマルションの形態をなす整髪剤組成物が得られる。次いで、整髪剤組成物を使用するときには、適量を手に取って毛髪に塗布し、手櫛等によって毛髪を梳かしながら、整髪剤組成物を毛髪全体になじませて整髪する。このとき、成分(C)によって整髪力を向上させ、柔軟性及び滑り性を有する成分(B)によってアレンジ性を向上させることができる。さらに、(A)及び(B)の各成分が成分(C)の溶剤として作用することによって整髪剤組成物の粘性を適度に調節することでき、毛髪にべたつき感が付与されるのを抑制することができる。
【0035】
以上詳述した本実施形態によれば、次のような効果が発揮される。
・ 本実施形態の整髪剤組成物には、(A)、(B)及び(C)の各成分が含有されている。このため、成分(C)によって整髪力を向上させることができるとともに、成分(B)によってアレンジ性を向上させることができる。さらに、(A)及び(B)の各成分が成分(C)の溶剤として作用することにより、毛髪にべたつき感が付与されるのを抑制することができる。よって、整髪剤組成物は、整髪力及びアレンジ性を向上させるとともに、毛髪にべたつき感が付与されるのを抑制することができる。
【0036】
・ 成分(A)はリンゴ酸ジエステル及びコハク酸ジエステルから選ばれる少なくとも一種が好ましい。この場合、毛髪にべたつき感が付与されるのをより確実に抑制することができる。
【0037】
・ 成分(A)はリンゴ酸ジイソステアリル、リンゴ酸ジオクチル、リンゴ酸ジアルキル(C12,13)、コハク酸ジオクチル及びコハク酸ジエトキシエチルから選ばれる少なくとも一種がより好ましい。この場合、整髪力をより向上させることができる。
【0038】
・ 成分(B)はポリ(オキシエチレン−オキシプロピレン)−ブチレン−メチルポリシロキサン共重合体が好ましい。この場合、アレンジ性をより向上させることができる。
【0039】
なお、前記実施形態を次のように変更して構成することもできる。
・ 前記実施形態の整髪剤組成物を、染料を配合することにより染毛剤組成物として構成してもよい。
【0040】
【実施例】
次に、実施例及び比較例を挙げて前記実施形態をさらに具体的に説明する。
(実施例1〜8及び比較例1〜7)
専門のパネラーが表1に示す各成分を混合して整髪剤組成物をヘアワックスとして調製し、20代女性の健康毛に塗布して整髪力、アレンジ性及び毛髪のべたつき感について下記(1)〜(3)の評価基準に従って評価を行った。それらの結果を表1に示す。
【0041】
(1)整髪力
整髪力に優れている(◎)、整髪力が良好(○)、整髪力がやや不足(△)及び整髪力が不足(×)の4段階で評価した。
【0042】
(2)アレンジ性
アレンジ性が非常に高い(◎)、アレンジ性が高い(○)、アレンジ性がやや低い(△)及びアレンジ性が低い(×)の4段階で評価した。
【0043】
(3)毛髪のべたつき感
毛髪にべたつき感が全くない(◎)、毛髪にべたつき感がほとんどない(○)、毛髪にややべたつき感がある(△)及び毛髪にべたつき感がある(×)の4段階で評価した。
【0044】
【表1】
Figure 0004129378
表1に示すように、実施例1〜8においては各項目について優れた評価であった。このため、実施例1〜8の各整髪剤組成物は、整髪力及びアレンジ性を向上させるとともに、毛髪にべたつき感が付与されるのを抑制することができた。
【0045】
一方、比較例1〜3においては、成分(A)を含有しないために、毛髪にややべたつき感があるという評価になった。比較例4においては、成分(B)を含有しないために、アレンジ性が低いという評価になった。比較例5及び比較例6においては、成分(C)を含有しないために、整髪力が不足又は整髪力がやや不足という評価になった。比較例7においては、成分(D)を含有しないために油性成分の含有量が多くなり、毛髪にべたつき感があるという評価になった。
【0046】
次に、前記実施形態から把握できる技術的思想について以下に記載する。
(1)さらに、(E)界面活性剤及び(F)水溶性高分子増粘剤を含有する請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の整髪剤組成物。この構成によれば、整髪剤組成物を水中油型エマルションとして構成し、その乳化安定性を向上させることができる。
【0047】
(2)さらに、(G)ポリエーテル変性シリコーン以外のシリコーン類を含有する請求項1から請求項4及び上記(1)のいずれか一項に記載の整髪剤組成物。この構成によれば、毛髪に手櫛を容易に通すことができる。
【0048】
(3)さらに、(H)1価の低級アルコールを含有する請求項1から請求項4、上記(1)及び上記(2)のいずれか一項に記載の整髪剤組成物。この構成によれば、整髪剤組成物が手に残るのを抑制することができるとともに、整髪力をより向上させることができる。
【0049】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているため、次のような効果を奏する。
請求項1に記載の発明の整髪剤組成物によれば、整髪力及びアレンジ性を向上させるとともに、毛髪にべたつき感が付与されるのを抑制することができる。
【0050】
請求項2に記載の発明の整髪剤組成物によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、毛髪にべたつき感が付与されるのをより確実に抑制することができる。請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の効果に加え、整髪力をより向上させることができる。
【0051】
請求項4に記載の発明によれば、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の発明の効果に加え、アレンジ性をより向上させることができる。

Claims (4)

  1. (A)二塩基酸のエステル、(B)ポリエーテル変性シリコーン、(C)融点60℃以上のロウ類及び(D)水の各成分を含有することを特徴とする整髪剤組成物。
  2. 前記成分(A)はリンゴ酸ジエステル及びコハク酸ジエステルから選ばれる少なくとも一種である請求項1に記載の整髪剤組成物。
  3. 前記成分(A)はリンゴ酸ジイソステアリル、リンゴ酸ジオクチル、リンゴ酸ジアルキル(C12,13)、コハク酸ジオクチル及びコハク酸ジエトキシエチルから選ばれる少なくとも一種である請求項2に記載の整髪剤組成物。
  4. 前記成分(B)はポリ(オキシエチレン−オキシプロピレン)−ブチレン−メチルポリシロキサン共重合体である請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の整髪剤組成物。
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