JP4124506B2 - スクロール式機械 - Google Patents

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    • F04C2270/00Control; Monitoring or safety arrangements
    • F04C2270/70Safety, emergency conditions or requirements
    • F04C2270/72Safety, emergency conditions or requirements preventing reverse rotation

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はスクロール式機械、特に冷凍、空調及びヒートポンプ系で冷媒を圧縮するために使用される圧縮機とか空気圧縮系で使用される圧縮機のようなスクロール式機械において機械逆転に付随する諸問題を減少或いは解消するバルブ機構を備えたスクロール式機械に、関するものである。
【0002】
【発明の背景】
スクロール式機械は冷凍用、空調及びヒートポンプ用の圧縮機として、高効率で稼働する能力を有する点を主な理由としてますます多く使用されるようになって来ている。これらの機械は一般に互いに噛合わされた1対の螺旋翼を有し、そのうちの一方の螺旋翼は他方の螺旋翼に対し相対的に、外側の吸入ポートから中心の吐出ポートにかけて移動する間に次第に容積を減少して行く1個又は複数個の流体ポケットを形成するように旋回せしめられる。普通、適当な駆動軸を介し旋回スクロール部材を駆動する電動モータが設けられている。
【0003】
スクロール式圧縮機は圧縮用の順次的な流体ポケットを形成する1対の螺旋翼の相対向する翼側面間で流体密封を得るものであることからして、一般に吸入弁及び吐出弁を必要としない。しかし指令を満たすために意図的に、或いは電力の供給が断たれて不測に圧縮機の運転が中断されたとき吐出チャンバーからの圧縮ガスの逆流により、また程度がより低いが加圧された流体ポケットにより、旋回スクロール部材の逆旋回及びそれに伴う駆動軸の逆回転が生ぜしめられる可能性が大である。このような逆転によっては不愉快な騒音が発生することが多い。また単相の駆動モータを使用する機械では、動力の供給が一時的に中断すると圧縮機が逆方向に回転し始める可能性がある。この逆転によっては圧縮機の過熱及び/又は系の稼働率に関連する他の不都合が生じうる。さらに凝縮器のファンが停止したような場合には吐出圧力が、駆動モータを失速させるか逆回転させる程度にまで高まることがある。その場合、旋回スクロールが逆旋回するにつれて吐出圧力が減少して行き、モータが再び圧力頭に打克ってスクロール部材を正転方向に旋回駆動する状態が得られる。しかし吐出圧力は再び、駆動モータを失速させ正逆転サイクルを繰返させるような圧力点まで上昇する。そのようなサイクルは、自ら反復して永続することからして望ましくない。
【0004】
この発明は普通の形式のスクロール式機械に、全体としての機械の設計を実質的に変更することなく簡単に組込むことができる極く単純で独特のバルブ機構によって、機械停止時の騒音発生を防止すると共に機械逆転時の機械の保護を得ようとするものである。
【0005】
【発明の要約】
この発明に係るスクロール式機械は、スクロール機構の吐出圧力領域と外殻内に区画形成されている吐出室との間に流体流れを制御する吐出弁機構を設けたものに構成される。この吐出弁機構は機械の定常稼働状態では上記した吐出圧力領域から吐出室内への自由な流体流れを許すが、機械が停止されて吐出室から吐出圧力領域へと逆方向の流体流れが生じると該流体流れに応動して、自動的にその流体流れを制限する。流体逆流を制限することは例えば、機械の定常稼働状態で吐出室方向への自由な流体流れを得させる弁座の開口を流体逆流に応動する吐出弁の弁体によって絞らせるとか、或いは同弁座の開口を流体逆流に応動する吐出弁の弁体によって閉鎖させ制限された逆方向の流体流れを、上記吐出室と吐出圧力領域間に設けた別の流体通路によって得ることで、達成できる。機械停止時に吐出室からの流体逆流を制限することによって、逆流する流体によるスクロール逆転駆動の可能性が減らされて停止時騒音の発生が抑制され、また流体逆流を完全に阻止するのではなく吐出圧力領域への若干量の流体流れを行わせることによってスクロール逆転により該領域に生じる真空状態ないし真空度が制限され、スクロール部材に摩耗が起きる等の不都合が起きなくて機械が保護される。
