JP4125862B2 - タッチパネル装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、使用者が指や導電性のペン等で、基板の表面に導電膜を設けたタッチパネル表面にタッチした位置を検出するタッチパネル装置に関し、特に使用者が質問に応答するために選択し、タッチするタブレット、あるいはコンピュータ情報処理システムに接続したディスプレイ(CRT、液晶パネル等)表面上の情報項目(メニュー)を使用者が選択するために用いられるタッチパネル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
導電膜を用いたタッチパネル装置としては、(イ)特許出願公表昭56−500230号公報「タッチパネルシステム及び方法」、(ロ)特許出願公開昭63−108423号公報「指タッチ式座標出力装置」、(ハ)特許出願公平6−12508号公報「接触式位置検出装置」等がある。
【0003】
これら導電膜を用いたタッチパネル装置のタッチ位置検出原理を説明するための概略図を図6に示す。タッチパネル上の導電膜1の両端には、それぞれ電流計測用抵抗器2、3の一端が接続され、電流計測用抵抗器2、3の他端は共通接続点を有し、一端が接地された交流電源4に接続されている。そして、導電膜1上の任意の位置に片側が接地された指や導電性のペン等のインピーダンスZによってタッチされる。
【0004】
この状態で、導電膜1の一端と指との間の抵抗値をRL 、導電膜の他端と指との抵抗値をRH 、導電膜の全抵抗をR0 とする。また、電流計測用抵抗器2、3の抵抗を、それぞれ同じ抵抗値RK とし、両端の電圧をそれぞれV1 、V2 とする。
【0005】
この時、以下の式が成り立つ。
【0006】
【数1】
Figure 0004125862
【0007】
この式より、電圧V1 及びV2 の測定値だけからRL /R0 が得られ、これにより指でタッチした位置を検出することができる。
【0008】
これら装置のタッチパネルの概略図を図7に示す。基板11上に導電膜12が形成され、導電膜12の4角に配線取り出し用端子13a、13b、13c、13dを設け、これらからフレキ(フレキシブル)コネクタ14までパターン15a、15b、15c、15dで配線する。
【0009】
フレキコネクタ14とコントローラ基板(図示しない)を接続することにより、タッチパネルに交流電流を供給でき、またタッチパネルに供給された電流を計測することが可能となる。
【0010】
また、特公平6−12508号公報「接地式位置検出装置」には、位置検出領域の導電膜の外周に、この導電膜よりも小さい抵抗値の電極を設けたものが示されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上記した(イ)の公報の「タッチパネルシステム及び方法」及び(ロ)の公報の「指タッチ式座標出力装置」では、次のような問題点がある。a.上記の(1)式では、導電膜の抵抗R0 の値を式に代入する必要があるが、導電膜は経年変化や設置環境により、一定値を入力すると検出精度が低下する。また、抵抗値を位置検出の度に測定し、その値を代入するのは、測定回路が複雑で高価になる。また、導電膜の抵抗値のバラツキが大きく、量産の場合の歩留まりが悪いため、タッチパネルのコストアップ原因になる。b.導電膜の外周に設けられた低抵抗の導電物からなる電極も抵抗を有しているため、図7に示すように、X軸またはY軸の両端では、RL /R0 の値はコーナー部では0または1となり、コーナー部から離れた部分では0または1から離れた値となる。そのため、上記(1)式では検出精度が著しく低下する。そして、それぞれ長辺と短辺の四角より離れた中央の端辺の検出位置は、実際のタッチ位置よりも、それぞれ最大CA 、CB だけ内側となる。
【0012】
そこで本願の発明者等は、上記した従来の問題点を解消するために、a.少なくとも導電膜の外周の第1点と電流計測手段の一端との接続点と交流発生手段の一端間に、スイッチを介してインピーダンスを接続し、前記スイッチをONしたときの電流計測手段の電流計測値と、前記スイッチをOFFしたときの電流計測手段の電流計測値とから、タッチパネル上のタッチ位置を算出するようにしたタッチパネル装置。b.前記タッチ位置の算出値に対応する補正されたタッチ位置情報からなる表を設け、前記表からタッチ位置の算出値に対応する補正されたタッチ位置を求めるようにしたタッチパネル装置。c.算出したタッチ位置を補正するための補正演算式を記憶しておき、算出したタッチ位置を補正演算式に適用し、タッチパネル上のタッチ位置を補正演算するようにしたタッチパネル装置。d.導電膜の外周に低抵抗の導電物からなる電極を設けたタッチパネル装置を創出し、既に出願している(特願2000−236413号タッチパネル装置)。