【0006】
上記した吐出弁機構は公知の浮動シール組立体と組合わせて、機械停止時の挙動を制御させるように利用するのが好ましい。浮動シール組立体は吐出圧力の流体を吸入圧力領域へと逃がし吐出圧力を吸入圧力と平衡化させることとする流体漏れ径路を、加圧流体(特に両スクロール翼間に形成されて流体ポケット内の中間圧力の流体)の作用によって常時は閉鎖するように可動に設けられたシール組立体である。このようなシール組立体を備えたスクロール式機械で上記吐出弁を設ける構造によると、吐出弁による機械停止時の流体逆流の制限によってシール組立体のシール作用が速やかに解除され、吐出圧力が吸入圧力と速やかに平衡化されて吐出圧力の流体による機械逆駆動が無くされ、停止時騒音の発生が無くされる。吐出弁はシール組立体を利用して、該シール組立体中に組込むことができる。
【0007】
この発明の好ましい実施態様においてはさらに、機械停止時に吸入圧力に対する吐出圧力の平衡化を速やかに得させ機械逆転の可能性を大きく減らすように、機械保護のための制御された量の流体逆流を遅延させる制御バルブを設ける。
【0008】
この発明の他の特徴と長所は、図面を参照して行う以下の説明から明瞭に理解できる。
【0009】
【実施例】
この発明は数多くの異なった型式のスクロール式機械において実施できるが、例示上の目的からして図1に一般構造を示すようなスクロール式の冷媒圧縮機において実施した例について述べる。図1に示す圧縮機10はほぼ円筒形の密閉外殻12を備え、この外殻12の上端にはキャップ14を溶着固定してある。キャップ14には、内部に通常の吐出弁(図示せず)を有していてもよい冷媒吐出管接手18を設けてある。外殻12に取付けられた他の主な構成要素としては入口管接手20、キャップ14と同一の点で外殻12に外周端を溶着されている横向きの仕切り壁22、2分割構造の主軸受ハウジング24、及び放射方向の外向きに張出す複数の脚部のそれぞれを外殻12に対し適宜の方法で固定してある下部軸受ハウジング26がある。下部軸受ハウジング26は外殻12の内部で、2分割構造の主軸受ハウジング24とモータ固定子30を含むモータ28とを位置決めし支持している。
【0010】
上端に偏心するクランクピン34を有する駆動軸ないしクランク軸32を、主軸受ハウジング24中のベアリング36及び下部軸受ハウジング26中の第2のベアリング38に支承させて、回転可能に設けてある。クランク軸32はその下端部中に比較的大径の同心の穴40を有し、この穴40は、放射方向に外向きに傾斜させクランク軸32の上端にまでわたって穿設されている、より小径の穴42に対し連通させてある。穴40内には攪拌器44を配設してある。外殻12内の下部は、潤滑油を満たしてある油溜め46に形成されている。穴40はポンプとして働き、クランク軸32内で穴42中へ潤滑油を汲上げ最終的には潤滑を必要とする圧縮機の種々の部分の全てに潤滑油を供給する。
【0011】
クランク軸32はモータ固定子30、該固定子30を貫通している巻線48、及びクランク軸32上に圧嵌めされていると共に上下の釣合い重り52,54を有するモータ回転子50を含む前記電動モータ28によって回転駆動される。
【0012】
2分割構造の主軸受ハウジング24の上面には環状で平坦なスラスト受け面56を形成してあり、このスラスト受け面56上に、上面側に通常の螺旋翼60を有する旋回スクロール部材58を配置してある。この旋回スクロール部材58の下面から平軸受62を内部に有する円筒状のハブを下方向きに突出させてあり、このハブ中に穴66を有する駆動ブッシュ64を回転可能に配設して、穴66中にクランクピン34を嵌合してある。クランクピン34は穴66の内周面の一部に形成してある平坦面と係合する平坦面(以上、図示せず)を外面上に有し、これによって本願出願人の米国特許No.4,877,382に記載されているような放射方向で融通性ないし可撓性を有する駆動機構が提供されており、ここに同米国特許を引用してその記載を加入する。オルダム継手68も、旋回スクロール部材58の回転運動を阻止するために該スクロール部材58と非旋回スクロール部材70とにキー係合させて、設けられている。オルダム継手68は本願出願人の米国特許No.5,320,506に記載されているタイプのものであるのが好ましく、ここに同米国特許を引用してその記載を加入する。
【0013】
螺旋翼72を有する非旋回スクロール部材70を、翼72を旋回スクロール部材58の翼60と噛合せるように配置して設けてある。この非旋回スクロール部材70は中心に配置の吐出通路74を有し、この吐出通路74は上端開放の凹溝76と連通させてあって、凹溝76が仕切り壁22中の開口78を介し、キャップ14と仕切り壁22とにより区画形成された吐出消音室80と連通している。開口78の入口は、それを取り巻く環状のシート部82を有する。非旋回スクロール部材70はその上面に、互いに平行する内外の周壁面を持つ環状凹溝84を有し、この環状凹溝84内には環状の浮動シール組立体86を、軸線方向での移動可能に配置してある。この浮動シール組立体86は凹溝84内の底部を、シール内周面部88で吐出圧力のガスから隔離しシール外周面部90で吸入圧力のガスから隔離して、該底部を非旋回スクロール部材70に設けた通路92によって中間圧力の流体源、つまり両螺旋翼60,72間に形成され吸入圧力と吐出圧力間の中間の圧力にまで圧縮されたガスを含む流体ポケット(図示せず)に、連通させ得ることとする。これによって非旋回スクロール部材70は旋回スクロール部材58に向けて軸線方向で、非旋回スクロール部材70の中心部に加わる吐出圧力に起因する力と凹溝84の内底面に加わる中間流体圧力に起因する力とによって移動付勢を受け、両螺旋翼60,72間の翼先密封が向上する。非旋回スクロール部材70中心部の凹溝76及び開口78内の吐出ガスは外殻12内の吸入圧力のガスから、シート部82に密封係合するシール組立体86の作用によって隔離される。軸線方向での圧力付勢及び浮動シール組立体86の機能は、本願出願人の米国特許No.5,156,539に詳細に記載されており、ここに同米国特許を引用してその記載を加入する。非旋回スクロール部材70は軸受ハウジング24に、該スクロール部材70の制限された軸線方向変位が可能であるように(そして回転不能に)支持させてある。この非旋回スクロール部材70は前述した米国特許No.4,877,382又は米国特許No.5,102,316に記載されている方式で支持でき、ここに同米国特許を引用してその記載を加入する。
【0014】
図示の圧縮機は、入口管接手20から入る吸入ガスの一部が外殻12内に逃がされモータの冷却を援ける「側部低圧(low side)」型のものである。外殻12内へ戻される吸入ガスの流れ量が適当である限り、モータは所望の温度制限範囲内に維持される。しかし吸入ガスの流れが中断すると、冷却の不足によってモータ保護器94が作動し機械が停止される。
【0015】
以上に説明したスクロール式圧縮機の構造は既に公知であるか、本願出願人の係属中の特許出願の主題とされている。
【0016】
この発明は機械的なバルブ機構100に係り、同バルブ機構100は浮動シール組立体86中に一体的に組込まれている。このバルブ機構100は圧縮機10の定常状態の稼働中には完全に開放した状態にとどまり、圧縮機10の停止時にのみ閉鎖する。バルブ機構100が一旦完全に閉鎖すると浮動シール組立体86は圧力差によって押下げられ、圧縮機10の吐出側から吸入側へのガス流れを許す。