【0013】
これらのタッチパネル装置では、a.スイッチをONしたときの電流計測手段の電流計測値と、スイッチをOFFしたときの電流計測手段の電流計測値とから、タッチパネル上のタッチ位置を、自己補正を含めて算出することにより、タッチパネル上の導電膜の抵抗値がばらついても、また経年変化や設置環境により抵抗値が変化しても、タッチ位置が精度良く計算され、精度の良い検出が行われる。また、タッチパネルを安価なものとすることができる。b.待機状態の時、ある一定の時間をカウントし、一定時間毎にX軸側自己補正及びY軸側自己補正の計算が行われ、RK /R0X、RK /R0Yの値が更新される。従って、タッチパネル上の導電膜が経年変化や設置環境により変化しても、更新されたRK /R0X、RK /R0Yの値によって、タッチ位置が精度良く計算され、精度の良い検出が行われる。c.少なくとも1方向におけるタッチ位置の算出値に対応する補正されたタッチ位置情報からなる表を設けたり、算出したタッチ位置を補正するための補正演算式を適用して、タッチ位置を補正演算したりすることで、導電膜の抵抗によるタッチ位置のずれを補正するため、パネル電極は抵抗を有していても、精度の良いタッチ位置検出ができる。また、あらゆるタッチパネルの形状や導電膜の特性にも対応できるタッチパネル装置を提供できる。d.タッチパネルの導電膜の外周に低抵抗の導電物からなる電極を設けたので、電極の方が導電膜より抵抗が小さく、導電膜の抵抗による位置ずれを軽減できる。等の効果を得た。
【0014】
しかしながら、その後の検討で、a.算出されたタッチ位置データに対応する補正されたタッチ位置情報からなる表を設けたり、算出したタッチ位置を補正するための補正演算式を適用して、タッチ位置を補正演算したりする方法では、補正のための処理時間がかかる。
【0015】
また、補正によってタッチ精度が低下する。b.タッチパネルの導電膜の外周に低抵抗の導電物からなる電極を設けても、X軸またはY軸の両端から離れた部分では、図8に示すように、0または1から離れた値となることの改善が不十分である。等の問題点が残されていることがわかった。
【0016】
この発明は上記問題点に着目してなされたものであって、位置検出精度が良く、演算処理時間も短く、安価に生産し得るタッチパネル装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
前記問題点を解決するために、本発明の請求項1記載のタッチパネル装置は、基板の表面に導電膜を設け、前記導電膜の外周に導電膜より低抵抗の導電物からなる電極を設けたタッチパネルと、前記導電膜の外周の第1の点と第2の点を通して導電膜に交流電流を供給する交流電流発生手段と、前記第1の点と第2の点から供給された第1の電流と第2の電流を計測する電流計測手段とを備え、計測された第1と第2の電流からタッチ位置を算出するタッチパネル装置において、前記導電膜の外周の低抵抗の導電物からなる電極は、導電膜のX軸方向及びY軸方向の全周にわたって矩形状に連続して設けられ、この電極のX軸方向及びY軸方向の各1辺の抵抗値R、Rは、後述の関係式2−1、2−2(特許出願公平6−12508接触位置検出装置の計算式)を用いて、C、Cの値を計算し、このC、Cが最小になるような最適値を求めることにより得ることを特徴とする。
【0018】
このタッチパネル装置では、電極パターンの抵抗値RA 、RB を関係式(2−1、2−2)より求め、CA 、CB の値を計算して、このCA 、CB が最も小さくなるものを試行錯誤により求め、そのときのパネル電極を抵抗値の最適値とする。これにより、導電膜の抵抗によるタッチ位置のずれを軽減できる。
【0019】