【0017】
図2,3について説明して行くと、浮動シール組立体86は構成部品を同心状に配置したサンドイッチ構造のもので、周方向で等間隔宛をおいて直立する複数個の一体的な突起104を有する環状の基板102を備えている。各突起104は、拡大された基端部106を有する。基板102上には環状のガスケット108を配置してあり、このガスケット組立体108は突起基端部106を支承するところの、周方向で等間隔おきに配置されている複数個の穴を備えている。ガスケット108上には環状のスペーサ板110を配置してあり、このスペーサ板110は突起基端部106を支承するところの、周方向で等間隔おきに配置されている複数個の穴を備えている。スペーサ板110上には環状の他のガスケット112を配置してあり、このガスケット112は突起104を支承するところの、周方向で等間隔おきに配置されている複数個の穴を備えている。シール組立体86の組立て状態は突起104を支承するところの、周方向で等間隔おきに配置されている複数個の穴を備えた環状の上部シール板114によって、保持されている。シール板114は複数個の環状突起116を備えていて、これらの突起116はスペーサ板110中の複数個の穴に突入して該穴に係合し、シール組立体86に対し安定性を付与する。シール板114は、上方向きに突出する平らな環状シールリップ部118も備えている。シール組立体86は、符号120で示すように突起104端を据込むことによって諸部品を一緒に固定してあるものに構成されている。
【0018】
したがってシール組立体86は図3に明瞭に示すように3種の密封、つまり上下2つの接触面部122での内径密封、上下2つの接触面部124での外径密封、及び上端密封面部126での上端密封を付与する。内径密封部122は、環状凹溝84底部内の中間圧力の流体を凹溝76内の流体から隔離して密封する。外径密封部124は、環状凹溝84底部内の中間圧力の流体を外殻12内の吸入圧力の流体から隔離して密封する。上端密封面部126はシールリップ部118と環状シート部82間で作用し、シール組立体86上端部の上下にまたがって存在する吐出圧力を吸入圧力の流体から隔離して密封する。
【0019】
上端密封面部126の直径は、圧縮機10の定常稼働状態でシール組立体86に加わる実際の密封力、つまり定常状態での圧力差に基づく力、が存在することとなるように選択されている。したがって望ましくない圧力状態が生じたときにシール組立体86は強制的に押下げられ、圧縮機10の吐出圧力領域から吸入圧力領域への流体流れを許す。この流れが十分に大きいと(高温の吐出ガスの漏れにより増大された)モータ冷却用ガス流れの不足によってモータ保護器94が作動し、モータ28への電力供給が断たれる。上端密封面部126の幅は、シールリップ部118とシート部82間の単位圧力が定常状態での吐出圧力よりも大であって緊密な密封が保証されるように、選択されている。
【0020】
シールリップ部118の内径部分は、吐出弁の弁座130に形成されている。この弁座130は、凹溝76から吐出消音室80内への圧縮ガスの流動を可能とする複数個の開口132を含む。マッシュルーム状の弁リテーナ134を、ねじ嵌め等の公知の取付け手段によって弁座130中心部の穴136に取付けてある。弁座130と弁リテーナ134間には環状の弁体138を配置してある。この弁体138の直径は、該弁体138が弁座130に着座したとき複数個の上記開口132が覆われることとなるように設定されている。弁体138と接触しているリテーナ134上部の直径は圧縮機10の稼働中及び停止時に弁に対し作用する力を制御するため、弁体138の直径よりも小さく該直径に対し好ましい比率をなすように選択されている。このリテーナ134上部の直径は、弁体138の直径の50%から100%の範囲に選択される。図示の好ましい実施例ではリテーナ134上部の直径を弁体138の直径の約95%に選択してある。圧縮機10の稼働中に弁体138が、例えば高圧力比時におけるような極端な条件の下で生じるガス流れの脈動によって動的に振動するのは好ましくない。弁体138と弁リテーナ134間の適正な接触面積、及び「膠着(sticktion)」と称されている現象によって、弁体138が動的に振動するのを阻止できる。膠着はこの場合、弁体138と弁リテーナ134間に存在する潤滑油の表面張力によって弁体138が一時的に弁リテーナ134へと粘着することである。
【0021】
弁リテーナ134には中心の透孔140を設けてあり、この透孔140の寸法は、弁体138が弁座130の開口132を閉鎖したときに適正量の吐出ガスが弁リテーナ134を通して流れることとなるように、設定されている。弁リテーナ134を通しての該ガス流れは、圧縮機10が強制逆転される間に生じえる真空度を制限する。圧縮機10の強制逆転は3相モータに対する誤配線に起因して、或いは凝縮器のファンが停止して駆動モータの失速が生じる程度までの吐出圧力が形成されるような種々の条件下で、生じえる。透孔140の直径をあまりに小さく設定すると、逆転中に過度の真空状態が生じる。透孔140の直径をあまりに大きく設定すると、圧縮機10の停止時の逆転が適正には阻止されなくなる。
【0022】
弁体138は圧縮機10の正常稼働中、図3に示す開放位置に保持され、加圧された冷媒が吐出通路74から凹溝76中へ、そして複数個の開口132を通って吐出消音室80内に流れる。指令を満たすため意図的に或いは電力供給の遮断により不測に圧縮機10が停止されると、吐出消音室80内からの圧縮冷媒の逆流の結果として、またより程度が小さいが両スクロール翼60,72によって形成された流体ポケット中の加圧されたガスにより、旋回スクロール部材58の逆旋回動が起こされる可能性が大である。弁体138は最初、上述した膠着現象によって開放位置に保持される。圧縮機10が停止したとき圧縮冷媒の初期逆流に起因する力により、またより程度は小さいが図示の構造例の場合には重力に起因する力により、一時的な粘着状「膠着」が打ち破られ、弁体138が下降して複数個の開口132を閉鎖し、吐出消音室80からの圧縮冷媒の流れが、透孔140を通して許容される量の流れを除いては停止する。透孔140を通しての制限された量の流れは浮動シール組立体86の下降を阻止するのに十分ではなく、このため密封面部126での密封が解除され吐出圧力の冷媒が圧縮機10の吸入圧力領域へと流れることができ、吐出圧力が吸入圧力と等しくされ旋回スクロール部材58の逆転が停止する。
【0023】
このように弁座130、弁リテーナ134及び弁体138を含むシール組立体86は圧縮機停止後に、該圧縮機10を通しての加圧流体の逆流量を制限する。このように冷媒逆流が制限されることによって停止時に発生する騒音を、圧縮機10の性能に不利な影響を及ぼすことなく制御する能力が与えられる。停止時騒音の制御はしたがって、単純で低コストの構造で達成される。
【0024】
強制逆転中に透孔140は真空状態が形成されるのを阻止するのに十分な冷媒逆流を許し、モータ保護器94が作動し圧縮機10を停止させるまでスクロール部材58,70を保護するのに十分な量の冷媒を供給する。
【0025】
上述のように圧縮機停止後に吐出消音室80からの流体逆流を制限することは、図2,3に示した構造による他、例えば弁体138の寸法(直径)を弁座130の各開口132を部分的にのみ閉鎖するように設定するか、或いは弁体138の形状を弁座130の複数開口132のうちの一部の開口132のみを閉鎖して残りの開口132は開放状態に留めるように設定して、吐出消音室80から凹溝76へと連なる流体通路を圧縮機停止後に絞る構造によっても、達成できる。
【0026】