請求項2記載のタッチパネル装置は、基板の表面に導電膜を設け、前記導電膜の外周に導電膜より低抵抗の導電物からなる電極を設けたタッチパネルと、前記導電膜の外周の第1の点と第2の点を通して導電膜に交流電流を供給する交流電流発生手段と、前記第1の点と第2の点から供給された第1の電流と第2の電流を計測する電流計測手段とを備え、計測された第1と第2の電流からタッチ位置を算出するタッチパネル装置において、前記導電膜の外周の低抵抗の導電物からなる電極は、導電膜の全周にわたって連続して設けられ、この電極の第1の点あるいは第2の地点から中央部にかけて、電極の抵抗値を順次変化させたことを特徴とする。
【0020】
このタッチパネル装置では、例えば電極の厚みまたは幅を変化させ、端部から中央部にかけて電極の抵抗値を順次変化させたので、導電膜の抵抗によるタッチ位置のずれを軽減できる。
【0021】
請求項3記載のタッチパネル装置は、電極の端部から中央部にかけて厚みを2次曲線状に変化させることで、端部から中央部にかけて電極の抵抗値を順次変化させたことを特徴とする。
【0022】
このタッチパネル装置では、前記電極の厚みを2次曲線状に変化させ、端部から中央部にかけて電極の抵抗値を順次変化させたので、導電膜の抵抗によるタッチ位置のずれを軽減できる。
【0023】
請求項記載のタッチパネル装置は、電極の端部から中央部にかけて幅を2次曲線状に変化させることで、端部から中央部にかけて電極の抵抗値を順次変化させたことを特徴とする。
【0024】
このタッチパネル装置では、前記電極の幅を2次曲線状に変化させ、端部から中央部にかけて電極の抵抗値を順次変化させたので、導電膜の抵抗によるタッチ位置のずれを軽減できる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態により、この発明をさらに詳細に説明する。図1は、この発明の一実施形態に係るタッチパネル装置の電極構成を示す図である。
【0026】
図1に示すタッチパネルは、基板11上に導電膜12が形成され、導電膜12の4角に配線取り出し用端子13a、13b、13c、13dを設け、これらからフレキ(フレキシブル)コネクタ14までパターン15a、15b、15c、15dで配線する。また、配線取り出し用端子13aと13b、13bと13c、13cと13d、13dと13a間の導電膜12の外周線に、導電膜12より低抵抗の導電物16a 、16b、16c、16dが設けられている。
【0027】
フレキコネクタ14とコントローラ基板(図示しない)を接続することにより、タッチパネルに交流電流を供給でき、またタッチパネルに供給された電流を計測することが可能となる。
【0028】
電極のパターン抵抗値は、導電膜の抵抗値との関係式2−1、2−2より求めることができる。
【0029】
A =(X*RA )/(8*ρ) ……(2−1)
B =(Y*RB )/(8*ρ) ……(2−2)
A 〔mm〕:X軸の電極周辺の直線性の最大湾曲(図1に明記)
B 〔mm〕:Y軸の電極周辺の直線性の最大湾曲(図1に明記)
A 〔Ω〕 :X軸の1電極の電極間抵抗の総和
B 〔Ω〕 :Y軸の1電極の電極間抵抗の総和
X 〔mm〕:X軸の辺の長さ
Y 〔mm〕:Y軸の辺の長さ
ρ〔Ω/□〕:基板の表面の導電膜の抵抗値
(2−1)式より求めた一実施形態を図2に示す。
【0030】
タッチパネル設計時、(2−1、2−2)式よりCA 、CB の値を計算して、パネル電極の抵抗値を求めることができる。パネル電極の抵抗値は出来るだけ低い方が望ましいが、例えば0Ωとすると、タッチパネルに供給する交流電流が電極のみに流れ、タッチパネルの導電膜には流れず、また計測する電流値の精度が悪くなるので、正確な位置検出が出来ない。一般的にはRA 、RB の値は、数百Ω以上が望ましい。これにより、導電膜周囲の直線性の位置ずれを軽減できる。導電膜12の固有抵抗ρと電極16aの抵抗総和RA を変えて、湾曲最上値CA を算出すると、図2に示す結果が得られた。ここでは、CA =8.5が最も小さい。この時のρ及びRA を使用すれば、CA が最も小さいタッチパネルとなる。
【0031】
しかしながら、RA 、RB の値が数百Ωであっても、CA 、CB の値は0mmとはならず、電極周辺の直線性は若干の湾曲となる。この問題を解決するために、更にこの発明の他の実施の形態を説明する。
【0032】
その一実施形態に係るタッチパネル装置の電極構成図を図3に示す。
【0033】
ここに示すタッチパネルは、平面視は図1に示すと同様に、長方形のガラスあるいはフィルム等の基板11上の導電膜12の外周に、導電物16a、16b、16c、16dの肉厚が中央部にかけて2次曲線状に厚くなるように形成され、導電膜の外周、つまり4端辺には銀やカーボン等、低抵抗の導電物からなる電極が2次曲線状に形成されている。導電膜の抵抗値は、使用者がタッチした時のタッチパネルと大地間の抵抗が大きい場合、図6で示すV1 とV2 の変化量が小さくなり、タッチ位置が不安定になるので、V1 、V2 の変化量を大きくとれる程度の抵抗値が必要である。なお、ここでは指で導電膜にタッチする場合を想定しているが、これに代えて導電膜リード線付きのタッチペンを用いてもよい。リード線はGNDに接続する。このGNDは大地への接続の代わりに、回路上のGNDへの接続でよい。
【0034】
更に、この電極の4角からら4つの引き回し配線15a、15b、15c、15dが形成されている。4つの引き回し配線の組み合わせにより、X軸とY軸とを切り替えることができる。またタッチパネルに形成された導電膜上に、保護用のフィルムを設けてもよい。
【0035】
タッチパネルに使用する基板は、特に透明でなくてもよく、応用する装置により、使い分ければよい。
【0036】
電極の厚みの計算は(3−1、3−2)式より計算できる。
【0037】
また、別の実施形態として、直線状に配置された電極の幅を変化させ、端部から中央部にかけて抵抗値を順次変化させることにより、導電膜周囲の直線性が改善される。
【0038】
この実施形態タッチパネルのパネル電極の構成図を図4に示す。ここでは、透明導電膜12の外周の電極16a、16b、16c、16dのパターン形状を4隅から中央部に向かうにしたがい、2次曲線的に幅広くなるように構成している。
【0039】
図4におけるX軸、Y軸の各位置における電極16a、16b、16c、16dの抵抗の計算式は(3−1、3−2)式の通りとなる。
【0040】
R(x)=(RA /2)(4*x2 /X2 ) ……(3−1)
R(y)=(RB /2)(4*y2 /Y2 ) ……(3−2)
R(X)〔Ω〕:X軸のある点における中心部からの電極の抵抗値
R(Y)〔Ω〕:Y軸のある点における中心部からの電極の抵抗値
A 〔Ω〕:X軸の1電極の電極間抵抗の総和
B 〔Ω〕:Y軸の1電極の電極間抵抗の総和
X〔mm〕:X軸の辺の長さ
Y〔mm〕:Y軸の辺の長さ
x〔mm〕:X軸上のある点における中心部からの距離
y〔mm〕:Y軸上のある点における中心部からの距離
ただし、上記(3−1)式は、以下の通りで導かれる。また、上記(3−2)式は、(3−1)式と同様に導かれる。
【0041】
【数2】
Figure 0004125862
【0042】
また、別の実施形態として、図5に示したように、基板の表面の導電膜より低抵抗の導電物からなる電極を複数配置し、端部から中央部にかけて抵抗値を順次2次曲線状に変化させて配置することにより、導電膜周囲の直線性が直線状に改善される。図5において、端子13aと端子13bの間に設けた低抵抗電極17-1、17-2、……、17-nがこれに相当する。
【0043】
導電膜周囲に電極を構成させる導電物が接続できるようなランドを設けておき、そのランドにそれぞれの抵抗値に見合った導電物を取り付け、1辺において電極を構成するものである。各位置における電極の抵抗の計算式は、上記(3−1、3−2)式より求められる。
【0044】
ここでは、X軸及びY軸の2方向について説明したが、タッチパネル形状が多角形や曲線で囲まれた形状における多軸方向を有するものについても同様に行うことができる。
【0045】
【発明の効果】
本発明のタッチパネル装置は、以上説明したように構成されるので、次の効果を有する。請求項1に係る発明によれば、タッチパネルの導電膜の外周に低抵抗の導電物からなる電極を、X軸方向及びY軸方向の全周にわたって矩形状に連続して設け、電極の抵抗値を計算してCA 、CB が最小となる電極の抵抗値を求めるので、導電膜の抵抗によるタッチパネル位置のずれを軽減できる。
【0046】
請求項2に係る発明によれば、電極を導電膜の全周にわたって連続して設け、端部から中央部にかけての電極の抵抗値を順次変化させたので、導電膜の抵抗によるタッチ位置のずれを軽減できる。
【0047】