図4は、この発明の他の実施例に係る浮動シール組立体286を示している。逆転の阻止と強制逆転に対する保護とは、互いに相反する要求である。逆転を阻止するためには弁体138により開口132をできるだけ迅速に閉鎖させ、スクロール部材58,70に対し供給される加圧ガス量をできるだけ少なくして逆転駆動力を無くすようにすることを、必要とする。強制逆転に対する保護を得るためには吐出消音室80からのガスがスクロール部材58,70を通して逆方向へ、スクロール翼60,72によって形成された流体ポケット内の真空度が制限されるように流すことを、必要とする。真空度の制限は、スクロール部材58,70間に生じる摩擦損傷を阻止するのに役立つ。
【0027】
図1−3の実施例は、逆転の阻止と強制逆転中の保護との間の機能上の妥協を図ったものである。透孔140の直径は、強制逆転中に適正量のガスが弁体138を迂回して流れることを許すが同ガス流量を、停止時のスクロール逆転量を十分に減少させるように制限することとなるように、選択されている。図4に示した浮動シール組立体286は上述の相反する要求に、強制逆転中の冷媒逆流に時間的な遅れを与えることによって対処している。吐出圧力領域と吸入圧力領域間の圧力平衡化は、比較的短時間で起きる。この圧力平衡化時間に実質的に等しい時間間隔だけ弁体138を迂回する逆流を遅延させることによって、逆転の阻止と強制逆転に対する保護との両方を得ることができる。
【0028】
図4に示すように浮動シール組立体286は、シールリップ部118の内径部分に一体形成された弁座130を有する。この弁座130は、凹溝76から吐出消音室80内への圧縮ガスの流動を可能とする複数個の開口132を含む。マッシュルーム状の弁リテーナ234を、ねじ嵌め等の公知の取付け手段によって弁座130中心部の穴136に取付けてある。弁座130と弁リテーナ234間には環状の弁体138を配置してある。この弁体138の直径は、該弁体138が弁座130に着座したとき複数個の上記開口132が覆われることとなるように設定されている。弁体138と接触しているリテーナ234上部の直径は圧縮機10の稼働中及び停止時に弁に対し作用する力を制御するため、弁体138の直径よりも小さく該直径に対し好ましい比率をなすように選択されている。このリテーナ234上部の直径は、弁体138の直径の50%から100%の範囲に選択される。図示の好ましい実施例ではリテーナ234上部の直径を弁体138の直径の約95%に選択してある。弁リテーナ234には中心の透孔240を設けてあり、この透孔240中に杆状の制御バルブ242を摺動可能に配置してある。この制御バルブ242は、軸部244と下端のヘッド部246とを有する。軸部244と透孔240間の滑り摩擦によって制御バルブ242の運動に対する緩衝作用が与えられる。スプリング248を、透孔240中途の肩部250と軸部244端に装着したリテーナ252間に配置してある。このスプリング248は杆状の制御バルブ242を、ヘッド部246が弁リテーナ234の下端面に対し係合することとなるように移動付勢する。杆状の制御バルブ242には、軸線方向の穴254と該穴254に連なる直径方向の穴256とを設けてある。後者の穴256は透孔240内の低部に開口させてある。
【0029】
弁体138は圧縮機10の正常稼働中、図4に示す開放位置に保持され、加圧された冷媒が吐出通路74から凹溝76中へ、そして複数個の開口132を通って吐出消音室80内に流れる。スプリング248の付勢力により制御バルブ242のヘッド部246が弁リテーナ234の下端面に対し係合せしめられていて、透孔240及び穴254,256が閉鎖されている。指令を満たすため意図的に或いは電力供給の遮断により不測に圧縮機10が停止されると、吐出消音室80内からの圧縮冷媒の逆流の結果として、またより程度が小さいが両スクロール翼60,72によって形成された流体ポケット中の加圧されたガスにより、旋回スクロール部材58の逆旋回動が起こされる可能性が大である。圧縮冷媒の初期の逆流によって弁体138が、弁座130上へと下降して複数個の開口132を閉鎖する。複数個の開口132の同閉鎖、及びスプリング248の作用による透孔240及び穴254,256の閉鎖によって、吐出消音室80からのスクロール部材58,70中への圧縮冷媒の流れが全て停止し、これによって旋回スクロール部材58の逆転が阻止される。