請求項3、請求項4に係る発明によれば、端部から中央部にかけての電極の厚みまたは幅を2次曲線状に変化させ、端部から中央部にかけて電極の抵抗値を順次変化させたので、導電膜の抵抗によるタッチ位置のずれを軽減できる。また、電極の厚みを変化させた場合は、電極部の縁を狭めることができ、省スペースのタッチパネルを提供することができる。それに伴い、より安価なパネルを提供することができる。
【0048】
また、これらの請求項3、請求項4に係る発明では、導電膜周囲の直線性が改善されるため、算出されたタッチ位置データを、補正されたタッチ位置情報からなる表を設けなくても良く、また補正式を設けて補正演算する必要もない。このため、補正のための処理時間が短縮され、処理速度の早いタッチパネル装置を提供することができる。また、補正によるタッチ位置検出精度の低下もなくなり、タッチ位置検出精度の高いタッチパネル装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るタッチパネル装置のパネル電極構成図である。
【図2】同実施形態タッチパネル装置のパネル電極の抵抗値例を示す図である。
【図3】更に、この発明の他の実施形態に係るタッチパネル装置を示す断面図である。
【図4】更に、この発明の他の実施形態に係るタッチパネル装置のパネル電極構成を示す平面図である。
【図5】更に、この発明の他の実施形態に係るタッチパネル装置のパネル電極構成を示す平面図である。
【図6】従来のタッチパネル装置のタッチ位置検出原理を示す概略図である。
【図7】従来のタッチパネル装置の概略図である。
【図8】図7よりも改善されたタッチパネル装置の検出ずれを示す図である。
【符号の説明】
11 基板
12 導電膜
13a、13b、13c、13d 配線用取り出し端末
15a、15b、15c、15d 外部接続用パターン
16a、16b、16c、16d 電極パターン

Claims (4)

  1. 基板の表面に導電膜を設け、前記導電膜の外周に導電膜より低抵抗の導電物からなる電極を設けたタッチパネルと、前記導電膜の外周の第1の点と第2の点を通して導電膜に交流電流を供給する交流電流発生手段と、前記第1の点と第2の点から供給された第1の電流と第2の電流を計測する電流計測手段とを備え、計測された第1と第2の電流からタッチ位置を算出するタッチパネル装置において、
    前記導電膜の外周の低抵抗の導電物からなる電極は、導電膜のX軸方向及びY軸方向の全周にわたって矩形状に連続して設けられ、この電極のX軸方向及びY軸方向の各1辺の抵抗値R、Rは、次の計算式を用い、C、Cの値を計算し、このC、Cが最小になるような最適値を求めることにより得ることを特徴とするタッチパネル装置。
    =(X*R )/(8*ρ)
    =(Y*R )/(8*ρ)
    ただし、
    〔mm〕:X軸の電極部周辺の直線性の最大湾曲
    〔mm〕:Y軸の電極部周辺の直線性の最大湾曲
    〔Ω〕 :X軸の1電極の電極間抵抗の総和
    〔Ω〕 :Y軸の1電極の電極間抵抗の総和
    X 〔mm〕:X軸の辺の長さ
    Y 〔mm〕:Y軸の辺の長さ
    ρ〔Ω/□〕:基板の表面の導電膜の抵抗値
  2. 基板の表面に導電膜を設け、前記導電膜の外周に導電膜より低抵抗の導電物からなる電極を設けたタッチパネルと、前記導電膜の外周の第1の点と第2の点を通して導電膜に交流電流を供給する交流電流発生手段と、前記第1の点と第2の点から供給された第1の電流と第2の電流を計測する電流計測手段とを備え、計測された第1と第2の電流からタッチ位置を算出するタッチパネル装置において、
    前記導電膜の外周の低抵抗の導電物からなる電極は、導電膜の全周にわたって連続して設けられ、この電極の第1の点あるいは第2の地点から中央部にかけて、電極の抵抗値を順次変化させたことを特徴とするタッチパネル装置。
  3. 前記電極は、その端部から中央部にかけて厚みを2次曲線状に変化させることで、端部から中央部にかけて電極の抵抗値を順次変化させたことを特徴とする請求項2記載のタッチパネル装置。
  4. 前記電極は、その端部から中央部にかけて幅を2次曲線状に変化させることで、端部から中央部にかけて電極の抵抗値を順次変化させたことを特徴とする請求項2記載のタッチパネル装置。
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