冷媒流れの停止により浮動シール組立体286が下降し、吐出圧力の冷媒が圧縮機10の吸入圧力領域へと流れうる。この冷媒流れによって圧力が平衡化され、旋回スクロール部材58の逆転が阻止される。圧力平衡化は約0.2秒間で生じ、この時間は弁リテーナ234からのヘッド部246の離間に要する時間よりも短い。ヘッド部246の離間に係る望ましい同時間遅延は、バルブ軸部244と透孔240間の摩擦、バルブ系の慣性及びスプリング248による付勢といった作用によって与えられる。
【0030】
このように弁座130、弁リテーナ234、弁体138及び杆状の制御バルブ242を含む浮動シール組立体286は圧縮機停止後に圧力の平衡化が生じるのに十分な時間だけ、該圧縮機10を通しての加圧流体の逆流を阻止する。このように冷媒逆流が阻止されることによって停止時に発生する騒音を、圧縮機10の性能に不利な影響を及ぼすことなく制御する能力が与えられる。停止時騒音の制御はしたがって、単純で低コストの構造で達成される。
【0031】
単相モータへの一時的な電力供給の遮断後に起きえる強制逆転中に弁体138及びバルブ・ヘッド部246は、冷媒の初期逆流を阻止する。この冷媒逆流の阻止によって部分的な真空が生じ、それによってヘッド部246が弁リテーナ234から迅速に離れて穴254,256を通しての冷媒流れを許し、形成されつつある真空状態を制限する。真空状態の該制限によって、モータ保護器94が作動し圧縮機10が停止されるまでスクロール部材58,70を保護するのに十分な冷媒流れが与えられる。ヘッド部246の弁リテーナ234への接触状態を維持するスプリング248によって得られる冷媒逆流の一時的な遅延、バルブ軸部244と透孔240間の摩擦による緩衝、及びバルブ系の慣性は強制逆転に対する保護には直接関係しないが、強制逆転の阻止に対しては明確な利点となる。強制逆転に対する保護は誤配線、或いは凝縮器ファンの停止に起因する、駆動モータ28を失速させる点までの吐出圧力の形成といったような種々の事態により、必要となることがある。
【0032】
この発明の好ましい実施例について説明してきたが、特許請求の範囲を適正に解釈した範囲内で実施例の構造に変形或いは修正を加えて本発明を実施可能であることは、容易に理解される通りである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に従ったバルブ機構を備えたスクロール式圧縮機を示す一部欠截縦断面図である。
【図2】図1に示した圧縮機を、キャップと仕切り壁の一部とを取除いて図示した横断平面図である。
【図3】図1に示してあるシール組立体部分の拡大縦断面図である。
【図4】図3に類似の縦断面図で、この発明の他の実施例を示している。
【符号の説明】
12 外殻
22 仕切り壁
32 クランク軸
58 旋回スクロール部材
60 螺旋翼
70 非旋回スクロール部材
72 螺旋翼
74 吐出通路
76 凹溝
78 開口
80 吐出消音室
82 シート部
84 環状凹溝
86,286 浮動シール組立体
100 バルブ機構
108,112 ガスケット
118 シールリップ部
126 上端密封面部
130 弁座
132 開口
134,234 弁リテーナ
138 弁体
140,240 透孔
242 制御バルブ
244 軸部
246 ヘッド部
248 スプリング
254,256 穴

Claims (12)

  1. 内部に吐出室を有する外殻、
    上記外殻内に配置されている第1のスクロール部材であって、端板から突出する第1の螺旋翼を有する第1のスクロール部材、
    上記外殻内に配置されている第2のスクロール部材であって、端板から突出し上記第1の螺旋翼と噛合わされている第2の螺旋翼を有する第2のスクロール部材、
    上記した両スクロール部材間に相対旋回を生じさせ上記両螺旋翼によって、吸入圧力領域と上記吐出室に連通する吐出圧力領域との間で容積を変更しながら移動する流体ポケットを形成させる駆動部材、
    第1のスクロール部材に対して第1位置と第2位置との間で軸方向に変位可能なシール組立体であって、前記第1位置において前記吐出圧力領域を前記吸入圧力領域から隔離し、且つ前記第2位置において前記吐出圧力領域と前記吸入圧力領域との間に連通をもたらすシール組立体、及び
    上記シール組立体と結合し且つ上記吐出圧力領域と上記吐出室との間に配置されており、吐出圧力領域と吐出室間の流体流れを許容する開放位置と、吐出室と吐出圧力領域間の流体流れを阻止する閉鎖位置との間で変位可能な吐出弁であって、前記吐出弁が閉鎖位置になると、前記吐出室内の流体圧力が前記吐出弁に作用して前記シール組立体を前記第2位置に転位させる吐出弁
    を備えたスクロール式機械。
  2. 吐出圧力の流体を前記吸入圧力領域に逃がすための流体漏れ径路であって加圧流体の作用によって閉鎖される流体漏れ径路を、設けてある請求項1のスクロール式機械。
  3. 上記吐出室と上記吐出圧力領域との間に配置された流体通路であって、上記吐出弁が閉鎖位置にあるとき開放状態にある流体通路をさらに備える請求項1のスクロール式機械。
  4. 前記吐出弁が、
    弁座、
    この弁座に取付けられた弁リテーナ、及び
    上記した弁座と弁リテーナ間に配置された弁体、
    を備えている請求項3のスクロール式機械。
  5. 前記流体通路を、前記弁リテーナを貫通させて設けてある請求項4のスクロール式機械。
  6. 前記流体通路中に配置された制御バルブであって該流体通路を通しての流体流れを許容する開放位置と該流体通路を通しての流体流れを阻止する閉鎖位置との間で移動可能な制御バルブを、設けてある請求項5のスクロール式機械。
  7. 前記制御バルブを、前記閉鎖位置へと移動付勢してある請求項6のスクロール式機械。
  8. 前記弁体を環状のものに形成してあり、前記弁リテーナが該弁体と係合する環状接触領域を有していて、該環状接触領域の外径を、弁体の外径の50−100%に設定してある請求項4のスクロール式機械。
  9. 前記環状接触領域の外径を、前記弁体の外径の約95%に設定してある請求項8のスクロール式機械。
  10. 前記流体通路中に配置された制御バルブであって該流体通路を通しての流体流れを許容する開放位置と該流体通路を通しての流体流れを阻止する閉鎖位置との間で移動可能な制御バルブを、設けてある請求項1のスクロール式機械。
  11. 前記制御バルブを、前記閉鎖位置へと移動付勢してある請求項10のスクロール式機械。
  12. 内部に吐出室を有する外殻、
    上記外殻内に配置されている第1のスクロール部材であって、端板から突出する第1の螺旋翼を有する第1のスクロール部材、
    上記外殻内に配置されている第2のスクロール部材であって、端板から突出し上記第1の螺旋翼と噛合わされている第2の螺旋翼を有する第2のスクロール部材、
    上記した両スクロール部材間に相対旋回を生じさせ上記両螺旋翼によって、吸入圧力領域と上記吐出室に連通する吐出圧力領域との間で容積を変更しながら移動する流体ポケットを形成させる駆動部材、
    上記吐出圧力領域と上記吐出室との間に配置された吐出弁であって、吐出圧力領域と吐出室間の流体流れを許容する開放位置と吐出室と吐出圧力領域間の流体流れを阻止する閉鎖位置との間で変位可能である吐出弁、及び
    上記吐出室と上記吐出圧力領域との間に配置された流体通路であって、上記吐出弁が閉鎖位置にあるとき開放状態にある流体通路、及び
    前記流体通路内に配置された制御バルブであって、前記流体通路を通過する流体流れを許容する開放位置と、前記流体通路を通過する流体流れを阻止する閉鎖位置との間で移動可能である制御バルブ、
    を備えたスクロール式機械。
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